JP5601139B2 - 蓄電ユニットの診断装置および診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電ユニットの劣化状態が異常状態および寿命状態のいずれであるかを判別することができる診断装置および診断方法に関する。
特許文献1には、正常な使用に伴う劣化と、異常な要因による劣化とを区別して、電池の劣化状態を診断する電池診断装置が記載されている。すなわち、電池の劣化度合を示す電池の充放電容量と、電池の使用度合とを考慮することにより、電池が正常に劣化したものなのか、異常に劣化したものなのかを判別している。
具体的には、電池の充放電容量および使用度合のデータを複数取得し、これらのデータを、容量および使用度合の2次元マップにプロットした結果に基づいて、電池が正常に劣化したものなのか、異常に劣化したものなのかを判別している。
特開2008−309796号公報 特開2004−190604号公報 特開2005−176461号公報 特開2007−302058号公報 特開2002−165371号公報 特開2003−167653号公報
本発明は、特許文献1に記載の技術とは異なる方法によって、電池の劣化状態が異常状態および寿命状態のいずれであるかを容易に判別することができる技術を提供することを目的とする。
本願第1の発明は、蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断装置であって、各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサと、電圧センサの検出結果に基づいて、各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、1回目に劣化状態であると判別したときと、2回目に劣化状態であると判別したときの時間間隔が所定期間を超えているか否かを判別し、時間間隔が所定期間を超えているときには、蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、時間間隔が所定期間を超えていないときには、蓄電ユニットが異常状態であると判別するコントローラと、を有する。
ここで、劣化状態には、寿命状態および異常状態が含まれる。寿命状態は、経年変化によって発生する劣化状態であり、異常状態は、経年変化とは異なる外部要因によって発生する劣化状態である。また、蓄電ユニットとしては、単電池(二次電池)を用いたり、複数の単電池で構成された電池ブロックを用いたりすることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることもできる。
本願第2の発明は、蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断装置であって、各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサと、電圧センサの検出結果に基づいて、各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、蓄電装置を初めて使用してから2回目に劣化状態であると判別するまでの経過時間が所定期間を超えているか否かを判別し、経過時間が所定期間を超えているときには、蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、経過時間が所定期間を超えていないときには、蓄電ユニットが異常状態であると判別するコントローラと、を有する。
コントローラは、異常状態であると判別したときには、異常状態を示すフラグを設定し、寿命状態であると判別したときには、寿命状態を示すフラグを設定することができる。これにより、蓄電ユニットの劣化状態(異常状態又は寿命状態)を記憶しておくことができる。
劣化状態の判別は、蓄電ユニットの温度が所定の温度範囲内であるときに行うことができる。蓄電ユニットの温度が高すぎたり、低すぎたりするときには、劣化状態の判別を精度良く行うことができないおそれがある。そこで、蓄電ユニットの温度が所定の温度範囲に収まった状態において、劣化状態の判別を行うようにすることで、劣化状態の判別精度を向上させることができる。具体的には、蓄電装置の温度を検出するための温度センサを設けておき、蓄電装置に対して温度調節用の空気を導くためのファンを駆動し、温度センサによる検出温度が所定の温度範囲内であるときに、劣化状態の判別を行うことができる。
また、蓄電装置の電力供給によって電子機器を動作させるときに、電子機器の駆動に伴う蓄電ユニットの電圧変化に基づいて、劣化状態の判別を行うことができる。電子機器としては、例えば、車両に搭載され、車室内の温度を調節するための空調装置を用いることができる。空調装置を用いれば、蓄電装置の温度を調節しながら、劣化状態の判別を行うことができる。なお、空調装置を駆動して蓄電ユニットの放電を行った後に、劣化状態の判別を行うことができる。蓄電ユニットとして、ニッケル水素電池を用いたときには、蓄電ユニットの放電を行うことにより、メモリ効果を除去することができる。
本願第3の発明は、蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断方法であって、各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサの検出結果に基づいて、各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、1回目に劣化状態であると判別したときと、2回目に劣化状態であると判別したときの時間間隔が所定期間を超えているか否かを判別し、時間間隔が所定期間を超えているときには、蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、時間間隔が所定期間を超えていないときには、蓄電ユニットが異常状態であると判別する。
本願第4の発明は、蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断方法であって、各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサの検出結果に基づいて、各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、蓄電装置を初めて使用してから2回目に劣化状態であると判別するまでの経過時間が所定期間を超えているか否かを判別し、経過時間が所定期間を超えているときには、蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、経過時間が所定期間を超えていないときには、蓄電ユニットが異常状態であると判別する。
本発明によれば、蓄電ユニットが異常状態および寿命状態のいずれであるかを判別することができる。
実施例1の車両において、組電池を含むシステムの構成を示す図である。 実施例1において、単電池の異常状態および寿命状態を判別する処理を示すフローチャートである。 図2の処理で得られるテーブルデータである。 図2の処理で得られるテーブルデータである。 ユーザに提供される表示情報を示す図である。 販売店に提供される表示情報を示す図である。 メーカに提供される表示情報を示す図である。 実施例1の変形例において、単電池の異常状態および寿命状態を判別する処理を示すフローチャートである。 実施例2において、空調装置およびファンの駆動構成を示す図である。 実施例2において、単電池の劣化状態を判別する前に行われる処理を説明するフローチャートである。 実施例2の変形例において、単電池の劣化状態を判別する前に行われる処理を説明するフローチャートである。 実施例3において、単電池の劣化状態を判別する処理を示すフローチャートである。 組電池が正常状態にあるときに、空調装置の駆動に伴う電池ブロックの電圧挙動を示す図である。 劣化状態の電池ブロックが発生しているときに、空調装置の駆動に伴う電池ブロックの電圧挙動を示す図である。 空調装置の駆動に伴う電池ブロックの電圧降下量を示す図である。 空調装置の駆動に伴う電池ブロックの電圧降下タイミングを示す図である。 空調装置の駆動に伴う電池ブロックの内部抵抗の変化を示す図である。 電池ブロックの内部抵抗を測定するときの放電パターンを示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である車両について、図1を用いて説明する。図1は、車両のうち、組電池を含むシステムの構成を示す。本実施例の車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させる動力源として、組電池に加えて、内燃機関や燃料電池を用いた車両である。電気自動車は、動力源として組電池だけを用いた車両である。
組電池(蓄電装置に相当する)10は、複数の単電池11を有しており、複数の単電池11は、電気的に直列に接続されている。単電池11の数は、組電池10の要求出力等に基づいて、適宜設定することができる。単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。本実施例では、すべての単電池11が電気的に直列に接続されているが、電気的に並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。
電圧センサ21は、電池ブロック12の端子間電圧を検出し、この検出結果をコントローラ22に出力する。電池ブロック12は、電気的に直列に接続された複数の単電池11で構成されており、複数の電池ブロック12は、電気的に直列に接続されている。電池ブロック12を構成する単電池11の数は、適宜設定することができる。本実施例では、電圧センサ21が電池ブロック12の端子間電圧を検出しているが、単電池11の電圧を検出することもできる。
コントローラ22は、組電池10の充放電を制御する。また、コントローラ22は、メモリ22aを有する。本実施例では、メモリ22aがコントローラ22に内蔵されているが、コントローラ22の外部にメモリが設けられていてもよい。
組電池10は、システムメインリレー23a,23bを介して、DC/DCコンバータ24に接続されている。システムメインリレー23a,23bのオン/オフは、コントローラ22によって制御される。DC/DCコンバータ24は、組電池10の出力電圧を昇圧して、インバータ25に供給する。また、DC/DCコンバータ24は、インバータ25からの電圧を降圧して、組電池10に供給する。
インバータ25は、DC/DCコンバータ24からの直流電力を交流電力に変換して、モータ・ジェネレータ(三相交流モータ)26に供給する。モータ・ジェネレータ26は、インバータ25からの電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを発生する。車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ26は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換して、インバータ25に供給する。インバータ25は、モータ・ジェネレータ26からの交流電力を直流電力に変換して、DC/DCコンバータ24に供給する。
本実施例において、コントローラ22は、単電池11が異常状態および寿命状態のいずれであるかを判別する。この処理について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2に示す処理は、コントローラ22によって実行される。
ここで、寿命状態とは、単電池11の経年変化によって発生する劣化状態であり、異常状態とは、外部の要因によって発生する劣化状態である。外部の要因としては、例えば、環境温度や充電状態があり、充電状態には、例えば、過充電、過放電、ハイレートでの充放電が含まれる。異常状態は、寿命状態の発生時期よりも前に発生する。
図2のステップS101において、コントローラ22は、電圧センサ21の出力に基づいて、電池ブロック12(単電池11)を監視する。本実施例において、電圧センサ21は、電池ブロック12の端子間電圧を検出しているため、コントローラ22は、電池ブロック12を監視することになる。ステップS102において、コントローラ22は、ステップS101の監視結果に基づいて、劣化状態の単電池11が存在するか否かを判別する。劣化状態の単電池11が存在していれば、ステップS103に進み、劣化状態の単電池11が存在していなければ、ステップS101の処理に戻る。
コントローラ22は、電圧センサ21の出力に基づいて、単電池11が劣化状態であるか否かを判別する。コントローラ22は、複数の電圧センサ21の出力に基づいて、複数の電池ブロック12の電圧を監視することができる。複数の電池ブロック12において、電圧のバラツキが発生しているときには、いずれかの電池ブロック12に劣化状態の単電池11が含まれていることを判別することができる。
例えば、組電池10を放電しているときに、特定の電池ブロック12の電圧降下量が他の電池ブロック12の電圧降下量よりも大きいときには、特定の電池ブロック12に劣化状態の単電池11が含まれていることを判別することができる。ここで、特定の電池ブロック12の電圧降下量と他の電池ブロック12の電圧降下量との差が、劣化状態の単電池11が存在するか否かの判断基準となる。この判断基準は、適宜設定することができる。
ステップS103において、コントローラ22は、各電池ブロック12に対応して設けられているカウント値(劣化状態に関する情報に相当する)のうち、劣化状態の単電池11が含まれる電池ブロック12に対応するカウント値をインクリメントする。カウント値は、各電池ブロック12に対応付けられた状態で、メモリ22aに格納されている。初期状態において、各電池ブロック12のカウント値は、「0」に設定されている。カウント値をインクリメントするときには、このときの日時に関する情報もメモリ22aに格納される。ここで、カウント値を「1」としたときの日時をT1とし、カウント値を「2」としたときの日時をT2とする。
図3には、メモリ22aに格納されるテーブルデータ(一例)を示す。図3に示す例では、電池ブロック12の識別情報として、電池ブロック12の番号(電池No)が用いられている。電池ブロック12の番号は、電池ブロック12の数(n個)だけ設けられている。図3に示す例では、電池No「k−1」の電池ブロック12に対応するカウンタ値が「1」に設定され、電池No「k+1」の電池ブロック12に対応するカウンタ値が「1」に設定されている。
ステップS104において、コントローラ22は、カウント値が「1」および「2」のいずれであるかを判別する。カウント値が「1」であれば、ステップS101の処理に戻る。ステップS101の処理に戻った後に、単電池11が劣化状態であることを再び判別したときには、カウント値が「2」となる。カウント値が「2」であるときには、ステップS105に進む。
ステップS105において、コントローラ22は、日時T1および日時T2の間隔が保証期間よりも長いか否かを判別する。保証期間は、単電池11が寿命状態および異常状態のいずれであるかを判別するための基準であり、単電池11の寿命期間に基づいて、適宜設定することができる。単電池11の寿命期間は、単電池11を使用したときの過去の実測値に基づいて決定することができる。
保証期間は、メモリ22aに予め記憶することができる。また、無線通信又は有線通信によって、車両の外部に設けられたデータベースにアクセスして、保証期間に関する情報を取得することができる。データベースにおいて保証期間を管理すれば、累積した実測値に基づいて、保証期間を補正することができる。補正された保証期間を用いれば、寿命状態および異常状態を判別する際の精度を向上させることができる。
日時T1,T2の間隔が保証期間よりも短いときには、ステップS106に進み、コントローラ22は、異常フラグをたてる。すなわち、コントローラ22は、カウント値が「2」である電池ブロック12において、異常状態の単電池11が含まれていることを判別する。一方、日時T1,T2の間隔が保証期間よりも長いときには、ステップS107に進み、コントローラ22は、寿命フラグをたてる。すなわち、コントローラ22は、カウント値が「2」である電池ブロック12において、寿命状態の単電池11が含まれていることを判別する。
図4には、メモリ22aに格納されるテーブルデータ(一例)を示す。図4に示す例では、電池No「k−1」の電池ブロック12に対応するカウンタ値が「2」に設定されているとともに、寿命フラグが設定されている。また、電池No「k+1」の電池ブロック12に対応するカウンタ値が「2」に設定されているとともに、異常フラグが設定されている。図4に示す例では、寿命フラグや異常フラグが設定されたときの日時に関する情報も記憶されている。
図2の処理で得られた情報は、ユーザ等に知らせることができる。ユーザ等に情報を提供するための手段としては、例えば、ディスプレイや音声出力がある。また、ディスプレイの表示内容を、プリンタ等を用いて用紙に記録することができる。一方、情報を提供する対象者に応じて、情報の内容を変更することができる。具体的には、対象者を選択することにより、情報の内容を切り替えることができる。
図5は、図2の処理において、ユーザに提供される情報(一例)を示す。図5に示す情報は、例えば、車両に搭載されたディスプレイに表示させることができる。このディスプレイには、ナビゲーションシステムで用いられるディスプレイや、車両の速度等を表示するディスプレイがある。カウント値が「1」に設定されたときには、図5(A)に示す情報が表示された後、図5(B)に示す情報が表示される。図2のステップS106又はステップS107の処理が完了したときには、図5(C)に示す情報が表示される。
図6は、図2の処理において、販売店に提供される情報(一例)を示す。図6に示す情報は、例えば、車両に搭載されたディスプレイに表示させることができる。カウント値が「1」に設定されたときには、図6(A)に示す情報が表示された後、図6(B)に示す情報が表示される。図2のステップS106又はステップS107の処理が完了したときには、図6(C)に示す情報が表示される。
図7は、図2の処理において、メーカに提供される情報(一例)を示す。図7に示す情報は、例えば、車両に搭載されたディスプレイに表示させることができる。カウント値が「1」に設定されたときには、図7(A)や図7(B)に示す情報が表示される。図2のステップS106又はステップS107の処理が完了したときには、図7(C)に示す情報が表示される。
本実施例によれば、寿命状態および異常状態を判別する前に、単電池11が劣化状態であるか否かの判別を2回行うようにしている。劣化状態の判別を2回行うことにより、劣化状態の判別精度を向上させることができる。また、劣化状態を判別した日時(T1,T2)の間隔を考慮することにより、単電池11の劣化状態が、寿命状態および異常状態のいずれであるかを区別することができる。
本実施例では、図2のステップS105の処理において、日時T1,T2の間隔に基づいて、寿命状態および異常状態の判別を行っているが、これに限るものではない。例えば、カウント値が「1」および「2」に設定されたときの車両の走行距離を記憶し、これらの走行距離の差に基づいて、寿命状態および異常状態の判別を行うことができる。具体的には、走行距離の差が保証距離よりも短いときには、異常状態の判別を行い、走行距離の差が保証距離よりも長いときには、寿命状態の判別を行うことができる。保証距離は、上述した保証期間に相当するものであり、単電池11が寿命状態および異常状態のいずれであるかを判別するための基準である。保証距離は、単電池11が寿命に到達するときの車両の走行距離に基づいて、適宜設定することができる。
本実施例の変形例について、図8を用いて説明する。図8は、図2に対応したフローチャートである。図2で説明した処理と同じ処理については、同一符号を付している。図2と異なる処理について、主に説明する。
ステップS102において、劣化状態の電池ブロック12(単電池11)が存在すると判別したときには、コントローラ22は、ステップS108の処理を行う。ステップS108において、劣化状態の電池ブロック12に対応したカウント値をインクリメントする。ここで、カウント値を「2」に設定するときには、このときのタイマの計測時間T3をメモリ22aに記憶する。計測時間T3は、組電池10を初めて使用してから、カウント値が「2」に設定されるまでの時間であり、タイマによって計測することができる。
ステップS109において、コントローラ22は、計測時間T3が保証期間よりも長いか否かを判別する。ここでの保証期間は、図2のステップS105で用いられる保証期間とは異なる。具体的には、保証期間は、単電池11の寿命期間であり、この寿命期間は、単電池11の過去の実測値に基づいて決定することができる。計測時間T3が保証期間よりも短いときには、ステップS106において、コントローラ22は、異常フラグをたてる。また、計測時間T3が保証期間よりも長いときには、ステップS107において、コントローラ22は、寿命フラグをたてる。
図8に示すフローチャートでは、計測時間T3に基づいて、電池ブロック12(単電池11)の異常状態および寿命状態を判別しているが、これに限るものではない。例えば、カウント値が「2」に設定されるまでの車両の走行距離に基づいて、電池ブロック12(単電池11)の異常状態および寿命状態を判別することができる。組電池10を搭載した車両が電気自動車であれば、組電池10の使用期間および車両の走行距離は比例関係にあるため、車両の走行距離に基づいて、電池ブロック12(単電池11)の異常状態および寿命状態を判別することができる。また、計測時間T3および車両の走行距離に基づいて、電池ブロック12(単電池11)の異常状態および寿命状態を判別することもできる。
本発明の実施例2について説明する。実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
図9に示すように、コントローラ22は、車両に搭載された空調装置31の駆動を制御する。空調装置31は、車室内の温度を調節するために用いられ、組電池10からの電力を受けて動作する。具体的には、空調装置31は、車室内の温度が上昇していれば、冷却空気を車室内に供給し、車室内の温度が低下していれば、温められた空気を車室内に供給することができる。車室とは、乗員の乗車するスペースである。組電池10には、吸気ダクト33および排気ダクト34が接続されている。吸気ダクト33の吸気口は、車室内に面しており、車室内の空気が吸気ダクト33に取り込まれる。
吸気ダクト33には、ファン32が設けられており、ファン32を駆動することにより、車室内の空気を吸気ダクト33に取り込むことができる。コントローラ22は、ファン32の駆動を制御する。吸気ダクト33に取り込まれた空気は、組電池10に導かれ、組電池10の温度調節に用いられる。具体的には、組電池10が発熱しているときには、冷却用の空気を組電池10に導くことにより、組電池10の温度上昇を抑制することができる。また、組電池10が過度に冷えているときには、加温用の空気を組電池10に導くことにより、組電池10の温度低下を抑制することができる。
組電池10の温度調節に用いられた空気は、排気ダクト34を移動して、車両の外部に排出される。本実施例では、吸気ダクト33にファン32を設けているが、排気ダクト34にファン32を設けることもできる。この場合であっても、ファン32を駆動することにより、車室内の空気を組電池10に導くことができる。
組電池10には、温度センサ27が設けられており、温度センサ27の検出情報は、コントローラ22に出力される。温度センサ27は、1つだけ設けてもよいし、複数設けてもよい。複数の温度センサ27を用いる場合には、組電池10の検出温度として、複数の検出温度のうち、特定の温度(例えば、上限値又は下限値)を用いたり、複数の検出温度の平均値を用いたりすることができる。また、電圧センサ21の検出情報は、コントローラ22に出力される。電圧センサ21は、実施例1で説明したように、各電池ブロック12の電圧を検出する。
本実施例では、単電池11の劣化状態を判別する前に、空調装置31およびファン32を用いて、図10に示す処理を行っている。図10に示す処理は、コントローラ22によって実行される。
ステップS201でイグニッションスイッチがオンになり、ステップS202で車両が走行可能な状態(READY_ON)になると、ステップS203において、コントローラ22は、空調装置31およびファン32を駆動する。空調装置31およびファン32の駆動量は、予め設定しておくことができる。空調装置31を駆動することにより、車室内には温度調節用の空気が供給され、ファン32を駆動することにより、車室内の空気が組電池10に導かれる。
ステップS204において、コントローラ22は、温度センサ27の出力に基づいて、組電池10の検出温度が、所定の温度範囲内であるか否かを判別する。組電池10(単電池11)の温度が高すぎたり、低すぎたりするときには、単電池11の劣化状態を精度良く判別することができないおそれがある。そこで、本実施例では、単電池11の温度が、単電池11の劣化状態を判別するのに適した温度範囲内となるように、空調装置31およびファン32を用いて単電池11の温度を調節している。所定の温度範囲は、適宜設定することができる。
ステップS204において、組電池10の温度が所定の温度範囲内でなければ、コントローラ22は、空調装置31およびファン32を駆動し続ける。一方、組電池10の検出温度が所定の温度範囲内になれば、ステップS205において、コントローラ22は、ファン32の駆動を停止させる。
ステップS206において、コントローラ22は、電圧センサ21の出力に基づいて、電池ブロック12の電圧が予め設定された下限値に到達したか否かを判別する。下限値とは、組電池10の充放電制御で用いられる下限電圧である。ここで、電池ブロック12の電圧が上限電圧および下限電圧の範囲内に収まるように、組電池10の充放電が制御される。電池ブロック12の電圧が下限値に到達したときには、ステップS207において、コントローラ22は、空調装置31の駆動を停止させる。
単電池11としてニッケル水素電池を用いたときには、電池ブロック12の電圧を下限値に到達させることにより、メモリ効果を除去することができる。なお、単電池11としてリチウムイオン電池を用いたときには、電池ブロック12の電圧を下限値に到達させなくてもよい。すなわち、単電池11の温度を調節するだけでもよい。
本実施例では、電池ブロック12の電圧を下限値に到達させているが、これに限るものではない。具体的には、電池ブロック12の電圧を上限値に到達させることもできる。この場合には、組電池10に対して充電器を接続し、外部電源から組電池10に電力を供給する必要がある。また、空調装置31は、組電池10とは異なる電源を用いて、動作させる必要がある。
本実施例の変形例について、図11を用いて説明する。本実施例では、空調装置31の駆動源として、組電池10を用い、空調装置31を駆動することにより、組電池10を放電させている。本変形例では、組電池10に対して外部機器を接続して、組電池10の放電を行うようにしている。
ステップS301において、組電池10を外部機器に接続した状態において、組電池10の放電を行う。また、コントローラ22は、ファン32を駆動する。ファン32を駆動することにより、車室内の空気が組電池10に供給され、組電池10の温度が調節される。
ステップS302において、コントローラ22は、温度センサ27の出力に基づいて、組電池10の検出温度が、所定の温度範囲内であるか否かを判別する。組電池10の温度が所定の温度範囲でなければ、組電池10の放電と、ファン32の駆動を続ける。組電池10の検出温度が所定の温度範囲内であれば、ステップS303において、コントローラ22は、ファン32の駆動を停止させる。
ステップS304において、コントローラ22は、電圧センサ21の出力に基づいて、電池ブロック12の電圧が予め設定された下限値に到達したか否かを判別する。ここで、組電池10の放電は続いているため、電池ブロック12の電圧は低下することになる。電池ブロック12の電圧が下限値に到達したときには、ステップS305において、コントローラ22は、組電池10の放電を停止させる。
本発明の実施例3について説明する。実施例1,2で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
本実施例では、組電池10を電源とする空調装置31を駆動することにより、単電池11の劣化状態を判別するようにしている。この処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。図12に示す処理は、コントローラ22によって実行される。また、図12の処理は、イグニッションスイッチがオンになり、車両が走行可能な状態(READY_ON)となったときに行うことができる。
ステップS401において、コントローラ22は、単電池11の劣化状態の判別を行うか否かを決定する。ここで、劣化状態の判別を行わせる指示をユーザが行えば、ステップS402の処理に進む。この指示は、例えば、タッチパネル式のディスプレイをユーザが操作することによって行うことができる。
コントローラ22は、ステップS402において、空調装置31の駆動を開始し、ステップS403において、所定の駆動パターンに基づいて、空調装置31を駆動する。組電池10は、空調装置31の電源となっているため、空調装置31の駆動に応じて、組電池10の電圧が変化する。ここで、後述するように、コントローラ22は、電圧センサ21の出力に基づいて、電池ブロック12の電圧の挙動を監視することにより、電池ブロック12(単電池11)の劣化状態を判別することができる。空調装置31の駆動制御については、後述する。
ステップS404において、コントローラ22は、空調装置31の駆動制御を行ったときの電池ブロック12の電圧挙動に基づいて、電池ブロック12(単電池11)の劣化状態を判別する。劣化状態の判別の詳細については、後述する。電池ブロック12(単電池11)の劣化状態の判別が終了したときには、ステップS405において、コントローラ22は、空調装置31の駆動を停止させる。ここで、所定期間の間、空調装置31を駆動することにより、電池ブロック12が劣化状態であるか否かを判別することができる。そして、所定期間が経過したときには、空調装置31の駆動を停止させることができる。
次に、空調装置31の駆動制御について、図13および図14を用いて説明する。ここで、図13は、組電池10が初期状態にある場合において、空調装置31の駆動に伴う複数の電池ブロック12の電圧挙動を示している。図14は、特定の電池ブロック12が劣化状態にある場合において、空調装置31の駆動に伴う複数の電池ブロック12の電圧挙動を示している。
本実施例において、空調装置31の駆動レベルは、「H」および「L」の2つのレベルに設定されており、駆動レベルが「H」のときには、駆動レベルが「L」のときに比べて、組電池10の放電がハイレートで行われるようになっている。そして、図13に示すように、駆動レベルを「H」および「L」の間で交互に変化させながら、空調装置31を駆動している。本実施例では、駆動レベルが「H」に設定される期間t1と、駆動レベルが「L」に設定される期間t2とは、等しくなっている。
なお、本実施例では、空調装置31の駆動レベルが2つのレベルH,Lだけに設定されているが、これに限るものではない。空調装置31の駆動レベルとして、3つ以上のレベルが設定されているときには、これらのレベルのうち、2つのレベルを選択すればよい。例えば、空調装置31の駆動量が最大値を示すレベルと、最小値を示すレベルとを選択することができる。
図13に示す駆動パターンに基づいて、空調装置31を駆動した場合において、電池ブロック12(単電池11)の入出力特性にバラツキが生じていると、電池ブロック12(単電池11)の電圧挙動にバラツキが生じる。また、電池ブロック12の劣化が進行すると、複数の電池ブロック12における最大電圧差が広がることになる。図13に示すように、組電池10が初期状態にあるときには、複数の電池ブロック12における最大電圧差は、ΔVとなっている。一方、劣化状態の電池ブロック12が存在しているときには、劣化状態の電池ブロック12における電圧値が、他の電池ブロック12の電圧値よりも低下し、図14に示すように、複数の電池ブロック12における最大電圧差が、ΔVmaxとなる。電圧差ΔVmaxは、実験等に基づいて、予め設定しておくことができる。
コントローラ22は、空調装置31を駆動しながら、複数の電池ブロック12の電圧を監視し、電圧差ΔVmaxが発生したときには、劣化状態の電池ブロック12が存在することを判別することができる。すなわち、他の電池ブロック12の電圧よりも、電圧差ΔVmaxだけ低い電圧を示す電池ブロック12は、劣化状態にあると判別することができる。
一方、電池ブロック12の電圧の挙動を監視することにより、劣化状態の電池ブロック12が存在するか否かを判別することができる。具体的には、図15に示すように、空調装置31の駆動レベルを「H」および「L」の間で切り替えながら、空調装置31を駆動すると、劣化状態であるか否かに応じて、電池ブロック12の電圧挙動が変化する。図15において、実線は、正常状態の電池ブロック12の電圧挙動を示し、点線は、劣化状態の電池ブロック12の電圧挙動を示す。
図15に示すように、劣化状態の電池ブロック12が存在すると、正常な電池ブロック12の電圧に対して、電圧差ΔVmaxの分だけ電圧が低下する。このため、電圧降下量ΔVmaxを検出することにより、劣化状態の電池ブロック12を特定することができる。
一方、図16に示すように、空調装置31を駆動レベルHで駆動し続けることにより、電池ブロック12が劣化状態であるか否かを判別することができる。空調装置31を駆動し続ければ、組電池10を放電し続けることにより、電池ブロック12の電圧は降下し続ける。ここで、劣化状態の電池ブロック12が存在していれば、この電池ブロック12の電圧は、他の電池ブロック12の電圧よりも早いタイミングで降下し始める。
図16において、実線は、正常状態の電池ブロック12の電圧挙動を示し、点線は、劣化状態の電池ブロック12の電圧挙動を示している。劣化状態の電池ブロック12は、正常状態の電池ブロック12よりもΔtmaxだけ早いタイミングにおいて、電圧が降下し始めている。この電圧の挙動を監視することにより、電池ブロック12が劣化状態であるか否かを判別することができる。
一方、図17に示すように、電池ブロック12のIV特性(内部抵抗)を監視することにより、電池ブロック12が劣化状態であるか否かを判別することができる。図17において、実線は、正常状態の電池ブロック12のIV特性を示し、点線は、異常状態の電池ブロック12のIV特性を示している。図17に示す特性は、図18に示すように、互いに異なる電流値I1,I2,I3でパルス放電を行ったときの、電池ブロック12の電圧変化を示している。
電池ブロック12が劣化状態であるときには、正常状態の電池ブロック12に比べて、電圧の降下量が大きくなる。ここで、劣化状態の判別するための基準(IV特性)を予め決定しておけば、電池ブロック12が劣化状態であるか否かを判別することができる。
なお、本実施例では、空調装置31を駆動することにより、電池ブロック12の電圧を変化させて、電池ブロック12の劣化状態を判別しているが、これに限るものではない。すなわち、空調装置31の代わりに、組電池10を電源として動作する電子機器を用いることができる。この電子機器としては、例えば、車両に搭載されているオーディオ機器がある。
10:組電池(蓄電装置) 11:単電池
12:電池ブロック 21:電圧センサ
22:コントローラ 23a,23b:システムメインリレー
24:DC/DCコンバータ 25:インバータ
26:モータ・ジェネレータ 27:温度センサ
31:空調装置(電子機器) 32:ファン
33:吸気ダクト 34:排気ダクト

Claims (12)

  1. 蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断装置であって、
    前記各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサと、
    前記電圧センサの検出結果に基づいて、前記各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、1回目に劣化状態であると判別したときと、2回目に劣化状態であると判別したときの時間間隔が所定期間を超えているか否かを判別し、前記時間間隔が前記所定期間を超えているときには、前記蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、前記時間間隔が前記所定期間を超えていないときには、前記蓄電ユニットが異常状態であると判別するコントローラと、
    を有することを特徴とする診断装置。
  2. 蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断装置であって、
    前記各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサと、
    前記電圧センサの検出結果に基づいて、前記各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、前記蓄電装置を初めて使用してから2回目に劣化状態であると判別するまでの経過時間が所定期間を超えているか否かを判別し、前記経過時間が前記所定期間を超えているときには、前記蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、前記経過時間が前記所定期間を超えていないときには、前記蓄電ユニットが異常状態であると判別するコントローラと、
    を有することを特徴とする診断装置。
  3. 前記コントローラは、前記異常状態であると判別したときには、異常状態を示すフラグを設定し、前記寿命状態であると判別したときには、寿命状態を示すフラグを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の診断装置。
  4. 前記蓄電装置の温度を検出するための温度センサを有しており、
    前記コントローラは、前記蓄電装置に対して温度調節用の空気を導くためのファンを駆動し、前記温度センサによる検出温度が所定の温度範囲内であるときに、前記劣化状態の判別を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の診断装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の診断装置と、
    前記蓄電装置からの電力を受けて動作する電子機器と、を有する車両であって、
    前記コントローラは、前記電子機器の駆動に伴う前記蓄電ユニットの電圧変化に基づいて、前記劣化状態の判別を行うことを特徴とする車両。
  6. 前記電子機器は、車室内の温度を調節するための空調装置であることを特徴とする請求項に記載の車両。
  7. 請求項に記載の診断装置と、
    前記蓄電装置からの電力を受けて動作し、車室内の温度を調節するための空調装置と、を有する車両であって、
    前記コントローラは、前記空調装置を駆動して前記蓄電ユニットの放電を行った後に、前記劣化状態の判別を行うことを特徴とする車両。
  8. 蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断方法であって、
    前記各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサの検出結果に基づいて、前記各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、
    1回目に劣化状態であると判別したときと、2回目に劣化状態であると判別したときの時間間隔が所定期間を超えているか否かを判別し、
    前記時間間隔が前記所定期間を超えているときには、前記蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、
    前記時間間隔が前記所定期間を超えていないときには、前記蓄電ユニットが異常状態であると判別する
    ことを特徴とする診断方法。
  9. 蓄電装置を構成する複数の蓄電ユニットの劣化状態を判別する診断方法であって、
    前記各蓄電ユニットの電圧を検出する電圧センサの検出結果に基づいて、前記各蓄電ユニットが劣化状態であるか否かを判別し、
    前記蓄電装置を初めて使用してから2回目に劣化状態であると判別するまでの経過時間が所定期間を超えているか否かを判別し、
    前記経過時間が前記所定期間を超えているときには、前記蓄電ユニットが寿命状態であると判別し、
    前記経過時間が前記所定期間を超えていないときには、前記蓄電ユニットが異常状態であると判別する
    ことを特徴とする診断方法。
  10. 前記蓄電装置に対して温度調節用の空気を導くためのファンを駆動し、温度センサによる検出される前記蓄電装置の温度が所定の温度範囲内であるときに、前記劣化状態の判別を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の診断方法。
  11. 前記蓄電装置からの電力を受けて動作する電子機器の駆動に伴う前記蓄電ユニットの電圧変化に基づいて、前記劣化状態の判別を行うことを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の診断方法。
  12. 前記電子機器は、車両に搭載され、車室内の温度を調節するための空調装置であることを特徴とする請求項11に記載の診断方法。
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