JP5600843B2 - 光学フィルム用樹脂組成物、それを含む偏光子保護フィルム及び液晶表示装置 - Google Patents

光学フィルム用樹脂組成物、それを含む偏光子保護フィルム及び液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、耐熱性及び光学的特性に優れた光学フィルム用樹脂組成物及びそれを含む偏光子保護フィルム、上記偏光子保護フィルムを含む液晶表示装置に関する。
近来では、光学技術の発展を基に従来のブラウン管を代替するプラズマディスプレイパネル(plasma display panel、PDP)、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)等、多様な方式を用いたディスプレイ技術が提案、市販されている。このようなディスプレイ向けのポリマー素材は、その要求特性がさらに高度化されている。例えば、液晶ディスプレイの場合、薄膜化、軽量化、画面面積の大型化が推進されて広視野角化、高コントラスト化、視野角による画像色調変化の抑制及び画面表示の均一化が特に重要な問題となった。
偏光板は、一般的に偏光子に、保護フィルムとしてトリアセチルセルロースフィルム(triacetyl cellulose film、以下「TACフィルム」)を、ポリビニルアルコール系水溶液からなる水系接着剤に積層させた構造を有する。しかしながら、偏光子として用いられたポリビニルアルコールフィルム及び偏光子用保護フィルムとして用いられたTACフィルムは、両方とも耐熱性及び耐湿性が十分ではない。従って、上記フィルムからなる偏光板を高温または高湿の雰囲気下で長時間使用すると、偏光度が低下し、偏光子及び保護フィルムが分離されたり、光特性が低下するため、用途面において多様な制約を受けている。
また、TACフィルムは、周辺温度/湿度の環境変化によって面内位相差(Rin)および厚さ方向位相差(Rth)の変化が激しく、特に、傾斜方向において入射光に対する位相差の変化が大きい。このような特性を有するTACフィルムを保護フィルムとして含む偏光板を液晶表示装置に適用すると、周辺温度/湿度の環境変化によって視野角特性が変化して画像品質が低下する問題点がある。また、TACフィルムは、周辺温度/湿度の環境変化による寸法変化率が大きいのみならず、光弾性係数の値も相対的に大きいため、耐熱、耐湿熱環境における耐久性評価の後、局部的に位相差特性の変化が発生して画像品質が低下しやすい。
このようなTACフィルムの多様な短所を補完するための素材としてアクリル系樹脂がよく知られている。しかしながら、アクリル系樹脂は、耐熱度が十分ではなく、延伸後に面内及び厚さ方向の位相差が発現するため、保護フィルムとして適用することは適当ではない。
上記のような従来の技術の問題点を解決するための本発明の目的は、耐熱性及び透明性に優れ、保護フィルムとして適合した位相差値を有する偏光子保護フィルム用樹脂組成物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記樹脂組成物を含む耐熱性、透明性及び光学的特性に優れた偏光子保護フィルム及び上記偏光子保護フィルムを含む液晶表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一側面は、アルキル(メタ)アクリレート系単量体及びイミド系単量体を含み、さらにスチレン系単量体が共重合できるアクリル系共重合体樹脂と、1.2kg荷重、300℃条件下における溶融指数(MI)が30g/10min以上のポリカーボネート系樹脂と、を含む樹脂組成物を提供する。
上記目的を達成するための本発明の第二側面は、上記樹脂組成物を含む偏光子保護フィルムを提供する。
上記目的を達成するための本発明の第三側面は、上記偏光子保護フィルムを含む液晶表示装置を提供する。
本発明による樹脂組成物は、耐熱性及び透明性に優れる。上記樹脂組成物を用いて製造された偏光子保護フィルムは、耐熱性、透明性及び光学的特性に優れる。
以下では、本発明をより具体的に説明する。
本発明の一側面は、アルキル(メタ)アクリレート系単量体及びイミド系単量体を含み、選択的にスチレン系単量体が共重合できるアクリル系共重合体樹脂と、1.2kg荷重、300℃条件下における溶融指数(MI)が30g/10min以上のポリカーボネート系樹脂と、を含む樹脂組成物を提供する。
本明細書において、単量体を含む共重合体樹脂とは、単量体が重合されて共重合体樹脂内で繰り返し単位として含まれることを意味する。
上記アクリル系共重合体は、ブロック共重合体またはランダム共重合体であることができるが、共重合の形態がこれに限定されるものではない。上記アクリル系共重合体の形成には知られているあらゆる重合法を用いることができるが、バルク重合(bulk polymerization)が好ましい。
上記アクリル系共重合体は、アルキル(メタ)アクリレート系単量体と、イミド系単量体と、を含む2元共重合体の形態であることができ、ここにスチレン系単量体をさらに含む3元共重合体の形態であることができる。
上記アクリル系共重合体が2元共重合体の場合、アルキル(メタ)アクリレート系単量体の含量は70重量%から99重量%程度であり、イミド系単量体の含量は1重量%から30重量%程度であることが好ましい。
また、上記アクリル系共重合体が3元共重合体の場合、アルキル(メタ)アクリレート系単量体の含量は69重量%から98重量%程度であり、イミド系単量体の含量は1重量%から30重量%程度であり、スチレン系単量体の含量は1重量%から10重量%程度であることが好ましい。
上記アクリル系共重合体樹脂において、アルキル(メタ)アクリレート系単量体は、アルキルアクリレート系単量体及びアルキルメタクリレート系単量体を全部意味する。上記アルキル(メタ)アクリレート系単量体のアルキル基は、炭素数1〜10であることが好ましく、1〜4であることがより好ましく、メチル基またはエチル基であることがさらにより好ましい。上記アルキル(メタ)アクリレート系単量体は、メチルメタクリレートであることがより好ましいが、これに限定されるものではない。
上記アクリル系共重合体樹脂において、アルキル(メタ)アクリレート系単量体の含量は69重量%から99重量%であることが好ましく、75重量%から95重量%であることがより好ましい。アルキル(メタ)アクリレート系単量体の含量が上記範囲の場合、透明性に優れて耐熱性が維持されることができる。
上記アクリル系共重合体において、上記イミド系単量体はイミド基を含む単量体を意味し、例えば、マレイミド系単量体等がある。この中でも、アクリル系共重合体の耐熱性向上のためにシクロアルキル基またはアリール基に置換されたマレイミド系単量体が好ましい。
上記イミド系単量体に置換できるシクロアルキル基は炭素数3〜15のシクロアルキル基が好ましく、シクロヘキシル基であることがより好ましい。また、上記イミド系単量体に置換できるアリール基は炭素数6〜15であることが好ましく、フェニル基であることがより好ましい。
上記イミド系単量体の具体的な例としては、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミド、N−エチルフェニルマレイミド、N−ブチルフェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−メトキシフェニルマレイミド、N−カルボキシフェニルマレイミド、N−ニトロフェニルマレイミド、N−トリブロモフェニルマレイミド等を挙げることができる。これら単量体を単独に用いることもでき、2種以上を併用することもできる。また、これら単量体の中でも、N−フェニルマレイミドが特に好ましいが、これに限定されるものではない。一般的に、偏光子の保護フィルムは0に近い位相差を有することが好ましいが、アクリル共重合体樹脂のみで位相差値を0に近く調節することは非常に難しい。従って、本発明においては、位相差値を0に近く調節するため、アクリル共重合体樹脂にポリカーボネート樹脂を混合して用いるが、ポリカーボネート樹脂の場合、アクリル共重合体樹脂に比べて分子量が小さいため、組成物内のポリカーボネート樹脂の含量が増加すると、フィルムのタフネス(Toughness)が低下することがあり、アクリル樹脂との相溶性問題のためにヘイズ(haze)が発生する可能性が大きくなる問題点がある。従って、ポリカーボネート樹脂の含有量は少ないほど好ましいが、ポリカーボネート樹脂の含量が少なくなると、位相差の調節効果が低下する問題点がある。しかしながら、N−フェニルマレイミドはアクリル樹脂の位相差発現を抑制する特性を示すため、アクリル樹脂に用いられる場合、溶融混合として用いられるポリカーボネート含量を減少することができ、また、アクリル樹脂自体の耐熱度を向上させることができる長所を有することから、保護フィルムの物性向上に寄与することができる。
上記アクリル系共重合体樹脂において、上記イミド系単量体の含量は1重量%から30重量%であることが好ましく、1重量%から20重量%であることがより好ましい。上記イミド系単量体の含量が上記範囲の場合、耐熱性が確保されながらも機械的強度の低下を最小限にすることができて好ましい。
上記アクリル系共重合体において、上記スチレン系単量体はスチレン基を含む単量体を意味し、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2、4−ジメチルスチレン、2、5−ジメチルスチレン、2−メチル−4−クロロスチレン、2、4、6−トリメチルスチレン、cis−s−メチルスチレン、trans−s−メチルスチレン、4−メチル−α−メチルスチレン、4−フルオロ−α−メチルスチレン、4−クロロ−α−メチルスチレン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、2−フルオロスチレン、3−フルオロスチレン、4−フルオロスチレン、2、4−ジフルオロスチレン、2、3、4、5、6−ペンタフルオロスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、2、4−ジクロロスチレン、2、6−ジクロロスチレン、オクタクロロスチレン、2−ブロモスチレン、3−ブロモスチレン、4−ブロモスチレン、2、4−ジブロモスチレン、α−ブロモスチレン、s−ブロモスチレン、2−ヒドロキシスチレン、4−ヒドロキシスチレン等を挙げることができる。これら単量体のうち共重合の容易性及び耐熱性の側面において、α−メチルスチレンが最も好ましいが、これに限定されるものではない。
上記アクリル系共重合体樹脂において、上記スチレン系単量体の含量は1重量%から10重量%程度であることが好ましい。上記スチレン系単量体の含量が上記範囲の場合、耐熱性が確保されながらも樹脂の物性調節が容易であるため好ましい。
また、上記アクリル系共重合体樹脂の分子量は、耐熱性、加工性及び生産性の側面において5万〜30万の範囲であることが好ましい。
上記アクリル系共重合体樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が好ましくは120℃以上、より好ましくは123℃以上である。上記アクリル系共重合体樹脂のガラス転移温度は、特に限定されないが、200℃以下であることができる。
また、ポリカーボネート系樹脂は、位相差の調節のために上記樹脂組成物に含まれるもので、本発明の樹脂組成物のうちアクリル系共重合体樹脂及びポリカーボネート系樹脂の重量比は、90〜99:1〜10であることが好ましく、95〜99:1〜5であることがより好ましい。
なお、本発明の樹脂組成物に含まれるポリカーボネート系樹脂としては、1.2kg荷重、300℃条件下における溶融指数(MI)が30g/10min以上のポリカーボネート系樹脂を用いることが好ましい。ポリカーボネート系樹脂の溶融指数(MI)が30g/10min未満の場合、アクリル系共重合体樹脂との相溶性が低下し、フィルムの形成後にヘイズ(Haze)が発生して透明性が低下されることがあるためである。より具体的には、上記ポリカーボネート系樹脂の溶融指数は、30g/10minから100g/10min程度であることが好ましく、例えば、50g/10minから100g/10min程度または70g/10minから100g/10min程度であることができる。また、ポリカーボネート系樹脂の溶融指数が100g/10minを超える場合、フィルムのタフネス(Toughness)に悪影響を及ぼしかねない。
上記樹脂組成物は、上記アクリル系共重合体樹脂及びポリカーボネート系樹脂をコンパウンディング法のような当業界でよく知られている方法によってブレンディングすることで製造でき、着色剤、難燃剤、強化剤、充鎮剤、UV安定剤、酸化防止剤等のような当業界でよく知られている添加剤を含むことができる。
上記樹脂組成物のガラス転移温度は、120℃以上であることが好ましく、123℃以上であることがより好ましい。上記樹脂組成物のガラス転移温度は、特に限定されないが、200℃以下であることができる。
また、上記樹脂組成物の重量平均分子量は、耐熱性、十分な加工性及び生産性等の面において5万から30万であることが好ましい。
本発明の第二側面は、上記樹脂組成物を含む偏光子保護フィルムに関する。
本発明による偏光子保護フィルムは、上記ポリカーボネート系樹脂の含量によって位相差を調節することで、偏光子保護フィルムとして用いられることができる。
上記ポリカーボネート系樹脂の含量が1重量%から10重量%、より好ましくは1重量%から5重量%の場合、上記樹脂組成物を含む偏光子保護フィルムの面方向の位相差値(Rin)が−5nmから5nm、好ましくは−3nmから3nm、より好ましくは0nmであることができ、厚さ方向の位相差値(Rth)は−5nmから5nm、好ましくは−3nmから3nmであることができ、より好ましくは約0nmであることができる。
上記偏光子保護フィルムは、上記樹脂組成物を溶液キャスト法または押出法のような当業界でよく知られている方法によってフィルムに製造でき、この中は押出法が好ましい。
上記のように製造されたフィルムを二軸延伸する段階をさらに含むことができ、場合によっては、改良剤を添加して製造することもできる。
上記フィルムが二軸延伸される場合、上記延伸工程は、縦方向(MD)または横方向(TD)延伸がそれぞれ行われることもでき、両方とも行われることもできる。縦方向及び横方向の両方とも延伸される場合、何れか一方をまず延伸した後、他方に延伸することができ、両方向を共に延伸することもできる。延伸は一段階で延伸されることもでき、多段階にわたって延伸されることもできる。縦方向に延伸される場合には、ロール間の速度差による延伸ができ、横方向に延伸される場合には、テンターが用いられることもある。テンターのレール開き角は通常10度以内にすることで、横方向の延伸の際に生じるボーイング(Bowing)現象を抑制し、光学幅の角度を規則的に制御する。横方向の延伸を多段階にすることで、同一のボーイング抑制効果を得ることもできる。
上記延伸は、上記樹脂組成物のガラス転移温度をTgとする際、(Tg−20℃)〜(Tg+30℃)の温度で行われることができる。上記温度範囲は、樹脂組成物の貯蔵弾性率が低下し始め、これによって損失弾性率が貯蔵弾性率より大きくなる温度から、高分子鎖の配向が緩和して消失する温度までの領域を示す。ガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)によって測定されることができる。上記延伸工程の際の温度は、フィルムのガラス転移温度であることがより好ましい。
延伸速度は、小型延伸機(Universal testing machine、Zwick Z010)の場合、1から100mm/minの範囲で、また、パイロット延伸装備の場合は、0.1から2m/minの範囲で延伸操作を行うことが好ましく、5から300%の延伸率を適用してフィルムを延伸することが好ましい。
本発明による偏光子保護フィルムは、前述した方法によって二軸延伸されることで製造できる。
上記のように製造された偏光子保護フィルムは、下記数学式1で示される面方向の位相差値(Rin)が−5nmから5nm、好ましくは−3nmから3nm、より好ましくは約0nmであることができ、下記数学式2で示される厚さ方向の位相差値(Rth)が−5nmから5nm、好ましくは−3nmから3nmであることができ、より好ましくは約0nmであることができる。
[数1]
in=(n−n)×d
[数2]
th=(n−n)×d
上記数学式1及び2において、
は、フィルムの面方向において、最も屈折率が大きい方向の屈折率であり、
は、フィルムの面方向において、n方向の垂直方向の屈折率であり、
は、厚さ方向の屈折率であり、
dは、フィルムの厚さである。
本発明による偏光子保護フィルムは、上記ポリカーボネート樹脂の含量によって面方向の位相差値及び厚さ方向の位相差値が調節できる。
本発明の第三側面は、上記偏光子保護フィルムを含む液晶表示装置に関する。
本発明による偏光子保護フィルムが液晶表示装置に適用される場合、液晶パネルの何れか一側のみに具備されることができ(1枚型)、液晶パネルの両側にそれぞれ具備されることができる(2枚型)。
偏光子保護フィルムと組み合わせる偏光子は、二色性色素を含有した一軸延伸されたポリビニルアルコールフィルムからなることから、非常に脆弱して温度や水分に対する耐久性が低下するため、保護フィルムで合紙されている。
偏光子保護フィルム及び偏光子は、当技術分野において知られている方法で合紙されることができるが、例えば、保護フィルムと偏光子との合紙は、接着剤を用いた接着方式によって行われることができる。即ち、まず、偏光子保護フィルムまたは偏光子であるPVAフィルムの表面上にロールコータ、グラビアコータ、バーコータ、ナイフコータまたはキャピラリコータ等を用いて接着剤をコーティングする。接着剤が完全に乾燥する前に偏光子保護フィルムと偏光膜とを合紙ロールで加熱圧搾したり、常温圧搾して合紙する。ホットメルト型接着剤を用いる場合には加熱圧搾ロールを使用しなければならない。
上記偏光子保護フィルムと偏光子との合紙の際に使用可能な接着剤としては、一液型または二液型のPVA接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、スチレンブタジエンゴム系(SBR系)接着剤またはホットメルト型接着剤等があるが、これに限定されるものではない。ポリウレタン系接着剤を用いる場合、光によって黄変されない脂肪族イソシアネート系化合物を用いて製造されたポリウレタン系接着剤を用いることが好ましい。また、一液型または二液型のドライラミネート用接着剤またはイソシアネートとヒドロキシ基との反応性が比較的低い接着剤を用いる場合、アセテート系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤または芳香族系溶剤等で希釈された溶液型接着剤を用いることもできる。この際、接着剤の粘度は、5、000cps以下の低粘度型であることが好ましい。上記接着剤は、貯蔵安定性に優れると共に、400から800nmにおける光透過度が90%以上であることが好ましい。
十分な粘着力を発揮することができるならば、粘着剤も用いることができる。粘着剤は、合紙の後に熱または紫外線によって十分に硬化して機械的強度が接着剤の水準に向上することが好ましく、界面接着力も大きくて粘着剤が付着された両側のフィルムのうち何れか一方の破壊なしには剥離されない程度の粘着力を有することが好ましい。
使用可能な粘着剤の具体的な例としては、光学透明性に優れた天然ゴム、合成ゴムまたはエラストマー、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリアクリレートまたは変性ポリオレフィン系粘着剤等及びこれにイソシアネート等の硬化剤を添加した硬化型粘着剤を挙げることができる。
上記偏光子としては、ヨードまたは二色性染料を含むポリビニルアルコール(PVA)からなるフィルムを用いることができる。上記偏光子はPVAフィルムにヨードまたは二色性染料を染着して製造できるが、その製造方法に特に限定されるものではない。
以下では、本発明の理解を助けるために、好ましい実施例を記載する。下記実施例は本発明を例示するためだけのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明において、物性の評価方法は下記の通りである。
1.Tg(ガラス転移温度) TA Instrument社のDSC(Differential Scanning Calorimeter)を用いて測定した。
2.位相差値(Rin/Rth) フィルムのガラス転移温度+5℃において、延伸の後にAxometrics社のAxoScanを用いて測定した。
3.Haze値(透明度) Murakami color Research Laboratory社のHAZEMETER HM−150を用いてhaze値を測定した。
実施例
実施例1
メチルメタクリレート90重量部及びN−フェニルマレイミド10重量部を含む単量体の総量100重量部に対して、ジクミルペルオキシド(dicumyl peroxide)0.05重量部、tert−ドデシルメルカプタン1重量部及びトルエン20重量部を攪拌機が具備された反応器に投入し、反応温度145℃、滞留時間2時間になるように維持しながら、投入された単量体がポリマーに転換されるようにバルク重合を行った。重合反応物を220℃の温度及び30torrの真空圧力条件を維持しながら、未反応単量体及び溶媒を除去した後に共重合体樹脂を得た。
収得した共重合体樹脂を、T−ダイを含む押出機を用いてポリカーボネート(DOW、 DVD1080、溶融指数80g/10min)2重量部と260℃で溶融混合して240μmの厚さのフィルムに製造した後、200%二軸延伸を行ってから物性を測定してその測定結果を表2に示した。
実施例2
共重合体樹脂の単量体として、メチルメタクリレート87重量部、N−フェニルマレイミド10重量部、α−メチルスチレン3重量部を使用し、ポリカーボネート2.5重量部を使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。
実施例3
共重合体樹脂の単量体として、メチルメタクリレート92重量部、シクロヘキシルマレイミド8重量部を使用し、ポリカーボネート3重量部を使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。
実施例4
共重合体樹脂の単量体として、メチルメタクリレート90重量部、シクロヘキシルマレイミド5重量部、α−メチルスチレン5重量部を使用し、ポリカーボネート4重量部を使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。
実施例5
ポリカーボネートとして、溶融指数が30g/10minであるものを使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。
実施例6
共重合体樹脂の単量体として、メチルメタクリレート87重量部、N−フェニルマレイミド10重量部、スチレン3重量部を使用し、ポリカーボネート2. 5重量部を使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。
比較例1
メチルメタクリレート100重量部に対して、ジクミルペルオキシド(dicumyl peroxide)0.05重量部、tert−ドデシルメルカプタン1重量部及びトルエン20重量部を攪拌機が具備された反応器に投入し、反応温度145℃、滞留時間2時間になるように維持しながら、投入された単量体がポリマーに転換されるようにバルク重合を行った。重合反応物を220℃の温度及び30torrの真空圧力条件を維持しながら、未反応単量体及び溶媒を除去した後、ポリメチルメタクリレート樹脂を得た。
収得したポリメチルメタクリレート樹脂を、T−ダイを含む押出機を用いてポリカーボネート(DOW、DVD1080、溶融指数80g/10min)3重量部と260℃で溶融混合して240μmの厚さのフィルムに製造した後、200%二軸延伸を行ってから物性を測定してその測定結果を表2に示した。
比較例2
メチルメタクリレート92重量部及びシクロヘキシルマレイミド8重量部を含む単量体の総量100重量部に対して、ジクミルペルオキシド(dicumyl peroxide)0.05重量部、tert−ドデシルメルカプタン1重量部及びトルエン20重量部を攪拌機が具備された反応器に投入し、反応温度145℃、滞留時間2時間になるように維持しながら、投入された単量体がポリマーに転換されるようにバルク重合を行った。重合反応物を220℃の温度及び30torrの真空圧力条件を維持しながら、未反応単量体及び溶媒を除去した後、共重合体樹脂を得た。
収得した共重合体樹脂を、T−ダイを含む押出機を用いて260℃で溶融混練して240μmの厚さのフィルムに製造した後、200%二軸延伸を行ってから物性を測定してその測定結果を表2に示した。
比較例3
メチルメタクリレート90重量部、シクロヘキシルマレイミド5重量部及びα−メチルスチレン5重量部を含む単量体の総量100重量部に対して、ジクミルペルオキシド(dicumyl peroxide)0.05重量部、tert−ドデシルメルカプタン1重量部及びトルエン20重量部を攪拌機が具備された反応器に投入し、反応温度145℃、滞留時間2時間になるように維持しながら、投入された単量体がポリマーに転換されるようにバルク重合を行った。重合反応物を220℃の温度及び30torrの真空圧力条件を維持しながら、未反応単量体及び溶媒を除去した後、共重合体樹脂を得た。
収得した共重合体樹脂を、T−ダイを含む押出機を用いて260℃で溶融混練して240μmの厚さのフィルムに製造した後、200%二軸延伸を行ってから物性を測定してその測定結果を表2に示した。
比較例4
ポリカーボネート樹脂として、溶融指数(MI)が10g/10minのポリカーボネート樹脂を使用したことを除いては、実施例1と同一の方法でフィルムを製造し、その物性を測定した。その測定結果を表2に示した。
上記実施例及び比較例を整理すると、下記表1及び表2の通りである。
Figure 0005600843
MMA メチルメタクリレート
PMI フェニルマレイミド
CHMI N−サイクロヘキシルマレイミド
ST スチレン
PC ポリカーボネート
Figure 0005600843
上記表2に記載されているように、本発明の樹脂組成物を含む偏光子保護フィルムは、耐熱性を維持しながら、優れた光学的特性を有することが分かる。ここで、本発明の例を項目として示す。
[項目1]
アルキル(メタ)アクリレート系単量体及びイミド系単量体を含み、選択的にスチレン系単量体が共重合できるアクリル系共重合体樹脂と、
1.2kg荷重、300℃条件における溶融指数(MI)が30g/10min以上のポリカーボネート系樹脂と、を含む、樹脂組成物。
[項目2]
アクリル系共重合体は、アルキル(メタ)アクリレート系単量体と、イミド系単量体と、を含む2元共重合体の形態である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目3]
アルキル(メタ)アクリレート系単量体は、70重量%から99重量%であり、イミド系単量体は、1重量%から30重量%である、項目2に記載の樹脂組成物。
[項目4]
アクリル系共重合体は、アルキル(メタ)アクリレート系単量体と、イミド系単量体と、スチレン系単量体と、を含む3元共重合体の形態である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目5]
アルキル(メタ)アクリレート系単量体は、69重量%から98重量%であり、イミド系単量体は、1重量%から30重量%であり、スチレン系単量体は、1重量%から10重量%である、項目4に記載の樹脂組成物。
[項目6]
イミド系単量体は、シクロアルキル基またはアリール基に置換されたマレイミド系単量体である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目7]
イミド系単量体は、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミド、N−エチルフェニルマレイミド、N−ブチルフェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−メトキシフェニルマレイミド、N−カルボキシフェニルマレイミド、N−ニトロフェニルマレイミド及びN−トリブロモフェニルマレイミドからなる群から選択される1種以上である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目8]
スチレン系単量体は、スチレン、α−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2、4−ジメチルスチレン、2、5−ジメチルスチレン、2−メチル−4−クロロスチレン、2、4、6−トリメチルスチレン、cis−s−メチルスチレン、trans−s−メチルスチレン、4−メチル−α−メチルスチレン、4−フルオロ−α−メチルスチレン、4−クロロ−α−メチルスチレン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、2−フルオロスチレン、3−フルオロスチレン、4−フルオロスチレン、2、4−ジフルオロスチレン、2、3、4、5、6−ペンタフルオロスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、2、4−ジクロロスチレン、2、6−ジクロロスチレン、オクタクロロスチレン、2−ブロモスチレン、3−ブロモスチレン、4−ブロモスチレン、2、4−ジブロモスチレン、α−ブロモスチレン、s−ブロモスチレン、2−ヒドロキシスチレン及び4−ヒドロキシスチレンからなる群から選択される、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目9]
樹脂組成物は、アクリル系共重合体樹脂とポリカーボネート系樹脂との重量比が90〜99:1〜10である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目10]
樹脂組成物のガラス転移温度は、120℃以上である、項目1に記載の樹脂組成物。
[項目11]
項目1の樹脂組成物を含む、偏光子保護フィルム。
[項目12]
偏光子保護フィルムは、下記数学式1で示される面方向の位相差値が−5nmから5nmであり、下記数学式2で示される厚さ方向の位相差値が−5nmから5nmである、項目11に記載の偏光子保護フィルムと、
[数1]
in =(n −n )×d
[数2]
th =(n −n )×d
数学式1及び2において、
は、フィルムの面方向において、最も屈折率が大きい方向の屈折率であり、
は、フィルムの面方向において、n 方向の垂直方向の屈折率であり、
は、厚さ方向の屈折率であり、
dは、フィルムの厚さである。
[項目13]
偏光子保護フィルムは、1.0以下のヘイズ値を有する、項目11に記載の偏光子保護フィルム。
[項目14]
項目11の偏光子保護フィルムを含む、液晶表示装置。

Claims (9)

  1. アルキル(メタ)アクリレート系単量体69から98重量%、イミド系単量体1から30重量%、及び、スチレン系単量体1から10重量%を含む3元共重合体樹脂であるアクリル系共重合体樹脂と、
    1.2kg荷重、300℃条件における溶融指数(MI)が30g/10min以上のポリカーボネート系樹脂と、を含む、偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  2. 前記イミド系単量体は、シクロアルキル基またはアリール基に置換されたマレイミド系単量体である、請求項1に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  3. 前記イミド系単量体は、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミド、N−エチルフェニルマレイミド、N−ブチルフェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−メトキシフェニルマレイミド、N−カルボキシフェニルマレイミド、N−ニトロフェニルマレイミド及びN−トリブロモフェニルマレイミドからなる群から選択される1種以上である、請求項1又は2に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  4. 前記スチレン系単量体は、スチレン、α−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2、4−ジメチルスチレン、2、5−ジメチルスチレン、2−メチル−4−クロロスチレン、2、4、6−トリメチルスチレン、cis−s−メチルスチレン、trans−s−メチルスチレン、4−メチル−α−メチルスチレン、4−フルオロ−α−メチルスチレン、4−クロロ−α−メチルスチレン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、2−フルオロスチレン、3−フルオロスチレン、4−フルオロスチレン、2、4−ジフルオロスチレン、2、3、4、5、6−ペンタフルオロスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、2、4−ジクロロスチレン、2、6−ジクロロスチレン、オクタクロロスチレン、2−ブロモスチレン、3−ブロモスチレン、4−ブロモスチレン、2、4−ジブロモスチレン、α−ブロモスチレン、s−ブロモスチレン、2−ヒドロキシスチレン及び4−ヒドロキシスチレンからなる群から選択される、請求項1から3の何れか1項に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  5. 前記偏光子保護フィルム用樹脂組成物は、前記アクリル系共重合体樹脂とポリカーボネート系樹脂との重量比が90〜99:1〜10である、請求項1から4の何れか1項に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  6. 前記偏光子保護フィルム用樹脂組成物のガラス転移温度は、120℃以上である、請求項1から5の何れか1項に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の偏光子保護フィルム用樹脂組成物を含む、偏光子保護フィルム。
  8. 前記偏光子保護フィルムは、下記数学式1で示される面方向の位相差値が−5nmから5nmであり、下記数学式2で示される厚さ方向の位相差値が−5nmから5nmである、請求項7に記載の偏光子保護フィルム
    [数1]
    in=(n−n)×d
    [数2]
    th=(n−n)×d
    前記数学式1及び2において、
    は、フィルムの面方向において、最も屈折率が大きい方向の屈折率であり、
    は、フィルムの面方向において、n方向の垂直方向の屈折率であり、
    は、厚さ方向の屈折率であり、
    dは、フィルムの厚さである。
  9. 請求項7又は8に記載の偏光子保護フィルムを含む、液晶表示装置。
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