JP5600528B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

回転角度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5600528B2
JP5600528B2 JP2010197794A JP2010197794A JP5600528B2 JP 5600528 B2 JP5600528 B2 JP 5600528B2 JP 2010197794 A JP2010197794 A JP 2010197794A JP 2010197794 A JP2010197794 A JP 2010197794A JP 5600528 B2 JP5600528 B2 JP 5600528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
magnet
angle
magnetic sensor
magnetic sensors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010197794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012053006A (ja
Inventor
正慶 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2010197794A priority Critical patent/JP5600528B2/ja
Publication of JP2012053006A publication Critical patent/JP2012053006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5600528B2 publication Critical patent/JP5600528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

この発明は、回転角度検出装置に関する。
ユーザによって操作される車両のシフトレバー及び変速機間の機械的な連結を排除したいわゆるバイワイヤ式のシフト装置が周知である。当該シフト装置は、磁気センサを通じてシフトレバーの位置を検出する回転角度検出装置を備える(例えば、特許文献1参照)。
回転角度検出装置において採用される構成の一例を図6に示す。同図に示すように、シフトレバーの傾動操作に伴って回転軸を中心としてマグネット101が回動する。このマグネット101は、回転軸方向に対して垂直方向(図6の上下方向)へ延びる長方板状に形成される。そして、シフトレバーが初期位置にあるとき、マグネット101に対向する位置には、同マグネット101からの磁束を検出する磁気センサ103a,103bが設けられている。シフトレバーが初期位置にあるとき、各磁気センサ103a,103bは、マグネット101の両端部に対応する位置に設けられる。詳しくは、磁気センサ103aは回転軸から遠い位置に設けられ、磁気センサ103bは回転軸に近い位置に設けられる。
シフトレバーが傾動操作されることで、マグネット101は磁気センサ103a,103bに対して変位する。磁気センサ103a,103bは、回転軸の軸方向(図6の紙面方向)においてマグネット101と重なりあうときマグネット101からの磁束を受けてオン状態となる。また、磁気センサ103a,103bは、シフトレバーの傾動操作に伴い回転軸の軸方向からみてマグネット101から外れるときマグネット101からの磁束を受けないためオフ状態となる。例えば、マグネット101に対して磁気センサ103a,103bが相対的に移動して、磁気センサ103aが×印で示す位置105に存在するときにはオフ状態となる。
マグネット101に対する両磁気センサ103a,103bの位置により磁気センサ103aがオン状態となる第1のオン角度D1と、磁気センサ103bがオン状態となる第2のオン角度D2とが異なる角度に設定される。すなわち、磁気センサ103a,103bは、オン角度D1,D2内に存在するときにオン状態となる。具体的には、両磁気センサ103a,103bがオン状態となっているとき、マグネット101(正確には図6に示すその中心線)は第1のオン角度D1に位置している旨検出される。また、磁気センサ103aがオフ状態となっており、磁気センサ103bがオン状態となっているとき、マグネット101は第2のオン角度D2内であって第1のオン角度D1外に位置している旨検出される。両磁気センサ103a,103bがオフ状態となっているとき、マグネット101は第2のオン角度D2外に位置している旨検出される。このように、磁気センサ103a,103bのオンオフ状態に基づき、シフトレバーの回転角度を検出することができる。
特開2005−172193号公報
上記構成において、第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2間の角度差を大きく設定する場合には、図7に示すように、マグネット101を長手方向に長く形成する必要がある。
本構成によれば、両磁気センサ103a,103b間の間隔を大きく設定することができる。上記図6と比較してマグネット101が所定角度だけ回動されたときの磁気センサ103aに対する磁気センサ103bの相対移動量を小さくできる。これにより、磁気センサ103aがマグネット101外となる角度から磁気センサ103bがマグネット101外となるまでの角度、すなわち第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2間の角度差を大きく設定できる。このように第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2間の角度差を大きく設定するためにはマグネット101及び磁気センサ103a,103bの間隔を大きく構成する必要があった。これにより、回転角度検出装置は大型化していた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、よりコンパクトに構成される回転角度検出装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、回転体の回動に伴いその回転軸を中心に磁石に対して相対回転する複数の磁気センサを備え、同磁気センサは前記回転軸を中心に前記磁石を基準として設定されるオン角度内に位置するとき前記磁石からの磁束に基づきオン状態となるとともに、同磁気センサは前記回転体の回転軸を中心とした半径の異なる複数の仮想的な円弧上にそれぞれ配置される回転角度検出装置において、前記磁石は前記円弧に対応する部位毎に前記円弧方向における大きさが異なるように形成されることで複数の前記オン角度が設定され、前記各磁気センサは第1の円弧上及び同円弧より外側の第2の円弧上に配置されるとともに、前記磁石において前記第1の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさは前記第2の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさに比して大きく形成され、前記磁石は前記第1の円弧に対応する部位である基礎部と、前記第2の円弧に対応する部位である凸部とからなり、前記凸部は前記第2の円弧方向において前記基礎部の中央に設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、磁石は円弧に対応する部位毎に円弧方向における大きさが異なるように形成される。これにより、異なる円弧上に設けられる磁気センサに対応する所望のオン角度を実現することができる。例えば、所定の磁気センサに対応するオン角度を大きく設定したい場合には、その磁気センサが設けられる円弧に対応する磁石の部位を円弧方向において大きく形成する。これにより、磁石を円弧の半径方向において大きく形成することなく、オン角度を大きく設定することができる。よって、半径方向における磁石、ひいては回転角度検出装置の大きさをよりコンパクトに構成することができる。
また、磁気センサは回転軸から離れるほどに、回転軸を中心とした磁石の所定角度の回転に対する移動量は大きくなる。よって、第2の円弧上に配置される磁気センサの磁石に対する相対移動量は第1の円弧上に配置される磁気センサに比べて大きくなる。また、第2の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさは第1の円弧に対応する部位に比して小さい。よって、第2の円弧に対応する部位におけるオン角度を小さく設定するとともに、第1の円弧に対応する部位におけるオン角度を大きく設定することができる。すなわち、両オン角度の差を大きく設定することができる。
また、凸部及び基礎部に対応する両オン角度の中心値を同一とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転角度検出装置において、前記磁石の各円弧に対応する部位における前記円弧方向の端面は、同部位に対応したオン角度をなす線分に沿って形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、磁石における円弧方向の端面は所望のオン角度をなす線分に沿って形成される。よって、たとえ磁気センサの設置位置が円弧の半径方向にずれた場合であっても、オン角度が変わることはない。これにより、磁気センサの実装位置の自由度が向上する。
本発明によれば、回転角度検出装置において、よりコンパクトに構成することができる。
本実施形態における回転角度検出装置の斜視図。 図1のA−A線断面図。 図1のA−A線断面図。 図1のA−A線断面図。 他の実施形態におけるマグネット15の形状を示した図1のA−A線断面図。 背景技術における回転角度検出装置の説明図。 背景技術における回転角度検出装置の説明図。
以下、本発明にかかる回転角度検出装置を具体化した第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。本例における回転角度検出装置は、シフトレバーの操作位置を検出する。
図1に示すように、回転角度検出装置は、回動部10と、磁気センサ20a〜20fと、基板21と、マグネット15と、ハウジング12a,12bと、制御装置23とを備える。
回動部10は、樹脂で形成されるとともに、シフトレバーの操作に連動して回転する。回動部10は円筒状の回転軸部11を備え、この回転軸部11は回動可能にハウジング12a,12bに支持される。具体的には、ハウジング12a,12bには、それぞれ上下方向に延びる支持孔14a,14bが形成されていて、同支持孔14a,14bに回転軸部11がその軸を中心として摺動回転可能に挿通される。これにより、上下方向に嵌め合わされたハウジング12a,12b内において回転軸部11が回動可能に支持される。回転軸部11には、シフトレバーの操作に伴い回転する軸が一体回転可能に挿入される。従って、シフトレバーの操作に連動して回動部10は回転する。
また、回転軸部11の外周面には扇状の回動板13が設けられている。回動板13は、回転軸部11の回動に伴いその回転軸部11の回転軸を中心としてハウジング12a,12b内で回動する。回動板13のハウジング12b側の面(図1下面)にはマグネット15が固定されている。
マグネット15はプラスティックマグネットにて形成されるとともに、その厚さ方向にN極及びS極が着磁されている。また、図2に示すように、マグネット15は、回転軸部11の軸方向からみて左右対称の階段状に形成される。具体的には、マグネット15における回転軸部11側には、回転軸部11の回転軸を中心とした第1の円弧L1に沿って延びる基礎部16が形成されている。また、マグネット15における基礎部16の回転軸部11と反対側には凸部17が形成されている。凸部17は、上記第1の円弧L1の外周における回転軸部11の回転軸を中心とした第2の円弧L2に沿って延びるとともに、基礎部16の第1の円弧L1方向における中央に位置している。凸部17は、基礎部16と比較して第2の円弧L2方向において小さく形成されている。これら両円弧L1,L2は、磁気センサ20a〜20fを配置するにあたって描かれる仮想的な線分である。
基礎部16の第1の円弧L1方向における両端面は第1の円弧L1に垂直に交わっている。また、凸部17の第2の円弧L2における両端面は第2の円弧L2に垂直に交わっている。すなわち、基礎部16及び凸部17は略扇状に形成されている。
図1に示すように、ハウジング12bの内底面において、マグネット15に対向する位置には基板21が設けられている。この基板21上には6つの磁気センサ20a〜20fが配置されている。本例では磁気センサ20a〜20fとしてホールセンサが採用されている。なお、磁気センサであればホールセンサに限らず、例えばGMR(磁気抵抗効果)センサ等を採用してもよい。図1に示すように、第1の円弧L1上には3つの磁気センサ20a,20c,20eが設置され、第2の円弧L2上には3つの磁気センサ20b,20d,20fが設置される。
また、図2に示すように、磁気センサ20a,20bは、両円弧L1,L2における同一半径線上に位置している。換言すると、磁気センサ20a,20bは両円弧L1,L2における半径方向からみて重なる位置に設けられている。図2においては図示しないものの、磁気センサ20c,20d及び磁気センサ20e,20fも同様にそれぞれ円弧L1,L2における同一半径線上に位置している。磁気センサ20a〜20fは、図1においては計6つ設けられているが、シフトレバーの操作に伴うマグネット15の移動範囲に応じてさらに多数配置される場合もある。各磁気センサ20a〜20fは、マグネット15からの磁束を検出し、その検出結果を制御装置23に出力する。制御装置23は、各磁気センサ20a〜20fの検出結果に基づき、マグネット15の位置ひいては、ドライブ位置、パーキング位置等のシフトレバーの操作位置を判断する。
図2に示すように、回転軸部11の軸方向からみてマグネット15が磁気センサ20a〜20fと重なっているとき、その磁気センサ20a〜20fはマグネット15からの磁束を受けてオン状態となる。よって、マグネット15、すなわち基礎部16及び凸部17の円弧L1,L2方向における大きさにより磁気センサ20a〜20fがオン状態となるオン角度が設定される。オン角度はマグネット15に対応して設定される。以下、磁気センサ20a,20bに対するマグネット15のオン角度について代表して説明する。
図2に示すように、磁気センサ20aがオン状態となる第1のオン角度D1は、第2の円弧L2方向における凸部17の大きさに応じた角度となる。また、磁気センサ20bがオン状態となる第2のオン角度D2は、第1の円弧L1方向における基礎部16の大きさに応じた角度となる。第2のオン角度D2は、第1のオン角度D1を含むように設定されている。また、両オン角度D1,D2の中心値は同一である。両オン角度D1,D2の差を大きく設定したい場合には、第2の円弧L2方向における凸部17の大きさを小さくし、第1の円弧L1方向における基礎部16の大きさを大きくする。
図2に示される状態においては、両磁気センサ20a,20bがオン状態となっている。この状態において回転軸部11が反時計方向に回動されると、それに伴って回転軸部11を中心としてマグネット15が磁気センサ20a〜20fに対して反時計方向へ回動する。これにより、図3の二点鎖線で示すように、磁気センサ20aが第1のオン角度D1外、磁気センサ20bが第2のオン角度D2内に位置すると、磁気センサ20bがオン状態となるとともに磁気センサ20aがオフ状態となる。さらに、回転軸部11が反時計方向に回動されると、図3の実線で示すように、磁気センサ20bも第2のオン角度D2から外れてオフ状態となる。その他の磁気センサ20c〜20fも同様にしてオンオフ状態が切り替わる。このように、制御装置23は、磁気センサ20a〜20fのオンオフ状態に基づきマグネット15の位置ひいてはシフトレバーの操作位置を判断することができる。
以上の構成によれば、基礎部16及び凸部17の両円弧L1,L2方向における大きさにより、両オン角度D1,D2を設定することができる。従って、上記背景技術において説明したように、第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2間の角度差を大きく設定するために、マグネット15を回転軸部11の回転軸に対して垂直方向(円弧L1,L2の半径方向)に大きく形成する必要がなくなる。よって、マグネット15を円弧L1,L2の半径方向にコンパクトに形成することができる。
また、図4に示すように、回転軸部11の回転軸に対して磁気センサ20a〜20fがずれて配置された場合であってもオン角度の誤差を抑制できる。具体的には、上述のように基礎部16及び凸部17における両端面は第1の円弧L1及び第2の円弧L2に垂直に交わっている。換言すると、基礎部16における両端面は第2のオン角度D2をなす線分に沿って形成され、凸部17における両端面は第1のオン角度D1をなす線分に沿って形成される。よって、図4に示すように、回転軸部11の回転軸に対して磁気センサ20a,20bが上下方向にずれて配置された場合であっても、磁気センサ20a,20bがマグネット15から外れる角度、すなわちオン角度D1,D2を一定に保つことができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)マグネット15は、円弧L1,L2に対応する部位(基礎部16及び凸部17)毎に円弧L1,L2方向の大きさが異なるように形成される。これにより、異なる円弧L1,L2上に設けられる磁気センサ20a,20bにおいて所望のオン角度D1,D2を実現することができる。例えば、磁気センサ20bに対応する第2のオン角度D2を大きく設定したい場合には、第1の円弧L1方向における基礎部16を大きく形成する。これにより、上記背景技術で説明したように、第1の円弧L1の半径方向におけるマグネット15を大きく形成することなく、オン角度を大きく設定することができる。よって、当該半径方向におけるマグネット15、ひいては回転角度検出装置をよりコンパクトに構成することができる。
ここで、円弧L1,L2方向におけるマグネット15は大きくなるものの、もともと円弧L1,L2方向には磁気センサ20a〜20fが配置されるところ、回転角度検出装置の大型化にはつながらない。
(2)基礎部16及び凸部17の両端面は第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2をなす線分に沿って形成される。よって、たとえ磁気センサ20a,20bの設置位置が円弧L1,L2の半径方向にずれた場合であっても、オン角度が変わることはない。これにより、磁気センサの実装位置の自由度が向上する。このことから基板21上に効率よく磁気センサを配置できる。例えば図3において、両磁気センサ20a,20bをより接近させることで、基板21をより小さく構成することも可能となる。これにより、回転角度検出装置をコンパクトに構成することができる。
(3)磁気センサは、回転軸から離れるほどにマグネット15の所定角度の回転に対する相対移動量が大きくなる。よって、両磁気センサ20a,20bを比較すると、磁気センサ20aのマグネット15に対する相対移動量は磁気センサ20bに比べて大きくなる。また、凸部17における円弧方向の大きさは基礎部16に比して小さい。よって、基礎部16を第1の円弧L1に対応させ、凸部17を第2の円弧L2に対応させることで、より凸部17におけるオン角度を小さく設定するとともに、基礎部16におけるオン角度を大きく設定することができる。すなわち、両オン角度D1,D2の差を大きく設定することができる。
(4)凸部17は、基礎部16の回転軸と反対側であって、円弧方向における基礎部16の中央に位置している。これにより、凸部17及び基礎部16に対応する両オン角度D1,D2の中心値を一致させることができる。従って、例えば、図2に示すマグネット15を左側に回転させた場合と、右側に回転させた場合とにおける磁気センサ20a,20bのオンオフの切り替え態様を同一とすることができる。
また、この構成によればマグネット15は左右対称(図2参照)に形成される。よって、マグネット15を表裏関係なく設置することができる。なお、マグネット15が表裏反対に設置された場合には、磁気センサに印加される磁界の方向は反対となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、図2に示すようにマグネット15は左右対称に形成されていたが、左右対称でなくてもよい。例えば、凸部17は、その右端面が基礎部16の右端面と同一面を形成する位置に設けられていてもよい。本構成においても、マグネット15を円弧の半径方向にコンパクトに構成しつつ各磁気センサのオン角度を任意に設定することができる。
・上記実施形態においては、基礎部16及び凸部17における両端面は第1の円弧L1及び第2の円弧L2に垂直に交わっていたが、垂直に交わっていなくてもよい。具体的には、例えば、図5に示すように、基礎部16及び凸部17を直方状に形成してもよい。本構成によれば、凸部17及び基礎部16の端面を第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2をなす線分に沿って形成する必要がなく製造が容易である。本構成においても上記(1)の作用効果を得ることができる。また、凸部17及び基礎部16における両端面のうち何れか一方を第1のオン角度D1及び第2のオン角度D2をなす線分に沿って形成してもよい。
・上記実施形態においては、両円弧L1,L2上において円弧の半径方向からみて重なる位置に磁気センサが設置されていた。しかし、これら磁気センサの配置態様は一例であって、両円弧L1,L2において同円弧の半径方向からみて重ならないように両円弧L1,L2上に交互に磁気センサを配置してもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
・上記実施形態においては、第1の円弧L1に基礎部16が対応し、第2の円弧L2に凸部17が対応するようにマグネット15が設置されていた。しかし、マグネット15の設置態様はこれに限らず、例えば第1の円弧L1に凸部17が対応し、第2の円弧L2に基礎部16が対応するようにマグネット15を設置してもよい。この場合、図2におけるマグネット15を裏返すとともに上下反転させる。本構成においても、上記(1)及び(2)の作用効果が得られる。
・上記実施形態においては、第1及び第2の円弧L1,L2に対応して磁気センサが配置されていた。しかし、円弧の数は3つ以上であってもよい。この場合、マグネット15は円弧の数に応じて形成される。具体的には、図2に示す第2の円弧L2の外周に第3の円弧が存在する場合、マグネット15において第3の円弧に対応した部位が新たに形成される。本構成においても、各円弧に対応する部位の円弧方向におけるマグネット15の大きさに基づき3つのオン角度を設定することができる。
・上記実施形態においては、マグネット15はプラスティックマグネットにて形成されていたが、その他、例えば焼結マグネットやネオジム磁石であってもよい。
・上記実施形態においては、シフトレバーの傾動操作に伴いマグネット15が磁気センサ20a〜20fに対して移動していた。しかし、シフトレバーの傾動操作に伴い磁気センサ20a〜20fがマグネット15に対して移動する構成であってもよい。本構成においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
・上記実施形態においては、図2に示すように、回転軸部11の回転軸からみてマグネット15が磁気センサ20a〜20fから外れたときオン状態からオフ状態となっていた。しかし、必ずしもマグネット15が磁気センサ20a〜20fから外れたときオン状態からオフ状態となるわけではない。例えば、マグネット15の磁力や磁気センサ20a〜20fの感度の影響によりマグネット15から磁気センサが外れてから一定角度を超えたときオン状態からオフ状態となる場合もある。この場合であっても、上記実施形態と同様に両円弧L1,L2方向における基礎部16及び凸部17の大きさを変えることでオン角度を変更させることができる。
・上記実施形態においては、回転角度検出装置はシフトレバーの操作位置を検出していたが、回転体の回転角度を検出するものであればその他用途に適用できる。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ前記各磁気センサは第1の円弧上及び同円弧より外側の第2の円弧上に配置されるとともに、前記磁石において前記第1の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさは前記第2の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさに比して大きく形成される回転角度検出装置。
磁気センサは回転軸から離れるほどに、回転軸を中心とした磁石の所定角度の回転に対する移動量は大きくなる。よって、第2の円弧上に配置される磁気センサの磁石に対する相対移動量は第1の円弧上に配置される磁気センサに比べて大きくなる。また、第2の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさは第1の円弧に対応する部位に比して小さい。よって、第2の円弧に対応する部位におけるオン角度を小さく設定するとともに、第1の円弧に対応する部位におけるオン角度を大きく設定することができる。すなわち、両オン角度の差を大きく設定することができる。
(ロ前記磁石は前記第1の円弧に対応する部位である基礎部と、前記第2の円弧に対応する部位である凸部とからなり、前記凸部は前記第2の円弧方向において前記基礎部の中央に設けられる回転角度検出装置。
同構成によれば、凸部及び基礎部に対応する両オン角度の中心値を同一とすることができる。
(ハシフトレバーの操作位置を検出する回転角度検出装置。
10…回動部、11…回転軸部(回転体)、12a,12b…ハウジング、13…回動板、15…マグネット(磁性体)、16…基礎部、17…凸部、20a〜20f…磁気センサ、21…基板、23…制御装置。

Claims (2)

  1. 回転体の回動に伴いその回転軸を中心に磁石に対して相対回転する複数の磁気センサを備え、同磁気センサは前記回転軸を中心に前記磁石を基準として設定されるオン角度内に位置するとき前記磁石からの磁束に基づきオン状態となるとともに、同磁気センサは前記回転体の回転軸を中心とした半径の異なる複数の仮想的な円弧上にそれぞれ配置される回転角度検出装置において、
    前記磁石は前記円弧に対応する部位毎に前記円弧方向における大きさが異なるように形成されることで複数の前記オン角度が設定され
    前記各磁気センサは第1の円弧上及び同円弧より外側の第2の円弧上に配置されるとともに、前記磁石において前記第1の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさは前記第2の円弧に対応する部位における同円弧方向の大きさに比して大きく形成され、
    前記磁石は前記第1の円弧に対応する部位である基礎部と、前記第2の円弧に対応する部位である凸部とからなり、前記凸部は前記第2の円弧方向において前記基礎部の中央に設けられる回転角度検出装置。
  2. 請求項1に記載の回転角度検出装置において、
    前記磁石の各円弧に対応する部位における前記円弧方向の端面は、同部位に対応したオン角度をなす線分に沿って形成される回転角度検出装置。
JP2010197794A 2010-09-03 2010-09-03 回転角度検出装置 Active JP5600528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197794A JP5600528B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 回転角度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197794A JP5600528B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 回転角度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012053006A JP2012053006A (ja) 2012-03-15
JP5600528B2 true JP5600528B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=45906465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010197794A Active JP5600528B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 回転角度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5600528B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049570B2 (ja) * 2013-08-27 2016-12-21 アルプス電気株式会社 回転検出装置
KR101653444B1 (ko) * 2014-06-09 2016-09-02 대성전기공업 주식회사 레인지 로터리 센서 유니트
JP6791033B2 (ja) * 2017-06-16 2020-11-25 株式会社デンソー ポジションセンサ
DE102018002158A1 (de) * 2018-03-16 2019-09-19 Paragon Ag Sensorvorrichtung zur Erfassung einer Drehstellung einer Gelenkwelle von Karosseriekinematikvorrichtungen, z.B. von Spoilern

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891107U (ja) * 1981-12-16 1983-06-20 旭光学工業株式会社 差動検出部を有する測角装置
DE19754843A1 (de) * 1997-12-10 1999-06-24 Bosch Gmbh Robert Antriebsvorrichtung für ein zwischen Endstellungen bewegbares Teil eines Fahrzeugs und Verfahren zu ihrer Herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012053006A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600528B2 (ja) 回転角度検出装置
CN106940165A (zh) 移位检测系统
JP2014229468A5 (ja)
JP2011027627A (ja) 位置検出装置
JP2013029321A (ja) 位置検出装置
US20100219725A1 (en) Motor
JP4979487B2 (ja) 角度センサ
JP2012046046A (ja) シフトレバー装置
JP2008241564A (ja) 舵角検出装置及びステアリング装置
JP2009222518A (ja) 磁気式位置検出装置
JP5643137B2 (ja) シフトレバー装置
JP2017178060A (ja) シフト装置
JP2006300831A (ja) 回転角度検出装置
JP5535858B2 (ja) 近接スイッチ
US11499840B2 (en) Accelerator position sensor
JP2008239055A (ja) シフトレバー装置
JP2015035910A (ja) ロータリーアクチュエータ
KR102462298B1 (ko) 영구 자석의 회전의 수 측정을 위한 센서 어셈블리
JP5589539B2 (ja) 回転トルク検出装置
JP4733591B2 (ja) シフト装置
JP4464249B2 (ja) 回転角度検出装置
JP6182401B2 (ja) 磁気式位置検出装置
JP2016057887A (ja) クリック機構及び入力装置
JP5440125B2 (ja) エンコーダ
JP2010114002A (ja) 近接センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20131022

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20131209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140818

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5600528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Country of ref document: JP