JP5598301B2 - ディーゼルエンジン - Google Patents

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本発明は、ポスト燃料噴射を行うようにしたディーゼルエンジンに関するものである。
ディーゼルエンジンにあっては、排気ガス中の粒状物質を捕集するために、排気通路にDPF(Diesel Particulate Filter=粒状物質捕集フィルタ)が配設される。大量の粒状物質を捕集したDPFの再生のために、DPF上流側の排気通路に酸化触媒が配設されることも一般的に行われている。すなわち、DPF再生時には、膨張行程において、主燃料噴射から間隔をあけてポスト燃料噴射を行って、このポスト燃料噴射された燃料が酸化触媒で酸化(燃焼)されることにより発生する高熱を利用して、DPFの再生が行われる。
一方、ディーゼルエンジンにおいては、Raw・NOx(気筒内から排出された直後の排気ガス中のNOx)を抑制するために、排気ガスを吸気通路に還流するEGRを行うことが一般的に行われている。そして、EGRガス(吸気通路に還流される排気ガス)を吸気通路に還流させるためのEGR通路にEGRクーラを配設して、このEGRクーラによってEGRガスを冷却して新気充填量の低下を最小限に抑えている。
特許文献1には、EGR通路にEGRクーラをバイパスするバイパス通路を設けて、DPF再生のためにポスト燃料噴射を実行するときは、EGRガスをバイパス通路を通して吸気通路に還流させることが提案されている。すなわち、ポスト燃料噴射を実行したときは、排気ガス中に未燃成分が多量に含まれていて、この未燃成分を多量に含む排気ガスをEGRクーラを通過させたときは、未燃成分がEGRクーラの内壁面に多量に付着して(未燃成分が蒸し焼き状態となってカーボンとして堆積して)冷却効率が悪化したり、極端な場合にはEGRクーラに詰まりを生じてしまうことになる。このため、ポスト燃料噴射の実行時には、EGRガスがEGRクーラをバイパスするようにしている。
特開2006−233947号公報
特許文献1に記載のように、ポスト燃料噴射を実行するときに、EGRガスをEGRクーラをバイパスさせて流すときは、高温のEGRガスがそのまま吸気通路に還流されてしまい、Raw・NOx抑制の上では好ましい反面、新気充填量が低下してしまうことになる。特に、トルクが要求される中負荷域以上の高負荷域において、新気充填量の低下に伴うトルク低下が問題となる。なお、ポスト燃料噴射の実行時にはEGRを行わないことも考えられるが、この場合はRaw・NOxが増大してしまうことになる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、ポスト燃料噴射の実行時において、Raw・NOxの抑制と新気充填量の確保とを共に満足できるようにしたディーゼルエンジンを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
エンジンの排気通路に、DPF(粒状物質捕集フィルタ)が配設されると共に該DPFの上流側において酸化触媒が配設され、
前記DPFの再生時に、膨張行程において、主燃料噴射から間隔をあけて前記酸化触媒で酸化反応させるためのポスト燃料噴射を行うようにした多気筒のディーゼルエンジンにおいて、
EGR通路にEGRクーラが配設され、
前記EGRクーラ上流側のEGR通路が、互いに独立した第1EGR通路と第2EGR通路とから構成され、
前記第1EGR通路の排気ガス取出し部が一部の気筒となる特定気筒の排気通路に設定されると共に、前記第2EGR通路の排気ガス取出し部がその他の気筒の排気通路に設定され、
前記ポスト燃料噴射の実行領域において、前記第1EGR通路が開かれると共に、前記第2EGR通路が閉じられ、
前記ポスト燃料噴射の実行領域において、前記特定気筒に対する該ポスト燃料噴射量がその他の気筒に対するポスト燃料噴射量よりも少なくされる、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、ポスト燃料噴射の実行時には、特定気筒からの排気ガスがEGRクーラを通して冷却された後に吸気通路に還流されることになり、Raw・NOxが抑制されると共に、新気充填量の確保を図ることができる。また、特定気筒からの排気ガスは、その他の気筒からの排気ガスに比して、ポスト燃料噴射による噴射量が少なくされているので、EGRクーラの内壁面に多量の未燃成分が付着してしまう事態も防止あるいは抑制することができる。なお、特定気筒の気筒数は1あるいは複数に設定することができ、また特定気筒のポスト燃料噴射の噴射量を0にすることもできる。
以上に加えて、ポスト燃料噴射を実行しないときのEGRを、第1EGR通路と第2EGR通路との両方を通して行うことが可能となり、多量EGRを行う上で好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記EGRクーラをバイパスするバイパス通路を有し、
中負荷以上の高負荷域における前記ポスト燃料噴射の実行時には、前記バイパス通路を閉じて、前記EGRクーラを通してEGRが実行される、
ようにしてある(請求項対応)。この場合、高負荷域において、Raw・NOxを抑制しつつ、大きなトルクを確保することができる。
低負荷域での前記ポスト燃料噴射の実行時には、前記バイパス通路を通してEGRが実行される、ようにしてある(請求項対応)。この場合、低負荷域では、EGRガスをEGRクーラをバイパスさせることにより、EGRクーラへの未燃成分の付着をより確実に防止することができる。また、低負荷域では、大きなトルクが要求されないために、EGRクーラをバイパスさせてもトルク確保の点でなんら問題のないものとなる。
エンジンの暖機促進時には、前記ポスト燃料噴射を実行すると共に、前記バイパス通路を通してEGRが実行される、ようにしてある(請求項対応)。この場合、暖機促進のためにポスト燃料噴射を実行するときに、Raw・NOxを抑制しつつ、EGRクーラへの未燃成分の付着を防止することができる。
本発明によれば、ポスト燃料噴射の実行時において、Raw・NOxの抑制と新気充填量の確保とを共に満足させることができる。
本発明の一実施形態を示す全体系統図。 図1のうちEGR通路に関連した部分の参考例を詳細に示す簡略平面図。 その他の気筒における燃料噴射態様を示す図。 特定気筒における燃料噴射態様を示す図。 本発明の実施形態を示すもので、図2に対応した簡略平面図。
図1において、1はエンジン(エンジン本体)で、実施形態では直列4気筒の自動車用ディーゼルエンジンとされている。エンジン1は、既知のように、シリンダ2とシリンダヘッド3とピストン4とを有している。ピストン4の上方の形成される燃焼室5に対して、吸気ポート6および排気ポート7が開口されている。吸気ポート6は吸気弁8によって開閉され、排気ポート7は排気弁9によって開閉される。そして、シリンダヘッド3には、燃焼室5に臨ませて、燃料噴射弁10が取付けられている。なお、実施形態では、コモンレール式の燃料噴射とされて、燃料噴射弁10からは極めて高圧の燃料が噴射されるようになっている。
吸気ポート6に連なる吸気通路20には、その上流側から下流側に向けて順次、エアクリーナ21,第1排気ターボ式過給機22のコンプレッサホイール22a、第2排気ターボ式過給機23のコンプレッサホイール23a、インタークーラ24,スロットル弁25,サージタンク26が配設されている。そして、サージタンク26と各気筒(の吸気ポート6)とが個々独立して、分岐吸気通路27によって接続されている。
吸気通路20には、バイパス通路28が設けられている。このバイパス通路28は、その上流側端が、コンプレッサホイール22aと23aとの間の吸気通路20に開口されている。また、バイパス通路28の下流側端は、コンプレッサホイール23aとインタークーラ24との間の吸気通路20に開口されている。そして、バイパス通路28には、制御弁29が配設されている。
排気ポート7に連なる排気通路30には、その上流側から下流側に向けて順次、第2排気ターボ式過給機23のタービンホイール23b、第1排気ターボ式過給機22のタービンホイール22b、酸化触媒31,DPF32が接続されている。
排気通路30は、バイパス通路33とウエストゲート通路34とを有する。バイパス通路33は、その上流側端がタービンホイール23bの上流側において排気通路30に開口されている。このバイパス通路33の下流側端は、タービンホイール22bと23bとの間の排気通路30に開口されている。そして、バイパス通路33には、制御弁35が配設されている。
ウエストゲート通路34は、その上流側端が、タービンホイール22bと23bとの間の排気通路30に開口されている。このウエストゲート通路34の下流側端は、タービンホイール22bと酸化触媒31との間の排気通路30に開口されている。そして、ウエストゲート通路34には、ウエストゲートバルブ36が配設されている。
第1排気ターボ式過給機22は大型のものとされ、第2排気ターボ式過給機23は小型のものとされている。低回転、低負荷域では、主として小型の第2排気ターボ式過給機23による過給が行われ、このときに、制御弁29、35は閉じられる。また、高負荷域では主として大型の排気ターボ式過給機22による過給が行われ、このときは、制御弁29、35が開かれる。実施形態では、エンジン回転数とエンジン負荷(例えばアクセル開度)とをパラメータとして設定されたマップに基づいて、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラUによって、各制御弁28、35が制御される。過給圧が所定の上限圧を超えたときは、ウエストゲートバルブ36が開かれる。なお、主として小型の排気ターボ式過給機23によって過給する状態から、主として大型の排気ターボ式過給機22によって過給する状態へと移行する過渡期には、制御弁29,35が中間開度とされることもある。なお、このような過給制御そのものは本発明とは直接関係がないので、これ以上の説明は省略する。
吸気通路20と排気通路30とは、EGR通路50を介して接続されている。このEGR通路50の上流側端は、タービンホイール23bの上流側の排気通路30に開口されている。また、EGR通路50の下流側端は、スロットル弁25とサージタンク26の間の吸気通路20に開口されている。
EGR通路50には、EGRクーラ51が接続されると共に、EGRクーラ51の上流側においてEGR弁52が配設されている。EGR通路50には、EGRクーラ51をバイパスするバイパス通路53が設けられている。このバイパス通路53は、その上流側端がEGR弁52の上流側においてEGR通路50に開口され、その下流側端がEGRクーラ51の下流側においてEGR通路50に開口されている。そして、バイパス通路54には、制御弁54が配設されている。
次に、図2を参照しつつ、EGR通路50に関連した部分についての参考例を説明し、その後、参考例に対応した本発明の実施形態について図5を参照しつつ説明する。まず、図2において、エンジン1の各気筒が、C1〜C4として示される。吸気ポート6,排気ポート7は、1つの気筒についてそれぞれ2個づつ設けられている。このため、排気通路30の一部を構成する排気マニホールド60は、各気筒C1〜C4毎に個々独立した4つの分岐通路61A〜61Dを有し、各分岐通路61A〜61Dはさらに2つに分岐されて2つの排気ポート7に連なっている。そして、各気筒毎に独立した4本の分岐通路61A〜61Dの下流側は、それぞれ合流部62で連なって、この合流部62から下流側へと排気ガスが流れることになる。
EGR通路50の上流側端(つまり排気ガス取出し部)は、排気マニホールド61のうち、特定気筒としての4番気筒C4用の分岐通路61Dに開口されている。つまり、各気筒C1〜C4のうち、EGR通路50へ導入される排気ガスは、もっぱら4番気筒C4からの排気ガスとなり、その他の気筒C1〜C3からの排気ガスはEGR通路50へ殆ど導入されない設定とされている。
ここで、燃料噴射弁10からの燃料噴射制御は、コントローラU(図1参照)によって行われる。DPF32の再生時にはポスト燃料噴射が実行される。すなわち、図3において、圧縮上死点よりも前においてプレ燃料噴射が実行され、このプレ噴射が終了した後で、圧縮上死点付近となった時点から主燃料噴射が実行される。そして、主燃料噴射が終了した後、間隔をあけてポスト燃料噴射が2回に分けて行われる。実施形態では、図3のようなポスト燃料噴射は、特定気筒以外のその他の気筒C1〜C3についてのみ行われる。DPF再生時であっても、特定気筒としての4弁気筒については、ポスト燃料噴射の噴射量が0とされる。
その他の気筒となるC1〜C3に対するポスト燃料噴射を行うことにより、多量の未燃成分が酸化触媒31に導入されて、ここで酸化(燃焼)され、酸化触媒31が高熱を発生することになる。そして、酸化触媒31の高熱により、DPF32が再生されることになる。
ポスト燃料噴射が行われるDPF32の再生時であっても、EGR弁52が開弁されると共に、制御弁54が閉弁されて、排気ガスがEGRクーラ51を通って吸気通路20へ還流される。このとき、特定気筒となる4番気筒C4にはポスト燃料噴射が行われていないので、EGRクーラ51を通過する排気ガスは、未燃成分を殆ど含まないものとなる。これにより、EGRクーラ51への未燃成分の付着が防止されることになる。そして、排気ガスがEGRクーラ51で冷却されて吸気通路へ還流されることにより、新気充填量を増大させることができ、またRaw・NOxを抑制することができる。
その他の気筒としての1番気筒C1〜3番気筒C3に対してポスト燃料噴射を実行する一方、特定気筒としての4番気筒C4に対してはポスト燃料噴射を実行しない燃料噴射態様は、エンジンの全負荷域で採択することができるが、特に、新気充填量の確保が要求される中負荷以上の高負荷域において採択される。低負荷域でのDPF再生時には、新気充填量が要求されないので、EGRクーラ51をバイパスするバイパス通路53を通して排気ガスを吸気通路20へ還流させるようにしてもよい(EGR弁52を閉弁とし、制御弁54を開弁させる)。低負荷域において、EGRクーラ51をバイパスしてEGRを行う場合は、EGRクーラ51への未燃成分の付着防止の上で好ましいものとなる。なお。低負荷域の場合は、大きなトルクが要求されないので、高温の排気ガスが吸気通路20へ還流されても問題のないものである。なお、上記中負荷となるエンジン負荷しきい値の大きさはあらかじめ作成されてコントローラUに記憶されているが、このしきい値は例えばエンジン回転数をパラメータとして変更することができる(例えば、エンジン回転数が高いほどしきい値を小さくする)。
エンジンの暖機促進のために、ポスト燃料噴射を行うこともできが、の場合は、バイパス通路53を通して排気ガスを吸気通路へ還流するようにしてある(EGR弁52を閉弁とし、制御弁54を開弁する)。エンジン暖機時は、大きなトルクが要求されないときなので、このときは、EGRクーラ51への未燃成分付着防止のために、排気ガスをEGRクーラ51を通さないようにするのが好ましいものとなる。
図5は、本発明の実施形態を示すもので、図2に対応したものである。本実施形態では、特定気筒として、3番気筒C3と4番気筒C4としてある(1番気筒C1と2番気筒C2とがその他の気筒となる)。具体的には、排気マニホールド60B(図2の60に対応)は、2つの中間合流部62,63と、この中間合流部62と63とが合流される1つの最終合流部64を有する。中間合流部62は、1番気筒C1用の分岐通路61Aと2番気筒C2用の分岐通路61Bとの合流部とされる。また、中間合流部63は、3番気筒C3用の分岐通路61Cと4番気筒C4用の分岐通路61Dとの合流部とされる。
EGRクーラ51への排気ガス導入経路として、第1EGR通路71と第2EGR通路72とが設けられてる。第1EGR通路71は、特定気筒用の中間合流部63に開口されている。また、第2EGR通路72は、その他の気筒用の中間合流部62に開口されている。そして、第12EGR通路71には制御弁(EGR弁)73が配設され、第2EGR通路72には第2制御弁(EGR弁)74が配設されている。なお、バイパス通路53の上流側は、各EGR通路71,72に接続されている。
図5の実施形態においても、DPF32の再生のためのポスト燃料噴射は、その他の気筒となる1番気筒C1と2番気筒C2のみに対して行われて、特定気筒としての3番気筒C3、4番気筒C4に対しては実行されない。DPF32の再生時には、制御弁54、74が閉じられる一方、制御弁73,EGR弁52が開弁されて、特定気筒としての3番気筒C3、4番気筒C4からの排気ガスがEGRクーラ51を通って吸気通路20は還流される。なお、低負荷域やエンジンの暖機促進時においてポスト燃料噴射を行うときは、排気ガスはバイパス通路53を通して吸気通路20へ還流される(制御弁54が開弁で、制御弁73、74が閉弁)。
ポスト燃料噴射を実行しないとき、特に高負荷域では、両制御弁73、74が開弁されて(EGR弁52も開弁される)、全気筒C1〜C4からの多量の排気ガスを吸気通路20に還流させることができる(いわゆるヘビーEGRが可能となる)。勿論、全気筒C1〜C4からの排気ガスを、バイパス通路53を通して吸気通路20に還流させることも可能である。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。エンジンの気筒数は、多気筒(複数気筒)であれば、例えば6気筒等、適宜の気筒数とすることができる。特定気筒の数は、全気筒数よりも少ない数であれば、適宜の数を選択することができる。特定気筒に対するポスト燃料噴射の噴射量は、0にすることなく、その他の気筒に比して減量したものであってもよい。排気ターボ式過給機は、1つであってもよく、あるいは排気ターボ式過給機を有しないものであってもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、例えば自動車用ディーゼルエンジンに適用して好適である。
1:エンジン
5:燃焼室
6:吸気ポート
7:排気ポート
10:燃料噴射弁
20:吸気通路
30:排気通路
31:酸化触媒
32:DPF
50:EGR通路
51:EGRクーラ
52:EGR弁
53:バイパス通路
54:制御弁
60:排気マニホールド(図2)
60B:排気マニホールド(図5)
61A〜61D:分岐排気通路
71:第1EGR通路
72:第2EGR通路
73,74:制御弁
C1〜C4:気筒
C1〜C3:気筒(その他の気筒−図2)
C4:気筒(特定気筒−図2)
C1、C2:気筒(その他の気筒−図5)
C3,C4:気筒(特定気筒−図5)

Claims (4)

  1. エンジンの排気通路に、DPF(粒状物質捕集フィルタ)が配設されると共に該DPFの上流側において酸化触媒が配設され、
    前記DPFの再生時に、膨張行程において、主燃料噴射から間隔をあけて前記酸化触媒で酸化反応させるためのポスト燃料噴射を行うようにした多気筒のディーゼルエンジンにおいて、
    EGR通路にEGRクーラが配設され、
    前記EGRクーラ上流側のEGR通路が、互いに独立した第1EGR通路と第2EGR通路とから構成され、
    前記第1EGR通路の排気ガス取出し部が一部の気筒となる特定気筒の排気通路に設定されると共に、前記第2EGR通路の排気ガス取出し部がその他の気筒の排気通路に設定され、
    前記ポスト燃料噴射の実行領域において、前記第1EGR通路が開かれると共に、前記第2EGR通路が閉じられ、
    前記ポスト燃料噴射の実行領域において、前記特定気筒に対する該ポスト燃料噴射量がその他の気筒に対するポスト燃料噴射量よりも少なくされる、
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 請求項1において、
    前記EGRクーラをバイパスするバイパス通路を有し、
    中負荷以上の高負荷域における前記ポスト燃料噴射の実行時には、前記バイパス通路を閉じて、前記EGRクーラを通してEGRが実行される、
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
  3. 請求項において、
    低負荷域での前記ポスト燃料噴射の実行時には、前記バイパス通路を通してEGRが実行される、ことを特徴とするディーゼルエンジン。
  4. 請求項または請求項において、
    エンジンの暖機促進時には、前記ポスト燃料噴射を実行すると共に、前記バイパス通路を通してEGRが実行される、ことを特徴とするディーゼルエンジン。
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