JP5596968B2 - フレネルレンズ及び射出成形用金型 - Google Patents

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Description

本発明は、フレネルレンズ及びそれを製造する際に使用される射出成形用金型に関するものである。特に本発明は、金型を用いてプラスチック射出成形にてフレネルレンズを製造する際に発生する外観品質の向上を企図した前記フレネルレンズ及び射出成形用金型に関するものである。
フレネルレンズは、レンズ面を切り出して同心円状に平面的に並べた輪帯構造を有しており、プリズムの集合体としてとらえることもできる。一般的にレンズにパワー(屈折力)をもたせようとするとレンズ面の曲率が増大しレンズが厚くなるが、フレネルレンズ化することによって平板でありながら集光機能を持たすことができ、コンパクト化及び高集積化が可能になる。フレネルレンズの実用例として、背面投影型のスクリーン、オーバヘッドプロジェクタのコンデンサーレンズ、カメラのファインダのフォーカシングスクリーンなどが挙げられる。
一般的なフレネルレンズは、レンズ面が球面で、輪帯の高さは中心輪帯から外周輪帯にかけて徐々に高くなっており、輪帯のピッチは内周から外周まで数十μm程度で一定である。
フレネルレンズでサイズが小さいものはプラスチック射出成形によって製造されることが多く、特許文献1にはフレネルレンズの射出成形方法が提案されている。射出成形は、圧縮成形に比べてサイクルタイムが短いため生産性を大幅に向上させることができるが、冷却時の基材の収縮が大きいため、フレネルレンズ表面の微細輪帯構造が金型に食い込んで離型性が困難になることがある。この問題を解決するために、特許文献1では、固定側金型より可動側金型の温度を高くして、可動側の樹脂の収縮量を大きくし反らせることによって、離型を促進する方法が開示されている。また、輪帯に沿って樹脂が回りこんで発生するウエルドを回避するためのゲート形状も提示されている。
特開平6−892号公報
ところで、フレネルレンズには、外形形状が円形以外のものがある。たとえば外形形状が矩形状のフレネルレンズでは、外形形状の内部に収まっている内周部の輪帯は360°の円形状になっているのに対して、外周部では外形形状により輪帯が分断または分割される。このようなフレネルレンズを成形するための射出成形用金型においては、円形状の輪帯に対応する場所では開放部のない円形溝になっているのに対して、分断または分割されたの輪帯に対応する場所では端部で途切れた円弧形溝になっている。
このような射出成形用金型を用いてフレネルレンズを射出成形すると、全ての輪帯を一様に形成するのが困難であるという課題がある。即ち、射出成形では注入された樹脂がキャビティ内の空気を押し出すようにして充填が進む。フレネルレンズの射出成形においては、前記円形溝部では空気が逃げる箇所がなく樹脂の充填が阻害されるのに対して、前記円弧形溝部では樹脂の流入にともなって円弧端部の溝の切れ目から空気が排出されるために充填が進む。この成形性の差異によって、内側と外側とで輪帯間に形状差異が生じる。以下、これに関し、図面を参照して説明する。
例えば、図10は、外形形状が長方形であるフレネルレンズである。長方形外形形状とフレネル輪帯の中心とが一致している。長方形の内接円となる輪帯2よりも内側の輪帯1は360°の円形状となるのに対して、輪帯2よりも外側の輪帯3は二つに分割されて中心角が180°未満の円弧形状となる(図10(a))。さらに外側では、長方形の短辺と接する輪帯5を境に内側の輪帯4は二分割されて同一半径を持つ二つの円弧形状の輪帯が存在しているが、輪帯5より外側の輪帯6では四分割されて前記同一半径輪帯の数は四つとなっている(図10(b))。
また、図11に示すように、長方形の外形に対してフレネル輪帯の中心が僅かに上方にずれていると、前記輪帯が円形状から円弧形状に変化する位置、および同一半径輪帯の数が変化する位置も変わる。この場合、前記位置は以下に示す三ヶ所である。即ち、フレネル輪帯の中心と近い方の長辺と接する輪帯8より内側の輪帯7は360°の円形状となるのに対して、輪帯8より外側の輪帯9は中心角が360°未満の円弧形状となる(図11(a))。また、前記フレネル輪帯の中心から遠い方の長辺と接する輪帯10より外側の輪帯11は、同一半径の二つの円弧形状の輪帯となる(図11(b))。さらに、短辺と接する輪帯12より外側の輪帯13は同一半径の四つの円弧形状の輪帯となる(図11(c))。
以上のようなフレネルレンズを射出成形したとき、上記の輪帯の形状または個数が変わる境界部がフレネル面上で成形性の異なる領域の境界部となり、この境界部が、他の部分とは異なるように見えてしまい、さらなる外観品質の向上が求められていた。
上記問題を解決するために、本発明のフレネルレンズは、基材の表面に、同心に配列された複数の円形状の輪帯及び複数の円弧形状の輪帯が形成されているフレネルレンズであって、前記基材の表面は、前記複数の円形状の輪帯の一部が配列された中心領域と、該中心領域の外側に位置し前記複数の円弧形状の輪帯の一部が配列された外周領域と、前記中心領域と前記外周領域との間にあって輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を含み、前記複数の円形状の輪帯の他の一部及び前記複数の円弧形状の輪帯の他の一部が形成された境界領域を有し、前記境界領域の輪帯のピッチは、前記中心領域及び前記外周領域の輪帯のピッチよりも小さいことを特徴とする。
また、本発明のフレネルレンズは、基材の表面に、同心に配列された、複数の円形状及び複数の円弧形状の輪帯が形成されているフレネルレンズであって、前記基材の表面は、前記複数の円形状の輪帯の一部が配列された中心領域と、該中心領域の外側に位置し前記複数の円弧形状の輪帯の一部が配列された外周領域と、前記中心領域と前記外周領域との間にあって輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を含み、前記複数の円形状の輪帯の他の一部及び前記複数の円弧形状の輪帯の他の一部が形成された境界領域とを有し、前記外周領域は、同一半径の前記円弧形状輪帯の個数が変化する外周境界輪帯を挟んで内側及び外側の複数の輪帯である外周境界領域を有し、前記境界領域の輪帯のピッチおよび前記外周境界領域の輪帯のピッチは、前記中心領域の輪帯のピッチよりも小さいことを特徴とする。
また、本発明の射出成型用金型は、上記記載のフレネルレンズを転写形成するための形状転写面を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記解決手段により、プラスチック射出成形でフレネルレンズを製造する際に、輪帯が円形状から円弧形状に変化する境界領域であっても他の部分と同様な外観を得ることができ、外観品質を向上させることができる。
本発明によるフレネルレンズの一実施形態の模式的斜視図である。 円形状輪帯を説明するための模式的斜視図である。 輪帯のピッチを説明するための模式的断面図である。 円弧形状輪帯を説明するための模式的斜視図である。 射出成形における形状変化を示す模式図である。 一眼レフカメラのピント板の模式的斜視図である。 輪帯とピッチの対応を説明するための模式図である。 実施例の結果を示す図である。 実施例の結果を示す図である。 外形形状が長方形であり外形形状の中心と輪帯の中心とが一致しているフレネルレンズの模式図である。 外形形状が長方形であり外形形状の中心と輪帯の中心とがずれているフレネルレンズの模式図である。
(第一の実施形態)
以下に本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるフレネルレンズの一実施形態の模式的斜視図である。図1において、基材の外形形状は正方形であり、その表面に、同心に配列された複数の円形状及び複数の円弧形状の輪帯が形成されている。本実施形態のフレネルレンズは、プラスチック基材の表面に、同心に配列された39の円形状または円弧形状の輪帯が形成されているフレネルレンズである。
基材の表面は、前記複数の円形状の輪帯の一部である、円形状の第一輪帯19乃至第十七輪帯20が配列された中心領域を有する。
また、中心領域の外側に位置し、前記複数の円弧形状の輪帯の一部である、円弧形状の第三十七輪帯23乃至第三十九輪帯24が配列された外周領域を有する。
そして、円形状から円弧形状に変化する境界輪帯である第二十七輪帯21と、その内側の第十八輪帯乃至第二十六輪帯と、境界輪帯の外側の第二十八輪帯22乃至第三十六輪帯と、が配列された境界領域をさらに有する。
境界領域の輪帯のピッチは、中心領域及び外周領域の輪帯のピッチ即ちフレネルレンズの基本となるピッチであるベースピッチよりも小さい。また、境界領域の輪帯のピッチは、境界輪帯である第二十七輪帯21において境界領域内において最小となり、その内側及び外側に向かって増加している。
本実施形態においては、39の円形状または円弧形状の輪帯が形成されているものを説明したが、もちろんこれに限るものではない。尚、最外周輪帯は端部により不完全形状となっているため、輪帯として数えていない。輪帯とはレンズ面を切り出した一山の面のことを指し(図2)、輪帯のピッチとは輪帯の谷から谷までの水平距離と定義する(図3)。輪帯が円形状とはすなわち輪帯が欠損することなく円形状で連なっている状態のことを指す(図2)。また、輪帯が円弧形状とはすなわち円形状輪帯の一部が欠損している状態(図4(a))または、分割された各々の輪帯(図4(b))を指す。また、図4(b)は、同一半径の輪帯と称する場合もある。
本実施形態においては、第二十七輪帯21と第二十八輪帯22との境界で、輪帯が円形状から円弧形状に変化する。第二十八輪帯22以降は第三十九輪帯24までは輪帯が四分割されて同一半径の輪帯が四つ存在している。
また、本実施形態においては、輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯である第二十七輪帯21のピッチが、ベースピッチの三分の二であり最小ピッチとなる。そして当該輪帯を中心として内側及び外側の複数の輪帯(本実施形態においてはそれぞれ9輪帯)が円形状から円弧形状に変化する境界部である境界領域を構成している。ここで、形状が変化する境界である輪帯(本実施形態では第二十七輪帯)を境界輪帯としたが、境界である輪帯から数輪帯程度ずれているものも含まれるものとする。また、最小のピッチとは、境界領域内において最小であるという意味である。
前記境界領域では、輪帯ピッチが第二十七輪帯21から内側へとベースピッチに向かって漸近的に増大している。また、第二十七輪帯21から外側へとベースピッチに向かって漸近的に増大している。輪帯ピッチの変化を内側から記すと、第一輪帯19から第十七輪帯20まではベースピッチで一定である。ここから外側に向かってピッチが漸近的に減少し、第二十七輪帯21で最小ピッチとなり、更に、ここから外側に向かってピッチは漸近的に増大する。第三十七輪帯23から第三十九輪帯24まではベースピッチで一定となっている。本明細書においては、前記円形状の輪帯が配列された輪帯のピッチがベースピッチで一定である領域(本実施形態においては第一輪帯19から第十七輪帯20まで)を中心領域と称する。また、該中心領域の外側に位置し前記円弧形状の輪帯が配列され、輪帯のピッチがベースピッチで一定である領域(本実施形態においては第三十七輪帯23から第三十九輪帯24まで)を外周領域と称する。さらに、円形状から円弧形状に変化し、前記中心領域と前記外周領域との境界部である領域(本実施形態においては第十八輪帯から第三十六輪帯まで)を境界領域と称する。また、ベースピッチとはフレネルレンズの基本となるピッチであり、フレネル面上で大部分を占める等ピッチで並んでいる輪帯のピッチのことを称する。
以上のように境界領域の輪帯ピッチをベースピッチより小さくすることで、プラスチック射出成形でフレネルレンズを製造する際に輪帯形状が円形状から円弧形状に変化する境界部で発生する視認性の差異を目立たなくすることができる。これは、射出成形時に発生する隣接輪帯同士の形状差異が緩和されることに基づく。
次に、射出成形性の差異に基づく外観の差異及び視認性の差異について、説明する。
図1に示す、輪帯が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯21付近において他の部分とは見え方が異なってしまう視認性の差異が発生する場合がある。これは、射出成形時における空気等のガスの逃げ道の有無が一因として考えられる。図5(a)にて模式的部分断面を示すように、境界輪帯21の内側と外側とで輪帯の樹脂(プラスチック)の充填率が異なる。あるいは、図5(b)にて模式的部分断面を示されるように、輪帯の斜面(レンズ形状面)の変形率が異なることが確認されている。尚、これらの図は、説明のため誇張して描いている。これらの形状差異が領域状の視認性の違いとなると考えられる。
そこで、本発明では、輪帯が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯並びにその内側及び外側のそれぞれ少なくとも一輪帯を含む境界領域において、輪帯ピッチを他の輪帯のピッチよりも小さくするものである。
視認性の差異が発生してしまうのは、前記輪帯形状が円形状から円弧形状に変化する境界領域において、輪帯の形状が極端に変化してしまうためであると考えられる。このため、境界領域の輪帯のピッチそのものを周囲の輪帯のピッチより小さくすることにより、射出成形における輪帯形状の変形の絶対量を減少させる。また、境界領域において、境界輪帯の内側及び外側それぞれ複数の輪帯のピッチを変化させる場合、この変化そのものが外観として目立たぬようにするのが好ましい。このため、境界輪帯を最小ピッチとして、中心領域及び外周領域の輪帯との間に存在する複数の輪帯のピッチを、ベースピッチに向けて階調的に変化させるのが好ましい。
(第二の実施形態)
以下、本発明によるフレネルレンズをカメラの光学部品へ適用した一実施形態につき、説明する。一眼レフカメラのファインダを覗いたときに観察される像は、撮影レンズによってカメラ内に取り込まれた像がミラーを介して投影場所を示すものとして機能する光学部品に映し出されたものである。前記光学部品は一般的にピント板、ピントグラス、フォーカシングスクリーン等といった名称で呼ばれているが、ここでは統一してピント板と称することとする。ピント板は板状の形状をしており、光を集光する機能を有するフレネルレンズと像をスクリーンのように結像する機能を有するマット面部材とが表裏で貼り合わせて一体化されたものとなっている。
図6に一眼レフカメラのピント板の一実施形態の模式的斜視図を示す。外形形状は長手方向25mm及び短手方向15mmの長方形であり、厚さは1.5mmである。ベースピッチ30μmの輪帯が並ぶフレネル面では中心から外周部へいくほど輪帯のレンズ面の傾斜角度は増大しており、最外周近傍の輪帯のレンズ面の高さ方向寸法が約20μmになっている。フレネルレンズにおいて、輪帯が長辺と接する輪帯25を境界として、内側から輪帯の形態が円形状から円弧形状に変化する。また、短辺と接する箇所が2箇所ある輪帯26では内側から同一半径を持つ円弧形状輪帯の数が二つから四つに変化する。輪帯が円形状とはすなわち輪帯が欠損することなく円形状で連なっている状態のことを指す(図2)。また、輪帯が円弧形状とはすなわち円形状輪帯の一部が欠損している状態(図4(a))または、分割された各々の輪帯(図4(b))を指す。また、図4(b)は、同一半径の輪帯とも称する。前記輪帯25と26とを比較したとき、成形状態の差異及びこれに基づく外観の差異が特に大きくなりやすいのは前者であるため、ここでは前者及びその近傍においてのみフレネル輪帯のピッチを変更した例を示す。ピッチを変更する範囲即ち中心領域と外周領域と境界領域の幅は必要に応じて適宜選択できる。また、ピッチを最小とする箇所(輪帯)は基本的に前記輪帯25に示す輪帯であるが、ここでいう境界輪帯は、前記輪帯25と数輪帯程度ずれているものも含まれるものとする。
本実施形態においては、輪帯の総数は728であり、第409輪帯は完全な円形状、第410輪帯は一部欠損した円弧形状、第411輪帯は完全に二分割された円弧形状となっている。輪帯の形状が変化している箇所が三つの輪帯に渡っているため、より確実な効果が望めるように、本実施形態では最小ピッチを設定する輪帯を二つとし、第410輪帯及び第411輪帯のピッチを最小とし22μm(0.022mm)とする。最小ピッチを設定する輪帯は形状が変化する近傍の輪帯を含んで適宜選択できる。ここを中心として内側及び外側の境界領域のピッチは0.5μmずつベースピッチ30μm(0.03mm)まで増大する仕様となっている。つまり、輪帯の分布を内側からプロットすると、中心の第1輪帯から第394輪帯までのピッチはベースピッチ30μmであり、第395輪帯からピッチが0.5μmずつ減少する。そして、輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界箇所に近接する第410輪帯及び第411輪帯で22μmと境界領域内において最小になる。ここより外側に向けてピッチは0.5μmずつ増大し、第427輪帯以降のピッチはベースピッチ30μmとなっている(図7)。
以上のように境界領域の輪帯ピッチをベースピッチより小さくすることで、プラスチック射出成形でフレネルレンズを製造する際に輪帯形状が円形状から円弧形状に変化する境界及びその近傍で発生する外観の差異を目立たなくすることができる。これは、射出成形時に発生する隣接輪帯同士の形状差異が緩和されることに基づく。
以上、輪帯が外形形状長辺と接する箇所である輪帯25を含む境界領域の構成につき述べたが、輪帯が外形形状短辺と接する箇所である輪帯26を含む境界領域についても同様に、以下のような構成とすることができる。即ち、基材の表面の外周領域(第427輪帯より外側の領域)は、同一半径の円弧形状輪帯の個数が2である第1の領域部分と該個数が4である第2の領域部分からなる。第1の領域部分は、輪帯25の外側であって輪帯26より内側の領域部分であり、第2の領域部分は、輪帯26より外側の領域部分である。外周部に位置し、形状が変化する第二の輪帯をここでは外周境界輪帯と称する。(本実施形態においては輪帯26)。また、外周境界輪帯の内側及び外側の複数の輪帯を含んで、外周境界領域が形成される。外周境界領域においては、円弧形状輪帯のピッチは、ベースピッチよりも小さい。また、外周境界領域における円弧形状輪帯のピッチは、外周境界輪帯において最小であり、その内側及び外側に向かって増加する。ここで最小とは、外周境界領域内において最小であることを示すものであって、フレネルレンズ全体において、最小ピッチであるとは限らない。また、ピッチを最小とする箇所(輪帯)は基本的に前記輪帯26に示す輪帯であるが、ここでいう境界輪帯は、前記輪帯26と数輪帯程度ずれているものも含まれるものとする。
以上のようなフレネルレンズの基材表面を転写形成するために、射出成形用金型が使用される。この射出成形用金型は、フレネルレンズ基材表面の形状に対応する形状(即ちフレネルレンズ基材表面の凹凸を反転したような凹凸を有する形状)の形状転写面を有する。
以下、実施例により本発明を説明する。
[実施例1]
図8を参照しながら本実施例を説明する。
射出成形により、第二の実施形態で説明したフレネルレンズを製造した。境界領域における輪帯の最小ピッチは22μmであり、輪帯のピッチの変化幅(互いに異なるピッチの隣接輪帯間でのピッチ変化量)は0.5μmであり、これは、ベースピッチ30μmに対する比率1.67%に相当する。
使用した射出成形用金型は、フレネルレンズ輪帯の凹凸を反転させた形状の同心円状配列の728個の溝を旋削加工によって形成した。中心から数えて第1溝から第394溝までのピッチはベースピッチ30μmであり、第395溝からピッチが0.5μmずつ減少し、溝の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯である第410溝及び第411溝で最小ピッチ22μmとした。ここより外側に向かってピッチは0.5μmずつ増大し、第427溝以降のピッチはベースピッチ30μmとした。
上記金型を用いてプラスチック射出成形によって本発明実施例としてのフレネルレンズを製造した。
他方、比較のために、使用金型の転写面形状のみ本発明実施例と異なる、全ての輪帯を等ピッチで形成したフレネルレンズを、本発明実施例と同等な条件で製造した。
得られた本発明実施例及び比較例のフレネルレンズについて、輪帯レンズ面の変形量すなわち輪帯斜面変形量X[μm](図8では[um]と表記)の分布状況を測定した。その結果を図8のグラフに示す。図8において、本実施例としてのフレネルレンズは「ピッチ変更」として示し、比較例のフレネルレンズは「等ピッチ」として示す。グラフの横軸は輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を0として内側輪帯の位置を負、外側輪帯の位置を正で表している。尚、横軸の数値は、任意単位であり、グラフで表示されている範囲が本発明においてピッチ変更した部分(境界領域)に相当する。
図8のグラフから、ピッチ変更により、輪帯形状が変化する境界近傍での隣接輪帯斜面の形状変化の割合が緩和されていることが分かる。この効果により、実際にファインダ上では、一般的な等ピッチのフレネルレンズと比べて、外観の差異及び視認性の差異が少なく、ピント板としての品位が向上した。
[実施例2]
図9を参照しながら本実施例を説明する。
フレネルレンズの境界領域における輪帯の最小ピッチ及びピッチ変化幅を、それぞれ以下の表1のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてフレネルレンズを製造した。(図9では「パターン1」、「パターン2」、「パターン3」及び「パターン4」と表記。)境界領域における輪帯の最小ピッチ及びピッチ変化幅(及びベースピッチ30μmに対する比率)は、それぞれ表1に示されるとおりであった。
Figure 0005596968
得られた本発明実施例のフレネルレンズについて、輪帯レンズ面の変形量すなわち輪帯斜面変形量X[μm](図9では[um]と表記)の分布状況を測定した。その結果を上記比較例の結果と共に図9のグラフに示す。図9のグラフの横軸は輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を0として内側輪帯の位置を負、外側輪帯の位置を正で表している。尚、横軸の数値は、任意単位であり、グラフで表示されている範囲が本発明においてピッチ変更した部分に相当する。
図9のグラフから、ピッチ変更により、前記輪帯形状が変化する境界近傍での隣接輪帯斜面の形状変化の割合が緩和されていることが分かる。この効果により、実際にファインダ上では、一般的な等ピッチのフレネルレンズと比べて、外観の差異及び視認性の差異が少なく、ピント板としての品位が向上した。
但し、「パターン2」については、境界領域両縁部の近傍において隣接輪帯斜面の形状変化の割合が「パターン1」、「パターン3」及び「パターン4」に比べて大きくなっている。隣接輪帯斜面の形状変化の割合は境界領域の全体にわたってできるだけ小さいことが好ましい。かくして、実施例1の結果を参酌すると、境界領域における輪帯ピッチの変化幅は、ベースピッチの0.6%以上1.67%以下であることが好ましいことか分かる。すなわち、ピッチ変化幅が小さ過ぎると、ピッチ変更による上記の効果が低くなることがあり、他方、ピッチ変化幅が大き過ぎると、境界領域の両縁部の近傍での品質が低下する場合がある。
19 第一輪帯
20 第十七輪帯
21 境界輪帯(第二十七輪帯)
22 第二十八輪帯
23 第三十七輪帯
24 第三十九輪帯
19〜20 中心領域
20〜23 境界領域
23〜24 外周領域

Claims (7)

  1. 基材の表面に、同心に配列された複数の円形状の輪帯及び複数の円弧形状の輪帯が形成されているフレネルレンズであって、
    前記基材の表面は、前記複数の円形状の輪帯の一部が配列された中心領域と、
    該中心領域の外側に位置し前記複数の円弧形状の輪帯の一部が配列された外周領域と、
    前記中心領域と前記外周領域との間にあって輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を含み、前記複数の円形状の輪帯の他の一部及び前記複数の円弧形状の輪帯の他の一部が形成された境界領域を有し、
    前記境界領域の輪帯のピッチは、前記中心領域及び前記外周領域の輪帯のピッチよりも小さいことを特徴とするフレネルレンズ。
  2. 前記境界領域の輪帯のピッチは、前記境界輪帯において最小であり、前記中心領域及び前記外周領域に向かって増加することを特徴とする請求項1に記載のフレネルレンズ。
  3. 前記中心領域及び前記外周領域の輪帯のピッチは一定であり、前記境界領域の輪帯のピッチの増加は、前記中心領域及び外周領域の輪帯のピッチの0.6%以上1.67%以下の変化幅であることを特徴とする請求項に記載のフレネルレンズ。
  4. 基材の表面に、同心に配列された、複数の円形状及び複数の円弧形状の輪帯が形成されているフレネルレンズであって、
    前記基材の表面は、前記複数の円形状の輪帯の一部が配列された中心領域と、
    該中心領域の外側に位置し前記複数の円弧形状の輪帯の一部が配列された外周領域と、
    前記中心領域と前記外周領域との間にあって輪帯の形状が円形状から円弧形状に変化する境界輪帯を含み、前記複数の円形状の輪帯の他の一部及び前記複数の円弧形状の輪帯の他の一部が形成された境界領域とを有し、
    前記外周領域は、同一半径の前記円弧形状輪帯の個数が変化する外周境界輪帯を挟んで内側及び外側の複数の輪帯である外周境界領域を有し、
    前記境界領域の輪帯のピッチおよび前記外周境界領域の輪帯のピッチは、前記中心領域の輪帯のピッチよりも小さいことを特徴とするフレネルレンズ。
  5. 前記境界領域の輪帯のピッチは、前記境界輪帯において最小であり、前記境界輪帯から前記中心領域及び前記外周領域に向かって増加し、
    前記外周境界領域のピッチは、前記外周境界輪帯において最小であり、前記外周境界輪帯から内側及び外側に向かって増加していることを特徴とする請求項に記載のフレネルレンズ。
  6. 前記中心領域の輪帯のピッチは一定であり、
    前記境界領域の輪帯のピッチの増加、および前記外周境界領域の輪帯のピッチの増加は、前記中心領域の輪帯のピッチの0.6%以上1.67%以下の変化幅であることを特徴とする請求項5に記載のフレネルレンズ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフレネルレンズを転写形成するための形状転写面を有する射出成形用金型。
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