JP5596443B2 - 覗き窓 - Google Patents
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Description
外枠体と中枠体と透明板は、予め工場で組立てて一体化できるので、組立て精度を向上させる事ができる。
外枠体と中枠体と透明板は、予め組立てられているので、現場での組立て工数が減少して現場作業の簡単化と迅速化を図る事ができる。
剛体からなる外枠体及び中枠体に依り透明板を挾持固定するので、例えば弾性体からなるパッキング等を用いて透明板を保持する場合に比べて、透明板が脱落したり位置ずれしたりする惧れがなく、安全且つ適正に組立て作業を行なう事ができる。
(1) 窓口、外枠体、内枠体、中枠体、透明板、防水パッキングとで構成し、とりわけ、剛体からなる中枠体を設けると共に、これと同じく剛体からなる外枠体とに依り透明板を予め挾持固定して置く様にしたので、透明板を外枠体に確実に保持できて安全且つ適正に組立て作業が行なえる。
(2) 外枠体と内枠体が、四枠状を呈し、四隅に位置する弧状の隅枠と、四辺に位置する直線状の辺枠と、これらを離脱不能に連結する連結手段とを備えているならば、隅枠を共用できると共に、辺枠の長さを異ならせるだけで縦横寸法が異なる覗き窓にする事ができる。その結果、部品点数とコストの削減を図る事ができる。
(3) 中枠体及び透明板を含む外枠体が、窓口への仮止めを行なう仮止め手段を備えているならば、中枠体及び透明板を含む外枠体を仮止め手段に依り窓口に保持する事ができ、内枠体との締結作業が窓口の内側から一人の作業者に依り行なえる。その結果、省力化と作業能率の向上を図る事ができる。
図1乃至図9に於て、覗き窓1は、窓口2、外枠体3、内枠体4、中枠体5、透明板6、防水パッキング7とからその主要部が構成されて居り、この例では、横長の長方形状を呈して分電盤や配電盤等のドアや外壁等に設けられる。尚、以下の説明に於て、正面とは表側又は外側(図6,7に於て左側)を言い、背面とは裏側又は内側(図6,7に於て右側)を言う事にする。
連結手段11は、隅枠9に設けられた挿入部12と、辺枠10に設けられて挿入部12を受け入れる受入部13と、挿入部12に設けられた楔片14と、受入部13に形成されて楔片14が離脱不能に係合される係合溝15とを備えている。楔片14と係合溝15は、左右一対のものが離間して二組づつ設けられている。
連結手段18は、隅枠16に設けられた挿入部19と、辺枠17に設けられて挿入部16を受け入れる受入部20と、挿入部19に設けられた楔片21と、受入部20に形成されて楔片21が離脱不能に係合される係合溝22と、挿入部19と受入部20とを締結する締結具23とを備えている。締結具23は、挿入部19に形成された螺孔と、受入部20に形成された通孔と、通孔に挿通されて螺孔に螺合されるビスとから成っている。
連結手段26は、中枠体5の隅枠24と外枠体3の隅枠9とを締結する締結具27と、中枠体5の辺枠25と外枠体3の辺枠10とを結合する結合具28とを備えている。締結具27は、外枠体3の隅枠9に形成された螺孔と、中枠体5の隅枠24に形成された通孔と、通孔に挿通されて螺孔に螺合されるビスとから成っている。結合具28は、中枠体5の辺枠25に形成された楔片と、外枠体3の辺枠10に形成されて楔片が離脱不能に係合される係合片と、中枠体5の辺枠25に形成された突片と、外枠体3の辺枠10に形成されて突片が係合される窪所とから成っている。
仮止め手段35は、外枠体3側に設けられて窓口2周縁の内側に掛合し得る掛合位置から窓口2周縁の内側に掛合しない収容位置まで回動可能な係止体36を備えている。
係止体36は、回動操作する為の操作片37と、収容位置を保持する為の保持機構38とを備えて居り、外枠体3と中枠体5との間に形成された収容空間39に収容されると共に、外枠体3と中枠体5とを締結する締結具34に依り回動可能に支持されている。
保持機構38は、係止体36に形成された半球状の係止凸部と、中枠体5に形成されて係止凸部に掛合離脱する半球状の係止凹部とを備えている。
防水パッキング7は、周溝33を利用して壁板8の窓口2周縁に嵌着される。
外枠体3は、隅枠9の挿入部12が辺枠10の受入部13に挿入されると共に、楔片14が係合溝15に係合される事に依り抜止固定(所謂嵌め殺し)されて四枠状に組立てられる。
内枠体4は、隅枠16の挿入部19が辺枠17の受入部20に挿入されると共に、楔片21が係合溝22に係合され、加えて締結具23で締結される事に依り抜止固定されて四枠状に組立てられる。
外枠体3と中枠体5とは、仮止め手段35の係止体36が収容空間39に収容された後、これらの隅枠9,24どうしが位置決め手段29に依り位置決めされて締結具27に依り締結されると共に、これらの辺枠10,25どうしが結合具28に依り結合される。
この為、透明板6は、接着剤40に依り外枠体3に接着されてシールされると共に、外枠体3と中枠体5とに依り挾持固定される。仮止め手段35の係止体36は、締結具27に依り回動可能に支持される。
仮止めされた中枠体5及び透明板6を含む外枠体3と、窓口2の内側に配される内枠体4とは、防水パッキング7を介して壁板8の窓口2周縁を挾持すべく締結具34に依り締結される。中枠体5及び透明板6を含む外枠体3と内枠体4とは、位置決め手段29に依り位置決めされる。
その後、仮止め手段35の係止体36は、収容位置に回動されて保持機構38に依り同位置に保持される。
外枠体3と中枠体5と透明板6は、予め組立てられているので、現場での組立て工数が減少して現場作業の簡単化と迅速化を図る事ができる。
剛体からなる外枠体3及び中枠体5に依り透明板6を挾持固定するので、例えば弾性体からなるパッキング等を用いて透明板6を保持する場合に比べて、透明板6が脱落したり位置ずれしたりする惧れがなく、安全且つ適正に組立て作業を行なう事ができる。
外枠体3と内枠体4と中枠体5は、先の例では、アルミニウム合金に依り作製していたが、これに限らず、例えば他の金属や合成樹脂等に依り作製しても良い。
Claims (4)
- 壁板に穿設された窓口と、窓口の外側に配されて剛体からなる外枠体と、窓口の内側に配されて剛体からなる内枠体と、外枠体と内枠体の間に配されて剛体からなる中枠体と、窓口内に配されて外枠体と中枠体に依り予め挾持固定される透明板と、中枠体及び透明板を含む外枠体と内枠体との締結に依り壁板の窓口周縁と外枠体と内枠体との相互間のシールを行なう防水パッキングと、から構成した事を特徴とする覗き窓。
- 外枠体と内枠体は、四枠状を呈し、四隅に位置する弧状の隅枠と、四辺に位置する直線状の辺枠と、これらを離脱不能に連結する連結手段とを備えている請求項1に記載の覗き窓。
- 中枠体及び透明板を含む外枠体は、窓口への仮止めを行なう仮止め手段を備えている請求項1又は2に記載の覗き窓。
- 連結手段は、隅枠に設けられた挿入部と、辺枠に設けられて挿入部を受け入れる受入部と、挿入部に設けられた楔片と、挿入部に形成されて楔片が離脱不能に係合される係合溝とを備えている請求項2に記載の覗き窓。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2010154408A JP5596443B2 (ja) | 2010-07-07 | 2010-07-07 | 覗き窓 |
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Family Applications (1)
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