JP5595810B2 - 建築構造体および建築構造体の施工方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、コストを増やすことなく部材間の連結強度が十分に確保できる建築構造体及び建築構造体の施工方法を提供することにある。
本発明による建築構造体は、図1(a)(b)と図2(a)(b)のように、シェルターの桁材と支柱に使用するものであり、桁材である一方部材1と、支柱である他方部材2と、一方部材1と他方部材2とを接合する接合材6と、一方部材1および他方部材2と接合材6とを固定する一方側ボルト3と他方側ボルト4とナット5を備えるものである。このシェルターは、図3に示すように、内外に設けた2本の支柱を軸柱(H型鋼)を介して並設してなる柱で屋根材20を片持ちして支持する構造であり、平時には内側の支柱で屋根材20の荷重を受けるとともに、吹き上げ荷重を外側の支柱で受けるように形成されている。他方部材2は、断面略矩形状をなす中空押出形材の中空部Sに、格子状をなす芯材10を挿入したものであり、その芯材10の複数箇所には、ナット5を挟み込んで保持できる溝部を有している。
まず、第一工程として、図4(a)に示すように、一方部材1の両側部に各々接合材6の一側壁6aを当接し、重なる3つのボルト孔7a,7bに一方側ボルト3を挿通し、さらに、ナット5をかけて仮止めする。次に、第二工程として、図4(b)に示すように、上記の第一工程で仮組みした一方部材1と接合材6を他方部材2に近付け、当接して重なった接合材6の他側壁6bのボルト孔7bと他方部材2のボルト孔7aに、他方側ボルト4を挿通する。次に、第三工程として、図4(c)に示すように、他方側ボルト4を他方部材2の中空部S側に保持してあるナット5に挿通し、他方側ボルト4を締め付けていき、接合材6の他側壁6bを他方部材2側に引き寄せていくと、接合材6に先んじて一方部材1の一端側が他方部材2の側壁に当接し、ボルト孔7a,7b内での一方側ボルト3のガタツキがなくなる。最後に、第四工程として、図4(d)に示すように、一方側ボルト3とナット5を締め込んでいくことにより、本発明による建築構造体の施工が完了する。
2,12,22,32 他方部材
3,13,23,33 一方側ボルト
4,14,24,34 他方側ボルト
5,15,25,35 ナット
6,16,26,36 接合材
6a,16a,26a,36a 一側壁
6b,16b,26b,36b 他側壁
7a,17a,27a,37a ボルト孔
7b,17b,27b,37b ボルト孔
Claims (8)
- 一端側から所定距離のところにボルト孔が設けてある一方部材に、ボルト孔が設けてあり且つ一方部材と対向する一側壁と、ボルト孔が設けてあり且つ他方部材と対向する他側壁とを備えると共に、他側壁から一側壁のボルト孔までの距離が一方部材の長手方向一端側からボルト孔までの距離よりも小さい接合材を、ボルト孔同士を重ねて挿通した一方側ボルトにナットをかけて仮止めする第一の工程、一方部材の一端側を他方部材の側壁に当接させると共に、接合材の他側壁を他方部材の側壁に対向させる第二の工程、他方部材と接合材の他側壁のボルト孔同士を挿通する他方側ボルトとナットを締結する第三の工程、一方側ボルトにかけたナットを締結する第四の工程を経ることを特徴とする建築構造体の施工方法。
- 接合材の他側壁と他方部材の側壁との間に隙間を設けることを特徴とする請求項1記載の建築構造体の施工方法。
- 接合材の他側壁と他方部材の側壁とが接触することを特徴とする請求項1記載の建築構造体の施工方法。
- 中空形材であり且つ一方部材の長手方向一端側から所定距離のところにボルト孔が設けてある一方部材に、一方部材の中空部に移動自在に内蔵してあり、ボルト孔が設けてあり且つ一方部材の周壁内周側と対向する一側壁と、ボルト孔が設けてあり且つ他方部材と対向する他側壁とを備えると共に、他側壁から一側壁のボルト孔までの距離が一方部材の一端側からボルト孔までの距離よりも小さい接合材を、ボルト孔同士を重ねて挿通した一方側ボルトにナットをかけて仮止めする第一の工程、一方部材の一端側を他方部材の側壁に当接させると共に、接合材の他側壁を他方の部材の側壁に対向させる第二の工程、他方部材と接合材の他側壁のボルト孔同士を挿通する他方側ボルトとナットを締結する第三の工程、一方側ボルトにかけたナットを締結する第四の工程を経ることを特徴とする建築構造体の施工方法。
- 一方部材と他方部材と接合材と一方側ボルトと他方側ボルトとナットを備え、接合材は、一方部材に当接する一側壁と、その一側壁の一端部または中間部から連続して他方部材の側壁に対向する他側壁とを有しており、一側壁と他側壁と一方部材と他方部材には各々にボルト孔が設けてあり、接合材の一側壁の他方部材と対向する一端側からボルト孔までの距離は、一方部材の一端側からボルト孔までの距離より小さいものであり、一方側ボルトは、一方部材と接合材の一側壁とが当接して重なるボルト孔同士を挿通し、他方側ボルトは、他方部材と接合材の他側壁とが対向して重なるボルト孔同士を挿通し、ナットは、一方側ボルトと他方側ボルトにかけてあり、他方側ボルトをナットで締結し、一方部材の一端側を他方部材に圧接した状態で一方側ボルトをナットで締結することを特徴とする建築構造体。
- 他方部材の側壁と接合材の他側壁とが隙間をあけて対向していることを特徴とする請求項5記載の建築構造体。
- 他方部材の側壁と接合材の他側壁とが接触することを特徴とする請求項5記載の建築構造体
- 中空形材からなる一方部材と他方部材と接合材と一方側ボルトと他方側ボルトとナットとを備え、接合材は、一方部材の中空部に内蔵されるとともに、一方部材の周壁内周側に対向する一側壁と、その一側壁の一端部又は中間部から連続して他方部材の側壁に対向する他側壁とを有しており、一側壁と他側壁と一方部材と他方部材には、各々にボルト孔が設けてあり、接合材の一側壁の他方部材と対向する一端側からボルト孔までの距離は、一方部材の一端側からボルト孔までの距離より小さいものであり、一方側ボルトは、一方部材と接合材の一側壁とが対面して重なるボルト孔同士を挿通し、他方側ボルトは、他方部材と接合材の他側壁とが対向して重なるボルト孔同士を挿通し、ナットは、一方側ボルトと他方側ボルトにかけてあり、他方側ボルトをナットで締結し、一方部材の一端側を他方部材に圧接した状態で一方側ボルトをナットで締結することを特徴とする建築構造体。
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JP2010151428A JP5595810B2 (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 建築構造体および建築構造体の施工方法 |
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JP2010151428A JP5595810B2 (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 建築構造体および建築構造体の施工方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07268960A (ja) * | 1994-03-29 | 1995-10-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 柱立設装置および柱立設方法 |
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- 2010-07-01 JP JP2010151428A patent/JP5595810B2/ja active Active
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