JP5594855B2 - 配線基板 - Google Patents

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本発明は、ペア伝送路を有する配線基板に関し、特にペア伝送路における電気特性を改善した配線基板に関する。
一般に現在の電子機器は、高速化、大容量伝送化が顕著になってきている。それに伴い、電子機器に使用される配線基板は高周波伝送における電気的ロスの少ない形態が要求されている。そのため、特に高周波信号を伝送する伝送路を有する配線基板においては、図6に示すように、絶縁基板11の表面に外部との接続端子として機能する第1の接続パッド12aおよび第2の接続パッド12bを間隔W1で互いに離間して配設するとともに絶縁基板11の内部または表面に第1の帯状配線導体13aおよび第2の帯状配線導体13bを互いに一定の間隔W2でかつ同じ長さで並行して延在するように設け、これらの帯状配線導体13a,13bの一端と接続パッド12a,12bとを、それぞれ同じ長さの接続導体14a,14bで接続することにより高周波信号を伝送するようにしたペア伝送路が採用されている。
特開2008−311682号公報
しかしながら、このようなペア伝送路を有する配線基板においては、高周波帯において線路自身の特性インピーダンスが下がるためインピーダンスのミスマッチングが生じ、反射損が増加することで高周波信号の伝送効率が低下する問題があった。そこで、高周波信号の伝送効率を向上させるため、ペア伝送路における信号の反射損や透過損を低減する技術が要求されていた。
本発明の配線基板は、かかる従来の課題に鑑み案出されたものであり、絶縁基板の表面に被着されており、第1の間隔で互いに離間して配置された第1および第2の接続パッドと、前記絶縁基板の表面または内部に被着されており、前記第1および第2の接続パッドに近接する位置に一端を有するとともに前記第1の間隔よりも狭い一定の第2の間隔で互いに同じ長さおよび同じ幅で並行して延在する第1および第2の帯状配線導体と、前記絶縁基板の表面または内部に被着されており、前記第1の接続パッドと前記第1の帯状配線導体における前記一端を接続する第1の接続導体および前記第2の接続パッドと前記第2の帯状配線導体における前記一端とを接続する第2の接続導体とを含むペア伝送路を具備して成るとともに前記ペア伝送路を高周波信号が伝送される配線基板であって、前記第1の接続導体と前記第2の接続導体とが互いに同じ長さであるとともに、前記第1の接続導体の幅と第2の接続導体の幅とを相違させて前記第1の接続導体と第2の接続導体とのインダクタンスを互いに相違させることにより前記ペア伝送路における周波数特性に前記高周波信号の周波数帯域で共振点が形成されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の配線基板によれば、高周波信号を伝送するためのペア伝送路を構成する第1の接続パッドと第1の帯状配線導体とを接続する第1の接続導体と、第2の接続パッドと第2の帯状配線導体とを接続する第2の接続導体とのインダクタンスを互いに相違させることにより前記ペア伝送路における周波数特性に前記高周波信号の周波数帯域で共振点が形成されるようにしたので、前記ペア伝送路における高周波信号の反射損および透過損が低減され、それにより高周波信号を極めて効率よく伝送させることができる。
図1は,本発明の配線基板における実施形態の一例を示す要部平面図である。 図2(a),(b)は、本発明の配線基板のペア伝送路における周波数特性の例を示すグラフである。 図3は、本発明の配線基板における他の実施形態例を示す要部平面図である。 図4は、本発明の配線基板における更に他の実施形態例を示す要部平面図である。 図5は、本発明の配線基板における更に他の実施形態例を示す要部平面図である。 図6は、従来の配線基板の例を示す要部平面図である。
次に、本発明の配線基板における実施形態の一例を説明する。図1に示すように、本例の配線基板10は、エポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する複数の絶縁層を積層して成る絶縁基板1の表面に、それぞれが例えば銅めっきや銅箔から成る第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bと、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bと、第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bとを備えており、例えば半導体集積回路素子等の電子部品を搭載するために用いられる。なお、これらの第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bと、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bと、第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bとで、配線基板10に搭載される電子部品と外部の電気回路基板との間で高周波信号を伝送させるためのペア伝送路の一部が形成されている。
第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bは、配線基板10と外部の電気回路基板とを接続するための端子部であり、第1の間隔W1で互いに離間して配置されている。これらの第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bは、直径が100〜1000μmの円形であり、厚みが5〜50μm程度である。また第1の間隔W1は、100〜1000μm程度である。そして、これらの第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bには、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bが第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bを介してそれぞれ接続されている。
第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bは、配線基板10に搭載される電子部品と第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bとの間で高周波信号を伝送するための差動線路部分として機能し、第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bに近接する位置にそれぞれの一端が配置されているとともに該一端が第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bに第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bを介してそれぞれ接続されており、そこから他端側に向けて第1の間隔W1よりも狭い一定の第2の間隔W2で互いに並行して延在している。第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bは、例えば幅が10〜100μm程度、厚みが5〜50μm程度である。また、第2の間隔W2は、例えば10〜100μm程度である。そして、第1の帯状配線導体3aと第2の帯状配線導体3bとは、その線幅および厚みならびに間隔W2を適宜調整することにより例えば50Ωの特性インピーダンスを有するように設計されている。
第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bは、第1の接続パッド2aと第1の帯状配線導体3a、および第2の接続パッド2bと第2の帯状配線導体3bとを電気的に接続するためのものであり、第1の接続導体4aにより第1の接続パッド2aと第1の帯状配線導体3aとが接続されており、第2の接続導体4bにより第2の接続パッド2bと第2の帯状配線導体3bとが接続されている。第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bは、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bと同じ幅および厚みで形成されており、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bから第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bに向けて互いの間隔が拡がるように配置されている。
さらに、本例の配線基板10においては、第1の接続導体4aの長さが第2の接続導体4bの長さよりも0.5〜5mm程度長いものとなっている。そして、それによって第1の接続導体4aのインダクタンスが第2の接続導体4bのインダクタンスよりも0.1n〜50nH程度大きくなっている。そして、このように第1の接続導体4aのインダクタンスが第2の接続導体4bのインダクタンスよりも0.1〜50nH程度大きいことにより、ペア伝送路おける周波数特性に高周波信号の周波数帯域で共振点をもたらすような共振回路が形成される。
ここで、前記ペア伝送路をモデル化した場合のシミュレーションにおける信号の反射および透過に対する周波数特性を図2(a),(b)にグラフで示す。これらのグラフにおいて、実線で示した周波数特性が本例によるモデルをシミュレーションした結果であり、破線で示した周波数特性が従来の技術によるモデルをシミュレーションした結果である。図2(a)から分るように、ペア伝送路における周波数特性に高周波信号の周波数帯域で共振点が形成される。これにより、従来よりも反射損が少なくなる。同時に、図2(b)から分るように、従来よりも透過損が少なくなる。したがって、本発明の配線基板によれば、高周波信号を極めて効率よく伝送させることができる。
なお、本例によるモデルでは、図1に示す配線基板10において、絶縁基板1の比誘電率を3.3、接続パッド2aおよび2bの直径を400μm、厚みを15μm、間隔W1を340μm、帯状配線導体3aおよび3bの幅を40μm、長さを640mm、厚みを15μm、間隔W2を78μm、接続導体4aおよび4bの幅を40μm、厚みを15μm、接続導体4aの長さを880mm、接続導体4bの長さを150mmとした場合をモデル化した。また、従来の技術によるモデルでは、図6に示す配線基板100において、絶縁基板11の比誘電率を3.3、接続パッド12aおよび12bの直径を400μm、厚みを15μm、間隔W1を340μm、帯状配線導体13aおよび13bの幅を40μm、長さを640mm、厚みを15μm、間隔W2を78μm、接続導体14aおよび14bの幅を40μm、厚みを15μm、接続導体14aおよび14bの長さを何れも150mmとした場合をモデル化した。また、シミュレーションには、Ansoft社製の電磁界シミュレーターHFSSを使用した。
以上、本発明の配線基板における実施形態の一例について説明したが、本発明の配線基板は上述した実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更は可能である。例えば上述した実施形態の一例では、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bならびに第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bを絶縁基板1の表面に設けた場合を示したが、図3に示すように、第1の帯状配線導体3aおよび第2の帯状配線導体3bならびに第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bは絶縁基板1の内部に設けてもよい。この場合、第1の接続パッド2aおよび第2の接続パッド2bと第1の接続導体4aおよび第2の接続導体4bとは絶縁基板1を厚み方向に延びるビアVによって接続すればよい。さらに、上述の実施形態の一例では、第1の接続導体4aの長さと第2の接続導体4bの長さとを相違させることにより第1の接続導体4aと第2の接続導体4bとのインダクタンスを相違させたが、図4に示すように、第1の接続導体4aの幅と第2の接続導体4bの幅とを相違させることにより第1の接続導体4aと第2の接続導体4bとのインダクタンスを相違させてもよい。あるいは、図5に示すように、例えば第1の接続導体4aの一部にインダクタンス素子Lを形成することにより第1の接続導体4aと第2の接続導体4bとのインダクタンスを相違させてもよい。なお、図3〜図5において、図1と同様の個所には同様の符号を付し、無用な重複を避けるため、それらに関する詳細な説明は省略する。
1 絶縁基板
2a 第1の接続パッド
2b 第2の接続パッド
3a 第1の帯状配線導体
3b 第2の帯状配線導体
4a 第1の接続導体
4b 第2の接続導体

Claims (1)

  1. 絶縁基板の表面に被着されており、第1の間隔で互いに離間して配置された第1および第2の接続パッドと、前記絶縁基板の表面または内部に被着されており、前記第1および第2の接続パッドに近接する位置に一端を有するとともに前記第1の間隔よりも狭い一定の第2の間隔で互いに同じ長さおよび同じ幅で並行して延在する第1および第2の帯状配線導体と、前記絶縁基板の表面または内部に被着されており、前記第1の接続パッドと前記第1の帯状配線導体における前記一端とを接続する第1の接続導体および前記第2の接続パッドと前記第2の帯状配線導体における前記一端とを接続する第2の接続導体とを含むペア伝送路を具備して成るとともに前記ペア伝送路を高周波信号が伝送される配線基板であって、前記第1の接続導体と前記第2の接続導体とが互いに同じ長さであるとともに、前記第1の接続導体の幅と第2の接続導体の幅とを相違させて前記第1の接続導体と第2の接続導体とのインダクタンスを互いに相違させることにより前記ペア伝送路における周波数特性に前記高周波信号の周波数帯域で共振点が形成されるようにしたことを特徴とする配線基板。
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