JP5592177B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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本発明は、食器の洗浄を行う食器洗浄機に関し、詳しくは、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの小物食器を収容する小物入れを備えた食器洗浄機、特に、小物入れに被洗浄物として包丁を収容する食器洗浄機に関する。
一般に、食器洗浄機においては、食器を十分に洗浄ができるのは勿論のこと、一度にできるだけ多くの食器を洗浄することができて使い勝手のよいことが望まれる。
このため、従来、多数の食器を収容し得るように、上下複数段に形成された食器かごが使用されている。そして、この食器かごを各段に食器を載置した状態で洗浄槽内に収容し、洗浄ノズルから洗浄水を噴出することで各食器を洗浄するようにしている。
このような食器洗浄機として、小物食器を収容する小物入れの外側壁に、包丁を保持する保持部材(抱持片)を配設し、この保持部材により包丁を保持するようにした食器洗浄機が提案されている(特許文献1、第16図参照)。
しかしながら、特許文献1の食器洗浄機の場合、包丁を保持するための保持部材が小物入れの外側壁の外側方向に突出して、当該小物入れの周囲に被洗浄物である食器を載置する際に、包丁が当該食器と干渉し、食器の収容量の減少を招くという問題点がある。
これに対し、小物入れの内側壁に保持部材により包丁を保持する構成とした場合にも、包丁を保持するための保持部材が小物入れの内側方向に突出して、当該小物入れの中に収容されるべき被洗浄物としての箸やナイフ、フォーク、スプーンなどの食器の収容量が減少するという問題点がある。
また、小物入れに、包丁を保持するための保持部材を特に設けずに、小物入れの内側に包丁を挿入して洗浄するようにした場合、包丁が安定した姿勢で保持されず、その結果として、他の食器の収納状態にも乱れが生じ、良好な洗浄を行うことができないという問題点がある。
さらに、小物入れに、包丁を保持するための保持部材を特に設けずに、他の被洗浄物と一緒に洗浄かごの上に載置して洗浄するようにした場合、洗浄ノズルから噴射された洗浄水が、他の被洗浄物に遮られて当該包丁に迄届かずに洗浄が不十分になったり、載置される包丁の向きが固定されず安全性が損なわれたりするという問題点がある。
特開平3−221022号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、包丁を保持するための保持機構を有する小物入れを備え、小物入れに包丁を収容した場合にも、当該小物入れに収容される他の小物食器の収容能力を低下させることがなく、安全、かつ確実に包丁を保持して、効率のよい洗浄を行うことが可能な食器洗浄機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、
洗浄槽と、
前記洗浄内に収容される、食器を載置するための食器かごと、前記食器かご上に搭載され、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの小物食器を収容する小物入れとを備え、前記食器かごおよび前記小物入れに収容された、前記食器および前記小物食器に向かって洗浄水を噴き付けて、前記食器および前記小物食器を洗浄する食器洗浄機であって、
前記小物入れは、
上面が開口した直方体形状を有し、
内部に収容され前記小物食器に向かって噴き付けられる洗浄液を通過させる格子状材料から形成された、小物食器の収容空間を構成する複数の側面および底面を備えているとともに、
前記収容空間を複数の空間に仕切る複数の仕切り部材を備えており、
前記仕切り部材には、当該仕切り部材が接続している所定の側面の近傍であって、前記小物入れの内側に、前記仕切り部材の上端から下方に向かって、かつ、当該1つの側面と平行に、所定の深さの仕切り部材スリットが形成され、
前記仕切り部材スリットに包丁の刃部が嵌入することにより、包丁が所定の姿勢で保持され、
前記複数の仕切り部材には、それぞれ深さの異なる仕切り部材スリットが形成されており、包丁の先端が斜め下方に向いた姿勢で保持されるように構成され、
前記小物入れを構成する前記複数の側面のうち、前記仕切り部材の前記仕切り部材スリットに保持された包丁を平面視した場合に、包丁の柄から先端に向かう方向に位置し、かつ、当該方向に直交する側面の下部には、包丁の先端が嵌入する側面スリットが形成されており、包丁の先端が前記側面スリットに嵌入した状態で、包丁が前記仕切り部材スリットにより保持されるように構成されているとともに、
前記小物入れを構成する底面が、前記側面スリットが形成されている側面の下端と接続する位置から、平面視して前記包丁の柄から先端に向かう方向と同じ方向の前記小物入れの外方に延出されており、前記側面スリットに嵌入した包丁の先端が、前記底面の前記延出部により保持されるように構成されていること
を特徴としている。
また、前記延出部には、包丁の先端を保持する保持領域を確保しつつ、使用者が前記延出部により保持された包丁の先端に触れることを抑制するための衝立部が設けられていることが望ましい。
また、包丁を小物入れに保持したときに、包丁の刃が前記小物入れの上端から上方に突出する領域の近傍において、前記側面の上端から上方に延出させた延出部が設けられていることが望ましい。
なお、請求項1では、小物入れの形状を、直方体形状と記載しているが、小物入れの形状は、厳密な意味で直方体形状を有している場合に限られるものではなく、実質的に直方体形状を有していればよく、角部(稜線部)に丸みがつけられていたり、いくらか上ひろがりに形成されていたりしてもよい。
また、格子状材料とは、文字どおりの格子状の構造のものに限らず、噴射される洗浄液が通過するような開口を有する材料であればよく、例えば、樹脂成型により格子状とした材料、金属線に樹脂コーティングを施して格子状とした材料、網状の材料、多数の孔が形成された、例えばパンチングメタルのような態様の材料など、種々の材料を用いることが可能である。
また、小物食器とは、主として、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの小型の食器を意味するものであるが、必ずしも上で例示したものに限られるわけではない。
また、本発明の請求項で用いられている「直交」あるいは「平行」の語も、厳密に直交していたり、平行であったりする場合に限られるものではなく、実質的に直交あるいは平行であると考えられるような場合も含むものである。
本発明の食器洗浄機においては、上述のように、仕切り部材に設けた仕切り部材スリットにより包丁が保持されるので、洗浄水の噴出経路に確実に包丁を保持して、良好な洗浄を行うことができる。
また、小物入れの内側に、包丁保持用の突起物などの部材を別途設ける必要がなく、小物食器の収容空間を大きく確保することが可能になるとともに、小物入れに小物食器を収容する際に、包丁保持用の突起物などの部材が小物食器と干渉するようなことがなく、小物入れへの、小物食器の出し入れを容易にすることが可能になり、利便性を向上させることができる。
また、複数の仕切り部材を設けるとともに、各仕切り部材毎に深さの異なる仕切り部材スリットを形成して、包丁の先端が斜め下方に向いた姿勢で保持されるようにしているので、包丁の先端が小物入れの上方側に突出することがなく、高い安全性を実現することができる。
また、仕切り部材スリットに保持された包丁を平面視した場合に、柄から先端に向かう方向に位置し、かつ、当該方向に直交する側面の下部に、包丁の先端が嵌入する側面スリットを形成するようにしているので、包丁の先端が側面スリットに嵌入した状態で、包丁が仕切り部材スリットにより保持されることから、包丁の刃の部分の長さが長い場合にも、小物入れの上端から上方に突出する刃の部分の長さを、先端が側面スリットに入り込む分だけ短くして、安全性を向上させることが可能になる。
また、小物入れを構成する底面を、側面スリットが形成されている側面の下端と接続する位置から、平面視して包丁の柄から先端に向かう方向と同じ方向に延出させ、当該延出させた部分で包丁の先端を保持する(すなわち、延出させた部分を包丁の先端の台座(先端台座)として機能させる)ようにしているので、この底部の延出部が包丁の刃の先端と、側面スリットの上端部が包丁の峰と、仕切り部材スリットの下端部が包丁の刃と、それぞれ干渉するため、包丁を所定の姿勢で確実に保持することが可能になる。したがって、包丁が側面スリットから小物入れの外に飛び出して、洗浄槽に落下したりすることを確実に防止して、高い安全性を確保することができる。なお、例えば、保持される包丁の刃がほぼまっすぐな直線状である場合や刃が円弧状(凸状)に形成されている場合など、包丁の形状に影響されることなく、上述の効果を得ることができる。
また、底面の延出部に、包丁の先端を保持する保持領域を確保しつつ、衝立部を設けることにより、延出部により保持された包丁の先端に、食器洗浄機の使用者が触れることを抑制、防止することが可能になり、さらに安全性を向上させることができる。
また、包丁を小物入れに保持したときに、包丁の刃が小物入れの上端から上方に突出する領域の近傍において、側面の上端から上方に延出させた延出部が設けられている構成とした場合、包丁の刃が長く、小物入れの内側に保持させたときに、包丁の刃が小物入れの上端から上方に突出するような場合にも、小物入れを構成する側面の上端に設けた延出部により、使用者が小物入れから上方に突出した刃に触れることを抑制、防止して、安全性を確保することができる。
本発明の実施例にかかる食器洗浄機において用いられている食器かご(下かご)の上に、小物入れを取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の食器かご(下かご)への小物入れの取り付け方法を説明する図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機を模式的に示す側面断面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機を模式的に示す正面断面図である。 図3の食器洗浄機において食器かごが収容された洗浄槽を引き出した状態を模式的に示す側面断面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れを示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れを模式的に示す平面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れの構成を模式的に示す断面図であり、図7におけるA−A線断面図(正面断面図)である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れの構成を模式的に示す断面図であり、(a)は図7におけるB−B線断面図(側面断面図)、(b)は図7におけるC−C線断面図(側面断面図)である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れに、箸、スプーン、フォークなどの小物食器とともに包丁を収容した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄機の小物入れに、包丁は収容せずに、箸、スプーン、フォークなどの小物食器のみを収容した状態を示す斜視図である。 包丁の収容機構を備えていない、従来の小物入れの構成を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。
以下、本発明の実施例を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本発明の実施例にかかる食器洗浄機において用いられている食器かご(下かご)の上に小物入れを取り付けた状態を示す斜視図、図2は食器かごへの小物入れの取り付け方法を説明する図である。
また、図3は本発明の実施例にかかる食器洗浄機の構成を模式的に示す側面断面図、図4は正面断面図、図5は同食器洗浄機において食器かごが収容された洗浄槽を引き出した状態を模式的に示す側面断面図である。
図3〜5に示すように、この実施例の食器洗浄機1は、一端面が開口した略箱型の本体ケース2を備えており、この本体ケース2内には、洗浄槽4が、上記開口を経てスライド式に出し入れ可能に配設されている。そして、洗浄槽4には、各種の食器G(図4)を載置するための食器かご3が収容されている。
そして、この実施例の食器洗浄機においては、食器かご3として、図3〜5に示すように、下かご31の上に上かご32が取り付けられた2段式の構造を有する食器かごが用いられている。
また、食器かご3は、図3〜5に示すように、洗浄槽4の内周壁と僅かな隙間を存して収容される寸法形状となるように設計されており、洗浄槽4の底部に配設された主洗浄ノズル5および洗浄槽4の側壁近傍(左側側壁近傍)に配設された補助洗浄ノズル9からの各洗浄水の噴射に適合するように、特定の食器の載置位置および方向を示唆する形状に形成されている。
また、洗浄槽4の底部には、各食器Gに対して洗浄水を噴射する回転式の主洗浄ノズル5と、この主洗浄ノズル5に洗浄水を圧送する洗浄ポンプ6とが設けられている。また、洗浄ポンプ6と主洗浄ノズル5とは洗浄水供給用の給水路7で接続されている。給水路7の途中からは分岐給水路8が分岐され、その分岐給水路8の端部には、食器かご3の側部(すなわち、図4に示す食器洗浄機の正面断面図における、洗浄槽4の左側側壁の近傍)であって、上かご32よりも下側の位置に取り付けられた補助洗浄ノズル9が着脱可能に接続されている。なお、洗浄ポンプ6には、水道管などから水を供給するための、可撓性の給水チューブ10(図3,図5)が接続されている。
この実施例の食器洗浄機は、各種の食器Gが載置された食器かご3を洗浄槽4内に収容し、洗浄ポンプ6で加圧された洗浄水を、給水路7を経由して主洗浄ノズル5に供給し、この主洗浄ノズル5から噴射された洗浄水を食器Gに吹き付けて洗浄を行うとともに、給水路7から分岐されて分岐給水路8に供給された洗浄水を、補助洗浄ノズル9から噴射して、主洗浄ノズル5から噴射される洗浄水だけでは不十分になりがちな部分に吹き付けることにより洗浄性能を補うように構成されている。
なお、補助洗浄ノズル9は、合成樹脂製で、上かご32の長尺側の横フレームと略同じ長さを有する噴射部91と、この噴射部91の長手方向の一端側から下方に向けて一体的に突出された、分岐給水路8の端部に設けられた固定側である接続部(分岐給水路側接続部)81(図5)と接続する接続部などを備えているものであるがここでは、これ以上詳述しない。
そして、本発明の食器洗浄機においては、2段式の構造を有する食器かご3の下かご31の上に、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの細長く、小さい食器(以下、単に「小物食器」ともいう)を収容するための小物入れ20を備えている。この小物入れ20は下かご31に対して着脱可能に取り付けられている(図1,図2参照)
すなわち、小物入れ20は、下かご31における小物入れ20の装着場所に設けられた3本の固定軸Xに、小物入れの3箇所に備える固定溝R(図2では1箇所の固定溝Rは小物入れの背面にあるため図中に現れていない)を係合させることにより、小物入れ20が下かご31に確実に固定されるように構成されている。
また、小物入れ20は合成樹脂を射出成型することにより形成された格子状材料から作製されており、主洗浄ノズル5から噴射される洗浄水が、該小物入れ20に収容される各々の被洗浄物に届くように構成されている。
そして、この小物入れ20は、図6に示すように、略直方体形状を有し、上面が開口しているとともに、互いに対向する一対の側面(前側および後側の側面)A1,A2と、この一対の側面A1,A2と直交し、互いに対向する他の一対の側面(左側および右側の側面)B1,B2と、底面Cとを備えており、前側および後側の側面A1,A2、左右の側面B1,B2、および底面Cはいずれも、収容される小物食器20に向かって噴き付けられる洗浄液を通過させる格子状材料(上述のように、合成樹脂を射出成型することにより形成された格子状材料)から形成されている。
なお、この小物入れ20においては、前側および後側の側面A1,A2の幅が、左右の側面B1,B2の幅より広く、前者が後者の略3倍となるような、左右方向に細長い形状を有している。
また、この小物入れ20は、左側の仕切り部材(左仕切り部材)21a,右側の仕切り部材(右仕切り部材)21bの2枚の仕切り部材を有しており、小物入れ20の直方体形状の内部空間が、左仕切り部材21a、右仕切り部材21bにより長手方向に略均等に3つに仕切られている(図6,図7参照)。また、左右の仕切り部材21a,21bも洗浄液を通過させる格子状材料から形成されている。
なお、図1および図6におけるLの方向が左右方向のうちの左方向を、Fの方向が前後方向のうちの前方向を示している。
なお、小物入れ20を構成する各々の面は、図1,図2,図6などに示すような格子状材料から形成されているが、図7、および後述する図8,図9,図10においては、単なる板状部材として模式的に示している。
この実施例のように、小物入れ20を、図6に示すような、細長い略直方体形状とすることにより、主洗浄ノズル5、補助洗浄ノズル9から洗浄水を斜め上方に洗浄水を噴射して、前側および後側の側面A1,A2から小物入れ20の内部に噴き付けることにより、洗浄水を、小物入れ20の内部に収容された箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの小物食器Gs(図10)に万遍なく到達させることが可能になり、小物入れ20内の小物食器Gsを効率よく洗浄することができる。なお、主洗浄ノズル5から斜め上方に洗浄水を噴射するようにしているのは、洗浄水を噴出させることによる反作用で推進力を得て、主洗浄ノズル5を洗浄水の噴出方向と逆向きに回転させるためである。
また、小物入れ20の中に収容される小物食器Gsは、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどで、細長い形状をしており、主洗浄ノズル5、補助洗浄ノズル9から、斜め下方向から斜め上方向に向けて噴射される洗浄水により効率よく洗浄を行うためには、上記の小物食器は立った姿勢で小物入れ20内に収容されることが好ましい。
そして、この実施例における小物入れ20は、上述のように、左仕切り部材21aと右仕切り部材21bを備え、小物入れ20の内部空間が長手方向に略均等に3つに仕切られており、仕切られた空間は平面形状が略正方形となっている(図6,図7参照)。上記左右の仕切り部材21a,21bを備えていない場合には、小物入れ20内の収容空間が、左右方向に細長い直方体形状を有していることから、小物食器Gsを小物入れ20に収容した場合に、小物食器Gsが左右方向に倒れてしまうおそれがあるが、この実施例の小物入れ20の場合、内部空間が上述のように左右の仕切り部材21a,21bにより仕切られ、平面形状が略正方形の空間に区画されているため、小物食器Gsは立った姿勢で小物入れ20内に収容、保持されることになる。
さらに、この実施例における小物入れ20においては、左仕切り部材21aの、当該左仕切り部材21aと前側の側面A1と接続する部分の近傍に、当該左仕切り部材21aの上端から下方に向かって、側面A1と平行に、所定の深さの左仕切り部材スリット22aが形成されている(図8,図9参照)。
また、右仕切り部材21bの、当該右仕切り部材21bが前側の側面A1と接続する部分の近傍に、当該右仕切り部材21bの上端から下方に向かって、前側の側面A1と平行に、所定の深さの右仕切り部材スリット22bが形成されている(図7,図8,図9参照)。
さらに、小物入れ20を構成する左側の側面B1の、当該左側の側面B1が前側の側面A1と接続する部分の近傍でかつ下端側には、前側の側面A1と平行に、包丁25の先端25aが嵌入する側面スリット23が形成されている(図6,図7,図8)。
なお、左仕切り部材21aに形成された左仕切り部材スリット22aの深さ(左仕切り部材21aの上端面から左仕切り部材スリット22aの下端までの寸法)は、右側の仕切り部材21bに形成された右仕切り部材スリット22bの深さ(右仕切り部材21bの上端面から右仕切り部材スリット22bの下端までの寸法)の約2倍とされている。
また、上記左仕切り部材スリット22aの下端部と、右仕切り部材スリット22bの下端部がそれぞれ包丁25の刃25bを支持する台座(刃台座)として機能する。
また、小物入れ20を構成する底面Cが、側面スリット23が形成されている左側の側面B1の下端と接続する位置から、平面視して包丁25の柄25c(図8,図10)から先端25aに向かう方向と同じ方向に延出されている。この底面Cの上記延出された部分(底面延出部)C1が、側面スリット23に嵌入して保持された包丁25の先端25aを保持する台座(先端台座)として機能する。
さらに、底面延出部C1の奥側には、包丁25の側面スリット23への挿入方向と平行(すなわち、前側の側面A1と平行)な垂直壁である衝立部C2が形成されている。この衝立部C2は、側面スリット23から突出した包丁25の先端25aに使用者が触れないようにして、安全性を向上させる機能を果たす。
また、前側の側面A1の右端側の上端部には、側面A1が上方に延出された側面延出部A1aが形成されている。この側面延出部A1aは、小物入れ20に収容される包丁25の刃25bの長さが長く、刃25bの一部が小物入れ20の上端から突出した場合に、その近傍に位置して当該突出した刃25bを小物入れ20の前方側から遮蔽して、使用者が小物入れ20の上端縁から上方に突出した刃25bに触れることを防止する遮蔽部材として機能する。
上述のように構成された小物入れ20の上方から、包丁25の先端25aを左側にし、包丁25の刃25bを下向きにして、左仕切り部材スリット22aおよび右仕切りスリット22bに包丁25を挿入すると、包丁25の刃25bが左仕切り部材スリット22aの下端部(左側の刃台座)および右仕切り部材スリット22bの下端部(右側の刃台座)により支持され、包丁25はその先端25aを斜め下向きにした傾斜姿勢で小物入れ20の内側に保持される(図8参照)。
また、このとき、包丁25の先端25aは、左側の側面B1に形成された側面スリット23に嵌入して、左側の側面B1の外方に少し突出するが、包丁25の先端25aは、底面延出部C1により確実に保持される。さらに、底面延出部C1の奥側に配設された衝立部C2により、使用者の手などが包丁25の先端25aに触れることが確実に抑制、防止され、安全性が確保される。
なお、小物入れ20に、箸、スプーン、フォークなどの小物食器Gsとともに、包丁25を収容した状態を図10に示す。また、小物入れ20に、包丁は収容せずに、箸、スプーン、フォークなどの小物食器Gsを収容した状態を図11に示す。
また、小物入れ20は下かご31における一方端部(この実施例では左端部)に、左側の側面B1に形成された側面スリット23が左側に向くようにセットされ、側面スリット23から左側面の外方に突出した包丁25の先端25aは、下かご31や、その上に設置される上かご32の、食器載置領域には位置しないため、下かご31や上かご32に食器を載置する際に、使用者が包丁25の先端25aに近接する確率は極めて少ない(なお、上述のように衝立部C2によっても、安全性は十分に確保されている)。
また、この実施例の小物入れ20においては、底面延出部(先端台座)C1と、側面スリット23の上端部(峰当て)と、左仕切り部材スリット22aの下端部(左側の刃台座)と、右仕切り部材スリット22bの下端部(右側の刃台座)とが、包丁25の峰や刃25bと干渉することから、包丁25が側面スリット23から小物入れ20の外に飛び出して洗浄槽4に落下するようなことはなく、確実に小物入れ20に所定の姿勢で保持することができる。
なお、この実施例の構成の場合、刃がほぼまっすぐである場合や刃が円弧状(凸状)に形成されている場合を含め、包丁の形状に係わらず、上記効果を得ることが可能である。
また、この実施例における小物入れ20の場合、底面延出部C1が形成されており、小物入れ20全体としての幅方向の寸法が底面延出部C1の寸法分だけ大きくなるが、小物入れ20は、上述のように、下かご31における左端部に、底面延出部C1が左側に向くようにセットされることから、底面延出部C1は下かご31と洗浄槽4との間に必然的に形成される隙間に位置することになる。したがって、底面延出部C1が食器載置領域には干渉せず、下かご31への食器の載置量が減少することはない。
また、この実施例の食器洗浄機において用いられている、包丁の収容機構を備えた小物入れ20と、図12(a),(b)に示すような、包丁の収容機構を備えていない小物入れ20aとを比較した場合、本発明の小物入れ20は、上述のように、左仕切り部材21aに左仕切り部材スリット22aが形成され、右仕切り部材21bに右仕切り部材スリット22bが形成され、左側の側面B1に側面スリット23が形成されているだけで、包丁を収容していない場合における小物食器の収容空間は、包丁の収容機構を備えていない小物入れ20aの場合と同じで、小物食器の収容空間が犠牲になることはない。なお、図12(a),(b)において、図7,図8と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示す。
また、小物入れ20の内部に包丁を収容した場合も、包丁自体の容積分だけ他の小物食器の収容空間が減少することになるが、これは、包丁の収容機構を備えていない小物入れ20aの場合もまったく同じである。
すなわち、本発明の包丁の収容機構を備えた小物入れ20の場合、包丁を収容したときには包丁による収容空間の占有分だけ他の小物食器の収容量は少なくなるが(このことは、包丁の収容機構を備えていない小物入れ20aの場合も同じ)、包丁を収容しないときには、包丁の収容機構部が他の小物食器の収容空間を減少させることがなく、包丁の収容機構を備えていない小物入れ20aと同量の小物食器を収容して洗浄することが可能である。
なお、上記実施例では、樹脂成型により作製した小物入れを例にとって説明したが、金属線に樹脂コーティングを施した構成とすることも可能である。
また、上記実施例では2つの仕切り部材を備えた構成としたが、仕切り部材の数に特別の制約はなく、3つ以上の仕切り部材を備えた構成とすることも可能である。
本発明はさらにその他の点においても上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。例えば、本発明は、乾燥機付の食器洗浄機についても適用が可能である。
1 食器洗浄機
2 本体ケース
3 食器かご
4 洗浄槽
5 主洗浄ノズル
6 洗浄ポンプ
7 給水路
8 分岐給水路
9 補助洗浄ノズル
10 給水チューブ
21a 左側の仕切り部材(左仕切り部材)
21b 右側の仕切り部材(右仕切り部材)
22a 左仕切り部材スリット
22b 右仕切り部材スリット
23 側面スリット
25 包丁
25a 包丁の先端部
25b 包丁の刃
25c 包丁の柄
31 下かご
32 上かご
81 分岐給水路側接続部
91 噴射部
A1,A2 前後の一対の側面
B1,B2 左右の一対の側面
A1a 側面延出部
C 底面
C1 底面延出部
C2 衝立部
G 食器
Gs 小物食器
R 固定溝
X 固定軸

Claims (3)

  1. 洗浄槽と、
    前記洗浄内に収容される、食器を載置するための食器かごと、前記食器かご上に搭載され、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどの小物食器を収容する小物入れとを備え、前記食器かごおよび前記小物入れに収容された、前記食器および前記小物食器に向かって洗浄水を噴き付けて、前記食器および前記小物食器を洗浄する食器洗浄機であって、
    前記小物入れは、
    上面が開口した直方体形状を有し、
    内部に収容され前記小物食器に向かって噴き付けられる洗浄液を通過させる格子状材料から形成された、小物食器の収容空間を構成する複数の側面および底面を備えているとともに、
    前記収容空間を複数の空間に仕切る複数の仕切り部材を備えており、
    前記仕切り部材には、当該仕切り部材が接続している所定の側面の近傍であって、前記小物入れの内側に、前記仕切り部材の上端から下方に向かって、かつ、当該1つの側面と平行に、所定の深さの仕切り部材スリットが形成され、
    前記仕切り部材スリットに包丁の刃部が嵌入することにより、包丁が所定の姿勢で保持され、
    前記複数の仕切り部材には、それぞれ深さの異なる仕切り部材スリットが形成されており、包丁の先端が斜め下方に向いた姿勢で保持されるように構成され、
    前記小物入れを構成する前記複数の側面のうち、前記仕切り部材の前記仕切り部材スリットに保持された包丁を平面視した場合に、包丁の柄から先端に向かう方向に位置し、かつ、当該方向に直交する側面の下部には、包丁の先端が嵌入する側面スリットが形成されており、包丁の先端が前記側面スリットに嵌入した状態で、包丁が前記仕切り部材スリットにより保持されるように構成されているとともに、
    前記小物入れを構成する底面が、前記側面スリットが形成されている側面の下端と接続する位置から、平面視して前記包丁の柄から先端に向かう方向と同じ方向の前記小物入れの外方に延出されており、前記側面スリットに嵌入した包丁の先端が、前記底面の前記延出部により保持されるように構成されていること
    を特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記延出部には、包丁の先端を保持する保持領域を確保しつつ、使用者が前記延出部により保持された包丁の先端に触れることを抑制するための衝立部が設けられていることを特徴とする請求項記載の食器洗浄機。
  3. 包丁を小物入れに保持したときに、包丁の刃が前記小物入れの上端から上方に突出する領域の近傍において、前記側面の上端から上方に延出させた延出部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
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