JP5590533B2 - 傾斜変化量監視システム及び傾斜変化量監視方法 - Google Patents

傾斜変化量監視システム及び傾斜変化量監視方法 Download PDF

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本発明は、地面などの傾斜を適切に監視することができる傾斜変化量監視システムに関する。
高速道路、一般道路、鉄道等の長大のり面、急傾斜地の傾斜は、傾斜状況を目視して監視、及び管理等が行われている。のり面、急傾斜地等は、雨、雪等により地すべり又は土砂災害等が起こり易い箇所でもある。
このような土地に関し、防災分野面から斜面崩落前の傾斜の初期変状(気泡センサのデータの変化)の諸情報を入手して、地面等の状況を適切に監視し、安全に管理、維持し、場合によっては警報を発する傾斜変化量監視システムが強く望まれていた。
一般に、傾斜具合を測定するために、気泡とその気泡を検知する気泡センサが備わった気泡管が使用されている。特許文献1に示すように、気泡センサは、鉛直判定センサとして、気泡管内の気泡の位置を検出して水平度合いや傾斜度合いを検知し、判定する。この気泡センサを用いた気泡位置の検出方法として、気泡管に向かって例えば赤外色発光ダイオード(IR−LED)の光源から光を照射し、気泡の投影光の位置を受光素子で検出する光学透過式が知られている。
この受光素子から受光量を検出し、受光量の差(A)を、傾きの所定範囲で予め求めた受光量の差(B)と比較して、AがB以下のときに鉛直と判定する。この鉛直判定センサは、鉛直度の判定のみに特化したもので、例えば気泡管の傾き(角度)が約0.6deg.内の鉛直度許容範囲を自由に設定、鉛直度を検知して鉛直度を判断する。
特許文献2には、気泡を有する水準器を用いて、水準器の中心点からの気泡のずれを光電的に検出して、タイヤのバランス(傾き具合)を自動的に判定する装置が記載されている。
特許文献3には、ケースが鉛直姿勢から傾斜姿勢に変化したことを検出し、所定の周波数を持つ電波を発信する斜面崩壊検知方法が記載されている。この崩壊センサ部分は、傾きによる水銀の移動によるスイッチングを利用しており、ある傾きの閾値に対し、0(安全)か1(危険)という情報を出している。
特開2009−25276号公報 特開昭61−108943号公報 特開平11−101638号公報
上述のように、特許文献1の気泡センサは、鉛直判定センサとして地面等の鉛直度を所定の範囲内で、精度よく調べることが可能であり、特許文献2のタイヤバランス判定装置は、同一場所で1台のタイヤバランスを計測することが可能である。しかし、測定対象地点が複数ある場合に、測定対象地点の傾きを網羅的に観測するシステムにはなっていない。
また、特許文献3に記載されている斜面崩壊検知方法では、ある傾きの閾値に対し、0(安全)か1(危険)という情報を出しているが、どれくらい(量)傾いているのかという定量的な情報が得られない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、ある領域が、どれくらい(量)傾いたのかという定量的な情報を得ることができ、時系列的に監視できる傾斜変化量監視システムを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明は、気泡管と、前記気泡管の気泡画像を一定時間ごとに撮像する撮像手段を有する傾斜測定装置と、前記傾斜測定装置と通信可能に接続される解析装置と、を含む傾斜変化量監視システムであって、前記傾斜測定装置は、前記気泡画像の画像データを前記解析装置に一定時間ごとに送信する送信手段を有し、前記解析装置は、前記画像データを一定時間ごとに受信する受信手段と、前記画像データの気泡の中心座標を算出する座標算出手段と、前記気泡の座標から前記気泡管の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段と、前記気泡管の傾斜角度と一定時間後の前記気泡管との傾斜角度の差を算出する角度差算出手段と、前記傾斜角度の差が、予め設定した前記傾斜角度の差の閾値以上か否かを判別する判別手段と、を備えることを特徴とする傾斜変化量監視システムを提供する。
また、前記解析装置は、前記気泡の座標から前記気泡管の傾斜方向を算出する傾斜方向算出手段をさらに備えることが好ましい。
また、前記傾斜変化量監視システムにおいて、前記解析装置と通信可能に接続される警報装置をさらに含み、前記解析装置は、前記傾斜角度の差が、予め設定した前記傾斜角度の差の閾値以上である場合に前記警報装置に信号を送信する信号送信手段をさらに備え、前記警報装置は、前記信号を受信する信号受信手段と、前記信号を受信したときに警報信号を発する警報信号発信手段と、を備えることが好ましい。
さらに、傾斜変化量監視システムにおいて、前記解析装置における前記画像データの気泡の座標を算出する座標算出手段は、予め複数の元画像データをデータベースに記憶し、前記受信手段で前記画像データを受信したときに前記データベースを参照し、前記画像データと前記元画像データとを照合して、気泡の座標を算出してもよい。
また、傾斜変化量監視システムにおいて、前記気泡の座標から前記気泡管の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段は、予め記憶されている前記気泡の座標と前記気泡管の傾斜角度との関係データを参照し、前記気泡の座標から前記気泡管の傾斜角度を算出してもよい。
また、前記傾斜変化量監視システムにおいて、前記傾斜測定装置が一定の領域に複数個設置されることが好ましい。
また、気泡管と、前記気泡管の気泡画像を一定時間ごとに撮像する撮像手段を有する傾斜測定装置と、前記傾斜測定装置と通信可能に接続される解析装置と、を含む傾斜変化量監視システムによる傾斜変化量監視方法であって、前記傾斜測定装置が、前記気泡画像の画像データを前記解析装置に一定時間ごとに送信するステップと、前記解析装置が、
前記画像データを一定時間ごとに受信するステップと、前記画像データの気泡の座標を算出するステップと、前記気泡の座標から前記気泡管の傾斜角度を算出するステップと、前記気泡管の傾斜角度と一定時間後の前記気泡管との傾斜角度の差を算出するステップと、前記傾斜角度の差が、予め設定した前記傾斜角度の差の閾値を超えるか否かを判別するステップと、を備えることを特徴とする傾斜変化量監視方法を提供する。
本発明によれば、ある領域がどれくらい傾いたのかという定量的な情報を得ることができ、時系列的に監視できる傾斜変化量監視システムを実現することができる。
本発明の一実施例に係る傾斜変化量監視システムの概略図である。 本発明の一実施例に係る傾斜測定装置の概略図である。 本発明の一実施例に係る傾斜変化量監視システムのブロック図である。 本発明の一実施例に係る傾斜測定装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る解析装置の解析処理を示すフローチャートである。 傾斜測定装置Aが傾いたときの気泡管2を真上から見た図である。 傾斜測定装置Aが傾いたときの気泡管2を真横から見た図である。 本発明の一実施例に係る気泡管の気泡を撮影した写真である。 本発明の一実施例に係る気泡管の傾斜角度と、気泡の中心座標値との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る傾斜変化量監視システムのブロック図である。 感度の異なる2台の気泡管と2台のカメラを備えた傾斜測定装置の概略図である。 感度の異なる2台の気泡管と1台のカメラを備えた傾斜測定装置の概略図である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、一実施例として説明する傾斜変化量監視システムの概略的な構成を示している。図1に示すように、傾斜変化量監視システムの一実施例は、のり面、急傾斜地の斜面等の測定点に設置される傾斜測定装置A(子機)と、傾斜測定装置Aから送信される情報を受信し、解析するパソコン等の解析装置(親機)Bと、解析装置Bから送信される信号を受信し、警報を発する警報機Cとから構成される。
図1に示すように、複数台の傾斜測定装置A(子機)は、測定する傾斜面又はのり面等に一定間隔で設置される。傾斜測定装置A(子機)は、箱で密閉カバーし、防塵対策等して設置するのが望ましい。
図2は、傾斜測定装置Aの概略的な構成を示す図である。円形の気泡管2は上面が上に凸となった球面状の透明板2aを有し、内部には粘性の低い液体と小さな気泡3が封入されている。本発明の一実施例では円形の気泡管2を使用しているが、気泡管2の形状は円柱形でもよい。カメラ1は、気泡管2内の気泡の上部に対向、対面して設けられている。このカメラ1は、気泡管2の気泡3の挙動(気泡位置の動き、気泡位置の変動等)を一定時間ごとに撮影する。気泡管2は、水平状態に設置されると、気泡3が気泡管2の中央に位置する。
傾斜測定装置Aは、気泡管2の約1−2deg.の傾き範囲をカバーし、通常1deg.未満の細かい動き(微小な傾斜)も測定可能である。透明板2aの曲率を変えることにより、例えば、約0.1−0.2deg.の微小な角度の変化(微小な傾きの変化)を測定できるため、気泡管2の傾き範囲を高感度から低感度まで幅広く選択できる。
図3は、本発明の一実施例に係る傾斜変化量監視システムの概略的な構成を示すブロック図である。ブロック図に示す様に、傾斜測定装置Aは、主としてカメラ1、気泡管2、制御マイクロコントローラ部4及び無線送信機5から構成されている。無線送信機5は無線モジュール部を含んでいる。
傾斜測定装置Aは一定時間ごとに気泡管2の気泡3をカメラ1で撮像して、画像情報(画像データ)を得る。制御マイクロコントローラ4は、カメラ1に接続され、一定時間で画像を送信するように時間制御機能を有し、カメラ1への撮影起動命令、撮影停止命令等の機能を有する。また、制御マイクロコントローラ4は、カメラ1を介して気泡管2内の気泡3の画像情報(画像データ)を取り込む。
さらに、傾斜測定装置Aは、傾き方向の測定も可能にするためのデジタルコンパスを内蔵している。このデジタルコンパスにより、複数の傾斜測定装置Aが同一の基準方向(北)からの角度(方位角)を持つように設置することができる。
制御マイクロコントローラ4に接続された無線送信機5は、制御マイクロコントローラ4が取り込んだ気泡3に関する画像情報(画像データ)を傾斜測定装置Aから距離を隔てて設置されている受信側である受信機又は解析装置Bに送信する。
図3に示す様に、解析装置(親機)Bは、無線受信機6とデータを解析する解析部7、警報信号送信機8で構成されている。解析部7は、無線受信機6に接続され、無線受信機6が取り込んだ画像情報(画像データ)を解析して、気泡管2の傾きを求める。警報信号送信機8は、解析部7で解析された結果に基づき、傾斜測定装置Aの傾斜角度が予め設定した閾値の角度以上になった場合にのみ、警報装置Cに信号を送信する。
このとき、傾斜角度と閾値の角度との差に応じて、警報レベルを設定し、異なる信号を送信してもよい。例えば、傾斜角度と閾値の角度との差が、比較的小さいとき(注意が必要なとき)を第一レベル、ある程度の大きさのとき(数時間後に避難が必要なとき)を第二レベル、非常に大きいとき(すぐに避難が必要なとき)を第三レベルなどと異なるレベルの信号を送信するように設定することができる。
警報装置Cは、解析装置Bから距離を隔てて、設置されている。警報装置Cは、避難警告を可能にするため、人々が多い場所、例えば民家に近い場所に設置するのが望ましい。警報装置Cは、警報信号受信機9と、警報出力部10で構成されている。警報信号受信機9は、警報信号送信機8から送られてきた信号を無線で受信し、警報出力部10は、警報信号受信機9と接続されており、警報信号を発する。警報信号は、例えば、サイレンや回転灯などである。
警報信号は、受信する信号の警報レベルに応じて変更させるとより効果的である。例えば、警報レベルに応じて、サイレンの音量や音の種類を変更し、回転灯の回転する速さや明るさを変更することなどが考えられる。
図4は、本発明の一実施例に係る傾斜測定装置Aの制御マイクロコントローラ4の処理を示すフローチャート(S100)である。図4において、傾斜測定装置Aの制御マイクロコントローラ4は、カメラ1に起動命令を送り、カメラ1に対して気泡3の撮像命令を指示し(S11)、気泡3を含む気泡管2を監視間隔時間ごとにカメラ1で撮像し(S12)、カメラ1で撮像した気泡3の画像(撮影データ)の受け取り、取り込みを行なう(S13)機能を有している。次いで、制御マイクロコントローラ4は、カメラ1で撮影した気泡3の画像データを無線送信機5に送信する(S14)。
また、制御マイクロコントローラ4は、解析装置Bで予め設定した所定の撮影回数と時間(一定時間)を記憶する機能を有し、所定回数が経過したかどうかを判断し(S15)、経過した場合には終了し、経過していない場合には、監視間隔時間待ち(スリープ)状態の後(S16)、カメラ1に対して気泡3の撮像命令を指示する(S11)。無線送信機5は、受け取った気泡3の画像データを解析装置Bの無線受信機6に送信する。
図5は、本発明の一実施例に係る解析装置Bの処理を示すフローチャート(S200)である。解析部7では、まず、領域の傾きを指定時間で、監視するための監視間隔時間Δtと合計の撮像回数Nを設定する(S21)。監視間隔時間Δt毎に1回撮影するので、例えば、8時間毎に撮像し、合計2回撮像する(Δt=8、N=2)場合には、合計で16時間、必要である。傾斜測定装置Aが設置される土地の状況や勾配に応じて、監視間隔時間と回数が変更される。監視間隔時間Δtと撮像回数Nの情報は、傾斜測定装置Aの制御マイクロコントローラ4に送られる。
解析装置Bの無線受信機6は、傾斜測定装置Aの無線送信機5から送信された画像データを受信して、解析部7に画像データを受け渡す(S22)。
解析部7は、最初の画像データから、初期値である気泡管2内座標における気泡3の中心位置のピクセル値(x,y)を求める(S23)。図6(a)は、傾斜測定装置Aが傾いたときの気泡管2を真上から見た図である。気泡3の中心位置の座標は、図に示すようにピクセル値(x,y)で表される。気泡管2を設置するときに、気泡3の中心位置のピクセル値(x,y)が座標の中心になるように設置している場合、初期値は(0,0)となる。
次に傾きの方向を検出する方法を説明する。図6(a)において傾斜測定装置Aの基準であるY軸を南北の方向に一致するように設置しているので、傾斜方向Kと真北とのなす角度αは、以下の数式1(数1)で表すことができる。
Figure 0005590533
前述の様に、気泡3の中心位置のピクセル値(x,y)は、直接、目視でメモリを測定して求められるが、この方法に限らず、テンプレートマッチングによる方法もある。
テンプレートマッチングとは、予め気泡管2の様々な傾斜角度で撮像した気泡3の画像データを元画像として解析部7のデータベースに記憶しておき、新たに気泡3の画像を取り込んだときに、データベースを参照して、元画像と照合させるプログラムを実行することにより、気泡3の中心位置のピクセル値(x,y)を求める方法である。実際には、気泡管2をx軸周りに100′(1°40′)から−100′(1°40′)まで4′ごとに変化させて写真(例えば図7)を撮り、元画像として解析部7に記憶させた。
図7は、気泡管2内の気泡3を撮影した一例を示す写真である。図7の写真を撮影したカメラ1は、JPEGカメラであるLinkSpiteのLS−Y201を使用した。カメラ部12のカメラの通信速度は38400bpsで、シリアル変換モジュール部として秋月電子のFT223RLを用いた。
求めたピクセル値(x,y)から傾斜測定装置Aの気泡管2の傾斜角度θを求める(S23)。図6(b)は、傾斜測定装置Aが傾いたときの気泡管2を真横から見た図である。図6(b)に示すように、傾斜角度は、天頂を0度とした傾斜角θで表す。気泡管2の傾斜角度θは、気泡管2の透明板2aの曲率半径と、ピクセル値(x,y)との関係から求めることができる。透明板2aの曲率半径をR、気泡の中心の初期位置が(0,0)で、傾斜後の位置座標が(x,y)の場合、傾斜角度θは、以下の数式2(数2)で求めることができる。
Figure 0005590533
(数2)において、rは、初期位置(0,0)から気泡の中心位置までの距離を表しており、この値とθとの関係を予め演算して求めておき、メモリに記憶させることにより、rの値からθを読み出すことも可能である。
また、図8を使用して、気泡管2の傾斜角度θを求める方法もある。図8は、気泡管2の傾斜する角度θと、気泡3の中心位置であるピクセル値(x,y)との関係を示すグラフである。図8は、気泡管2をx軸周りに100′(1°40′)から−100′(1°40′)まで4′ごとに変化させ写真を撮り、画像データを目視して気泡3の中心位置の座標を求め、対応する角度と比較して求めたグラフである。気泡管2をx軸周りに傾かせたので、気泡3がy軸方向に沿って移動し、xはほぼ変化しなかった。この表から、yの値と角度は一定の比例関係にあることが判明した。
図8のグラフを、予め解析部7のメモリに気泡3の座標と気泡管2の傾斜角度θとの関係データとして記憶しておくことにより、ピクセル値(x,y)から直ちに気泡管3の傾斜角度θを求めることができる。または、図8のグラフから得られる傾斜角度と中心座標の換算式を、予め解析部7のメモリに記憶させ、ピクセル値(x,y)から気泡管3の傾斜角度θを求めることもできる。
予め設定した監視間隔時間Δt(例えば8時間)経過後、再度、無線受信機6は、気泡3の画像データを受信する(S24)。気泡3の画像データから、同様にして、気泡3の中心座標(x,y)を算出し、傾斜角度θを求める。このとき、傾斜方向α(北からの方位角)も同時に求めることが出来る。そして、監視間隔時間に傾いた気泡管2の傾きの差(δθ)を求める(S25)。
気泡管2の傾きの差(δθ)は、δθ=θ(n≧1)で表される。つまり、初期値θと今回の傾きθの差が傾きの差になる。これにより、今回(n回)の計測までに気泡管2が何度傾いたのかが計算される。このとき、同時に前回の傾きとの差θn-1を求めて、解析部7のメモリに記憶させてもよい。初期値θと今回の傾きθの差だけではなく、前回の傾きと今回の傾きの差を求めることで、より簡易に時間毎の傾き具合を知ることができる。ここで、nは監視間隔時間Δt後の撮影回数を示し、例えば、Δt=8時間の場合、撮影開始から8時間後に撮影した場合nは1(傾斜角度はθ)で、16時間後に撮影した場合nは2(傾斜角度はθ)である。
次に、気泡管2の傾きの差(δθ)が、予め設定した閾値の角度以上か否か判断される(S26)。閾値の角度は、傾斜測定装置Aが設置される土地、傾斜勾配等の状況に応じて、変更される。気泡管2の傾きの差(δθ)が、予め設定した閾値の角度以上の場合には、解析部7から警報信号送信機8に情報が送られ、警報信号送信機8が警報装置Cに警報信号を送る(S27)。このとき、前述のように、気泡管2の傾きの差(δθ)と閾値の角度との差に応じて、警報レベルを設定し、異なる信号を送信するようにしてもよい。そして、警報装置Cは、解析装置Bからの信号を受信し、警報レベルに応じて回転灯やサイレンなどを起動し、警報を発する。
解析装置Bが警報信号を発信した(S27)後に、傾斜測定装置Aが検知可能か否かの判断がなされ(S29)、検知可能な限り観測は継続して行われる。採用する気泡管によっては、最大傾斜角は20度くらいまで検知可能である。このとき、異常事態となっているため、監視間隔時間Δtは平常時よりも短く設定され、回数Nは平常時よりも多くなるよう、再度設定される(S21)。
気泡管2の傾きの差(δθ)が、予め設定した閾値の角度より小さい場合には、現在の撮影回数nが、予め設定した所定回数(N)に達したか否かが判断される(S28)。現在の撮影回数nが、予め設定した所定回数(N)に達した場合には、解析装置Bの処理を終了する。現在の撮影回数nが、予め設定した所定回数(N)に達してない場合には、監視間隔時間Δt経過後に再度、画像を受信し(S24)、解析処理(S25〜28)が繰り返される。
以上述べたフローチャートでは、ステップ21において監視間隔時間Δtと回数Nを設定していたが、監視間隔時間Δtが設定されていれば、監視回数(N)は設定しなくても構わない。監視回数(N)を設定するメリットとしては、傾斜測定装置Aと解析装置Bが常に起動しているという無駄な監視状態を防ぐことができ、節電効果もある。
監視回数(N)を設定しない場合には、図4の傾斜測定装置Aのフローチャートにおいて、監視回数を経過したかどうかの判断(S15)を経ずに、S16の監視間隔時間Δt待ちに移り、監視間隔時間Δtごとに撮像が繰り返される。
図5の解析装置Bのフローチャートにおいては、S26で、気泡管2の傾きの差(δθ)が、予め設定した閾値の角度以上でないと判断された後、監視回数を経過したかどうかの判断(S28)を経ずに、監視間隔時間Δtの経過後に再度、画像を受信するステップ(S24)に戻る。
以上、図5のフローチャートの内容を説明してきたが、フローチャートで実行してきたことを、次の監視に活かすこともできる。例えば、気泡管2の傾きの差(δθ)が、予め設定した閾値の角度より小さく、現在の撮影回数nが、予め設定した所定回数(N)に達して終了した場合には、その監視間隔時間を長く(例えば8時間であったところを12時間に設定)して、合計の撮像回数(N)を減らすような設定を再度し直すことで、より効果的な監視を実行することができる。
また、本発明の他の実施例として、傾斜測定装置A(子機)内に前述した解析装置(親機)Bの機能を含む傾斜変化量監視システムを説明する。図9は、本発明の他の実施例に係る傾斜変化量監視システムの概略的な構成を示すブロック図である。ブロック図に示す様に、傾斜測定装置Aは、主としてカメラ1、気泡管2、解析部7を含む制御マイクロコントローラ部4、及び警報信号送信機8から構成されている。
傾斜測定装置Aは一定時間ごとに気泡管2の気泡3をカメラ1で撮像して、画像情報(画像データ)を得る。制御マイクロコントローラ4は、カメラ1に接続され、一定時間で画像を送信するように時間制御機能を有し、カメラ1への撮影起動命令、撮影停止命令等の機能を有する。具体的には、図4のフローチャートで説明した手順に従って、一定時間毎に撮影される。また、制御マイクロコントローラ4は、カメラ1を介して気泡管2内の気泡3の画像データを取り込む。
制御マイクロコントローラ部4内の解析部7は、図5のフローチャートで説明した手順に従って、画像データを解析して、気泡管2の傾きを求める。警報信号送信機8は、解析部7で解析された結果に基づき、傾斜測定装置Aの傾斜角度が予め設定した閾値の角度以上になった場合にのみ、警報装置Cに信号を送信する。このとき、前述の様に、傾斜角度と閾値の角度との差に応じて、警報レベルを設定し、異なる信号を送信する。
以上述べた実施例においては、複数の傾斜測定装置Aが設置されている場合について述べたが、傾斜測定装置Aが1つであっても構わない。また、図10又は図11に示す様に、1つの傾斜測定装置Aの中に2台のカメラと気泡管(図10)が設置されていてもよいし、1台のカメラに2つの気泡管(図11)が設置されていてもよい。図10と図11の様に、実用的には初期の微小な変動を見るための高感度(透明板2aの曲率半径が大きい)の気泡管と、広い角度範囲を測定するための低感度(透明板2aの曲率半径が小さい)の気泡管を設置すれば、より定量的に角度を測定できる。
図10は、2個の異なる感度の気泡管の画像を撮像する2台の傾斜測定装置の概略図である。図11は、部分反射鏡11と鏡12を使い、2つの異なる感度の気泡管を1台のカメラで撮像する傾斜測定装置の概略図である。図11に示すように、異なる感度の気泡管を1台で撮像する場合には、気泡管を交互に照射して、画像データから2つの気泡管を区別できるように、分離する必要がある。
また、本発明の一実施例の傾斜測定装置Aでは、気泡管2をカメラ1の下方に位置させ、気泡管2を上から見下して、気泡3を上方から撮影する方式を採用しているが、気泡管2をカメラ1の上方に位置させ、気泡管2を下から見上げて、気泡3を下方から撮影する方式を採用してもよい。
以上のように、本発明の実施例によれば、ある領域がどの方向に(向き)どれくらい(量)傾いたのかという定量的な情報を得ることができ、時系列的に監視できる傾斜変化量監視システムを実現することができる。
これにより、測定地点の初期の微小な変化を測定でき、例えば土砂崩れなどの危険が伴う土地の変化への警告が、従来よりも早い段階で可能になり、人命の安全を確保することができる。また、広範囲にわたり、効率よく傾斜変化量を監視することができるため、その地域の管理業務負担を軽減させる効果がある。
1…撮像装置(カメラ)、2…気泡管、2a…透明板、3…気泡、4…制御マイクロコントローラ、5…無線送信機、6…無線受信機、7…解析部、8…警報信号送信機、9…警報信号受信機、10…警報出力部、11…部分反射鏡、12…鏡、A…傾斜測定装置、B…解析装置、C…警報装置。

Claims (7)

  1. 気泡管と、前記気泡管の気泡画像を撮像する撮像手段を有する傾斜測定装置と、
    前記傾斜測定装置と通信可能に接続される解析装置と、
    を含む傾斜変化量監視装置であって、
    前記傾斜測定装置は、
    前記気泡画像の画像データを前記解析装置に送信する送信手段を有し、
    前記解析装置は、
    監視間隔時間と撮影回数が設定されることで定まる1回の測定時間で撮像された前記画像データを受信する受信手段と、
    予め設定された座標軸上に前記画像データの気泡の中心座標の位置を算出し、
    気泡の画像データに基づく、中心座標の初期位置および中心座標の初回後の撮像時位置を算出する気泡座標位置算出手段と、
    算出された初期位置を含む気泡座標位置から前記気泡管の傾斜角度および傾斜方向を算出する傾斜角度・傾斜方向算出手段と、
    傾斜角度・傾斜方向算出手段による算出に基づいて気泡の初期値と監視間隔時間毎の傾斜角度の差および傾斜方向を時系列連続して算出する傾斜角度差・傾斜方向時系列変化算出手段と、
    前記傾斜角度の差が、予め設定した閾値以上か否かを判別する判別手段と、を備えること
    を特徴とする傾斜変化量監視装置。
  2. 請求項1に記載の傾斜変化量監視装置において、
    前記解析装置は、前記傾斜測定装置がデジタルコンパスを内蔵して複数設けられ、該複数の傾斜測定装置が全て同一の基準方向(北)を持ち、傾斜方向は基準方向からの傾斜角度で算出されることを特徴とする傾斜変化量監視システム。
  3. 請求項1または2に記載の傾斜変化量監視装置において、
    前記解析装置と通信可能に接続される警報装置をさらに含み、
    前記解析装置は、前記判別手段で判別された前記傾斜角度の差が、予め設定した閾値以上である場合に前記警報装置に信号を送信する信号送信手段をさらに備え、
    前記警報装置は、
    前記信号を受信する信号受信手段と、
    前記信号を受信したときに警報信号を発する警報信号発信手段と、を備えること
    を特徴とする傾斜変化量監視装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の傾斜変化量監視装置において、
    前記気泡中心座標位置算出手段は、予め複数の元画像データをデータベースに記憶し、前記受信手段で前記画像データを受信したときに前記データベースを参照し、前記画像データと前記元画像データとを照合して、気泡の中心座標位置を算出すること、
    を特徴とする傾斜変化量監視装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の傾斜変化量監視装置において、
    前記傾斜角度・傾斜方向算出手段は、予め記憶されている前記気泡の中心座標位置と前記気泡管の傾斜角度との予め取得された関係データを参照し、前記気泡の中心座標位置から前記気泡管の傾斜角度を算出すること、
    を特徴とする傾斜変化量監視装置。
  6. 請求項1から5のいずれか記載の傾斜変化量監視装置が予め定められた一定の領域に複数個設置されることを特徴とする傾斜変化量監視システム。
  7. 気泡管と、前記気泡管の気泡画像を一定時間ごとに撮像する撮像手段を有する傾斜測定装置と、
    前記傾斜測定装置と通信可能に接続される解析装置と、
    を含む傾斜変化量監視システムによる傾斜変化量監視方法であって、
    前記傾斜測定装置が、
    前記気泡画像の画像データを前記解析装置に、監視間隔時間と撮影回数が設定されることで定まる1回の測定時間で撮像された前記画像データを送信するステップと、
    前記解析装置が、
    撮影回数で定まる一定時間ごとの前記画像データを受信するステップと、
    予め設定された座標軸上に前記画像データの気泡の中心座標の位置を算出し、
    気泡の画像データに基づく、中心座標の初期位置および中心座標の初回後の撮像時位置を算出するステップと、
    算出された初期位置を含む気泡座標位置から前記気泡管の傾斜角度および傾斜方向を算出するステップと、
    傾斜角度・傾斜方向算出手段による算出に基づいて初期値と監視間隔時間毎の傾斜角度の差および傾斜方向を時系列連続して算出する傾斜角度差・傾斜方向時系列変化を算出するステップと、
    を備えること
    を特徴とする傾斜変化量監視方法。
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