JP5589743B2 - 配線基板 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁性の樹脂板に保持された薄板配線パターンの表面に素子を搭載可能な配線基板に関し、特に、素子が突出することなく多層化が容易な配線基板に関する。
車両をモータジェネレータにより駆動する電気自動車やハイブリッド車両では、バッテリからの高電圧電力を制御することでモータジェネレータの制御を行うだけでなく、補機バッテリなどを充電するために高電圧側から低電圧側に電圧変換を行うDC/DCコンバータの制御も行っている。モータジェネレータの制御に用いられる回路基板には、スイッチング素子、整流素子、抵抗素子、コンデンサ素子及びインダクター素子などが搭載されており、モータジェネレータに高電圧、大電流の電力を出力する。このため、モータジェネレータを制御する回路基板には大電流が流れ、各素子が発熱することからスイッチング素子や整流素子等を適切に冷却することが要求される。また、DC/DCコンバータの制御に用いられる回路基板は、バッテリからの高電圧電力を低電圧側に変換(降圧)する際、回路基板には長時間比較的大きな電流が流れ、各素子が発熱することからDC/DCコンバータのスイッチング素子や整流素子等を適切に冷却することが要求される。
従来の回路基板には、例えば、ガラスエポキシ樹脂製の配線基板の一方の表面に部品を実装し他方の表面にベースとなる放熱板を設けたベース基板型や、配線基板のコア部分に放熱板を設けたコア基板型等がある。また、放熱板には、空冷用のフィンを設けた空冷型や、冷却液により冷却する液冷型などがあり、特許文献1には、人工衛星で使用される高放熱基板の技術が開示されている。
人工衛星で使用される高放熱基板は、軽量かつ高強度が要求されるため、放熱板として炭素繊維を用いている。このような高放熱回路基板では、例えば、ベース基板型として炭素繊維強化アルミニウム合金を使用し、ベースの一方の表面に配線基板となる絶縁性の配線基板の表面に素子を配置し、素子が実装されていない配線基板の表面に電気絶縁性の下部熱伝導材を配置している。さらに、高放熱基板は、この下部熱伝導材の上面に配線基板と略平行で、かつ、部品の側面に近接すると共に素子と同じ高さとなる炭素繊維樹板を配置し、この炭素繊維樹脂板と素子の側面との間に電気絶縁性の中間熱伝導材を充填して形成されている。このような構成により、素子からの熱を熱伝導率の高い炭素繊維樹脂板の炭素繊維が二次元的に配置された方向に伝導させることができると共に、炭素繊維樹脂板と配線基板との間に下部熱伝導部材を配置することで温度変化によって発生する応力による割れが発生しにくく、製造コストが高価になるものの、放熱特性の高い高放熱回路基板を実現している。
特許文献2には、パワー半導体モジュールに使用されるセラミックス回路基板に関し、セラミックス基板の少なくとも一方の面にロウ材層を介して回路パターンを形成する金属回路板を接合し、回路面と他方の面に金属放熱板を接合したセラミックス回路基板に関する技術が開示されている。この技術を用いることで、金属回路板、セラミックス基板および金属放熱板の変形を規定することで製造時または稼働時に生ずる熱応力または熱ひずみを軽減し、特許文献1で開示された高放熱回路基板より製造コストを低減したセラミックス回路基板を提供することが可能となる。
特開2006−294749号公報 特開2006−100640号公報
従来のベース基板型の配線基板を例にして説明する。図14の配線基板100は、下から水冷又は液冷により放熱効果を高めた筐体107、筐体107の上に放熱用の金属プレート106、金属プレート106の上に絶縁用樹脂105、絶縁用樹脂105の上に基板104、基板104の上に回路パターン102、回路パターン102に接続されたダイオード101又は端子台103と、を有している。
図14に示した従来の配線基板100は、放熱用の金属プレート106に絶縁用樹脂105、回路パターン102に接続されたダイオード101等の素子や端子台103を形成して金属プレート106の下面から冷却するものである。しかしながら、このような構成では、端子台103またはダイオード101が配線基板100から突出するため、多層化が困難であり、またダイオード101の冷却の際、金属プレート106、絶縁用樹脂105、基板104及び回路パターン102等を介するため熱抵抗が増加して冷却効率が低下する場合があった。
そこで、本発明に係る配線基板は素子が配線基板から突出することなく多層化を容易にすると共に配線基板の強度向上、冷却効率向上及び寸法公差を吸収可能とする車両用の配線基板を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る配線基板は、板配線パターンと絶縁性の樹脂板とを交互に複数層積層し、絶縁性伝熱材を介して筐体に取り付けられる配線基板であって、第1の層の薄板配線パターンは、表面に素子を搭載し、裏面が前記絶縁性伝熱材に接する素子搭載領域を有し、前記絶縁性伝熱材を介して前記素子の発熱を前記筐体に放熱し、他の層の薄板配線パターンは、前記第1の層の薄板パターンの前記素子搭載領域に対応する領域に配置される貫通孔を有し、前記樹脂板は、前記第1層の薄板配線パターンの前記素子搭載領域に対応する領域に配置される窓部を有し、前記貫通孔は前記窓部より小さく、前記貫通孔周縁の前記他の層の薄板配線パターンが前記窓部の内側に張り出していること、
を特徴とする。
また、本発明に係る配線基板において、前記第1の層の薄板配線パターン上に積層される樹脂板の板厚は、前記素子の厚み以上であることとしても好適である。
また、本発明に係る配線基板において、前記第1の層の薄板配線パターンは、前記素子搭載領域に隣接する一方の側に配置されてトランスの一次側コイルを形成する第1のコイル回路パターンと、前記素子搭載領域に隣接する他方の側に配置されてチョークコイルを形成する第2のコイル回路パターンとを有し、前記他の層の薄板配線パターンは、前記貫通孔に隣接する一方の側に配置されたトランスの二次側コイルを形成する第3のコイル回路パターンと、前記貫通孔に隣接する他方の側に配置された前記第2のコイル回路パターンに接続されてチョークコイルを形成する第4のコイル回路パターンとを有すること、としても好適である。
また、本発明に係る配線基板において、各層の板配線パターンを接続するピン状の配線部材を有することとしても好適である。
また、本発明に係る結合配線基板は、前記配線基板をお互いに向かい合わせて結合したことを特徴とする。
本発明に係る配線基板を用いることにより、素子が配線基板から突出することなく多層化を容易にすると共に配線基板の強度向上、冷却効率向上及び寸法公差を吸収可能な配線基板を実現することができるという効果がある。
本発明に係る配線基板の実施形態に係るDC−DCコンバータ回路図である。 第1の実施形態に係る整流回路基板の正面図と断面図である。 本実施形態に係る基本的な配線基板である整流回路基板の断面図である。 本実施形態に係る整流回路基板の第1層の薄板配線パターン図である。 本実施形態に係る整流回路基板のB−B断面図である。 本実施形態に係る整流回路基板のトランス部の断面図である。 本実施形態に係るトランス部の1次側コイルの薄板配線パターン図である。 本実施形態に係るトランス部の2次側コイルの薄板配線パターン図である。 本実施形態に係る整流回路基板のチョークコイル部の断面図である。 本実施形態に係るチョークコイル部の薄板配線パターン図である。 第2の実施形態に係る整流回路基板の断面を示した断面図である。 第2の実施形態に係る配線基板の正面図である。 第3の実施形態に係る配線基板の断面を示した断面図である。 従来の配線基板を説明する説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
第1の実施形態:図1は配線基板の実施形態に係るDC−DCコンバータ回路基板10の回路図である。DC−DCコンバータ回路基板10は、バッテリ11の電圧を降圧してOUT端子に出力するための回路であり、バッテリ11の直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路基板20と、交流電圧を降圧して整流する整流回路基板30と、出力電圧を平滑するコンデンサ(C1)31を有している。また、スイッチング回路基板20と整流回路基板30はトランス12によって1次側と2次側に絶縁接続され、1次側の電流変化により逆起電力が発生し、コアを通じた磁束変化により2次側にも誘電起電力が発生して誘導電流が流れる。
DC−DCコンバータ回路基板10を作動させると、スイッチング回路基板20で発生した交流信号によりトランスの1次巻線(L1)・2次巻線(L2,L3)に逆起電力や誘導起電力が発生し、ダイオード33を通じて電流が流れることでチョークコイル13にエネルギーが蓄えられ、交流信号の極性が変化すると交流信号に逆らうようにチョークコイル13に起電力が発生し、蓄えられたエネルギーが放出される。さらに、逆側に電流を流すことのできるダイオード33を通じて電流が流れることで、出力の電圧が所定の電圧に降圧する。
スイッチング回路基板20は、逆流防止ダイオードを組み込んだMOSFET(TR1〜TR4)32と、中間接点(IN1,IN2)に接続されたトランス12の1次側コイル(L1)とを有している。また、整流回路基板30には、トランス12の2次側コイル(L2,L3)に並列接続されたダイオード33(D1〜D3及びD4〜D6)と、ダイオード33に接続されたチョークコイル(L4)と、を有している。なお、本実施形態では、トランス12,チョークコイル13及びダイオード33を有する整流回路基板30を配線基板として形成し、この実施形態について説明をする。
図2は図1に示した整流回路基板30の正面図と断面図(A−A)である。配線基板である図2の整流回路基板30は、1次側と2次側のコイルを有するトランス12と、6個の整流用のダイオード33と、チョークコイル13と、を有する。トランス12及びチョークコイル13は筐体14に取り付けられたコア抑え21により固定され、整流回路基板30は薄板配線パターン16の上にダイオード33を有し、薄板配線パターン16に接着されている樹脂板17によって形成される単層基板を積層した積層基板を構成している。また、図2に示すように整流回路基板30は、薄板配線パターン16の裏面に接触する筐体14に放熱させるだけでなく、ダイオード33部分が配置される表面に窓を設けると共に、積層基板によりコイルを形成する。
図2の整流回路基板30で特徴的な事項は2つあり、第1の特徴は樹脂板に銅製の薄板配線パターンを貼り付けた平板構成とすることで基板の強度を低下させることなく薄板配線パターンの裏面から筐体に放熱を可能にしたことである。また、第2の特徴はダイオード等の各素子を樹脂板に設けた窓部に収容することにより素子の飛び出しを無くすと共に、積層構造でコイル等を形成したことである。そこで、最初に第1の特徴である平板構成について図3を用いて説明する。
図3は平板構成による単純化した配線基板である整流回路基板40の断面図を示している。本発明に係る配線基板の特徴事項の一つは、薄板配線パターンを樹脂板に取り付けた配線基板に素子を実装して形成した配線基板において、寸法公差の吸収、強度の確保及び熱抵抗の低減などを実現するため、薄板配線パターン16の表面に素子を実装すると共に薄板配線パターン16の裏面を冷却することである。本実施形態における単層の配線基板は、樹脂板17の下に複数の薄板配線パターンを接着し、樹脂板17によって固定された薄板配線パターン16の上にダイオード33をハンダ付けして作成した。
このような構成にすることで、樹脂板17の片側面を基準にしてダイオード33の座面の端子とダイオード33から延びる端子からパターン面までの寸法のばらつきを抑えることが可能となる。換言すると、素子の放熱に関し、従来の薄膜配線パターンでは金属製の配線パターンより基板の熱抵抗が大きく、十分な放熱効果を発揮できないが、配線パターン自身を放熱板として利用することでシート状の絶縁性伝熱材15の熱抵抗は増加するものの、従来の基板に比べて熱抵抗を小さくすることが可能となるだけでなく、樹脂板の表面を基準とした素子実装高さとすることにより、熱歪みや熱応力の発生を低減する上で必要となる素子と薄板配線パターンとの寸法公差を少なくすることが可能となる。
図4は整流回路基板30の第1層の薄板配線パターン図であり、トランス12とチョークコイル13を形成するために複数の層と接続可能となっている。なお、説明のために、表面に接着した樹脂板は省略しているが、窓部は破線で示している。図4に示すように薄板配線パターンは、外周部のグランドパターン26と、内周部の2次側パターン23,24と、チョーク側パターン25の3種類を組み合わせて形成され、整流用のダイオード33を保持すると共に放熱経路を確保している。また、2次側パターン23,24は第2層又は第3層に設けた2次側コイルパターンとピン36により導通させることができる。
図5は図2の整流回路基板30におけるB−B断面図である。図5に示すように、ダイオード33からの発熱はチョーク側パターン25と絶縁性伝熱材15とを介して筐体14に放熱されると共に、ダイオード33を収容している窓部に張り出している複数枚の薄板配線パターン16が放熱フィンの役割を果たすことにより更に放熱されることになる。なお、ダイオード33の上側に設けられた空間に別の素子を配置することも可能である。
図6は図2の整流回路基板30におけるトランス部のC−C断面図であり、図6を用いて基板の積層化について概説する。トランスコア34は、中央部に円筒形のコアと両側に設けた矩形のコアを上下の結合部で接続した柱状のコアとを有し、上下で分離できるように水平面に沿って分割面を有している。トランスコア34は、トランスコア34の内面の高さと筐体の上面高さを一致させるため、筐体に設けた窪みに嵌り合うように配置され、筐体にネジ22で取り付けられたコア抑え21により固定されている。さらに、トランスコア34には、樹脂板に接着された1次側コイルパターン28と、その上に樹脂板に接着された2つの2次側コイルパターン27と、が設けられている。次に、1次側と2次側コイルパターン28について詳説する。
図7は第1層に配置されたトランス部の1次側コイルパターン28と2次側パターン(23,24)とを示している。1次側コイルパターン28はスイッチング回路基板に接続されトランスコア34を中心として外周から内周に向かって巻き込まれ、終端部は第2層のパターンに接続するため、ピン36を介して接続されている。また、2次側パターン23はピン36を介して第1層から第2層の2次側コイルパターンに接続されており、同様に2次側パターン24はピン36を介して第1層から第3層の2次側コイルパターンに接続されている。
図8はトランスコア34とトランス部の2次側コイルの薄板配線パターンとを示し、図8(A)は第1層の薄板配線パターン、図8(B)は第2層の薄板配線パターン、図8(C)は第3層の薄板配線パターンを示している。なお、図8(A)は説明の都合上、1次側コイルパターンを省略している。図8(A)の2次側パターン23はピン36aを介して図8(B)の2次側コイルパターン27aに接続され、2次側コイルパターン27aの終端はピン36gを介してグランドパターンに接続されている。同様に、図8(A)の2次側パターン24はピン36bを介して図8(C)の2次側コイルパターン27bに接続され、2次側コイルパターン27bの終端はピン36gを介してグランドパターンに接続されている。
図9は図2の整流回路基板30におけるチョークコイル部のD−D断面図であり、図10はチョークコア35とチョークコイル部の薄板配線パターンとを示している。また、図10(A)は第1層を示し、図10(B)は第2層を示し、第10(C)は第3層を示している。以下、図9と図10を用いてチョーク側コイルパターン29について概説する。なお、重複する部分については説明を割愛する。
図9の積層構造は、チョークコア35と第1層から第3層の薄板配線パターンとによって形成されている。図10(A)に示す第1層では、チョーク側パターン25からチョーク側コイルパターン29aに連続的に変化し、チョーク側コイルパターン29aの終端はピン36cにより図10(B)に示す第2層のチョーク側コイルパターン29bに接続されている。さらに、チョーク側コイルパターン29bの終端はピン36dにより図10(C)に示す第3層のチョーク側コイルパターン29cに接続され、出力端子へ接続されている。このように、図9の積層構造を利用してチョークコイルを形成することが可能である。以上、上述した形式は、片側の筐体に放熱する配線基板について説明したが、次に、対向する向きに放熱面である筐体を有する場合の実施形態を以下に示す。
第2の実施形態:図11は対向する筐体で挟み込まれる配線基板50である整流回路基板の断面を示し、図11(A)は配線基板50の組立て方法と、図11(B)は完成した配線基板50と、を示している。図11(A)は、チョーク側パターン25と2次側パターン24とに接続されたダイオード33を支持する樹脂板17をそれぞれ2個組立て、片方の配線基板52にピン36を設け、他方の配線基板51にピンに嵌り合う接続孔を設け、ピン36が嵌り合うように接続した後、ハンダ付け又は溶接により一体化するものである。このように一体化することにより、2つの筐体で挟まれる寸法精度を樹脂板の厚みにより容易に調整可能となり、図11(B)に示す配線基板50の寸法精度が向上することにより、嵌め合い寸法公差の要求を満たすことが可能となるだけでなく、冷却効率の向上が可能となる。
図12は、図11に示した配線基板50を紙面に対して90度回転させた後、3つ連結した配線基板60を示している。図12の配線基板60は、左側に接続されたトランスからの出力を受け入れ、降圧及び整流処理を施した後、右側のチョークコイルに出力するものである。本実施形態において特徴的な事項の一つは、配線基板50を連結することにより発熱量が増大するものの、筐体への接触面積が増大することで放熱容量が向上することにより、より効果的な冷却が可能となることである。次に、第2の実施形態に積層構造を追加した第3の実施形態について概説する。
第3の実施形態:図13は図11に示した配線基板50を拡張し、トランスやチョークコイルを内蔵可能な整流回路基板70の断面を示している。図11では、両側の配線基板51,52をピン36により接続したが、図13では、薄板配線パターンを拡張して接合部41を設け、嵌め合いをさせた後、ハンダ付けまたは溶接により結合するものである。このような構成にすることにより、2つの配線基板間に形成された積層構造を利用することで上述したコイルを内蔵することが可能となる。
以上、上述したように、本実施形態に係る配線基板を用いることにより、素子が配線基板から突出することなく多層化を容易にすると共に配線基板の強度向上、冷却効率向上及び寸法公差を吸収可能な配線基板を実現することができる。
なお、本実施形態では、DC−DCコンバータ回路基板のうち、整流回路基板に関する実施形態を説明したが、これに限定するものではなく、スイッチング回路基板を取り込んだ配線基板を実施してもよい。
10 DC−DCコンバータ回路基板、11 バッテリ、12 トランス、13 チョークコイル、14,107 筐体、15 絶縁性伝熱材、16 薄板配線パターン、17 樹脂板、20 スイッチング回路基板、21 コア抑え、22 ネジ、23,24 2次側パターン、25 チョーク側パターン、26 グランドパターン、27 2次側コイルパターン、29 チョーク側コイルパターン、30,40,70 整流回路基板、31 コンデンサ、33,101 ダイオード、34 トランスコア、35 チョークコア、36 ピン、41 接合部、50,51,52,60,100 配線基板、102 回路パターン、103 端子台、104 基板、105 絶縁用樹脂、106 金属プレート。

Claims (5)

  1. 板配線パターンと絶縁性の樹脂板とを交互に複数層積層し、絶縁性伝熱材を介して筐体に取り付けられる配線基板であって、
    第1の層の薄板配線パターンは、表面に素子を搭載し、裏面が前記絶縁性伝熱材に接する素子搭載領域を有し、前記絶縁性伝熱材を介して前記素子の発熱を前記筐体に放熱し、
    他の層の薄板配線パターンは、前記第1の層の薄板パターンの前記素子搭載領域に対応する領域に配置される貫通孔を有し、
    前記樹脂板は、前記第1層の薄板配線パターンの前記素子搭載領域に対応する領域に配置される窓部を有し、
    前記貫通孔は前記窓部より小さく、前記貫通孔周縁の前記他の層の薄板配線パターンが前記窓部の内側に張り出していること、
    を特徴とする配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第1の層の薄板配線パターン上に積層され樹脂板の板厚は、前記素子の厚み以上であることを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1または2に記載の配線基板において、
    前記第1の層の薄板配線パターンは、前記素子搭載領域に隣接する一方の側に配置されてトランスの一次側コイルを形成する第1のコイル回路パターンと、前記素子搭載領域に隣接する他方の側に配置されてチョークコイルを形成する第2のコイル回路パターンとを有し、
    前記他の層の薄板配線パターンは、前記貫通孔に隣接する一方の側に配置されたトランスの二次側コイルを形成する第3のコイル回路パターンと、前記貫通孔に隣接する他方の側に配置された前記第2のコイル回路パターンに接続されてチョークコイルを形成する第4のコイル回路パターンとを有すること、
    を特徴とする配線基板。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の配線基板において、
    各層の板配線パターンを接続するピン状の配線部材を有することを特徴とする配線基板。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の配線基板をお互いに向かい合わせて結合したことを特徴とする結合配線基板。
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