JP5586714B2 - 帰磁路部を備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、垂直磁気記録方式によって記録媒体に情報を記録するために用いられる垂直磁気記録用磁気ヘッドに関し、特に、主磁極とシールドと帰磁路部とを備えた垂直磁気記録用磁気ヘッドに関する。
磁気記録再生装置における記録方式には、信号磁化の向きを記録媒体の面内方向(長手方向)とする長手磁気記録方式と、信号磁化の向きを記録媒体の面に対して垂直な方向とする垂直磁気記録方式とがある。垂直磁気記録方式は、長手磁気記録方式に比べて、記録媒体の熱揺らぎの影響を受けにくく、高い線記録密度を実現することが可能であると言われている。
一般的に、垂直磁気記録用の磁気ヘッドとしては、長手磁気記録用の磁気ヘッドと同様に、読み出し用の磁気抵抗効果素子(以下、MR(Magnetoresistive)素子とも記す。)を有する再生ヘッド部と、書き込み用の誘導型電磁変換素子を有する記録ヘッド部とを、基板の上面上に積層した構造のものが用いられる。記録ヘッド部は、記録媒体の面に対して垂直な方向の記録磁界を発生する主磁極を備えている。主磁極は、例えば、一端部が記録媒体に対向する媒体対向面に配置されたトラック幅規定部と、このトラック幅規定部の他端部に連結され、トラック幅規定部よりも大きな幅を有する幅広部とを有している。トラック幅規定部は、ほぼ一定の幅を有している。垂直磁気記録方式の記録ヘッド部には、高記録密度化のために、トラック幅の縮小と、記録特性、例えば重ね書きの性能を表わすオーバーライト特性の向上が求められる。
ところで、ハードディスク装置等の磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッドは、一般的に、スライダに設けられる。スライダは、上記媒体対向面を有している。この媒体対向面は、空気流入端(リーディング端)と空気流出端(トレーリング端)とを有している。そして、空気流入端から媒体対向面と記録媒体との間に流入する空気流によって、スライダは記録媒体の表面からわずかに浮上するようになっている。
ここで、基準の位置に対して、よりリーディング端に近い位置をリーディング側と定義し、基準の位置に対して、よりトレーリング端に近い位置をトレーリング側と定義する。リーディング側は、スライダに対する記録媒体の進行方向の後側である。トレーリング側は、スライダに対する記録媒体の進行方向の前側である。
スライダにおいて、一般的に、磁気ヘッドは媒体対向面におけるトレーリング端近傍に配置される。磁気ディスク装置において、磁気ヘッドの位置決めは、例えばロータリーアクチュエータによって行なわれる。この場合、磁気ヘッドは、ロータリーアクチュエータの回転中心を中心とした円軌道に沿って記録媒体上を移動する。このような磁気ディスク装置では、磁気ヘッドのトラック横断方向の位置に応じて、スキューと呼ばれる、円形のトラックの接線に対する磁気ヘッドの傾きが生じる。
特に、長手磁気記録方式に比べて記録媒体への書き込み能力が高い垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置では、上述のスキューが生じると、あるトラックへの信号の記録時に、記録対象のトラックに隣接する1以上のトラックに記録された信号が消去されたり減衰したりする現象(以下、隣接トラック消去と言う。)が生じる場合がある。高記録密度化のためには、隣接トラック消去の発生を抑制する必要がある。
上述のようなスキューに起因した隣接トラック消去の発生を抑制すると共に記録密度を向上させる技術としては、主磁極の近傍に記録シールドを設ける技術が有効である。例えば、特許文献1や、特許文献2には、媒体対向面において主磁極の端面の周りを囲むように配置された端面を有する記録シールドを備えた磁気ヘッドが開示されている。
一般的に、記録シールドを備えた磁気ヘッドでは、主磁極のうちの媒体対向面から離れた部分と記録シールドとを接続する1つ以上の帰磁路部が設けられる。1つ以上の帰磁路部は、主磁極との間に1つ以上の空間を形成する。そして、この1つ以上の空間を通過するようにコイルが設けられる。記録シールドと1つ以上の帰磁路部は、主磁極の端面より発生されて記録媒体の面に垂直な方向以外の方向に広がる磁束を取り込んで、この磁束が記録媒体に達することを阻止する機能を有している。また、記録シールドと1つ以上の帰磁路部は、主磁極の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束を、主磁極に還流させる機能も有している。記録シールドを備えた磁気ヘッドによれば、隣接トラック消去の発生を抑制することが可能になると共に、記録密度のより一層の向上が可能になる。
特許文献1や、特許文献2には、上記1つ以上の帰磁路部として、主磁極のトレーリング側に配置された帰磁路部と、主磁極のリーディング側に配置された帰磁路部とを備えた磁気ヘッドが記載されている。
米国特許第6,954,340B2号明細書 特開2005−182987号公報
ところで、記録媒体に記録される記録ビットの端部の位置は、媒体対向面に配置された主磁極の端面のうち、トレーリング側の端部の位置によって決まる。そのため、記録ビットの端部の位置を精度よく規定するためには、記録シールドの端面は、主磁極の端面のトレーリング側に配置された端面部分を含むことが有効である。
また、記録密度を高めるために記録信号の周波数が高くなってくると、磁気ヘッドには、主磁極の端面より発生される磁束の方向の変化の速度の向上が求められる。記録シールドを備えた磁気ヘッドでは、この要求に応えるためには、上述のように、記録シールドの端面が主磁極の端面のトレーリング側に配置された端面部分を含むことに加え、主磁極のトレーリング側に配置された帰磁路部を設け、この帰磁路部の長さを短くすることが有効である。そのためには、主磁極と帰磁路部との間に形成される空間を通過するコイルの巻き数を少なくすることが有効である。しかし、そうすると、コイルによる起磁力が不足して、主磁極から十分な大きさの記録磁界を発生させることができなくなるおそれがある。
このように、従来は、主磁極のトレーリング側に配置された帰磁路部の長さを短くしながら、主磁極から十分な大きさの記録磁界を発生させることが難しかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に配置された帰磁路部の長さを短くしながら、主磁極から十分な大きさの記録磁界を発生させることができるようにした垂直磁気記録用磁気ヘッドを提供することにある。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面と、第1および第2のコイルと、主磁極と、磁性材料よりなる記録シールドと、非磁性材料よりなるギャップ部と、磁性材料よりなる第1の帰磁路部と、磁性材料よりなるコア部とを備えている。第1および第2のコイルは、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生する。主磁極は、媒体対向面に配置された端面を有し、第1および第2のコイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する。記録シールドは、媒体対向面に配置された端面を有している。ギャップ部は、主磁極と記録シールドとの間に配置されている。第1の帰磁路部およびコア部は、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に配置されている。
記録シールドの端面は、主磁極の端面に対して記録媒体の進行方向の前側に配置された第1の端面部分を含んでいる。第1の帰磁路部は、記録シールドに磁気的に接続されたヨーク部と、媒体対向面から離れた位置に配置されてヨーク部と主磁極とを磁気的に連結する連結部とを有している。主磁極、ギャップ部、記録シールド、ヨーク部および連結部は、これらによって囲まれた第1の空間を形成する。第1のコイルは、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に配置されて連結部の周りに巻かれ、且つその一部が第1の空間を通過している。コア部は、連結部に対して、媒体対向面からより遠い位置に配置され、且つ主磁極に対して磁気的に接続されている。第2のコイルは、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に配置されてコア部の周りに巻かれている。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、第1のコイルは、平面渦巻き形状の第1の巻線部分を含み、第2のコイルは、平面渦巻き形状の第2の巻線部分を含んでいてもよい。この場合、第1の巻線部分と第2の巻線部分は、同一平面上に配置されていてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、第2のコイルの巻き数は、第1のコイルの巻き数以上であってもよいし、第1のコイルの巻き数よりも多くてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、主磁極は、第1の部分と、この第1の部分に対して、媒体対向面からより遠い位置に配置されて第1の部分に接続された第2の部分とを含んでいてもよい。この場合、連結部は、主磁極の第1の部分に直接接続され、コア部は、主磁極の第2の部分に直接接続されていてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、ヨーク部は、第1の部分と、この第1の部分に対して、媒体対向面からより遠い位置に配置されて第1の部分に接続された第2の部分とを含んでいてもよい。この場合、連結部は、ヨーク部の第1の部分に直接接続され、コア部は、ヨーク部の第2の部分に直接接続され、ヨーク部および連結部を介して主磁極に対して磁気的に接続されていてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドは、更に、磁性材料よりなり、主磁極に対して記録媒体の進行方向の後側に配置された第2の帰磁路部と、主磁極に対して記録媒体の進行方向の後側に配置された第3のコイルとを備えていてもよい。第2の帰磁路部は、主磁極、ギャップ部、記録シールドおよび第2の帰磁路部によって囲まれた第2の空間が形成されるように、主磁極のうちの媒体対向面から離れた部分と記録シールドとを接続する。第3のコイルは、第2の帰磁路部の一部の周りに巻かれ、且つその一部が第2の空間を通過している。この場合、第2のコイルの巻き数は、第1のコイルの巻き数以上で、第3のコイルの巻き数は、第2のコイルの巻き数以上であってもよい。あるいは、第2のコイルの巻き数は、第1のコイルの巻き数よりも多く、第3のコイルの巻き数は、第2のコイルの巻き数よりも多くてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、記録シールドの端面は、更に、第2、第3および第4の端面部分を含んでいてもよい。第2の端面部分は、主磁極の端面に対して記録媒体の進行方向の後側に配置されている。第3および第4の端面部分は、主磁極の端面に対してトラック幅方向の両側に配置されている。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドでは、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に、第1の帰磁路部および第1のコイルに加えて、コア部および第2のコイルが設けられている。これにより、第1のコイルの巻き数を少なくして第1の帰磁路部の長さを短くしても、第1のコイルの起磁力および第2のコイルの起磁力によって、主磁極から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になる。このように、本発明によれば、主磁極に対して記録媒体の進行方向の前側に配置された第1の帰磁路部の長さを短くしながら、主磁極から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドの媒体対向面を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第3のコイルを示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1、第2および第4のコイルを示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第4のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1、第2および第4のコイルを示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第4のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。 本発明の第5の実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第3のコイルを示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図1ないし図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る磁気ヘッドの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。なお、図1は媒体対向面および基板の上面に垂直な断面を示している。図1において記号Tで示す矢印は、記録媒体の進行方向を表している。図1において磁気ヘッド内に描かれた矢印は、磁束の流れを表している。図2は、本実施の形態に係る磁気ヘッドの媒体対向面を示す正面図である。図3は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第3のコイルを示す平面図である。図4は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。図2ないし図4において記号TWで示す矢印は、トラック幅方向を表している。図5は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
図1および図2に示したように、本実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッド(以下、単に磁気ヘッドと記す。)は、アルミニウムオキサイド・チタニウムカーバイド(Al23・TiC)等のセラミック材料よりなり、上面1aを有する基板1と、この基板1の上面1a上に配置されたアルミナ(Al23)等の絶縁材料よりなる絶縁層2と、この絶縁層2の上に配置された磁性材料よりなる第1の再生シールド層3と、第1の再生シールド層3を覆うように配置された絶縁膜である第1の再生シールドギャップ膜4と、この第1の再生シールドギャップ膜4の上に配置された再生素子としてのMR(磁気抵抗効果)素子5と、このMR素子5の上に配置された絶縁膜である第2の再生シールドギャップ膜6と、この第2の再生シールドギャップ膜6の上に配置された磁性材料よりなる第2の再生シールド層7とを備えている。
MR素子5の一端部は、記録媒体に対向する媒体対向面80に配置されている。MR素子5には、AMR(異方性磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果)素子あるいはTMR(トンネル磁気抵抗効果)素子等の磁気抵抗効果を示す感磁膜を用いた素子を用いることができる。GMR素子としては、磁気的信号検出用の電流を、GMR素子を構成する各層の面に対してほぼ平行な方向に流すCIP(Current In Plane)タイプでもよいし、磁気的信号検出用の電流を、GMR素子を構成する各層の面に対してほぼ垂直な方向に流すCPP(Current Perpendicular to Plane)タイプでもよい。
第1の再生シールド層3から第2の再生シールド層7までの部分は、再生ヘッド部8を構成する。磁気ヘッドは、更に、非磁性材料よりなる非磁性層50,60を備えている。非磁性層50は、第2の再生シールド層7の上に配置されている。非磁性層60は、再生ヘッド部8および非磁性層50の周囲において基板1の上面1aの上に配置されている。非磁性層50,60の上面は平坦化されている。非磁性層50,60は、例えばアルミナによって形成されている。
磁気ヘッドは、更に、非磁性層50,60の上に配置された記録ヘッド部9を備えている。記録ヘッド部9は、第1のコイル11と、第2のコイル12と、第3のコイル13と、主磁極15と、記録シールド16と、ギャップ部17とを有している。
第1ないし第3のコイル11〜13は、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生する。第1ないし第3のコイル11〜13は、いずれも、銅等の導電材料によって形成されている。主磁極15は、媒体対向面80に配置された端面を有し、第1ないし第3のコイル11〜13によって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する。図1は、媒体対向面80に配置された主磁極15の端面と交差し、媒体対向面80および基板1の上面1aに垂直な断面(以下、主断面と言う。)を示している。
記録シールド16は、媒体対向面80に配置された端面を有している。記録シールド16の端面は、第1ないし第4の端面部分16Aa,16Ba,16Ca,16Daを含んでいる。第1の端面部分16Aaは、主磁極15の端面に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されている。第2の端面部分16Baは、主磁極15の端面に対して記録媒体の進行方向Tの後側に配置されている。第3および第4の端面部分16Ca,16Daは、主磁極15の端面に対してトラック幅方向TWの両側に配置されている。媒体対向面80において、第1ないし第4の端面部分16Aa,16Ba,16Ca,16Daは、主磁極15の端面の周りを囲むように配置されている。
記録シールド16は、磁性材料によって形成されている。記録シールド16の材料としては、例えばCoFeN、CoNiFe、NiFe、CoFeのいずれかを用いることができる。
記録ヘッド部9は、更に、第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30を有している。第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30は、いずれも磁性材料によって形成されている。第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30の材料としては、例えばCoFeN、CoNiFe、NiFe、CoFeのいずれかを用いることができる。第1の帰磁路部40と第2の帰磁路部30は、主磁極15を挟むように基板1の上面1aに垂直な方向に沿って並んでいる。第1の帰磁路部40は、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されている。第2の帰磁路部30は、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの後側に配置されている。
第2の帰磁路部30は、磁性層31,32,33,34,35,36を有している。磁性層31は、非磁性層50の上に配置されている。磁性層32,33は、いずれも磁性層31の上に配置されている。磁性層32は、媒体対向面80の近傍に配置されている。磁性層33は、磁性層32に対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置されている。磁性層31,32は、それぞれ、媒体対向面80に向いた端面を有し、これらの端面は、媒体対向面80から離れた位置に配置されている。図3に示したように、第3のコイル13は、磁性層33の周りに約3回巻かれている。
磁気ヘッドは、更に、磁性層31の周囲において非磁性層50,60の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層51と、磁性層31および絶縁層51の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層52とを備えている。第3のコイル13は、絶縁層52の上に配置されている。絶縁層51,52は、例えばアルミナによって形成されている。
磁気ヘッドは、更に、第3のコイル13の巻線間に配置された絶縁材料よりなる絶縁層53と、第3のコイル13および磁性層32の周囲に配置された絶縁材料よりなる絶縁層54とを備えている。第3のコイル13、磁性層32,33および絶縁層53,54の上面は平坦化されている。絶縁層53は、例えばフォトレジストによって形成されている。絶縁層54は、例えばアルミナによって形成されている。
磁性層34は、磁性層32および絶縁層54の上に配置されている。磁性層35は、磁性層33の上に配置されている。磁性層34は、媒体対向面80に配置された端面を有している。磁気ヘッドは、更に、第3のコイル13および絶縁層53,54の上面の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層55と、磁性層34,35の周囲において絶縁層55の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層56とを備えている。磁性層34,35および絶縁層56の上面は平坦化されている。絶縁層55,56は、例えばアルミナによって形成されている。
図2に示したように、記録シールド16は、第1のシールド16Aと、第2のシールド16Bと、2つのサイドシールド16C,16Dとを有している。2つのサイドシールド16C,16Dは、主磁極15のトラック幅方向TWの両側に配置されている。第1のシールド16Aは、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されている。第2のシールド16Bは、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの後側に配置されている。サイドシールド16C,16Dは、第1のシールド16Aと第2のシールド16Bを磁気的に連結している。
図1および図2に示したように、第1のシールド16Aは、第1の端面部分16Aaと、上面と、下面と、第1の端面部分16Aaと上面とを接続する接続面とを有している。接続面における任意の位置の媒体対向面80からの距離は、任意の位置が基板1の上面1aから離れるに従って大きくなっている。図2に示したように、第2のシールド16Bは、第2の端面部分16Baを有している。サイドシールド16Cは、第3の端面部分16Caを有している。サイドシールド16Dは、第4の端面部分16Daを有している。
第2のシールド16Bは、磁性層34の上に配置されている。磁性層36は、磁性層35および絶縁層56の上に配置されている。磁気ヘッドは、更に、非磁性材料よりなる非磁性層57を備えている。非磁性層57は、第2のシールド16Bおよび磁性層36の周囲において、磁性層34および絶縁層56の上面の一部の上に配置されている。非磁性層57は、例えばアルミナによって形成されている。
主磁極15は、記録媒体の進行方向Tの前側の端に位置する面である上面(図1参照)と、上面とは反対側の下端部(図1参照)と、トラック幅方向TWの両側に配置された第1および第2の側部(図2参照)とを有している。サイドシールド16Cは、主磁極15の第1の側部に対向する第1の側壁を有している。サイドシールド16Dは、主磁極15の第2の側部に対向する第2の側壁を有している。
ギャップ部17は、主磁極15と記録シールド16との間に設けられている。磁気ヘッドは、更に、非磁性材料よりなり、その一部がギャップ部17の一部を構成する第1のギャップ層19と、非磁性材料よりなり、その一部がギャップ部17の他の一部を構成する第2のギャップ層18とを備えている。第1のギャップ層19のうち、ギャップ部17の一部を構成する部分は、主磁極15と第1のシールド16Aとの間に配置されている。第2のギャップ層18のうち、ギャップ部17の他の一部を構成する部分は、主磁極15と第2のシールド16Bおよびサイドシールド16C,16Dとの間に配置されている。
サイドシールド16C,16Dは、第2のシールド16Bの上に配置され、第2のシールド16Bの上面に接している。第2のギャップ層18は、サイドシールド16C,16Dの側壁、第2のシールド16Bの上面および非磁性層57の上面に沿って配置されている。第2のギャップ層18を構成する非磁性材料は、絶縁材料でもよいし、非磁性金属材料でもよい。第2のギャップ層18を構成する絶縁材料としては、例えばアルミナが用いられる。第2のギャップ層18を構成する非磁性金属材料としては、例えばRuが用いられる。
主磁極15は、第2のシールド16Bおよび非磁性層57の上面と主磁極15との間に第2のギャップ層18が介在するように、第2のシールド16Bおよび非磁性層57の上に配置されている。また、図2に示したように、主磁極15とサイドシールド16C,16Dとの間にも、第2のギャップ層18が介在している。
媒体対向面80から離れた位置において、主磁極15の下端部は、磁性層36の上面に接している。主磁極15は、金属磁性材料によって形成されている。主磁極15の材料としては、例えば、NiFe、CoNiFe、CoFeのいずれかを用いることができる。主磁極15の形状については、後で詳しく説明する。
磁気ヘッドは、更に、主磁極15およびサイドシールド16C,16Dの周囲に配置された非磁性材料よりなる非磁性層61を備えている。本実施の形態では、特に、非磁性層61は、アルミナ等の非磁性絶縁材料よりなる。
磁気ヘッドは、更に、媒体対向面80から離れた位置において、主磁極15の上面の一部の上に配置された非磁性金属材料よりなる非磁性金属層58と、この非磁性金属層58の上面の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層59とを備えている。非磁性金属層58は、例えばRu、NiCrまたはNiCuによって形成されている。絶縁層59は、例えばアルミナによって形成されている。
第1のギャップ層19は、主磁極15、非磁性金属層58および絶縁層59を覆うように配置されている。第1のギャップ層19の材料は、アルミナ等の非磁性絶縁材料でもよいし、Ru、NiCu、Ta、W、NiB、NiP等の非磁性導電材料でもよい。
第1のシールド16Aは、サイドシールド16C,16Dおよび第1のギャップ層19の上に配置され、サイドシールド16C,16Dおよび第1のギャップ層19の上面に接している。媒体対向面80において、第1のシールド16Aの第1の端面部分16Aaの一部は、主磁極15の端面に対して、第1のギャップ層19の厚みによる所定の間隔を開けて配置されている。第1のギャップ層19の厚みは、5〜60nmの範囲内であることが好ましく、例えば30〜60nmの範囲内である。主磁極15の端面は、第1のギャップ層19に隣接する辺を有し、この辺はトラック幅を規定している。
第1の帰磁路部40は、ヨーク部41と連結部42とを有している。ヨーク部41は、記録シールド16に磁気的に接続されている。連結部42は、媒体対向面80から離れた位置において主磁極15の上に配置されて、ヨーク部41と主磁極15とを磁気的に連結している。記録ヘッド部9は、更に、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されたコア部71および磁性層72を有している。コア部71は、連結部42に対して、媒体対向面80からより遠い位置において主磁極15の上に配置されている。
コア部71および磁性層72は、いずれも磁性材料によって形成されている。コア部71および磁性層72の材料としては、例えばCoFeN、CoNiFe、NiFe、CoFeのいずれかを用いることができる。
図4に示したように、第1のコイル11は、連結部42の周りに約1回巻かれている。第2のコイル12は、コア部71の周りに約2回巻かれている。磁気ヘッドは、更に、絶縁材料よりなる絶縁膜62および絶縁層63と、非磁性材料よりなる図示しない非磁性層とを備えている。絶縁膜62は、第1のシールド16A、第1のギャップ層19および連結部42と第1のコイル11との間に介在していると共に、コア部71と第2のコイル12との間に介在している。絶縁層63は、第1のコイル11と第2のコイル12との間および第2のコイル12の巻線間に配置されている。図示しない非磁性層は、第1のコイル11、第2のコイル12および第1のシールド16Aの周囲に配置されている。絶縁膜62および図示しない非磁性層は、例えばアルミナによって形成されている。絶縁層63は、例えばフォトレジストによって形成されている。第1のコイル11、第2のコイル12、第1のシールド16A、連結部42、コア部71、絶縁膜62、絶縁層63および図示しない非磁性層の上面は平坦化されている。
磁気ヘッドは、更に、第1のコイル11、第2のコイル12、絶縁膜62および絶縁層63の上面の上に配置された絶縁材料よりなる絶縁層64を備えている。絶縁層64は、例えばアルミナによって形成されている。
ヨーク部41は、第1のシールド16A、連結部42および絶縁層64の上に配置され、第1のシールド16Aと連結部42とを接続している。ヨーク部41は、媒体対向面80に向いた端面を有し、この端面は、媒体対向面80から離れた位置に配置されている。ヨーク部41の端面における任意の位置の媒体対向面80からの距離は、任意の位置が基板1の上面1aから離れるに従って大きくなっている。
磁性層72は、ヨーク部41に対して、媒体対向面80からより遠い位置においてコア部71および絶縁層64の上に配置されている。なお、磁性層72は、記録ヘッド部9における必須の構成要素ではなく、設けられていなくてもよい。
磁気ヘッドは、更に、ヨーク部41および磁性層72の周囲に配置された絶縁材料よりなる絶縁層65を備えている。絶縁層65は、例えばアルミナによって形成されている。
磁気ヘッドは、更に、非磁性材料よりなり、記録ヘッド部9を覆うように配置された保護層70を備えている。保護層70は、例えば、アルミナ等の無機絶縁材料によって形成されている。
以上説明したように、本実施の形態に係る磁気ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面80と再生ヘッド部8と記録ヘッド部9とを備えている。再生ヘッド部8と記録ヘッド部9は、基板1の上に積層されている。再生ヘッド部8は、記録ヘッド部9に対して、記録媒体の進行方向Tの後側(リーディング側)に配置されている。
再生ヘッド部8は、再生素子としてのMR素子5と、媒体対向面80側の一部がMR素子5を挟んで対向するように配置された、MR素子5をシールドするための第1の再生シールド層3および第2の再生シールド層7と、MR素子5と第1の再生シールド層3との間に配置された第1の再生シールドギャップ膜4と、MR素子5と第2の再生シールド層7との間に配置された第2の再生シールドギャップ膜6とを有している。
記録ヘッド部9は、第1ないし第3のコイル11〜13と、主磁極15と、記録シールド16と、ギャップ部17と、第1の帰磁路部40と、第2の帰磁路部30と、コア部71とを有している。記録シールド16は、第1のシールド16Aと、第2のシールド16Bと、2つのサイドシールド16C,16Dとを有している。ギャップ部17は、第1のギャップ層19の一部および第2のギャップ層18の一部によって構成されている。第1の帰磁路部40と第2の帰磁路部30は、主磁極15を挟むように基板1の上面1aに垂直な方向に沿って並んでいる。
第1の帰磁路部40は、ヨーク部41と連結部42とを有し、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されている。図1に示したように、主磁極15、ギャップ部17(ギャップ層19の一部)、記録シールド16、ヨーク部41および連結部42は、これらによって囲まれた第1の空間S1を形成している。
第1のコイル11は、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されて連結部42の周りに巻かれ、且つその一部が第1の空間S1を通過している。第2のコイル12は、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されてコア部71の周りに巻かれている。
第2の帰磁路部30は、磁性層31〜36を有し、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの後側に配置されている。図1に示したように、第2の帰磁路部30は、主磁極15、ギャップ部17(ギャップ層18の一部)、記録シールド16および第2の帰磁路部30(磁性層31〜36)によって囲まれた第2の空間S2が形成されるように、主磁極15のうちの媒体対向面80から離れた部分と記録シールド16とを接続している。
以下、図3ないし図5を参照して、第1ないし第3のコイル11〜13について詳しく説明する。図3は、第3のコイル13を示す平面図である。第3のコイル13は、平面渦巻き形状の第3の巻線部分13Aを含み、第2の帰磁路部30の一部である磁性層33の周りに約3回巻かれている。第3の巻線部分13Aは、第2の空間S2を通過している。また、第3のコイル13は、第1のコイル11に電気的に接続されたコイル接続部13Sと、第2のコイル12に電気的に接続されたコイル接続部13Eとを有している。上方から見て、第3の巻線部分13Aは、コイル接続部13Sからコイル接続部13Eに向かって反時計回り方向に巻かれている。
図4は、第1および第2のコイル11,12を示す平面図である。第1のコイル11は、リード部分11Lと、このリード部分11Lに連続する平面渦巻き形状の第1の巻線部分11Aとを含んでいる。図4では、リード部分11Lと第1の巻線部分11Aの境界を破線で示している。第1の巻線部分11Aは、連結部42の周りに約1回巻かれている。また、第1の巻線部分11Aは、第1の空間S1内のうち特に第1のシールド16Aと連結部42との間を通過している。連結部42は、媒体対向面80に最も近い端部を有している。媒体対向面80から連結部42の端部までの距離は、0.6〜1.6μmの範囲内である。
また、第1の巻線部分11Aは、第3のコイル13のコイル接続部13Sに電気的に接続されたコイル接続部11Eを有している。上方から見て、第1の巻線部分11Aは、リード部分11Lとの境界からコイル接続部11Eに向かって時計回り方向に巻かれている。コイル接続部11Eは、第1のコイル11と第3のコイル13との間の複数の層を貫通する柱状の接続層91を介してコイル接続部13Sに電気的に接続されている。接続層91は、銅等の導電材料によって形成されている。
第2のコイル12は、リード部分12Lと、このリード部分12Lに連続する平面渦巻き形状の第2の巻線部分12Aとを含んでいる。図4では、リード部分12Lと第2の巻線部分12Aの境界を破線で示している。第2の巻線部分12Aは、コア部71の周りに約2回巻かれている。第1の巻線部分11Aと第2の巻線部分12Aは、同一平面上に配置されている。また、第2の巻線部分12Aは、第3のコイル13のコイル接続部13Eに電気的に接続されたコイル接続部12Sを有している。上方から見て、第2の巻線部分12Aは、コイル接続部12Sから、リード部分12Lとの境界に向かって時計回り方向に巻かれている。コイル接続部12Sは、第2のコイル12と第3のコイル13との間の複数の層を貫通する柱状の接続層92を介してコイル接続部13Eに電気的に接続されている。接続層92は、銅等の導電材料によって形成されている。
図5に示した例では、第1ないし第3のコイル11〜13は、第1のコイル11、第3のコイル13、第2のコイル12の順に、直列に接続されている。
次に、図1、図3ないし図5を参照して、主磁極15の形状について詳しく説明する。主磁極15は、第1の部分15Aと、第1の部分15Aに対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置されて第1の部分15Aに接続された第2の部分15Bとを含んでいる。図1では、第1の部分15Aと第2の部分15Bとの境界を点線で示している。連結部42は、主磁極15の第1の部分15Aに対して直接接続されている。コア部71は、主磁極15の第2の部分15Bに対して直接接続されている。
図3および図4に示したように、第1の部分15Aは、媒体対向面80に配置された端面とその反対側の端部とを有するトラック幅規定部15A1と、トラック幅規定部15A1の端部に接続された幅広部15A2とを含んでいる。また、図1に示したように、主磁極15は、記録媒体の進行方向Tの前側の端に位置する面である上面と、この上面とは反対側の下端部と、第1の側部と、第2の側部とを有している。幅広部15A2における上面のトラック幅方向TWの幅は、トラック幅規定部15A1における上面のトラック幅方向TWの幅よりも大きい。第2の部分15Bにおける上面のトラック幅方向TWの幅は、幅広部15A2における上面のトラック幅方向TWの幅と等しい。
トラック幅規定部15A1における上面のトラック幅方向TWの幅は、媒体対向面80からの距離によらずにほぼ一定である。幅広部15A2における上面のトラック幅方向TWの幅は、例えば、トラック幅規定部15A1との境界位置ではトラック幅規定部15A1における上面のトラック幅方向TWの幅と等しく、媒体対向面80から離れるに従って、徐々に大きくなった後、一定の大きさになっている。ここで、媒体対向面80に垂直な方向についてのトラック幅規定部15A1の長さをネックハイトと呼ぶ。ネックハイトは、例えば0〜0.3μmの範囲内である。ネックハイトが0の場合は、トラック幅規定部15A1がなく、幅広部15A2の端面が媒体対向面80に配置される。
第1の部分15Aにおける上面は、媒体対向面80に近い順に、連続するように配置された傾斜部分と水平部分を含んでいる。傾斜部分は、媒体対向面80に配置された第1の端部と、その反対側の第2の端部とを有している。水平部分は、傾斜部分の第2の端部に接続されている。傾斜部分は、その第2の端部がその第1の端部に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されるように傾斜している。第1のシールド16Aの下面は、ギャップ部17の一部を構成する第1のギャップ層19を介して傾斜部分に対向する部分を含んでいる。水平部分は、実質的に媒体対向面80に垂直な方向に延在している。
第1の部分15Aにおける下端部は、媒体対向面80に近い順に、連続するように配置された第1の傾斜部分、第1の水平部分、第2の傾斜部分および第2の水平部分を含んでいる。第1の傾斜部分は、媒体対向面80に配置された第1の端部と、その反対側の第2の端部とを有している。第1の水平部分は、第1の傾斜部分の第2の端部に接続されている。第2の傾斜部分は、第1の水平部分に接続された第1の端部と、第1の端部よりも媒体対向面80からより遠い位置に配置された第2の端部とを有している。第1の傾斜部分、第1の水平部分および第2の傾斜部分は、2つの面が交わってできるエッジでもよいし、2つの面を連結する面でもよい。第2の水平部分は、第2の傾斜部分の第2の端部に接続された面である。第1および第2の傾斜部分は、それぞれ、その第2の端部がその第1の端部に対して記録媒体の進行方向Tの後側に配置されるように傾斜している。第1および第2の水平部分は、実質的に媒体対向面80に垂直な方向に延在している。
媒体対向面80に配置された主磁極15の端面は、第1のギャップ層19に隣接する第1の辺と、第1の辺の一端部に接続された第2の辺と、第1の辺の他端部に接続された第3の辺とを有している。第1の辺はトラック幅を規定する。記録媒体に記録される記録ビットの端部の位置は、第1の辺の位置によって決まる。媒体対向面80に配置された主磁極15の端面のトラック幅方向TWの幅は、第1の辺から離れるに従って、すなわち基板1の上面1aに近づくに従って小さくなっている。第2の辺と第3の辺がそれぞれ基板1の上面1aに垂直な方向に対してなす角度は、例えば7°〜17°の範囲内であり、10°〜15°の範囲内であることが好ましい。第1の辺の長さは、例えば0.05〜0.20μmの範囲内である。
次に、本実施の形態に係る磁気ヘッドの作用および効果について説明する。この磁気ヘッドでは、記録ヘッド部9によって記録媒体に情報を記録し、再生ヘッド部8によって、記録媒体に記録されている情報を再生する。記録ヘッド部9において、第1ないし第3のコイル11〜13は、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生する。図1に示したように、第1のコイル11によって発生された磁界に対応する磁束は、第1の帰磁路部40と主磁極15を通過する。第2のコイル12によって発生された磁界に対応する磁束は、磁性層72とコア部71と主磁極15を通過する。磁性層72は、より多くの磁束がコア部71を通過するように、磁束を集中させる作用を有する。第3のコイル13によって発生された磁界に対応する磁束は、第2の帰磁路部30と主磁極15を通過する。従って、主磁極15は、第1のコイル11によって発生された磁界に対応する磁束、第2のコイル12によって発生された磁界に対応する磁束、および第3のコイル13によって発生された磁界に対応する磁束を通過させる。
主磁極15において、第1ないし第3のコイル11〜13によって発生された磁界に対応する磁束が同じ方向に流れるように、第1ないし第3のコイル11〜13は接続される。本実施の形態では、第1ないし第3のコイル11〜13は、直列に接続されている。
主磁極15は、上述のように第1ないし第3のコイル11〜13によって発生された磁界に対応する磁束を通過させて、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する。
記録シールド16は、磁気ヘッドの外部から磁気ヘッドに印加された外乱磁界を取り込む。これにより、外乱磁界が主磁極15に集中して取り込まれることによって記録媒体に対して誤った記録が行なわれることを防止することができる。また、記録シールド16は、主磁極15の端面より発生されて記録媒体の面に垂直な方向以外の方向に広がる磁束を取り込んで、この磁束が記録媒体に達することを阻止する機能を有している。
また、記録シールド16と第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30は、主磁極15の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束を還流させる機能を有している。具体的に説明すると、主磁極15の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束の一部は、記録シールド16と第1の帰磁路部40を通過して主磁極15に還流する。また、主磁極15の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束の他の一部は、記録シールド16と第2の帰磁路部30を通過して主磁極15に還流する。
記録シールド16は、第1のシールド16Aと、第2のシールド16Bと、2つのサイドシールド16C,16Dとを有している。これにより、本実施の形態によれば、主磁極15の端面に対して記録媒体の進行方向Tの前側および後側ならびにトラック幅方向TWの両側において、主磁極15の端面より発生されて記録媒体の面に垂直な方向以外の方向に広がる磁束を取り込んで、この磁束が記録媒体に達することを抑制することができる。その結果、本実施の形態によれば、スキューに起因した隣接トラック消去の発生を抑制することができる。第1および第2のシールド16A,16Bは、スキューに起因した隣接トラック消去の発生を抑制することに寄与する他に、記録磁界の勾配を大きくすることに寄与する。サイドシールド16C,16Dは、特に隣接トラック消去を抑制することへの寄与が大きい。このような記録シールド16の機能により、本実施の形態によれば、記録密度を高めることができる。
また、本実施の形態では、図2に示したように、媒体対向面80において、トラック幅方向TWにおける主磁極15の第1および第2の側部の間隔すなわち主磁極15の端面の幅は、基板1の上面1aに近づくに従って小さくなっている。本実施の形態によれば、この特徴によっても、スキューに起因した隣接トラック消去の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態では、媒体対向面80において、トラック幅方向TWにおけるサイドシールド16C,16Dにおける第1および第2の側壁の間隔は、主磁極15の第1および第2の側部の間隔と同様に、基板1の上面1aに近づくに従って小さくなっている。従って、本実施の形態によれば、媒体対向面80において、第1の側部と第1の側壁との間隔、ならびに第2の側部と第2の側壁との間隔を、小さく、且つ均一にすることが可能になる。これにより、サイドシールド16C,16Dによって、主磁極15の端面より発生されてトラック幅方向TWの両側に広がる磁束を、効果的に取り込むことができる。その結果、本実施の形態によれば、特にサイドシールド16C,16Dの機能を高めることが可能になり、スキューに起因した隣接トラック消去の発生をより効果的に抑制することが可能になる。
ところで、記録シールド16で取り込んだ磁束を吸収できるような、体積が大きい磁性層が記録シールド16に磁気的に接続されていないと、記録シールド16によって多くの磁束を取り込むことはできない。本実施の形態では、記録シールド16の第1のシールド16Aと主磁極15とを磁気的に連結する第1の帰磁路部40(ヨーク部41および連結部42)と、記録シールド16の第2のシールド16Bと主磁極15とを磁気的に連結する第2の帰磁路部30(磁性層31〜36)を備えている。このような構成により、記録シールド16で取り込んだ磁束は、第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30を経由して主磁極15に流れ込む。本実施の形態では、記録シールド16に対して、体積が大きい磁性層である第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30と主磁極15が磁気的に接続されている。従って、本実施の形態によれば、記録シールド16によって多くの磁束を取り込むことが可能になり、その結果、前述の記録シールド16の効果を効果的に発揮させることができる。
また、本実施の形態では、主磁極15の第1の部分15Aのうちの、媒体対向面80の近傍の一部では、媒体対向面80に近づくに従って厚みが小さくなっている。これにより、本実施の形態によれば、媒体対向面80における主磁極15の厚みを小さくすることができることから、スキューに起因した隣接トラック消去の発生を抑制することができる。また、媒体対向面80から離れた位置では主磁極15の厚みを大きくすることができることから、主磁極15によって多くの磁束を媒体対向面80まで導くことができ、その結果、オーバーライト特性等の記録特性を向上させることができる。
また、記録密度を高めるために記録信号の周波数が高くなってくると、磁気ヘッドには、主磁極15の端面より発生される磁束の方向の変化の速度の向上が求められる。また、記録ビットの端部の位置は、媒体対向面80に配置された主磁極15の端面のうち、記録媒体の進行方向Tの前側に配置された端部の位置によって決まる。そのため、記録密度を高めるためには、主磁極15の端面より発生される磁束の方向の変化の速度の向上と共に、第1のシールド16Aを通過する磁束の方向の変化の速度の向上も求められる。この要求に応えるためには、第1のシールド16Aと主磁極15を経由する磁路の長さを短くすることが有効である。本実施の形態では、主磁極15と第1のシールド16Aとを接続する第1の帰磁路部40を設けることによって、第1の帰磁路部40が設けられていない場合に比べて、上記の磁路の長さを短くすることができる。
また、本実施の形態では、第1の空間S1を通過する第1のコイル11の巻き数は約1回である。本実施の形態によれば、第1のコイル11の巻き数を少なくすることによって、第1のシールド16Aと主磁極15とを経由する磁路の長さをより短くすることが可能になる。これにより、主磁極15の端面より発生される磁束の方向の変化の速度と、第1のシールド16Aを通過する磁束の方向の変化の速度の両方を向上させることができ、その結果、記録密度を高めることが可能になる。
しかし、第1のコイル11の巻き数を少なくしただけでは、第1のコイル11による起磁力が小さくなって、主磁極15から十分な大きさの記録磁界を発生させることができなくなるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、第1の帰磁路部40および第1のコイル11に加えて、コア部71および第2のコイル12が設けられている。これにより、第1のコイル11の巻き数を少なくして第1の帰磁路部40の長さを短くしても、第1のコイル11の起磁力および第2のコイル12の起磁力によって、主磁極15から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になる。
本実施の形態では、特に、第2のコイル12の巻き数は約2回であり、第1のコイル11の巻き数は約1回である。ここで、第2のコイル12が設けられておらず、第1のコイル11の巻き数が3回である比較例の磁気ヘッドを考える。比較例の磁気ヘッドでは、主磁極15は第2の部分15Bを有していない。また、比較例の磁気ヘッドでは、コア部71および磁性層72は設けられていない。比較例の磁気ヘッドのその他の構成は、本実施の形態に係る磁気ヘッドと同様である。本実施の形態における第1および第2のコイル11,12による合計の起磁力は、比較例の磁気ヘッドにおける第1のコイル11による起磁力とほぼ等しくなる。一方、本実施の形態では、比較例の磁気ヘッドに比べて、第1のコイル11の巻き数が少ないことから、第1のシールド16Aと主磁極15とを経由する磁路の長さを短くすることができる。このようにして、本実施の形態によれば、主磁極15から発生される記録磁界の大きさを比較例の磁気ヘッドと同等にしながら、比較例の磁気ヘッドよりも、第1のシールド16Aと主磁極15とを経由する磁路の長さを短くすることができる。
また、本実施の形態では、第1のコイル11の巻き数に制約されることなく、第2のコイル12の巻き数を多くすることができる。第2のコイル12の巻き数は、第1のコイル11の巻き数以上であってもよいし、第1のコイル11の巻き数よりも多くてもよい。そして、このように第2のコイル12の巻き数を多くすることによって、第2のコイル12による起磁力を大きくすることが可能になる。
また、本実施の形態では、更に、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの後側に、第2の帰磁路部30および第3のコイル13が設けられている。第3のコイル13の巻き数は、第2のコイル12の巻き数以上であってもよいし、第2のコイル12の巻き数よりも多くてもよい。本実施の形態では、特に、第3のコイル13の巻き数は約3回であり、第2のコイル12の巻き数よりも多い。本実施の形態では、第1のコイル11の巻き数に制約されることなく、第3のコイル13の巻き数を多くすることができる。これにより、本実施の形態によれば、第3のコイル13の起磁力によって、主磁極15から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になる。
以上のことから、本実施の形態によれば、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置された第1の帰磁路部40の長さを短くしながら、主磁極15から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になる。
また、本実施の形態では、第1のコイル11の第1の巻線部分11Aと、第2のコイル12の第2の巻線部分12Aは、同一平面上に配置されている。そのため、本実施の形態によれば、第1および第2のコイル11,12を容易に形成することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図6ないし図8を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッドについて説明する。図6は、本実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。なお、図6は媒体対向面および基板の上面に垂直な断面、特に前記主断面を示している。図6において磁気ヘッド内に描かれた矢印は、磁束の流れを表している。図7は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。図8は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
本実施の形態に係る磁気ヘッドの構成は、以下の点で第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態に係る磁気ヘッドでは、磁性層72が設けられていない。また、主磁極15の第1および第2の部分15A,15Bのうち、第2の部分15Bが設けられていない。
本実施の形態では、ヨーク部41は、第1の部分41Aと、第1の部分41Aに対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置されて第1の部分41Aに接続された第2の部分41Bとを含んでいる。図6では、第1の部分41Aと第2の部分41Bとの境界を点線で示している。連結部42は、ヨーク部41の第1の部分41Aに直接接続されている。コア部71は、ヨーク部41の第2の部分41Bに直接接続され、ヨーク部41および連結部42を介して主磁極15に対して磁気的に接続されている。上方から見て、第2の巻線部分12Aは、コイル接続部12Sから、リード部分12Lとの境界に向かって反時計回り方向に巻かれている。
図6に示したように、本実施の形態では、第2のコイル12によって発生された磁界に対応する磁束は、コア部71、ヨーク部41、連結部42および主磁極15を順に通過する。本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
次に、図9ないし図11を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る磁気ヘッドについて説明する。図9は、本実施の形態に係る磁気ヘッドの記録ヘッド部を示す断面図である。なお、図9は媒体対向面および基板の上面に垂直な断面、特に前記主断面を示している。図9において記録ヘッド部内に描かれた矢印は、磁束の流れを表している。図10は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1、第2および第4のコイルを示す平面図である。図11は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第4のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
本実施の形態に係る磁気ヘッドの構成は、以下の点で第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態に係る磁気ヘッドは、第4のコイル14と、コア部73と、磁性層74とを備えている。第4のコイル14は、銅等の導電材料によって形成されている。コア部73および磁性層74は、いずれも磁性材料によって形成されている。コア部73および磁性層74の材料としては、例えばCoFeN、CoNiFe、NiFe、CoFeのいずれかを用いることができる。また、本実施の形態では、第2のコイル12は、リード部分12Lを含んでいない。
コア部73は、コア部71に対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置され、且つ主磁極15に対して磁気的に接続されている。主磁極15は、第1の実施の形態で説明した第1および第2の部分15A,15Bに加えて、第3の部分15Cを含んでいる。第3の部分15Cは、第2の部分15Bに対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置されて第2の部分15Bに接続されている。図9では、第1ないし第3の部分15A〜15Cの境界を点線で示している。コア部73は、主磁極15の第3の部分15Cに直接接続されている。第4のコイル14は、主磁極15に対して記録媒体の進行方向Tの前側に配置されてコア部73の周りに約2回巻かれている。
第4のコイル14は、リード部分14Lと、このリード部分14Lに連続する平面渦巻き形状の第4の巻線部分14Aを含んでいる。図10では、リード部分14Lと第4の巻線部分14Aの境界を破線で示している。第1の巻線部分11A、第2の巻線部分12Aおよび第4の巻線部分14Aは、同一平面上に配置されている。本実施の形態では、第2のコイル12は、コイル接続部12Eを有している。上方から見て、第2の巻線部分12Aは、コイル接続部12Sからコイル接続部12Eに向かって時計回り方向に巻かれている。第4のコイル14は、第2のコイル12のコイル接続部12Eに電気的に接続されたコイル接続部14Sを有している。上方から見て、第4の巻線部分14Aは、コイル接続部14Sから、リード部分14Lとの境界に向かって時計回り方向に巻かれている。コイル接続部14Sは、第2および第4のコイル12,14の上方に配置されたリード層93を介してコイル接続部12Eに電気的に接続されている。リード層93は、銅等の導電材料によって形成されている。
図11に示した例では、第1ないし第4のコイル11〜14は、第1のコイル11、第3のコイル13、第2のコイル12、第4のコイル14の順に、直列に接続されている。
本実施の形態では、絶縁膜62は、第1のシールド16A、第1のギャップ層19および連結部42と第1のコイル11との間に介在し、コア部71と第2のコイル12との間に介在し、更に、コア部73と第4のコイル14との間に介在する。絶縁層63は、第1のコイル11と第2のコイル12との間、第2のコイル12と第4のコイル14との間、ならびに、第2および第4のコイル12,14の巻線間に配置されている。第1の実施の形態で説明した図示しない非磁性層は、第1のコイル11、第2のコイル12、第4のコイル14および第1のシールド16Aの周囲に配置されている。第1のコイル11、第2のコイル12、第4のコイル14、第1のシールド16A、連結部42、コア部71,73、絶縁膜62、絶縁層63および図示しない非磁性層の上面は平坦化されている。絶縁層64は、第1のコイル11、第2のコイル12、第4のコイル14、絶縁膜62および絶縁層63の上面の上に配置されている。
リード層93は、絶縁層64の上に配置されている。磁性層74は、磁性層72に対して、媒体対向面80からより遠い位置においてコア部73および絶縁層64の上に配置されている。なお、磁性層74は、磁気ヘッドにおける必須の構成要素ではなく、設けられていなくてもよい。
図9に示したように、第4のコイル14によって発生された磁界に対応する磁束は、磁性層74とコア部73と主磁極15を通過する。磁性層74は、より多くの磁束がコア部73を通過するように、磁束を集中させる作用を有する。
本実施の形態によれば、第1ないし第4のコイル11〜14の起磁力によって、主磁極15から十分な大きさの記録磁界を発生させることが可能になる。本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
次に、図12ないし図14を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る磁気ヘッドについて説明する。図12は、本実施の形態に係る磁気ヘッドの記録ヘッド部を示す断面図である。なお、図12は媒体対向面および基板の上面に垂直な断面、特に前記主断面を示している。図12において記録ヘッド部内に描かれた矢印は、磁束の流れを表している。図13は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1、第2および第4のコイルを示す平面図である。図14は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第4のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
本実施の形態に係る磁気ヘッドの構成は、以下の点で第3の実施の形態と異なっている。本実施の形態に係る磁気ヘッドでは、磁性層72,74が設けられていない。また、主磁極15の第1ないし第3の部分15A〜15Cのうち、第2および第3の部分15B,15Cが設けられていない。
本実施の形態では、ヨーク部41は、第2の実施の形態で説明した第1および第2の部分41A,41Bに加えて、第3の部分41Cを含んでいる。第3の部分41Cは、第2の部分41Bに対して、媒体対向面80からより遠い位置に配置されて第2の部分41Bに接続されている。図12では、第1ないし第3の部分41A〜41Cの境界を点線で示している。連結部42は、ヨーク部41の第1の部分41Aに直接接続されている。コア部71は、ヨーク部41の第2の部分41Bに直接接続され、ヨーク部41および連結部42を介して主磁極15に対して磁気的に接続されている。コア部73は、ヨーク部41の第3の部分41Cに直接接続され、ヨーク部41および連結部42を介して主磁極15に対して磁気的に接続されている。上方から見て、第2のコイル12の第2の巻線部分12Aは、コイル接続部12Sからコイル接続部12Eに向かって反時計回り方向に巻かれている。上方から見て、第4のコイル14の第4の巻線部分14Aは、コイル接続部14Sから、リード部分14Lとの境界に向かって反時計回り方向に巻かれている。
図12に示したように、第2のコイル12によって発生された磁界に対応する磁束は、コア部71、ヨーク部41、連結部42および主磁極15を順に通過する。第4のコイル14によって発生された磁界に対応する磁束は、コア部73、ヨーク部41、連結部42および主磁極15を順に通過する。本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第2または第3の実施の形態と同様である。
[第5の実施の形態]
次に、図15ないし図18を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る磁気ヘッドについて説明する。図15は、本実施の形態に係る磁気ヘッドを示す断面図である。なお、図15は媒体対向面および基板の上面に垂直な断面、特に前記主断面を示している。図15において記録ヘッド部内に描かれた矢印は、磁束の流れを表している。図16は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第3のコイルを示す平面図である。図17は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1および第2のコイルを示す平面図である。図18は、本実施の形態に係る磁気ヘッドにおける第1ないし第3のコイルの配置と接続関係を示す説明図である。
本実施の形態に係る磁気ヘッドの構成は、以下の点で第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態に係る磁気ヘッドでは、第1のコイル11は、連結部42の周りに約2回巻かれている。従って、本実施の形態では、第2のコイル12の巻き数は、第1のコイル11と等しいか、ほぼ等しい。上方から見て、第1のコイル11の第1の巻線部分11Aは、リード部分11Lとの境界からコイル接続部11Eに向かって時計回り方向に巻かれている。絶縁層63は、第1のコイル11と第2のコイル12との間、ならびに、第1および第2のコイル11,12の巻線間に配置されている。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。なお、第2ないし第4の実施の形態においても、本実施の形態と同様に、第1のコイル11の巻き数を約2回にしてもよい。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、磁気ヘッドは、第1の帰磁路部40および第2の帰磁路部30のうち、第1の帰磁路部40のみを備えていてもよい。また、請求の範囲の要件を満たす限り、第1ないし第4のコイル11〜14の巻き数は、各実施の形態に示した例に限られず、任意である。
11…第1のコイル、12…第2のコイル、15…主磁極、16…記録シールド、16A…第1のシールド、40…第1の帰磁路部、41…ヨーク部、42…連結部、71…コア部、80…媒体対向面。

Claims (10)

  1. 記録媒体に対向する媒体対向面と、
    前記記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生する第1および第2のコイルと、
    前記媒体対向面に配置された端面を有し、前記第1および第2のコイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって前記情報を前記記録媒体に記録するための記録磁界を発生する主磁極と、
    磁性材料よりなり、前記媒体対向面に配置された端面を有する記録シールドと、
    非磁性材料よりなり、前記主磁極と前記記録シールドとの間に配置されたギャップ部と、
    磁性材料よりなり、前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の前側に配置された第1の帰磁路部と、
    磁性材料よりなり、前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の前側に配置されたコア部とを備えた垂直磁気記録用磁気ヘッドであって、
    前記記録シールドの端面は、前記主磁極の前記端面に対して前記記録媒体の進行方向の前側に配置された第1の端面部分を含み、
    前記第1の帰磁路部は、前記記録シールドに磁気的に接続されたヨーク部と、前記媒体対向面から離れた位置に配置されて前記ヨーク部と前記主磁極とを磁気的に連結する連結部とを有し、
    前記主磁極、ギャップ部、記録シールド、ヨーク部および連結部は、これらによって囲まれた第1の空間を形成し、
    前記第1のコイルは、前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の前側に配置されて前記連結部の周りに巻かれ、且つその一部が前記第1の空間を通過し、
    前記コア部は、前記連結部に対して、前記媒体対向面からより遠い位置に配置され、且つ前記主磁極に対して磁気的に接続され、
    前記第2のコイルは、前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の前側に配置されて前記コア部の周りに巻かれていることを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  2. 前記第1のコイルは、平面渦巻き形状の第1の巻線部分を含み、
    前記第2のコイルは、平面渦巻き形状の第2の巻線部分を含み、
    前記第1の巻線部分と第2の巻線部分は、同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  3. 前記第2のコイルの巻き数は、前記第1のコイルの巻き数以上であることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  4. 前記第2のコイルの巻き数は、前記第1のコイルの巻き数よりも多いことを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  5. 前記主磁極は、第1の部分と、前記第1の部分に対して、前記媒体対向面からより遠い位置に配置されて前記第1の部分に接続された第2の部分とを含み、
    前記連結部は、前記主磁極の第1の部分に直接接続され、
    前記コア部は、前記主磁極の第2の部分に直接接続されていることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  6. 前記ヨーク部は、第1の部分と、前記第1の部分に対して、前記媒体対向面からより遠い位置に配置されて前記第1の部分に接続された第2の部分とを含み、
    前記連結部は、前記ヨーク部の第1の部分に直接接続され、
    前記コア部は、前記ヨーク部の第2の部分に直接接続され、前記ヨーク部および連結部を介して前記主磁極に対して磁気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  7. 更に、磁性材料よりなり、前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の後側に配置された第2の帰磁路部と、
    前記主磁極に対して前記記録媒体の進行方向の後側に配置された第3のコイルとを備え、
    前記第2の帰磁路部は、前記主磁極、ギャップ部、記録シールドおよび第2の帰磁路部によって囲まれた第2の空間が形成されるように、前記主磁極のうちの前記媒体対向面から離れた部分と前記記録シールドとを接続し、
    前記第3のコイルは、前記第2の帰磁路部の一部の周りに巻かれ、且つその一部が前記第2の空間を通過していることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  8. 前記第2のコイルの巻き数は、前記第1のコイルの巻き数以上であり、前記第3のコイルの巻き数は、前記第2のコイルの巻き数以上であることを特徴とする請求項7記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  9. 前記第2のコイルの巻き数は、前記第1のコイルの巻き数よりも多く、前記第3のコイルの巻き数は、前記第2のコイルの巻き数よりも多いことを特徴とする請求項7記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  10. 前記記録シールドの端面は、更に、第2、第3および第4の端面部分を含み、前記第2の端面部分は、前記主磁極の前記端面に対して前記記録媒体の進行方向の後側に配置され、前記第3および第4の端面部分は、前記主磁極の前記端面に対してトラック幅方向の両側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
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