JP5586548B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー光を感光体の表面へと導く光走査装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置においては、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)等で構成される光走査装置を用いて感光体の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像することで、画像形成動作を行っている。
また、上記した光走査装置は、例えば、レーザー光を出射する光源と、この光源から出射されたレーザー光を集めるレンズ(例えば、コリメータレンズとシリンドリカルレンズ)と、このレンズによって集められたレーザー光を偏光走査するポリゴンミラーと、このポリゴンミラーによって偏光走査されたレーザー光を反射して感光体の表面へと導く複数のレンズ及びミラーと、によって構成されている。
このような光走査装置において、上記のミラーが振動すると、感光体上の静電潜像の書き込み位置が変動してしまい、画像ジッタと呼ばれる画像不良の原因となる。そのため、ミラーの共振を防止したりミラーの剛性を向上させたりするなど、ミラーの振動を防止するための対策が従来から行われている。例えば、特許文献1には、レンズやミラー等の光学系が取り付けられる基板の厚さを、光学系の取付部とこの取付部を除く部分とで異なるように設定することで、光学系の取付部をポリゴンモーターの回転によって生じる振動の節として、光学系の振動を抑制する技術が開示されている。
ところで、光走査装置においては、ミラーの反射面の位置にズレが生じることで、本来直線的に印刷されるはずの画像が弓状に湾曲する現象(いわゆる「ボウ」。図10(a)参照。)や、本来用紙の上下両縁部に対して平行に印刷されるはずの画像が上下両縁部に対して斜めに傾斜する現象(いわゆる「スキュー」。図10(b)参照。)が生じる場合が有る。これらの現象を抑制するためには、調整機構を用いてミラーの反射面の位置を調整する必要がある。
特開2007−127961号公報
通常、ミラーの振動が発生する方向とミラーの反射面の位置の調整方向は、両方ともミラーの反射面と直交する方向になる。そのため、ミラーの振動を抑制するために反射面と直交する方向にミラーが変位するのを抑制すると、反射面の位置の調整が困難になるし、反射面の位置の調整を可能とするために反射面と直交する方向にミラーが変位するのを許容すると、ミラーの振動の抑制が困難になる。このように、従来の技術においては、ミラーの振動の抑制とミラーの反射面の調整を両立させることが困難になっていた。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、ミラーの振動を防止し、且つミラーの反射面の調整機構を有効に機能させることで、高画質化を図ることを目的とする。
本発明の光走査装置は、光源から出射されるレーザー光を反射する反射面を有するミラーと、前記反射面と直交する方向に前記ミラーを変位させて前記反射面の位置を調整する調整機構と、を備えた光走査装置であって、前記ミラーの前記反射面に直交する面と前記ミラーの外周に配置される部材との間に介装される防振用の弾性部材を備えていることを特徴とする。
このように防振用の弾性部材を配置することで、ミラーの振動を防止することが可能となり、ミラーの振動に伴う画像ジッタを抑制して高画質化を図ることが可能となる。また、上記した弾性部材は、ミラーの反射面やこの反射面とは反対側の面に接触するのではなく、ミラーの反射面に直交する面に接触することになる。そのため、反射面と直交する方向に沿って行われる反射面の位置の調整が弾性部材によって阻害される虞が無く、調整機構を有効に機能させることができる。従って、上記した画像ジッタの抑制と相俟って、一層の高画質化を図ることが可能となる。
本発明の光走査装置は、前記調整機構は、前記ミラーの外周に配置される部材としてのミラーホルダーと、前記ミラーの前記反射面とは反対側の面を押圧可能となるように前記ミラーホルダーに取り付けられる押圧部材と、を備えたボウ調整機構であり、前記弾性部材は、前記ミラーの左右側面と前記ミラーホルダーの内側面の間にそれぞれ介装される左右側片部と、該左右側片部を連結して一体化し、前記ミラーの前記反対側の面から離間するように設けられる連結部と、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することで、ボウ調整機構側からミラー側に振動が伝搬したり、ミラー側からボウ調整機構側に振動が伝搬したりするのを抑制して、ミラーの防振効果を高めることが可能となる。また、連結部によって左右側片部を一体化する構成を採用することで、左右側片部のみによって弾性部材を形成する場合よりも、ミラーホルダーに弾性部材を容易に取り付けることが可能となる。
本発明の光走査装置は、前記弾性部材は、前記ミラーの端面に取り付けられる第1側片部と、該第1側片部の両側から屈曲され、前記ミラーの端面と隣接する側面に取り付けられる第2側片部と、を備え、前記ミラーの外周に配置される部材は、該ミラーを支持する部材であることを特徴とする。
このような構成を採用することで、ミラーを支持する部材側からミラー側に振動が伝搬したり、ミラー側からミラーを支持する部材側に振動が伝搬したりするのを抑制して、ミラーの防振効果を高めることが可能となる。また、ミラーの端面及びこの端面に隣接する側面に弾性部材を取り付けることで、弾性部材をミラーに簡易な方法で固定することが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記いずれかの光走査装置を備えていることを特徴とする。
本発明は、ミラーの振動を防止し、且つミラーの反射面の調整機構を有効に機能させることで、高画質化を可能とする。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットの内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットの内部構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットに設けられた第3ミラーの前後両端部付近を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたボウ調整機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたボウ調整機構を示す断面図である。 図7のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたスキュー調整機構を示す側面図である。 (a)は、ボウが発生した状態を示す説明図であり、(b)はスキューが発生した状態を示す説明図である。
まず、図1を用いて画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の上部には、中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される光走査装置10が配置されている。光走査装置10の詳細については後述する。
中間転写ベルト5の近傍には、中間転写ベルト5の下部に沿って4個の画像形成部6がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。各画像形成部6には、感光体ドラム7が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。
現像器11の下部には一対の攪拌ローラー15が設けられ、攪拌ローラー15の斜め上方には磁気ローラー16が設けられ、磁気ローラー16の斜め上方には現像ローラー17が設けられている。現像器11の上方には、各画像形成部6と対応する4個のトナーコンテナ18が、トナーの色ごとに設けられている。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には中間転写ベルト5の一端(図面上右端)に二次転写部22が設けられ、搬送経路20の下流部には定着部23が設けられ、搬送経路20の下流端には排紙口24が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着部23の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、光走査装置10からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器11がトナーにより対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写部12において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部6が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部22へと搬送され、二次転写部22において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着部23に進入し、この定着部23において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口24から排紙トレイ4上に排出される。
次に、図2〜図4を用いて、光走査装置10の概略について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置を示す外観斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットの内部構造を示す斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットの内部構造を示す側面図である。以下、説明の便宜上、図2、図3における手前側を各部材の前側とし、図2、図3における奥側を各部材の後側とする。
図2に示されるように、光走査装置10には、各画像形成部6に対応する4個の走査ユニット25が左右方向に連設されている。4個の走査ユニット25は、フレーム部材26によって外周を囲繞され、一体化されている。各走査ユニット25は、前後方向に長い箱型形状のケーシング32を備えている。
図3に示されるように、ケーシング32の内部には、光源としてのレーザーダイオード33と、レーザーダイオード33の前方に配置される複数のレンズ34(例えば、コリメータレンズとシリンドリカルレンズ)と、複数のレンズ34の前方に配置され、ポリゴンモーター35によって回転駆動されるポリゴンミラー36と、ポリゴンミラー36の左方に第1レンズ37を介して配置される第1ミラー38と、第1ミラー38の上方に配置される第2ミラー40と、第2ミラー40の右方に第2レンズ41を介して配置される第3ミラー42と、が設けられている。
レーザーダイオード33から出射されたレーザー光は、複数のレンズ34によって線状に集められた後、高速回転するポリゴンミラー36に入射する。ポリゴンミラー36に入射したレーザー光は、図4に示されるように、第1レンズ37を通過して第1ミラー38で反射された後、第2ミラー40で反射され、第2レンズ41を通過して第3ミラー42で反射されて、感光体ドラム7の表面に照射される。これにより、前記した静電潜像の形成が行われる。
次に、主に図5を用いて、第3ミラー42について詳細に説明する。図5は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、走査ユニットに設けられた第3ミラーの前後両端部付近を示す平面図である。なお、図5においては、図面上の左側が前側であり、図面上の右側が後側である。
第3ミラー42は、前後方向に細長い略直方体形状を成しており、反射面45が斜め上向きになるように、傾斜姿勢でケーシング32内に収納されている(図3参照)。
図5に示されるように、第3ミラー42の4隅には面取り部46が設けられている。第3ミラー42の前後両端には、防振用の第1弾性部材47が取り付けられている。各第1弾性部材47は、例えば、帯状のスポンジ部材によって形成されている。各第1弾性部材47は、第3ミラー42の反射面45と直交する面(前端面48a、左右側面48b、48c、後端面48d)に、例えば両面テープや接着剤等の適宜の手段によって貼着されている。
第3ミラー42の前端に設けられた第1弾性部材47は、第3ミラー42の前端面48aに貼着される第1側片部50と、この第1側片部50の両側から屈曲され、第3ミラー42の左右側面48b、48c(第3ミラー42の端面と隣接する側面)の前端部に貼着される第2側片部51と、を備えており、平面視で略コ字状を成している。第1側片部50と第2側片部51の間には、第3ミラー42の面取り部46に貼着される傾斜部52が設けられている。
第3ミラー42の後端に設けられた第1弾性部材47は、第3ミラー42の後端面48dに貼着される第1側片部50と、この第1側片部50の両側から屈曲され、第3ミラー42の左右側面48b、48c(第3ミラー42の端面と隣接する側面)の後端部に貼着される第2側片部51と、を備えており、平面視で略コ字状を成している。第1側片部50と第2側片部51の間には、第3ミラー42の面取り部46に貼着される傾斜部52が設けられている。
各第1弾性部材47は、第3ミラー42とこの第3ミラー42の外周に配置される支持部材(図示せず)との間に介装されている。この支持部材は、ケーシング32内に設けられており、第3ミラー42の前後両端部を支持している。
次に、第3ミラー42に設けられるボウ調整機構43について、主に図3と図6〜図8を用いて詳細に説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたボウ調整機構を示す斜視図である。図7は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたボウ調整機構を示す断面図である。図8は、図7のA−A断面図である。なお、図6、図7においては、図面上の左側が前側であり、図面上の右側が後側である。
ボウ調整機構43は、第3ミラー42の背面53(反射面45とは反対側の面)及び左右側面48b、48cを覆うように第3ミラー42の外周に配置されるミラーホルダー54と、このミラーホルダー54の前後方向中央部に設けられる調整ブラケット55と、ミラーホルダー54の前後両端部にそれぞれ設けられる補助ブラケット56と、を主体として構成されている。
ミラーホルダー54は、上面が開口されたコ字状の断面を有している(図8参照)。ミラーホルダー54は、第3ミラー42と同様に、前後方向に細長い形状を成している。ミラーホルダー54は、その長さが第3ミラー42の長さよりも短くなるように形成されており、第3ミラー42の前後両端部は、ミラーホルダー54の前方と後方にそれぞれ露出している。そして、この露出部分に前記した各第1弾性部材47が取り付けられると共に、上記した露出部分が前記した支持部材(図示せず)によって支持されている。
図7に最も良く示されるように、ミラーホルダー54の底面57の前後両端には、断面が上向き三角形状を成す突起部58が設けられており、この突起部58の上端に第3ミラー42の背面53が当接している。このような構成により、ミラーホルダー54の底面57と第3ミラー42の背面53の間には、隙間60が形成されている。
ミラーホルダー54の前部及び後部には、防振用の第2弾性部材61が取り付けられている。各第2弾性部材61は、各第1弾性部材47と同様に、例えば帯状のスポンジ部材によって形成されている。各第2弾性部材61は、例えば両面テープや接着剤等の適宜の手段によってミラーホルダー54に貼着されている。各第2弾性部材61は、第3ミラーの左右側面48b、48cとミラーホルダー54の内側面62の間にそれぞれ介装される左右側片部63と、左右側片部63を連結して一体化する連結部64と、を備えており、断面コ字状を成している(図8参照)。左右側片部63は、ミラーホルダー54の内側面62に貼着されており、第3ミラー42の左右側面48b、48cに接触している。これに対して、連結部64は、ミラーホルダー54の底面57に貼着されており、第3ミラー42の背面53とは隙間60を介して離間している。
ミラーホルダー54の前部と後部には、内側面62と底面57に亘って位置合わせ用の溝部65がコ字状に形成されており、この溝部65に沿って第2弾性部材61をミラーホルダー54に貼着することで、第2弾性部材61をミラーホルダー54に容易に取り付けられるようになっている。
図7に最も良く示されるように、ミラーホルダー54の前後方向中央部にはネジ穴66が穿設されており、このネジ穴66に押圧部材としての調整ネジ67が螺合している。調整ネジ67は、第3ミラー42の反射面45と直交する方向に進退可能となるようにミラーホルダー54に装着されている。調整ネジ67の先端部は、第3ミラー42の背面53を押圧可能となっている。
図6に最も良く示されるように、調整ブラケット55は、ミラーホルダー54の外側面68に接触する左右両側板70(図6では手前側の1枚のみ表示)と、ミラーホルダー54の下面69(底面57の裏側の面)と所定の間隔を介して離間する底板71と、を備えており、コ字状を成している。
調整ブラケット55の左右両側板70の下部には、横長形状の工具挿入穴74が穿設されている。図3に最も良く示されるように、調整ブラケット55の左右両側板70の上端の前後方向中央部には、内側に向かって屈曲された屈曲片72が設けられ、この屈曲片72が第3ミラー42の反射面45に係合することで、調整ブラケット55が第3ミラー42に保持されている。調整ブラケット55の左右両側板70の上端の前部と後部には、下方に向かって折り返された折返片73が設けられ、この折返片73が第3ミラー42の左右側面48b、48cに当接している。
図7に最も良く示されるように、調整ブラケット55の底板71の前後方向中央にはネジ挿入穴75が穿設され、このネジ挿入穴75に調整ネジ67が挿入されている。調整ブラケット55の底板71の前部と後部にはそれぞれ取付穴76が設けられ、この取付穴76にコイルスプリング77の下端部が取り付けられている。コイルスプリング77の上端は、ミラーホルダー54の下面69に固定されている。コイルスプリング77は、調整ブラケット55を介して第3ミラー42を下方に付勢している。
図6に最も良く示されるように、補助ブラケット56は、ミラーホルダー54の外側面68に接触する左右両側板78と、ミラーホルダー54の下面69と所定の間隔を介して離間する底板80と、を備えており、コ字状を成している。
図3に最も良く示されるように、補助ブラケット56の側板78の上端には、内側に向かって屈曲された屈曲片81が設けられ、この屈曲片81が第3ミラー42の反射面45に係合することで、補助ブラケット56が第3ミラー42に保持されている。補助ブラケット56の側板78の上端には、下方に向かって折り返された折返片82が設けられ、この折返片82が第3ミラー42の左右側面48b、48cに当接している。
図6、図7に示されるように、補助ブラケット56の底板80には、上方に向かって板バネ部83が設けられ、この板バネ部83の上端がミラーホルダー54の下面69に当接している。板バネ部83は、第3ミラー42を下方に付勢している。
上記の如く構成されたものを用いてボウ調整を行うには、工具挿入穴74から調整ブラケット55内にオープンエンドレンチ等の工具(図示せず)を挿入し、この工具によって調整ネジ67を一の方向に回して締め付ける。これに伴って、調整ネジ67の先端部が第3ミラー42の背面53の前後方向中央部を反射面45と直交する方向に押圧し、第3ミラー42の位置が調整される。一方で、工具によって調整ネジ67を上記一の方向とは逆方向に回して緩めれば、調整ネジ67が下方に移動し、コイルスプリング77の付勢力によって第3ミラー42が元の状態に復元する。以上のようにして調整ネジ67を締め付けたり緩めたりすることで、第3ミラー42が反射面45と直交する方向(図7の矢印X参照)に変位し、ボウ調整が行われる。本実施形態ではこのように、第3ミラー42にボウ調整機構43が設けられているため、ボウの発生を確実に抑制することが可能となる。
次に、上記した第3ミラー42に設けられるスキュー調整機構44について、主に図9を用いて説明する。図9は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、第3ミラーに設けられたスキュー調整機構を示す側面図である。
図9に最も良く示されるように、スキュー調整機構44は、第3ミラー42の前側に配置される基台84と、この基台84に回転可能に設けられる操作部材85と、基台84に左右方向スライド可能に支持されるスライド部材86と、操作部材85の斜め上方において基台84に回転可能に支持される回転部材87と、を備えている。なお、図9の矢印Aは操作部材85の回転方向を示し、図9の矢印Bはスライド部材86のスライド方向を示し、図9の矢印Cは回転部材87の回転方向を示している。
操作部材85には、六角形の角溝88が設けられている。操作部材85とスライド部材86は、ラックアンドピニオン機構(図示せず)を介して接続されている。回転部材87は、スライド部材86に下端部が当接する第1腕部90と、この第1腕部90の上端から斜め上方に延設され、上端部が第3ミラー42の背面53の前端部に当接する第2腕部91と、第1腕部90と第2腕部91の連結部分に設けられる支点部92と、を備えており、この支点部92を中心に回転するように構成されている。なお、第1腕部90と第2腕部91は、互いに相対回転不能である。
上記の如く構成されたものにおいて、スキュー調整を行うには、操作部材85の角溝88に例えば六角棒レンチ等の工具を挿入し、この工具によって操作部材85を一方向に回転させる。このように操作部材85が回転すると、この回転が前記したラックアンドピニオン機構(図示せず)を介してスライド部材86に伝達され、スライド部材86が回転部材87側にスライドして回転部材87の第1腕部90を押圧する。この押圧に伴って回転部材87が支点部92を中心に一方向(図9では反時計回り)に回転し、回転部材87の第2腕部91の上端部が、第3ミラー42の背面53の前端部を第3ミラー42の反射面45と直交する方向に押圧し、反射面45の位置が調整される。一方で、工具によって操作部材85を上記一方向とは逆方向に回転させると、この回転が前記したラックアンドピニオン機構(図示せず)を介してスライド部材86に伝達され、スライド部材86が回転部材87から離間するようにスライドする。これに伴って、回転部材87が支点部92を中心に他方向(図9では時計回り)に回転し、第3ミラー42が元の位置に復元する。以上のようにして回転部材87を一方向又は他方向に回転させることで、第3ミラー42が反射面45と直交する方向(図9の矢印Y参照)に変位し、スキュー調整が行われる。本実施形態ではこのように、第3ミラー42にスキュー調整機構44が設けられているため、スキューの発生を確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態では、第1弾性部材47及び第2弾性部材61によって第3ミラー42の振動を防止することが可能となり、第3ミラー42の振動に伴う画像ジッタを抑制して高画質化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、第3ミラー42にボウ調整機構43とスキュー調整機構44が設けられているが、ボウ調整機構43による第3ミラー42の調整方向(図7の矢印X参照)と、スキュー調整機構44による第3ミラー42の調整方向(図9の矢印Y参照)は、両方とも第3ミラー42の反射面45と直交する方向である。この点に着目し、本実施形態では、第1弾性部材47及び第2弾性部材61を反射面45に対して直交する側面48a〜48dに設けている。そのため、反射面45とは直交する方向に沿って行われるボウ調整及びスキュー調整が第1弾性部材47や第2弾性部材61によって阻害される虞が無く、ボウ調整機構43及びスキュー調整機構44を有効に機能させることができる。これに伴って、第1弾性部材47及び第2弾性部材61によって画像ジッタを抑制しつつボウやスキューを抑制することが可能となり、一層の高画質化を図ることが可能となる。
また、上記のように第3ミラー42に第1弾性部材47及び第2弾性部材61を配置することで、ボウ調整及びスキュー調整が完了した後の第3ミラー42の位置ずれを防止することが可能となり、この点においても、一層の高画質化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、第3ミラー42の前後両端部に配置された第1弾性部材47によって、第3ミラー42の支持部材(図示せず)側から第3ミラー42側に振動が伝搬したり、第3ミラー42側から第3ミラー42の支持部材側に振動が伝搬したりするのを抑制して、第3ミラー42の防振効果を高めることが可能となる。また、第3ミラー42の前後両端面48a、48d及び左右側面48b、48cに第1弾性部材47を取り付けることで、第1弾性部材47を簡易な方法で固定することが可能となる。
また、本実施形態では、ボウ調整機構43のミラーホルダー54の内側面62と第3ミラー42の左右側面48b、48cの間に第2弾性部材61の左右側片部63が配置されているため、ボウ調整機構43側から第3ミラー42側に振動が伝搬したり、第3ミラー42側からボウ調整機構43側に振動が伝搬したりするのを抑制して、第3ミラー42の防振効果を高めることが可能となる。また、連結部64によって左右側片部63を一体化する構成を採用することで、左右側片部63のみによって第2弾性部材61を形成する場合と比較して、ミラーホルダー54に第2弾性部材61を容易に取り付けることが可能となる。
本実施形態では、第3ミラー42に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、第1ミラー38、第2ミラー40等の他の異なるミラーに本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、第3ミラー42の反射面45と直交する面48a〜48dに弾性部材47、61を部分的に設ける場合について説明したが、他の異なる実施形態では、環状の弾性部材47、61を第3ミラー42の反射面45と直交する面48a〜48dの全体に配置しても良い。
本実施形態では、弾性部材47、61としてスポンジ部材を用いたが、他の異なる実施形態では、ゴム等の他の異なる材質で弾性部材47、61を形成しても良い。
本実施形態では、複数の走査ユニット25を備えた光走査装置10に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、一個の走査ユニット25のみを備えた光走査装置10に本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、タンデム式のカラープリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ロータリー式のカラープリンター、モノクロプリンター、複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
10 光走査装置
33 レーザーダイオード(光源)
42 第3ミラー(ミラー)
43 ボウ調整機構
44 スキュー調整機構
45 反射面
47 第1弾性部材
48a 前端面
48b、48c 両側面
48d 後端面
50 第1側片部
51 第2側片部
53 背面(反対側の面)
54 ミラーホルダー
61 第2弾性部材
62 内側面
63 左右側片部
64 連結部
67 調整ネジ(押圧部材)

Claims (3)

  1. 光源から出射されるレーザー光を反射する反射面を有するミラーと、前記反射面と直交する方向に前記ミラーを変位させて前記反射面の位置を調整する調整機構と、を備えた光走査装置であって、
    前記ミラーの前記反射面に直交する面と前記ミラーの外周に配置される部材との間に介装される防振用の弾性部材を備え、
    前記調整機構は、
    前記ミラーの外周に配置される部材としてのミラーホルダーと、
    前記ミラーの前記反射面とは反対側の面を押圧可能となるように前記ミラーホルダーに取り付けられる押圧部材と、を備えたボウ調整機構であり、
    前記弾性部材は、
    前記ミラーの左右側面と前記ミラーホルダーの内側面の間にそれぞれ介装される左右側片部と、
    該左右側片部を連結して一体化し、前記ミラーの前記反対側の面から離間するように設けられる連結部と、を備えていることを特徴とする光走査装置。
  2. 光源から出射されるレーザー光を反射する反射面を有するミラーと、前記反射面と直交する方向に前記ミラーを変位させて前記反射面の位置を調整する調整機構と、を備えた光走査装置であって、
    前記ミラーの前記反射面に直交する面と前記ミラーの外周に配置される部材との間に介装される防振用の弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、
    前記ミラーの端面に取り付けられる第1側片部と、
    該第1側片部の両側から屈曲され、前記ミラーの端面と隣接する側面に取り付けられる第2側片部と、を備え、
    前記ミラーの外周に配置される部材は、該ミラーを支持する部材であることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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