JP5586019B2 - 射出成形金型 - Google Patents

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本発明は、射出成形金型に関し、特に、ホットランナを有する射出成形金型を用いた射出成形において、色替え後の不良品の発生を低減する技術に関する。
樹脂の射出成形では、金型に供給する樹脂の色を変えることで、製品の色を変更する場合がある。このとき、前色樹脂に続いて後色樹脂をスクリュー内に投入するため、スクリュー内で隣接する前色樹脂と後色樹脂とが混ざって混色樹脂が生成する。この混色樹脂で成形された製品は、不良品として廃棄せざるを得ない。
例えば、特許文献1に示されている色替え方法では、色替えのタイミングを調節することで、前色樹脂からなるスキン層の内部に混色樹脂からなるコア層を完全に覆い、これにより製品表面への混色樹脂の露出を防止して、不良品の数の低減を図っている。
特開2003−300224号公報
しかしながら、ホットランナを有する射出成形金型の場合、色替えが完了した後、すなわち前色樹脂及び混色樹脂が全てキャビティに射出された後も、不良品が発生することがある。以下、その理由を詳しく説明する。
図13に示す射出成形金型100は、固定型110と可動型120とを有し、固定型110に形成された貫通穴112の内周にホットランナノズル113が設けられる。ホットランナノズル113の外周には加熱部117が設けられ、この加熱部117で加熱することにより、ホットランナノズル113内部の樹脂流路(ホットランナ141)を流通する樹脂が溶融状態で維持される。
上記のような射出成形金型100では、ホットランナノズル113の先端部(出口付近)は、加熱部117を配置するための空間を十分に確保することができない。また、ホットランナノズル113の先端部は金型(キャビティプレート111)と接触しているため、熱が逃げ易い。さらに、図示のようにホットランナ141の出口付近に肩面141aが形成される場合、肩面141aに溶融樹脂がぶつかるため、溶融樹脂の流動性が悪くなる。以上のように、ホットランナ141の出口付近では、高温状態を維持することが難しく、樹脂の流動性も低下するため、肩面141aに前色樹脂P(あるいは混色樹脂、以下同様)が固化してこびりつきやすい。このホットランナ141の内壁にこびりついた前色樹脂Pが、その後に射出される後色樹脂に少しずつ混入する。このとき、製品に混入する前色樹脂の量は僅かであるが、この前色樹脂Pが製品の意匠面に少しでも露出すると、その製品全体を不良品として廃棄せざるを得ない。
本発明の解決すべき課題は、ホットランナを有する射出成形金型において、色替え完了後の前色樹脂の微量の混入による不良品の発生を低減し、材料コストの低減及び生産効率の向上を図ることにある。
本発明者らは、ランナ内で前色樹脂がどのような状態で後色樹脂に混入しているかを調べるため、図13に示す射出成形金型を用いて射出成形を行い、色替え完了直後に成形した成形品のうち、ランナ内で固化した樹脂の断面を解析した。その結果、前色樹脂は、ランナ内で一様に散らばっているのではなく、ランナの側面付近に存在することが明らかとなった。具体的には、図14に示すように、前色樹脂は、ランナ150の一方側の側面(固定型側の側面)付近に存在し、ランナ150の中央部や他方側の側面(可動型側の側面)にはほとんど存在しなかった。
さらに詳しい解析により、ランナ150内で前色樹脂Pは、図15で示すような挙動を示していることが分かった。すなわち、ホットランナ141の出口付近にこびりついた前色樹脂Pは、後色樹脂Qに引っ張られてランナ150内へ供給され、ランナの側面に沿って流動する。このとき、ホットランナ141の肩面141aの全周にこびりついた前色樹脂Pのうち、キャビティに近い側の前色樹脂は、ランナ150の固定型110側の側面151に沿って流動する(図15のP1参照)。一方、肩面141aにこびりついた前色樹脂Pのうち、キャビティから遠い側の前色樹脂は、ランナ150のキャビティと反対側の端部に滞留する(図15のP2参照)。
本発明者らは、上記のような前色樹脂の挙動を利用すれば、前色樹脂の製品表面への露出を抑えて不良品の発生を低減できると考え、以下の発明を着想するに至った。すなわち、本発明に係る射出成形金型は、キャビティと、溶融樹脂を加熱しながら流通させるホットランナと、キャビティとホットランナとを連通するランナとを備え、ランナの側面に沿って流動する前色樹脂が製品の意匠面側に配されないように、ランナの経路を変更したことを特徴とするものである。
具体的には、例えば、ランナを、第1分岐ランナ及び第2分岐ランナに分岐させ、これらをキャビティの手前で再び合流させ、分岐前のランナのうち、当該側面に沿って前色樹脂が流動する側面を、第1分岐ランナと第2分岐ランナとの合流面とすることで、前色樹脂が製品の意匠面側に配されないようにすることができる。
上述のように、ランナの側面に沿って前色樹脂が流動するため、ランナを分岐させれば、後色樹脂のみからなる溶融樹脂と、前色樹脂が混入した溶融樹脂とを分離することができる。そして、前色樹脂が存在する側面を第1分岐ランナと第2分岐ランナとの合流面とすれば、前色樹脂をランナの中央部に配して後色樹脂で挟み込むことができる。この状態の樹脂をランナからキャビティ内に射出することで、製品の表面(意匠面)に前色樹脂が露出する恐れを低減できる。また、前色樹脂も製品の一部として使用することができるため、前色樹脂を廃棄する場合と比べて歩留まりを高めることができる。尚、「後色樹脂のみからなる溶融樹脂」とは、前色樹脂が実質的に含まれない溶融樹脂のことを言い、極微量の前色樹脂が混入する場合を含む(以下同様)。
このとき、各分岐ランナの流路面積や流路長が異なると、相対的に流動抵抗の低い分岐ランナに樹脂が集中し、前色樹脂をうまく分離できない恐れがある。従って、各分岐ランナを流通する溶融樹脂の流動抵抗が等しくなるように、第1分岐ランナ及び第2分岐ランナの流路面積及び流路長を等しくすることが好ましい。
あるいは、ランナを、キャビティに連通した主ランナと、キャビティに連通していない退避ランナとに分岐させ、分岐前のランナの側面に沿って流動する前色樹脂を退避ランナに流入させることで、前色樹脂が製品の意匠面側に配されないようにすることができる。
上述のように、ランナの側面に沿って前色樹脂が流動するため、ランナを分岐させれば、後色樹脂のみからなる溶融樹脂と、前色樹脂が混入した溶融樹脂とを分離することができる。そして、前色樹脂を、キャビティに連通していない退避ランナに流入させることで、キャビティに前色樹脂が供給されることを防止し、製品に前色樹脂が混入することを防止できる。
この場合、分岐前のランナの側面全周を、退避ランナの側面に連続させれば、ランナの側面に沿って流動する前色樹脂を確実に退避ランナに流入させることができる。また、退避ランナを金型の外部に連通させれば、前色樹脂の混入した樹脂を金型外部に排出することができる。あるいは、退避ランナを金型の内部で行き止まりとし、樹脂の固化後に廃棄するようにしてもよい。
あるいは、ランナを捩って側面の向きを変えることにより、当該側面に沿って流動する前色樹脂を製品の裏面側に配することができる。
上述のように、前色樹脂はランナの側面付近に存在するため、この側面を製品の裏面(意匠面と反対側の面)側に配すれば、当該側面付近に存在する前色樹脂が製品の意匠面に露出する恐れを低減できる。例えば、前色樹脂が存在するランナの側面が、製品の裏面側に配されていれば、ランナをそのままキャビティまで延ばせばよい。しかし、前色樹脂が存在するランナの側面が、製品の意匠面側に配されている場合、ランナをまっすぐ延ばすと、前色樹脂が製品の意匠面側に供給されるため、意匠面に前色樹脂が露出する恐れが高くなる。そこで、上記のように、ランナを捩って側面の向きを変えて、当該側面に沿って流動する前色樹脂を製品の裏面側に配することで、前色樹脂が製品の意匠面に露出する恐れを低減できる。
あるいは、ランナを、後色樹脂のみからなる後色溶融樹脂を流通させる第1分岐ランナと、前色樹脂が混入した前色混入溶融樹脂を流通させる第2分岐ランナとに分岐させ、第1分岐ランナから後色溶融樹脂をキャビティに射出した後に、第2分岐ランナから前色混入溶融樹脂をキャビティに射出して、前色樹脂を後色樹脂で包むことで、前色樹脂が製品の意匠面側に配されないようにすることができる。
上述のように、ランナの側面に沿って前色樹脂が流動するため、ランナを分岐させれば、後色樹脂のみからなる溶融樹脂(後色溶融樹脂)と、前色樹脂が混入した溶融樹脂(前色混入溶融樹脂)とを分離することができる。このとき、ランナを、後色溶融樹脂を流通させる第1分岐ランナと、前色混入溶融樹脂を流通させる第2分岐ランナとに分岐させ、第1分岐ランナから後色溶融樹脂をキャビティに射出した後に、第2分岐ランナから前色混入溶融樹脂をキャビティに射出し、前色樹脂を後色樹脂で包めば、前色樹脂の製品表面への露出を防止できる。例えば、各分岐ランナの経路長やゲートの位置、射出圧等を調整することで、前色混入溶融樹脂を後色溶融樹脂で包むことができる。これにより、前色樹脂が後色樹脂で覆われるため、製品の表面(意匠面)に前色樹脂が露出すること防止することができる。
この場合、ホットランナの出口における樹脂の流動方向と直交する方向に延びるプレート状ランナを設ければ、ランナの側面に沿って流動する前色樹脂を確実にプレート状ランナに流入させることができる。このプレート状ランナから第2分岐ランナを延ばすことで、前色樹脂を確実に第2分岐ランナに流入させることができる。
以上のように、本発明者らは、色替え後の前色樹脂がランナの側面付近を流動することを見出し、この知見に基づいて前色樹脂の製品の意匠面への露出を防止することで、不良品の発生が抑えられ、材料コストの低減及び生産効率の向上が図られる。
本発明の第1実施形態に係る射出成形金型の断面図である。 上記射出成形金型の拡大断面図である。 上記射出成形金型のランナを模式的に示す斜視図である。 (a)は図3のA−A線における断面図、(b)は同B−B線における断面図、(c)は同C−C線における断面図、(d)は同D−D線における断面図である。 第1実施形態の他の例に係るランナを模式的に示す斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る射出成形金型のランナの断面図であり、(b)は(a)図のX−X線における断面図である。 第2実施形態の他の例に係るランナの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る射出成形金型のランナを模式的に示す斜視図である。 図8の射出成形金型の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る射出成形金型のランナを模式的に示す斜視図である。 (a)は図10のランナの平面図((b)図をM方向から見た図)であり、(b)は同側面図((a)図をN方向から見た図)である。 (a)〜(c)は、図10のランナを有する射出成形金型で射出成形を行う様子を示す図である。 ホットランナを有する射出成形金型の拡大断面図である。 図13の射出成形金型のランナ内で固化した樹脂のZ−Z線における断面図である。 図13の射出成形金型における溶融樹脂の挙動を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の第1実施形態に係る射出成形金型1を示す。この射出成形金型1は、例えば自動車のインストルメントルパネルを成形するためのものであり、固定型10及び可動型20を有する。図1に示すように、型締めした状態の固定型10と可動型20とでキャビティ30が形成される。キャビティ30には、ホットランナ40及びランナ50を介して、溶融樹脂が供給される。図示例では、一対のホットランナ40及びランナ50がキャビティ30に連通している。
固定型10は、キャビティプレート11と、ホットランナブロック12と、ホットランナノズル13と、スプルーブッシュ14と、固定側取付板15とを備える。キャビティプレート11は、ホットランナブロック12に断熱材16を介して固定され、ホットランナブロック12は固定側取付板15に固定される。キャビティプレート11には、キャビティ30を形成するための成形面11aと、ホットランナノズル13が収容される貫通穴11bとが形成される。
ホットランナノズル13は、図2に拡大して示すように、先端側(図中左側)に設けられた小径部13aと、基端側(図中右側)に設けられた大径部13bとを有する。ホットランナノズル13の小径部13aはキャビティプレート11の貫通穴11bの小径内周面11b1に嵌合固定され、ホットランナノズル13の大径部13bは、貫通穴11bの大径内周面11b2と隙間を介して対向している。ホットランナノズル13の外周には加熱部17が設けられる。ホットランナノズル13の内周にはピン18が設けられる。ピン18は、駆動部19により型締め方向(図1の左右方向)に進退可能とされる。図2に実線で示すようにピン18を後退させることで、ホットランナノズル13内の溶融樹脂をランナ50に供給可能な状態となる。図2に点線で示すようにピン18を前進させてホットランナノズル13の出口を塞ぐことで、ホットランナノズル13内の溶融樹脂をランナ50に供給不能な状態となる。
可動型20は、図1に示すように、コアプレート21と、入れ子22と、可動側取付板23と、イジェクタピン24とを備える。コアプレート21は、スペーサブロック25を介して可動側取付板23に固定される。イジェクタピン24は、成形時は入れ子22の成形面22aと面一に配される。成形後、駆動部26によりイジェクタピン24を成形面22aから突出させることで、成形品を可動型20から取り外すことができる。
ホットランナ40及びランナ50は、スプルーブッシュ14に当接するノズル(図示省略)の射出口と、キャビティ30とを連通する。本実施形態では、図1に示すように、ホットランナ40が2本に分岐し、それぞれランナ50を介してキャビティ30の端部に開口している。ホットランナ40は、スプルーブッシュ14、ホットランナブロック12、及びホットランナノズル13に形成される。ホットランナ40内の樹脂は、スプルーブッシュ14に設けられた加熱部(図示省略)、ホットランナブロック12に設けられた加熱部(図示省略)、及びホットランナノズル13に設けられた加熱部17(図2参照)により加熱される。これにより、ホットランナ40内の樹脂が溶融状態で維持される。
図3は、ランナ50に相当する空間(すなわち、ランナ50の内部で固化した樹脂)を模式的に示したものである。ランナ50は、固定型10及び可動型20を型締めして形成される(型締め線を図中に鎖線Lで示す)。ランナ50の上流側の端部は円盤状に形成され、ホットランナノズル13の内部のホットランナ40(鎖線で示す)と連通する。ランナ50は、途中で2本の分岐ランナ(第1分岐ランナ51及び第2分岐ランナ52)に分岐し、これらが下流側で再び合流して1本となる。尚、ランナ50のうち、分岐する前(すなわち分岐ランナ51,52よりも上流側)の部分を上流側ランナ53、合流した後(すなわち分岐ランナ51,52よりも下流側)の部分を下流側ランナ54と言う。
2本の分岐ランナ51,52は、上流側ランナ53を型締め線Lで分割して2方向に分岐され、下流側で両者の場所が入れ替わって合流する。具体的には、分岐ランナ51,52のうち、上流側では第1分岐ランナ51が図中上側、第2分岐ランナ52が図中下側となっているが、下流側では、第2分岐ランナ52が図中上側、第1分岐ランナ51が図中下側となっている。このため、第1分岐ランナ51は型締め線Lを図中上側から下側に跨ぎ、第2分岐ランナ52は型締め線Lを図中下側から上側に跨ぐ。第1分岐ランナ51及び第2分岐ランナ52は、それぞれ内部を流れる樹脂の流動抵抗が等しくなるように設計される。具体的には、第1分岐ランナ51及び第2分岐ランナ52の流路面積(樹脂の流動方向と直交する方向の断面積)及び流路長が等しくなっている。
ホットランナ40から供給された溶融樹脂は、上流側ランナ53を通って分岐ランナ51,52に分岐し、下流側ランナ54で再び合流する。上流側ランナ53では、図4(a)に示すように、溶融樹脂に混入した微量の前色樹脂Pが固定型10側の側面(図中上面)付近に存在する。この上流側ランナ53が、型締め線Lで上下2分割して分岐ランナ51,52に分岐することで、図4(b)に示すように、前色樹脂Pを含む第1分岐ランナ51と、前色樹脂Pを含まない第2分岐ランナ52とに分離される。尚、第2分岐ランナ52にも、極微量の前色樹脂Pが含まれる場合があるが、本実施形態では完全に分離される場合を説明する。
その後、図4(c)に示すように第1分岐ランナ51と第2分岐ランナ52との場所を入れ替え、図4(d)に示すように分岐ランナ51,52を合流させる。このとき、前色樹脂Pが存在する側面を両分岐ランナ51,52の合流面とすることで、前色樹脂Pを下流側ランナ54の内部に配して後色樹脂Qで挟み込むことができる。図示例では、上流側ランナ53の上面及び下面、すなわち、第1分岐ランナ51の上面51a及び第2分岐ランナ52の下面52aが合流面となり、これらの面が下流側ランナ54の中央部に配される。一方、上流側ランナ53が分岐することで形成された面、すなわち第1分岐ランナ51の下面51b及び第2分岐ランナ52の上面52bは、下流側ランナ54の下面54a及び上面54bとなる。このように、前色樹脂Pを後色樹脂Qで挟み込んだ状態で、溶融樹脂をランナからキャビティへ射出することで、製品表面への前色樹脂Pの露出を防止できる。
尚、分岐ランナ51,52の形態は上記に限られない。例えば上記の例では、第1分岐ランナ51及び第2分岐ランナ52が何れも4箇所の屈曲部を有し、さらに下流側ランナ54にも1箇所屈曲部が設けられているが、例えば図5に示すようにランナ50を構成すれば、屈曲部の数を減らすことができる。具体的に、第1分岐ランナ51は1箇所の屈曲部を有し、第2分岐ランナ52は3箇所の屈曲部を有し、下流側ランナ54の屈曲部は省略されている。第1分岐ランナ51及び第2分岐ランナ52は流路長が等しくなっている。この構成によれば、ランナ50の全長が短くなると共に、ランナ50内の樹脂の流動を滑らかにして、前色樹脂がランナ50内全体に拡散する恐れを低減できる。特に、図5では、分岐ランナ51,52の屈曲部の曲率を緩やかにする(曲率半径を大きくする)ことで、樹脂の流れをより滑らかにしている。
次に、本発明の第2実施形態に係る射出成形金型を説明する。尚、この射出成形金型は、ランナの形状を除いて図1に示す射出成形金型1と同様であるため、重複説明を省略し、ランナの構成を中心に説明する。
図6に示すランナ60は、ホットランナ(図示省略)と連通した上流側ランナ61と、上流側ランナ61から分岐した主ランナ62及び退避ランナ63とを有する。主ランナ62は、上流側ランナ61の延長線上に延び、キャビティに連通している。退避ランナ63は、上流側ランナ61と異なる方向に延び、キャビティに連通していない。図示例では、退避ランナ63が、上流側ランナ61と略直交する方向に延びた円盤状に形成され、退避ランナ63の外径端部は金型内部で行き止まりとなっている。上流側ランナ61の側面全周は退避ランナ63の側面に連続しており、具体的には、図6(b)に示すように、退避ランナ63が上流側ランナ61の側面全周から延びる円盤状に形成される。
ホットランナからランナ60に供給された溶融樹脂は、上流側ランナ61を通り、主ランナ62及び退避ランナ63に流れ込む。このとき、図6(a)に点線矢印で示すように、上流側ランナ61の中心部付近に存在する後色樹脂Qの多くは主ランナ62へ流入する。一方、上流側ランナ61の側面付近に存在する前色樹脂Pは、図6(a)に実線矢印で示すように、退避ランナ63の壁面に沿ってその内部に流入し、これにより前色樹脂Pが退避ランナ63の内部に捕捉される。特に本実施形態では、図6(b)に示すように、上流側ランナ61の側面全周が退避ランナ63と連続しているため、上流側ランナ61の側面全周に存在する前色樹脂Pを退避ランナ63に確実に流入させることができる。これにより、主ランナ62への前色樹脂Pの混入を防止し、後色樹脂Qのみをキャビティに供給することができるため、製品への前色樹脂の混入を防止することができる。
尚、上記の例では、退避ランナ63がランナ60の全周に設けられているが、これに限られない。例えば、前色樹脂Pが、上流側ランナ61の全周ではなく、一部のみに存在する場合は、前色樹脂Pが存在する部分にのみ退避ランナ63を設けても良い。図7に示す例では、上流側ランナ61のキャビティプレート11側の側面に半円状の退避ランナ63が形成されている。
ところで、上記の例では、退避ランナ63が金型内部で行き止まりとなっているため、この退避ランナ63が樹脂で満たされれば、前色樹脂Pが退避ランナ63から溢れて主ランナ62に混入する恐れがある。そこで、例えば、流動方向に離隔した複数箇所に退避ランナを形成すれば、上流側の退避ランナから溢れた前色樹脂Pを、下流側の退避ランナで捕捉することができる(図示省略)。あるいは、退避ランナ63を金型外部に連通させれば、退避ランナ63に流入した前色樹脂Pを外部に排出することができるため、前色樹脂Pが主ランナ62を介してキャビティに供給される恐れを回避できる(図示省略)。また、上記の例では、上流側ランナ61を介して主ランナ62及び退避ランナ63に分岐しているが、これに限らず、例えば上流側ランナ61を省略し、ホットランナ40の出口直後で主ランナ62及び退避ランナ63に分岐させてもよい(図示省略)。
次に、本発明の第3実施形態に係る射出成形金型を説明する。尚、この射出成形金型は、ランナの形状を除いて図1に示す射出成形金型1と同様であるため、重複説明を省略し、ランナの構成を中心に説明する。
図8に示すランナ70は、ホットランナ40と連通した上流側ランナ71と、キャビティに連通した下流側ランナ72と、上流側ランナ71及び下流側ランナ72の間に設けられた反転ランナ73とを備える。反転ランナ73は、ランナ70を途中で捩って、上流側ランナ71と下流側ランナ72とで側面の向きを変えるものである。具体的には、図9に示すように、上流側ランナ71と下流側ランナ72が型締め線Lに沿って配され、これらを略コの字形状の反転ランナ73で連結している。尚、反転ランナ73内で固化した樹脂を金型から取り出し可能とするために、型締め方向と直交する方向(図9の紙面と直交する方向)にスライド可能なスライド型74が設けられる。
ランナ70に反転ランナ73を設けることにより、上流側ランナ71と下流側ランナ72の側面の向きが反転している。すなわち、上流側ランナ71の上側(固定型10側)の側面71aは、反転ランナ73の外周側の側面73aを介して、下流側ランナ72の下側(可動型20側)の側面72bに連結される。一方、上流側ランナ71の下側の側面71bは、反転ランナ73の内周側の側面73bを介して、下流側ランナ72の上側の側面72aに連結される。
このランナ70に溶融樹脂を供給すると、図9に示すように、ランナ70を主に流れる後色樹脂Q(点線参照)に、微量の前色樹脂Pが混入している。上流側ランナ71では、前色樹脂Pが上面71aに沿って流れる。反転ランナ73では、前色樹脂Pが外周側の側面73aに沿って流れる。そして、下流側ランナ72では、前色樹脂Pが下側の側面72bに沿って流れる。こうして、上流側ランナ71と下流側ランナ72とで、前色樹脂Pが存在する側面の向きが替わる。
図1に示すように、射出成形金型1にはイジェクタピン24が設けられるため、キャビティ30で成形された製品にはイジェクタピン24の跡が形成される(図示省略)。このため、射出成形金型1は、イジェクタピン24の跡が形成される側(可動型20側)が製品の裏面となり、その反対側(固定型10側)が意匠面となるように設計される。一方、ホットランナ40と連通した上流側ランナ71では、固定型10側の側面に沿って前色樹脂Pが流れる(図9参照)。このため、上流側ランナ71をそのままキャビティに連通すると、製品の意匠面となる固定型10側の面に前色樹脂Pが配されることとなり、意匠面に前色樹脂Pが露出する恐れが高くなる。
そこで、図8及び図9に示すように、反転ランナ73を設け、上流側ランナ71と下流側ランナ72とで側面の向きを反転させることにより、下流側ランナ72では可動型20側の側面に前色樹脂Pが配される。この下流側ランナ72からキャビティ30へ溶融樹脂を射出すると、前色樹脂Pが製品の裏面側に配されるため、製品の意匠面に前色樹脂Pが露出する恐れを低減できる。
尚、ランナ70の形態は上記に限られない。例えば、図8では、反転ランナ73が略直角に屈曲しているが、例えば、反転ランナ73を滑らかに湾曲させてもよい(図示省略)。
次に、本発明の第4実施形態に係る射出成形金型を説明する。尚、この射出成形金型は、ランナの形状を除いて図1に示す射出成形金型1と同様であるため、重複説明を省略し、ランナの構成を中心に説明する。
図10に示すランナ80は、第1分岐ランナ81及び第2分岐ランナ82に分岐しており、各分岐ランナ81,82がそれぞれキャビティに連通している。本実施形態では、第1分岐ランナ81の経路長が、第2分岐ランナ82の経路長よりも短くなっている。第1分岐ランナ81は、図11(b)に示すように、ホットランナ40の出口41における樹脂の流動方向(図11(b)の左右方向)と同じ方向に延びる導入部81aを有し、屈曲しながらキャビティに連通している。第2分岐ランナ82は、第1分岐ランナ81の導入部81aと直交する方向に延び、図示例では反対向きに延びる2本の第2分岐ランナ82が設けられる。第1分岐ランナ81と第2分岐ランナ82との分岐部にはプレート状ランナ83が設けられる。プレート状ランナ83は、ホットランナ40の出口41における樹脂の流動方向と直交する全方向(図11(a)の紙面と平行な方向)に延びる。本実施形態では、プレート状ランナ83が楕円形状を成し、その中心から第1分岐ランナ81の導入部81aが延びると共に、長辺方向両端部からそれぞれ第2分岐ランナ82が延びている。
ホットランナ40から溶融樹脂が供給されると、ホットランナ40の出口41の側面(内壁面)全周に前色樹脂が存在し、出口41の中央部には後色樹脂のみが存在する。出口41の側面に沿って流動する前色樹脂はプレート状ランナ83に流入し、さらに第2分岐ランナ82に流入する。このとき、ホットランナ40の出口41の側面全周がプレート状ランナ83の側面と連続しているため、出口41の側面全周に存在する前色樹脂をプレート状ランナ83で確実に捕捉することができる。一方、ホットランナ40の出口41の中央部に存在する後色樹脂は、出口41における樹脂の流動方向延長上に延びた第1分岐ランナ81の導入部81aに流入する。こうして、ホットランナ40からランナ80に供給された溶融樹脂が、前色樹脂が混入した前色混入溶融樹脂P’と、後色樹脂のみからなる後色溶融樹脂Q’とに分離される。
そして、図12(a)に示すように、第1分岐ランナ81を通って後色溶融樹脂Q’がキャビティ30に到達する。本実施形態では、第1分岐ランナ81の経路長が第2分岐ランナ82の経路長よりも短いため、第1分岐ランナ81の後色溶融樹脂Q’が第2分岐ランナ82の前色混入溶融樹脂P’よりも先にキャビティに到達する。その後、図12(b)に示すように、第2分岐ランナ82を通って前色混入溶融樹脂P’がキャビティ30に到達する。このとき、第1分岐ランナ81及び第2分岐ランナ82のゲート位置や射出圧を調整して、後色溶融樹脂Q’で形成されたスキン層の内部に前色混入溶融樹脂P’を射出することにより、前色樹脂を後色樹脂で包むことができる。
このとき、もし、第1分岐ランナ81の射出圧が第2分岐ランナ82の射出圧よりも高いと、第1分岐ランナ81から射出されて先にキャビティ30に到達した後色溶融樹脂Q’が、第2分岐ランナ82のゲートから侵入し、第2分岐ランナ82内を後色溶融樹脂Q’が逆流する恐れがある。従って、第1分岐ランナ81の射出圧は第2分岐ランナ82の射出圧より低くすることが好ましい。この場合、第1分岐ランナ81の射出圧が不足し、後色溶融樹脂Q’がキャビティ30の端部まで充填されない恐れがある。そこで、上記のように前色混入溶融樹脂P’を後色溶融樹脂Q’で包み、射出圧の相対的に高い前色混入溶融樹脂P’で後色溶融樹脂Q’を押し出すことにより、キャビティ30の端部まで後色溶融樹脂Q’を充填することができる(図12(c)参照)。以上により、前色混入溶融樹脂P’は、ゲート付近を除く全ての表面が後色溶融樹脂Q’で覆われるため、前色樹脂が製品表面に露出する事態を防止することができる。
以上の実施形態では、製品がインストルメントルパネルである場合を示しているが、色替えが行われる樹脂成形品であれば本発明の射出成形金型を適用することができる。例えば、ドアのインナパネルやバンパー等を成形する射出成形金型に本発明を適用することもできる。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、第4実施形態に係る射出成形金型のランナ80(図10参照)の第1分岐ランナ81には、極微量の前色樹脂が含まれる場合があるが、第1分岐ランナ81に第3実施形態に係るランナ70(図8参照)の形状を適用し、第1分岐ランナ81を捩ることにより前色樹脂が製品の裏面に配されるようにすれば、前色樹脂が製品表面に露出する事態をより一層確実に防止できる。
1 射出成形金型
10 固定型
11 キャビティプレート
12 ホットランナブロック
13 ホットランナノズル
14 スプルーブッシュ
20 可動型
21 コアプレート
22 入れ子
24 イジェクタピン
30 キャビティ
40 ホットランナ
50 ランナ
51 第1分岐ランナ
52 第2分岐ランナ
53 上流側ランナ
54 下流側ランナ
60 ランナ
61 上流側ランナ
62 主ランナ
63 退避ランナ
70 ランナ
71 上流側ランナ
72 下流側ランナ
73 反転ランナ
80 ランナ
81 第1分岐ランナ
82 第2分岐ランナ
83 プレート状ランナ
L 型締め線
P 前色樹脂
Q 後色樹脂

Claims (4)

  1. キャビティと、溶融樹脂を加熱しながら流通させるホットランナと、キャビティとホットランナとを連通するランナとを備えた射出成形金型であって、
    ランナの側面に沿って流動する前色樹脂が製品の意匠面側に配されないように、
    ランナを、第1分岐ランナ及び第2分岐ランナに分岐させ、これらをキャビティの手前で再び合流させ、分岐前のランナのうち、当該側面に沿って前色樹脂が流動する側面を、第1分岐ランナと第2分岐ランナとの合流面とした射出成形金型。
  2. キャビティと、溶融樹脂を加熱しながら流通させるホットランナと、キャビティとホットランナとを連通するランナとを備えた射出成形金型であって、
    ランナの側面に沿って流動する前色樹脂が製品の意匠面側に配されないように、
    ランナを、キャビティに連通した主ランナと、キャビティに連通していない退避ランナとに分岐させ、分岐前のランナの側面に沿って流動する前色樹脂を退避ランナに流入させるようにした射出成形金型。
  3. キャビティと、溶融樹脂を加熱しながら流通させるホットランナと、キャビティとホットランナとを連通するランナとを備えた射出成形金型であって、
    ランナの側面に沿って流動する前色樹脂が製品の意匠面側に配されないように、
    ランナを捩って側面の向きを変えることにより、当該側面に沿って流動する前色樹脂が製品の裏面側に配されるようにした射出成形金型。
  4. キャビティと、溶融樹脂を加熱しながら流通させるホットランナと、キャビティとホットランナとを連通するランナとを備えた射出成形金型であって、
    ランナの側面に沿って流動する前色樹脂が製品の意匠面側に配されないように、
    ランナを、後色樹脂のみからなる後色溶融樹脂を流通させる第1分岐ランナと、前色樹脂が混入した前色混入溶融樹脂を流通させる第2分岐ランナとに分岐させ、第1分岐ランナから後色溶融樹脂をキャビティに射出した後に、第2分岐ランナから前色混入溶融樹脂をキャビティに射出して、前色樹脂を後色樹脂で包むようにした射出成形金型。
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