JP5585475B2 - 投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置等に好適な投影装置に関する。
投射型表示装置でカラー表示をするためには、R,G,Bそれぞれの原色光を発光する面状光源と、それぞれに対応した空間光変調器が必要となることから、部品点数が増加し、装置全体の小型、軽量化及び低価格化が図れない。そこで、光源に紫外光を発光する発光ダイオードを使用し、当該発光ダイオードからの紫外光が照射されるカラーホイールの光源側の表面に紫外光を透過して可視光を反射する特性を有する可視光反射膜を形成し、該カラーホイールの裏面側に紫外光照射によりR,G,Bに対応した可視光をそれぞれ発光する蛍光体層を形成するようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2004−341105号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された技術をそのまま採用した場合、現在知られている各種赤色蛍光体はいずれも、他の緑色蛍光体、青色蛍光体に比して発光効率が著しく低く、そのままでは赤色の輝度が不足する。
その結果、輝度を優先して明るい投影画像を得ようとすると、ホワイトバランスが崩れて色再現性が低下するという不具合がある。一方でホワイトバランスを重視して色再現性を重視すると、輝度の低い赤色画像に合わせて全体の全体の輝度が低下し、暗い画像となる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、単一の光源で得られる原色成分毎の輝度が不揃いである場合でもそれを補償し、色再現性と投影画像の明るさを両立することが可能な投影装置を提供することにある。
本発明は投影装置であって、第1の波長帯域で発光する第1の光源と、第2の波長帯域で発光する第2の光源と、前記第1の光源の発光を受けて励起され、前記第1の波長帯域の光及び前記第2の波長帯域と異なる波長帯域の光を発光する蛍光体を備える蛍光光発生手段と前記第1の光源と前記第2の光源とが同時に点灯される期間を有するように、前記第1及び第2の各光源の駆動タイミングを制御する光源制御手段と、を備え、前記第1の光源は、青色波長帯域のレーザ光を発光する光源であり、前記蛍光光発生手段は、前記レーザ光を受けて緑色波長帯域の光を発光する蛍光体を具備し、前記第2の光源は、赤色波長帯域の光を発光する光源であることを特徴とする。

本発明によれば、単一の光源で得られる原色成分毎の輝度が不揃いである場合でもそれを補償し、色再現性と投影画像の明るさを両立することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置全体の機能回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る主に光源系の具体的な光学構成を示す図。 同実施形態に係るカラーホイールの構成を示す平面図。 同実施形態に係る1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第1の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第2の変形例でのカラーホイールの構成を示す平面図。 同実施形態に係る第2の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第3の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第4の変形例でのカラーホイールの構成を示す平面図。 同実施形態に係る第4の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第5の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第6の変形例でのカラーホイールの構成を示す平面図。 同実施形態に係る第6の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第7の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係る第8の変形例でのカラーホイールの構成を示す平面図。 同実施形態に係る第8の変形例での1画像フレーム中の光学系の駆動処理内容を示すタイミングチャート。
以下本発明をDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10が備える電子回路の概略機能構成を示すブロック図である。
11は入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを含む。
入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介し、一般にスケーラとも称される画像変換部13に入力される。
画像変換部13は、入力された画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、適宜表示用のバッファメモリであるビデオRAM14に記憶した後に、投影画像処理部15へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じてビデオRAM14で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が投影画像処理部15へ送られる。
投影画像処理部15は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば120[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SLM)であるマイクロミラー素子16を表示駆動する。
このマイクロミラー素子16は、アレイ状に配列された複数、例えばXGA(横1024画素×縦768画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作することでその反射光により光像を形成する。
一方で、光源部17から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。この光源部17からの原色光が、ミラー18で反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
そして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズユニット19を介して、投影対象となる図示しないスクリーンに投影表示される。
光源部17は、具体的な光学構成については後述するが、2種類の光源、すなわち青色のレーザ光を発する半導体レーザ20と、赤色光を発するLED21とを有する。
半導体レーザ20の発する青色のレーザ光は、ミラー22で反射された後、ダイクロイックミラー23を透過して、カラーホイール24の周上の1点に照射される。このカラーホイール24は、モータ25により回転される。カラーホイール24のレーザ光が照射される周上には、緑色蛍光反射板と青色用透過拡散板とが合わせてリング状となるように形成されている。
本実施形態において、カラーホイール24は、第1の面と第2の面とを有し、前記第1の光源光を拡散して透過することで前記第1の面から透過光を出力する第1の領域と、前記第1の光源光が照射されることにより励起された反射光を反射して第2の面から前記反射光を出力する第2の領域とをさらに有する光源光変調器として機能している。
また、カラーホイール24は、前記第1の光源光を用いて、時間経過で変化する色を有する可変色光源光を生成する光源光生成手段としても機能している。
本実施形態において、カラーホイール24は、第1の面と第2の面とを有し、前記第1の光源光を拡散して透過することで前記第1の面から透過光を出力する第1の領域と、前記第1の光源光が照射されることにより励起された反射光を反射して第2の面から前記反射光を出力する第2の領域とをさらに有する光源光変調器として機能している。
また、カラーホイール24は、前記第1の光源光を用いて、時間経過で変化する色を有する可変色光源光を生成する光源光生成手段としても機能している。
カラーホイール24の緑色蛍光反射板がレーザ光の照射位置にある場合、レーザ光の照射により緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール24で反射された後、ダイクロイックミラー23でも反射される。その後、この緑色光は、さらにダイクロイックミラー28で反射され、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にミラー30で反射されて、上記ミラー18へ送られる。
また、カラーホイール24の青色用透過拡散板がレーザ光の照射位置にある場合、レーザ光は該透過拡散板で拡散されながらカラーホイール24を透過した後、ミラー26,27でそれぞれ反射される。その後、この青色光は、ダイクロイックミラー28を透過し、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にミラー30で反射されて、上記ミラー18へ送られる。
さらに、上記LED21の発した赤色光は、ダイクロイックミラー23を透過した後にダイクロイックミラー28で反射され、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にミラー30で反射されて、上記ミラー18へ送られる。
以上の如く、ダイクロイックミラー23は、青色光、及び赤色光を透過する一方で、緑色光を反射する分光特性を有する。
また、ダイクロイックミラー28は、青色光を透過する一方で、赤色光、及び緑色光を反射する分光特性を有する。
インテグレータ29は、光入射面に入射した光の輝度分布を均一化し、光入射面に対向する光出射面から、略均一な輝度分布を有する光束として出力する。
光源部17の半導体レーザ20とLED21の各発光タイミング、及びモータ25によるカラーホイール24の回転を投影光処理部31が統括して制御する。投影光処理部31は、投影画像処理部15から与えられる画像データのタイミングに応じて半導体レーザ20、LED21の各発光タイミングとカラーホイール24の回転を制御する。
上記各回路の動作すべてをCPU32が制御する。このCPU32は、DRAMで構成されたメインメモリ33、及び動作プログラムや各種定型データ等を記憶した電気的書換可能な不揮発性メモリで構成されたプログラムメモリ34を用いて、このデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU32は、操作部35からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
この操作部35は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラの間で赤外光を受光するレーザ受光部とを含み、ユーザが本体のキー操作部またはリモートコントローラで操作したキーに基づくキー操作信号をCPU32へ直接出力する。
操作部35は、上記キー操作部、及びリモートコントローラ共に、例えばフォーカス調整キー、ズーム調整キー、入力切換キー、メニューキー、カーソル(←,→,↑,↓)キー、セットキー、キャンセルキー等を備えるものとする。
上記CPU32はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部36とも接続される。音声処理部36は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部37を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
次に、図2により主として光源部17の具体的な光学系の構成例を示す。同図は、上記光源部17周辺の構成を平面的なレイアウトで表現したものである。
ここでは、同一の発光特性を有する複数、例えば3つの半導体レーザ20A〜20Cを設け、これら半導体レーザ20A〜20Cはいずれも青色、例えば波長450[nm]のレーザ光を発振する。
これら半導体レーザ20A〜20Cの発振した青色光は、レンズ41A〜41Cを介して略平行化されて、ミラー22A〜22Cで反射され、さらにレンズ42,43を介した後に上記ダイクロイックミラー23を透過し、レンズ群44を介してカラーホイール24に照射される。
本実施形態において、レンズ42、43、及びレンズ群44は、上記略平行化された青色光を、光軸上のカラーホイール24の位置に集光する集光光学系を形成している。
図3は、本実施形態におけるカラーホイール24の構成を示す。同図に示すようにカラーホイール24上では、例えば中心角290°の円弧状の緑色蛍光体反射板24Gと中心角70°の円弧状の青色用透過拡散板24Bとが合わせて1つのリングを形成する。
カラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約530[nm]を中心とした波長帯の緑色光がほぼ完全拡散光として励起され、励起された緑色光がカラーホイール24で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
ダイクロイックミラー23で反射した緑色光は、レンズ45を介してさらにダイクロイックミラー28で反射され、レンズ46を介してインテグレータ29に導かれる。本実施形態において、レンズ群44、レンズ45、及びレンズ46は、カラーホイール24で励起された緑色光のビームサイズをインテグレータ29の開口サイズに収まるようにしてインテグレータ29に導く導光光学系を形成するよう設計されている。この導光光学系の倍率は、上記カラーホイール24に照射される光の照射サイズに対する上記インテグレータ29の開口サイズの比率と一致するように設計される。
そして、緑色光は、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にレンズ47を介し、ミラー30で全反射されて、レンズ48を介して上記ミラー18へ送られる。
ミラー18で反射した緑色光は、レンズ49を介してマイクロミラー素子16に照射される。そして、その緑色光の反射光で緑色成分の光像が形成され、レンズ49、上記投影レンズユニット19を介して外部へ投射される。
また、カラーホイール24の青色用透過拡散板24Bが青色光の照射位置にある場合、青色光は該青色用透過拡散板24Bで、ほぼ完全拡散光で励起される緑色光よりも低い拡散特性で拡散されながらカラーホイール24の青色用透過拡散板24Bを透過する。さらに、青色光は、背面側にあるレンズ50によって集光された後にミラー26で反射される。
カラーホイール24を回転するモータ25は、カラーホイール24を透過した青色光を集光するレンズ50と同じ側に配置している。カラーホイール24を透過した青色光は、カラーホイール24で反射する緑色光と比較して低拡散性を有しているため、レンズ50は、カラーホイール24で反射した緑色光を集光するレンズ群44と比較して小型とすることができる。
さらに青色光は、レンズ51を介してミラー27で反射され、レンズ52を介した後に上記ダイクロイックミラー28を透過し、レンズ46を介してインテグレータ29に導かれる。本実施形態において、レンズ50、51、52、及びレンズ46は、カラーホイール24を透過した青色光のビームサイズをインテグレータ29の開口サイズに収まるようにしてインテグレータ29に導く導光光学系を形成するよう設計されている。この導光光学系の倍率は、上記カラーホイール24に照射される光の照射サイズに対する上記インテグレータ29の開口サイズ比率と一致するように設計される。
そして、青色光は、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にレンズ47を介し、ミラー30で反射されて、レンズ48を介して上記ミラー18へ送られる。
一方、上記LED21は、例えば波長620[nm]の赤色光を発生する。LED21の発した赤色光は、レンズ群53を介し、上記ダイクロイックミラー23を透過した後にレンズ45を介して上記ダイクロイックミラー28で反射され、さらにレンズ46を介してインテグレータ29に導かれる。本実施形態において、レンズ群53、レンズ45、及びレンズ46は、上記LED21の発光サイズで出射される赤色光のビームサイズを、インテグレータ29の開口サイズに収まるようにしてインテグレータ29に導く導光光学系を形成するよう設計されている。この導光光学系の倍率は、上記LED21の発光サイズに対する上記インテグレータ29の開口サイズ比率と一致するように設計される。
そして、赤色光は、インテグレータ29で輝度分布が略均一な光束とされた後にレンズ47を介し、ミラー30で反射されて、レンズ48を介して上記ミラー18へ送られる。
本実施形態において、レンズ46は、赤色光(第2の光源光)、青色光(透過光)、および緑色光(反射光)をインテグレータ29の光入射面に集光する集光レンズとして機能している。
また、上記LED21は、上記半導体レーザ20A〜20Cと近傍で、且つ半導体レーザ20A〜20Cと光軸が並行となる向きに配置している。このように配置することにより、上記LED21を冷却するためのヒートシンクと、上記半導体レーザ20A〜20Cを冷却するためのヒートシンクとを一体化・共通化することが容易となり、冷却システムをコンパクト化して装置全体のサイズを小さくするとともに、冷却システムに要する部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,G,Bの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)の時間比を14:15:7とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Gフィールド、及びBフィールドの時間比r:g:bは、カラーホイール24の中心角度に置換すると140°:150°:70°となる。
図4(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Gフィールド、Bフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図4(B)はLED21の点灯タイミング、図4(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)24を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図3で示した如くカラーホイール24は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール24では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール24の中心角度で140°分に相当するRフィールドの期間には、図4(B)に示す如くLED21の点灯により赤色光を発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21の消灯と同期して半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール24の中心角度で150°分に相当するGフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像が表示されることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
さらに、カラーホイール24が回転して半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが位置すると、以後カラーホイール24の中心角度で70°分に相当するBフィールドの期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールド及び1フレーム期間が終了し、青色用透過拡散板24Bに代えて再び緑色蛍光体反射板24Gが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置すると同時に、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止され、LED21が再度点灯して次のフレームのRフィールド期間となる。
このように、緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール24の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振による緑色光及び青色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
以上詳記した如く本実施形態によれば、レーザ光の励起で発光する赤色蛍光体の発光輝度が他の色に比して低いことに鑑み、単一の光源として青色光を発振する半導体レーザ20A〜20Cで得られる原色成分毎の輝度が不揃いである場合に、他の光源として赤色光を発生するLED21を用いてそれを補償することで原色毎のバランスを取り、色再現性と投影画像の明るさを両立することが可能となる。
(第1の変形例)
次に、本実施形態に係る第1の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,Y(イエロー),G,Bの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)の時間比を10.5:10.5:8:7とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、及びBフィールドの時間比r:y:g:bは、カラーホイール24の中心角度に置換すると105°:105°:80°:70°となる。
図5(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Bフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図5(B)はLED21の点灯タイミング、図5(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)24を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図3で示した如くカラーホイール24は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール24では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール24の中心角度で105°分に相当するRフィールドの期間には、図5(B)に示す如くLED21の点灯による赤色光のみを発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21の点灯が継続されたまま、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール24の中心角度で105°分に相当するYフィールドの期間となる。
このとき、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、黄色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で黄色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
続くGフィールドの期間となると、LED21を消灯させるとともに半導体レーザ20A〜20Cでの発振は継続し、以後カラーホイール24の中心角度で80°分に相当するGフィールドの期間となる。
このとき、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがってマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、カラーホイール24が回転して半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが位置すると、カラーホイール24の中心角度で70°分に相当するBフィールドの期間となり、このBフィールド期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールド及び1フレーム期間が終了し、青色用透過拡散板24Bに代えて再び緑色蛍光体反射板24Gが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置すると同時に、半導体レーザ20A〜20Cの発振を一時的に停止させるとともに、LED21を再度点灯して次のフレームのRフィールド期間となる。
このように、緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール24の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21単独での点灯による赤色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振による緑色光との混色による黄色光、半導体レーザ20A〜20C単独での発振による緑色光、及び同青色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
特に、LED21と半導体レーザ20A〜20Cの双方を用いた混色(補色)による黄色光を得るべく、上記図4に示した場合に比して図5中に矢印Va,Vbで示す如くLED21の点灯期間と半導体レーザ20A〜20Cの発振期間を延長するものとして設定した。これにより、投影画像全体をより明るくすることができる。
(第2の変形例)
次に、本実施形態に係る第2の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,W(ホワイト)、Y(イエロー),G,Bの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Wフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)の時間比を10.5:5.5:5:8:7とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Wフィールド、Yフィールド、Gフィールド、及びBフィールドの時間比r:w:y:g:bは、カラーホイール24の中心角度に置換すると105°:55°:50°:80°:70°となる。
図6は、上記カラーホイール24に代わって使用されるカラーホイール241の構成を示す。同図に示すようにカラーホイール241上では、例えば中心角160°の円弧状のシアン色蛍光体反射板24C、中心角50°の円弧状の緑色蛍光体反射板24G1、中心角80°の円弧状の緑色蛍光体反射板24G2、及び中心角70°の円弧状の青色用透過拡散板24Bが合わせて1つのリングを形成する。
カラーホイール241のシアン色蛍光体反射板24Cが半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約480[nm]を中心とした波長帯のシアン(藍)光が励起され、励起されたシアン色光がカラーホイール241で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
また、カラーホイール241の緑色蛍光体反射板24G1が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約560[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール241で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
さらに、カラーホイール241の緑色蛍光体反射板24G2が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約530[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール241で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
図7(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Wフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Bフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図7(B)はLED21の点灯タイミング、図7(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)241を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図6で示した如くカラーホイール241はシアン色蛍光体反射板24C、緑色蛍光体反射板24G1,24G2と青色用透過拡散板24Bとで円周を4分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール241では青色用透過拡散板24Bからシアン色蛍光体反射板24Cへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール241の中心角度で105°分に相当するRフィールドの期間には、図7(B)に示す如くLED21の点灯による赤色光のみを発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール241のシアン色蛍光体反射板24Cが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としてのシアン色光は発生されない。
その後、LED21の点灯が継続されたまま、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール241の中心角度で55°分に相当するWフィールドの期間となる。
このとき、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール241のシアン色蛍光体反射板24Cで励起されたシアン色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、白色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で白色に対応した輝度画像を表示させることで、その反射光によりモノクロの輝度画像による光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
続くYフィールドでは、LED21の点灯と半導体レーザ20A〜20Cでの発振が継続され、カラーホイール241の緑色蛍光体反射板24G1が半導体レーザ20A〜20Cからの背色光の光軸上に位置する。
これにより、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール241の緑色蛍光体反射板24G1で励起された緑色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、黄色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で黄色に対応した画像を表示させることで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
次のGフィールドの期間となると、LED21を消灯させるとともに半導体レーザ20A〜20Cでの発振は継続し、以後カラーホイール241の中心角度で80°分に相当するGフィールドの期間となる。
このとき、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール241の緑色蛍光体反射板24G2で励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがってマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、カラーホイール241がさらに回転して半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24G2に代わって青色用透過拡散板24Bが位置すると、カラーホイール241の中心角度で70°分に相当するBフィールドの期間となり、このBフィールド期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像を表示させることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールド及び1フレーム期間が終了し、青色用透過拡散板24Bに代えて再びシアン色蛍光体反射板24Cが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置すると同時に、半導体レーザ20A〜20Cの発振を一時的に停止させるとともに、LED21を再度点灯して次のフレームのRフィールド期間となる。
このように、シアン色蛍光体反射板24C、緑色蛍光体反射板24G1,24G2と青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール241の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21単独での点灯による赤色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振によるシアン光との混色による白色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振による緑色光との混色による黄色光、半導体レーザ20A〜20C単独での発振による緑色光、及び同青色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
特に、LED21と半導体レーザ20A〜20Cの双方を用いた混色(補色)による白色光と黄色光とを得るべく、カラーホイール241に形成する蛍光体の種類を変化させるものとした。これにより、光源側の出力を変えることなく多様な色の光源光を得ることができ、投影画像全体をより明るく、演色性に優れたものにできる。
(第3の変形例)
次に、本実施形態に係る第3の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,G,Bの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)に対して、各境界期間(以下「スポーク期間」と称する)を設けて1フレームをR,Y(イエロー),G,Y(イエロー),B,M(マゼンタ)の計6フィールドとし、これらR,Y,G,Y,B,Mの各フィールド部分の時間比を13:1:14:1:6:1とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの時間比r:y:g:y:b:mは、カラーホイール24の中心角度に置換すると130°:10°:140°:10°:60°:10°となる。
図8(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの各光像を順次形成するように制御される。
図8(B)はLED21の点灯タイミング、図8(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)24を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図3で示した如くカラーホイール24は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール24では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール24の中心角度で130°分に相当するRフィールドの期間には、図8(B)に示す如くその直前のフレームから引き続き点灯しているLED21により赤色光を発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21が点灯した状態を維持する一方で、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール24の中心角度で10°分に相当するYフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光も光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときダイクロイックミラー23以降では、LED21の点灯による赤色光と緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色光とが混色され、補色により黄色光がマイクロミラー素子16に照射されることとなる。マイクロミラー素子16では、黄色に対応した画像を表示することで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この短いYフィールドの後、赤色光を発生するLED21が消灯される一方で、半導体レーザ20A〜20Cによる緑色光の発生は維持される。以後カラーホイール24の中心角度で140°分に相当するGフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、緑色に対応した画像を表示することで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
そして、Gフィールド終了後、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール24とによる緑色光の発生が維持された状態で、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
この1フレーム中で2回目のYフィールドにあっては、Gフィールド直前のYフィールドと同様に、カラーホイール24の中心角度で10°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が、上記緑色光と混色され、補色による黄色光がマイクロミラー素子16に照射される。マイクロミラー素子16では、黄色に対応した画像を表示することで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。この2回目のYフィールドの終了と共にLED21が消灯される。
続くBフィールドでは、カラーホイール24の回転により半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが位置するもので、以後カラーホイール24の中心角度で60°分に相当するBフィールドの期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールドが終了し、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール24とによる青色光の発生が維持された状態で、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
このMフィールドにあっては、カラーホイール24の中心角度で10°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が、上記青色光と混色され、補色によるマゼンタ(赤紫)色光がマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、マゼンタ色に対応した画像を表示することで、その反射光によりマゼンタ色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このMフィールドの終了以後も、次のフレームに対応してLED21の点灯が維持される。
このように、本来はR,G,Bの原色画像を投影する期間に対し、その境界期間であるスポーク期間にLED21を同時点灯させて混色による補色の画像を投影する期間を設けるものとしたため、画像全体をより明るくすることができる。
なお、上記スポーク期間の1フレームあたり2回のYフィールド及びMフィールドでは、それぞれ黄色の画像、及びマゼンタ色の画像を投影するものとして説明したが、他のフィールドとの間でのカラーバランスを調整した上で、あえて上記スポーク期間では光像を形成せず、マイクロミラー素子16の全画素が当該フィールド期間中ずっとオンとなる全面フル階調とすることにより、1フレームあたりの画像の明るさをより増すものとしてもよい。
また、同じくスポーク期間の1フレームあたり2回のYフィールド及びMフィールドでは、その光源色に対応したより広い色範囲での光像、例えばYフィールドではオレンジ色〜黄色〜黄緑の色範囲に応じた光像を、Mフィールドでは青〜青紫〜紫の色範囲に応じた光像を形成して投影することで、明るいだけではなく、色再現性を増すものとしてもよい。
さらに、同じく上記スポーク期間では詳細な階調表現を行なわず、2値画像による光像を形成して投影することにより、1フレームあたりの画像の明るさとコントラストをより増すこともできる。
(第4の変形例)
次に、本実施形態に係る第4の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,G,Bの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)に対して、各境界期間(以下「スポーク期間」と称する)を設けて1フレームをR,Y(イエロー),G,W(ホワイト),B,M(マゼンタ)の計6フィールドとし、これらR,Y,G,W,B,Mの各フィールド部分の時間比を13:1:14:1:6:1とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール242の1回転360°に対して、Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Wフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの時間比r:y:g:w:b:mは、カラーホイール24の中心角度に置換すると130°:10°:140°:10°:70°:10°となる。
図9は、上記カラーホイール24に代わって使用されるカラーホイール242の構成を示す。同図に示すようにカラーホイール242上では、例えば中心角130°の円弧状の緑色蛍光体反射板24G1、中心角10°の緑色蛍光体反射板24G2、中心角140°の円弧状の緑色蛍光体反射板24G1、中心角10°のシアン色蛍光体反射板24C、中心角60°の青色用透過拡散板24B1、及び中心角10°の青色用蛍光体反射板24B2が合わせて1つのリングを形成する。
カラーホイール242の緑色蛍光体反射板24G1が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約530[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール242で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
また、カラーホイール242のスポーク期間に相当する緑色蛍光体反射板24G2が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約560[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール242で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
さらにカラーホイール242の同じくスポーク期間に相当するシアン色蛍光体反射板24Cが半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約480[nm]を中心とした波長帯のシアン(藍)光が励起され、励起されたシアン色光がカラーホイール242で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
また、カラーホイール242の青色用透過拡散板24B1が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により半導体レーザ20A〜20Cの発振する波長約450[nm]の青色光が拡散しながら透過し、透過した青色光がミラー26,27を介してダイクロイックミラー28でも透過される。
さらに、カラーホイール242のスポーク期間に相当する青色蛍光体反射板24B2が半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約490[nm]を中心とした波長帯の青色光が励起され、励起された青色光がカラーホイール242で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
図10(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Wフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの各光像を順次形成するように制御される。
図10(B)はLED21の点灯タイミング、図10(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)242を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図9で示した如くカラーホイール242は緑色蛍光体反射板24G1、緑色蛍光体反射板24G2、緑色蛍光体反射板24G1、シアン色蛍光体反射板24C、青色用透過拡散板24B1及び青色用蛍光体反射板24B2で円周を6分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール242では青色用蛍光体反射板24B2から緑色蛍光体反射板24G1へと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール242の中心角度で130°分に相当するRフィールドの期間には、図10(B)に示す如くその直前のフレームから引き続き点灯しているLED21により赤色光を発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール242の緑色蛍光体反射板24G1が存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21が点灯した状態を維持する一方で、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール242の中心角度で10°分に相当するYフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24G2で励起された緑色の反射光も光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときダイクロイックミラー23以降では、LED21の点灯による赤色光と緑色蛍光体反射板24G2で励起された緑色光とが混色され、補色により黄色光がマイクロミラー素子16に照射されることとなる。マイクロミラー素子16では、黄色に対応した画像を表示することで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この短いYフィールドの後、赤色光を発生するLED21が消灯される一方で、カラーホイール242では光軸上に代わって緑色蛍光体反射板24G1が位置し、あらたに緑色光が発生される。以後カラーホイール242の中心角度で140°分に相当するGフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24G1で励起された緑色の反射光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、緑色に対応した画像を表示することで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
そして、Gフィールド終了後、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール242とにより今度はシアン色蛍光体反射板24Cによるシアン光が発生されるとともに、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
このWフィールドにあっては、カラーホイール242の中心角度で10°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が上記シアン色光と混色され、補色による白色光がマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、白色に対応した輝度画像を表示することで、その反射光により白色の輝度のみによる光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このWフィールドの終了と共にLED21が消灯される。
続くBフィールドでは、カラーホイール242の回転により半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、シアン色蛍光体反射板24Cに代わって青色用透過拡散板24B1が位置するもので、以後カラーホイール242の中心角度で60°分に相当するBフィールドの期間中は、青色用透過拡散板24B1で拡散した青色の透過光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールドが終了し、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール242のスポーク期間の青色用蛍光体反射板24B2とにより青色光が発生された状態で、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
このMフィールドにあっては、カラーホイール242の中心角度で10°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が、青色用蛍光体反射板24B2での上記青色光と混色され、補色によるマゼンタ(赤紫)色光がマイクロミラー素子16に照射される。マイクロミラー素子16では、マゼンタ色に対応した画像を表示することで、その反射光によりマゼンタ色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このMフィールドの終了以後も、次のフレームに対応してLED21の点灯が維持される。
このように、本来はR,G,Bの原色画像を投影する期間に対し、その境界期間であるスポーク期間にLED21を同時点灯させて混色による補色の画像を投影する期間を設けるものとしたため、画像全体をより明るくすることができる。
加えて、上記カラーホイール242のスポーク期間に使用する蛍光体はいずれも隣接する同色系統の蛍光体等とあえて異なる周波数帯の色を励起するものとした。これにより、光源側の出力を変えることなく多様な色の光源光を得ることができ、投影画像全体をより明るく、演色性に優れたものにできる。
(第5の変形例)
次に、本実施形態に係る第5の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,Y(イエロー),G,Y,M(マゼンタ),B,Mの各原色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Mフィールド、Bフィールド、Mフィールド」と称する)の時間比を8.5:12.5:6:1:1:5:2とする。
すなわち、定速回転するカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Mフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの時間比r:y:g:y:m:b:mは、カラーホイール24の中心角度に置換すると85°:125°:60°:10°:10°:50°:20°となる。
図11(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Mフィールド、Bフィールド、及びMフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図11(B)はLED21の点灯タイミング、図11(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)24を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図3で示した如くカラーホイール24は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール24では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール24の中心角度で85°分に相当するRフィールドの期間には、図11(B)に示す如くその直前のフレームから引き続き点灯しているLED21により赤色光を発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21の点灯が継続されたまま、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール24の中心角度で125°分に相当するYフィールドの期間となる。
したがって、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、黄色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で黄色に対応した画像を表示させることで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
続くGフィールドの期間となると、LED21を消灯させるとともに半導体レーザ20A〜20Cでの発振は継続し、以後カラーホイール24の中心角度で60°分に相当するGフィールドの期間となる。
このとき、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがってマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、緑色蛍光体反射板24Gの最後の部分が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置する、カラーホイール24の中心角で10°分に相当するYフィールドの期間で、LED21を点灯させ、赤色光を合わせてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがって、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、黄色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で黄色に対応した画像を表示させることで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
さらにカラーホイール24が回転して半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが位置すると、カラーホイール24の中心角度で10°分に相当するMフィールドの期間となり、このMフィールド期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光とLED21より発生される赤色光とが混色され、その補色であるマゼンタ色の光源光がマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16でマゼンタ色に対応した画像が表示されることで、その反射光によりマゼンタ色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このMフィールドの終了と共にLED21が消灯される。
続くBフィールドでは、カラーホイール24の中心角度で50°分に相当する期間中、青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールドが終了し、Mフィールドとなって再度LED21による赤色光の点灯が開始される。このMフィールドにあっては、カラーホイール24の中心角度で20°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が、青色用透過拡散板24Bを透過した青色光と混色され、補色によるマゼンタ色光がマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、マゼンタ色に対応した画像を表示することで、その反射光によりマゼンタ色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このMフィールドの終了以後も、次のフレームに対応してLED21の点灯が維持される。
このように、緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール24の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21単独での点灯による赤色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振による緑色光との混色による黄色光、半導体レーザ20A〜20C単独での発振による緑色光、同黄色光、マゼンタ色光、同青色光、及びマゼンタ色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
特に、LED21と半導体レーザ20A〜20Cの双方を用いた混色(補色)による黄色光を得るべく、上記図4に示した場合に比して図11中に矢印XIa,XIbで示す如くLED21の点灯期間と半導体レーザ20A〜20Cの発振期間を延長するものとして設定した。加えて、R,Y,G,Bに対する各切替期間となるスポーク期間においてもLED21と半導体レーザ20A〜20Cの双方を用いた。これにより、投影画像全体をより明るくすることができる。
(第6の変形例)
次に、本実施形態に係る第6の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,Y(イエロー),G,Bの各色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Yフィールド、Gフィールド、Bフィールド」と称する)に対して、各境界期間(以下「スポーク期間」と称する)を設けて1フレームをR,W(ホワイト)1,Y,W2,G,W3,B,W4の計8フィールドとし、これらR,W1,Y,W2,G,W3,B,W4の各フィールド部分の時間比を8.5:2:8.5:2:6:2:5:2とする。
すなわち、後述する、定速回転するカラーホイール243の1回転360°に対して、Rフィールド、W1フィールド、Yフィールド、W2フィールド、Gフィールド、W3フィールド、Bフィールド、及びW4フィールドの時間比r:w1:y:w2:g:w3:b:w4は、カラーホイール243の中心角度に置換すると85°:20°:85°:20°:60°:20°:50°:20°となる。
図12は、上記カラーホイール24に代わって使用されるカラーホイール243の構成を示す。同図に示すようにカラーホイール243上では、例えば中心角85°の円弧状の緑色蛍光体反射板24G1、中心角20°のシアン色蛍光体反射板24C1、中心角85°の緑色蛍光体反射板24G2、中心角20°のシアン色蛍光体反射板24C2、中心角60°の緑色蛍光体反射板24G3、中心角20°のシアン色蛍光体反射板24C3、中心角50°の青色用透過拡散板24B、及び中心角20°のシアン色蛍光体反射板24C4が合わせて1つのリングを形成する。
緑色蛍光体反射板24G1及び緑色蛍光体反射板24G3は同様の光学的特性を有するものであり、半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約530[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール243で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
また、緑色蛍光体反射板24G2は、半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約560[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール243で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
青色用透過拡散板24Bは、半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、半導体レーザ20A〜20Cの発振する例えば波長約450[nm]の青色光を拡散しながら透過させる。透過した青色光はミラー26,27を介してダイクロイックミラー28でも透過される。
上記シアン色蛍光体反射板24C1〜24C4は、上記緑色蛍光体反射板24G1〜24G3及び青色用透過拡散板24Bに対して介在され、それらの各境界期間(以下「スポーク期間」と称する)の短い時間で主として投影画像の明るさを向上するべく配置される。
しかして、これらシアン色蛍光体反射板24C1〜24C4は半導体レーザ20A〜20Cからの青色光が照射された場合に励起して出射するシアン色光の波長帯域特性が互いに異なるように予め蛍光体材料が選定されている。
図13(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、W1フィールド、Yフィールド、W2フィールド、Gフィールド、W3フィールド、Bフィールド、及びW4フィールドの各光像を順次形成するように制御される。
図13(B)はLED21の点灯タイミング、図13(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)243を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図12で示した如くカラーホイール243は緑色蛍光体反射板24G1、シアン色蛍光体反射板24C1、緑色蛍光体反射板24G2、シアン色蛍光体反射板24C2、緑色蛍光体反射板24G3、シアン色蛍光体反射板24C3、青色用透過拡散板24B及びシアン色蛍光体反射板24C4で円周を8分するように構成されている。
1フレーム期間の開始時、カラーホイール243ではシアン色蛍光体反射板24C4から緑色蛍光体反射板24G1へと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール243の中心角度で85°分に相当するRフィールドの期間には、図13(B)に示す如くその直前のフレームから引き続き点灯しているLED21により赤色光を発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール243の緑色蛍光体反射板24G1が存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、LED21が点灯した状態を維持する一方で、半導体レーザ20A〜20Cでの発振が開始され、以後カラーホイール243の中心角度で20°分に相当するW1フィールドの期間に、シアン色蛍光体反射板24C1で励起されたシアン色の反射光も光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときダイクロイックミラー23以降では、LED21の点灯による赤色光とシアン色蛍光体反射板24C1で励起されたシアン色光とが混色され、補色により白色光がマイクロミラー素子16に照射されることとなる。
マイクロミラー素子16では、白色に対応した輝度画像を表示することで、その反射光により白色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この短いW1フィールドの後、さらにLED21の点灯による赤色光の発生が維持される一方で、カラーホイール242では光軸上に代わって緑色蛍光体反射板24G2が位置し、あらたに緑色光が発生される。以後カラーホイール243の中心角度で85°分に相当するYフィールドの期間に、LED21からの赤色光と緑色蛍光体反射板24G2で励起された緑色の反射光とが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときダイクロイックミラー23以降では、LED21の点灯による赤色光と緑色蛍光体反射板24G2で励起された緑色光とが混色され、補色により黄色光がマイクロミラー素子16に照射されることとなる。マイクロミラー素子16では、黄色に対応した画像を表示することで、その反射光により黄色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、LED21が依然として点灯した状態を維持する一方で、半導体レーザ20A〜20Cでの発振も維持されて、以後カラーホイール243の中心角度で20°分に相当するW2フィールドの期間に、シアン色蛍光体反射板24C2で励起されたシアン色の反射光も光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときダイクロイックミラー23以降では、LED21の点灯による赤色光とシアン色蛍光体反射板24C2で励起されたシアン色光とが混色され、補色により白色光がマイクロミラー素子16に照射されることとなる。マイクロミラー素子16では、白色に対応した輝度画像を表示することで、その反射光により白色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この短いW2フィールドを終えると、赤色光を発生するLED21が消灯される一方で、カラーホイール243では光軸上に代わって緑色蛍光体反射板24G3が位置し、あらたに緑色光が発生される。
以後カラーホイール243の中心角度で60°分に相当するGフィールドの期間に緑色蛍光体反射板24G3で励起された緑色の反射光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、緑色に対応した画像を表示することで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
そして、Gフィールド終了後、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール243とにより今度はシアン色蛍光体反射板24C3によるシアン光が発生されるとともに、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
このW3フィールドにあっては、カラーホイール243の中心角度で20°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が上記シアン色光と混色され、補色による白色光がマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、白色に対応した輝度画像を表示することで、その反射光により白色の輝度のみによる光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このW3フィールドの終了と共にLED21が消灯される。
続くBフィールドでは、カラーホイール243の回転により半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、シアン色蛍光体反射板24C3に代わって青色用透過拡散板24Bが位置するもので、以後カラーホイール243の中心角度で50°分に相当するBフィールドの期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールドが終了し、半導体レーザ20A〜20Cとカラーホイール243のスポーク期間のシアン色蛍光体反射板24C4とによりシアン色光が発生された状態で、再度LED21による赤色光の点灯が開始される。
このW4フィールドにあっては、カラーホイール24の中心角度で20°分に相当する期間にLED21での点灯による赤色光が、シアン色蛍光体反射板24C4での上記シアン色光と混色され、補色による白色光がマイクロミラー素子16に照射される。
マイクロミラー素子16では、白色光に対応した輝度画像を表示することで、その反射光により白色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。このW4フィールドの終了以後も、次のフレームに対応してLED21の点灯が維持される。
このように、R,Y,G,Bの各色画像を投影する期間に対し、その境界期間であるスポーク期間にLED21を同時点灯させて混色による補色の画像を投影する期間を設けるものとしたため、画像全体をより明るくすることができる。
加えて、上記カラーホイール243のスポーク期間に使用するシアン色蛍光体反射板24C1〜24C4は、シアン色という点では一致するものの、正確には互いに異なる周波数帯の色を励起するものとした。これにより、光源側の出力を変えることなく多様な色の光源光を得ることができ、投影画像全体をより明るく、演色性に優れたものにできる。
(第7の変形例)
次に、本実施形態に係る第7の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,G,Y(イエロー),Bの各色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Bフィールド」と称する)の計4フィールドとし、これらR,G,Y,Bの各フィールド部分の時間比を10.5:10.5:8:7とする。
すなわち、定速回転する、上記図3に示したカラーホイール24の1回転360°に対して、Rフィールド、Gフィールド、Yフィールド、及びBフィールドの時間比r:g:y:bは、カラーホイール24の中心角度に置換すると105°:105°:80°:70°となる。
図14(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Gフィールド、Yフィールド、Bフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図14(B)はLED21の点灯タイミング、図14(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)24を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図3で示した如くカラーホイール24は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール24では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール24の中心角度で105°分に相当するRフィールドの期間には、図14(B)に示す如くLED21の点灯による赤色光のみを発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、Gフィールドの期間となると、LED21を消灯させるとともに半導体レーザ20A〜20Cでの発振を開始し、以後カラーホイール24の中心角度で105°分に相当するGフィールドの期間となる。
このとき、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがってマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
続いて、半導体レーザ20A〜20Cでの発振を維持したまま、再度LED21の点灯が開始され、以後カラーホイール24の中心角度で80°分に相当するYフィールドの期間となる。
このとき、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール24の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光とがダイクロイックミラー23以降で混色され、黄色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で黄色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、LED21が消灯されて赤色光の発生が再度停止されると共に、カラーホイール24が回転して半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に、緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが位置すると、カラーホイール24の中心角度で70°分に相当するBフィールドの期間となり、このBフィールド期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールド及び1フレーム期間が終了し、青色用透過拡散板24Bに代えて再び緑色蛍光体反射板24Gが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置すると同時に、半導体レーザ20A〜20Cの発振を一時的に停止させるとともに、LED21を再度点灯して次のフレームのRフィールド期間となる。
このように、緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール24の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21単独での点灯による赤色光、半導体レーザ20A〜20C単独での発振による緑色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振による緑色光との混色による黄色光、及び同青色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
特に、LED21と半導体レーザ20A〜20Cの双方を用いた混色(補色)による黄色光を得るべく、上記図4に示した場合に比して図5中に矢印Va,Vbで示す如くLED21の点灯期間と半導体レーザ20A〜20Cの発振期間を延長するものとして設定した。これにより、投影画像全体をより明るくすることができる。
加えて、図14(B)で示したLED21の点灯周期に着目すると、1フレーム中でLED21での点灯が必要とされる、RフィールドとYフィールドの計2フィールドに対してLED21の点灯と消灯を2回のサイクルで実施している。
このように、意図してLED21の駆動周波数を上げ、連続点灯する時間を短縮化することで、連続駆動による熱抵抗で発光輝度が低下するLED21の特性を考慮し、安定した高い輝度での発光駆動を維持できる。
(第8の変形例)
次に、本実施形態に係る第8の変形例について説明する。
なお、本変形例においては、基本的なデータプロジェクタ装置10の構成及び特に光源部17の構成に関して上記図1及び図2に示した内容と同様であるものとし、その説明は省略する。
ここでは、投影するカラー画像1フレームを構成するR,G,M(マゼンタ),Bの各色画像を投影する期間(以下「Rフィールド、Gフィールド、Mフィールド、Bフィールド」と称する)の計4フィールドとし、これらR,G,M,Bの各フィールド部分の時間比を10.5:10.5:8:7とする。
すなわち、後述する、定速回転するカラーホイール244の1回転360°に対して、Rフィールド、Gフィールド、Mフィールド、及びBフィールドの時間比r:g:m:bは、カラーホイール244の中心角度に置換すると105°:105°:80°:70°となる。
図15は、上記カラーホイール24に代わって使用されるカラーホイール244の構成を示す。同図に示すようにカラーホイール244上では、例えば中心角210°の円弧状の緑色蛍光体反射板24Gと、中心角150°の青色用透過拡散板24Bが合わせて1つのリングを形成する。
緑色蛍光体反射板24Gは、半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、その照射により例えば波長約530[nm]を中心とした波長帯の緑色光が励起され、励起された緑色光がカラーホイール244で反射された後、レンズ群44を介してダイクロイックミラー23でも反射される。
青色用透過拡散板24Bは、半導体レーザ20A〜20Cからの青色光の照射位置にある場合、半導体レーザ20A〜20Cの発振する例えば波長約450[nm]の青色光を拡散しながら透過させる。透過した青色光はミラー26,27を介してダイクロイックミラー28でも透過される。
図16(A)は、マイクロミラー素子16に対して照射される光源光の色を示す。このように、1フレームに相当する期間でRフィールド、Gフィールド、Mフィールド、Bフィールドの各光像を1回ずつ形成するように制御される。
図16(B)はLED21の点灯タイミング、図16(C)は半導体レーザ(B−LD)20A〜20Cの発振によりカラーホイール(CW)244を介して発生される光源光の出力タイミングを示している。
上記図15で示した如くカラーホイール244は緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bとで円周を二分するように構成されている。1フレーム期間の開始時、カラーホイール244では青色用透過拡散板24Bから緑色蛍光体反射板24Gへと切り替わる位置が半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置するように投影光処理部31によってモータ25の回転が制御される。
1フレームの当初、カラーホイール244の中心角度で105°分に相当するRフィールドの期間には、図16(B)に示す如くLED21の点灯による赤色光のみを発生し、マイクロミラー素子16に照射させる。
このときマイクロミラー素子16で赤色に対応した画像が表示されることで、その反射光により赤色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
この間、半導体レーザ20A〜20Cの発振は一時的に停止される。そのため、半導体レーザ20A〜20Cが発振していればその光軸上の位置にカラーホイール244の緑色蛍光体反射板24Gが存在するものの、半導体レーザ20A〜20Cの発振が一時的に停止されているので光源光としての緑色光は発生されない。
その後、Gフィールドの期間となると、LED21を消灯させるとともに半導体レーザ20A〜20Cでの発振を開始し、以後カラーホイール24の中心角度で105°分に相当するGフィールドの期間となる。
このとき、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール244の緑色蛍光体反射板24Gで励起された緑色の反射光が光源光としてマイクロミラー素子16に照射させる。
したがってマイクロミラー素子16で緑色に対応した画像を表示させることで、その反射光により緑色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
続いて、半導体レーザ20A〜20Cでの発振を維持したまま、再度LED21の点灯が開始される。カラーホイール244では緑色蛍光体反射板24Gに代わって青色用透過拡散板24Bが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置し、以後カラーホイール244の中心角度で80°分に相当するMフィールドの期間となる。
このとき、LED21の点灯による赤色光と、半導体レーザ20A〜20Cの発振によりカラーホイール244の青色用透過拡散板24Bを透過した青色光とがダイクロイックミラー28以降で混色され、マゼンタ色の光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16でマゼンタ色に対応した画像を表示させることで、その反射光によりマゼンタ色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、LED21が消灯されて赤色光の発生が再度停止され、以後カラーホイール244の中心角度で70°分に相当するBフィールドの期間となり、このBフィールド期間中は青色用透過拡散板24Bで拡散した青色の透過光のみが光源光としてマイクロミラー素子16に照射される。
このときマイクロミラー素子16で青色に対応した画像が表示されることで、その反射光により青色の光像が形成され、投影レンズユニット19を介して外部の投影対象に向けて投射される。
その後、Bフィールド及び1フレーム期間が終了し、青色用透過拡散板24Bに代えて再び緑色蛍光体反射板24Gが半導体レーザ20A〜20Cからの光軸上に位置すると同時に、半導体レーザ20A〜20Cの発振を一時的に停止させるとともに、LED21を再度点灯して次のフレームのRフィールド期間となる。
このように、緑色蛍光体反射板24Gと青色用透過拡散板24Bが形成されたカラーホイール244の回転に同期してLED21と半導体レーザ20A〜20Cの点灯、発振タイミングを制御することで、LED21単独での点灯による赤色光、半導体レーザ20A〜20C単独での発振による緑色光、LED21の点灯による赤色光と半導体レーザ20A〜20Cの発振による青色光との混色によるマゼンタ色光、及び同青色光が時分割で循環的に発生し、マイクロミラー素子16に照射されることとなる。
特に、図16(B)で示したLED21の点灯周期に着目すると、1フレーム中でLED21での点灯が必要とされる、RフィールドとMフィールドの計2フィールドに対してLED21の点灯と消灯を2回のサイクルで実施している。
このように、意図してLED21の駆動周波数を上げ、連続点灯する時間を短縮化することで、連続駆動による熱抵抗で発光輝度が低下するLED21の特性を考慮し、安定した高い輝度での発光駆動を維持できる。
なお、上記実施形態は、半導体レーザ20A〜20Cで青色のレーザ光を発振してカラーホイール24(241〜244)により青色光及び緑色光を発生させる一方で、LED21で赤色光を発生するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、1つの光源で発生しうる原色光の輝度バランスが実用に適さない場合に、他の光源を用いてそれを補償するような、複数種類の光源を用いる光源部、及びそのような光源部を用いる投影装置であれば同様に適用可能である。
また、上記実施形態は本発明をDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合について説明したものであるが、例えば透過型のモノクロ液晶パネルを用いて光像を形成する液晶プロジェクタ等にも同様に本発明を適用することができる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…データプロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…画像変換部(スケーラ)、14…ビデオRAM、15…投影画像処理部、16…マイクロミラー素子(SLM)、17…光源部、18…ミラー、19…投影レンズユニット、20…(B発光)半導体レーザ、21…(R発光)LED、22…ミラー、23…ダイクロイックミラー、24,241〜244…カラーホイール、24B,24B1…青色用透過拡散板、24B2…青色用蛍光体反射板、24C…シアン色蛍光体反射板、24G,24G1,24G2…緑色蛍光体反射板、25…モータ(M)、26,27…ミラー、28…ダイクロイックミラー、29…インテグレータ、30…ミラー、31…投影光処理部、32…CPU、33…メインメモリ、34…プログラムメモリ、35…操作部、36…音声処理部、37…スピーカ部、41A〜41C,42,43…レンズ、44…レンズ群、45〜52…レンズ、53…レンズ群、SB…システムバス。

Claims (4)

  1. 1の波長帯域で発光する第1の光源と、
    第2の波長帯域で発光する第2の光源と、
    前記第1の光源の発光を受けて励起され、前記第1の波長帯域の光及び前記第2の波長帯域と異なる波長帯域の光を発光する蛍光体を備える蛍光光発生手段と、
    記第1の光源と前記第2の光源とが同時に点灯される期間を有するように、前記第1及び第2の各光源の駆動タイミングを制御する光源制御手段と、
    を備え
    前記第1の光源は、青色波長帯域のレーザ光を発光する光源であり、
    前記蛍光光発生手段は、前記レーザ光を受けて緑色波長帯域の光を発光する蛍光体を具備し、
    前記第2の光源は、赤色波長帯域の光を発光する光源であることを特徴とする投影装置。
  2. 前記蛍光光発生手段は、前記蛍光体を有する蛍光体部と前記第1の光源からの光を透過する透過部とが周方向に並設されてなる回転板であることを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  3. 前記透過部には前記第1の光源からの光を拡散透過させる拡散層を備えることを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  4. 前記第2の光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至に記載の投影装置。
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