JP4247042B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は投写型表示装置に関し、特に光源からの投写光量を途中で減少させることなく投写画像の色合いを自在に調整することも可能な投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の投写型表示装置は、所定の光源より出射される照明光を赤色、緑色、青色の波長帯域に分離して液晶パネル等の光空間変調素子によりそれぞれ変調したのち、これら光空間変調素子の出射光を同一光軸上に重畳し、スクリーンに投写することによりカラーの画像を形成するようになされている。このような投写型表示装置においては、光源として可視光の波長帯域で発光効率の高い例えば超高圧水銀ランプを使用することにより、効率良く照明光を出射することができるようになされている。
【0003】
一方、超高圧水銀ランプは図23に概略の発光スペクトルを示すように、青色の波長帯域である440nm近辺の波長帯域、及び緑色の波長帯域である550nm近辺の波長帯域においては、十分な光量があるのに対し、赤色の波長帯域である600nm以上の波長帯域においては、これら青色、緑色の波長帯域に比して、十分な光量を確保できないという特性があるため、従来の投写型表示装置においては、これら青色、緑色の波長帯域の出射光量を意図的に減衰して赤色の波長帯域の出射光量との比率調整を図り、適切な色合いを得るようになされている。
【0004】
ところが、このように青色、緑色の波長帯域の出射光量を減衰して赤色の波長帯域の出射光量との比率調整を図ると、結局、光源から出射された照明光の一部が光損失となり、表示画面が暗くなるという問題があった。これに対して、例えば特開2002−296680号公報(特許文献1)に開示された画像表示装置のように、超高圧水銀ランプからなる主の光源と発光ダイオード等からなる副の光源を設け、副の光源光に比して主の光源光の光量が少ない所定の波長帯域において、主の光源光を副の光源光に置き換えるようになされた発明が提案されている。
【0005】
この構成によれば、主の光源光の発光スペクトラムの所定の波長帯域を副の光源光により強調して照明光を生成する照明光合成手段を有しているので、主の光源光の損失を可及的に抑制し、主の光源及び副の光源より出射される照明光を効率良く利用して、良好な色再現性と明るい画像の形成の両立が可能となるといった利点がある(例えば特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−296680号公報(第3頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の投写型表示装置は、主の光源光の一部の波長領域を副の光源光と完全に置き換える構成となっているので、主の光源光の一部の波長領域は原理的には光損失となっており、光利用効率の更なる向上のためには阻害要因となっていた。
【0008】
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたものであり、原理的に光損失が少なく、投写光束量を減少させることなく良好な色合いの投写画像が得られる投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によるの投写型表示装置は、ランプからの出射光を光変調素子により変調し映像表示する投写型表示装置において、上記ランプの発光波長領域の内、光強度を補うべき波長領域の光を出射する補助発光素子と、上記ランプの光を反射させる凹面反射鏡と、この凹面反射鏡から出射された光を順次入射させるように配設された第1のアレイレンズ及び第2のアレイレンズとを備え、上記凹面反射鏡と第1のアレイレンズとの間もしくは上記第1のアレイレンズと第2のアレイレンズとの間であって、上記凹面反射鏡の光軸に直交する同一平面内の上記凹面反射鏡の光軸中心近傍および周辺部のランプの光強度の小さい部分にそれぞれ上記補助発光素子を配設し、この補助発光素子の出射光を上記ランプからの出射光に重畳付加するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図5は本発明を実施するための実施の形態1による投写型表示装置を説明するための図であり、図1は光学系の全体構成を概略的に示す構成図、図2は図1の光学系の一部を直線状に展開して示す光路図、図3は第1のアレイレンズと半導体発光素子の立体的な配置を光入射方向(ランプ側)から示す斜視図、図4は第1のアレイレンズの面内におけるランプからの光束の強度分布の例を示す特性図、図5は用いた偏光変換素子近傍の構造を説明する要部断面図である。なお、各図を通じて同一符合は同一もしくは相当部分を示すものとする。
【0011】
図1において、超高圧水銀ランプなどの主光源(以下、単にランプという)1は、凹面反射鏡2の内部に保持されている。凹面反射鏡2の前方の光路上には、第1のアレイレンズ4、第2のアレイレンズ5、偏光変換素子6、リレーレンズ7、及び反射鏡13が順次配設され、補助発光素子としての半導体発光素子3は、この実施の形態1では上記凹面反射鏡2と第1のアレイレンズ4との間における所定位置に設けられている。
【0012】
なお、8〜12はリレーレンズ、14〜16は反射鏡、17〜18は誘電体多層膜ミラー、19〜24は偏光板、25〜27は光空間変調素子、28は色合成プリズム、29は投写レンズである。また、その他付随する例えば機械的な調整構成、電気的な制御回路などは図示を省略しているが、公知の従来技術は何れも特別な制限なく用いることができることは言うまでもない。
【0013】
次に上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。図1、図2に示すように、投写型表示装置のランプ1から出射した光は、凹面反射鏡2で反射され、略平行光束100となる。光束100は第1のアレイレンズ4を構成する要素レンズ4aに入射する。
【0014】
要素レンズ4aを出射した光束101は、徐々に集光されながら、第2のアレイレンズ5の対応する要素レンズ5aに入射後、偏光変換素子6に入射する。この偏光変換素子6は、図5に示すように断面がひし形の短冊状透明材料を多数接着により積層した板状光学素子である。各短冊の斜面には偏光分離面40と全反射面41が交互に設置されている。なお図5において、42は1/2波長板である。
【0015】
偏光変換素子6に入射した光束110は、偏光分離面40により、P偏光(紙面に平行方向に電界ベクトルを有する光)110PとS偏光(紙面に垂直方向に電界ベクトルを有する光)110Sに分離される。P偏光110Pは偏光分離面40を透過し、S偏光110Sは偏光分離面40で反射される。反射されたS偏光110Sは全反射面41により90度伝播方向を曲げられ、1/2波長板42を透過することにより偏光面が90度回転されP偏光となる。これら一連の動作によりランプ1からのランダム偏光光が単一の直線偏光光(本例ではP偏光光)に変換される。
【0016】
上記のようにしてP偏光光に変換された光束は、リレーレンズ7を通過後光束102となる。光束102はリレーレンズ11により略平行光束となり光空間変調素子26を照明する。光空間変調素子26を透過した光束は、光合成プリズム28を透過後、投写レンズ29によりスクリーン(図示省略)などに映像が映し出される。
【0017】
なおこの実施の形態1では、光束102は、リレーレンズ7を通過後、光空間変調素子26に到る途中で、誘電体多層膜ミラー17及び18により、それぞれ赤色帯域、青色帯域の成分が反射され光空間変調素子25及び27へと分配される。従って、光空間変調素子26に到る光束は緑色帯域の波長の光となる。ただし、これら3色の波長帯域の分配順序は任意であって、もとよりこの実施の形態に限定されるものではない。
【0018】
一方、補助発光素子としての半導体発光素子3は、図3に示すように第1のアレイレンズ4の略中心部と周辺四隅部に設置されており、発光波長が青色帯域または赤色帯域のもののどちらか一方のみ、あるいは双方の混成となっている。なお、補助発光素子として好ましく用いることができるものとしては、例えば発光ダイオードやレーザーダイオードなどの半導体発光素子を挙げることができる。また、第1のアレイレンズ4の面内におけるランプ1からの光束の強度分布は、通常図4に示すように中抜けのドーナツ状となっており、しかも周辺部の光強度も弱いので、前記半導体発光素子3によるランプ1からの光束のケラレはほとんど発生しない。
【0019】
上記半導体発光素子3を出射した光束は、第1のアレイレンズ4を構成する要素レンズ4bに入射する。なお、第1のアレイレンズ4は、図3に示すように略矩形状の多数のレンズが碁盤目状に規則的に配置されたような構造となっている。その後、要素レンズ4bを出射した光束は、前記動作と同様にしてP偏光光に偏光方向が統一され、リレーレンズ11により略平行光束となり光空間変調素子26を照明する。
【0020】
以上の動作により、主たる光源であるランプ1を発した光束、補助発光素子である半導体発光素子3を発した光束が、偏光変換素子6の上で、重畳付加され強度分布、色度分布が均一な照明がなされる。
【0021】
以上説明したように、この実施の形態1によれば、半導体発光素子3よりなる補助発光素子を、ランプ1からの光束をほとんど遮らない光強度の弱い位置に配設し主光源であるランプ1の光束に付加重畳するようにしたので、主たる光源であるランプ1からの光束の損失が非常に少なくなり、明るく、しかも色合いの良好な画像が再現できる。さらに、半導体発光素子3の光量を電気的に調節するようにした場合には投写画面の色合いを任意に調整することも可能となる。
【0022】
なお第1のアレイレンズ4において、半導体発光素子3に対応する要素レンズ4bと、それ以外のランプ1からの光束が通過する要素レンズ4aのレンズ特性(焦点距離及び面形状)を、それぞれに適したように個別に設定すると、光学系の光伝送効率が向上し、更に明るく、色合いの良好な画像が再現できる。また、上記実施の形態1においては、光空間変調素子25〜27は透過型として説明したが、反射型の素子を用いた場合でも同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0023】
実施の形態2.
図6及び図7は実施の形態2による投写型表示装置を説明する図であり、図6は補助発光素子の配置を示す要部構成図、図7は半導体発光素子からの光束の伝播動作を説明するための光路図である。図に示すように、この実施の形態2においては補助発光素子である例えば赤色波長領域の光を発光する半導体発光素子3は、凹面反射鏡2と第1のアレイレンズ4との間における凹面反射鏡2からの光束100の両外側に対向して配設され、また、この半導体発光素子3から光軸Aに交差する方向に出射された光束を光束100と略平行な向きに反射させるための三角柱プリズム50が該半導体発光素子3の出射方向前方にそれぞれ配設されている。その他の構成は、上記図1に示した実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0024】
次に動作について説明する。半導体発光素子3を出射した光束は、三角柱プリズム50の入射面50aに入射する。入射面50aを透過した光束は、斜面50bにより空気と三角柱プリズムの材質との屈折率差により全反射され、その伝播方向が略90度曲げられる。
【0025】
斜面50bで全反射された光束は、出射面50cより三角柱プリズム50を出射し、第1のアレイレンズ4の対応する要素レンズ4aに入射する。第1のアレイレンズ4を出射した光束は、第2のアレイレンズ5,偏光変換素子6,リレーレンズ7を通過後、反射鏡13によりその伝播方向が90度曲げられる。反射鏡13より先の動作は、図1に示した実施の形態1の投写型表示装置と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0026】
以上説明したようにこの実施の形態2によれば、半導体発光素子3をランプ1からの光照射範囲から外した位置に設けるようにしたので、ランプ1からの直接光で照射されなくなり、半導体発光素子3の温度上昇が抑制される。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少が抑制され、投写画面の色合い調整範囲を十分確保することが可能となる。
【0027】
なお、上記半導体発光素子3は、ランプ1からの光束100の外側に三角柱プリズム50と共に2組設けた例で説明したが、これに限定されるものではない。例えば3組以上設けても良いし、また、一つの三角柱プリズム50に対して複数の半導体発光素子3を配設し、それら複数の半導体発光素子からの出射光を集光して一つの入射面50aに入射させることなども差し支えない。
【0028】
実施の形態3.
図8ないし図10は実施の形態3による投写型表示装置の要部構成を説明するための図であり、図8は光源部分を模式的に示す構成図、図9は第1のアレイレンズ近傍の立体的な配置を光入射方向(ランプ側)から示す斜視図、図10は半導体発光素子を出射した光束の伝播動作を模式的に示す説明図である。図において、60は直方体の一端部が斜めに切断された形状の斜面60cを有する一対の導光体である。
【0029】
該導光体60は、図に示すようにその斜面60cを光軸の中心部近傍で対向させ、第1のアレイレンズ4の手前側(光の入射方向)中心部を横断する如く横長に延在して設けられ、光軸の外側の各入射面60aを半導体発光素子3の出射面にそれぞれ対向させて図の左右対称的に配設されている。その他の構成は上記実施の形態2の投写型表示装置と略同様であるので説明を省略する。
【0030】
次に動作について説明する。半導体発光素子3を出射した光束は、導光体60の入射面60aに入射する。入射面60aを透過した光束は、導光体60の側面60bを空気層との屈折率差による界面反射により繰り返し全反射しながら、斜面60cに到達する。斜面60cにおいても空気層との界面反射により全反射され、伝播方向が90度曲げられる。
【0031】
斜面60cで反射された光束は、導光体60を出射し、第1のアレイレンズ4の対応する要素レンズ4cに入射する。第1のアレイレンズ4を出射した光束は、第2のアレイレンズ5,偏光変換素子6,リレーレンズ7を通過後、反射鏡13により伝播方向が90度曲げられる。反射鏡13より先の動作は、図1に示した実施の形態1の投写型表示装置と同一であるのでここでは説明を省略する。
【0032】
以上説明したように本実施の形態によれば、半導体発光素子3にランプ1からの直接光が照射されることなく第1のアレイレンズ4の中心部近傍から光を出射することができるので、ランプ1からの直接光で照射されなくなり、半導体発光素子3の温度上昇が抑制されると同時に、中心部近傍の光強度の弱い領域を有効に活用することができる。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少の抑制と、搭載可能な半導体発光素子の数量が増大され、投写画面の色合い調整範囲を十分確保することが可能となる。
【0033】
実施の形態4.
図11及び図12は実施の形態4に係る投写型表示装置の要部を説明する図であり、図11は光源部分の配置を模式的に示す構成図、図12は用いたプリズム部において、ランプと半導体発光素子から発した光束の伝播動作を説明するための光路図である。図において、70は三角柱プリズム71、72をその斜面を僅かな間隙を設けて互いに対向設置した三角柱プリズムユニットである。その他の構成は、上記実施の形態2の投写型表示装置と実質的に同様であるので説明を省略する。
【0034】
次に動作について説明する。なお、この実施の形態4においては図12に示す三角柱プリズム71、72の屈折率nを1.6とし、三角柱プリズム71及び72の頂角を図12に示したように設定するものとする。(即ち、対向面側の一方の頂角を何れのプリズムとも38°、三角柱プリズム71の入射面71aと出射面71cとの頂角を102°、三角柱プリズム71の斜面71bの法線に対する半導体発光素子からの入射角を40°としている。)
【0035】
図12に示すように、半導体発光素子3を出射した光束は、三角柱プリズムユニット70の第1の三角柱プリズム71の入射面71aに入射する。入射面71aを透過した光束は、斜面71bにより空気と三角柱プリズムの材質との屈折率差により全反射され、伝播方向が略80度曲げられる。斜面71bで反射された光束は、出射面71cより三角柱プリズム71を出射し、第1のアレイレンズ4の対応する要素レンズ4aに入射する。第1のアレイレンズ4を出射した光束は、第2のアレイレンズ5,偏光変換素子6,リレーレンズ7を通過後、反射鏡13により伝播方向が90度曲げられる。
【0036】
また、ランプ1からの光束は、三角柱プリズムユニット70の第2の三角柱プリズム72の入射面72aに入射する。入射面72aを透過した光束は、斜面72b、71bを透過し、出射面71cより三角柱プリズム71を出射し、第1のアレイレンズ4の対応する要素レンズ4aに入射する。第1のアレイレンズ4を出射した光束は、第2のアレイレンズ5,偏光変換素子6,リレーレンズ7を通過後、反射鏡13により伝播方向が90度曲げられる。反射鏡13より先の動作は、図1に示した実施の形態1の投写型表示装置と同一であるのでここでは説明を省略する。
【0037】
なお、この実施の形態4では、三角柱プリズム71の屈折率と頂角を上記図12の通り設定したが、特にこれに限定されるものではなく、半導体発光素子3からの光束が第1の三角柱プリズム71の斜面71bで全反射され、ランプ1からの光束が斜面72bで全反射されないような組み合わせとなっていればよい。
【0038】
以上説明したようにこの実施の形態4によれば、半導体発光素子3をランプ1からの光照射範囲から外れた位置に配設したので、ランプ1からの直接光で照射されなくなり、半導体発光素子3の温度上昇が抑制される。さらに光量は少ないものの周辺部のランプ光束も有効活用できるようになる。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少の抑制と、総光量の増大が図れ、投写画面の色合い調整範囲を十分確保しつつ画面を明るくすることが可能となる。
【0039】
実施の形態5.
図13は本発明を実施するための実施の形態5による投写型表示装置の構造の一部を説明するための要部構成図である。図に示すように、この実施の形態5では、凹面反射鏡2と第1のアレイレンズ4との間部分を横切るように台形プリズム73を配設し、この台形プリズム73の両端部にそれぞれ設けられた入斜面の外方に三角柱プリズム71を介して半導体発光素子3をそれぞれ配設したものであり、台形プリズム73を中心部に三角柱プリズム71と半導体発光素子3が左右対称的に形成されている。なお、その他の構成は上記実施の形態4の投写型表示装置と実質的に同一構成であるので説明を省略する。
【0040】
本実施の形態5は、実施の形態4で説明した三角柱プリズム72の替わりに、台形プリズム73を設置したものに相当する。この実施の形態5のように台形プリズム73を設置すると、実施の形態4において、三角柱プリズムユニット70を通過する光束と、三角柱プリズムユニット70を通過しない光束との光学距離を一致させることができる。その他の動作については実施の形態4と基本的に同じであるので説明を省略する。
【0041】
以上説明したように本実施の形態5によれば、半導体発光素子3をランプ1からの光照射範囲から外れた位置に配設したので、ランプ1からの直接光で照射されなくなり、半導体発光素子3の温度上昇が抑制される。また光量は少ないものの周辺部のランプ光束も有効活用できるようになる。さらにランプ1からの光束の伝播光路長を一定に保つことができるので、光利用効率が向上する。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少の抑制と、総光量の更なる増大が図れ、投写画面の色合い調整範囲を十分確保しつつ画面を明るくすることが可能となる。
【0042】
実施の形態6.
図14は実施の形態6による投写型表示装置の要部構造を示す構成図である。図に示すようにこの実施の形態6においては、補助発光素子である半導体発光素子3は第1のレンズアレイ4と第2のレンズアレイ5の間における第2のレンズアレイ5の側に近接させた位置に配設されている。なお、その他の構成は上記図1に示した実施の形態1の投写型表示装置と実質的に同一構成であるので説明を省略する。
【0043】
本実施の形態6においては、実施の形態1で説明した投写型表示装置において、半導体発光素子3の設置位置を、第1のアレイレンズ4と第2のアレイレンズ5の間に変更したものである。基本的な動作は実施の形態1とほぼ同様であるのでここでは説明を省略する。
【0044】
上記のようにこの実施の形態6によれば、半導体発光素子3をランプ1から離れた位置に設置するようにしたので、ランプ近傍の高温空気との接触や輻射熱の影響が少なくなり、半導体発光素子3の温度上昇が抑制される。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少が抑制され、投写画面の色合い調整範囲を十分確保することが可能となる。
【0045】
なお、この実施の形態6では、便宜上実施の形態1の変形例をもとに説明しているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば実施の形態2ないし5に示す補助発光素子及びプリズムなどの光学素子を第1のアレイレンズと第2のアレイレンズとの間に配設すること、異なる実施の形態相互の要素を組み合わせることなども差し支えなく、いずれの場合も同様の効果が期待できる。
【0046】
実施の形態7.
図15は実施の形態7による投写型表示装置の要部を模式的に示す構成図である。図において、80は半導体発光素子3に密着固定され、該半導体発光素子3を冷却するためのヒートシンクである。その他の構成は、上記図11に示した実施の形態4の投写型表示装置と略同一であるので説明を省略する。
【0047】
この実施の形態7は、実施の形態4で説明した投写型表示装置における半導体発光素子3の背面部にヒートシンク80を設置したものに相当し、これにより半導体発光素子3の温度上昇が抑制される。その他の基本的な動作は実施の形態4と同じであるのでここでは説明を省略する。
【0048】
以上説明したように本実施の形態7によれば、半導体発光素子3の背面にヒートシンク80を設置したので、放熱効率が向上し温度上昇を効果的に抑制することができる。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少が抑制され、投写画面の色合い調整範囲を一層十分に確保することが可能となる。
【0049】
なお、本実施の形態7では、実施の形態4の構成をもとにしているが、とくにこれに限定されるものではなく、その他の実施の形態と組み合わせても同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0050】
実施の形態8.
図16は実施の形態8による投写型表示装置の要部を模式的に示す構成図である。図において、81は一端部が半導体発光素子3に熱的に結合され、他端部がヒートシンク80に熱的に結合して設けられ、上記半導体発光素子3から発生する熱を放散するためのヒートパイプである。その他の構成は実施の形態4の投写型表示装置と実質的に同一構成であるので説明を省略する。
【0051】
本実施の形態8は、実施の形態4で説明した投写型表示装置において、半導体発光素子3の背面部にヒートパイプ81の受熱部を密着させ、ヒートパイプ81の他端部にヒートシンク80を設置し、半導体発光素子3から発生する熱を該半導体発光素子3から離れた位置で放熱するようにしたものである。その他の基本的な動作は実施の形態4と同じであるのでここでは説明を省略する。
【0052】
以上説明したように本実施の形態8によれば、半導体発光素子3の熱をヒートパイプ81により輸送しランプから離れた位置に設置したヒートシンク80で放熱するようにしたので、放熱効率が飛躍的に向上し半導体発光素子3の温度上昇を効果的に抑制することができる。このため半導体発光素子3の発光効率低下、すなわち光量減少がさらに抑制され、投写画面の色合い調整範囲を十分確保することが可能となる。
【0053】
なお、本実施の形態8では、実施の形態4の構成をもとにしているが、とくにこれに限定されるものではなく、その他の実施の形態と組み合わせても同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0054】
実施の形態9.
図17及び図18は本発明を実施するための実施の形態9になる投写型表示装置の光学系を模式的に説明する図であり、図17は要部構成図、図18は用いるカラーホイールを示す説明図である。なお、図18(a)は正面図、図18(b)は側面図である。図に示すように、この実施例では凹面反射鏡2の放射方向前方にリレーレンズ75が配設され、さらに導光体92、リレーレンズ76、反射型光空間変調素子94、及び投写レンズ29などが光軸方向に順次配設されている。なお、上記凹面反射鏡2とリレーレンズ75によって集光手段30を構成している。
【0055】
そして、上記導光体92はリレーレンズ75で収束された光が、該導光体92の入射面の約半分の面積領域(図の上半部)に集光されるように配設され、さらに該導光体92と上記リレーレンズ75との間に、カラーホイール93が設置されている。また、導光体92の入射面の約残部の領域(図の下半部)には半導体発光素子3から放射された光を入射させるための反射鏡91が配設されている。
【0056】
次に上記のように構成された実施の形態9の動作について説明する。ランプ1を発した光は、凹面反射鏡2で反射され略平行光束200となる。光束200はリレーレンズ75で更に集光され導光体92の前方に配設されたカラーホイール93に照射される。
【0057】
カラーホイール93は図18に示すように、赤色、緑色、青色をそれぞれ選択的に透過する3種類のダイクロイックミラー93R、93G、93Bを互いに隣接して円周上に設置された円板とこれを回転させるモーター93Mとから構成されており、モーター93Mにより一定の回転数で回転している。上記集光手段30によってカラーホイール93に照射された光は、該カラーホイール93が回転していることにより、透過する光束の波長範囲が、赤、緑、青と順次切り替えられるようになっている。
【0058】
上記のようにカラーホイール93を透過した光束は、導光体92に入射する。導光体92は透明材料でできた直方体状の中詰まり(中実)素子である。なお、該導光体92としては、光入射面と光出射面を除く4つの側面部が全反射ミラーで囲まれた中空素子であってもよい。上記導光体92に入射した光束は側面部で全反射を繰り返しながら伝播するに従い光軸に垂直な断面内の光強度分布が均一化される。
【0059】
導光体92を出射した光束はリレーレンズ76により、反射型光空間変調素子94を照明し、図示を省略している制御回路により入力映像信号に応じて反射型光空間変調素子94をカラーホイール93に同期させて制御することにより映像信号に応じた変調を受け、投写レンズ29によりスクリーン(図示省略)に画像を投写する。
【0060】
一方、半導体発光素子3を出た光束は、反射手段としての反射鏡91により、伝播方向が90度曲げられ、導光体92に入射する。反射鏡91は、光束200の集光スポットを遮らないように、導光体92の入射面における残りの下半部の面積領域近傍に設置される。導光体92に入射した半導体発光素子3からの光束は、前記ランプ1からの光束と同様に反射型光空間変調素子94を照明するが、例えばカラーホイール93と同期させて光強度が不足する領域の光、例えば公知の技術により赤色の光が反射型光空間変調素子94を照明しているときに赤色発光ダイオードなどの半導体発光素子3を発光させるように断続的に動作させることにより、色合いを改善した画像を形成することができる。
【0061】
以上説明したように本実施の形態9によれば、半導体発光素子3よりなる補助発光素子からの光束を、ランプ1からの光束を遮らない位置から導光体92部分で合成するようにしたので、主たる光源であるランプ1からの光束の損失が非常に少なくなり、明るく、色合いの良好な画像が再現できる。また、半導体発光素子3の光量を電気的に調節するようにした場合には、更に投写画面の色合いを任意に調整することが可能となるという効果が得られる。
【0062】
なお、カラーホイール93の色切り替えタイミングに同期して、反射型光空間変調素子94に照射されている色と同色(例えば赤色領域)の前記半導体発光素子3を断続的に発光させるようにした場合には、連続で発光させた場合に比べ、瞬時電力を増大させることが可能となり、実質的に半導体発光素子3の光量を増大させることができ、色合い調整裕度が更に拡大するという効果も期待できる。
【0063】
実施の形態10.
図19及び図20は実施の形態10による投写型表示装置の要部構造を説明するための図であり、図19は光学系の全体構成を模式的に示す構成図、図20は用いるプリズム部分を拡大して示す光路説明図である。図に示すように、この実施の形態10では、リレーレンズ75からの光が導光体92の入射面92aの略下半部に入るように配設され、更にカラーホイール93と導光体92の入射面92aとの間に光合成ユニット95が設けられている。
【0064】
上記光合成ユニット95は、詳細を図20に示すように、ビームスプリッタ95a、反射手段である反射鏡95b、半透過面95cからなっている。その他の構成は上記実施の形態9と略同様であるので説明を省略する。
【0065】
次に動作について説明する。なお、基本的な動作は実施の形態9に示した投写型表示装置と同様であるが、実施の形態9とは、ランプ1からの光束と半導体発光素子3からの光束の合成方法が異なっている。
【0066】
ランプ1を発した光束は、集光手段30により集光されビームスプリッタ95aに入射し、半透過面95cにより、反射光束と透過光束に分割される。透過光束はビームスプリッタを出射し、導光体92に入射する。一方、反射光束は反射鏡95bにより伝播方向が90度曲げられ、導光体92に入射する。半導体発光素子3からの光束も前記と同様な動作により、ビームスプリッタ95aを透過もしくは反射して全ての光束が導光体92に入射する。
【0067】
このように、実施の形態10によれば、半導体発光素子3よりなる補助発光素子からの光束を、ランプ1からの光束を遮らない位置から合成するようにしたので、主たる光源であるランプ1からの光束の損失が非常に少なくなり、明るく、色合いの良好な画像が再現できるとともに、半導体発光素子3の光量を電気的に調節することにより投写画面の色合いを任意に調整することが可能となる。
【0068】
なお、ビームスプリッタ95aの半透過面95cとしては、偏光分離面(いわゆる偏光ビームスプリッタ)や、任意の強度比に光束を分割する半透過鏡などが好適である。また、特に中詰まり(中実)のプリズム状でなくとも、分離面が露出した単なる板状の半透過面であっても同様の効果が期待できる。
【0069】
実施の形態11.
図21は本発明を実施するための実施の形態11による投写型表示装置の光学系を模式的に示す構成図である。図21において、150は三角柱プリズム151及び152をその斜面を僅かな間隙を設けて互いに対向設置した三角柱プリズムユニットある。その他の構成は上記実施の形態9と実質的に同様であるので説明を省略する。
【0070】
本実施の形態11は、実施の形態9で説明した投写型表示装置において、反射鏡91の替わりに三角柱プリズムユニット150を設置したものに相当する。三角柱プリズムユニット150での動作は図12に示す実施の形態4の場合とほぼ同様であるのでここでは説明を省略する。
【0071】
以上説明したように本実施の形態11によれば、半導体発光素子3よりなる補助光学素子を、ランプ1からの光束を遮らない位置に設置したので、主たる光源であるランプ1からの光束の損失が非常に少なくした状態で、補助発光素子からの光束を重畳付加することができ、明るく、色むらのない画像が再現できるとともに、半導体発光素子の光量を電気的に調節することにより投写画面の色度を任意に調整することが可能となる。
【0072】
なお、カラーホイール93の色切り替えタイミングに同期して、反射型光空間変調素子94に照射されている色と同色の前記半導体発光素子3を断続的に発光させるようにすると、連続で発光させた場合に比べ、瞬時電力を増大させることが可能となり、実質的に半導体発光素子3の光量を増大させることができ、色合い調整裕度が更に拡大するという効果も得られる。
【0073】
実施の形態12.
図22は本発明を実施するための実施の形態12による投写型表示装置の要部構成を模式的に説明する構成図である。図22において、補助発光素子としての半導体発光素子3はカラーホイール93の方向へ向けて光を出射するように配設されている。その他の構成は上記実施の形態10と同様であるので説明を省略する。
【0074】
次に動作について説明する。ランプ1を発した光は、凹面反射鏡2で反射され略平行光束200となる。光束200はリレーレンズ75で集光される。リレーレンズ75による光束200の集光点近傍にカラーホイール93が設置されている。カラーホイール93の動作は、実施の形態9と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0075】
カラーホイール93を透過した光束は、導光体92に入射する。導光体92は透明材料でできた直方体状の中詰まりの素子(あるいは側面が全反射ミラーで囲まれた中空の筒状素子)である。導光体92に入射した光束は側面で全反射を繰り返しながら伝播するに従い光軸に垂直な断面内の光強度分布が均一化される。導光体92を出射した光束はリレーレンズ76により、反射型光空間変調素子94を照明し、反射型光空間変調素子94より映像信号に応じた変調を受け、投写レンズ29によりスクリーン(図示省略)に画像を投写する。
【0076】
一方、半導体発光素子3はカラーホイール93の方向へ向けて光を出射する。発光タイミングは、カラーホイール93を透過したランプ光束の色帯域が半導体発光素子3の発光波長帯域と異なっている期間に同期して発光する。例えば半導体発光素子3の発光色が赤色波長帯であった場合、カラーホイールが緑または青の波長帯域を透過させる時に発光する。このようなタイミングで発光させると、半導体発光素子3を出た光束はカラーホイールで全反射され導光体92に入射する。入射した光束は、前記ランプからの光束と同様な動作により画像を投写する。
【0077】
以上説明したように本実施の形態12によれば、半導体発光素子1よりなる補助発光素子からの光束を、ランプ1からの光束を全く遮らない状態で合成できるので、明るく、色むらのない画像が再現できるとともに、半導体発光素子の光量を電気的に調節することにより投写画面の色度を任意に調整することが可能となる。
【0078】
ところで上記実施の形態の説明では、主光源であるランプとして、超高圧水銀ランプを用いたが必ずしもこれに限定されるものではない。また、補助発光素子として赤色や青色の発光ダイオード、レーザーダイオードなどの半導体発光素子を用いる場合について説明したが、発光色や発光素子の種類などは必ずしもこれらのみに限定されるものではない。例えば、ランプとしてハロゲンランプを用い、補助発光素子として青色発光ダイオードを用いた場合などでも同様の効果が期待できる。
【0079】
さらに上記以外においても、例えば、実施の形態2と実施の形態3の組み合わせなど、上記各種例示した実施の形態相互を任意に組み合わせることも自由であり、その場合においても同様の効果が期待できる。更に光学系に用いる素子や、光変調、合成手段の構成なども上記実施の形態に例示したものに限定されないことは当然である。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ランプからの出射光を変調素子により変調し映像表示する投写型表示装置において、上記ランプの発光波長領域の内、光強度を補うべき波長領域の光を出射する補助発光素子と、上記ランプの光を反射させる凹面反射鏡と、この凹面反射鏡から出射された光を順次入射させるように配設された第1のアレイレンズ及び第2のアレイレンズとを備え、上記凹面反射鏡と第1のアレイレンズとの間もしくは上記第1のアレイレンズと第2のアレイレンズとの間であって、上記凹面反射鏡の光軸に直交する同一平面内の上記凹面反射鏡の光軸中心近傍および周辺部のランプの光強度の小さい部分にそれぞれ上記補助発光素子を配設し、この補助発光素子の出射光を上記ランプからの出射光に重畳付加するようにしたことにより、光損失が少なく、投写光量を減少させることなく良好な色合いの投写画像が得られるとともに、色合いの調整が容易に行なえる投写型表示装置を提供することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による投写型表示装置の光学系の全体構成を概略的に示す構成図である。
【図2】 図1の光学系の一部を直線状に展開して示す光路図である。
【図3】 図1に示す第1のアレイレンズと半導体発光素子の立体的な配置を光入射方向(ランプ側)から示す斜視図である。
【図4】 図1に示す第1のアレイレンズの面内におけるランプからの光束の強度分布の例を示す特性図である。
【図5】 図1に示す偏光変換素子近傍の構造を説明する要部断面図である。
【図6】 実施の形態2になる投写型表示装置における補助発光素子の配置を示す要部構成図である。
【図7】 図6に示す半導体発光素子からの光束の伝播動作を説明するための光路図である。
【図8】 実施の形態3に係る投写型表示装置の光源部分を模式的に示す構成図である。
【図9】 図8に示す第1のアレイレンズ近傍の立体的な配置を光入射方向(ランプ側)から示す斜視図である。
【図10】 図8に示す半導体発光素子を出射した光束の伝播動作を模式的に示す説明図である。
【図11】 実施の形態4になる投写型表示装置の光源部分の配置を模式的に示す構成図である。
【図12】 図11の投写型表示装置に用いたプリズム部において、ランプと半導体発光素子から発した光束の伝播動作を説明するための光路図である。
【図13】 実施の形態5による投写型表示装置を示す要部構成図である。
【図14】 実施の形態6による投写型表示装置の要部構造を示す構成図である。
【図15】 実施の形態7による投写型表示装置の要部を模式的に示す構成図である。
【図16】 実施の形態8による投写型表示装置の要部を模式的に示す構成図である。
【図17】 実施の形態9による投写型表示装置の要部を模式的に示す構成図である。
【図18】 図17の投写型表示装置に用いられたカラーホイールを示す説明図であり、図18(a)は正面図、図18(b)は側面図である。
【図19】 実施の形態10による投写型表示装置の光学系の全体構成を模式的に示す構成図である。
【図20】 図19の投写型表示装置に用いられたプリズム部分を拡大して示す光路説明図である。
【図21】 実施の形態11による投写型表示装置の光学系を模式的に示す構成図である。
【図22】 実施の形態12に係る投写型表示装置の構造を説明するための図である。
【図23】 一般的な超高圧水銀ランプの発光スペクトルを示す特性図である。
【符号の説明】
1 (ランプ)超高圧水銀ランプ、 2 凹面反射鏡、 3 (補助発光素子)半導体発光素子、 4 第1のアレイレンズ、 5 第2のアレイレンズ、 6 偏光変換素子、 7〜12 リレーレンズ、 13〜16 反射鏡、 17〜18 誘電体多層膜ミラー、 19〜24 偏光板、 25〜27 光空間変調素子、 28 色合成プリズム、 29 投写レンズ、 30 集光手段、 50 三角柱プリズム、 60 導光体、 70 三角柱プリズムユニット、 80 ヒートシンク、 81 ヒートパイプ、 91 反射手段(反射鏡)、 92 導光体、 93 カラーホイール、 94 反射型光変調素子、 95 光合成ユニット、 150 三角柱プリズムユニット。

Claims (1)

  1. ランプからの出射光を光変調素子により変調し映像表示する投写型表示装置において、上記ランプの発光波長領域の内、光強度を補うべき波長領域の光を出射する補助発光素子と、上記ランプの光を反射させる凹面反射鏡と、この凹面反射鏡から出射された光を順次入射させるように配設された第1のアレイレンズ及び第2のアレイレンズとを備え、上記凹面反射鏡と第1のアレイレンズとの間もしくは上記第1のアレイレンズと第2のアレイレンズとの間であって、上記凹面反射鏡の光軸に直交する同一平面内の上記凹面反射鏡の光軸中心近傍および周辺部のランプの光強度の小さい部分にそれぞれ上記補助発光素子を配設し、この補助発光素子の出射光を上記ランプからの出射光に重畳付加するようにしたことを特徴とする投写型表示装置。
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