JP5585449B2 - 受信装置及び方法 - Google Patents

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Description

この発明は、受信装置及び方法に関し、詳しくは異なる局部発振信号の周波数変換手段への供給を改良した受信装置及び方法に関する。
現在の移動体通信(携帯電話機等)においては、受信装置の小型化、集積化を図る観点からダイレクトコンバージョン方式の受信装置が開発され、提案されている。
図12は、特許文献1に記載される多段逓減フィルタリングアーキテクチャを有するRFフロントエンドから構成され得る受信機を示す図である。
図12において、受信信号入力端子1201から入力されたRF信号は、低雑音増幅器(LNA)1202により増幅され、ミキサ1203に入力される。ミキサ1203は、局部発振器1204からバッファ1221を介した局部発振器出力信号を使用して受信信号のRF周波数をIF周波数(RF周波数の1/5の周波数)にダウンコンバートする。ミキサ1203の出力信号は、ミキサ1261,1262に入力される。ミキサ1261,1262は、ミキサ1261をIミキサとし、ミキサ1262をQミキサとするI/Q直交ミキサを構成する。ミキサ1203とI/Q直交ミキサとの間に中間周波数(IF)増幅器が設けられることもある。
また、局部発振器1204の局部発振器出力信号は、4分周器1205に入力される。4分周器1205は、局部発振器出力信号の周波数を4分周する。分周された分周器出力信号は、第2の局部発振器出力信号として、バッファ1222,1223を介してミキサ1261,1262に供給される。
上記特許文献1に記載されるRFフロントは、RF信号から同相信号(I)及び直交信号(Q)を復調するのに、同相信号(I)及び直交信号(Q)毎のミキサを必要とするのみでなく、同相信号(I)及び直交信号(Q)毎に、バッファ1222,1223、フィルタ(LPF)1271,1272、A/D変換器1281,1282を設けなければならない。
また、RF信号から同相信号(I)及び直交信号(Q)の復調に、1つのミキサを用いるダイレクトコンバージョン受信機が、特許文献2に記載されている。図13は、そのダイレクトコンバージョン受信機を示す図である。
図13において、アンテナ1301で受信された無線変調信号は、バンドパスフィルタ(BPF)1302、低雑音増幅器(LNA)1303及びバンドパスフィルタ1304の各々を順次に通過してミキサ1305に入力される。
ここで、ミキサ1305を含む直交変換部は、ダイレクトコンバージョン方式で動作するので、ミキサ1305へ供給される局部発振信号は、受信周波数と同じ周波数の信号である。
そして、ミキサ1305への局部発振信号は、同相(I)パス1371又は直交(Q)パス1373のいずれかを介して供給される。どちらのパスを取るかは、タイミング信号発生部1315からの位相パス制御信号151で選択される。
すなわち、位相パス制御信号151が“H”のとき、ミキサ1305と局部発振器1375とは、位相パス切替スイッチ1374により、同相パス1371を通じて、つまり−90度位相器1372を介することなく互いに接続される。
一方、位相パス制御信号151が“L”のとき、ミキサ1305と局部発振器1375とは、位相パス切替スイッチ1374により、直交パス1373を通じて、つまり−90度位相器1372を介して互いに接続される。
ミキサ1305の出力端は、フィルタ部である第1のローパスフィルタ(LPF)1361及び第2のローパスフィルタ1362、フィルタ切替部であるフィルタ切替スイッチ1308、増幅部である可変利得増幅器(VGA)1310を介してAD変換器1311へ接続される。
フィルタ切替スイッチ1308は、タイミング信号発生部1315からのIQパス制御信号152が“H”のとき、第1のLPF1361を選択し、“L”のとき、第2のLPF1362を選択する。
AD変換器1311の出力端は、同相・逆相出力パス切替部であるIQ出力パス切替スイッチ1312により、IQパス制御信号152が“H”のとき同相パス出力131に、また、IQパス制御信号152が“L”のとき直交パス出力132に接続される。
特許文献1のダイレクトコンバージョン受信機は、ミキサ5、局部発振器とミキサとの間に入るバッファアンプ、AD変換器1311等が1つずつとなるため、それらを同相・直交の2組ずつ用いる特許文献1以前のダイレクトコンバージョン受信機と比較して面積や消費電力を低減できる。
また、同相・直交で2組ずつ用いる部品のバラツキが、特性に与える悪影響も低減できる。
また、特許文献3には、ダイレクトコンバージョン受信機が記載されている。この受信機は、局部発振器の出力信号をデジタル移相器/分周器において1対の直交相関係の注入信号に変換して1対のミキサに入力する構成を有して構成されている。
また、特許文献4には、周波数シンセサイザが記載されている。この周波数シンセサイザは、分周器を含み、分周器出力信号の位相を判別する位相判別器において分周器出力信号の位相を判別して電圧制御発振器の発振周波数を制御する構成を有する。
特表2003−520487号公報 特開2003−333116号公報 特表2001−520815号公報 特開2007−281895号公報
上述のように、特許文献1に記載されるRFフロントは、RF信号から同相信号(I)及び直交信号(Q)を復調するのに、同相信号(I)及び直交信号(Q)毎に、ミキサを必要とするばかりでなく、バッファ、フィルタ(LPF)、A/D変換器を設ける必要性がある。このことを特許文献2に記載されているダイレクトコンバージョン受信機は解決してはいるが、この受信機には以下に述べる技術的課題がある。
それは次の通りである。受信機において、局部発振器1375からミキサ1305が受け取る信号の強度、位相がばらついてしまうということにある。
その原因は、局部発振器1375から周波数信号が通る経路がパス1371とパス1373とに分かれていることに起因する。そのため、パス1371とパス1373との経路差、損失差等により、復調される同相信号と直交信号(Q)のインバランスが生じてしまい、受信の支障となる。
また、特許文献3に開示されるダイレクトコンバージョン受信機には、局部発振器の出力信号をデジタル移相器/分周器において1対の直交相関係の注入信号に変換して1対のミキサへ各別に入力する構成を開示してはいるが、そこにおいて、局部発振器の出力信号を1対の直交相関係の注入信号に変換するのは、デジタル移相器/分周器においてであり、1対の直交相関係の注入信号は、各別の信号経路を介して別々のミキサへ供給する構成となっている。
したがって、特許文献2に開示される単一の信号経路を経て単一のミキサへ1対の直交相関係の注入信号を供給する仕組みについては、何ら開示されるところはない。
また、特許文献4に開示される周波数シンセサイザでは、分周器から出力される分周器出力信号の位相を位相比較器において判別し、その判別結果に基づいて電圧制御発振器の発振周波数を制御する構成を開示しているが、その位相比較器の出力信号は、電圧制御発振器の発振周波数の制御に用いることにあり、この特許文献4においては位相比較の結果をその他の電気的回路のどの部位でどのように用いれば、その電気的回路に内在する技術的課題の解決となるかへの言及は少しも見出すことは出来ない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、異なる局部発振信号等を単一の信号供給路を経て供給するようにした受信装置及び方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、受信装置に係り、受信信号を入力する入力手段と、上記受信信号の周波数と同一又は異なる周波数の信号を出力する信号出力手段と、該信号出力手段から出力される上記信号に基づいて、第1の信号と、該第1の信号の位相と所定の位相関係にある第2の信号とを局部発振信号として時分割で出力する局部発振信号出力手段と、上記入力手段から入力される上記受信信号を上記局部発振信号出力手段から出力される局部発振信号に基づいて周波数変換する変換手段と、上記変換手段から出力される信号のデジタル化処理を行うデジタル信号処理手段と、上記局部発振信号出力手段から出力される上記局部発振信号の位相(同相信号であるか、逆相信号であるか、+90度直交信号であるか、−90度直交信号であるか)を判別する位相判別手段とを備えてなると共に、上記デジタル信号処理手段は、上記位相判別手段による判別結果に基づいて上記変換手段の出力信号を実質的に反転又は非反転する制御を行うことを特徴としている。
この発明の第2の構成は、受信信号を入力し、上記受信信号の周波数と同一又は異なる周波数の信号を信号出力手段から出力し、該信号出力手段から出力される上記信号に基づいて、第1の信号と、該第1の信号の位相と所定の位相関係にある第2の信号とを局部発振信号として時分割で出力し、時分割で出力される上記局部発振信号に基づいて上記受信信号の周波数を変換する変換処理を行い、該変換処理によって生成された信号のデジタル化処理を行う受信方法に係り、出力される上記局部発振信号の位相(同相信号であるか、逆相信号であるか、+90度直交信号であるか、−90度直交信号であるか)を判別する位相判別処理を行い、上記デジタル化処理では、上記位相判別処理による判別結果に基づいて上記変換処理によって生成された上記信号を実質的に反転又は非反転する制御を行うことを特徴としている。
この発明の構成によれば、局部発振信号等を径路差なしに周波数変換手段等へ供給することができる。これにより、周波数変換された信号等間のインバランスの解消等を図ることができる。
この発明の実施形態1である受信装置の電気的構成を示すブロック図である。 同受信装置の1つの動作例を説明するタイミングチャートである。 同受信装置の他の動作例を説明するタイミングチャートである。 同受信装置で用いる極性切替器の1つの例を示す図である。 同受信装置で用いる極性切替器の他の例を示す図である。 同受信装置で用いる分周器の例を示す図である。 この発明の実施形態2である受信装置の電気的構成を示すブロック図である。 同受信装置の1つの動作例を説明するタイミングチャートである。 同受信装置の他の動作例を説明するタイミングチャートである。 同受信装置で用いる極性切替器の1つの例を示す図である。 この発明の実施形態3である受信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1の関連技術の説明に供される図で、多段逓減フィルタリングアーキテクチャを有するRFフロントエンドを用いて構成される受信機の例を示す図である。 第2の関連技術の説明に供される図で、ダイレクトコンバージョン受信器の例を示す図である。
10、10A、10B 受信装置
11、11A、11B 局発供給系
12、12A、12B 位相判別系
13、73、1113 局部発振器(信号出力手段、第1の信号出力手段)
14、74、1114 極性切替器(局部発振信号出力手段の一部、第2の信号出力手段の一部)
16 2分周器(局部発振信号出力手段の一部、第2の信号出力手段の一部)
17、77、1117 バッファ(局部発振信号出力手段の残部、供給手段)
21 2分周器(位相判別手段の一部)
22、82、1122 位相判別器(位相判別手段の一部)
23、83、1123 制御回路(位相判別手段の残部)
31 アンテナ(入力手段の一部)
32 BPF(入力手段の一部)
33 LNA(入力手段の残部)
34 ミキサ(変換手段、処理手段)
35 フィルタ(デジタル信号処理手段の一部)
36 可変利得増幅器(デジタル信号処理手段の一部)
37 A/D変換器(デジタル信号処理手段の一部)
38 デジタル信号処理部(デジタル信号処理手段の残部)
76 4分周器(局部発振信号出力手段の一部)
81 2ビットカウンタ(位相判別手段の一部)
1116 N分周器(局部発振信号出力手段の一部)
この発明は、周波数変換等に用いる局部発信信号等を時分割で生成して出力系へ供給することを含んで構成される。
実施形態1
図1は、この発明の実施形態1である受信装置の電気的構成を示すブロック図、図2は、同受信装置の1つの動作例を説明するタイミングチャート、図3は、同受信装置の他の動作例を説明するタイミングチャート、図4は、同受信装置で用いる極性切替器の1つの例を示す図、図5は、同受信装置で用いる極性切替器の他の例を示す図、また、図6は、同受信装置で用いる分周器の例を示す図である。
この実施例の受信装置10は、直交変調信号の復調における同相信号と直交信号との間に生ずるインバランスの発生を除去し得る装置に係り、その発明主要部は、図1に示すように、受信装置10の差動入力ミキサ34(以下、単にミキサ34という)の局部発振信号入力端子に局部発振信号を供給する局発供給系11と、位相判別系12とから構成されている。
局発供給系11は、局部発振器13と、極性切替器14と、2分周器16と、バッファ17とから構成される。
位相判別系12は、2分周器21と、位相判別器22と、制御回路23とから構成される。
局発供給系11の局部発振器13は、ミキサ34へ供給されるべき局部発振信号の周波数の2倍の周波数の局部発振器出力信号(図2及び図3の(1))を出力する発振器である。極性切替器14は、その入力を局部発振器13の出力に接続されると共に、局部発振器出力信号と所定の位相関係を有する極性制御信号(図2及び図3の(2))を極性制御端子15から極性切替制御入力に受け、この極性制御信号に基づいて局部発振器出力信号の極性を切り替えて分周器入力信号(図2及び図3の(3))を出力する回路である。
極性切替器14の例を図4及び図5に示す。図4に示す極性切替器14は、排他的論理和(XOR)回路410で構成され、図5に示す極性切替器14は、フリップフロップ回路510,512、インバータ513,515、バッファ514,516及びセレクタ517から構成される。
2分周器16は、極性切替器14の出力に接続され、ミキサ34で必要とする周波数の局部発振信号である第1の分周信号(以下、分周器1出力信号1という)(図2及び図3の(4))と第2の分周信号(以下、分周器1出力信号2という)(図2及び図3の(5))とを出力することに加えて、第3の分周信号(以下、分周器1出力信号3という)(図2及び図3の(6))及び第4の分周信号(以下、分周器1出力信号4という)(図2及び図3の(7))をも出力する回路である。分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2のいずれも、また、分周器1出力信号3及び分周器1出力信号4のいずれも、局部発振器13の局部発振器出力信号を2分周したものである。分周器1出力信号1と分周器1出力信号2とは互いに逆相関係にあり、また、分周器1出力信号3と分周器1出力信号4とは互いに逆相関係にある。分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2と分周器1出力信号3及び分周器1出力信号4との間にはこれら信号の1/4周期のずれがある。分周器16の例を図6に示す。分周器16は、フリップフロップ回路611,612から構成される。
バッファ17は、2分周器16の動作がミキサ34の動作の影響を受け難くする回路である。
位相判別系12の2分周器21は、第5の分周信号(以下、分周器2出力信号1という)(図2及び図3の(8))と第6の分周信号(以下、分周器2出力信号2という)(図2及び図3の(9))とを出力する2分周する回路である。分周器2出力信号1も、また、分周器2出力信号2も、局部発振器13の局部発振器出力信号を2分周したものである。分周器2出力信号1は、分周器1出力信号1と同相である。分周器2出力信号1と分周器2出力信号2との間にはこれら信号の1/4周期のずれがある。
位相判別器22は、極性制御端子15からの極性制御信号と、分周器16からの分周器1出力信号1及び分周器1出力信号3と、分周器21からの分周器2出力信号1及び分周器2出力信号2とを受けて位相判別器出力信号1及び位相判別器出力信号2(図2及び図3の(10)及び(11))を出力する回路である。位相判別器22は、次の値が決定されるまで、位相判別器出力信号1及び位相判別器出力信号2を保持する構成とされている。
上述のミキサ34は、アンテナ31、バンドパスフィルタ(BPF)32、そして低雑音増幅器(LNA)33を経て受信信号を受け取ると共に、上述の局発供給系11から局部発振信号を受け取る。
ミキサ34の出力はフィルタ35に接続され、フィルタ35の出力は可変利得増幅器36に接続され、可変利得増幅器36の出力はAD変換器37に接続され、AD変換器37の出力はデジタル信号処理部38に接続されている。
次に、図1乃至図6を参照して、この実施形態の動作を説明する。
この実施形態における受信信号の復調の概略を説明すると、次のようになる。
アンテナ31で受信された受信信号は、バンドパスフィルタ32で帯域制限をされた後、低雑音増幅器33で増幅される。増幅された受信信号と、局発供給系11から供給される局部発振信号とを受けるミキサ34で、受信信号は、時系列でI成分(同相成分)のベースバンド信号とQ成分(直交成分)のベースバンド信号とにダウンコンバートされる。このダウンコンバートは、後述するように、各ベースバンド信号毎に2状態に変換されることがある。
ダウンコンバートされたベースバンド信号は、フィルタ35を経て可変利得増幅器36で利得調整され、そしてAD変換器37でデジタル化されてデジタル信号処理部38に供給される。デジタル信号処理部38は、制御回路23の制御の下に、上述の2状態のデジタル値から正しいデジタル値を受信デジタル値として出力する処理を行う。
ミキサ34における受信信号のベースバンド信号へのダウンコンバートは、上述のように、ミキサ34へ局発供給系11から局部発振信号が供給されて行われるが、その局部発振信号は、次のようにして供給される。
局部発振器13から出力される局部発振器出力信号(図2及び図3の(1))が供給される極性切替器14において、局部発振器出力信号の極性は、極性制御端子15から供給される極性制御信号(図2及び図3の(2))によって切り替えられ、極性の切替前と極性の切替後とでは位相が180度反転した分周器入力信号(図2及び図3の(3))が、分周器16に入力される。なお、図2及び図3は、局発供給系11と位相判別系12とのロジックシミュレーションにより解析した結果を示す。
分周器16は、上述の分周器入力信号に応答して上述した分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2(図2及び図3の(4)及び(5))を出力する。分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2は、分周器入力信号の立ち上がりに応答して生成される信号である。分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2が、局部発振信号としてバッファ17を介してミキサ34の局部発振信号入力に供給される。図6に示す分周器16を用いる場合、局部発振器出力信号が通る径路は、常に同じとなる。
また、分周器16は、後述する位相比較を行うための分周器1出力信号3及び分周器1出力信号4(図2及び図3の(6)及び(7))も発生する。分周器1出力信号3及び分周器1出力信号4は、分周器入力信号の立ち下りに応答して生成される信号である。
このようにして、ミキサ34の局部発振信号を供給することにより、上述した局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる同相成分と直交成分とのインバランスの問題を解消させることができる。
しかしながら、ここで問題となるのは、局部発振器出力信号の極性切替と極性切替後の信号の分周とを用いて上述したインバランスの問題の解決とはなるが、極性切替で出力される分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2は、常に一定の位相状態で出力されるとは限らないことである。すなわち、分周器16から出力される分周信号は、図2及び図3の(4)、(5)、(6)及び(7)に示すように、極性切替器14に設定する極性が0度に対し0度若しくは180度となる状態が存在するし、また、極性切替器14に設定する極性が180度に対し90度若しくは−90度となる状態が存在する
この2状態は、切替直前の回路状態や、グリッチ(信号が切り替わる際に生ずる細いバルス状のノイズ)の発生のため、上述した分周器1出力信号1又は分周器1出力信号2分周器1出力信号3又は分周器1出力信号4のいずれ遷移させる制御が難しからである。
上述したように、極性切替器14に図4及び図5に示す回路を用いることができるが、特に、図4に示す排他的論理和を用いた回路では、極性制御端子15からの極性制御信号と、局部発振器13からの局部発振器出力信号の切替タイミングが完全に一致しないと、グリッチが発生する可能性が高い。
図4及び図5に示す回路のいずれを極性切替器14として用いても、極性制御端子15からの極性制御信号に対して極性切替器14から出力される信号に生ずる位相が2状態存在する
極性切替器14に設定する極性が0度に対し0度又は180度の状態への遷移と、極性が180度に対し90度又は−90度の状態への遷移の判別、すなわち、上述した2状態のうちのどちらの状態へ遷移したかの判別をするための手段として、位相判別系12を備える。
位相判別系12の位相判別器22は、極性制御端子15からの極性制御信号と、分周器16からの分周器1出力信号1及び分周器1出力信号3と、分周器21からの分周器2出力信号1及び分周器2出力信号2(図2及び図3の(8)及び(9))とを受けて位相判別器出力信号1及び位相判別器出力信号2(図2及び図3の(10)及び(11))を出力する。
位相判別器出力信号1は、極性制御信号が0のときには、分周器2出力信号2の立ち上がり時の分周器1出力信号1の値となり、極性制御信号が1のときには、分周器2出力信号2の立ち上がり時の分周器1出力信号3の値である。
位相判別器出力信号2は、極性制御信号が0のときには、分周器2出力信号1の立ち上がり時の分周器1出力信号3の値となり、極性制御信号が1のときには、分周器2出力信号1の立ち上がり時の分周器1出力信号1の値である。
ここで、分周器2出力信号1を基準とした場合の位相判別について以下に説明する。
図2の左側、つまり、極性制御信号レベルが0のときの分周器1出力信号1と分周器2出力信号1との位相は一致している。この状態のときに、ミキサ34からフィルタ35に入力される信号は同相であるとする。
そして、上記状態にあるときの位相判別器出力信号1の値は0であり、位相判別器出力信号2の値は1である(この位相判別出力状態を以下状態01と呼ぶ)。
図2の左側について説明したことを図2の右側についてみると、極性制御信号のレベルが1であり、分周器2出力信号1に対して、分周器1出力信号1の位相は90度遅れている。また、分周器2出力信号2に対して、分周器1出力信号1の位相は反転している。この状態のときに、ミキサ34からフィルタ35に入力される信号は直交の逆相(Q)である。
そして、上記状態にあるときの位相判別器出力信号1の値は0であり、位相判別器出力信号2の値は0である(この位相判別出力状態を以下状態00と呼ぶ)。
上述した図2の左側について説明したことを図3の左側について見ると、極性制御信号のレベルが0であり、そのときの、分周器1出力信号1と分周器2出力信号1との位相は反転している。この状態のときに、ミキサ34からフィルタ35に入力される信号は逆相である。
そして、上記状態にあるときの位相判別器出力信号1の値は1であり、位相判別器出力信号2の値は0である(この位相判別出力状態を以下状態10と呼ぶ)。
同様に、図3の右側について見ると、極性制御信号のレベルが1であり、分周器2出力信号1に対して、分周器1出力信号1の位相は90度進んでいる。また、分周器2出力信号2に対して、分周器1出力信号1の位相は同相である。この状態のときに、ミキサ34からフィルタ35に入力される信号は直交の同相(Q)である。
そして、上記状態にあるときの位相判別器出力信号1の値は1であり、位相判別器出力信号2の値は1である(この位相判別出力状態を以下状態11と呼ぶ)。
上述したところから明らかなように、フィルタ35以降へ伝達される信号は、各状態に応じて異なる。すなわち、状態01においては同相であり、状態10においては逆相であり、状態00においては直交の逆相であり、状態11においては直交の同相である。
上述した各状態について、ミキサ34の入力信号と出力信号との関係を数式を用いて説明する。但し、低雑音増幅器33からミキサ34へ入力される信号をcos(2πf0t+φ)、分周器1出力信号1をcos(2πf1t)、分周器1出力信号2を−sig(2πf1t)とする。また、これらの信号の振幅は、簡単にするため、全て1とする。
これらの条件の下において、状態01のとき、分周器1出力信号1と分周器2出力信号1との位相は同相であるので、ミキサ34の出力信号は、
MIXOUT01=cos(2πf1t)×cos(2πf0t+φ)
=1/2cos{2π(f0-f1)t+φ}+1/2cos{2π(f0+f1)t+φ}……(1)
となる。フィルタ35により、f0+f1はの成分を取り除くと、可変利得増幅器36以降の後段に入力される信号は、
01=1/2cos{2π(f0-f1)t+φ}……(2)
となる。
同様に、状態10、状態00及び状態11のときは、それぞれ、
10=−1/2cos{2π(f0-f1)t+φ}……(3)
00=1/2sin{2π(f0-f1)t+φ}……(4)
11=−1/2sin{2π(f0-f1)t+φ}……(5)
となる。
数式(2)、(3)、(4)及び(5)から明らかなように、状態01のときにミキサ34から出力される信号と、状態10のときにミキサ34から出力される信号とは、互いに逆相の関係にあり、また、状態00のときにミキサ34から出力される信号と、状態11のときにミキサ34から出力される信号とは、互いに逆相の関係にある。
このことから、アンテナ31の出力からデジタル信号処理部38に至るいずれかの位置において、位相判別器22の出力信号に基づいて信号を反転すれば、状態01のときの信号と状態10のときの信号とを、また、状態00のときの信号と状態11のときの信号とを、それぞれ、同じ信号として取り扱うことができる。
このように、この実施形態の構成によれば、局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる同相成分と直交成分とのインバランスの問題を解消させることができる。また、インバランスの問題の解消のために用いる手段に伴って2つの位相状態で生ずる復調信号の首尾よい受信を行うこともできる。
また、特許文献2に比して、そこでの位相切替スイッチ1374、−90度位相器1372、ローパスフィルタ1362、フィルタ切替スイッチ1308、IQ出力パス切替スイッチ1312を省略することができるから、消費電力や回路面積を低減することができる。
実施形態2
図7は、この発明の実施形態2である受信装置の電気的構成を示すブロック図、図8は、同受信装置の1つの動作例を説明するタイミングチャート、図9は、同受信装置の他の動作例を説明するタイミングチャート、また、図10は、同受信装置で用いる極性切替器の1つの例を示す図である。
この実施形態の構成が、実施形態1のそれと大きく異なる点は、ミキサへの局部発振信号の供給に極性反転と判定前後の信号の4分周とを用いると共に、極性反転して分周器へ入力される分周器入力信号と、位相判別に局部発振器信号の4分周と局部発振器信号を受けて出力されるカウンタ出力信号とを用いるようにした点である。
この実施形態の受信装置10Aは、図7に示すように、受信装置10Aの差動入力ミキサ34(以下、単にミキサ34という)の局部発振信号入力端子に局部発振信号を供給する局発供給系11Aと、位相判別系12Aとをその発明主要部としてから構成されている。
局発供給系11Aは、局部発振器73と、極性切替器74と、4分周器76と、バッファ77とから構成される。
位相判別系12Aは、極性切替器74と、2ビットカウンタ81と、位相判別器82と、制御回路83とから構成される。
局発供給系11Aの局部発振器73は、ミキサ34へ供給されるべき局部発振信号の周波数の4倍の周波数の局部発振器出力信号(図8及び図9の(1))を出力する発振器である。極性切替器74は、その入力を局部発振器73の出力に接続されると共に、局部発振器出力信号と所定の位相関係を有する極性制御信号(図8及び図9の(2))を極性制御端子15から極性切替制御入力に受け、この極性制御信号に基づいて局部発振器出力信号の極性を切り替える回路である。
極性切替器74の例を図10に示す。図10に示す極性切替器74は、フリップフロップ回路1001,1002、バッファ1003、インバータ1004,1006及びアンド回路1005,1007から構成される。
4分周器76は、ミキサ34で必要とする周波数の局部発振信号である第1の分周信号(以下、分周器出力信号1という)(図8及び図9の(4))と第2の分周信号(以下、分周器出力信号2という)(図8及び図9の(5))とを出力することに加えて、第3の分周信号(以下、分周器出力信号3という)(図8及び図9の(6))及び第4の分周信号(以下、分周器出力信号4という)(図8及び図9の(7))をも出力する回路である。分周器出力信号1及び分周器出力信号2のいずれも、また、分周器出力信号3及び分周器出力信号4のいずれも、局部発振器73の局部発振器出力信号を4分周したものである。分周器出力信号1と分周器出力信号2とは互いに逆相関係にあり、また、分周器出力信号3と分周器出力信号4とは互いに逆相関係にある。分周器出力信号1及び分周器出力信号2と分周器出力信号3及び分周器出力信号4との間にはこれら信号の1/4周期のずれがある。
バッファ77は、4分周器76の動作がミキサ34の動作の影響を受け難くする回路である。
位相判別系12Aの2ビットカウンタ81は、カウンタ出力信号1とカウンタ出力信号2とを出力する回路である。カウンタ出力信号1は局部発振器73からの出力信号を4分周したものであり、カウンタ出力信号2も局部発振器73からの出力信号を2分周したものである。
位相判別器82は、分周器入力信号と、4分周器76からの分周器出力信号1及び分周器出力信号3と、2ビットカウンタ81からのカウンタ出力信号1及びカウンタ出力信号2とを受けて位相判別器出力信号1及び位相判別器出力信号2を出力する回路である。この実施形態では、位相判別器82を順序回路で構成してある。
位相判別器82は、カウンタ出力信号1及びカウンタ出力信号2が共に0以外の期間、位相判別器出力信号1及び位相判別器出力信号2の値を保持する構成とされている。
ミキサ34Aは、受信信号入力端子31A、そして低雑音増幅器33を経て受信信号を受け取ると共に、上述の局部発振器73からバッファ39を介して局部発振器出力信号を受け取って中間周波数信号を出力する周波数変換段である。
上述のミキサ34は、ミキサ34Aからの中間周波数信号と上述した局発供給系11Aからの局部発振信号とを受け取ってベースバンド信号を出力する周波数変換段である。
ミキサ34の出力はフィルタ35に接続され、フィルタ35の出力はAD変換器37に接続され、AD変換器37の出力はデジタル信号処理部38に接続されている。
次に、図7乃至図10を参照して、この実施形態の動作を説明する。
この実施形態においても、ミキサ34への局部発振信号は、局発供給系11Aから実施形態1とほぼ同様にして供給される。
すなわち、局発供給系11Aの局部発振器73から出力される局部発信器出力信号(図8及び図9の(1))の極性は、極性切替器74において極性制御信号(図8及び図9の(2))によって制御され、4分周器76へ入力される。4分周器76は、極性切替器74から出力される分周器入力信号(図8及び図9の(3))の周波数を4分周し、その分周器出力信号1及び分周器出力信号2をミキサ34への局部発振信号としてミキサ34へ供給する。また、4分周器76は、分周器入力信号の周波数を4分周した分周器出力信号1及び分周器出力信号3を位相判別器82へ供給する。
なお、ミキサ34での受信信号の周波数変換は、実施形態1と同様である。
上述したミキサ34への局部発振信号の供給により、この実施形態においてもミキサ34への局部発振信号の供給において生ずる問題、すなわち、上述した局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる同相成分と直交成分とのインバランスの問題を解消させることができる。
また、4分周器76から出力される分周信号は、図8及び図9の(4)、(5)、(6)及び(7)に示すように、極性切替器14に設定する極性が0度に対し0度若しくは180度となる状態で出力される場合もあるし、また、極性切替器14に設定する極性が180度に対し90度若しくは−90度となる状態で出力される場合もある。極性が0度に対する2つの状態01(直交の同相)及び状態10(直交の逆相)は、図8及び図9の左側に示され、極性が180度に対対する2つの状態11(逆相)及び状態00(同相)は、図8及び図9の右側に示されている。
このように、極性の切替毎に、ミキサ34へ供給される局部発振信号の位相状態が、2つの状態を取ってしまい、実施形態1と同様、ミキサ4から出力されるベースバンド信号が互いに逆相で出力されるので、この問題を解決するための手段が、この実施形態でも設けている。
それが、上述の位相判別系12Aである。この位相判別系12Aの位相判別器82は、図8及び図9に示すように、極性が0度であって、カウンタ1・2がともに0のときの分周器出力信号3を位相判別器出力信号1として出力し、極性が180度であって、カウンタ出力信号1及びカウンタ出力信号2がともに0のときで分周器入力信号の次の立ち上がりに応答して該立ち上がり直前の分周器出力信号1の値を位相判別器出力信号2と出力する。
これら2つの位相判別器出力信号の値から上述した2つの状態を判別することができる。
すなわち、受信信号入力端子31Aの出力からデジタル信号処理部38に至るいずれかの位置において、位相判別器82の出力信号に基づいて信号を反転すれば、状態01のときの信号と状態10のときの信号とを、また、状態11のときの信号と状態00のときの信号とを、それぞれ、同じ信号として取り扱うことができる。
このように、この実施形態の構成においても、局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる同相成分と直交成分とのインバランスの問題を解消させることができるし、また、インバランスの問題の解消のために用いる手段に伴って2つの位相状態で生ずる復調信号の首尾よい受信を行うこともできる。
また、特許文献1に比して、そこでのミキサ1262、バッファ1223、フィルタ1272、AD変換器1282を省略することができるから、消費電力や回路面積を削減することができる。
実施形態3
図11は、この発明の実施形態3である受信装置の電気的構成を示すブロック図である。
この実施形態の構成が、実施形態1のそれと大きく異なる点は、局部発振信号を直交変調信号以外の信号の復調のための信号に拡張するようにした点である。
この実施形態の受信装置10Bは、図11に示すように、受信装置10Bの差動入力ミキサ1134(以下、単にミキサ1134という)の局部発振信号入力端子に局部発振信号を供給する局発供給系11Bと、位相判別系12Bとをその発明主要部としてから構成されている。
局発供給系11Bは、局部発振器1113と、極性切替器1114と、n分周器1116と、バッファ1117とから構成される。
位相判別系12Bは、図11には、位相判別器1112と、制御回路1123とを示すが、そのほかに、例えば、実施形態1に準拠する場合には、極性制御信号の供給系と、位相比較のための基準信号を出力する分周器1121(図示せず)を含んで構成される。
局発供給系11Bの局部発振器1113は、ミキサ1134へ供給されるべき局部発振信号の周波数の所定倍(例えば、n倍)の周波数の局部発振器出力信号を出力する発振器である。極性切替器1114は、その入力を局部発振器1113の出力に接続されると共に、局部発振器出力信号と所定の位相関係を有する極性制御信号を極性制御端子15から極性切替制御入力に受け、この極性制御信号に基づいて局部発振器出力信号の極性を切り替える回路である。
n分周器1116は、極性切替器1114からの信号を分周してミキサ1134で必要とする周波数の局部発振信号を出力する回路である。以下の説明では、上記局部発振信号を3相信号とする例について説明する。
局部発振信号は、実施形態1に準拠して、第1の分周信号(以下、分周器1出力信号1という)と、第2の分周信号(以下、分周器1出力信号2という)と、第3の分周信号(以下、分周器1出力信号3という)とからなる。また、3分周器1116は、第4の分周信号(以下、分周器1出力信号4という)と、第5の分周信号(以下、分周器1出力信号5いう)と、第6の分周信号(以下、分周器出力信号6という)も出力する回路である。
上記分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2と、分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6とは、後述する位相判別に用いられる。
分周器1出力信号1、分周器1出力信号2及び分周器1出力信号3のいずれも、また、分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6のいずれも、局部発振器1113の局部発振器出力信号を3分周したものである。分周器1出力信号1と分周器1出力信号2と分周器1出力信号3とは互いに120度の位相差を有する関係にあり、また、分周器1出力信号4と分周器1出力信号5と分周器1出力信号6とは互いに120度の位相差を有する関係にある。分周器1出力信号1と分周器1出力信号4との間、分周器1出力信号2と分周器1出力信号5との間、分周器1出力信号3及び分周器1出力信号6との間にはこれら信号の1/6周期のずれがある。
バッファ1117は、3分周器1116の動作がミキサ1134の動作の影響を受け難くする回路である。
分周器1121は、局部発振器1113の局部発信器出力信号を3分周して分周器2出力信号1、分周器2出力信号2及び分周器2出力信号3を出力する回路である。分周器2出力信号1と、分周器2出力信号2と、分周器2出力信号3とは、互いに120度の位相差を有する関係にある。分周器2出力信号1は、分周器1出力信号1と同相である。
位相判別器1122は、実施形態1に準拠して、分周器1116から分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2と、分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6とを受けるほか、極性制御信号と分周器1121の分周器2出力信号1、分周器2出力信号2及び分周器2出力信号3とを受けて位相判別器出力信号1、位相判別器出力信号2及び位相判別器出力信号3を出力する回路である。位相判別器出力信号1、位相判別器出力信号2及び位相判別器出力信号3の発生には、分周器2出力信号1が位相判別の基準として用いられる。
ミキサ1134は、受信信号入力端子31A、そして低雑音増幅器33を経て受信信号を受け取ると共に、上述した局発供給系11Bからの局部発振信号とを受け取って3相のベースバンド信号を出力する周波数変換段である。
ミキサ1134の出力はフィルタ35に接続され、フィルタ35の出力は可変利得増幅器36に接続され、可変利得増幅器36の出力はAD変換器37に接続され、AD変換器37の出力はデジタル信号処理部38に接続されている。
次に、図11を参照して、この実施形態の動作を説明する。
この実施形態においても、ミキサ1134への局部発振信号は、3相信号形式とされる以外は、局発供給系11Bから実施形態1とほぼ同様にして供給される。
すなわち、局発供給系11Bの局部発振器1113から出力される局部発信器出力信号の極性は、極性切替器1114において極性制御信号によって制御され、3分周器1116へ入力される。3分周器1116は、極性切替器1114から出力される分周器入力信号の周波数を3分周して3相信号とし、その分周器1出力信号1、分周器1出力信号2及び分周器1出力信号3をミキサ1134への局部発振信号としてミキサ34へ供給する。また、3分周器1116は、分周器入力信号の周波数を上述した関係で3分周して分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6を位相判別器1122へ供給する。
上述したミキサ1134への局部発振信号の供給により、この実施形態においてもミキサ1134への局部発振信号の供給において生ずる問題、すなわち、上述した局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる3相成分間のインバランスの問題を解消させることができる。
また、3分周器1116から出力される分周信号は、極性切替器1114に設定する極性が0度に対し0度、120度若しくは240度となる状態で出力される場合もあるし、また、極性切替器1114に設定する極性が180度に対し−60度、60度若しくは−180度となる状態で出力される場合もある。すなわち、極性が0度に対し3つの状態が生じ、極性が180度に対し3つの状態が生ずる。
このように、極性の切替毎に、ミキサ34へ供給される局部発振信号の位相状態が、3つの状態を取ってしまい、実施形態1と同様、ミキサ1134から出力されるベースバンド信号が互いに逆相で出力されるので、この問題を解決するための手段が、この実施形態でも設けている。
それが、上述の位相判別系12Bである。この位相判別系12Bの位相判別器1122は、極性が0度にあっては、分周器2出力信号1を基準として、分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2と、分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6とに基づいて位相判別器出力信号1、位相判別器出力信号2及び位相判別器出力信号3を出力し、極性が180度にあっては、分周器2出力信号1を基準として、分周器1出力信号1及び分周器1出力信号2と、分周器1出力信号4、分周器1出力信号5及び分周器1出力信号6とに基づいて位相判別器出力信号1、位相判別器出力信号2及び位相判別器出力信号3を出力する。
これら3つの位相判別器出力信号の値から上述した3つの状態を判別することができる。
すなわち、受信信号入力端子31Aの出力からデジタル信号処理部38に至るいずれかの位置において、位相判別器1122の出力信号に基づいて互いに逆相関係にある信号を反転すれば、逆相関係にある状態の信号を、それぞれ、同じ信号として取り扱うことができる。
このように、この実施形態の構成においても、局部発振信号の径路差、損失差に起因して生ずる3相成分間のインバランスの問題を解消させることができるし、また、インバランスの問題の解消のために用いる手段に伴って互いに逆相関係にある3つの位相状態で生ずる復調信号の首尾よい受信を行うこともできる。
また、特許文献2に比して、そこでの位相切替スイッチ1374、−90度位相器1372、ローパスフィルタ1362、フィルタ切替スイッチ1308、IQ出力パス切替スイッチ1312を省略することができるから、消費電力や回路面積を低減することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、いずれの実施形態でも、局部発振信号をミキサへ供給するのに、分周器又はカウンタを用いる例を示したが、分周器又はカウンタは、必ずしも、用いなくても、すなわち、局部発振器の周波数を受信信号の周波数と同一にすれば、分周器又はカウンタなしに、この発明を実施し得る。
また、実施形態2において、位相比較器の回路構成により、分周器出力信号4を使用して位相比較器を構成することもできる。
また、実施形態3で、3相信号の例を示したが、これに限らず、その他の相数でも、この発明を実施可能である。
また、カウンタを組み合わせ回路で構成する場合には、カウンタ出力信号がと共に0になった瞬間に位相判別器出力信号を切り替えるように構成することもできる。したがって、位相判別系は、その回路構成により、位相判別器へ入力されるべき信号は異なって来るし、位相判別基準とすべき信号も異なって来る。
また、位相判別の基準を局部発振器から導く絶対的基準の例を示したが、分周器の出力信号間の位相から位相判別の基準を導く相対的基準を採用してこの発明を実施するように構成することもできる。
さらには、各実施形態で行う位相の変更に、可変遅延手段を用いてこの発明を構成することもできる。
さらには、単一の信号供給系を介して信号利用手段に信号を供給する場合へも、この発明を拡張して実施し得る。
ここに開示している受信装置及びその方法並びに信号供給装置及びその方法は、各種の信号処理装置等で利用し得る。

Claims (10)

  1. 受信信号を入力する入力手段と、
    前記受信信号の周波数と同一又は異なる周波数の信号を出力する信号出力手段と、
    該信号出力手段から出力される前記信号に基づいて、第1の信号と、該第1の信号の位相と所定の位相関係にある第2の信号とを局部発振信号として時分割で出力する局部発振信号出力手段と、
    前記入力手段から入力される前記受信信号を前記局部発振信号出力手段から出力される局部発振信号に基づいて周波数変換する変換手段と、
    前記変換手段から出力される信号のデジタル化処理を行うデジタル信号処理手段と、
    前記局部発振信号出力手段から出力される前記局部発振信号の位相(同相信号であるか、逆相信号であるか、+90度直交信号であるか、−90度直交信号であるか)を判別する位相判別手段とを備えてなると共に、
    前記デジタル信号処理手段は、前記位相判別手段による判別結果に基づいて前記変換手段の出力信号を実質的に反転又は非反転する制御を行うことを特徴とする受信装置。
  2. 前記局部発振信号出力手段は、
    前記信号出力手段から出力される前記信号に基づいて、第1の出力信号と、該第1の出力信号と逆相関係にある第2の出力信号と、前記第1の出力信号の位相と所定の位相関係にある第3の出力信号とを生成し、
    前記第1及び第2の出力信号が、前記局部発振信号として前記変換手段へ出力されて周波数変換に供される一方、前記第1及び第3の出力信号が、前記位相判別手段に入力されて位相判別に供されることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記局部発振信号出力手段は、前記信号出力手段から出力される前記信号の極性を時分割で切り替える極性切替手段と、該極性切替手段の出力に接続されて前記第1、第2及び第3の出力信号を生成する分周手段とを有してなることを特徴とする請求項記載の受信装置。
  4. 前記局部発振信号出力手段は、極性制御信号入力手段を含み、前記極性は、前記極性制御信号入力手段から入力される極性制御信号に基づいて切り替えられることを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記位相判別手段は、前記極性制御信号入力手段から入力される前記極性制御信号と、前記極性切替手段の出力に接続される前記分周手段から入力される前記第1及び第3の出力信号と、前記信号出力手段の出力に接続される分周手段から入力される信号とに基づいて該局部発振信号の位相を判別することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記局部発振信号出力手段は、前記信号出力手段から出力される前記信号の極性を時分割で切り替える極性切替手段と、該極性切替手段の出力に接続されて前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する分周手段とを有してなると共に、
    前記位相判別手段は、前記極性切替手段の出力に接続される前記分周手段から入力される前記第1及び第3の出力信号と、前記信号出力手段の出力に接続されるカウンタ又は可変遅延手段から入力される信号とに基づいて該局部発振信号の位相を判別することを特徴とする請求項記載の受信装置。
  7. 受信信号を入力し、
    前記受信信号の周波数と同一又は異なる周波数の信号を信号出力手段から出力し、
    該信号出力手段から出力される前記信号に基づいて、第1の信号と、該第1の信号の位相と所定の位相関係にある第2の信号とを局部発振信号として時分割で出力し、
    時分割で出力される前記局部発振信号に基づいて前記受信信号の周波数を変換する変換処理を行い、該変換処理によって生成された信号のデジタル化処理を行う受信方法であって、
    出力される前記局部発振信号の位相(同相信号であるか、逆相信号であるか、+90度直交信号であるか、−90度直交信号であるか)を判別する位相判別処理を行い、
    前記デジタル化処理では、前記位相判別処理による判別結果に基づいて前記変換処理によって生成された前記信号を実質的に反転又は非反転する制御を行うことを特徴とする受信方法。
  8. 前記信号出力手段から出力される前記信号に基づいて、第1の出力信号と、該第1の出力信号と逆相関係にある第2の出力信号と、前記第1の出力信号の位相と所定の位相関係にある第3の出力信号とを生成し、
    前記第1及び第2の出力信号が、前記局部発振信号として前記変換処理にて周波数変換に供される一方、前記第1及び第3の出力信号が、前記位相判別処理にて供されることを特徴とする請求項記載の受信方法
  9. 前記信号出力手段から出力される前記信号の極性を時分割で切り替え、
    極性が切り替えられた前記信号を分周器に入力させて、前記第1、第2及び第3の出力信号を生成させることを特徴とする請求項7又は8記載の受信方法。
  10. 前記極性は、入力される極性制御信号で切り替えられることを特徴とする請求項9記載の受信方法。
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