JP5585050B2 - ゴルフスウィング計測方法、ゴルフクラブの選定方法及びゴルフスウィング計測装置 - Google Patents
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Description
この方法は、ゴルフクラブヘッドの概略の軌道を計測することはできるが、ゴルフボールの弾道の高さおよび球筋を定めるゴルフボールの打撃直前のゴルフクラブヘッドの挙動を把握することができない。
特許文献1の〔0023〕に記載されているように、4つのセンサを配置することにより、ゴルフボールに対するゴルフクラブヘッドの入射角度を概略知ることができる。特許文献2についても、4つのセンサを配置することにより、ゴルフボールに対するゴルフクラブヘッドの入射角度を概略知ることができる。
特許文献3では、ゴルフクラブヘッドの移動軌跡を数値化することができ、ゴルフボールの打撃直前のゴルフクラブヘッドの挙動の概略を知ることはできる。
特許文献3では、変動ロフト角および変動フェイス角を計測することができるが、これらの角度から、ゴルフクラブヘッドの移動方向を知ることはできない。
ゴルフスウィング計測方法に用いる前記計測装置は、前記計測装置に設定されている基準方向に対するゴルフクラブヘッドの位置に関する向きを表す角度と、前記計測装置とゴルフクラブヘッドとの間の距離とを取得し、取得した前記角度と前記距離とを用いてゴルフクラブヘッドの位置を求める装置である。
前記ゴルフスウィング計測方法は、
前記計測装置が、打撃するゴルフボールの打ち出し目標方向、および、前記打ち出し目標方向における、前記ゴルフボールが位置する面の傾斜方向の少なくとも一方の方向と前記基準方向とを一致させることにより、前記打ち出し目標方向及び前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を前記基準方向を基準にして確定する第1ステップと、
前記第1ステップの後、前記計測装置が、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドの前記ゴルフボールへの進入角度であって、前記打ち出し目標方向を基準とした方位方向に関する第1の進入角度と、前記傾斜方向を基準とした鉛直方向に関する第2の進入角度とを、計測する第2ステップと、
前記計測装置が、前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値とを用いて前記ゴルフスウィングの挙動の情報を出力する第3ステップと、を有する。
また、前記打ち出し目標方向、および、前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を、前記基準方向を基準にして確定するとは、打ち出し目標方向、および、前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を前記基準方向に対する相対方向として定めることをいう。
前記計測装置は、例えば、電磁波、レーザ光、および磁気のいずれかを用いてゴルフクラブヘッドの移動方向を計測する。
この方法は、
前記計測装置が、前記ゴルフスウィング計測方法を行うステップと、
前記計測装置が、前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値を用いて、前記ゴルフスウィングの挙動を複数のタイプの中の1つに分類するステップと、
前記計測装置が、前記分類されたタイプに応じてゴルフクラブの情報を提供するステップと、を有する。
この計測装置は、
打撃するゴルフボールの打ち出し目標方向、および、前記打ち出し目標方向における、前記ゴルフボールが位置する面の傾斜方向の少なくとも一方の方向と前記ゴルフスウィング計測装置に設定されている基準方向とを一致させることにより、前記打ち出し目標方向及び前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を前記基準方向を基準にして確定する設定部と、
前記基準方向に対するゴルフクラブヘッドの位置に関する向きを表す角度と、前記計測装置とゴルフクラブヘッドとの間の距離とを取得し、取得した前記角度と前記距離を用いて、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドの前記ゴルフボールへの進入角度であって、前記打ち出し目標方向を基準とした方位方向に関する第1の進入角度と、前記傾斜方向を基準とした鉛直方向に関する第2の進入角度とを、算出する計測部と、
前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値とを用いて前記ゴルフスウィングの挙動の情報を出力する出力部と、を有する。
また、ゴルフクラブの選定方法およびゴルフスウィング計測装置は、ゴルフクラブヘッドのゴルフボール打撃直前の打ち出し目標方向を基準とした正確な移動方向を知ることができるので、この計測結果を用いて、ゴルフスウィングに適したゴルフクラブの情報を提供することができる。
図1に示す例ではゴルファGは、ゴルフクラブCを把持してアドレス状態にある。ゴルファGのゴルフボールBの打ち出し目標方向と反対側に、ゴルフスウィング計測装置10の計測ユニット12が配置されている。
図2は、計測ユニット12の計測面を示す図である。計測ユニット12は、電磁波の送信およびゴルフクラブヘッドHにて反射した反射波の受信を行う送受信面16と、ゴルフボールBの打ち出し目標方向、およびゴルフボールの位置する面の、打ち出し目標方向における傾斜方向(上方傾斜方向、下方傾斜方向、あるいは水平方向を含む)を、計測ユニット12に設定されている基準方向を基準にして確定するために用いる画像を取得するカメラ18と、を有する。
送信器16aは、電磁波をゴルフクラブヘッドHに向けて送信する。受信器16b,16c,16dは、ゴルフクラブヘッドHで反射した電磁波の反射波を受信する。後述する計測部32は、例えば、受信器16b,16cで受信された受信信号を用いて、ゴルフクラブヘッドHが位置する方位方向を示す、基準方向D1を基準とした方位角度αを求める。また、計測部32は、例えば、受信器16c,16dで受信された受信信号を用いて、ゴルフクラブヘッドHが位置する仰角方向を示す、基準方向D1を基準とした仰角βを求める。
まず、送信器16aから周波数FTXの電磁波をゴルフクラブヘッドHに向けて照射する。
ゴルフクラブヘッドHで反射した電磁波を2つの受信器16b、16cで受信する。このとき受信器16bで周波数FRX1の反射波が受信され、受信器16cで周波数FRX2の反射波が受信されるとする。このとき、送信に用いた周波数FTXの高周波信号が参照信号として受信器16b、16に供給される。受信器16b、16cは、供給された高周波信号を、周波数FRX1、周波数FRX2の受信信号のそれぞれとミキシングし、この後、ローパスフィルター処理を施すことにより、周波数FRX1、周波数FRX2の受信信号を周波数下方変換する。これにより、周波数FRX1と周波数FTXとの差分周波数である周波数fd1の信号及び周波数FRX2と周波数FTXとの差分周波数である周波数fd2の信号が得られる。これらの信号は、処理装置14へ送られる。
sinα =(求めた位相遅れの差分)/(2πFTX・D/c)
計測部30は、仰角βも同様にして求める。
さらに、計測ユニット14からゴルフクラブヘッドHまでの距離の情報は、処理装置14で求めた位相遅れを用いて算出される。このような方法は、レーダによる物体の位置特定の計測方法として周知である。
また、計測ユニット12および処理装置14は、ゴルフクラブヘッドHで反射する反射波の周波数と、照射した電磁波の周波数との間の周波数の変化の情報を用いてゴルフクラブヘッドHの移動速度を計測する。
このような計測ユニット12および処理装置14は、例えばTrackMan(商標:TrackMan A/S社製)が挙げられる。
処理装置14は、CPU20と、メモリ22と、入出力ポート24と、入出力ポート24に接続されたマウスやキーボード等の入力装置26およびディスプレイ(出力部)28と、を主に有する。メモリ22に記憶されたソフトウェアを立ち上げることにより、処理装置14内に、設定部30と、計測部32と、ゴルフスウィング分類部36と、ゴルフクラブ選定部38と、が形成される。
なお、本発明では、上記打ち出し目標方向D2、および上記傾斜方向のうち少なくともいずれか一方を、基準方向D1を基準にして確定すればよい。
一般に、3次元空間における方向は、方位方向と仰角方向の2方向の成分を持つ。上記打ち出し目標方向D2は方位方向であり、上記傾斜方向は、仰角方向である。方位方向は、水平面で方位を指す方向の成分であり、仰角方向は、鉛直方向の成分である。以下、傾斜方向は水平方向である場合を例にして、打ち出し目標方向D2および上記傾斜方向を、基準方向D1を基準として確定する場合を説明する。
打ち出し目標方向D2は、ゴルフボールBの初期弾道の方向であり、ゴルフボールBの目標着弾位置の方位とは区別される。ゴルフボールBの弾道を曲げる場合、目標着弾位置の方向と打ち出し目標方向とは異なる。
打ち出し目標方向D2の入力により、ゴルフボールBの打ち出し目標方向D2が定まるが、さらに、この打ち出し目標方向D2および傾斜方向(水平方向)は、計測ユニット12に設定されている基準方向D1を基準にした相対方位として確定される。
勿論、打ち出し目標方向D2および上記傾斜方向(水平方向)で定まる3次元空間内の方向が基準方向D1に一致する場合、打ち出し目標方向D2は基準方向D1の方位方向に、上記傾斜方向(水平方向)は基準方向D1の仰角方向に定まることになる。この場合、上記ずれ角度はないため、後述する第1の進入角度と第2の進入角度は補正されずに計測部32からそのまま出力される。したがって、逆に言うと、基準方向D1が、打ち出し目標方向D2と上記傾斜方向(水平方向)により定まる3次元空間内の方向に一致するように、計測ユニット14の向きを変えるように計測ユニット14が配置されることが好ましい。この場合、ディスプレイ28に計測ユニット14の向きを方位方向および仰角方向に何度変更すればよいか、ディスプレイ28に数値を表示することが好ましい。
このように、ゴルフスウィング計測装置10では、打ち出し目標方向D2および上記傾斜方向は、計測ユニット12の基準方向D1を基準にして確定される。
本実施形態の計測部32は、打撃直前の2つのデータを用いてゴルフクラブヘッドHの移動方向を求めるが、3つ以上のデータから定まる平均的な移動方向を求めてもよい。
図5(a)に示すように、ゴルフボールBを打ち出し目標方向D2に沿って横方向から見た場合、打球時に、ゴルフクラブヘッドHがゴルフボールBに向かっていくときのゴルフクラブヘッドHのフェース面中央部の移動軌跡を、このゴルフクラブヘッドHの移動軌跡FVとする。この移動軌跡FVの、水平方向を基準とした図中左上傾斜の傾斜角度が、算出された第2の進入角度に対応する。
なお、本実施形態においては、第2の進入角度については、水平面Aと平行な水平面A1よりも上側に傾斜する角度を正(プラス)の角度とし、面A1よりも下側に傾斜する角度を負(マイナス)の角度とする。
図5(b)に示すように、ゴルフボールBを上からみた場合、打球時に、ゴルフクラブヘッドHがゴルフボールBに向かっていくときのゴルフクラブヘッドHのフェース面中央部の移動軌跡を、このゴルフクラブヘッドHの移動軌跡FHとする。この移動軌跡FHの、打ち出し目標方向D2を基準とした図中左上傾斜の傾斜角度は、算出された第1の進入角度に対応する。
なお、本実施形態においては、第1の進入角度については、打ち出し目標方向D2を示す図中の二点鎖線よりもゴルファの反対側(図中上側)に傾斜する角度を正(プラス)の角度とし、二点鎖線よりもゴルファ側に傾斜する角度を負(マイナス)の角度とする。
また、第2の進入角度が負である場合、ゴルフボールBの打撃直前のフェース面中央部の軌跡は、ダウンブローの傾向を示す。このため、打ち出されたゴルフボールBは、低弾道傾向の球筋となる。一方、第2の進入角度が正である場合、ゴルフボールBの打撃直前のフェース面中央部の軌跡は、アッパーブローの傾向を示す。このため、打ち出されたゴルフボールBは、高弾道傾向の球筋となる。
このように、ゴルファGのゴルフボールBの打撃直前のゴルフクラブヘッドHの第1の進入角度と第2の進入角度は様々に異なっている。
一方、Aタイプ、Dタイプは、第1の進入角度(左右)が正であり、ゴルフボールBの打撃直前、ゴルファの側から外側に向けてゴルフクラブヘッドHが移動すること(インサイドアウト)を表している。Bタイプ、Cタイプは、第1の進入角度(左右)が負であり、ゴルフボールBの打撃直前、ゴルファの外側から内側に向けてゴルフクラブヘッドHが移動すること(アウトサイドイン)を表している。
以上のように、ゴルフスウィング分類部36は、図6に示すような分類結果をディスプレイ28に表示する。
Bタイプには、ゴルフボールBの打撃直前のフェースの向きが、ゴルフクラブヘッドHの重心点に作用する遠心力によって上を向かない、すなわちダイナミックロフト角が大きくならず、かつ、フェース面がゴルファGから見て開かないように設定されたゴルフクラブが選定される。
Cタイプには、ゴルフボールBの打撃直前のフェースの向きが、ゴルフクラブヘッドHの重心点に作用する遠心力によって上を向く、すなわちダイナミックロフト角が大きくなり、かつ、フェース面がゴルファGから見て開かないように設定されたゴルフクラブが選定される。
Dタイプには、ダイナミックロフト角が大きくなり、かつ、フェース面がゴルファGから見て閉じないように設定されたゴルフクラブが選定される。
また、Aタイプに最適なゴルフクラブヘッドHは、Bタイプに最適なゴルフクラブヘッドHと、重心距離が異なり、Aタイプに最適なゴルフクラブヘッドHの重心距離は、Bタイプに最適なゴルフクラブヘッドHの重心距離に比べて長い。
この他に、例えば、Aタイプに最適なゴルフクラブヘッドHは、Bタイプに最適なゴルフクラブヘッドとの間で、ゴルフクラブヘッドHのフェース面上における重心距離が異なってもよい。Aタイプに最適なゴルフクラブヘッドHの、フェース面上における重心距離は、Bタイプに最適なゴルフクラブヘッドの、フェース面上における重心距離に比べて長い。フェース面上における重心距離とは、後述する図8に示すような距離Lをフェース面に射影したときの距離である。
なお、本実施形態では、重心距離と重心角を調整してAタイプ〜Dタイプに最適なウッド系ゴルフクラブヘッドを用意し選定するが、重心距離の替わりに、重心点の水平面Aからの高さを調整したものを用いることもできる。特に、アイアン系のゴルフクラブには、重心点の高さを調整したものを用いることが好ましい。なお、重心点の高さは、特開2005−211570号公報に記載されているFGHで定められる寸法をいう。
ゴルファGは、ゴルフクラブを把持するとき、バックライン、あるいはグリップの表面に表されている視認可能な線や指標等を基準にして把持するので、Aタイプ〜Dタイプに応じて、バックライン、あるいは線や指標等の位置を変えることにより、アドレス状態におけるゴルフクラブヘッドHのフェース面の向く向き、さらにはゴルフボール打撃直前のフェース面の移動する向きは変化する。上記指標として、例えば、図9(a)および(b)に示すように、ゴルファGがゴルフクラブを把持するときにグリップ40の表面に当て付けるべき左右の親指の位置にマークM(図9(a),(b)中の斜線領域)を設ける。マークMの位置はAタイプ〜Dタイプに応じて異なるようにマークMをグリップ40の表面に表示する。ゴルファGは、ゴルフクラブを把持するとき、マークMに親指を当て付けることにより、自然とAタイプ〜Dタイプに応じたグリップ角度を実現する。
このように、Aタイプ〜Dタイプに応じて最適なゴルフクラブを提供することができる。
ディスプレイ28は、計測した第1の進入角度の値と第2の進入角度の値とに基づいたゴルフスウィングの挙動の情報を画面表示する。
また、計測部32は、ゴルフボールBの配置位置と、ゴルフボールBの配置位置から打ち出し目標方位に対して反対側の方向に100mm、より好ましくは50mm離れた位置との間の領域に設けられる計測領域をゴルフクラブヘッドHが移動するときの、第1の進入角度の値と第2の進入角度の値を、計測することが好ましい。
ゴルフスウィング計測装置10は、ゴルフボールの打撃直前のゴルフクラブヘッドの第1の進入角度の値と第2の進入角度の値とを、計測する。これにより、ゴルフスウィング計測方法及び計測装置は、球筋に影響を与えるような、ゴルフクラブヘッドのゴルフボール打撃直前の正確な移動方向を知ることができる。特に、ゴルフスウィング計測装置10は、ゴルフボールの打ち出し目標方方向D2と、打ち出し目標方向D2における、ゴルフボールの位置する面の傾斜方向を、基準方向D1を基準にして確定するので、第1の進入角度の値および第2の進入角度の値を正しく算出することができる。
また、ゴルフスウィング計測装置10は、ゴルフクラブヘッドHのゴルフボールBを打ち出す直前の正確な移動方向を知ることができるので、この計測結果を用いて、ゴルフスウィングに適したゴルフクラブの情報を提供することができる。
なお、ゴルフスウィング計測装置10がゴルフ練習場の打席後方に設置固定されるとき、打ち出し目標方向D2、および、傾斜方向の少なくとも一方の方向を、計測ユニット12に設定されている基準方向D1を基準にして確定する処理が行われる。この後、ゴルフスウィング計測装置10は、ゴルファGによりゴルフススウィングの計測に用いられる。
12 計測ユニット
14 処理装置
16 送受信面
18 カメラ
20 CPU
22 メモリ
24 入出力ポート
26 入力装置
28 ディスプレイ
30 設定部
32 計測部
36 ゴルフスウィング分類部
38 ゴルフクラブ選定部
Claims (9)
- ゴルフボールを、所定の目標方向に向けて打ち出すときのゴルフスウィングの挙動を、計測装置を用いて計測するゴルフスウィング計測方法であって、
前記計測装置は、前記計測装置に設定されている基準方向に対するゴルフクラブヘッドの位置に関する向きを表す角度と、前記計測装置とゴルフクラブヘッドとの間の距離とを取得し、取得した前記角度と前記距離とを用いてゴルフクラブヘッドの位置を求める装置であり、
前記計測装置が、打撃するゴルフボールの打ち出し目標方向、および、前記打ち出し目標方向における、前記ゴルフボールが位置する面の傾斜方向の少なくとも一方の方向と前記基準方向とを一致させることにより、前記打ち出し目標方向及び前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を前記基準方向を基準にして確定する第1ステップと、
前記第1ステップの後、前記計測装置が、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドの前記ゴルフボールへの進入角度であって、前記打ち出し目標方向を基準とした方位方向に関する第1の進入角度と、前記傾斜方向を基準とした鉛直方向に関する第2の進入角度とを、計測する第2ステップと、
前記計測装置が、前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値とを用いて前記ゴルフスウィングの挙動の情報を出力する第3ステップと、を有する、ことを特徴とするゴルフスウィング計測方法。 - 前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値は、ゴルフボールの位置と、前記ゴルフボールの位置から前記打ち出し目標方向に対して反対側の方向に100mm離れた地点との間の領域に設けられる計測領域をゴルフクラブヘッドが移動するときのデータである、請求項1に記載のゴルフスウィング計測方法。
- 前記ゴルフスウィングの挙動の情報を出力するとき、前記計測装置が、前記第1の進入角度と前記第2の進入角度を座標軸に定めた2次元マップ上に、計測された前記第1の進入角度の値と計測された前記第2の進入角度の値とを用いて前記ゴルフスウィングの挙動を位置づけた画面を表示する、請求項1または2に記載のゴルフスウィング計測方法。
- 前記計測装置は、電磁波、レーザ光、および磁気のいずれかを用いてゴルフクラブヘッドの移動方向を計測する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフスウィング計測方法。
- 計測したゴルフスウィングの挙動を用いて、前記ゴルフスウィングに適したゴルフクラブを前記計測装置が選定する方法であって、
前記計測装置が、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフスウィング計測方法を行うステップと、
前記計測装置が、前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値を用いて、前記ゴルフスウィングの挙動を複数のタイプの中の1つに分類するステップと、
前記計測装置が、前記分類されたタイプに応じてゴルフクラブの情報を提供するステップと、を有することを特徴とするゴルフクラブの選定方法。 - ゴルフボールを所定の目標方向に向けて打ち出すときのゴルフスウィングの挙動を計測するゴルフスウィング計測装置であって、
打撃するゴルフボールの打ち出し目標方向、および、前記打ち出し目標方向における、前記ゴルフボールが位置する面の傾斜方向の少なくとも一方の方向と前記ゴルフスウィング計測装置に設定されている基準方向とを一致させることにより、前記打ち出し目標方向及び前記傾斜方向の少なくとも一方の方向を前記基準方向を基準にして確定する設定部と、
前記基準方向に対するゴルフクラブヘッドの位置に関する向きを表す角度と、前記計測装置とゴルフクラブヘッドとの間の距離とを取得し、取得した前記角度と前記距離を用いて、ゴルフボールを打撃する直前のゴルフクラブヘッドの前記ゴルフボールへの進入角度であって、前記打ち出し目標方向を基準とした方位方向に関する第1の進入角度と、前記傾斜方向を基準とした鉛直方向に関する第2の進入角度とを、算出する計測部と、
前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値とを用いて前記ゴルフスウィングの挙動の情報を出力する出力部と、を有することを特徴とするゴルフスウィング計測装置。 - 前記計測部が計測する前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値は、ゴルフボールの位置と、前記ゴルフボールの位置から前記打ち出し目標方位の方向に対して反対側の方向に100mm離れた地点との間の領域に設けられる計測領域をゴルフクラブヘッドが移動するときのデータである、請求項6に記載のゴルフスウィング計測装置。
- さらに、前記第1の進入角度の値と前記第2の進入角度の値を用いて、前記ゴルフスウィングの挙動を複数のタイプの中の1つに分類する分類部を有し、前記ゴルフスウィングの挙動の情報として、前記分類部の分類結果を前記出力部は出力する、請求項6または7に記載のゴルフスウィング計測装置。
- さらに、前記分類部で分類されたタイプに応じて前記ゴルフスウィングに適したゴルフクラブの情報を定める選定部を有し、前記出力部は、前記ゴルフクラブの情報を出力する、請求項8に記載のゴルフスウィング計測装置。
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