JP3073828B2 - ゴルフクラブのヘッドスピ−ド測定装置 - Google Patents

ゴルフクラブのヘッドスピ−ド測定装置

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JP3073828B2
JP3073828B2 JP04035321A JP3532192A JP3073828B2 JP 3073828 B2 JP3073828 B2 JP 3073828B2 JP 04035321 A JP04035321 A JP 04035321A JP 3532192 A JP3532192 A JP 3532192A JP 3073828 B2 JP3073828 B2 JP 3073828B2
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sensor
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voltage
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泰 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブのヘッド
スピ−ド測定装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブをスイングした際の
ヘッドスピ−ドを知ることにより、自己のスイングによ
るボ−ルの飛距離を概算できることから、ゴルフ練習場
或いはゴルフ用品店等ではゴルフクラブのヘッドスピ−
ド測定装置を備える所が多くなっている。また、近年に
おいては個人で使用できる携帯可能なゴルフクラブのヘ
ッドスピ−ド測定装置も知られている。
【0003】図2はこの種のゴルフクラブのヘッドスピ
−ド測定装置の一例を示す外観図であり、図3は従来例
における電気系回路を示す構成図である。図において、
1は装置本体(以下、本体と称する)で、直方体形状を
有し、その上面1aには液晶表示器11が設けられてい
る。さらに、本体1の前面1bにはその長辺に沿って所
定の間隔、例えば10cm程度の間隔Lをおいて平行に
配設された2個のセンサコイル12,13が設けられ、
これらのセンサコイル12,13はその中心軸が互いに
ほぼ平行かつ前面1bに垂直となるように、また同じ巻
き方向になるように水平に支持されている。
【0004】また、本体1の内部には信号処理部21、
演算処理部22、表示制御部23、クロック信号発生部
24、スタ−トスイッチ25及びリセットスイッチ26
を備え、スタ−トスイッチ25及びリセットスイッチ2
6は本体1の上面1aに配置されている。3は測定用の
ゴルフクラブで、そのヘッド3aの先端部所定位置には
磁石3bが固着されている。
【0005】信号処理部21は、ダイオ−ドD1 ,D2
、比較器211,212 、RSフリップフロップ213 及びカ
ウンタ214 から構成されている。ダイオ−ドD1 ,D2
のそれぞれのアノ−ドはセンサコイル12,13の一端
に接続され、センサコイル12,13のそれぞれの他端
は接地されている。また、ダイオ−ドD1 ,D2 のカソ
−ドは対応する比較器211,212 の非反転入力端子に接続
され、比較器211 の出力端子はRSフリップフロップ21
3 のセット信号入力端子Sに接続され、比較器212 の出
力端子はRSフリップフロップ213 のリセット信号入力
端子Rに接続されている。また、比較器211,212 のそれ
ぞれの反転入力端子には所定の電圧Vsが印加され、比
較器211,212 のそれぞれは、非反転入力端子への印加電
圧が反転入力端子への印加電圧より大きくなったときに
TTLにおけるハイレベルの電圧を出力し、これ以外の
ときは出力電圧をロ−レベルとするものである。
【0006】RSフリップフロップ213 の非反転出力端
子Qは、カウンタ214 のイネ−ブル端子Eに接続されて
いる。また、カウンタ214 のクリア端子CLRにはリセ
ットスイッチ26からのリセット信号が入力され、クロ
ック入力端子CLKにはクロック信号発生部24から出
力される所定周期Tckのクロック信号CKが入力されて
いる。
【0007】演算処理部22は、CPUによって構成さ
れ、クロック信号発生部24からクロック信号CKを入
力すると共に、スタ−トスイッチ25及びリセットスイ
ッチ26のそれぞれからスタ−ト信号及びリセット信号
を入力する。さらに演算処理部22は、カウンタ214 か
ら出力されるディジタルデ−タを入力し、予め設定され
ているプログラムにより演算処理を行い、スイングの際
のクラブヘッド3aのスピ−ドを算出して、このスピ−
ドの表示デ−タを表示制御部23に出力する。表示制御
部23は演算処理部22から表示デ−タを入力し、これ
に基づく表示制御信号を表示器11に出力する。
【0008】前述の構成によれば、本体1を足元の所定
位置に載置してクラブ3を振ると、クラブヘッド3aに
固着された磁石3bがセンサコイル12,13の中心軸
を横切る。このときセンサコイル12,13のそれぞれ
を貫く磁束Φ1,Φ2 が変化し、センサコイル12,13
のそれぞれには、図4に示すように誘導起電力V1 ,V
2 が発生する。また、クラブ3のスイングに伴ない、磁
石3bはセンサコイル12,13の近傍を瞬時に通過
し、センサコイル12,13のそれぞれを貫く磁束Φ1,
Φ2 は急激に変化するので、誘導起電力V1 ,V2 のそ
れぞれはパルス状になり、誘導起電力V1 ,V2 の極大
点に正のパルスが、また誘導起電力V1 ,V2 の極小点
に負のパルスがそれぞれ発生する。これらの誘導起電力
V1 ,V2は、ダイオ−ドD1 ,D2 により整流されて
正のパルス信号V3 ,V4 のみが出力される。パルス信
号V3 ,V4 のそれぞれは比較器211,212 によって基準
電圧Vsと比較され、パルス信号V3 ,V4 の電圧が基
準電圧Vsより大きいときに比較器211,212 のそれぞれ
から正のパルス信号V5 ,V6 が出力される。
【0009】RSフリップフロップ213 は、パルス信号
V5 を入力したときにセットされて非反転出力信号Qs
をハイレベルにし、パルス信号V6 を入力したときにリ
セットされて非反転出力信号Qsをロ−レベルにする。
非反転出力信号Qsがハイレベルになるとカウンタ214
がカウント動作を開始し、非反転出力信号Qsがロ−レ
ベルになったときにカウンタ214 はカウント動作を停止
する。これにより、クラブヘッド3aがセンサコイル1
2の中心軸を横切ってから、センサコイル13の中心軸
を横切るまでの間のクロック数がカウントされる。この
クロック数に基づいて、演算処理部22は、クラブヘッ
ド3aがセンサコイル12の中心軸を横切ってから、セ
ンサコイル13の中心軸を横切るまでの時間Tを算出す
ると共に、この時間とセンサコイル12,13の間隔L
とからクラブヘッドのスピ−ドを算出し、このスピ−ド
の表示デ−タを表示制御部23に出力する。これにより
表示制御部23を介して表示器11にクラブヘッド3a
のスピ−ドが表示され、即時に自己のスイング状態及び
ボ−ルの飛距離等を知ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の測定装置においては、クラブヘッド3aのスピ
ードを検出することにより、ボールの飛距離を算出して
いるだけである。このため、クラブヘッド3aのスピー
ドが十分なものであっても、ボールの飛距離が延びない
ときの原因がわからないという問題点があった。
【0011】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、スイ
ングの際のクラブヘッドの軌跡を検出して、この概略を
表示するゴルフクラブのヘッドスピ−ド測定装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、クラブヘッドの所定位置に装着された磁
石と、所定間隔をおいて配置された複数のセンサコイル
とを備え、前記磁石によって前記複数のセンサコイルに
発生する誘導起電力に基づいて、スイングの際の前記ク
ラブヘッドのスピ−ドを測定するゴルフクラブのヘッド
スピ−ド測定装置において、垂直方向に所定の間隔をお
いて配置された少なくとも2個の前記センサコイルから
なる第1及び第2のセンサコイル群を水平方向に所定の
間隔をおいて配置すると共に、前記センサコイルに発生
する誘導起電力のそれぞれの極大レベルを検出するレベ
ル検出手段と、該レベル検出手段の検出結果に基づい
て、各センサコイル群毎に各センサコイルに発生した誘
導起電力の極大レベルを比較して、前記第1及び第2の
センサコイル群のそれぞれにおける各センサコイルの垂
直方向の位置に対する前記クラブヘッドの垂直方向の
過位置を検出する通過位置検出手段と、該通過位置検出
手段の検出結果に基づいて、水平面に対する前記クラブ
ヘッドの通過軌跡の概略角度を検出する角度検出手段
と、該角度検出手段の検出結果を表示する表示手段とを
備えたゴルフクラブのヘッドスピード測定装置を提案す
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、ゴルフクラブのスイングの
際、クラブヘッドに設けられた磁石が第1及び第2のセ
ンサコイル群の近傍を通過すると、前記クラブヘッドの
移動に対応して前記第1及び第2のセンサコイル群の各
コイルのそれぞれに誘導起電力が発生し、レベル検出手
段によって該誘導起電力の極大レベルが検出される。さ
らに、該レベル検出手段の検出結果に基づいて、通過位
置検出手段により、各センサコイル群毎に各センサコイ
ルに発生した誘導起電力の極大レベルを比較して、前記
第1のセンサコイル群における各センサコイルの垂直方
向の位置に対する前記クラブヘッドの垂直方向の通過位
置及び前記第2のセンサコイル群における各センサコイ
ルの垂直方向の位置に対する前記クラブヘッドの垂直方
向の通過位置のそれぞれが検出される。また、前記通過
位置検出手段の検出結果に基づいて、角度検出手段によ
り、水平面に対する前記クラブヘッドの通過軌跡の概略
角度が検出され、該角度検出手段の検出結果が表示手段
によって表示される。これにより、ゴルフボールに対す
るクラブの概略入射角度を把握することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例を示す外観斜視図、図
5は電気系回路を示す構成図である。図において、前述
した従来例と同一構成部分は同一符号をもって表しその
説明を省略する。また、従来例と本実施例との相違点
は、本実施例においては、センサコイル12の垂直方向
上部に所定間隔をおいて配置されたセンサコイル14
と、センサコイル13の垂直方向上部に所定間隔をおい
て配置されたセンサコイル15とを設けると共に、これ
らのセンサコイル12〜15に生ずる誘導起電力のレベ
ルを検出し、これらの大小比較を行ってボールに対する
クラブヘッド3aの入射角度を概略的に表示するように
したことにある。
【0015】即ち、本実施例における電気系回路は、セ
ンサコイル12〜15、波形変換部31、レベル検出部
32、演算処理部22、表示制御部23、クロック信号
発生部24、モ−メンタリスイッチからなるスタ−トス
イッチ25及びリセットスイッチ26、表示器11から
構成されている。スタ−トスイッチ25及びリセットス
イッチ26は本体1の上面1aに取り付けられている。
【0016】波形変換部31は比較器311 〜314 から構
成され、レベル検出部32はダイオード321 〜324 、ピ
ークディティタ325 〜328 、アナログスイッチ329 及び
アナログ/ディジタル変換器(以下、A/D変換器と称
する)330 から構成されている。
【0017】センサコイル12の一端は比較器311 の非
反転入力端子と比較器312 の反転入力端子及びダイオー
ド321 のアノードに接続され、センサコイル13の一端
は比較器313 の非反転入力端子と比較器314 の反転入力
端子及びダイオード322 のアノードに接続されている。
また、センサコイル14の一端はダイオード323 のアノ
ードに接続され、センサコイル15の一端はダイオード
324 のアノードに接続されている。さらに、比較器311,
313 のそれぞれの反転入力端子には所定の基準電圧Vs1
が印加され、比較器312,314 のそれぞれの非反転入力端
子には所定の基準電圧Vs2が印加されている。また、セ
ンサコイル12〜15のそれぞれの他端は接地されてい
る。ここで、比較器311,313 のそれぞれは、非反転入力
端子への印加電圧が反転入力端子への印加電圧より大き
くなったときにTTLにおけるハイレベルの電圧を出力
し、これ以外のときは出力電圧をロ−レベルとするもの
であり、比較器312,314 のそれぞれは、非反転入力端子
への印加電圧が反転入力端子への印加電圧より小さくな
ったときにTTLにおけるハイレベルの電圧を出力し、
これ以外のときは出力電圧をロ−レベルとするものであ
る。
【0018】ダイオード321 〜324 のそれぞれのカソー
ドは対応するピークディテクタ325〜328 の入力端子に
接続され、これらのピークディテクタ325 〜328 の出力
端子はアナログスイッチ329 の接点329a〜329dに接続さ
れている。また、アナログスイッチ329 の接片329eはA
/D変換器330 の入力端子に接続され、A/D変換器33
0 の出力データは演算処理部22に入力されている。
【0019】ピークディテクタ325 〜328 は、周知のよ
うに入力された信号電圧のピーク値、即ち最大値を検出
してこれを保持するものであり、この保持電圧PV1〜
PV4は演算処理部22からリセット信号RSTを入力
したときに放電される。また、アナログスイッチ329 の
接片329eは、演算処理部22からの選択信号SELに基
づいて接点329a〜329dの何れかに接続され、アナログス
イッチ329 を介してピークディテクタ325 〜328 の一の
保持電圧PV1〜PV4がA/D変換器330 に入力され
るようになっている。
【0020】演算処理部22は、CPUによって構成さ
れ、クロック信号発生部24からクロック信号CK,ス
タ−トスイッチ25からのスタ−ト信号ST及びリセッ
トスイッチ26からのリセット信号RSを入力すると共
に、比較器311 〜314 から出力されるパルス信号V7 〜
V10及びA/D変換器330 からのディジタル信号を入力
し、これらのパルス信号V7 〜V10に基づいて予め設定
されているプログラムにより演算処理を行い、スイング
の際のクラブヘッド3aのスピ−ドを算出すると共に、
ゴルフボールに対するクラブの概略入射角度を求め、こ
れらの表示デ−タを表示制御部23に出力する。表示制
御部23は演算処理部22から表示デ−タを入力し、こ
れに基づく表示制御信号を表示器11に出力する。
【0021】次に、前述した構成よりなる本実施例の動
作を図6に示す信号波形図、図7及び図8に示すフロ−
チャ−ト、及び図9に示す表示例に基づいて説明する。
ヘッドスピ−ドを測定する際には、本体1を足元の所定
位置に置き、センサコイル12,13がクラブ3のスイ
ング方向に沿って配置されるように設定した後スタ−ト
スイッチ25をオンする。この状態でクラブ3を振る
と、クラブヘッド3aに固着された磁石3bがセンサコ
イル12〜15の前方を横切る。このときセンサコイル
12〜15のそれぞれを貫く磁束Φ1 〜Φ4 は図6に示
すように変化し、センサコイル12〜15のそれぞれに
は、誘導起電力V1 〜V4 が発生する。クラブ3のスイ
ングに伴ない、磁石3bはセンサコイル12〜15の近
傍を瞬時に通過し、センサコイル12〜15のそれぞれ
を貫く磁束Φ1 〜Φ4 は急激に変化するので、誘導起電
力V1 〜V4 のそれぞれはパルス状になり、誘導起電力
V1 〜V4 の極大点に正のパルスが、また誘導起電力V
1 〜V4 の極小点に負のパルスがそれぞれ発生する。
【0022】さらに、比較器311 によって誘導起電力V
1 の正のパルス信号V7 のみが、また比較器312 によっ
て誘導起電力V1 の負のパルス信号V8 のみが出力さ
れ、比較器313 によって誘導起電力V2 の正のパルス信
号V9 のみが、また比較器314によって誘導起電力V2
の負のパルス信号V10のみが出力される。
【0023】一方、ピークディテクタ325 〜328 のそれ
ぞれには、対応するダイオード321〜324 を介して各セ
ンサコイル12〜15に発生する誘導起電力V1 〜V4
における正のパルスが入力され、これらのパルスの電圧
が保持される。
【0024】演算処理部22は、スタ−トスイッチ25
がオンされたか否かを監視し(S1)、スタ−トスイッ
チ25がオンされたときにクロック信号CKに基づいて
計時を開始する(S2)。次いで、パルス信号V7 が入
力されたか否かを判定し(S3)、パルス信号V7 が入
力されないときは、リセットスイッチ26がオンされた
か否かを判定する(S4)。この判定の結果、リセット
スイッチ26がオンされたときは後述するS29の処理
に移行し、オンされないときは前記S3の処理を行う。
【0025】前記S3の判定の結果、パルス信号V7 が
入力されたときはスタ−トスイッチ25のオン時からの
経過時間T1 を記憶し(S5)、この後パルス信号V8
が入力されたか否かを判定する(S6)。この判定の結
果、パルス信号V8 が入力されないときは、リセットス
イッチ26がオンされたか否かを判定する(S7)。こ
の判定の結果、リセットスイッチ26がオンされたとき
は後述するS29の処理に移行し、オンされないときは
前記S6の処理を行う。
【0026】前記S6の判定の結果、パルス信号V8 が
入力されたときはスタ−トスイッチ25のオン時からの
経過時間T2 を記憶し(S8)、この後パルス信号V9
が入力されたか否かを判定する(S9)。この判定の結
果、パルス信号V9 が入力されないときは、リセットス
イッチ26がオンされたか否かを判定する(S10)。
この判定の結果、リセットスイッチ26がオンされたと
きは後述するS29の処理に移行し、オンされないとき
は前記S9の処理を行う。
【0027】前記S9の判定の結果、パルス信号V9 が
入力されたときはスタ−トスイッチ25のオン時からの
経過時間T3 を記憶し(S11)、この後パルス信号V
10が入力されたか否かを判定する(S12)。この判定
の結果、パルス信号V10が入力されないときは、リセッ
トスイッチ26がオンされたか否かを判定する(S1
3)。この判定の結果、リセットスイッチ26がオンさ
れたときは後述するS29の処理に移行し、オンされな
いときは前記S12の処理を行う。
【0028】前記S12の判定の結果、パルス信号V10
が入力されたときはスタ−トスイッチ25のオン時から
の経過時間T4 を記憶する(S14)。さらに、記憶さ
れている経過時間T1 〜T4 に基づいて、スタ−トスイ
ッチ25のオン時から、パルス信号V7 とパルス信号V
8 との間の中点A1 までの経過時間T5 、及びスタ−ト
スイッチ25のオン時から、パルス信号V9 とパルス信
号V10との間の中点A2 までの経過時間T6 を算出する
(S15)。即ち、経過時間T5 は、(1) 式に示すよう
に経過時間T1 と経過時間T2 とを加算し、さらにこれ
を2で除算することにより算出される。また、経過時間
T6 は、(2) 式に示すように経過時間T3 と経過時間T
4 とを加算し、さらにこれを2で除算することにより算
出される。 T5 =(T1 +T2 )/2 …(1) T6 =(T3 +T4 )/2 …(2) 次に、演算処理部22は、中点A1 から中点A2 までの
経過時間t0 を算出する(S16)と共に、この経過時
間t0 によってセンサコイル12とセンサコイル13と
の間の間隔Lを除算することにより、スイングの際のヘ
ッドスピ−ドvを算出する(S17)。この経過時間t
0 は、経過時間T6 から経過時間T5 を減算することに
より求められる。この後、演算処理部22は、ヘッドス
ピ−ドvの表示デ−タを表示制御部23に出力し、図9
に示すように表示器11にヘッドスピ−ドvを表示する
(S18)。
【0029】次いで、演算処理部22は、選択信号SE
Lを出力することによりアナログスイッチ329 を切り替
えて、ピークディテクタ325 〜328 のそれぞれに保持さ
れている電圧PV1〜PV4の値を順次入力した後(S
18〜S22)、電圧PV1の値が電圧PV3の値以上
であるか否かを判定する(S23)。この判定の結果、
電圧PV1の値が電圧PV3の値以上のときは、電圧P
V2の値が電圧PV4の値以上であるか否かを判定し
(S24)、電圧PV2の値が電圧PV4の値以上のと
きは後述するS27の処理に移行し、電圧PV2の値が
電圧PV4の値よりも小さいときは、図9の(a) に示す
ように表示器11に矢印によって上向きの角度表示を行
い(S25)、後述するS29の処理に移行する。
【0030】前記S23の判定の結果、電圧PV1の値
が電圧PV3の値よりも小さいときは、演算処理部22
は、電圧PV2の値が電圧PV4の値以上であるか否か
を判定する(S26)。この判定の結果、電圧PV2の
値が電圧PV4の値よりも小さいときは、図9の(b) に
示すように表示器11に矢印によって水平の角度表示を
行い(S27)、後述するS29の処理に移行する。ま
た、電圧PV2の値が電圧PV4の値以上であるとき
は、図9の(c) に示すように表示器11に矢印によって
下向きの角度表示を行った後(S28)、ピークディテ
クタ325 〜328 にリセット信号RSTを出力して(S2
9)、前記S1の処理に移行する。
【0031】前記S23〜S28の処理においては、ク
ラブヘッド3aがセンサコイル14よりもセンサコイル
12寄りを通過し、且つセンサコイル13よりもセンサ
コイル15寄りを通過したとき上向きの角度表示を行
い、クラブヘッド3aがセンサコイル12よりもセンサ
コイル14寄りを通過し、且つセンサコイル15よりも
センサコイル13寄りを通過したとき下向きの角度表示
を行っている。さらに、クラブヘッド3aがセンサコイ
ル14よりもセンサコイル12寄りを通過し、且つセン
サコイル15よりもセンサコイル13寄りを通過したと
き、及びクラブヘッド3aがセンサコイル12よりもセ
ンサコイル14寄りを通過し、且つセンサコイル13よ
りもセンサコイル15寄りを通過したときに水平の角度
表示を行っている。
【0032】前述したように第1の実施例によれば、ゴ
ルフクラブ3がスイングされた際にセンサコイル12,
13のそれぞれに発生する誘導起電力V1,V2 の極大点
と極小点との間の中点A1,A2 を検出し、これらの中点
A1,A2 間の時間を算出してクラブヘッド3aのスピ−
ドvを測定しているので、クラブヘッド3aに装着され
た磁石3bがセンサコイル12,13に最も近付いた時
点間の時間を計測することができる。これにより、スイ
ングの際にクラブヘッド3aとセンサコイル12,13
との位置関係がある程度変化しても正確なヘッドスピ−
ドvを測定することができる。
【0033】また、ヘッドスピードとしてある程度のス
ピードが検出されているにもかかわらず、ボールの飛距
離が延びないときは、概略角度の表示を見ることによ
り、ボールに対するクラブヘッド3aの入射角を把握す
ることができ、自己のスイングの良否を自己判定するこ
とができる。
【0034】尚、本実施例における電気系回路は一例で
あり、これに限定されることはない。例えば、A/D変
換器330 に代えて複数の比較器を設け、これらの比較器
の出力信号によってボールに対するクラブヘッド3aの
概略入射角を求めても良い。
【0035】また、本実施例では垂直方向に2個のセン
サコイルを配置したが、これに限定されることはなく、
3個以上のセンサコイルを垂直方向に併設することによ
り、さらに詳細な角度を求めることも可能であることは
言うまでもないことである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
過位置検出手段により第1及び第2のセンサコイル群に
対するクラブヘッドの通過位置が検出されると共に、該
検出結果に基づいて、角度検出手段により、水平面に対
する前記クラブヘッドの通過軌跡の概略角度が検出さ
れ、該角度検出手段の検出結果が表示手段によって表示
されるので、ヘッドスピードとしてある程度のスピード
が検出されているにもかかわらず、ボールの飛距離が延
びないときは、前記表示手段による表示を見ることによ
り、ボールに対する前記クラブヘッドの入射角を把握す
ることができ、自己のスイングの良否を自己判定するこ
とができるという非常に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観図
【図2】従来を示す外観図
【図3】従来例における電気系回路を示す構成図
【図4】従来例の動作を説明する信号波形図
【図5】本発明の一実施例における電気系回路を示す構
成図
【図6】本発明の一実施例の動作を説明する信号波形図
【図7】本発明の一実施例における処理フロ−チャ−ト
を示す図
【図8】本発明の一実施例における処理フロ−チャ−ト
を示す図
【図9】本発明の一実施例における表示例を示す図
【符号の説明】
1…本体、3…ゴルフクラブ、3a…クラブヘッド、3
b…磁石、11…表示器、12〜15…センサコイル、
22…演算処理部、23…表示制御部、24…クロック
信号発生部、25…スタートスイッチ、26…リセット
スイッチ、31…波形変換部、311 〜314 …比較器、3
2…レベル検出部,321〜324 …ダイオード,325〜328 …
ピークディテクタ、329 …アナログスイッチ、330 …A
/D変換器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラブヘッドの所定位置に装着された磁
    石と、所定間隔をおいて配置された複数のセンサコイル
    とを備え、前記磁石によって前記複数のセンサコイルに
    発生する誘導起電力に基づいて、スイングの際の前記ク
    ラブヘッドのスピ−ドを測定するゴルフクラブのヘッド
    スピ−ド測定装置において、 垂直方向に所定の間隔をおいて配置された少なくとも2
    個の前記センサコイルからなる第1及び第2のセンサコ
    イル群を水平方向に所定の間隔をおいて配置すると共
    に、 前記センサコイルに発生する誘導起電力のそれぞれの
    レベルを検出するレベル検出手段と、 該レベル検出手段の検出結果に基づいて、各センサコイ
    ル群毎に各センサコイルに発生した誘導起電力の極大レ
    ベルを比較して、前記第1及び第2のセンサコイル群
    それぞれにおける各センサコイルの垂直方向の位置に対
    する前記クラブヘッドの垂直方向の通過位置を検出する
    通過位置検出手段と、 該通過位置検出手段の検出結果に基づいて、水平面に対
    する前記クラブヘッドの通過軌跡の概略角度を検出する
    角度検出手段と、 該角度検出手段の検出結果を表示する表示手段とを備え
    た、 ことを特徴とするゴルフクラブのヘッドスピード測定装
    置。
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