JP5584591B2 - V形エンジン - Google Patents

V形エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP5584591B2
JP5584591B2 JP2010246884A JP2010246884A JP5584591B2 JP 5584591 B2 JP5584591 B2 JP 5584591B2 JP 2010246884 A JP2010246884 A JP 2010246884A JP 2010246884 A JP2010246884 A JP 2010246884A JP 5584591 B2 JP5584591 B2 JP 5584591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fresh water
water cooler
engine
intercooler
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010246884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012097676A (ja
Inventor
健次 宮島
貴生 中西
卓也 中村
和寛 山田
智邦 緒方
健治 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2010246884A priority Critical patent/JP5584591B2/ja
Publication of JP2012097676A publication Critical patent/JP2012097676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5584591B2 publication Critical patent/JP5584591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、V形エンジンに関する。
従来より、エンジン内部を循環する清水を冷却する清水クーラを備えるエンジンが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、清水クーラがボルトによってブラケットに固定される。
また、エンジン上部がカバー部材によって覆われるエンジンが公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。図17に示すように、例えば、プレジャーボート等の船舶100Aに搭載されるエンジン1Aは、船舶100Aの下部に設けられる機関室101A内に配置され、エンジン1Aの上部がカバー部材7Aによって覆われる。これにより、エンジン1Aのメンテナンス作業(例えば、潤滑油の給油等)をする作業者は、カバー部材7A上に乗って容易に作業をすることができる。
特開平2−277927号公報 特開平2−61309号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、清水クーラとブラケットとを固定するボルトが緩むと、清水クーラの振動が大きくなる、という問題があった。清水クーラの振動が過大になると、騒音が発生したり、清水クーラとブラケットとの接続部が破損したりする。
また、特許文献2に記載の技術では、カバー部材がエンジンに直接支持されていないため、カバー部材上に作業者が乗ると、カバー部材が変形する、という問題があった。カバー部材の変形が過大になると、カバー部材上に乗る作業者の姿勢が不安定となったり、カバー部材の下方にある他の部材が損傷したりする。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、清水クーラの振動を防止するとともに、カバー部材の変形を防止することができるV形エンジンを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、クランク軸を中心にV形に配置される一対のシリンダ列と、該一対のシリンダ列間に形成されるVバンク空間の上方を覆うカバー部材と、前記クランク軸方向にて前記カバー部材の一方側に配置され、エンジン内部を循環する清水を冷却する清水クーラと、前記クランク軸方向にて前記カバー部材の他方側に配置され、コンプレッサによって圧縮された給気を冷却するインタークーラと、を備えるV形エンジンにおいて、前記カバー部材は、前記清水クーラと前記インタークーラとを連結するとともに、前記清水クーラと前記インタークーラとの間にて柱状部材によって支持されるものである。
請求項2においては、前記カバー部材の下方にて前記Vバンク空間内には、燃料を噴射するインジェクタを駆動するインジェクタ駆動装置が配置されるものである。
請求項3においては、前記インジェクタ駆動装置は、前記清水クーラと前記インタークーラとの間に架設される架設部材上に配置され、該架設部材は、前記柱状部材によって固定されるものである。
請求項4においては、前記クランク軸方向にて前記清水クーラの一方側には、制御系部品を収納する制御ボックスが配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、清水クーラがカバー部材によってインタークーラと連結されるため、清水クーラの振動を防止することができる。また、カバー部材が柱状部材によって支持されるため、カバー部材上に作業者が乗ってもカバー部材の変形を防止することができる。
請求項2においては、インジェクタ駆動装置を覆うカバー部材が柱状部材によって支持されるため、インジェクタ駆動装置を保護しつつ、カバー部材の変形に起因するインジェクタ駆動装置の損傷を防止することができる。
請求項3においては、清水クーラ及びインタークーラを利用して架設部材を架設することにより、インジェクタ駆動装置をVバンク空間内に容易に配置することができる。また、架設部材の固定手段として柱状部材を利用することにより、架設部材の固定手段に係るコストを低減することができる。
請求項4においては、温度の低い清水クーラの近傍に制御ボックスを配置することにより、制御ボックスが高温になるのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るV形エンジンを備える船舶を示す側面図。 V形エンジンを示す斜視図。 同じく背面図。 同じく側面図。 同じく平面図。 インジェクタとエンジン制御装置とがインジェクタ駆動装置を介して接続された状態を示した図。 V形エンジンの上部を示す正面断面図。 制御ボックスを示す斜視図。 トップカバー、長支柱及び短支柱を示す分解斜視図。 同じく平面図。 同じく側面図。 トップカバーを外した状態におけるV形エンジンの上部を示す平面図。 架設板上に配置されたインジェクタ駆動装置を示す斜視図。 同じく平面図。 架設板、取付板、長支柱及び短支柱を示す分解斜視図。 架設板を示す斜視図。 従来のV形エンジンを備える船舶を示す側面図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係るV形エンジン1の全体構成について、図1から図7により説明する。なお、図1の矢印Fで示す方向を「前方」、矢印Uで示す方向を「上方」、図2の矢印Lで示す方向を「左方」として、以下に述べる各部材の位置や方向等を説明する。
図1に示すように、V形エンジン1は、例えば、プレジャーボート等の船舶100に搭載される。舶用エンジンとしてのV形エンジン1は、船舶100の下部に設けられる機関室101内に配置される。なお、V形エンジン1の上部は、トップカバー7によって覆われるが、トップカバー7の詳細については詳しくは後述する。
図2から図6に示すように、V形エンジン1は、V形8気筒エンジンであり、エンジン主体部2と、給気通路3・3と、排気通路4・4と、コモンレール燃料噴射装置5と、を備える。
図7に示すように、エンジン主体部2は、シリンダブロック21を備え、シリンダブロック21内には、クランク軸26が前後方向に架設される。クランク軸26は、シリンダブロック21に回転可能に軸支される。また、シリンダブロック21には、正面視にてV形に配置されるシリンダ列22・22が形成されるとともに、シリンダブロック21の上面にてシリンダ列22・22の左右間には、Vバンク空間28が形成される。Vバンク空間28の上方は、トップカバー7によって覆われる(図2参照)。
シリンダ列22・22は、片バンク毎に四つのシリンダ23を備え、シリンダ23内には、ピストン24が摺動可能に設けられる。ピストン24は、コネクティングロッド25によってクランク軸26と連結されており、ピストン24の摺動運動がコネクティングロッド25によってクランク軸26の回転運動に変換される。また、シリンダブロック21には、ピストン24と対向するようにシリンダヘッド27が取り付けられとともに、シリンダヘッド27とピストン24とシリンダ23とで、燃焼室212が形成される。シリンダヘッド27には、コモンレール燃料噴射装置5のインジェクタ52が取り付けられ、インジェクタ52の噴射口521が燃焼室212内に配置される。
図2から図5に示すように、給気通路3は、エアクリーナ31と、コンプレッサ32と、図示しない給気マニホールドと、を備えており、給入された空気がエアクリーナ31によって濾過され、濾過された空気がコンプレッサ32によって圧縮され、圧縮された空気が前記給気マニホールドによって燃焼室212に分配される。また、コンプレッサ32・32と両給気マニホールドとの間には、一のインタークーラ6が設けられ、前記圧縮された空気がインタークーラ6によって冷却される。
コンプレッサ32は、図示しないコンプレッサホイールを備え、このコンプレッサホイールは、後述する排気タービン42と連結される。これにより、排気タービン42が排気のエネルギーによって回転すると、排気タービン42と連動して前記コンプレッサホイールが回転し、前記濾過された空気が加圧される。
排気通路4は、排気マニホールド41と、排気タービン42と、を備えており、燃焼室212からの排気が排気マニホールド41によって集合され、集合された排気のエネルギーによって排気タービン42が回転する。
図6に示すように、コモンレール燃料噴射装置5は、図示しないサプライポンプと、左右のコモンレール51・51と、左右合わせて八本のインジェクタ52・52・・・と、を備えており、前記サプライポンプによって燃料が高圧にされ、高圧にされた燃料がコモンレール51・51に蓄えられ、コモンレール51・51内の高圧燃料がインジェクタ52・52・・・の噴射口521・521・・・から燃焼室212・212・・・(図7参照)内に噴射される。
このうちインジェクタ52・52・・・は、インジェクタ駆動装置(Electronic driving Unit、以下「EDU」という。)53・53を介して、エンジン制御装置(Engine Control Unit、以下「ECU」という。)9と接続されており、ECU9からEDU53・53に信号が送信されると、EDU53・53によってインジェクタ52・52・・・が駆動され、インジェクタ52・52・・・によって燃料が噴射される。なお、各EDU53は、四本のインジェクタ52・52・・・を駆動するように設定される。
次に、ECU9の配置構造について、図8により説明する。
ECU9は、V形エンジン1の前部、具体的には、エンジン内部を循環する清水を冷却する清水クーラ8の前面に配置される制御ボックス10内に収納される。制御ボックス10は、図示しないボルトによって清水クーラ8に固定される。なお、制御ボックス10内には、ECU9の他、図示しないヒューズ、リレー、コネクタその他の制御系部品が収納される。
次に、トップカバー7について、図9から図12により説明する。
トップカバー7は、アルミ等の金属よりなり、平面視にて略台形状に形成される。トップカバー7の前側は、清水クーラ8の上面に取り付けられるとともに、トップカバー7の後側は、インタークーラ6の上面に取り付けられる。なお、清水クーラ8の上面とインタークーラ6の上面とは、略同じ高さとされる。また、トップカバー7の前辺の左右長さは、清水クーラ8の左右長さよりも短くされるとともに、トップカバー7の後辺の左右長さは、インタークーラ6の左右長さよりも短くされる。トップカバー7の左右両縁には、フランジ部71・71を形成して、トップカバー7の剛性を高めている。なお、トップカバー7には、V形エンジン1を吊り上げるためのフック11(図2参照)が突出する突出孔72が形成される。
また、トップカバー7の前縁には、植込ボルト12の上側となるナット側雄ねじ部121が挿入される複数(本実施形態では三つ)のボルト孔73・73・73が形成される。植込ボルト12のナット側雄ねじ部121は、ボルト孔73に挿入され、ワッシャ123を介してナット124によって固定される。植込ボルト12の下側となる植込側雄ねじ部122は、清水クーラ8に形成される三つの植込孔81・81・81に植え込まれる(図12参照)。なお、植込ボルト12及びナット124に代えて、六角ボルト等のボルトとすることもできる。
また、トップカバー7の後縁には、植込ボルト13の上側となるナット側雄ねじ部131が挿入される複数(本実施形態では二つ)のボルト孔74・74が形成される。植込ボルト13のナット側雄ねじ部131は、ボルト孔74に挿入され、ワッシャ133を介してナット134によって固定される。植込ボルト13の下側となる植込側雄ねじ部132は、インタークーラ6に形成される二つの植込孔61・61に植え込まれる(図12参照)。なお、植込ボルト13及びナット134に代えて、六角ボルト等のボルトとすることもできる。
また、トップカバー7の前縁から後方に所定間隔をあけた位置には、二つの長支柱孔75・75が左右並列に形成されるとともに、この長支柱孔75・75から後方に所定間隔をあけた位置には、二つの短支柱孔76・76が左右並列に形成される。このうち長支柱孔75・75の下側には、長支柱14・14が配置されるとともに、短支柱孔76・76の下側には、短支柱15・15が配置される。
長支柱14は、六角柱に形成される長支柱本体141と、ナット側雄ねじ部142と、植込側雄ねじ部143と、を備える。
長支柱本体141の長支柱孔75側の端面には、ナット側雄ねじ部142が設けられるとともに、長支柱本体141の長支柱孔75とは反対側の端面には、植込側雄ねじ部143が設けられる。ナット側雄ねじ部142は、長支柱孔75に挿入され、ワッシャ144を介してナット145によって固定される。なお、植込側雄ねじ部143は、清水クーラ8のブラケット82に形成される植込孔821に植え込まれる(図9参照)。
短支柱15は、六角柱に形成される短支柱本体151と、ナット側雄ねじ部152と、植込側雄ねじ部153と、を備える。なお、短支柱本体151の長さは、長支柱本体141の長さよりも短い。
短支柱本体151の短支柱孔76側の端面には、ナット側雄ねじ部152が設けられるとともに、短支柱本体151の短支柱孔76とは反対側の端面には、植込側雄ねじ部153が設けられる。ナット側雄ねじ部152は、短支柱孔76に挿入され、ワッシャ154を介してナット155によって固定される。なお、植込側雄ねじ部153は、インタークーラ6に設けられる前記給気マニホールドとの接続部62に形成される植込孔621に植え込まれる(図9参照)。
次に、EDU53・53の配置構造について、図12から図16により説明する。
EDU53・53は、基板16上に左右並列に取り付けられ、長支柱14・14と短支柱15・15との前後間に配置される。なお、基板16上には、EDU53・53の他、図示しないヒューズ、ハーネスその他の制御系部品が取り付けられる。EDU53・53等が取り付けられた基板16は、四つの防振ゴム161・161・161・161を介して左右の取付板17・18上に取り付けられる。このうち左方の取付板17は、基板16の下面左側に配置されるとともに、右方の取付板18は、基板16の下面右側に配置される。
左方の取付板17は、基板側取付板171と、基板側取付板171の端部に斜めに接続するシリンダヘッド側取付板172と、を備える。
このうち基板側取付板171は、略水平となるように配置される。基板側取付板171の下面右側、つまり、シリンダヘッド側取付板172とは反対側には、後述する架設板19が配置される。基板側取付板171には、ボルト173が挿入される二つのボルト孔171A・171Aが、平面視にて架設板19の投影範囲内に形成される。また、基板側取付板171には、四つの防振ゴム161・161・161・161のうち、左側二つの防振ゴム161・161が取り付けられる二つの取付孔171B・171Bが形成される。
シリンダヘッド側取付板172は、基板側取付板171が略水平に配置された状態で、基板側取付板171の左端部から左下方に延びる。シリンダヘッド側取付部172は、ボルト174によってシリンダヘッドカバー29に固定される。
右方の取付板18は、基板側取付板181と、基板側取付板181の端部に斜めに接続するシリンダヘッド側取付板182と、を備える。
このうち基板側取付板181は、略水平となるように配置される。基板側取付板181の下面左側、つまり、シリンダヘッド側取付板182とは反対側には、後述する架設板19が配置される。基板側取付板181には、ボルト183が挿入される二つのボルト孔181A・181Aが、平面視にて架設板19の投影範囲内に形成される。また、基板側取付板181には、四つの防振ゴム161・161・161・161のうち、右側二つの防振ゴム161・161が取り付けられる二つの取付孔181B・181Bが形成される。なお、右方基板側取付板181は、左方の基板側取付板171よりも前後方向に長い。
シリンダヘッド側取付板182は、基板側取付板181が略水平に配置された状態で、基板側取付板181の右端部から右下方に延びる。シリンダヘッド側取付部182は、ボルト184・184によってシリンダヘッドカバー29に固定される。なお、右方のシリンダヘッド側取付板182は、左方のシリンダヘッド側取付板172よりも前後方向に長い。
図16に示すように、架設板19は、平面視にて略長方形状に形成される。架設板19の左右両縁には、フランジ部191・191を形成して、架設板19の剛性を高めている。また、架設板19の前縁及び後縁には、それぞれ清水クーラ側固定部192及びインタークーラ側固定部193が設けられる。なお、左右の架設板19・19は、略同一構造であるため、ここでは、左右の架設板19・19のうち一方について説明し、他方については必要に応じて説明する。
清水クーラ側固定部192は、架設板19の前縁が前方に延びて形成されるとともに、インタークーラ側固定部193は、架設板19の後縁が上方に立ち上がって、後方に延びて形成される。清水クーラ側固定部192には、長支柱14の植込側雄ねじ部143が挿入されるボルト孔192Aが形成されるとともに、インタークーラ側固定部193には、短支柱15の植込側雄ねじ部153が挿入されるボルト孔193Aが形成される。
これにより、清水クーラ側固定部192のボルト孔192Aに挿入された植込側雄ねじ部143が、清水クーラ8のブラケット82の前記植込孔に植え込まれるとともに、インタークーラ側固定部193のボルト孔193Aに挿入された植込側雄ねじ部153が、インタークーラ6の接続部62の前記植込孔に植え込まれる。こうして、架設板19が長支柱14及び短支柱15によって固定される。
また、架設板19には、ボルト173(又はボルト183)が挿入される二つのボルト孔194・194が形成される。なお、左方の架設板19のボルト孔194・194は、左方の基板側取付板171のボルト孔171A・171Aと一致する位置に配置されるとともに、右方の架設板19のボルト孔194・194は、右方の基板側取付板181のボルト孔181A・181Aと一致する位置に配置される。
これにより、左方の基板側取付板171のボルト孔171A、及び左方の架設板19のボルト孔194に、ボルト173が挿入され、ナット175によって固定される。同様に、右方の基板側取付板181のボルト孔181A、及び右方の架設板19のボルト孔194に、ボルト183が挿入され、ナット185によって固定される。
以上のように、クランク軸26を中心にV形に配置される一対のシリンダ列22・22と、一対のシリンダ列22・22間に形成されるVバンク空間28の上方を覆うトップカバー7と、クランク軸26方向にてトップカバー7の前方側に配置され、エンジン内部を循環する清水を冷却する清水クーラ8と、クランク軸26方向にてトップカバー7の後方側に配置され、コンプレッサ32・32によって圧縮された給気を冷却するインタークーラ6と、を備えるV形エンジン1において、トップカバー7は、清水クーラ8とインタークーラ6とを連結するとともに、清水クーラ8とインタークーラ6との間にて長支柱14・14及び短支柱15・15によって支持されるものである。
このような構成により、清水クーラ8がトップカバー7によってインタークーラ6と連結されるため、清水クーラ8の振動を防止することができる。また、トップカバー7が長支柱14・14及び短支柱15・15によって支持されるため、トップカバー7上に作業者が乗ってもトップカバー7の変形を防止することができる。
なお、本実施形態では、柱状部材として前後二本、左右二本、合計四本の長支柱14・14及び短支柱15・15を設けているが、前後、左右及び合計の柱状部材の数は、これらに限定するものではない。
そして、トップカバー7の下方にてVバンク空間28内には、燃料を噴射するインジェクタ52・52・・・を駆動するEDU53・53が配置されるものである。
このような構成により、EDU53・53を覆うトップカバー7が長支柱14・14及び短支柱15・15によって支持されるため、EDU53・53を保護しつつ、トップカバー7の変形に起因するEDU53・53の損傷を防止することができる。
特に、温度の高い排気通路4・4の近傍を避けて、EDU53・53を配置することにより、EDU53・53が高温になるのを防止することができる。さらに、EDU53・53がインジェクタ52・52・・・の近傍に位置するため、EDU53・53とインジェクタ52・52・・・との接続に係るコストを低減することができるとともに、接続作業が容易となって組立性を向上させることができる。
また、EDU53・53は、清水クーラ8とインタークーラ6との間に架設される架設板19・19上に配置され、架設板19・19は、長支柱14・14及び短支柱15・15によって固定されるものである。
このような構成により、清水クーラ8及びインタークーラ6を利用して架設板19・19を架設することにより、EDU53・53をVバンク空間28内に容易に配置することができる。また、架設板19・19の固定手段として長支柱14・14及び短支柱15・15を利用することにより、架設板19・19の固定手段に係るコストを低減することができる。
さらに、クランク軸26方向にて清水クーラ8の前方側には、ECU9等の制御系部品を収納する制御ボックス10が配置されるものである。
このような構成により、温度の高い排気通路4・4の近傍を避けて、温度の低い清水クーラ8の近傍に制御ボックス10を配置することにより、制御ボックス10が高温になるのを防止することができる。
1 V形エンジン
6 インタークーラ
7 トップカバー(カバー部材)
8 清水クーラ
9 ECU(制御系部品)
10 制御ボックス
14 長支柱(柱状部材)
15 短支柱(柱状部材)
19 架設板(架設部材)
22 シリンダ列
26 クランク軸
28 Vバンク空間
32 コンプレッサ
52 インジェクタ
53 EDU(インジェクタ駆動装置)

Claims (4)

  1. クランク軸を中心にV形に配置される一対のシリンダ列と、
    該一対のシリンダ列間に形成されるVバンク空間の上方を覆うカバー部材と、
    前記クランク軸方向にて前記カバー部材の一方側に配置され、エンジン内部を循環する清水を冷却する清水クーラと、
    前記クランク軸方向にて前記カバー部材の他方側に配置され、コンプレッサによって圧縮された給気を冷却するインタークーラと、を備えるV形エンジンにおいて、
    前記カバー部材は、前記清水クーラと前記インタークーラとを連結するとともに、前記清水クーラと前記インタークーラとの間にて柱状部材によって支持されることを特徴とするV形エンジン。
  2. 前記カバー部材の下方にて前記Vバンク空間内には、燃料を噴射するインジェクタを駆動するインジェクタ駆動装置が配置されることを特徴とする請求項1に記載のV形エンジン。
  3. 前記インジェクタ駆動装置は、前記清水クーラと前記インタークーラとの間に架設される架設部材上に配置され、該架設部材は、前記柱状部材によって固定されることを特徴とする請求項2に記載のV形エンジン。
  4. 前記クランク軸方向にて前記清水クーラの一方側には、制御系部品を収納する制御ボックスが配置されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のV形エンジン。
JP2010246884A 2010-11-02 2010-11-02 V形エンジン Active JP5584591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010246884A JP5584591B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 V形エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010246884A JP5584591B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 V形エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012097676A JP2012097676A (ja) 2012-05-24
JP5584591B2 true JP5584591B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=46389867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010246884A Active JP5584591B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 V形エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5584591B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6387552B2 (ja) * 2015-03-27 2018-09-12 ヤンマー株式会社 エンジン

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6436619U (ja) * 1987-08-31 1989-03-06
JP2002371858A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 内燃機関の補機設置構造
JP5172545B2 (ja) * 2008-09-01 2013-03-27 ヤンマー株式会社 過給機の冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012097676A (ja) 2012-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5362369B2 (ja) エンジン装置
JP4670518B2 (ja) エンジンの衝突保護構造
US9238988B2 (en) Cylinder head mount
US20020117141A1 (en) Rocker carrier
JP6387552B2 (ja) エンジン
JP2005264846A (ja) 縦型多気筒ディーゼルエンジン
JP5584591B2 (ja) V形エンジン
JP2010261342A (ja) エンジン
JP2007198160A (ja) エンジンの補機取付構造
US5349928A (en) Air intake arrangement for a two-cycle engine
JP4490902B2 (ja) ベッドプレートの下方に取り付けられたオイルパンを有するクロスヘッド式の2ストローク内燃エンジン
JP6033026B2 (ja) エンジン装置
JP4634341B2 (ja) エンジン・ラジエータの支持構造
JP4817016B2 (ja) 車両用エンジン
JP4293399B2 (ja) 筒内燃料噴射式エンジン
JP5521452B2 (ja) 船外機のフライホイールカバー取付構造
JP4730238B2 (ja) V型エンジン
JPH10274051A (ja) 縦置エンジンの燃料配管構造
US6782864B2 (en) Mount structure for an engine accessory
JP6780658B2 (ja) シリンダヘッド
JP2007321641A (ja) 船外機エンジンの吸気マニホールド
JP2023131928A (ja) エンジン
JP3965091B2 (ja) エンジンの支持装置
JP2023066040A (ja) エンジンの側部構造
JP3990610B2 (ja) エンジンの支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5584591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350