JP6780658B2 - シリンダヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドに関する。
ディーゼルエンジンのシリンダヘッドには、吸排気バルブとインジェクタとカムシャフト等が設けられている。従来、インジェクタやカムシャフトを支持する部材を、シリンダヘッドの外周壁に連続させ、シリンダヘッドの剛性を向上させる例が知られている。
特開2009−85025号公報
車両の燃費を向上させるため、シリンダヘッドに軽量化が求められている。又、潤滑や冷却能力を向上させる観点から、シリンダヘッドに供給された潤滑油を円滑に流通させることが好ましい。
本発明は、軽量化と剛性向上と潤滑油の円滑な流通を実現したシリンダヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、シリンダヘッドを次のように構成した。
シリンダヘッドは、本体部と、本体部に設けられ、インジェクタを保持するインジェクタ保持部と、インジェクタ保持部に保持されたインジェクタを、本体部に固定するインジェクタ固定具と、本体部に設けられ、インジェクタ固定具が取り付けられる取付座と、取付座の側方に設けられ、シリンダブロックに螺合するシリンダボルトを通すシリンダボルト孔座とを備えている。
更に、シリンダブロックは、一端が取付座の下部に連結され、他端がシリンダボルト孔座に連結される第1脚部と、インジェクタ保持部と本体部との間に設けられ、カムシャフトを支持するベアリング壁と、取付座の下部に一端が連結され、他端がそれぞれベアリング壁と本体部との連結部に連結される、第1脚部に対して平面視で対称な角度で設けられる第2脚部及び第3脚部と、を備えている。
本発明のシリンダヘッドは、次の効果を奏する。軽量化と、剛性の向上と、潤滑油の円滑な流通が実現される。
図1は、本発明にかかる一実施形態のシリンダヘッドを有するエンジンを示す側面図である。 図2は、同シリンダヘッドの本体部を示す平面図である。 図3は、同シリンダヘッドの本体部を示す斜視図である。 図4は、同シリンダヘッドの本体部を示す斜視図である。 図5は、ロッカカバーを示す斜視図である。 図6は、同シリンダヘッドの本体部を示す部分断面斜視図である。 図7は、同シリンダヘッドの本体部の一部を示す斜視図である。 図8は、同シリンダヘッドの本体部の一部を示す斜視図である。
本発明にかかる一実施形態のシリンダヘッドについて説明する。図1に、実施形態のシリンダヘッドを備えたディーゼルエンジン10を示す。ディーゼルエンジン10は、ロッカカバー12とシリンダヘッド14とシリンダブロック16とオイルパン18とを備えている。
ディーゼルエンジン10は、ディーゼルエンジン10の前後方向に沿って4本のシリンダが直線状に配列された4気筒エンジンである。ディーゼルエンジン10には、吸気系の吸気機構と排気系の排気機構とインジェクタ20とが設けられている。ディーゼルエンジン10の4本のシリンダは、中心が鉛直に配置されている。尚、エンジンの構成はこれに限るものではない。
以下、ディーゼルエンジン10について、クランクプーリ13が設けられている側を前方とし、その逆を後方とし、それを基準に左右を定める。又、重力の方向を下方、その逆を上方とする。
シリンダブロック16は、直列に4本のシリンダを備えている。各シリンダには、ピストンが組み入れられている。ピストンは、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結している。クランクシャフトの前端に、クランクプーリ13が設けられている。シリンダブロック16の下部には、オイルパン18が取り付けられている。シリンダブロック16の上面には、シリンダヘッド14が取り付けられている。
シリンダヘッド14には、吸排気系それぞれのカムシャフトと、吸気バルブと、排気バルブと、ロッカーアームが設けられる。カムシャフトは、シリンダヘッド14の軸受(厳密には本体部140に設けられた軸受)に回動自在に支持される。吸気バルブ及び排気バルブは、それぞれ吸気通路及び排気通路に設けられ、カムシャフトによる駆動で、吸気通路及び排気通路をそれぞれ開閉する。
シリンダヘッド14の上面には、ロッカカバー12が取り付けられている。ロッカカバー12は、図5に示すように、インジェクタ20を挿し入れるインジェクタ孔60と、ロッカカバー取付ボルト62を通すボルト孔64と、インジェクタ固定具40を通すボルト孔68を備えている。又、ロッカカバー12の外周には、ロッカカバー取付ボルトを通すボルト孔66が適宜設けられている。
図2、図3にシリンダヘッド14を示す。図2は、シリンダヘッド14の本体部140を上方から示す平面図である。図3は、シリンダヘッド14の本体部140を斜め上方から示す斜視図である。
シリンダヘッド14は、底壁22と底壁22の周囲に設けられた外壁24とを備えている。外壁24は、底壁22から立ち上げられている。シリンダヘッド14の本体部140は、少なくとも底壁22と外壁24により形成される部分である。本体部140は、例えばアルミ等の金属を用いて鋳造により一体的に製造される剛体である。
底壁22には、シリンダボルト孔座30と、インジェクタ保持部32と、取付座34と、ベアリング壁36が設けられている。底壁22の下部には、冷却液を通過させるウォータジャケット、吸気通路、排気通路等が形成されている。
シリンダボルト孔座30は、シリンダヘッド14とシリンダブロック16とを連結するシリンダボルト38(図4参照)を通すシリンダボルト孔31を有している。シリンダボルト孔座30は、本体部140の外壁24に沿ってほぼ等間隔に、ディーゼルエンジン10の各シリンダの中心線を通る平面(以下、「中央面」という)の両側に対向して設けられている。シリンダボルト孔座30は、底壁22から若干立ち上げられ、シリンダボルト孔31が上面に開口している。シリンダボルト孔座30は、底壁22に、合計10カ所設けられている。
以下、シリンダボルト孔座30を必要に応じて、ディーゼルエンジン10の前方側から順次、第1シリンダボルト孔座30a、第2シリンダボルト孔座30b、第3シリンダボルト孔座30c、第4シリンダボルト孔座30d、第5シリンダボルト孔座30eと呼ぶ。
インジェクタ保持部32は、ディーゼルエンジン10の各シリンダの中央位置に対応して設けられている。インジェクタ保持部32は、中心にインジェクタ20を挿し入れる挿入孔33を有している。インジェクタ保持部32の左右両側には、ベアリング壁36が連結されている。
以下、インジェクタ保持部32を必要に応じて、ディーゼルエンジン10の前方側から順次、第1インジェクタ保持部32a、第2インジェクタ保持部32b、第3インジェクタ保持部32c、第4インジェクタ保持部32dと呼ぶ。
インジェクタ20は、ロッカカバー12に設けられたインジェクタ孔60(図5参照)を貫通して、インジェクタ保持部32の挿入孔33に挿し入れられる。インジェクタ20の外周には、インジェクタカバー61が組み付けられる。
インジェクタ20をインジェクタ保持部32に挿し入れた状態を図4に示す。図4は、説明上シリンダヘッド14にインジェクタ20を直接固定した状態を示す図である。インジェクタ20は、インジェクタ保持部32に挿し入れられた状態で、インジェクタ固定具40によりシリンダヘッド14の本体部140に固定されている。
インジェクタ固定具40は、インジェクタ20の上部を保持する保持部42と、取付ボルト45とを備えている。保持部42は、2基のインジェクタ20を所定の間隔をあけて平行に保持する。取付ボルト45は、保持部42の中央に設けられている。取付ボルト45は、取付座34の雌ねじ46(図2参照)に螺合される。取付座34は、図2に示すように、2つのインジェクタ保持部32の間に設けられている。インジェクタ固定具40で固定されたインジェクタ20は、先端が燃焼室に臨み、サプライポンプからの燃料を適宜シリンダ内に噴射する。
ベアリング壁36は、その一端が外壁24に連結し、その他端がインジェクタ保持部32に連結している。ベアリング壁36は、中央面に垂直な面に沿って設けられている。ベアリング壁36の上部には、カムシャフトを支持するベアリングの下半部が設けられている。ベアリング壁36には、図4に示すように、ベアリング上半部のベアリングキャップ69が組み付けられ、吸気と排気それぞれのカムシャフトが支持される。
以下、ベアリング壁36を必要に応じて、ディーゼルエンジン10の前方側から順次、第1ベアリング壁36a、第2ベアリング壁36b、第3ベアリング壁36c、第4ベアリング壁36dと呼ぶ。
次に、取付座34について説明する。シリンダヘッド14の本体部140には、第1取付座34aと第2取付座34bとが設けられている。第1取付座34aは、第1インジェクタ保持部32aと第2インジェクタ保持部32bの間に設けられ、第2取付座34bは、第3インジェクタ保持部32cと第4インジェクタ保持部32dの間に設けられている。
第1取付座34a及び第2取付座34bは、図2に示すように、上面がシリンダヘッド14の幅方向に長い長円形で、中心にインジェクタ固定具40の取付ボルト45を螺合させる雌ねじ46が設けられている。又、第1取付座34a及び第2取付座34bの上面には、雌ねじ46の左右両側に、ロッカカバー12を固定するためのロッカカバー取付ボルト62(図5参照)を螺合させる雌ねじ52が設けられている。
又、第1取付座34aの上部は、縦壁50を介して第1インジェクタ保持部32a及び第2インジェクタ保持部32bに連結されている。第2取付座34bの上部は、縦壁50を介して第3インジェクタ保持部32c及び第4インジェクタ保持部32dに連結されている。
次に、第1取付座34aの下部の構造について説明する。第1取付座34aの下部には、図6、図7、図8に示すように、第1脚部70と第2脚部72と第3脚部74が設けられている。図6は、図3に示すシリンダヘッド14(本体部140)を、シリンダヘッド14の上部中央部分を残して、シリンダヘッド14の左右両側をL字状に破断した断面斜視図である。図7及び図8は、図6に示すシリンダヘッド14の一部を拡大して示す断面斜視図である。
第1取付座34aの下部の構造は、ディーゼルエンジン10の各シリンダの中心線を通る中央面を中心にして、基本的にほぼ左右対称に形成されているので、以下、吸気側の構造について説明する。又、第2取付座34bは、第1取付座34aと基本的に同等の構造を有している。
第1取付座34aは、対向して設けられている一対の第2シリンダボルト孔座30b(図2参照)の間に設けられている。第1取付座34aと各第2シリンダボルト孔座30bとは、シリンダヘッド14の中央面に垂直な面に沿って、平面視で直線状に配置されている。
第1脚部70は、図7に示すように、第1取付座34aの下部から、第2シリンダボルト孔座30bに延びている。第1脚部70は、第1取付座34aの取付ボルト雌ねじ46を通る、中央面と垂直な面に沿って形成されている。
第2脚部72と第3脚部74は、第1脚部70を中心にして、平面視で第1脚部70の両側にほぼ対称に設けられている。第2脚部72は、その一端が第1取付座34aの下部に連結し、その他端が第1ベアリング壁36aに連結している。第3脚部74は、その一端が第1取付座34aの下部に連結し、その他端が第2ベアリング壁36bに連結している。第2脚部72及び第3脚部74は、シリンダヘッド14の下面に対してほぼ平行に設けられている。
又、第2脚部72と第1ベアリング壁36aとの接続部の近傍には、第2シリンダボルト孔座30bから延びる第4脚部76が連結している。又、第3脚部74と第2ベアリング壁36bとの接続部の近傍には、第2シリンダボルト孔座30bから延びる第5脚部78が連結している。第4脚部76と第5脚部78は、中央面と平行な面内にほぼ沿って設けられている。
第1取付座34aは、排気側においても、上記吸気側と同様に第1脚部70から第5脚部78が設けられている。以上説明したように、第1取付座34aは、ディーゼルエンジン10の中央面を中心とした左右両側に第1脚部70を備え、第2シリンダボルト孔座30bに支持されている。
又、第1取付座34aは、左右両側に設けられた第2脚部72と第3脚部74により、それぞれ第1ベアリング壁36a及び第2ベアリング壁36bに支持されている。更に、第2脚部72の第1ベアリング壁36aの端部及び第3脚部74の第2ベアリング壁36b側の端部が、第4脚部76及び第5脚部78により、第2シリンダボルト孔座30bの下部に支持される構造となっている。
したがって、第1取付座34aは、複数の脚部により、シリンダヘッド14の本体部140に強固に連結されている。第2シリンダボルト孔座30bは、シリンダボルト38によりシリンダブロック16と強固に結合される個所であるので、第1取付座34aは、第1脚部70等により、左右両側の第2シリンダボルト孔座30bを介してシリンダブロック16に強固に連結される。
第1取付座34aは、第1ベアリング壁36aと第2ベアリング壁36bとに、第2脚部72と第3脚部74と第4脚部76と第5脚部78を介して網目状に連結される。したがって、第1取付座34aが3次元的に強固に保持される。
第1取付座34aの下部は、第1脚部70、第4脚部76、第5脚部78が、底壁22に対して傾斜して設けられているので各脚部の間に空間が形成されている。これによりシリンダヘッド14の高剛性化と軽量化に加えて、シリンダヘッド14内の潤滑油を円滑に流動させることができるようになることから、シリンダヘッド14内の清浄及び冷却を効率的に実現できる。
次に、第2インジェクタ保持部32bを中心にした、シリンダヘッド14の構造について説明する。第2インジェクタ保持部32bには、図8に示すように、第2ベアリング壁36bが、第2インジェクタ保持部32bを挟んで左右両側に設けられている。第2ベアリング壁36bは、シリンダヘッド14の中央面に対して垂直な面に沿って設けられ、第2インジェクタ保持部32bと外壁24とを連結している。
第2ベアリング壁36bには、それぞれ吸気カムシャフトと排気カムシャフトのベアリングの下半部分が設けられている(図3参照)。第2ベアリング壁36bを挟んで、第2シリンダボルト孔座30bと対称の位置に第3シリンダボルト孔座30cが設けられている。
第3シリンダボルト孔座30cには、図2に示すように、第2シリンダボルト孔座30bと同様に第1脚部70と第4脚部76と第5脚部78が連結されている。又、第3シリンダボルト孔座30cを中心にして、第2脚部72と第3脚部74がそれぞれ第2ベアリング壁36bと第3ベアリング壁36cに連結している。
シリンダヘッド14の左右に対向して設けられている第3シリンダボルト孔座30cの間には、梁80が設けられている。梁80は、第1脚部70の上端と、第2脚部72及び第3脚部74の端部が連結されている部分に連結している。梁80は、第2脚部72及び第3脚部74を含む平面とほぼ同じ平面内に設けられている。中央面を挟んで梁80の左右両側には、第1脚部70と第2脚部72と第3脚部74とがそれぞれ対向して設けられている。
第2インジェクタ保持部32bを中心として、第2インジェクタ保持部32bの周囲には、吸気側の第2ベアリング壁36bから右周り方向に、第2シリンダボルト孔座30bの吸気側の第3脚部74、第1取付座34a、第2シリンダボルト孔座30bの排気側の第3脚部74、排気側の第2ベアリング壁36b、第3シリンダボルト孔座30cの排気側の第2脚部72、梁80、第3シリンダボルト孔座30cの吸気側の第2脚部72が順にほぼ八角形に連続し、環状の構造体37bが形成されている。かかる環状の構造体37bにより、本体部140の、第2インジェクタ保持部32bの周囲の剛性が向上する。
又、図2に示すように、本体部140には、第1インジェクタ保持部32aから第4インジェクタ保持部32dまで、各インジェクタ保持部32毎に、各インジェクタ保持部32を囲む環状の構造体37a〜37dが形成されている。これにより、シリンダヘッド14の全てのシリンダにおいて、シリンダ周りの剛性が向上する。第1インジェクタ保持部32aでは、カムシャフトを保持する共通の軸受けの取付台35を用いて、八角形の環状の構造体37aを構成している。
又、シリンダヘッド14の本体部140は、各シリンダの環状の構造体37a〜37dが、各環状の構造体37a〜37dの一部を共通にして連結されている。これにより、シリンダヘッド14の全体の剛性がより向上される。
各環状の構造体37a〜37dは、第1脚部70と第4脚部76と第5脚部78を介してそれぞれのシリンダボルト孔座30に連結される。これにより、各環状の構造体37a〜37dは、シリンダボルト38によりシリンダブロック16と強固に連結され、各インジェクタ保持部32はより強固に支持される。
尚、本発明は、上記実施形態に限るものではなく、適宜変更できる。
例えば、本実施形態においては、本体部140が鋳造によって製造された際には、各脚部70〜78は本体部140と一体的に形成されている。したがって、各脚部70〜78は、本体部140、シリンダボルト孔座30、取付座34に対して、一体的に連結されている。ただし、各脚部70〜78の連結態様はこれに限られず、これらを本体部140とは別の部品から構成し、ボルト等によって本体部140に対して連結してもよい、このような構成であっても、本発明の効果は発揮され得る。ただし、鋳造による一体的な構造の方が剛性の向上、軽量化、部品点数や工数の削減には一般に有利である。
10…ディーゼルエンジン、12…ロッカカバー、13…クランクプーリ、14…シリンダヘッド、16…シリンダブロック、18…オイルパン、20…インジェクタ、22…底壁、24…外壁、30…シリンダボルト孔座、31…シリンダボルト孔、32…インジェクタ保持部、33…挿入孔、34…取付座、35…取付台、36…ベアリング壁、37…構造体、38…シリンダボルト、40…インジェクタ固定具、42…保持部、45…取付ボルト、50…縦壁、60…インジェクタ孔、61…インジェクタカバー、62…ロッカカバー取付ボルト、64…ボルト孔、66…ボルト孔、68…ボルト孔、69…ベアリングキャップ、70…第1脚部、72…第2脚部、74…第3脚部、76…第4脚部、78…第5脚部、80…梁。

Claims (5)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドであって、
    本体部と、
    前記本体部に設けられ、インジェクタを保持するインジェクタ保持部と、
    前記インジェクタ保持部に保持された前記インジェクタを、前記本体部に固定するインジェクタ固定具と、
    前記本体部に設けられ、前記インジェクタ固定具が取り付けられる取付座と、
    前記取付座の側方に設けられ、前記シリンダブロックに螺合するシリンダボルトを通すシリンダボルト孔座と、
    前記取付座の下部に一端が連結され、他端が前記シリンダボルト孔座に連結される第1脚部と、
    前記インジェクタ保持部と前記本体部との間に設けられ、カムシャフトを支持するベアリング壁と、
    前記取付座の下部に一端が連結され、他端がそれぞれ前記ベアリング壁と前記本体部との連結部に連結される、前記第1脚部に対して平面視で対称な角度で設けられる第2脚部及び第3脚部と、を備えたシリンダヘッド。
  2. 前記第2脚部と前記ベアリング壁との連結部に、前記シリンダボルト孔座から延びる第4脚部が連結され、
    前記第3脚部と前記ベアリング壁との連結部に、前記シリンダボルト孔座から延びる第5脚部が連結されている請求項に記載のシリンダヘッド。
  3. 前記取付座は、隣接して設けられた前記インジェクタ保持部間に設けられ、
    前記取付座と前記インジェクタ保持部が縦壁で連結されている請求項に記載のシリンダヘッド。
  4. 前記インジェクタ固定具は、一対のインジェクタを保持する保持部と、前記保持部の中央に設けられた取付ボルトと、を備え、
    前記取付座は、前記取付ボルトが螺合される雌ねじを有している請求項に記載のシリンダヘッド。
  5. 前記取付座は、ロッカカバーを固定する取付ボルトが螺合される雌ねじを有している請求項に記載のシリンダヘッド。
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