JP5584480B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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本発明は、収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室とが備えられ、前記燃焼室での燃焼により得た熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置に関する。
上記のような燃料電池装置として、従来、燃料電池部が、改質ガスが通流する燃料通流部と空気が通流する空気通流部とを有するセルを並列状態で複数並べて構成され、燃焼室が、燃料通流部を通過した改質ガスを燃料ガスとして、その燃料ガスと空気通流部を通過した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として燃料電池部の上方に隣接して備えられているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の装置では、燃料通流部を通過した燃料ガスと空気通流部を通過した空気とが燃焼室に供給されることにより、燃料ガスと空気とを混合して燃焼させている。そして、燃焼室において複数のセルの並び方向の中央部に相当する箇所に着火用ヒータが配置されており、この着火用ヒータを着火源として燃焼室での燃焼を行っている。
特開2008−243597号公報
上記特許文献1に記載の装置では、燃焼室において、燃料電池部を通過した燃料ガス(改質ガス)と空気とを混合して燃焼させているだけであるので、燃料ガス及び空気の供給条件や通流状態によって失火に至ることがある。
つまり、燃料電池装置は、本来、改質ガスと空気とを反応させて発電するものであるので、燃料電池部に供給される改質ガス及び空気の供給条件や通流状態については、最適な発電を行えるように設定されている。よって、燃料電池部を通過して燃焼室に供給される燃料ガス(改質ガス)及び空気の供給条件や通流状態は、最適な発電を行えるように設定されており、燃焼室での燃焼に適したものとなっていない。多くの場合、燃焼室に供給される燃料ガスと空気との混合比については、燃焼に適した混合比(例えば、空気比1.2〜1.3)に対して、空気の量が過剰となっている(例えば、空気比2.0以上)。このように、燃焼室に供給される燃料ガス(改質ガス)及び空気の供給条件や通流状態が燃焼に適したものから外れているので、失火が発生する可能性が高い。
特に、例えば、燃料電池装置の出力を低下側に変更する場合等には、燃料通流部に供給する改質ガスの供給量及び空気通流部に供給する空気の供給量を減少することになるが、このとき、燃焼室での発熱と燃焼量が少なくなり、温度が低下するため、失火が発生する。
また、上記特許文献1に記載の装置では、燃料電池部が、複数のセルを並列状態で並べて構成されているので、その燃料電池部に隣接する燃焼室が水平方向に延びる大きな空間となっている。その為に、燃焼室の全域に亘って燃料ガス及び空気の供給条件や通流状態を均一にすることが難しく、燃焼室において局所的に空気の量が大きく過剰となる領域が生じることがあり、その領域では、燃料ガス及び空気の供給条件や通流状態が燃焼に適したものから大きく外れてしまい、失火が発生する。
このように、燃焼室にて失火が発生すると、燃焼室での燃焼が不完全燃焼となり、燃料電池装置としての効率が低下する。つまり、上記のような燃料電池装置では、燃焼室での燃焼により得た熱を改質器での改質に用いている。よって、燃焼室での燃焼が完全燃焼となっていることを前提として、その燃焼により得た熱を改質器にて有効に活用できるように熱バランスを取っており、このような熱バランスを取ることで燃料電池装置として効率よい運転を行えるように設計されている。したがって、燃焼室にて不完全燃焼が発生すると、改質器にて必要な熱量を燃焼室での燃焼により十分に得られなくなり、熱バランスが崩れて効率よい運転を行えなくなる可能性がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、燃料電池部での反応後に残存している改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室において、失火を防止して完全燃焼させることができ、熱バランスを取って効率よい運転を行うことができる燃料電池装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る燃料電池装置の特徴構成は、収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室とが備えられ、前記燃焼室での燃焼により得た熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置において、
前記燃料電池部は、前記改質ガスが通流する燃料通流部と空気が通流する空気通流部とを有するセルを並列状態で複数並べて構成され、
前記燃焼室は、前記燃料通流部を通過した改質ガスと前記空気通流部を通過した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として前記燃料電池部に隣接して備えられ、前記燃焼室には、その設置箇所よりも前記改質ガス及び前記空気の通流方向の下流側に渦流を発生させる渦流発生体が、対となる一の燃料通流部と一の空気通流部とを備えた単位セルの複数に亘ってセルの並び方向に前記複数セルの全長にわたる幅で、複数セルの並び方向に対して水平に直交する水平直交方向での幅が、燃料通流部及び空気通流部の複数のセルの並び方向の幅とほぼ同一幅の直方体形状の棒状体として配置され、前記渦流発生体が複数の前記燃料通流部及び複数の空気通流部上に位置されて、発生させる渦流により火炎を維持する点にある。
本特徴構成によれば、燃焼室は燃料電池部に隣接して備えられており、その燃焼室では、燃料通流部を通過した改質ガスと空気通流部を通過した空気とを混合して燃焼させる。そして、燃焼室には、改質ガスと空気とを混合して燃焼させるだけでなく、渦流発生体が配置されているので、その渦流発生体の設置箇所よりも改質ガス及び空気の通流方向の下流側に流速の遅い領域を発生させ、その流速の遅い領域に渦流を発生させる。この渦流により改質ガスと空気との混合を促進させることにより火炎を形成するとともに維持することができ、その火炎を火種としてその周囲の燃焼を維持して失火を防止することができる。したがって、燃焼室での失火の発生を防止することができ、燃焼室での燃焼を完全燃焼とすることができる。その結果、燃焼室での燃焼により得た熱を改質器にて有効に活用できるように的確に熱バランスを取ることができ、効率よい運転を行うことができる燃料電池装置を実現できる。
このような失火が発生することがあるとの知見は、発明者らの実験により燃料電池装置の出力を低下させた状況で出力が本来の出力低下以上に低下する原因を追求して初めて確認できたものである。
このとき、前記渦流発生体は、対となる一の燃料通流部と一の空気通流部とを備えた単位セルの複数に亘ってセルの並び方向で長尺状に形成されているから、1つの渦流発生体により燃焼室において複数のセルに亘る領域での失火を防止することができる。そして、渦流発生体が、複数のセルの並び方向(たとえば図2中X方向)において複数のセル15に亘って延びる長尺状に形成されていることから、1つの渦流発生体20により燃焼室6において複数のセル15に亘る領域での失火を防止することができる。しかも、渦流発生体20を、燃焼室6において複数のセル15の並び方向(図中X方向)の全長に亘る形状にすることで、燃焼室6において複数のセル15の並び方向(図中X方向)の各領域での失火を防止することができる。その結果、燃焼室6の全体に亘って失火を的確に防止することができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記渦流発生体は、前記並び方向に対して水平に直交する水平直交方向において複数箇所に分散して配置されている点にある。
本特徴構成によれば、複数の渦流発生体が、水平直交方向またはセルの並び方向において複数箇所に分散して配置されていることから、燃焼室において水平直交方向またはセルの並び方向の各領域での失火を防止することができる。その結果、燃焼室の全体に亘って失火を的確に防止することができ、燃焼室での燃焼を確実に完全燃焼とすることができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記収納容器には、前記燃焼室にて燃焼された燃焼排ガスを外部に排出させる排出部が備えられ、前記収納容器内には、前記排出部にて外部に排出される燃焼排ガス中の一酸化炭素ガスを除去する燃焼触媒部が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、燃焼室にて燃焼された燃焼排ガスは、排出部から収納容器の外部に排出されるが、このとき、燃焼触媒部により燃焼排ガスから一酸化炭素ガスが除去される。よって、燃焼触媒部を備えた燃料電池装置では、失火の発生により燃焼室での燃焼が不完全燃焼となると、燃焼排ガスに含まれる一酸化炭素ガスの量が増加して、燃焼触媒部の劣化が早くなるという問題が生じる。
そこで、上述した如く、本発明に係る燃料電池装置では、燃焼室に渦流発生体を配置することにより、燃焼室での失火の発生を防止して燃料電池部での反応後に残存している改質ガスと空気とを混合して完全燃焼させることができるので、上述の問題を解消することができる。よって、燃焼触媒部を備えた燃料電池装置において、燃焼室での燃焼を完全燃焼として燃焼触媒部の劣化が早くなるのを防止することができ、有用な燃料電池装置を提供することができる。
燃料電池装置の概略構成図 第1実施形態における燃料電池部及び燃焼室の要部の斜視図 第1実施形態における燃料電池部及び燃焼室の要部の側面
〔第1実施形態〕
この燃料電池装置は、図1に示すように、都市ガス等の原燃料を脱硫する脱硫器1と、改質水タンク2から供給される改質水から水蒸気を生成する気化器3と、気化器3にて生成された水蒸気を用いて脱硫器1にて脱硫された原燃料を水蒸気改質する改質器4と、改質器4にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部5と、燃料電池部5での反応後に残存する改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室6とが備えられている。そして、燃料電池装置には、収納容器7が備えられており、その収納容器7内に、気化器3、改質器4、燃料電池部5、及び、燃焼室6が収納されている。
原燃料は、昇圧ポンプ8の作動により原燃料供給路9を通して脱硫器1に供給される。改質水タンク2の改質水は、改質水ポンプ10の作動により改質水供給路11を通して気化器3に供給される。そして、原燃料供給路9において脱硫器1よりも下流側部位が改質水供給路11の途中部位に合流されており、収納容器7外にて合流された改質水と原燃料とが収納容器7内に備えられた気化器3に供給される。また、気化器3と改質器4との間及び改質器4と燃料電池部5との間は、流体供給路12にて接続されており、この流体供給路12を通して、気化器3から改質器4へ原燃料が供給されるとともに、改質器4から燃料電池部5へ改質ガスが供給される。
燃料電池部5(セルスタック)は、改質ガスが通流する燃料通流部13と空気が通流する空気通流部14とを有するセル15を並列状態で複数並べて構成されている。そして、図示は省略するが、燃料通流部13を改質ガスが通流することで燃料極に改質ガスが供給され、空気通流部14を空気が通流することで空気極に空気が供給され、燃料極と空気極との間にはイットリアをドープしたジルコニア等で構成される固体酸化物電解質が設けられている。
燃料電池部5には、改質器4から流体供給路12を通して供給される改質ガスを受け入れるガスマニホールド16が備えられており、複数のセル15は、ガスマニホールド16の上方側に水平方向に並ぶように配置されている。そして、ガスマニホールド16と複数のセル15における燃料通流部13とが連通接続されており、ガスマニホールド16に供給された改質ガスが複数のセル15における各燃料通流部13に対して下方側から供給される。一方、複数のセル15における各空気通流部14に対する空気の供給については、空気ブロワ(図示省略)の作動により収納容器7に形成された外部と連通する空気取り入れ口17を通して収納容器7外の空気が収納容器7内に供給され、その空気が複数のセル15における各空気通流部14の下方側から上方側に向けて供給される。この空気通流部14への空気の供給については、例えば、空気供給孔(図示省略)等により空気通流部14の下端部近傍において側方からその内部に供給され、空気通流部14を下方側から上方側に通流するように供給される。ちなみに、セルとしては、燃料通流部及び空気通流部を備えた各種の形状や構成のセルが適応可能であり、その形状や構成については図2に示すものに限られない。
燃焼室6は、燃料通流部13を下方側から上方側に通過した改質ガスと空気通流部14を下方側から上方側に通過した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として燃料電池部5の上方側に隣接して備えられている。そして、その燃焼室6の上部に改質器4及び気化器3が配置されており、燃焼室6の燃焼により得られた熱が、改質器4での改質及び気化器3での水蒸気の生成に用いられている。
収納容器7には、燃焼室6にて燃焼された燃焼排ガスを外部に排出させる排出部18が下面部等に形成されている。そして、収納容器7内には、排出部18にて外部に排出される燃焼排ガス中の一酸化炭素ガスを除去する燃焼触媒部19(例えば、白金系触媒)が備えられている。
上述の如く、燃焼室6では、燃料通流部13を通過した改質ガスと空気通流部14を通過した空気とを混合して燃焼させるわけであるが、燃料電池部5に供給される改質ガス及び空気の供給条件や通流状態については、最適な発電を行えるように設定されていることから、燃焼室6での燃焼に適したものとなっておらず、失火が発生する可能性がある。例えば、燃焼室6に供給される燃料ガス(改質ガス)と空気との混合比が、燃焼に適した混合比(例えば、空気比1.2〜1.3)に対して、空気の量が過剰となっている(例えば、空気比2.0以上)。
そこで、本発明に係る燃料電池装置では、燃焼室6での失火の発生を防止するために、図2に示すように、燃焼室6に、その設置箇所よりも改質ガス及び空気の通流方向の下流側に渦流を発生させる渦流発生体20がひとつ又は複数配置されている。渦流発生体20は、燃焼室6において燃料通流部13及び空気通流部14の上端部の直上方に配置されている。渦流発生体20は、複数のセル15の並び方向(図中X方向)において複数のセル15の全長に亘って一連に延びる長尺状に形成されている。つまり、渦流発生体20は、複数のセル15の並び方向(図中X方向)での幅が複数のセル15の全長に亘る幅であり、且つ、複数のセル15の並び方向(図中X方向)に対して水平に直交する水平直交方向(図中Y方向)での幅が燃料通流部13及び空気通流部14とほぼ同一幅であり、セラミックス等により形成された直方体形状の棒状体にて構成されている。
そして、複数の渦流発生体20は、複数のセル15の並び方向(図中X方向)に対して水平に直交する水平直交方向(図中Y方向)において複数箇所に分散して配置されている。例えば、渦流発生体20同士の間隔を一定間隔として、燃焼室6において水平直交方向(図中Y方向)の全長に亘って渦流発生体20を分散して配置されている。
渦流発生体20による失火の防止について図3に基づいて説明する、
燃料通流部13及び空気通流部14の上端部の直上方に渦流発生体20が存在することで、その渦流発生体20の設置箇所よりも改質ガスG及び空気Aの通流方向の下流側(渦流発生体20の上方側)に流速の遅い領域を発生させ、その流速の遅い領域に渦流を発生させる。そして、この渦流により改質ガスG(図中実線)と空気A(図中点線)との混合を促進させることにより火炎Kを形成して維持でき、その火炎を火種としてその周囲の燃焼を維持して失火を防止することができる。そして、渦流発生体20が、複数のセル15の並び方向(図中X方向)において複数のセル15に亘って延びる長尺状に形成されていることから、1つの渦流発生体20により燃焼室6において複数のセル15に亘る領域での失火を防止することができる。しかも、渦流発生体20を、燃焼室6において複数のセル15の並び方向(図中X方向)の全長に亘る形状にすることで、燃焼室6において複数のセル15の並び方向(図中X方向)の各領域での失火を防止することができる。また、複数の渦流発生体20が、水平直交方向(図中Y方向)において複数箇所に分散して配置されていることから、燃焼室6において水平直交方向(図中Y方向)の各領域での失火を防止することができる。その結果、燃焼室6の全体に亘って失火を的確に防止することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、渦流発生体20を直方体形状の棒状体にて構成しているが、渦流発生体20の形状については適宜変更が可能であり、その設置箇所よりも改質ガス及び空気の通流方向の下流側に渦流を発生できるものであれば、渦流発生体20の形状については適宜変更が可能である。
(2)上記第1実施形態では、渦流発生体20の形状を、複数のセル15の並び方向(図中X方向)において全てのセル15に亘って一連に延びる形状としているが、例えば、複数のセル15の並び方向(図中X方向)において一部のセル15に亘って延びる形状として、その渦流発生体20を複数のセル15の並び方向(図中X方向)で間隔を隔てて並ぶように分散して複数配置することもできる。
本発明は、収納容器内に、原燃料を水蒸気改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、前記燃料電池部での反応後に残存している改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室とが備えられ、燃料電池部での反応後に残存している改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室において、失火を防止しながら完全燃焼させることができ、熱バランスを取って効率よい運転を行うことができる各種の燃料電池装置に適応可能である。
4 改質器
5 燃料電池部
6 燃焼室
7 収納容器
13 燃料通流部
14 空気通流部
15 セル
17 排出部
18 燃焼触媒部
20 渦流発生体

Claims (3)

  1. 収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスと空気とを混合して燃焼させる燃焼室とが備えられ、前記燃焼室での燃焼により得た熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置であって、
    前記燃料電池部は、前記改質ガスが通流する燃料通流部と空気が通流する空気通流部とを有するセルを並列状態で複数並べて構成され、
    前記燃焼室は、前記燃料通流部を通過した改質ガスと前記空気通流部を通過した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として前記燃料電池部に隣接して備えられ、前記燃焼室には、その設置箇所よりも前記改質ガス及び前記空気の通流方向の下流側に渦流を発生させる渦流発生体が、対となる一の燃料通流部と一の空気通流部とを備えた単位セルの複数に亘ってセルの並び方向に前記複数セルの全長にわたる幅で、複数セルの並び方向に対して水平に直交する水平直交方向での幅が、燃料通流部及び空気通流部の複数のセルの並び方向の幅とほぼ同一幅の直方体形状の棒状体として配置され、前記渦流発生体が複数の前記燃料通流部及び複数の空気通流部上に位置されて、発生させる渦流により火炎を維持する燃料電池装置。
  2. 前記渦流発生体は、前記並び方向に対して水平に直交する水平直交方向において複数箇所に分散して配置されている請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記収納容器には、前記燃焼室にて燃焼された燃焼排ガスを外部に排出させる排出部が備えられ、前記収納容器内には、前記排出部にて外部に排出される燃焼排ガス中の一酸化炭素ガスを除去する燃焼触媒部が備えられている請求項1または2に記載の燃料電池装置。
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