JP6804363B2 - 固体電解質形燃料電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと空気とが供給される固体電解質形燃料電池セルと、燃料ガスの一部を発電に利用し、残りの燃料ガス(アノードオフガス)を、発電で酸素を一部消費した空気(カソードオフガス)と混合させて燃焼する混合燃焼部とを備え、その燃焼熱を利用して動作温度を維持して発電を継続する、固体電解質形燃料電池モジュールに関する。
固体電解質形燃料電池(SOFC)は、燃料電池反応で消費し切れなかった燃料ガス(アノードオフガス)を燃焼室において燃焼させ、当該燃焼熱を、燃料ガスの前処理としての蒸発および改質反応(吸熱反応)の加熱に利用する。家庭用SOFCシステム(定格発電量700W級)では、一般に発電に使用する燃料ガスの燃料利用率(以下、「Uf」と略記する)は70%〜78%であり、残りの22%〜30%を燃焼させている。燃焼させる際の酸化剤としては、燃料電池の空気側電極で酸素を一部消費した空気(カソードオフガス)が使用される(例えば、特許文献1参照)。
高い発電効率を実現するための手段の一つとして、燃料利用率(Uf)をより高く設定する方法がある。その背反として、アノードオフガスの熱量が低下し、その際、燃焼室温度が低下し、均一な燃焼状態が維持できなくなり、急激に燃焼が悪化する失火リスクが高まる虞がある。
一方で、空気流量および空気利用率は、燃料電池部(セルスタック)の動作温度を適正範囲に収める観点で最適な制御範囲が決定される。すなわち、空気流量を少なくすれば、セルスタックの温度は上昇し、セルの電圧は高くなり、高い発電効率を得るには有利となるが、セルスタックの耐熱性を勘案して適当な温度範囲になるように空気流量を決定する。特に、セルスタックの経年劣化などによる温度上昇を相殺するために、セルスタックの冷却を行いたい場合は、初期よりも空気流量を増量させて、即ち空気利用率を低下させて、セルスタックの適温維持を図ることになる。
このように燃料利用率と空気利用率は、セルの発電性能をより高める観点と適温に維持する観点で決定されるが、燃料利用率が概ね70%〜80%と設定されるのに対して、空気利用率は、30%〜50%に設定される。すなわち、空気のほうが大過剰に供給されることになる。燃料ガス(アノードガス)と空気(カソードガス)がセルスタックを通過することにより生成されるアノードオフガスとカソードオフガスは、セルスタックの上端付近に火炎(燃焼空間)を形成する。しかし、当該燃焼空間では、カソードオフガスが過剰に供給されるため、希薄燃焼となり、燃焼状態は非常に不安定となる。
このような構成で燃焼状態を安定化する方法としては、燃料電池部におけるセルの周囲を覆う覆い体の下流側端部を、セルの下流側端よりも上流側に間隔を隔てて配置し、セルの先端だけではなく、カソードオフガスの一部をセルの側面からも流出するようにすることで、燃焼空間に導かれるカソードオフガスの量を相対的に少なくして燃焼状態を改善する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−225454号公報 特許第5812927号公報
しかしながら、上述の方法によれば、通常の定格発電状態において、例えば78%〜80%という、より高い燃料利用率で安定的な燃焼と発電性能の維持が可能となるが、さらに高い燃料利用率を設定したり、あるいはより効果的にセルスタックを冷却するために、空気流量をより増大させる場合においては、やはりカソードオフガス量の増加により、燃焼の不安定化を招く可能性がある。
従って、本発明の目的は、空気流量を増加させざるを得ない状況においても、安定な燃焼状態を維持し、高い燃料利用率で安定的に発電可能な固体電解質形燃料電池モジュールを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明に係る固体電解質形燃料電池モジュールの特徴構成は、収納容器内に、燃料ガスと空気中の酸素とを反応させて発電する固体酸化物形燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設され、前記燃料電池部での反応後に残存する燃料ガスと酸化剤を混合させて燃焼させる混合燃焼部とが備えられ、
前記燃料電池部は、セルを並列状態で複数並べて構成されており、燃料ガスを通流する燃料通流部と空気が通流する空気通流部とを有し、
前記混合燃焼部は、前記燃料通流部を通流した燃料ガスと前記空気通流部を通流した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として、前記セルにおける燃料通流方向の下流側端に隣接して備えられ、
前記燃料通流部は、燃料ガスをその周囲が囲われた流路内を通流させ、前記セルにおける燃料通流方向の下流側端に配置された燃料噴出部から燃料ガスを噴出するように構成され、
前記空気通流部は、空気を前記セルの並設方向で前記燃料通流部と前記燃料通流部との間に形成された空間を通流させるように構成され、
前記燃料電池部において並設された複数の前記セルの周囲を覆い、前記セルの並設方向に直交する方向での前記空気通流部の横側部を閉塞する覆い体を備え、
前記セルの前記空気通流部側には、空気側電極が備えられ、該空気側電極の下流側端部は、前記セルの下流側端よりも上流側に間隔を隔てた位置に配置されており、
前記空気側電極の下流側端部から、前記セルの下流側端に至る経路の途中から、通流する空気の一部を引き出して前記混合燃焼部に至らせないようにするバイパス経路を備える点にある。
本発明に係る固体電解質形燃料電池モジュールの更なる特徴構成は、前記バイパス経路が、前記混合燃焼部において生成される排気ガスを外部に排出するための排ガス経路に連通接続されている点にある。
本発明に係る固体電解質形燃料電池モジュールの更なる特徴構成は、前記混合燃焼部が、原燃料を改質する改質器に熱を与えるように設置されている点にある。
本発明に係る固体電解質形燃料電池モジュールの更なる特徴構成は、前記バイパス経路が、前記覆い体に形成されている点にある。
本特徴構成によれば、燃料電池部において並設された複数の前記セルの周囲をセルの並設方向に直交する方向での空気通流部の横側部を閉塞した経路で、空気側電極の下流側端部から前記セルの下流側端に至るまでの箇所で、通流する空気の一部を引き出すことにより、混合燃焼部に供給されるおける空気量を減少させ、空気と燃料ガスとの混合比率(空気量/燃料ガス量)を低下させることができる。その結果、火炎の温度低下を防止することで、混合燃焼部での燃焼が過度な希薄燃焼になることがなく、混合燃焼部での燃焼を安定して行うことができる。
これにより、従来より高い燃料利用率においても、相対的に火炎温度を高めて、燃料ガスの未燃成分の発生量を低下させ、混合燃焼部に設置する蒸発器や改質器において、その温度と反応条件を適切に保つことが容易となるため、高Uf運転(燃料利用率82%〜84%)による失火を防止して、発電効率を向上させることができる。
セルの並設方向視での固体電解質形燃料電池モジュール(第1実施形態)の概略断面図である。 燃料電池部の要部の斜視図である。 セルの並設方向視での燃料電池部の要部の断面図である。 セルの並設方向視での固体電解質形燃料電池モジュール(第2実施形態)の概略断面図である。 従来の固体電解質形燃料電池モジュールにおける空気と酸素の消費状況を模式的に示す図である。 本発明の固体電解質形燃料電池モジュールにおける空気と酸素の消費状況を模式的に示す図である。 セルの並設方向視での従来の固体電解質形燃料電池モジュールの概略断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の固体酸化物形燃料電池モジュール100は、図1に示すように、改質水M1を用いて原燃料G1を改質する改質器1と、改質器1にて改質された改質ガスG2と空気Aとを反応させて発電する固体酸化物形の燃料電池部2(セルスタック)と、その燃料電池部2の上方側に隣接して配設されて燃料電池部2での反応後に残存する改質ガスG2に酸化剤を混合させて燃焼させる混合燃焼部3とを備えている。
この固体酸化物形燃料電池モジュール100は、改質器1や燃料電池部2等の機器に加えて、供給される改質水M1を用いて水蒸気を生成する蒸発器4を備えており、図外の脱硫器にて脱硫された原燃料G1と改質水M1とを混合させて蒸発器4に供給している。また、図示は省略するが、蒸発器4と改質器1とは連通接続されており、その連通接続により蒸発器4にて生成された水蒸気及び原燃料G1が改質器1に供給されている。改質器1は、蒸発器4にて生成された水蒸気を用いて、図外の脱硫器にて脱硫された原燃料G1を水蒸気改質するように構成されている。
固体酸化物形燃料電池モジュール100は、収納容器5を備えており、その収納容器5内に、蒸発器4、改質器1、燃料電池部2、混合燃焼部3が備えられている。燃料電池部2は、収納容器5の左右方向(図1中X方向)に間隔を隔てて一対配設されており、それら一対の燃料電池部2の夫々に対して上方側に隣接する空間が混合燃焼部3として構成されている。
燃料電池部2(セルスタック)は、図1及び図2に示すように、セル9を並列状態で複数並べて構成されており、改質ガスG2が下方側から上方側に通流する燃料通流部7と空気Aが下方側から上方側に通流する空気通流部8とを有している。ここで、図2に示すように、セル9の並設方向をY方向とし、セル9の並設方向に直交する方向をX方向としており、収納容器5の左右方向とセル9の並設方向に直交する方向とは同一方向となっている。図1は、セル9の並設方向視での固体酸化物形燃料電池モジュール100の概略断面図を示している。
そして、燃料通流部7を改質ガスG2が通流することで燃料側電極(図示省略)に改質ガスG2が供給され、空気通流部8を空気Aが通流することで空気側電極10(図2参照)に空気Aが供給され、燃料側電極と空気側電極10との間にはイットリアをドープしたジルコニア等で構成される固体酸化物電解質(図示省略)が設けられている。
図2に示すように、燃料通流部7は、中空平板状に形成された筒状体にて構成されており、その周囲が囲われた流路内を通流させて燃料噴出部11から改質ガスG2を噴出させるように構成されている。燃料噴出部11は、セル9における燃料通流方向の下流側端に配置されており、セル9の並設方向に直交する方向(X方向)に間隔を隔てる状態で燃料通流部7の上端面部に形成された複数の噴出孔にて構成されている。
空気通流部8は、空気Aをセル9の並設方向(Y方向)で燃料通流部7と燃料通流部7との間(セル9とセル9との間)に形成された空間を通流させるように構成されている。空気通流部8は、その空気Aの空気通流方向が燃料通流部7における燃料通流方向と同一方向になるように構成されている。そして、空気通流部8において、セル9における燃料通流方向の下流側端に相当する位置が、セル9の並設方向に直交する方向(X方向)の全長に亘って一連に形成された上方側開口12にて構成されており、この上方側開口12から空気通流部8を通流した空気Aを噴出可能に構成されている。
上述の如く、燃料噴出部11は、セル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)に配置されている。また、空気通流部8における上方側開口12も、セル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)に配置されている。このようにして、燃料通流部7は、燃料噴出部11からその上方側に改質ガスG2を噴出しており、空気通流部8は、上方側開口12からその上方側に空気Aを噴出している。
混合燃焼部3は、図1に示すように、複数のセル9の夫々における燃料噴出部11から噴出される改質ガスG2と上方側開口12から噴出される空気Aとを混合して燃焼させる燃焼空間として、セル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)に隣接して備えられている。ここで、混合燃焼部3は、並設された複数のセル9の上端9aと上方側に隣接する空間のみを燃焼空間としており、セル9の並設方向(Y方向)及びセル9の並設方向と直交する方向(X方向)において、その燃焼空間に隣接する空間は燃焼空間ではなく、混合燃焼部3での排ガスCを排ガス排気路16に導くための空間として構成されている。
混合燃焼部3の上部に改質器1及び蒸発器4が配置されており、混合燃焼部3の燃焼により得られた熱が、改質器1での改質及び蒸発器4での水蒸気の生成に用いられているとともに、空気供給路6にて燃料電池部2に供給する空気Aの予熱にも用いられている。ちなみに、燃料電池部2での反応によって発熱されるので、その熱も、改質器1での水蒸気改質、蒸発器4での水蒸気の生成及び燃料電池部2に供給する空気Aの予熱に用いられている。
燃料電池部2には、改質器1から流体供給路13を通して供給される改質ガスG2を受け入れるガスマニホールド14が備えられている。複数のセル9は、ガスマニホールド14の上方側に水平方向に並ぶように配置されている。そして、ガスマニホールド14と複数のセル9における燃料通流部7の夫々とが連通接続されており、ガスマニホールド14に供給された改質ガスG2が各燃料通流部7に対して下方側から供給される。これにより、燃料通流部7では、下方側から上方側に向けて改質ガスG2が通流するように構成されている。
燃料電池部2に空気Aを供給するために、収納容器5内に空気Aを通流させて空気流出口15から燃料電池部2に空気Aを供給する空気供給路6が備えられている。この空気供給路6は、第1空気流路部位6aと第2空気流路部位6bと第3空気流路部位6cとから構成されており、第3空気流路部位6cの下端部位に空気流出口15が備えられている。
第1空気流路部位6aは、収納容器5の左右方向の一端部(図1中X方向の右端部)にて収納容器5の外部から空気Aを受け入れて収納容器5の上端部まで通流させたのち、その空気Aを収納容器5の左右方向(図1中X方向)に沿ってその中央部に向けて通流させる。
第2空気流路部位6bは、収納容器5の左右方向の他端部(図1中X方向の左端部)にて収納容器5の外部から空気Aを受け入れて収納容器5の上端部まで通流させたのち、その空気Aを収納容器5の左右方向(図1中X方向)に沿ってその中央部に向けて通流させる。
第3空気流路部位6cは、収納容器5の左右方向の中央部において第1空気流路部位6aの空気Aと第2空気流路部位6bの空気Aとを合流させて上方側から下方側に向けて通流させる。
このように、収納容器5内に備えられた第1〜第3空気流路部位6a〜6cを空気Aが通流することで、混合燃焼部3での燃焼により得られる熱や燃料電池部2での反応によって発熱される熱によって、燃料電池部2に供給される空気Aの予熱が行われている。そして、第3空気流路部位6cの空気流出口15から収納容器5の左右方向に向けて噴出される空気Aは、セル9の横側方から空気通流部8の夫々に流入しており、空気通流部8は、下方側から上方側に向けて空気Aを通流させるように構成されている。
収納容器5には、混合燃焼部3での燃焼による排ガスCを収納容器5の外部に排気させる排ガス排気路16が備えられている。排ガス排気路16は、第1排気流路部位16aと第2排気流路部位16bと第3排気流路部位16cとから構成されている。
第1排気流路部位16aは、収納容器5の左右方向の一端部(図1中X方向の右端部)において混合燃焼部3からの排ガスCを受け入れている。第1排気流路部位16aは、その排ガスCを収納容器5の下端部まで通流させたのち、その混合気を収納容器5の左右方向に沿ってその中央部に通流させている。
第2排気流路部位16bも、第1排気流路部位16aと同様に、収納容器5の左右方向の他端部(図2中X方向の左端部)において排ガスCを受けており、その排ガスCを収納容器5の下端部まで通流させたのち、その混合気を収納容器5の左右方向に沿ってその中央部に通流させている。
第3排気流路部位16cは、収納容器5の左右方向の中央部において第1排気流路部位16aの排ガスCと第2排気流路部位16bの排ガスCとを合流させて、収納容器5の外部に排気させている。
上述の如く、図1及び図2に示すように、燃料電池部2は、複数のセル9を並設して構成されており、その燃料電池部2において並設された複数のセル9の周囲を覆う第1覆い体20及び第2覆い体21が備えられている。第1覆い体20及び第2覆い体21は、図2に示すように、セル9の並設方向に直交する方向(X方向)での空気通流部8の横側部を閉塞するように備えられている。第1覆い体20は、第1、第2排ガス排気路16a,16b側に配置され、第2覆い体21は、第3空気流路部位6c側に配置される。
これにより、空気通流部8は、セル9の並設方向(Y方向)では燃料通流部7と燃料通流部7との間(セル9とセル9との間)に形成された空間で、且つ、セル9の並設方向に直交する方向(X方向)では第1覆い体20と第2覆い体21との間に形成された空間にて構成されている。
第1覆い体20と第2覆い体21は、断熱体(例えば、アルミナ・シリカ製の耐熱ボード)にて構成されており、並設された複数のセル9の周囲を全周に亘って一連に覆うように構成されている。つまり、セル9の並設方向(Y方向)及びセル9の並設方向に直交する方向(X方向)の夫々において、セル9の横側部と第1、第2排ガス排気路16a,16bを形成する部位との間の空間が、第1覆い体20によって充填されており、セル9の横側部と第3空気流路部位6cを形成する部位との間の空間が、第2覆い体21によって充填されている。
第1覆い体20の下端部20a及び第2覆い体21の下端部21a(セル9における燃料通流方向の上流側端部)は、図1に示すように、空気供給路6の空気流出口15よりも上方側に配置されている。これにより、空気流出口15から噴出された空気Aが、燃料通流部7、第1覆い体20、及び第2覆い体21にて囲まれた空気通流部8の下方側部位に流入し、その空気通流部8を下方側から上方側に向けて通流している。
第1覆い体20の上端部20bは、平面状に形成されており、図に示すように、セル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)と略同じ高さ位置に配置されている。
第1覆い体20の厚み方向(X方向)に貫通するバイパス経路22が、空気側電極10の上端部10a(空気通流部8における空気通流方向での下流側端部)からセル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)までの高さ位置で、且つ、燃料電池部2における複数の空気通流部8の全てに亘るようにY方向に沿って設けられている。尚、本実施形態におけるバイパス経路22は、その下端の高さ位置が、空気側電極10の上端部10aの高さ位置と一致するように設けられている。また、バイパス経路22の縦幅と横幅のそれぞれの長さは、本実施形態に限られるものでなく、必要に応じて適宜変更して良い。
左右のバイパス経路22のそれぞれは、第1排ガス排気路16a及び第2排ガス排気路16bに連通接続されている。これにより、バイパス経路22は、空気側電極10の上端部10aからセル9の上端9aに至る経路の途中から、通流する空気Aの一部A1を引き出して混合燃焼部3に至らせないようにする。
第2覆い体21の上端部21b(セル9における燃料通流方向の下流側端部)は、平面状に形成されており、図2及び図3に示すように、セル9の上端9a(セル9における燃料通流方向の下流側端)から間隔を隔てた位置に配置されている。この実施形態では、例えば、セル9の上端9aから第1設定距離K1(K1>0)だけ下方側に離れた位置に、第2覆い体21の上端部21bを配置させている。また、燃料噴出部11は、セル9における燃料通流方向の下流側端に配置されているので、この例では、第2覆い体21の上端部21bは、燃料噴出部11からも下方側に第1設定距離K1だけ間隔を隔てた位置に配置されている。
第2覆い体21の上端部21bを、セル9の上端9aよりも下方側に間隔を隔てた位置とすることで、セル9の並設方向(Y方向)では、セル9の上端9aまで燃料通流部7にて閉塞されているが、セル9の並設方向に直交する方向(X方向)では、セル9の上端9aまで第2覆い体21にて閉塞されていない。これにより、第2覆い体21の上端部21bの上方側に開放空間18が形成されており、空気通流部8を通流した空気の一部A2が、セル9の上端9aまで導かれることなく、開放空間18を通して上方側に通流するのを許容している。
このようにして、空気通流部8を通流する空気Aの全量を、セル9の上端9aまで導くのではなく、その一部をセル9の上端9aに形成された上方側開口12から噴出させて、残りの一部A1を、バイパス経路22を通して第1排ガス排気路16a及び第2排ガス排気路16bに導くと共に、残りの一部A2を、開放空間18を通して混合燃焼部3の横側方に供給する。
混合燃焼部3の横側方の空間は、混合燃焼部3での排ガスCを排ガス排気路16に導くための空間であるので、残りの一部A2は、開放空間18を介して、混合燃焼部3での排ガスCに合流する。尚、本実施形態における排ガスCは、改質器1の両横側方と上方とを通って、排ガス排気路16に至る。
上述の構成によって、混合燃焼部3に供給される空気量を減少させることができ、混合燃焼部3での燃焼が過度な希薄燃焼になることがなく、混合燃焼部3での燃焼を安定して行うことができる。また、混合燃焼部3に供給される空気量を減少させることができることから、例えば劣化の末期で燃料利用率を上昇させても、混合燃焼部3での燃焼において、空気成分に対する燃料ガス成分を相対的に増加させて、混合燃焼部3での燃焼を安定して行うことができる。
上述の如く、第2覆い体21の上端部21bをセル9の上端9aから下方側に間隔を隔てた位置に配置するにあたり、図3に示すように、セル9の空気通流部8側に設けられる空気側電極10の上端部10a(空気通流部8における空気通流方向での下流側端部)を基準として、第2覆い体21の上端部21bを配置させるようにしている。
セル9の空気通流部8側に設けられる空気側電極10は、その耐久性等を考慮して、空気側電極10の上端部10a(空気通流部8における空気通流方向での空気側電極10の下流側端部)が、セル9の上端9aよりも下方側(セル9における燃料通流方向の上流側)に第2設定距離K2(K2>0)だけ間隔を隔てた位置に配置されている。そこで、この空気側電極10の上端部10aを基準として設定範囲Sを設定しており、その設定範囲S内に第2覆い体21の上端部21bを配置させるようにしている。この実施形態では、例えば、図3に示すように、セル9の上端9aと空気側電極10の上端部10aとの間に第2覆い体21の上端部21bを配置させている。ここで、設定範囲Sについては、その空気側電極10の上端部10aまでは十分な空気Aが供給されるように設定されている。その設定範囲Sは、例えば、セル9における燃料通流方向において、空気側電極10の上端部10aからセル9の上端9aまでの間の範囲、或いは、空気側電極10の上端部10aよりも下方側に第3設定距離K3(例えば、セル9の上端9aと空気側電極10の上端部10aとの間の距離の1/2)だけ間隔を隔てた位置からセル9の上端9aまでの間の範囲に設定することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の固体酸化物形燃料電池モジュール100の第2実施形態について説明する。尚、本実施形態においては、上述の第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
図4に示されるように、本実施形態における第1覆い体20の上端部20bは、改質器1の上端部1bと同じ高さ位置まで延びている。従って、本実施形態における混合燃焼部3での排ガスCは、改質器1の第2覆い体21側の横側方と改質器1の上方とを通って、排ガス排気路16に至ることになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、燃料電池部2では、下方側から上方側に向けて改質ガスG2及び空気Aを通流させるようにしているが、改質ガスG2及び空気Aを通流させる方向は上下方向に沿うものに限らず、例えば、燃料電池部2の横幅方向に沿うようにすることもでき、適宜変更が可能である。
(2)上記実施形態では、第1覆い体及び第2覆い体を断熱体にて構成しているが、その他の部材を用いることもできる。
(3)上記実施形態において、セル9としては、燃料通流部及び空気通流部を備えた各種の形状や構成のセルが適応可能であり、その形状や構成については上記実施形態のものに限られない。
(4)上記実施形態において、第2覆い体21の上端部21bの位置については上述の構成に限定されるものではなく、その他にも例えば、セル9の上端9aと同じ高さ位置まで延びていても良い。この場合、第2覆い体21の上端部21bの上方側に開放空間18が形成されず、空気通流部8を通流した空気の一部A2が、開放空間18を通して上方側に通流することができないため、混合燃焼部3に供給される空気量は、バイパス経路22を通流する空気A1の分だけ減少することになる。
実施例として、図1に示される固体電解質形燃料電池モジュールを使用し、バイパス経路22から空気を引き出す量を30%とし、引き出した空気を排ガス排気路に合流させた。また、比較例として、図7に示されるような従来の固体電解質形燃料電池モジュールを使用した。
燃料利用率Ufを82%と84%で空気利用率は36%にて発電させたときの、排ガス排気路から抜き取ったときの排気ガス中のCO濃度(ppm)を以下の表1に示し、混合燃焼部の温度を以下の表2に示す。
Figure 0006804363
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なお、この時のCO濃度は排ガス排気路より抜き出したものであり、実使用上は排ガス排気路の途中に燃焼触媒(図示せず)を設置し、そこで燃焼させることで排ガス中のCOは除去されると同時に、増加した排ガスの熱量は、その後の排熱回収用熱交換器(図示せず)において温水により回収され、その温水の熱量が増加することになる。
CO濃度が高い場合は、混合燃焼部における燃焼状態が良好ではなく、本モジュールの内部の熱が外部の温水熱回収部に廻ることになり、発電効率を高める上では良好な状態ではない。したがって、CO濃度をより低くすることが望まれる。
また混合燃焼部の温度においても、700℃以上では比較的良好な燃焼状態を得ることができるが、600℃台になると不安定性が増す。したがって700℃以上を維持することが望まれる。
表1及び表2に示されるように、従来の固体電解質形燃料電池モジュールを使用した場合、燃料利用率Ufを82%から84%に上げると、CO濃度が550ppmから1300ppmに増加し、燃焼室温度も600℃台(680℃)まで低下した。
一方、本発明の固体電解質形燃料電池モジュールでは、燃料利用率Ufを82%から84%に上げても、CO濃度が800ppmにとどまり、混合燃焼部の温度も705℃となり、700℃台を維持した。
従って、本発明の固体電解質形燃料電池モジュールによれば、高い燃料利用率Ufに設定しても、燃焼に良好な状態を維持することができることが確認された。
また、従来の固体電解質形燃料電池モジュールにおける燃料ガス、空気、空気中酸素の消費量の状況を図5に模式的に示す。ここでは燃料利用率Ufを82%とし、空気利用率を40%として発電した場合の状況を示す。
図5に示されるように、燃料利用率Ufを82%としたとき、燃料ガスが空気側電極の上端に到達した時点で、18%の燃料ガスが残留する一方、空気においては、空気側電極の下端(上流)の酸素量(初期投入量)を100%としたとき、空気側電極の上端(下流端)では60%の酸素が残留することとなる。この残留酸素量は、18%分の燃料ガスを完全燃焼させる必要酸素量の約6.8倍であり、酸素量が大過剰であるため燃焼には不適である。
従来では、燃料ガスと酸素とが、上記流量比のままで混合燃焼部に至り燃焼することとなる。混合燃焼部における燃焼を経た後も酸素の量としては、初期投入量の51.2%が残留し、これは排ガス成分(dry)として11.3%を占めることとなる。
一方、図6に示されるように、本発明の固体電解質形燃料電池モジュールによれば、たとえば空気側電極の下流側端部を通過した空気の30%を引き出して混合燃焼部に到達させないようにした場合、セルの下流側端における、酸素の量は、酸素量(初期投入量)の42%に減少させることができる。この時の酸素量は、18%分の残燃料を完全燃焼させる酸素量の約4.8倍程度となり、酸素量が減少しているため、燃焼には有利になる。またここでは、空気側電極の下流側からの空気を引き出す割合を30%としたときの例を示したが、空気利用率が40%であれば、引き出す割合を80%程度にしても、セルの下流側端における酸素量を残燃料ガスの理論燃焼量の1.3倍程度とすることができ、混合燃焼部における酸素不足を生じることもなく燃焼を行うことができる。
本発明は、固体電解質形燃料電池を使用する産業技術分野において好適に利用することができる。
100 固体酸化物形燃料電池モジュール
1 改質器
2 燃料電池部(セルスタック)
3 混合燃焼部
4 蒸発器
5 収納容器
6 空気供給路
7 燃料通流部
8 空気通流部
9 セル
10 空気側電極
17 従来の覆い体
20 第1覆い体
21 第2覆い体
22 バイパス経路
G1 原燃料
G2 改質ガス
A 空気
A1 空気の一部

Claims (4)

  1. 収納容器内に、燃料ガスと空気中の酸素とを反応させて発電する固体酸化物形燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設され、前記燃料電池部での反応後に残存する燃料ガスと酸化剤を混合させて燃焼させる混合燃焼部とが備えられ、
    前記燃料電池部は、セルを並列状態で複数並べて構成されており、燃料ガスを通流する燃料通流部と空気が通流する空気通流部とを有し、
    前記混合燃焼部は、前記燃料通流部を通流した燃料ガスと前記空気通流部を通流した空気とを混合して燃焼させる燃焼空間として、前記セルにおける燃料通流方向の下流側端に隣接して備えられ、
    前記燃料通流部は、燃料ガスをその周囲が囲われた流路内を通流させ、前記セルにおける燃料通流方向の下流側端に配置された燃料噴出部から燃料ガスを噴出するように構成され、
    前記空気通流部は、空気を前記セルの並設方向で前記燃料通流部と前記燃料通流部との間に形成された空間を通流させるように構成され、
    前記燃料電池部において並設された複数の前記セルの周囲を覆い、前記セルの並設方向に直交する方向での前記空気通流部の横側部を閉塞する覆い体を備え、
    前記セルの前記空気通流部側には、空気側電極が備えられ、該空気側電極の下流側端部は、前記セルの下流側端よりも上流側に間隔を隔てた位置に配置されており、
    前記空気側電極の下流側端部から、前記セルの下流側端に至る経路の途中から、通流する空気の一部を引き出して前記混合燃焼部に至らせないようにするバイパス経路を備えることを特徴とする固体電解質形燃料電池モジュール。
  2. 前記バイパス経路が、前記混合燃焼部において生成される排気ガスを外部に排出するための排ガス経路に連通接続されていること特徴とする請求項1に記載の固体電解質形燃料電池モジュール。
  3. 前記混合燃焼部が、原燃料を改質する改質器に熱を与えるように設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体電解質形燃料電池モジュール。
  4. 前記バイパス経路が、前記覆い体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体電解質形燃料電池モジュール。
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