JP2013157274A - 燃料電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料利用率をより高くしても、燃焼部での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができる燃料電池装置の提供。
【解決手段】燃料電池部2の反応後の空気とは別の空気である新気を燃焼部3に供給する新気供給部17を備え、燃焼部3は、改質ガスに混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気、又は、新気供給部17にて供給される新気と燃料電池部2の反応後の空気の一部との混合気を用いる。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池部2の反応後の空気とは別の空気である新気を燃焼部3に供給する新気供給部17を備え、燃焼部3は、改質ガスに混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気、又は、新気供給部17にて供給される新気と燃料電池部2の反応後の空気の一部との混合気を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設されて前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部とが備えられ、前記燃焼部での燃焼により得られる熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置に関する。
上記のような燃料電池装置として、従来、燃料電池部が、改質ガスが供給されるアノードと空気が供給されるカソードとを有するセルを並列状態で複数並べて構成されているものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。この特許文献1、2に記載の装置では、燃焼部が燃料電池部の上方に隣接する空間にて構成されており、その燃焼部では、アノードを通過した改質ガス(アノードオフガス)とカソードを通過した空気(カソードオフガス)とを混合して燃焼させている。
このように、特許文献1、2に記載の装置では、燃料電池部における反応にて消費し切れなかった改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させて、その燃焼によって得られる熱を改質器での改質に用いている。そして、燃料電池部における反応にて消費し切れなかった改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させる際の酸化剤には、カソードを通過した空気(カソードオフガス)を用いている。
このように、特許文献1、2に記載の装置では、燃料電池部における反応にて消費し切れなかった改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させて、その燃焼によって得られる熱を改質器での改質に用いている。そして、燃料電池部における反応にて消費し切れなかった改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させる際の酸化剤には、カソードを通過した空気(カソードオフガス)を用いている。
上述の如く、従来の燃料電池装置では、原燃料を、燃料電池部にて発電に使用するだけでなく、燃焼部での燃焼にも使用している。そして、例えば、供給される原燃料の全体量に対して燃料電池部にて発電に使用する原燃料は、70〜75%(以下、この割合を燃料利用率と呼称する)としており、残りの25〜30%の原燃料を燃焼部での燃焼に使用している。
最近、電力需要の高まりもあり、発電効率を更に向上させるために、燃料利用率をより高くすることが求められている。しかしながら、燃料利用率をより高くする場合には、燃料電池部にて発電に使用される原燃料の量が増加するので、その増加に伴って燃焼部での燃焼に使用される原燃料の量が減少することになる。したがって、上記特許文献1、2に記載の燃料電池装置の如く、燃焼部にて改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させる際の酸化剤として、カソードを通過した空気(カソードオフガス)を用いている場合には、燃焼部での燃焼において、その空気(カソードオフガス)の供給量が変化することなく、燃料ガス成分の絶対量が減少して発熱量の低下を招くとともに、燃料ガス成分の濃度減少(混合気の空気比が、例えば10以上)による燃焼性の悪化を招くことになる。発熱量の低下によって、収納容器の断熱性能及び熱回収性能を高める必要性が生じ、コストアップ及び構成の複雑化を招くことになるばかりでなく、燃焼部での燃焼により十分な熱を得られなくなる可能性もある。また、燃焼性の悪化によっても、十分な熱を得られなくなる可能性があり、更に、排ガス中に多量の未燃成分が残存して、その未燃成分の除去等を行うための排ガス処理触媒への負担が増大するものとなる。
また、燃料利用率をより高くする場合には、別の問題も生じることになる。以下、この別の問題点について説明する。
例えば、天然ガス等の炭化水素を原燃料として用いる場合、原燃料に水蒸気を混合させて、下記の〔化学式1〕の如く、COとH2に改質させてから燃料電池部にて反応されている。このときのH2Oは、改質反応に必要なことから改質水と呼ばれている。この改質水は、水道水等から供給すると不純物が多く含まれているため、燃料電池装置の排気を冷却して得られる凝縮水を用いるのが主となっている。改質水の必要量に対して回収した凝縮水が不足する場合には、水道水から水浄化装置を介して補充することが可能である。しかしながら、凝縮水のみで改質水の必要量を賄うことができれば水浄化装置が不要となり、装置構成の簡略化が図ることができる。そこで、凝縮水のみで改質水の必要量を賄う、いわゆる「水自立」を成立させることが求められている。しかしながら、上記特許文献1、2に記載の燃料電池装置の如く、燃焼部にて改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させる際の酸化剤として、カソードを通過した空気(カソードオフガス)を用いている場合には、燃料利用率をより高くすると、水自立を成立させる条件が厳しいものとなり、水自立を行うことができなくなる可能性がある。
例えば、天然ガス等の炭化水素を原燃料として用いる場合、原燃料に水蒸気を混合させて、下記の〔化学式1〕の如く、COとH2に改質させてから燃料電池部にて反応されている。このときのH2Oは、改質反応に必要なことから改質水と呼ばれている。この改質水は、水道水等から供給すると不純物が多く含まれているため、燃料電池装置の排気を冷却して得られる凝縮水を用いるのが主となっている。改質水の必要量に対して回収した凝縮水が不足する場合には、水道水から水浄化装置を介して補充することが可能である。しかしながら、凝縮水のみで改質水の必要量を賄うことができれば水浄化装置が不要となり、装置構成の簡略化が図ることができる。そこで、凝縮水のみで改質水の必要量を賄う、いわゆる「水自立」を成立させることが求められている。しかしながら、上記特許文献1、2に記載の燃料電池装置の如く、燃焼部にて改質ガス(アノードオフガス)を燃焼させる際の酸化剤として、カソードを通過した空気(カソードオフガス)を用いている場合には、燃料利用率をより高くすると、水自立を成立させる条件が厳しいものとなり、水自立を行うことができなくなる可能性がある。
〔化学式1〕
CH4+H2O→CO+3H2(原燃料をメタンとした場合)
CH4+H2O→CO+3H2(原燃料をメタンとした場合)
上記の〔化学式1〕の反応の場合は、メタン1モルに対して水1モルが量論混合比となるが、原燃料が天然ガスの場合、エタン・プロパン等、分子数の大きな炭化水素との混合気であるため、原燃料ガス1モルに対して、水は約1.2モル必要である。また、改質器に水蒸気量が必要量しか供給されない場合、固体の炭素を析出しやすいので、これを避けるために、改質器に供給する水蒸気量を必要量の約2倍(以下、この量をS/Cと略称する)を供給している。
一方、燃焼部の排ガスを含めた燃料電池装置の排気には、改質水として供給された水と、炭化水素の燃料電池反応・燃焼反応による生成される水とが含まれている。そこで、燃焼部の排ガス中に含まれている水のうち、改質水として供給された量と同量の水が回収できれば、水自立が成立する。
例えば、燃料利用率70%、空気利用率35%(供給される空気の全体量に対して燃料電池部にて使用される空気量の割合、以下、この割合を空気利用率と呼称する)、S/C2.5として運転された燃料電池装置では、その燃焼部の排ガスに、19.9%の水蒸気が含まれており、その内訳は、改質水由来のもの11.5%、燃料由来のものが8.5%である。すなわち、改質水由来分は回収しなければならないので、排気とともに装置から排出しても良いのは燃料由来分の8.5%までとなる。図11は、飽和水蒸気の分率を温度基準で示したグラフであり、装置排気中の水蒸気を8.5%まで減らすためには、約43℃まで冷却する必要がある。したがって、水自立を成立させるためには、燃焼部の排ガスを冷却させて凝縮水を生成する凝縮温度を約43℃以下とするという凝縮温度の条件を満たさなければならない。
例えば、燃料利用率70%、空気利用率35%(供給される空気の全体量に対して燃料電池部にて使用される空気量の割合、以下、この割合を空気利用率と呼称する)、S/C2.5として運転された燃料電池装置では、その燃焼部の排ガスに、19.9%の水蒸気が含まれており、その内訳は、改質水由来のもの11.5%、燃料由来のものが8.5%である。すなわち、改質水由来分は回収しなければならないので、排気とともに装置から排出しても良いのは燃料由来分の8.5%までとなる。図11は、飽和水蒸気の分率を温度基準で示したグラフであり、装置排気中の水蒸気を8.5%まで減らすためには、約43℃まで冷却する必要がある。したがって、水自立を成立させるためには、燃焼部の排ガスを冷却させて凝縮水を生成する凝縮温度を約43℃以下とするという凝縮温度の条件を満たさなければならない。
このように、従来のように、燃料利用率を70%とする場合には、凝縮温度を約43℃以下とすることで、水自立を成立させることができる。
ここで、燃料利用率をより高くする場合には、空気利用率が変化しなければ、供給される空気量は変化せず、燃焼部に供給される燃料ガス量と改質水量が燃料利用率に反比例して小さくなる。そのため、図12に示すように、燃料利用率が高くなるほど燃焼部の排ガス中に含まれる水蒸気分率が小さくなるとともに、図13に示すように、燃料電池装置の排気中の水蒸気分率は低くなり、水自立を成立させるための凝縮温度が低くなる。したがって、例えば、夏場等の高温環境下において、仮に雰囲気42℃で燃焼部の排ガスを冷却したとしても、燃料利用率は約74%までしか高くすることができない。
よって、燃料利用率をより高くする場合には、水自立を成立させるための凝縮温度の条件が厳しくなり、水自立を行うことができなくなり、その結果、水道水等により改質水を補充するために水浄化装置を備えなければならず、装置構成の簡略化を図ることができない。
ここで、燃料利用率をより高くする場合には、空気利用率が変化しなければ、供給される空気量は変化せず、燃焼部に供給される燃料ガス量と改質水量が燃料利用率に反比例して小さくなる。そのため、図12に示すように、燃料利用率が高くなるほど燃焼部の排ガス中に含まれる水蒸気分率が小さくなるとともに、図13に示すように、燃料電池装置の排気中の水蒸気分率は低くなり、水自立を成立させるための凝縮温度が低くなる。したがって、例えば、夏場等の高温環境下において、仮に雰囲気42℃で燃焼部の排ガスを冷却したとしても、燃料利用率は約74%までしか高くすることができない。
よって、燃料利用率をより高くする場合には、水自立を成立させるための凝縮温度の条件が厳しくなり、水自立を行うことができなくなり、その結果、水道水等により改質水を補充するために水浄化装置を備えなければならず、装置構成の簡略化を図ることができない。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、供給される原燃料の全体量に対して燃料電池部にて発電に使用する原燃料の割合である燃料利用率をより高くしても、燃焼部での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができ、更に、燃料利用率を高くしても、水自立を成立させることができる燃料電池装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る燃料電池装置の特徴構成は、収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設されて前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部とが備えられ、前記燃焼部での燃焼により得られる熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置において、
前記燃料電池部の反応後の空気とは別の空気である新気を前記燃焼部に供給する新気供給部を備え、前記燃焼部は、前記改質ガスに混合させる前記酸化剤として、前記新気供給部にて供給される新気、又は、前記新気供給部にて供給される新気と前記燃料電池部の反応後の空気の一部との混合気を用いる点にある。
前記燃料電池部の反応後の空気とは別の空気である新気を前記燃焼部に供給する新気供給部を備え、前記燃焼部は、前記改質ガスに混合させる前記酸化剤として、前記新気供給部にて供給される新気、又は、前記新気供給部にて供給される新気と前記燃料電池部の反応後の空気の一部との混合気を用いる点にある。
燃料利用率をより高くする場合には、燃料電池部にて発電に使用される原燃料の量が増加するので、燃料電池部での反応後に残存する改質ガスの量が減少することになる。そこで、本特徴構成によれば、新気供給部を備えて、燃焼部において、燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに新気供給部にて供給される新気を混合させて燃焼させる、又は、燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに新気供給部にて供給される新気と燃料電池部の反応後の空気の一部との混合気を混合させて燃焼させている。これにより、新気供給部にて燃焼部への供給量を調整した状態で新気を供給することができるので、燃料利用率をより高くする場合に、燃料電池部での反応後に残存する改質ガスの量が減少しても、その改質ガスと新気との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、減少した改質ガスに適した供給量の新気を供給することができる。その結果、燃料利用率をより高くしても、燃焼部での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記新気供給部は、前記燃焼部での燃焼により得られる熱により新気を予熱して前記燃焼部に供給するように構成されている点にある。
本特徴構成によれば、新気供給部は、新気を予熱して燃焼部に供給するので、燃焼部での燃焼について良好な燃焼性を確保することができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記収納容器内に空気を通流させて前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路を備え、前記新気供給部は、前記空気供給路を通流する空気の一部を分岐させ、その分岐させた空気を前記新気として前記燃焼部に供給するように構成されている点にある。
本特徴構成によれば、収納容器には、燃料電池部に空気を供給するために空気供給路が備えられていることから、その空気供給路の空気の一部を分岐させるという簡易な構成を備えるだけで、新気供給部を適切に構成することができ、構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記収納容器に、前記収納容器内に空気を通流させて空気噴出口から前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路と、前記燃料電池部の反応後の空気の前記燃焼部への流入を阻止する流入阻止部とを備え、前記新気供給部は、前記空気供給路の途中部位に備えられて、その空気供給路を通流する空気の一部を前記新気として前記燃焼部に噴出させる新気噴出口にて構成されている点にある。
本特徴構成によれば、収納容器には、燃料電池部に空気を供給するために空気供給路が備えられていることから、その空気供給路の途中部位に新気噴出口を備えるという簡易な構成により、新気供給部を適切に構成することができ、構成の簡素化を図ることができる。しかも、収納容器に流入阻止部が備えられているので、燃料電池部の反応後の空気の燃焼部への流入が阻止されているので、燃料電池部の反応後の空気が燃焼部に流入することによって燃焼部での燃焼に悪影響を与えることを適切に防止することができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記収納容器に、前記収納容器内に空気を通流させて空気噴出口から前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路と、前記燃料電池部の反応後の空気の前記燃焼部への流入を阻止する流入阻止部とを備え、前記新気供給部は、前記空気噴出口から噴出される空気の一部を前記燃焼部に案内通流させる案内通流部にて構成されている点にある。
本特徴構成によれば、収納容器内に空気を通流させて空気噴出口から空気を噴出させるという空気供給路の構成をそのまま活用して構成の簡素を図りながら、案内通流部にて空気噴出口から噴出される空気の一部を新気として燃焼部に案内通流させて、燃焼部に新気を適切に供給することができる。しかも、収納容器に流入阻止部が備えられているので、燃料電池部の反応後の空気の燃焼部への流入が阻止されているので、燃料電池部の反応後の空気が燃焼部に流入することによって燃焼部での燃焼に悪影響を与えることを適切に防止することができる。
本発明に係る燃料電池装置の更なる特徴構成は、前記燃焼部の排ガスを凝縮水回収熱交換器に供給させてその排ガスを凝縮させて凝縮水を回収する凝縮水回収手段と、その凝縮水回収手段にて回収した凝縮水を改質水として前記改質器に供給自在な改質水供給手段と、前記燃料電池部の反応後の空気を前記燃焼部の排ガスとは別に通流させて排気するカソードオフガス排気手段とを備え、前記改質器は、前記改質水供給手段にて供給される改質水を用いて原燃料を改質するように構成されている点にある。
固体酸化物形の燃料電池部では、酸素イオンが固体酸化物電解質中を移動して、カソードからアノードに移動する反応である。そのため、アノード側に水が生成される。また、改質反応で消費されなかった余剰改質水も、改質器を通過した後にアノードに供給されるので、アノードを通過した改質ガスには、発電反応により生成される水だけでなく、余剰改質水も含まれる。アノードを通過した改質ガスは、燃焼部にて燃焼されることから、燃焼部の排ガスには、その燃焼により生成される水も含まれることになる。上述の特徴構成で述べた如く、燃焼部の燃焼に用いられる酸化剤は、カソードを通過した空気ではなく、新気供給部にて供給される新気又はその新気とカソードを通過した空気の一部との混合気であるので、カソードを通過した空気のみを用いる場合よりも、アノードを通過した改質ガスに混合される空気量をかなり少なくすることができる。したがって、燃料利用率をより高くする場合でも、燃焼部の排ガス中に含まれる水蒸気分率は非常に高くなる。
そこで、本特徴構成によれば、凝縮水回収手段が、燃焼部の排ガスのみを凝縮水回収熱交換器に供給しており、燃料電池部の反応後の空気については、凝縮水回収手段とは別のカソードオフガス排気手段にて排気させている。これにより、水蒸気分率が非常に高い排ガスのみを凝縮水回収熱交換器にて凝縮させて凝縮水を生成することができるので、凝縮温度を低い温度にしなくても、十分な量の凝縮水を回収することができる。そして、改質水供給手段は、その凝縮水回収手段にて回収した凝縮水を改質水として改質器に供給しているので、回収した凝縮水のみで改質水の必要量を賄う、いわゆる「水自立」を成立させるための条件として、凝縮温度を低い温度にしなくてもよく、その条件を緩和することができる。したがって、水自立を成立させるための条件が厳しくならず、燃料利用率を高くしても、水自立を成立させることができ、その結果、水道水等により改質水を補充するために水浄化装置を備えなくてもよく、装置構成の簡略化を図ることができる。
本発明に係る燃料電池装置の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この第1実施形態における燃料電池装置100は、図1及び図2に示すように、改質水M1を用いて原燃料G1を改質する改質器1と、改質器1にて改質された改質ガスG2と空気Aとを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部2(セルスタック)と、その燃料電池部2の上方側に隣接して配設されて燃料電池部2での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部3と、燃焼部3の排ガスCを凝縮させて凝縮水M2を回収する凝縮水回収熱交換器4とを備えている。ここで、図1は、第1実施形態における燃料電池装置100の概略構成を示すブロック図であり、図2は、第1実施形態における燃料電池装置100の収納容器8内の概略構成を示す断面図である。
〔第1実施形態〕
この第1実施形態における燃料電池装置100は、図1及び図2に示すように、改質水M1を用いて原燃料G1を改質する改質器1と、改質器1にて改質された改質ガスG2と空気Aとを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部2(セルスタック)と、その燃料電池部2の上方側に隣接して配設されて燃料電池部2での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部3と、燃焼部3の排ガスCを凝縮させて凝縮水M2を回収する凝縮水回収熱交換器4とを備えている。ここで、図1は、第1実施形態における燃料電池装置100の概略構成を示すブロック図であり、図2は、第1実施形態における燃料電池装置100の収納容器8内の概略構成を示す断面図である。
この燃料電池装置100は、上述の改質器1や燃料電池部2等の機器に加えて、凝縮水回収熱交換器4にて回収した凝縮水M2を改質水M1として貯留させる改質水タンク5と、改質水ポンプ6により改質水タンク5から供給される改質水M1を用いて水蒸気を生成する蒸発器7とを備えている。そして、図外の脱硫器にて脱硫された原燃料G1と改質水M1とを混合させて蒸発器7に供給している。また、図示は省略するが、蒸発器7と改質器1とは連通接続されており、その連通接続により蒸発器7にて生成された水蒸気及び原燃料G1が改質器1に供給されている。改質器1は、蒸発器7にて生成された水蒸気を用いて、図外の脱硫器にて脱硫された原燃料G1を水蒸気改質するように構成されている。
燃料電池装置100は、収納容器8を備えており、その収納容器8内に、蒸発器7、改質器1、燃料電池部2、燃焼部3が備えられている。燃料電池部2は、収納容器8の左右方向(図2中X方向)に間隔を隔てて一対配設されており、それら一対の燃料電池部2の夫々に対して上方側に隣接する空間が燃焼部3として構成されている。そして、改質器1は、燃焼部3の上方側に隣接して配置されており、燃焼部3での燃焼により発熱される熱にて改質器1を加熱することで燃焼部3での燃焼により得られる熱を用いて改質器1での水蒸気改質を行うように構成されている。また、燃焼部3での燃焼により得られる熱については、改質器1での水蒸気改質だけでなく、燃焼部3の上方側に隣接して配置された蒸発器7での水蒸気の生成、及び、空気供給路16にて燃料電池部2に供給する空気Aの予熱にも用いられている。ちなみに、燃料電池部2での反応によって発熱されるので、その熱も、改質器1での水蒸気改質、蒸発器7での水蒸気の生成及び燃料電池部2に供給する空気Aの予熱に用いられている。
燃料電池部2(セルスタック)は、改質ガスG2が供給されるアノード9と空気Aが供給されるカソード10とを有するセル12の複数から構成されている(図1では、1つのセル12のみ示している)。セル12は、アノード9とカソード10との間にイットリアをドープしたジルコニア等で構成される固体酸化物電解質11が備えられている。燃料電池部2は、図2及び図3に示すように、ガスマニホールド13の上方側に中空平板状のセル12を収納容器8の前後方向(図3中Y方向)に並列状態で複数並べて構成されており、ガスマニホールド13から複数のセル12の夫々におけるアノード9に改質ガスG2を供給している。ガスマニホールド13は、改質器1から改質ガス供給路14を通して供給される改質ガスG2を受け入れるように構成されており、その受け入れた改質ガスG2を下方側から上方側に通流させて複数のセル12の夫々におけるアノード9に供給している。
燃料電池部2に空気Aを供給するために、図2に示すように、収納容器8内に空気Aを通流させて空気噴出口15から燃料電池部2に空気Aを供給する空気供給路16が備えられている。この空気供給路16は、第1空気流路部位16aと第2空気流路部位16bと第3空気流路部位16cとから構成されており、第3空気流路部位16cの下端部位に空気噴出口15が備えられている。第1空気流路部位16aは、収納容器8の左右方向の一端部(図2中X方向の右端部)にて収納容器8の外部から空気Aを受け入れて収納容器8の上端部まで通流させたのち、その空気Aを収納容器8の左右方向(図2中X方向)に沿ってその中央部に向けて通流させる。第2空気流路部位16bは、収納容器8の左右方向の他端部(図2中X方向の左端部)にて収納容器8の外部から空気Aを受け入れて収納容器8の上端部まで通流させたのち、その空気Aを収納容器8の左右方向(図2中X方向)に沿ってその中央部に向けて通流させる。第3空気流路部位16cは、収納容器8の左右方向の中央部において第1空気流路部位16aの空気Aと第2空気流路部位16bの空気Aとを合流させて上方側から下方側に向けて通流させる。このように、収納容器8内に備えられた第1〜第3空気流路部位16a〜16cを空気Aが通流することで、燃焼部3での燃焼により得られる熱や燃料電池部2での反応によって発熱される熱によって、燃料電池部2に供給される空気Aの予熱が行われている。そして、第3空気流路部位16cの空気噴出口15から収納容器8の左右方向に向けて噴出される空気Aは、セル12の横側方から複数のセル12の夫々に流入して下方側から上方側に向けて通流させて複数のセル12の夫々におけるカソード10に供給されている。
ここで、以下、燃料電池部2におけるアノード9を通過したガスを「アノードオフガスG3」と呼称し、燃料電池部2での反応後の空気A1(燃料電池部2におけるカソード10を通過した空気)を「カソードオフガスA1」と呼称して説明する。
アノードオフガスG3には、燃料電池部2での反応後の改質ガスG2が残存しており、燃焼部3では、燃料ガスとして、アノードオフガスG3を用いて、そのアノードオフガスG3に酸化剤を混合させて燃焼させている。このように、改質ガスG2を、燃料電池部2にて発電に使用するだけでなく、燃焼部3での燃焼にも使用している。これにより、供給される改質ガスG2の全体量に対して燃料電池部2にて発電に使用する改質ガスG2の割合である燃料利用率をより高くする場合に、発電電流が一定ならば燃料電池部2にて発電に使用される改質ガスG2の量は増減することなく、アノードオフガスG3に残存する改質ガスG2の量が減少することになる。そこで、本実施形態では、カソードオフガスA1とは別の空気Aである新気A2を燃焼部3に供給する新気供給部17を備えており、燃焼部3にてアノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、カソードオフガスA1を用いるのではなく、新気A2を用いるようにしている。これにより、新気供給部17にて燃焼部3への供給量を調整した状態で新気A2を供給することができるので、燃料利用率をより高くする場合に、アノードオフガスG3に残存する改質ガスG2の量が減少しても、そのアノードオフガスG3と新気A2との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、減少した改質ガスG2に適した供給量の新気A2を供給することができる。その結果、燃料利用率をより高くしても、燃焼部3での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができる。
アノードオフガスG3には、燃料電池部2での反応後の改質ガスG2が残存しており、燃焼部3では、燃料ガスとして、アノードオフガスG3を用いて、そのアノードオフガスG3に酸化剤を混合させて燃焼させている。このように、改質ガスG2を、燃料電池部2にて発電に使用するだけでなく、燃焼部3での燃焼にも使用している。これにより、供給される改質ガスG2の全体量に対して燃料電池部2にて発電に使用する改質ガスG2の割合である燃料利用率をより高くする場合に、発電電流が一定ならば燃料電池部2にて発電に使用される改質ガスG2の量は増減することなく、アノードオフガスG3に残存する改質ガスG2の量が減少することになる。そこで、本実施形態では、カソードオフガスA1とは別の空気Aである新気A2を燃焼部3に供給する新気供給部17を備えており、燃焼部3にてアノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、カソードオフガスA1を用いるのではなく、新気A2を用いるようにしている。これにより、新気供給部17にて燃焼部3への供給量を調整した状態で新気A2を供給することができるので、燃料利用率をより高くする場合に、アノードオフガスG3に残存する改質ガスG2の量が減少しても、そのアノードオフガスG3と新気A2との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、減少した改質ガスG2に適した供給量の新気A2を供給することができる。その結果、燃料利用率をより高くしても、燃焼部3での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができる。
新気供給部17は、図1に示すように、カソード10に空気Aを供給する空気供給路16を通流する空気Aの一部を分岐させ、その分岐させた空気Aを新気A2として燃焼部3に供給するように構成されている。そして、新気供給部17は、空気供給路16を通流する空気Aが予熱される部位よりも空気Aの通流方向の下流側から分岐しており、燃焼部3での燃焼により得られる熱により新気A2を予熱して燃焼部3に供給するように構成されている。新気供給部17は、図2に示すように、第3空気流路部位16cの途中部位(空気供給路16の途中部位)に備えられて、その空気供給路16を通流する空気Aの一部を新気A2として燃焼部3に噴出させる新気噴出口18にて構成されている。これにより、新気噴出口18を形成するだけで、空気供給路16をそのまま利用しながら、空気Aの予熱も行うことができる新気供給部17を適切に構成することができ、構成の簡素化を図ることができる。ここで、燃焼部3でのアノードオフガスG3と新気A2との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、新気噴出口18の数や開口面積等が調整されている。
収納容器8には、新気供給部17である新気噴出口18に加えて、カソードオフガスA1の燃焼部3への流入を阻止する流入阻止部19が備えられている。流入阻止部19は、図3に示すように、複数のセル12の夫々が貫通する貫通孔20を備えた平板状に形成されており、複数のセル12の発電反応に寄与しない非発電反応部位のみが流入阻止部19よりも上方側に突出するように配設されている。この流入阻止部19は、一対の燃料電池部2の夫々に対して備えられている。流入阻止部19は、複数のセル12の夫々におけるカソードオフガスA1の上方側への流通を阻止することで、カソードオフガスA1の燃焼部3への流入を阻止しており、排ガス排気路21にカソードオフガスA1を通流させている。
収納容器8には、燃焼部3での燃焼による排ガスCを収納容器8の外部に排気させる排ガス排気路21が備えられている。排ガス排気路21は、第1排気流路部位21aと第2排気路流路部位21bと第3排気流路部位21cとから構成されている。第1排気流路部位21aは、収納容器8の左右方向の一端部(図2中X方向の右端部)において燃焼部3からの排ガスCを受け入れており、その排ガスCに対して、流入阻止部19にて燃焼部3への流入が阻止されたカソードオフガスA1を混合させる状態で排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を受けている。そして、第1排気流路部位21aは、その排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を収納容器8の下端部まで通流させたのち、その混合気を収納容器8の左右方向に沿ってその中央部に通流させている。第2排気流路部位21bも、第1排気流路部位21aと同様に、収納容器8の左右方向の他端部(図2中X方向の左端部)において排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を受けており、その混合気を収納容器8の下端部まで通流させたのち、その混合気を収納容器8の左右方向に沿ってその中央部に通流させている。第3排気流路部位21cは、収納容器8の左右方向の中央部において第1排気流路部位21aの混合気と第2排気流路部位21bの混合気とを合流させて、収納容器8の外部に排気させている。そして、第3排気流路部位21cにて収納容器8の外部に排気される排ガスCとカソードオフガスA1との混合気は、凝縮水回収熱交換器4に供給されている。
凝縮水回収熱交換器4では、供給される排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を凝縮させて凝縮水M2を生成し、その生成された凝縮水M2を改質水M1として改質水タンク5に供給している。おり、凝縮水回収熱交換器4にて回収した凝縮水M2を改質水M1として用いている。そして、改質水ポンプ6により改質水タンク5に貯留されている改質水M1(凝縮水M2)を蒸発器7に供給しており、改質水タンク5と改質水ポンプ6とから改質水供給手段が構成されている。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態における新気供給部17の別実施形態を示すものであり、その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。以下、この第2実施形態における新気供給部17について、第1実施形態における新気供給部17と異なる点を中心に説明する。
この第2実施形態は、上記第1実施形態における新気供給部17の別実施形態を示すものであり、その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。以下、この第2実施形態における新気供給部17について、第1実施形態における新気供給部17と異なる点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、図2に示すように、新気供給部17を、空気供給路16の途中部位に形成された新気噴出口18にて構成している。それに対して、この第2実施形態では、図4に示すように、新気噴出口18を備えずに、空気噴出口15から噴出される空気Aの一部を燃焼部3に案内通流させる案内通流部22を備えており、この案内通流部22にて新気供給部17を構成している。案内通流部22は、その上端部が流入阻止部19に連結されて下方側に延びる板状体にて構成されており、複数のセル12の横側方を囲む状態で配設されている。案内通流部22には、上下方向に間隔を隔てて複数の孔部23が備えられており、空気噴出口15から噴出される空気Aの一部をそれら複数の孔部23を通して、複数のセル12の夫々におけるカソード10に供給している。ここで、案内通流部22は、多孔体等にて構成することもできる。案内通流部22は、空気噴出口15から噴出される空気Aが複数のセル12の夫々におけるカソード10側へ通過するときの流速を大きくして、複数のセル12の夫々におけるカソード10側から空気噴出口15側への低酸素の空気Aの逆流を防止している。そして、空気噴出口15から噴出される空気Aの残りの一部が、案内通流部22にてそのまま上方側に案内通流されて、燃焼部3に直接通流されている。これにより、案内通流部22を備えるだけで、空気供給路16をそのまま利用しながら、空気Aの予熱も行うことができる新気供給部17を適切に構成することができ、構成の簡素化を図ることができる。ここで、複数のセル12の夫々におけるカソード10に対する空気Aの供給量を適切な量に確保しながら、燃焼部3でのアノードオフガスG3と新気A2との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、孔部23の数や開口面積等が調整されている。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、上記第1実施形態における収納容器8内に備えられるセル12の形状や空気供給路16の構成等についての別実施形態である。以下、この第3実施形態における燃料電池装置100について、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第3実施形態は、上記第1実施形態における収納容器8内に備えられるセル12の形状や空気供給路16の構成等についての別実施形態である。以下、この第3実施形態における燃料電池装置100について、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、図3に示すように、セル12の形状が中空平板状に形成されているが、この第3実施形態では、図5及び図6に示すように、セル12の形状が円筒状に形成されており、燃料電池部2は、その円筒状のセル12をガスマニホールド13の上方側において収納容器8の左右方向(図6中X方向)及び前後方向(図6中Y方向)に並列状態で複数並べて構成されている。この第3実施形態では、改質器1及び蒸発器7も収納容器8内に備えられているが、図5及び図6では、改質器1及び蒸発器7は省略して図示している。
第3実施形態では、空気供給路16が、収納容器8の左右方向(図5及び図6中X方向)の両端部の夫々に設けられており、その空気供給路16は、収納容器8の外部から空気Aを受け入れる収納容器8の上下方向の全長に亘る空間にて構成されている。空気噴出口15は、空気供給路16の夫々における下方側部位に備えられており、空気噴出口15から噴出される空気Aは、セル12の横側方から複数のセル12の夫々に流入して下方側から上方側に向けて通流させて複数のセル12の夫々におけるカソード10に供給している。
燃料電池部2の上方側には、燃料電池部2に隣接して閉空間が形成されており、この閉空間が燃焼部3として構成されている。燃焼部3には、セル12のアノード9を通過したアノードオフガスG3が供給されている。また、空気供給路16において燃焼部3の配設位置に相当する部位に、新気供給部17としての新気噴出口18が備えられており、その新気噴出口18から噴出される新気A2が、燃焼部3に供給されている。これにより、燃焼部3では、上記第1実施形態と同様に、燃焼部3にてアノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、カソードオフガスA1を用いるのではなく、新気A2を用いるようにしている。これにより、新気供給部17にて燃焼部3への供給量を調整した状態で新気A2を供給することができるので、燃料利用率をより高くする場合に、アノードオフガスG3に残存する改質ガスG2の量が減少しても、そのアノードオフガスG3と新気A2との混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、減少した改質ガスG2に適した供給量の新気A2を供給することができる。その結果、燃料利用率をより高くしても、燃焼部3での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができる。
収納容器8には、燃焼部3の上方側に排気空間24が形成されており、この排気空間24と燃焼部3とを連通する複数の連通孔25を通して、燃焼部3での排ガスCが排気空間24に供給されている。そして、排気空間24は、燃料電池部2が配設されている空間とも連通空間29により連通自在に構成されており、セル12のカソード10を通過したカソードオフガスA1も排気空間24に供給されている。これにより、排気空間24では、燃焼部3での排ガスCとカソードオフガスA1との混合気が収納容器8の外部に排気されており、その排気された混合気は、凝縮水回収熱交換器4に供給されている。
〔第4実施形態〕
この第4実施形態は、図1及び図2に示す第1実施形態において、新たな構成を追加している。以下、図7及び図8に基づいて、第4実施形態における燃料電池装置100について、追加する新たな構成を中心に説明する。
この第4実施形態は、図1及び図2に示す第1実施形態において、新たな構成を追加している。以下、図7及び図8に基づいて、第4実施形態における燃料電池装置100について、追加する新たな構成を中心に説明する。
上記第1実施形態では、排ガス排気路21が、燃焼部3での排ガスCに対して、流入阻止部19にて燃焼部3への流入が阻止されたカソードオフガスA1を混合させており、その排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を凝縮水回収熱交換器4に供給している。
それに対して、この第4実施形態では、図7及び図8に示すように、排ガス排気路21(凝縮水回収手段に相当する)が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。そして、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路27(カソードオフガス排気手段に相当する)が備えられている。
それに対して、この第4実施形態では、図7及び図8に示すように、排ガス排気路21(凝縮水回収手段に相当する)が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。そして、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路27(カソードオフガス排気手段に相当する)が備えられている。
すなわち、図8に示すように、流入阻止部19により収納容器8が上方側空間K1と下方側空間K2とに区画されており、燃焼部3、改質器1、及び、蒸発器7が上方側空間K1に備えられており、複数のセル12の夫々において発電反応に関わる発電反応部位が下方側空間K2に備えられている。そして、排ガス排気路21は、上方側空間K1に連通されており、燃焼部3の排ガスCを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給するように構成されている。また、カソードオフガス排気路27は、下方側空間K2に連通されており、複数のセル12の夫々におけるカソード10を通過したカソードオフガスA1を収納容器8の外部に排気させて放熱熱交換器28に供給するように構成されている。
ここで、改質器1に供給する改質水M1は、上記第1実施形態でも述べた如く、燃焼部3の排ガスCを冷却して得られる凝縮水M2を用いている。そして、その凝縮水M2のみで改質水M1の必要量を賄う、いわゆる「水自立」を成立させる条件について説明する。
固体酸化物形の燃料電池部2では、酸素イオンが固体酸化物電解質11中を移動して、カソード10からアノード9に移動する反応である。そのため、アノード9側に水が生成される。また、改質反応で消費されなかった余剰改質水も、改質器1を通過した後にアノード9に供給されるので、アノード9を通過したアノードオフガスG3には、発電反応により生成される水だけでなく、余剰改質水も含まれる。アノードオフガスG3は、燃焼部3にて燃焼されることから、燃焼部3の排ガスCには、その燃焼により生成される水も含まれることになる。そして、本実施形態では、燃焼部3の燃焼に用いられる酸化剤は、カソードオフガスA1ではなく、新気供給部17にて供給される新気A2であるので、カソードオフガスA1を用いる場合よりも、アノードオフガスG3に混合される空気量を少なくすることができる。したがって、燃焼部3の排ガスC中に含まれる水蒸気分率は非常に高くなる。例えば、燃料利用率を70%とした場合、燃焼部3の排ガスC中に含まれる水蒸気分率が53%となり、燃料利用率を80%とした場合、燃焼部3の排ガスC中に含まれる水蒸気分率が60%となる。
そして、この第4実施形態では、排ガス排気路21が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて、凝縮水回収熱交換器4に供給しており、カソードオフガスA1については、排ガス排気路21とは別のカソードオフガス排気路27にて収納容器8の外部に排気させて、放熱熱交換器28に供給している。これにより、水蒸気分率が非常に高い排ガスCのみを凝縮水回収熱交換器4にて凝縮させて凝縮水M2を生成することができるので、凝縮温度を低い温度にしなくても、十分な量の凝縮水M2を回収することができる。したがって、水自立を成立させるための条件として、凝縮温度を低い温度にしなくてもよく、その条件を緩和することができる。例えば、燃料利用率を70%とした場合、水自立を成立させるための凝縮温度が72℃となり、燃料利用率を80%とした場合、水自立を成立させるための凝縮温度が76℃となる。その結果、燃料利用率を高くしても、水自立を成立させることができ、水道水等により改質水を補充するために水浄化装置を備えなくてもよく、装置構成の簡略化を図ることができる。
〔第5実施形態〕
この第5実施形態は、図5及び図6に示す第3実施形態において、新たな構成を追加している。以下、図9及び図10に基づいて、第5実施形態における燃料電池装置100について、この追加する新たな構成を中心に説明する。
この第5実施形態は、図5及び図6に示す第3実施形態において、新たな構成を追加している。以下、図9及び図10に基づいて、第5実施形態における燃料電池装置100について、この追加する新たな構成を中心に説明する。
上記第3実施形態では、排ガス排気路21が、燃焼部3での排ガスCに対して、燃焼部3への流入が阻止されたカソードオフガスA1を混合させる状態で排ガスCとカソードオフガスA1との混合気を、収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。
それに対して、この第5実施形態では、図9及び図10に示すように、排ガス排気路21(凝縮水回収手段に相当する)が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。そして、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路27(カソードオフガス排気手段に相当する)が備えられている。
それに対して、この第5実施形態では、図9及び図10に示すように、排ガス排気路21(凝縮水回収手段に相当する)が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。そして、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路27(カソードオフガス排気手段に相当する)が備えられている。
図9及び図10に示すように、燃料電池部2の上方側には、燃料電池部2に隣接して閉空間が形成されており、この閉空間が燃焼部3として構成されている。そして、排ガス排気路21は、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給している。そして、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路27が備えられている。このカソードオフガス排気路27は、排気空間24と燃料電池部2が配設されている空間とを連通する連通空間29と、排気空間24とから構成されており、カソードオフガスA1を収納容器8の外部に排気させて放熱熱交換器28に供給している。
この第5実施形態では、上記第4実施形態と同様に、排ガス排気路21が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて、凝縮水回収熱交換器4に供給しており、カソードオフガスA1については、排ガス排気路21とは別のカソードオフガス排気路27にて収納容器8の外部に排気させて、放熱熱交換器28に供給している。これにより、水蒸気分率が非常に高い排ガスCのみを凝縮水回収熱交換器4を凝縮させて凝縮水M2を生成することができるので、凝縮温度を低い温度にしなくても、十分な量の凝縮水M2を回収することができる。したがって、水自立を成立させるための条件として、凝縮温度を低い温度にしなくてもよく、その条件を緩和することができる。その結果、燃料利用率を高くしても、水自立を成立させることができ、水道水等により改質水を補充するために水浄化装置を備えなくてもよく、装置構成の簡略化を図ることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記第1〜第5実施形態では、カソードオフガスA1の燃焼部3への流入を阻止することにより、燃焼部3は、アノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気A2としている。これに代えて、燃焼部3は、アノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気A2と燃料電池部2の反応後の空気であるカソードオフガスA1の一部との混合気を用いることもできる。この場合には、燃焼部3でのアノードオフガスG3に対して新気A2とカソードオフガスA1の一部との混合気を混合させた混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、新気A2とカソードオフガスA1の一部との混合比が調整されている。
(1)上記第1〜第5実施形態では、カソードオフガスA1の燃焼部3への流入を阻止することにより、燃焼部3は、アノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気A2としている。これに代えて、燃焼部3は、アノードオフガスG3に混合させる酸化剤として、新気供給部17にて供給される新気A2と燃料電池部2の反応後の空気であるカソードオフガスA1の一部との混合気を用いることもできる。この場合には、燃焼部3でのアノードオフガスG3に対して新気A2とカソードオフガスA1の一部との混合気を混合させた混合気の空気比が所望の範囲(例えば、1.2〜1.3)となるように、新気A2とカソードオフガスA1の一部との混合比が調整されている。
(2)上記第1〜第5実施形態では、燃料電池部2の構成として、複数のセル12を並列状態で複数並べて構成しているが、この構成に限らず、例えば、セル12の形状やセル12の並べ方等については適宜変更が可能である。
(3)上記第3実施形態において、上記第4及び第5実施形態と同様に、排ガス排気路21(凝縮水回収手段に相当する)が、燃焼部3の排ガスCのみを収納容器8の外部に排気させて凝縮水回収熱交換器4に供給し、カソードオフガスA1を燃焼部3の排ガスCとは別に通流させて収納容器8の外部に排気させるカソードオフガス排気路(カソードオフガス排気手段に相当する)を備えることもできる。
本発明は、収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設されて前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部とが備えられ、前記燃焼部での燃焼により得られる熱を用いて前記改質器での改質を行い、供給される原燃料の全体量に対して燃料電池部にて発電に使用する原燃料の割合である燃料利用率をより高くしても、燃焼部での燃焼について、発熱量の低下及び燃焼性の悪化を防止することができ、更に、燃料利用率を高くしても、水自立を成立させることができる各種の燃料電池装置に適応可能である。
1 改質器
2 燃料電池部
3 燃焼部
4 凝縮水回収熱交換器
5 改質水タンク(改質水供給手段)
6 改質水ポンプ(改質水供給手段)
8 収納容器
15 空気噴出口
16 空気供給路
17 新気供給部
18 新気噴出口
19 流入阻止部
21 排ガス排気路(凝縮水回収手段)
22 案内通流部
27 カソードオフガス排気路(カソードオフガス排気手段)
2 燃料電池部
3 燃焼部
4 凝縮水回収熱交換器
5 改質水タンク(改質水供給手段)
6 改質水ポンプ(改質水供給手段)
8 収納容器
15 空気噴出口
16 空気供給路
17 新気供給部
18 新気噴出口
19 流入阻止部
21 排ガス排気路(凝縮水回収手段)
22 案内通流部
27 カソードオフガス排気路(カソードオフガス排気手段)
Claims (6)
- 収納容器内に、原燃料を改質する改質器と、前記改質器にて改質された改質ガスと空気とを反応させて発電する固体酸化物型の燃料電池部と、その燃料電池部に隣接して配設されて前記燃料電池部での反応後に残存する改質ガスに酸化剤を混合させて燃焼させる燃焼部とが備えられ、前記燃焼部での燃焼により得られる熱を用いて前記改質器での改質を行う燃料電池装置であって、
前記燃料電池部の反応後の空気とは別の空気である新気を前記燃焼部に供給する新気供給部を備え、前記燃焼部は、前記改質ガスに混合させる前記酸化剤として、前記新気供給部にて供給される新気、又は、前記新気供給部にて供給される新気と前記燃料電池部の反応後の空気の一部との混合気を用いる燃料電池装置。 - 前記新気供給部は、前記燃焼部での燃焼により得られる熱により新気を予熱して前記燃焼部に供給するように構成されている請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記収納容器内に空気を通流させて前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路を備え、前記新気供給部は、前記空気供給路を通流する空気の一部を分岐させ、その分岐させた空気を前記新気として前記燃焼部に供給するように構成されている請求項1又は2に記載の燃料電池装置。
- 前記収納容器に、前記収納容器内に空気を通流させて空気噴出口から前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路と、前記燃料電池部の反応後の空気の前記燃焼部への流入を阻止する流入阻止部とを備え、前記新気供給部は、前記空気供給路の途中部位に備えられて、その空気供給路を通流する空気の一部を前記新気として前記燃焼部に噴出させる新気噴出口にて構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料電池装置。
- 前記収納容器に、前記収納容器内に空気を通流させて空気噴出口から前記燃料電池部に空気を供給する空気供給路と、前記燃料電池部の反応後の空気の前記燃焼部への流入を阻止する流入阻止部とを備え、前記新気供給部は、前記空気噴出口から噴出される空気の一部を前記燃焼部に案内通流させる案内通流部にて構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料電池装置。
- 前記燃焼部の排ガスを凝縮水回収熱交換器に供給させてその排ガスを凝縮させて凝縮水を回収する凝縮水回収手段と、その凝縮水回収手段にて回収した凝縮水を改質水として前記改質器に供給自在な改質水供給手段と、前記燃料電池部の反応後の空気を前記燃焼部の排ガスとは別に通流させて排気するカソードオフガス排気手段とを備え、前記改質器は、前記改質水供給手段にて供給される改質水を用いて原燃料を改質するように構成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の燃料電池装置。
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Cited By (7)
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JP2015018749A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | Toto株式会社 | 固体酸化物型燃料電池装置 |
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JP2015185493A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | Toto株式会社 | 固体酸化物形燃料電池装置 |
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JP6084265B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-02-22 | 東京瓦斯株式会社 | 燃料電池システム |
JP2018166081A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 大阪瓦斯株式会社 | 固体電解質形燃料電池モジュール |
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2012
- 2012-01-31 JP JP2012018687A patent/JP2013157274A/ja active Pending
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