JP6650812B2 - 起動用燃焼器、及び当該起動用燃焼器を用いる燃料電池システム - Google Patents

起動用燃焼器、及び当該起動用燃焼器を用いる燃料電池システム Download PDF

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Description

本発明は、起動用燃焼器、及び当該起動用燃焼器を用いる燃料電池システムに関する。
従来、固体酸化物形燃料電池(SOFC:solid oxide fuel cell)を使用する燃料電池システムがある。固体酸化物形燃料電池は、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体を固体電解質に用い、固体電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(以下、MEAともいう)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持した構造になっている。燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用される。燃料電池システムは、その燃料電池スタックが組み込まれた構造になっている。
燃料電池システムは、起動時に、燃料電池スタックと改質(アノード)ガスを生成する改質器とを短時間で効率的に所望の温度に昇温(暖機)させる必要がある。そこで、燃料電池システムは、起動時に、起動用燃焼器を用いて燃料電池スタックと改質器とを短時間で所望の温度に昇温させて、起動時間の短縮を図っている(例えば、特許文献1参照)。起動用燃焼器は、燃料ガスと空気とを混合させた混合ガスを燃焼させて、燃料電池スタックと改質器とを昇温させる熱量を得ている。
特開2014−32823号公報(図11)
しかしながら、従来の起動用燃焼器は、高い熱量が要求されるため、燃料を良好に燃焼させることが望まれている、という課題があった。
そして、従来の起動用燃焼器は、燃料ガスと空気とを予め混合させる予混合燃焼バーナ構造になっており、バーナ部の上流で燃料が燃焼してしまうことがあるため、燃料の燃焼性を向上させる余地があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、安定した先混合燃焼を行う起動用燃焼器、及びその起動用燃焼器を用いる燃料電池システムを提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、発明は、固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、燃料を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、前記燃焼室の中央付近に配置された第1整流板と、前記燃料供給管の外側に配置された外板と、を備え、前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、前記燃料供給管の外周側の壁面は、前記第1整流板との間及び前記外板との間に、空気を流動させる空気流動部を形成している構成とする。
この起動用燃焼器は、燃料供給管の壁面で形成された空気通路に向けて燃料ガスを噴出することにより、空気通路内で燃料ガスと空気の混合ガスを生成することができる。そのため、起動用燃焼器は、燃料ガスを好適な燃焼位置に導くことができ、その結果、安定した先混合燃焼を行うことができる。また、この起動用燃焼器は、燃料供給管の外周側の壁面が第1整流板との間及び外板との間に空気流動部を形成することで、前述した好適な燃焼位置に大きく影響せずに、不足分の空気を燃焼位置に供給することができる。そのため、起動用燃焼器は、さらに、安定した先混合燃焼を行うことができる。
本発明によれば、安定した先混合燃焼を行うことができる。
実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 実施形態に係る起動用燃焼器の概略構成説明図である。 実施形態に係る起動用燃焼器の上面図である。 実施形態に係る起動用燃焼器の燃料供給管の横断面図である。 実施形態に係る起動用燃焼器の燃料供給管の縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<燃料電池システムの構成>
以下、図1を参照して、本実施形態に係る燃料電池システムの構成につき説明する。図1は、本実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。本実施形態に係る燃料電池システム140は、定置用や車載用等の種々の用途に用いられる。
図1に示すように、燃料電池システム140は、燃料ガス(水素ガスにメタン、一酸化炭素が混合した気体)と酸化剤ガス(空気)との電気化学反応により発電する燃料電池モジュール(SOFCモジュール)142と、燃料電池モジュール142に原燃料(例えば、都市ガス)を供給する原燃料供給装置(燃料ガスポンプを含む)14と、燃料電池モジュール142に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置(空気ポンプを含む)16と、燃料電池モジュール142に水を供給する水供給装置(水ポンプを含む)18と、燃料電池モジュール142の発電量を制御する制御装置20とを備える。
燃料電池モジュール142は、複数の固体酸化物形の燃料電池22が鉛直方向に積層される固体酸化物形の燃料電池スタック24を備える。燃料電池22は、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質26の両面に、カソード電極28及びアノード電極30が設けられた電解質・電極接合体(MEA)32を備える。なお、本実施形態では、燃料電池30を鉛直方向に積層しているが、特に限られることなく、水平方向に積層してよい。
電解質・電極接合体32の両側には、カソード側セパレータ34とアノード側セパレータ36とが配設されている。カソード側セパレータ34には、カソード電極28に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路38が形成されるとともに、アノード側セパレータ36には、アノード電極30に燃料ガスを供給する燃料ガス流路40が形成されている。なお、燃料電池22としては、従来から使用されている種々の固体酸化物形燃料電池を用いることができる。
燃料電池22の作動温度は、数百℃の高温になる。アノード電極30では、燃料ガス中のメタンが改質(内部改質)されて水素とCOが得られ、この水素とCOが電解質26のアノード電極30側に供給される。
燃料電池スタック24には、各酸化剤ガス流路38の入口側に一体に連通する酸化剤ガス入口連通孔42a、酸化剤ガス流路38の出口側に一体に連通する酸化剤ガス出口連通孔42b、各燃料ガス流路40の入口側に一体に連通する燃料ガス入口連通孔44a、及び燃料ガス流路40の出口側に一体に連通する燃料ガス出口連通孔44bが設けられる。
燃料電池モジュール142は、炭化水素を主体とする原燃料(例えば、都市ガス)と水蒸気との混合ガスを改質し、燃料電池スタック24に供給される燃料ガスを生成する改質器146と、水を蒸発させるとともに、水蒸気を改質器146に供給する蒸発器148と、燃焼ガスとの熱交換により酸化剤ガスを昇温させるとともに、燃料電池スタック24に酸化剤ガスを供給する熱交換器150と、燃料電池スタック24から排出される燃料ガスである燃料排ガスと酸化剤ガスである酸化剤排ガスとを燃焼させ、燃焼ガスを発生させる排ガス燃焼器152、及び、原燃料と酸化剤ガスとを燃焼させて燃焼ガスを発生させる起動用燃焼器154と有する燃焼装置155とを備える。
燃料電池モジュール142は、基本的には、燃料電池スタック24とFC周辺機器156とにより構成される。このFC周辺機器156は、改質器146、蒸発器148、熱交換器150及び燃焼装置155(排ガス燃焼器152及び起動用燃焼器154)を備える。なお、改質器146及び蒸発器148は、必要に応じて設ければよく、不要にすることもできる。
改質器146は、原燃料(例えば都市ガス)中に含まれるメタン(CH)の他、エタン(C)、プロパン(C)及びブタン(C10)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH)、水素、COを含む燃料ガスに水蒸気改質するための装置である。改質器146の作動温度は、数百℃に設定されている。
改質器146は、改質ガス供給室158aと改質ガス排出室158bとを備えている。改質ガス供給室158aには、後記する脱硫器108側と蒸発器148側とから原燃料と水蒸気との混合ガスが供給される。
また、改質器146には、一部の燃焼ガスを排出する排ガス配管164aの一端が接続されている。排ガス配管164aの他端は、蒸発器148の加熱路166の入口に接続されている。蒸発器148の加熱路166の出口には、排気配管164bが接続されている。
熱交換器146には、酸化剤ガス通路74の一端が接続されている。酸化剤ガス通路74の他端は、燃料電池スタック24の酸化剤ガス入口連通孔42aに接続されている。
排ガス燃焼器152には、酸化剤排ガス通路63aの一端と燃料排ガス通路63bの一端とが接続されている。酸化剤排ガス通路63aの他端は、燃料電池スタック24の酸化剤ガス出口連通孔42bに接続されている。また、燃料排ガス通路63bの他端は、燃料電池スタック24の燃料ガス出口連通孔44bに接続されている。
原燃料供給装置14は、原燃料通路104を備える。原燃料通路104は、原燃料用調整弁106を介して原燃料供給路88と原燃料供給管58とに分岐する。原燃料供給路88の途上には、原燃料中に含まれる硫黄化合物を除去するための脱硫器108が配設されている。一方、原燃料供給管58は、起動用燃焼器154に接続されている。
酸化剤ガス供給装置16は、第1酸化剤ガス通路110aを備える。第1酸化剤ガス通路110aは、起動用燃焼器154に接続されている。酸化剤ガス供給装置16は、第1酸化剤ガス通路110aを介して酸化剤ガスとしての空気を起動用燃焼器154に供給する。起動用燃焼器154には、第1酸化剤ガス通路110aと第2酸化剤ガス通路110bと排気ガス管111とが接続されている。第2酸化剤ガス通路110bは、酸化剤ガス用調整弁112を介して酸化剤ガス供給管72と空気供給管57とに分岐する。酸化剤ガス供給管72は、熱交換器150に接続されている。空気供給管57は、原燃料供給管58の途上に接続されている。排気ガス管111は、排ガス燃焼器154に接続されている。
水供給装置18は、水通路100を介して蒸発器148に接続されている。蒸発器148は、蒸発リターン管路102を介して原燃料供給路88に接続されている。水供給装置18は、水通路100を介して蒸発器148に水を供給する。蒸発器148に供給された水は、蒸発器148内を移動する間に昇温されて、水蒸気化される。この水蒸気は、蒸発リターン管路102内を流通して原燃料供給路88に導入され、原燃料と混合される。その結果、原燃料供給路88内で、混合ガスが得られる。この混合ガスは、原燃料供給路88から改質器146に供給される。
燃料電池システム140の起動時には、空気(酸化剤ガス)及び原燃料が起動用燃焼器154に供給される。具体的には、酸化剤ガス供給装置16では、空気ポンプの駆動作用下に、第1酸化剤ガス通路110aに酸化剤ガスとして空気が供給される。この空気は、起動用燃焼器154に供給される。
一方、原燃料供給装置14では、燃料ガスポンプの駆動作用下に原燃料通路104に、例えば、都市ガス(CH、C、C、C10を含む)等の原燃料が供給される。原燃料は、原燃料用調整弁106の開度調整作用下に、原燃料供給管58に導入される。この原燃料は、燃料ガスとして起動用燃焼器154内に供給される。
起動用燃焼器154内に供給された原燃料と空気は、燃焼室188で混合される。これにより、燃焼室188内で混合ガスが生成される。起動用燃焼器154は、この混合ガスに着火することにより、混合ガスの燃焼を開始する。この燃焼で燃焼ガスが発生する。燃焼ガスは、排気ガスとして排気ガス管111を介して排ガス燃焼器154に供給され、排ガス燃焼器154、熱交換器150、改質器146及び蒸発器148を加熱する。
そして、燃料電池モジュール12が設定温度に昇温されると、熱交換器150には酸化剤ガスが供給され、また、改質器146には原燃料及び水蒸気の混合ガスが供給される。具体的には、酸化剤ガス用調整弁112の開度が調整されて、酸化剤ガス供給管72への空気供給量が増加されるとともに、原燃料用調整弁106の開度が調整されて、原燃料供給路88への原燃料供給量が増加される。また、水供給装置18の作用下に、水通路100に水が供給される。
熱交換器150に導入された空気は、燃焼ガスにより加熱(熱交換)される。加熱された空気は、酸化剤ガス通路74を介して燃料電池スタック24の酸化剤ガス入口連通孔42aに供給される。
燃料電池スタック24では、加熱された空気は、酸化剤ガス流路38を流通した後、酸化剤排ガスとして酸化剤ガス出口連通孔42bから酸化剤排ガス通路63aに排出される。酸化剤排ガスは、酸化剤排ガス通路63aを介して排ガス燃焼器152に導入される。
水供給装置18から供給される水は、蒸発器148に供給される。蒸発器148に供給された水は、燃焼ガスにより昇温されて、水蒸気化される。この水蒸気は、蒸発リターン管路102に供給される。これにより、水蒸気は、蒸発リターン管路102内を流通して原燃料供給路88に導入され、原燃料と混合して混合ガスが得られる。
混合ガスは、原燃料供給路88から改質器146に供給される。混合ガスは、改質器146の内部を移動する。その際に、混合ガスは、改質器146内に導入された燃焼ガスで加熱されるとともに、改質器146内に配置されたペレット状の触媒で水蒸気改質され、C2+の炭化水素が除去(改質)される。その結果、改質器146内で、メタンを主成分とする改質ガスが得られる。
この改質ガスは、加熱された燃料ガスとして、改質ガス排出室158bに一旦供給される。改質ガス排出室158bには、燃料ガス通路90の一端が接続されている。燃料ガス通路90の他端は、燃料電池スタック24の燃料ガス入口連通孔44aに接続されている。改質ガス排出室158bに供給された改質ガスは、燃料ガス通路90を介して改質ガス排出室158bから燃料電池スタック24に供給される。
燃料電池スタック24では、加熱された燃料ガスは、燃料ガス流路40を流通した後、燃料排ガスとして燃料ガス出口連通孔44bから燃料排ガス通路63bに排出される。燃料排ガスは、燃料排ガス通路63bを介して排ガス燃焼器152に導入される。
排ガス燃焼器152は、起動用燃焼器154による昇温作用下に、内部が燃料ガスの自己着火温度を超えると、酸化剤排ガスと燃料排ガスとによる燃焼を開始する。
<起動用燃焼器の構成>
以下、図2〜図5を参照して、起動用燃焼器154の構成につき説明する。図2は、起動用燃焼器154の概略構成説明図である。図3は、起動用燃焼器154の上面図である。図4は、起動用燃焼器154の横断面図である。図5は、起動用燃焼器154の縦断面図である。ここでは、前記した原燃料供給管58、第1酸化剤ガス通路110aを、それぞれ「燃料配管58」、「空気導入管110a」、「空気排出管110b」と称して説明する。
なお、一般に、起動用燃焼器は、高い熱量が要求されるため、サイズが大型化する傾向にある。本実施形態は、コンパクトな構成の起動用燃焼器154を提供することを意図している。また、本実施形態は、バーナ部の上流で燃焼することを防止するために、シンプルな構成で先混合燃焼バーナ構造を実現する起動用燃焼器154を提供することも意図している。
図2に示すように、起動用燃焼器154の筺体181には、燃料ガスを導入する燃料配管58と、空気を導入する空気導入管110aと、排気ガスを排出する排気ガス管111と、一部の空気を排出する空気排出管110bとが接続されている。図示例では、起動用燃焼器154の筺体181は、長手方向に延在する長方体状の形状になっている。なお、図2は、筺体181を覆うカバー(図示せず)を取り外した状態を示している。
燃料配管58と空気排出管110bとは、筺体181の一端側に接続されている。また、空気導入管110aと排気ガス管111とは、筺体181の他端側に接続されている。燃料配管58は、後記する燃料供給管190と同程度の高さの位置に配置されている。空気排出管110bは、後記する燃料供給管190よりも高い位置に配置されている。空気導入管110aは、後記する燃料供給管190よりも低い位置に配置されている。空気排出管110bは、空気導入管110aの上方で、かつ、筺体181の上端部付近の位置に配置されている。
起動用燃焼器154の筺体181の内部には、失火センサSNと、燃焼室ユニット187とが配置されている。失火センサSNは、燃焼室188での失火を検知するためのセンサである。燃焼室ユニット187は、燃料ガスを燃焼させるユニットである。燃焼室ユニット187は、内部に、燃料ガスを燃焼させる燃焼室188を有している。燃焼室ユニット187は、空気導入管110aよりも高い位置に配置されている。燃焼室ユニット187の底板(図示せず)は、部分的に開口している。これにより、燃焼室ユニット187は、空気導入管110aから導入された空気を燃焼室ユニット187の下方から上方に流すことができる。
図2及び図3に示すように、燃焼室ユニット187の内部の中央付近には、Y字整流板195が配置されている。なお、図3は、後記するバーナライン198を支持する支持部材199(図2参照)を削除して起動用燃焼器154の構成を示している。Y字整流板195は、燃焼室188の内部を流動する空気等の流体の流れを整流する部材である。Y字整流板195は、断面形状がY字形を呈しており、垂直方向に延在する隔壁板と、隔壁板の上端部から斜め方向に傾斜して延在する2枚の傾斜板とを有している。Y字整流板195は、燃焼室ユニット187の長手方向に直線状に延在するように配置されている。
また、燃焼室ユニット187の内部には、燃料を燃焼室188に供給する燃料供給管190が配置されている。燃料供給管190は、略U字状の上面視形状を呈している。燃料供給管190は、「U字」の開口側が燃料配管58側に向けられているとともに、全体でY字整流板195の周囲を囲むように配置されている。燃料供給管190は、箱型チャンバ構造になっている。
図3に示すように、燃料供給管190は、内部に、燃料ガスを通す1次燃料通路191aと2次燃料通路191bとを備えている。以下、1次燃料通路191aと2次燃料通路191bとを総称する場合に、「燃料通路191」と称する。
1次燃料通路191aと2次燃料通路191bとの間には、整流板194が配置されている。また、整流板194の上方には、バーナライン198が配置されている。整流板194は、後記する空気通路193内を流れる燃料ガス(原燃料)と空気との混合ガスの流れを整流する部材である。バーナライン198は、後記する空気通路193内を流れる燃料ガス(原燃料)と空気との混合ガスに着火するバーナ部197(図5参照)を支持する部材である。バーナライン198は、支持部材199(図2参照)によって燃焼ユニット187の外板等に固定されている。整流板194及びバーナライン198は、上面視において燃料供給管190の略中央部分を通るように、略U字状の上面視形状を呈している。
図4に示すように、燃料供給管190は、1次燃料通路191aに連通する複数の燃料噴出孔192aを有するとともに、2次燃料通路191bに連通する複数の燃料噴出孔192bを有している。なお。図4は、図3に示す領域R1部分の横断面構成を拡大して示している。燃料供給管190は、燃料噴出孔192aが形成されている部位P193aの壁面で、整流板194との間に、空気を通す1次空気通路193aを形成している。また、燃料供給管190は、燃料噴出孔192bが形成されている部位P193bの壁面で、整流板194との間に、空気を通す2次空気通路193bを形成している。以下、燃料噴出孔192a,192bを総称する場合に、「燃料噴出孔192」と称する。また、1次空気通路193aと2次空気通路193bとを総称する場合に、「空気通路193」と称する。
燃料噴出孔192aが形成されている部位P193aは、空気通路193aの延伸方向の線L1とそれぞれの燃料噴出孔192aを結ぶ線L2とが略平行になるように、直線状に形成されている。燃料噴出孔192bが形成されている部位P193bも、部位P193aと同様の形状になっている。
図5に示すように、燃料供給管190の壁面は、Y字整流板195との間及び筺体181の外板189との間に、空気のみを流動させる空気流動部196を形成している。
起動用燃焼器154では、燃料配管58(図2参照)を介して起動用燃焼器154の内部に燃料ガス(原燃料)が供給される。起動用燃焼器154は、起動用燃焼器154の内部に供給された燃料ガス(原燃料)を燃料供給管190の1次燃料通路191aと2次燃料通路191bとに導入する。1次燃料通路191aに導入された燃料ガスは、燃料噴出孔192aから1次空気通路193aに噴出されて上昇する(矢印Fa参照)。同様に、2次燃料通路191bに供給された燃料ガスは、燃料噴出孔192bから2次空気通路193bに噴出されて上昇する(矢印Fb参照)。
また、起動用燃焼器154では、空気導入管110a(図2参照)を介して内部に空気が供給される。起動用燃焼器154の内部に供給された空気は、1次空気通路193aの下方から1次空気通路193aの内部に進入し、上昇する(矢印A1a参照)。このとき、空気は、燃料噴出孔192aから噴出される燃料ガスと混合する。その結果、1次空気通路193a内で混合ガスが生成される。同様に、起動用燃焼器154の内部に供給された空気は、2次空気通路193bの下方から2次空気通路193bの内部に進入し、上昇する(矢印A1b参照)。このとき、空気は、燃料噴出孔192bから噴出される燃料ガスと混合する。その結果、2次空気通路193b内で混合ガスが生成される。
起動用燃焼器154は、1次空気通路193a内及び2次空気通路193b内で生成された混合ガスにバーナ部197で火205を着ける。これにより、起動用燃焼器154は、燃焼室188内で先混合燃焼を行う。
また、起動用燃焼器154の内部に供給された空気は、空気流動部196を通って上昇し、燃料供給管190の上に流れ込む。このとき、Y字整流板195は、空気をバーナ部197側に誘導する。これにより、起動用燃焼器154は、Y字整流板195の隔壁板で両側のバーナライン198に平均した空気量を配分するとともに、Y字整流板195の傾斜板で各燃焼部(炎)に安定して空気を供給することができる。
<起動用燃焼器の主な特徴>
(1)起動用燃焼器154の燃料供給管190は、燃料噴出孔192a,192bが形成されている部位P193a,P193bの壁面で空気を通す空気通路193a,193bを形成している(図4及び図5参照)。このような起動用燃焼器154は、燃料供給管190の壁面で形成された空気通路193a,193bに向けて燃料ガスを噴出することにより、空気通路193a,193b内で燃料ガスと空気の混合ガスを生成することができる。そのため、起動用燃焼器154は、燃料ガスを好適な燃焼位置に導くことができ、その結果、安定した先混合燃焼を行うことができる。
(2)燃料供給管190の壁面は、Y字整流板195との間及び筺体181の外板189との間に、空気のみを流動させる空気流動部196を形成している(図5参照)。起動用燃焼器154は、前記した特徴(1)で得られた好適な燃焼位置に大きく影響せずに、不足分の空気を燃焼位置に供給することができる。そのため、起動用燃焼器154は、さらに、安定した先混合燃焼を行うことができる。
(3)燃料供給管190は、内部に、燃料通路191と空気通路193との組を2系統有している。そして、1次系統側の燃料通路191aと空気通路193aとの間に形成された燃料噴出孔192aと2次系統側の燃料通路191bと空気通路193bとの間に形成された燃料噴出孔192bとは、対向して配置されている(図4及び図5参照)。起動用燃焼器154は、1次系統側の燃料噴出孔192aと2次系統側の燃料噴出孔192bとを対向するように配置したことにより、炎の形状を燃焼に良いとされる形状に設定することができる。また、炎の形状を、整流板194の両側でほぼ同様の形状に設定することができる。そのため、起動用燃焼器154は、さらに、安定した先混合燃焼を行うことができる。
(4)燃料供給管190の燃料噴出孔192a,192bが形成されている部位P193a,P193bは、空気通路の延伸方向の線L1とそれぞれの燃料噴出孔192a同士又は燃料噴出孔192b同士を結ぶ線L2とが略平行になるように、直線状に形成されている(図4参照)。このような起動用燃焼器154は、シンプルな構成で、コンパクトな先混合燃焼バーナ構造を実現することができる。
(5)空気通路193a,193bは、略U字状の上面視形状を呈しており、略平面上で折り返す形状になっている(図2及び図3参照)。これによっても、起動用燃焼器154は、シンプルな構成で、コンパクトな先混合燃焼バーナ構造を実現することができる。
(6)Y字整流板195は、バーナライン198に対して傾斜して配置された傾斜板を有している(図2及び図5参照)。このような起動用燃焼器154は、Y字整流板195の隔壁板により各部位でほぼ平均量の空気を両側のバーナライン198に供給することができる。また、起動用燃焼器154は、Y字整流板195の傾斜板により各燃焼部(炎)に安定して空気を供給すること、つまり空気を炎の方に誘導することができる。そのため、起動用燃焼器154は、混合ガスの良好な燃焼を実現することができる。
(7)燃料供給管190は、箱型チャンバ構造になっている。このような起動用燃焼器154は、十分に大きな容積のチャンバ内に燃料ガスを充填することができる。チャンバ内では、燃料ガスの流速が低く、各部位で流速のバラツキが生じ難い。そのため、起動用燃焼器154は、燃料ガスの噴出量のバラツキを抑制することができる。このような起動用燃焼器154は、燃料供給管190の内部圧力が燃料供給部からの距離に関わらず均一化することができるため、各燃料噴出孔192から噴出される燃料ガスの流量を均一化することができる。
(8)起動用燃焼器154に接続された配管のうち、燃料配管58は、図3に示すように、溶接部200a,200bで燃焼室ユニット187と筺体189とに溶接されている。したがって、燃料配管58は、燃焼室ユニット187と筺体189とに対して移動不能に取り付けられている。一方、燃料配管58以外の管110a,110b,111は、起動用燃焼器154の筺体189に対して移動可能に取り付けられている。このような起動用燃焼器154は、比較的温度の高い部位(例えばバーナ部197)と比較的温度の低い部位(例えば外板189)との間で発生する熱膨張の影響(熱応力)を管110a,110b,111の周囲で緩和(吸収)することができる。
(9)燃料供給管190の内部には、それぞれ空気を通す1次空気通路193aと2次空気通路193bとが形成されている(図4及び図5参照)。このような起動用燃焼器154は、1次空気通路193aにより主に安定した先混合燃焼を行うことができる。また、起動用燃焼器154は、2次空気通路193bにより主に熱気を効率的に送り出すことができる。
以上の通り、本実施形態に係る起動用燃焼器によれば、安定した先混合燃焼を行うことができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
14 原燃料供給装置
16 酸化剤ガス供給装置
18 水供給装置
20 制御装置
22 燃料電池
24 燃料電池スタック
26 電解質
28 カソード電極
30 アノード電極
32 電解質・電極接合体
38 酸化剤ガス流路
40 燃料ガス流路
57 空気供給管
58 原燃料供給管(燃料配管)
74 酸化剤ガス通路
110a 第1酸化剤ガス通路(空気導入管)
110b 第2酸化剤ガス通路(排気ガス管)
111 排気ガス管
88 原燃料供給路
90 燃料ガス通路
100 水通路
140 燃料電池システム
142 燃料電池モジュール
146 改質器
148 蒸発器
150 熱交換器
152 排ガス燃焼器
154 起動用燃焼器
155 燃焼装置
156 FC周辺機器
158a 改質ガス供給室
158b 改質ガス排出室
164a 排ガス配管
164b 排気配管
187 燃焼室ユニット
188 燃焼室
189 外板
190 燃料供給管
191 燃料通路
191a 1次燃料通路
191b 2次燃料通路
192,192a,192b 燃料噴出孔
193 空気通路
193a 1次空気通路
193b 2次空気通路
194 整流板
195 Y字整流板
196 空気流動部
197 バーナ部
198 バーナライン
199 支持部材
200a,200b 溶接部
SN 失火センサ

Claims (16)

  1. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    記燃焼室の中央付近に配置された第1整流板と、
    前記燃料供給管の外側に配置された外板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記燃料供給管の外周側の壁面は、前記第1整流板との間及び前記外板との間に、空気を流動させる空気流動部を形成している
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  2. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しているとともに、内部に、前記燃料通路と前記空気通路との組を2系統有しており、
    1次系統側の前記燃料通路と1次系統側の前記空気通路との間に形成された前記燃料噴出孔と2次系統側の前記燃料通路と2次系統側の前記空気通路との間に形成された前記燃料噴出孔とは、対向して配置されている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  3. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記空気通路は、略平面上で折り返す形状になっている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  4. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    記燃料供給管の上方に配置された複数のバーナ部と、
    前記バーナ部の近傍に配置された第1整流板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記第1整流板は、それぞれの前記バーナ部によって形成されたバーナラインに対して傾斜して配置された傾斜板を有する
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  5. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    当該起動用燃焼器と外部とを接続する配管のうち、燃料を通す燃料配管は、当該起動用燃焼器の筺体に対して移動不能に取り付けられており、一方、燃料配管以外の管は、当該起動用燃焼器の筺体に対して移動可能になっている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  6. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃焼室の中央付近に配置された第1整流板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記燃料供給管は内部の中央付近に第2整流板を有しており、かつ、内部の1次系統側の前記燃料通路と前記第2整流板との間に1次系統側の前記空気通路が形成されているとともに、内部の2次系統側の前記燃料通路と前記第2整流板との間に2次系統側の前記空気通路が形成されている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  7. 固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器であって、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃料供給管の上方に配置された複数のバーナ部と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記複数のバーナ部は、前記燃料通路よりも前記空気通路に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の起動用燃焼器において、
    前記燃料供給管の前記燃料噴出孔が形成されている部位は、前記空気通路の延伸方向の線とそれぞれの前記燃料噴出孔を結ぶ線とが略平行になるように、直線状に形成されている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の起動用燃焼器において、
    前記燃料供給管は、箱型チャンバ構造になっている
    ことを特徴とする起動用燃焼器。
  10. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃焼室の中央付近に配置された第1整流板と、
    前記燃料供給管の外側に配置された外板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記燃料供給管の外周側の壁面は、前記第1整流板との間及び前記外板との間に、空気を流動させる空気流動部を形成している
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  11. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しているとともに、内部に、前記燃料通路と前記空気通路との組を2系統有しており、
    1次系統側の前記燃料通路と1次系統側の前記空気通路との間に形成された前記燃料噴出孔と2次系統側の前記燃料通路と2次系統側の前記空気通路との間に形成された前記燃料噴出孔とは、対向して配置されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  12. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記空気通路は、略平面上で折り返す形状になっている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  13. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃料供給管の上方に配置された複数のバーナ部と、
    前記バーナ部の近傍に配置された第1整流板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記第1整流板は、それぞれの前記バーナ部によって形成されたバーナラインに対して傾斜して配置された傾斜板を有する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  14. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    当該起動用燃焼器と外部とを接続する配管のうち、燃料を通す燃料配管は、当該起動用燃焼器の筺体に対して移動不能に取り付けられており、一方、燃料配管以外の管は、当該起動用燃焼器の筺体に対して移動可能になっている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  15. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃焼室の中央付近に配置された第1整流板と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔を有しており、当該燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記燃料供給管は、内部の中央付近に第2整流板を有しており、かつ、内部の1次系統側の前記燃料通路と前記第2整流板との間に1次系統側の前記空気通路が形成されているとともに、内部の2次系統側の前記燃料通路と前記第2整流板との間に2次系統側の前記空気通路が形成されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  16. 電解質膜の両側に積層したアノード極とカソード極とにアノードガスとカソードガスを互いに分離して流通させることによる発電を行う固体酸化物型燃料電池と、
    前記固体酸化物型燃料電池の昇温に用いる燃焼ガスを生成する起動用燃焼器と、有し、
    前記起動用燃焼器は、
    燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の内部に配置され、内部に燃料を通す燃料通路が形成されている燃料供給管と、
    前記燃料供給管の上方に配置された複数のバーナ部と、を備え、
    前記燃料供給管は、前記燃料通路に連通する複数の燃料噴出孔が形成されている部位の壁面で空気を通す空気通路を形成しており、
    前記複数のバーナ部は、前記燃料通路よりも前記空気通路に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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