JP6280384B2 - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板積層型の燃料電池を複数積層した燃料電池スタックを備える燃料電池モジュールに関する。
通常、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、固体電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いている。固体電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(MEA)は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されている。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックを組み込むシステムとして、例えば、特許文献1に開示された燃料電池バッテリが知られている。この燃料電池バッテリは、図6に示すように、燃料電池スタック1aを備えるとともに、前記燃料電池スタック1aの一端側には、断熱スリーブ2aが取り付けられている。断熱スリーブ2aの内部には、熱交換装置3aが反応装置4a内に組み込まれて配置している。
反応装置4aでは、液体燃料の処理として、水を使用しない部分酸化による改質が行われている。液体燃料は、排ガスにより蒸発された後、熱交換装置3aの一部である送り込み位置5aを通過している。その際、燃料は、排ガスにより加熱された酸素搬送ガスと接触することにより、部分酸化による改質が行われた後、燃料電池スタック1aに供給されている。
また、特許文献2に開示された固体酸化物燃料電池は、図7に示すように、電池コア1bを内装して熱交換器2bが設けられている。そして、熱交換器2bは、排熱によりカソードエアを昇温している。
さらに、特許文献3に開示された燃料電池システムは、図8に示すように、鉛直円柱状の第1領域1c、その外周側に環状の第2領域2c、その外周側に環状の第3領域3c、その外周側に環状の第4領域4cを有している。
第1領域1cには、バーナ5cが設けられるとともに、第2領域2cには、改質管6cが設けられている。第3領域3cには、水蒸発器7cが設けられ、第4領域4cには、CO変成器8cが設けられている。
さらにまた、特許文献4に開示された固体酸化物形燃料電池発電システムでは、図9に示すように、発電セル1dが多数接続された電池スタック2dを備えている。燃料電池発電システムは、電池スタック2dから排出されたガスを用いて燃焼を行う燃焼室3d、及び前記燃焼室3dから発生する燃焼排ガスにより空気を予熱する空気予熱器4dを備えている。燃料電池発電システムは、さらに空気予熱器4dで加熱された空気を発電セル1dの空気極に分配する空気マニホールド5d、及び前記空気マニホールド5dに接続された昇温用補助燃焼装置6dを備えている。
特開2001−236980号公報 特表2010−504607号公報 特開2004−288434号公報 特開2009−99264号公報
ところで、上記の特許文献1では、燃料電池スタック1aの積層方向一端に熱交換装置3aが反応装置4a内に組み込まれて配置される一方、前記燃料電池スタック1aの積層方向他端は、外部雰囲気に曝されている。このため、燃料電池スタック1aは、積層方向に沿って温度分布及び電圧差が惹起され易く、発電効率が低下するという問題がある。
また、上記の特許文献2では、熱交換器2bが電池コア1bと同心状に配置されている。従って、電池コア1bの積層方向両端を良好に昇温させることが困難であり、積層方向に沿って温度分布及び電圧差が惹起され易く、発電効率が低下するという問題がある。
さらに、上記の特許文献3では、燃料電池スタックの積層方向両端に加熱手段が設けられていない。これにより、積層方向に沿って温度分布及び電圧差が惹起され易く、発電効率が低下するという問題がある。
さらにまた、上記の特許文献4では、電池スタック2dの発電セル積層方向に交差する側部側に、燃焼室3d及び昇温用補助燃焼装置6dが配置されている。このため、電池スタック2dの積層方向に沿って温度分布及び電圧差が惹起され易く、発電効率が低下するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、燃料電池スタックの積層方向の温度分布及び電圧差を均一化させることができ、発電効率の向上を図るとともに、熱効率及び熱自立を促進させることが可能な燃料電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池モジュールは、燃料電池スタック、第1熱交換器、排ガス燃焼器、第2熱交換器及び起動用燃焼器を備えている。燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板積層型の燃料電池を複数積層している。第1熱交換器は、第1燃焼ガスとの熱交換により酸化剤ガスを昇温させるとともに、燃料電池スタックに前記酸化剤ガスを供給している。排ガス燃焼器は、燃料電池スタックから排出される燃料ガスである燃料排ガスと酸化剤ガスである酸化剤排ガスとを燃焼させ、第1燃焼ガスを発生させるとともに、該第1燃焼ガスを第1熱交換器に供給している。
第2熱交換器は、第2燃焼ガスとの熱交換により酸化剤ガスを昇温させるとともに、燃料電池スタックに前記酸化剤ガスを供給している。起動用燃焼器は、原燃料と酸化剤ガスとを燃焼させて第2燃焼ガスを発生させるとともに、該第2燃焼ガスを第2熱交換器に供給している。
そして、燃料電池スタックの燃料電池積層方向一端には、第1熱交換器及び排ガス燃焼器が配設される一方、前記燃料電池スタックの燃料電池積層方向他端には、第2熱交換器及び起動用燃焼器が配設されている。
また、この燃料電池モジュールでは、第1熱交換器から排出された酸化剤ガスを流通させる第1酸化剤ガス流通通路と、第2熱交換器から排出された前記酸化剤ガスを流通させる第2酸化剤ガス流通通路とを備えることが好ましい。その際、第1酸化剤ガス流通通路と第2酸化剤ガス流通通路とは、合流部により合流されるとともに、前記合流部は、燃料電池スタックの上流側に連通することが好ましい。
このため、第1酸化剤ガス流通通路及び第2酸化剤ガス流通通路を流通した各酸化剤ガスに温度差が発生しても、燃料電池スタックに供給される前に合流させることができる。従って、簡単な構成で、燃料電池スタックの温度管理を迅速に遂行することが可能になる。
例えば、昇温時には、各燃焼器で昇温されて第1酸化剤ガス流通通路及び第2酸化剤ガス流通通路を流通した酸化剤ガスは、合流部で合流して燃料電池スタックに供給される。これにより、燃料電池スタックの起動時間を短縮させることができる。一方、冷却時には、排ガス燃焼器で昇温されて第1酸化剤ガス流通通路を流通した酸化剤ガスと、昇温されずに第2酸化剤ガス流通通路を流通した酸化剤ガスとは、合流部で合流される。このため、酸化剤ガスは、良好に降温されて燃料電池スタックに供給され、前記燃料電池スタックの停止時間を短縮させることが可能になる。
従って、燃料電池スタックの積層方向の温度分布及び電圧差を均一化させることができ、発電効率の向上を図ることが可能になる。
さらに、この燃料電池モジュールでは、第1酸化剤ガス流通通路又は第2酸化剤ガス流通通路は、燃料電池スタックの燃料電池積層方向に延在する積層方向側部に沿って設けられることが好ましい。これにより、第1酸化剤ガス流通通路又は第2酸化剤ガス流通通路を流通する酸化剤ガスの放熱を有効に抑制することができる。
さらにまた、この燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることが好ましい。このため、特にSOFC等の高温型燃料電池に最適である。
本発明によれば、燃料電池スタックの燃料電池積層方向一端には、第1熱交換器及び排ガス燃焼器が配設される一方、前記燃料電池スタックの燃料電池積層方向他端には、第2熱交換器及び起動用燃焼器が配設されている。従って、燃料電池スタックの積層方向の温度分布及び電圧差を均一化させることができ、発電効率の向上を図ることが可能になる。
しかも、燃料電池スタックの燃料電池積層方向両端からの放熱を抑制することができる。これにより、熱効率の向上が図られて熱自立が良好に促進される。ここで、熱自立とは、外部から熱を加えることなく自ら発生する熱のみで燃料電池の動作温度を維持することをいう。
本発明の実施形態に係る燃料電池モジュールが組み込まれる燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池モジュールを構成するFC周辺機器の斜視説明図である。 前記FC周辺機器の断面説明図である。 前記FC周辺機器の断面平面図である。 前記FC周辺機器の要部断面側面図である。 特許文献1に開示されている燃料電池バッテリの概略説明図である。 特許文献2に開示されている固体酸化物燃料電池の一部切り欠き斜視説明図である。 特許文献3に開示されている燃料電池システムの概略説明図である。 特許文献4に開示されている固体酸化物形燃料電池発電システムの概略説明図である。
図1に示すように、燃料電池システム10は、本発明の実施形態に係る燃料電池モジュール(SOFCモジュール)12を組み込むとともに、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられる。
燃料電池モジュール12は、燃料ガス(水素ガスにメタン、一酸化炭素が混合した気体)と酸化剤ガス(空気)との電気化学反応により発電する。燃料電池システム10は、さらに原燃料供給装置(燃料ガスポンプを含む)14、酸化剤ガス供給装置(空気ポンプを含む)16、水供給装置(水ポンプを含む)18及び制御装置20を備える。
原燃料供給装置14は、燃料電池モジュール12に原燃料(例えば、都市ガス)を供給するとともに、酸化剤ガス供給装置16は、前記燃料電池モジュール12に酸化剤ガスを供給する。水供給装置18は、燃料電池モジュール12に水を供給する一方、制御装置20は、前記燃料電池モジュール12の発電量を制御する。
燃料電池モジュール12は、複数の固体酸化物形の平板積層型燃料電池22が、鉛直方向(又は水平方向)に積層される固体酸化物形の燃料電池スタック24を備える。燃料電池22は、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質26の両面に、カソード電極28及びアノード電極30が設けられた平板状の電解質・電極接合体(MEA)32を備える。
電解質・電極接合体32の両側には、平板状のカソード側セパレータ34と平板状のアノード側セパレータ36とが配設される。カソード側セパレータ34には、カソード電極28に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路38が形成されるとともに、アノード側セパレータ36には、アノード電極30に燃料ガスを供給する燃料ガス流路40が形成される。なお、燃料電池22としては、従来より使用されている種々の平板積層型SOFCを用いることができる。
燃料電池22は、作動温度が数百℃と高温であり、アノード電極30では、燃料ガス中のメタンが改質されて水素、COが得られ、この水素、COが電解質26の前記アノード電極30側に供給される。
燃料電池スタック24には、各酸化剤ガス流路38の入口側に一体に連通する酸化剤ガス入口連通孔42a、及び前記酸化剤ガス流路38の出口側に一体に連通する酸化剤ガス出口連通孔42bが設けられる。燃料電池スタック24には、さらに各燃料ガス流路40の入口側に一体に連通する燃料ガス入口連通孔44a、及び前記燃料ガス流路40の出口側に一体に連通する燃料ガス出口連通孔44bが設けられる。
燃料電池モジュール12は、改質器46、蒸発器48、第1熱交換器50、排ガス燃焼器52、第2熱交換器54及び起動用燃焼器55を備える。改質器46は、炭化水素を主体とする原燃料(例えば、都市ガス)と水蒸気との混合ガスを改質し、燃料電池スタック24に供給される燃料ガスを生成する。蒸発器48は、水を蒸発させるとともに、水蒸気を改質器46に供給する。
第1熱交換器50は、第1燃焼ガスとの熱交換により酸化剤ガスを昇温させるとともに、燃料電池スタック24に前記酸化剤ガスを供給する。排ガス燃焼器52は、燃料電池スタック24から排出される第1燃料ガスである燃料排ガスと酸化剤ガスである酸化剤排ガスとを燃焼させ、前記第1燃焼ガスを発生させるとともに、該第1燃焼ガスを第1熱交換器50に供給する。
第2熱交換器54は、必要に応じて第2燃焼ガスとの熱交換により酸化剤ガスを昇温させるとともに、燃料電池スタック24に前記酸化剤ガスを供給する。起動用燃焼器55は、原燃料と酸化剤ガスとを燃焼させて第2燃焼ガスを発生させるとともに、該第2燃焼ガスを第2熱交換器54に供給する。
図2及び図3に示すように、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向一端には、第1熱交換器50及び排ガス燃焼器52が配設される。燃料電池スタック24の燃料電池積層方向他端には、第2熱交換器54及び起動用燃焼器55が配設される。
燃料電池モジュール12は、基本的には、燃料電池スタック24とFC周辺機器(BOP)56とにより構成される(図1及び図2参照)。FC周辺機器56は、改質器46、蒸発器48、第1熱交換器50、排ガス燃焼器52、第2熱交換器54及び起動用燃焼器55を備える。
図3に示すように、FC周辺機器56は、排ガス燃焼器52が構成される第1領域R1と、改質器46及び蒸発器48が構成されるとともに、前記第1領域R1を環状に周回する第2領域R2とを備える。第1領域R1と第2領域R2との間には、円筒形状の第1仕切り板57aが配設され、前記第1仕切り板57aの上部には、開口部57aaが形成される。
FC周辺機器56は、第1熱交換器50が構成されるとともに、第2領域R2を環状に周回する第3領域R3を備える。第2領域R2と第3領域R3との間には、円筒形状の第2仕切り板57b及び第3仕切り板57cが配設される。第2仕切り板57bの下部には、開口部57baが形成される一方、第3仕切り板57cの上部には、開口部57caが形成される。第3領域R3の外周には、外壁を構成する円筒状の外周部材58が配設される。
外周部材58の周囲には、必要に応じて断熱用筐体60aが設けられる。筐体60a上には、断熱用上部筐体60bが必要に応じて設けられるとともに、前記筐体60b内には、第2熱交換器54及び起動用燃焼器55が構成される第4領域R4が設けられる。
排ガス燃焼器52は、外筒部材62aと、前記外筒部材62aの内周面から所定の間隔を有して配置される内筒部材62bとを有する。外筒部材62aは、ケーシング部材64を介して連結板66に固定されるとともに、前記連結板66は、燃料電池スタック24に固定される。内筒部材62bは、連結板66に直接固定される。
連結板66には、酸化剤ガス出口連通孔42bに連通孔する酸化剤排ガス通路68と、燃料ガス出口連通孔44bに連通孔する燃料排ガス通路70とが形成される(図1参照)。図3に示すように、酸化剤排ガス通路68は、ケーシング部材64、連結板66及び内筒部材62bの外周により形成される酸化剤排ガス室72に連通する。燃料排ガス通路70は、内筒部材62b内に形成される燃料排ガス室74に連通する。
外筒部材62a及び内筒部材62bの先端部では、燃料ガス(具体的には、燃料排ガス)と酸化剤ガス(具体的には、酸化剤排ガス)との燃焼反応により、第1燃焼ガスが生成される。第1領域R1には、排ガス燃焼器52の先方に配置され、第1燃焼ガスを生成するための点火ヒータ75が設けられる。
改質器46は、都市ガス(原燃料)中に含まれるエタン(C26)、プロパン(C38)及びブタン(C410)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH4)、水素、COを含む燃料ガスに水蒸気改質するための予備改質器であり、数百℃の作動温度に設定される。
改質器46は、排ガス燃焼器52の外周に配設される複数本の改質管路76を備える。各改質管路76内には、改質用のペレット状触媒(図示せず)が充填される。改質管路76の一端部(下端部)は、第1下側円板部材78aに固定されるとともに、前記改質管路76の他端部(上端部)は、第1上側円板部材78bに固定される。第1下側円板部材78aは、略円盤状の第1下部チャンバ部材80a内に設けられる一方、第1上側円板部材78bは、略円盤状の第1上部チャンバ部材80b内に設けられる。
第1下部チャンバ部材80aの内部には、第2下側円板部材82aが設けられ、前記第2下側円板部材82aの上方には、混合ガス(原燃料と水蒸気)が供給される環状の混合ガス供給室84aが形成される。第2下側円板部材82aの下方には、第3下側円板部材83が設けられ、前記第2下側円板部材82aと前記第3下側円板部材83との間には、原燃料が供給される環状の原燃料供給室85が形成される。第3下側円板部材83の下方には、水が供給される環状の水供給室86aが形成される。第1下部チャンバ部材80aの下部は、段状に形成され、外形寸法が上部よりも小径な小径下端部80auが設けられる。
第1上部チャンバ部材80bの内部には、第2上側円板部材82bが設けられ、前記第2上側円板部材82bの下方には、生成された燃料ガス(改質ガス)が排出される環状の燃料ガス排出室84bが形成される。第2上側円板部材82bの上方には、水蒸気が排出される環状の水蒸気排出室86bが形成される。各改質管路76の両端は、混合ガス供給室84aと燃料ガス排出室84bとに開放される。
蒸発器48は、改質器46を構成する改質管路76の外方(外側)に近接して配置される蒸発管路88を備える。各蒸発管路88の下端は、第3下側円板部材83に固定されるとともに、各蒸発管路88の上端は、第2上側円板部材82bに固定される。各蒸発管路88の両端は、水供給室86aと水蒸気排出室86bとに開放される。
図4に示すように、改質管路76は、第1領域R1を中心とする2つの仮想円周上に均等に配列される。内方の仮想円周上の改質管路76と、外方の仮想円周上の改質管路76とは、互いにオフセットして(ジグザグ状に)配列される。改質管路76の外方には、第1領域R1を中心とする仮想円周上に蒸発管路88が均等に配列される。蒸発管路88は、外方の仮想円周上の改質管路76間に対応して配置される。
図5に示すように、水蒸気排出室86bには、少なくとも1本以上の蒸発管路88により構成され、水蒸気を流通させる蒸発リターン管路90の一端が配設される。蒸発リターン管路90は、蒸発管路88よりも大径に構成され、例えば、改質管路76と同一の径に設定される。蒸発リターン管路90の上端は、第2上側円板部材82bに溶接等により固着される一方、前記蒸発リターン管路90の下端は、混合ガス供給室84aに開放される。
蒸発リターン管路90内には、前記蒸発リターン管路90の下流から上流に向かって原燃料が流通するように、原燃料管路92が挿入される。原燃料管路92は、前記原燃料管路92内と蒸発リターン管路90内とを連通する1以上、好ましくは、複数の原燃料供給口(例えば、孔部)92aを設ける。
原燃料管路92は、蒸発リターン管路90内を水蒸気排出室86bに近接する位置まで延在して設けられるとともに、原燃料供給口92aは、前記原燃料管路92の有底先端縁部の外周部に所定角度毎に開口する。原燃料は、ベンチュリ効果を利用して原燃料供給口92aから水蒸気に混合される。原燃料管路92の下端は、原燃料供給室85に開放される。
図3に示すように、原燃料供給室85には、原燃料供給路94が接続される。燃料ガス排出室84bには、燃料ガス通路96の一端が連通するとともに、前記燃料ガス通路96の他端は、燃料電池スタック24の燃料ガス入口連通孔44aに連通する(図1参照)。水供給室86aには、水通路98が配設される。
第1熱交換器50は、第3仕切り板57cの外周外方に沿って配設される複数本の第1熱交換管路100を備える。第1熱交換管路100の一端部(下端部)は、第2下部チャンバ部材102aに固定されるとともに、前記第1熱交換管路100の他端部(上端部)は、第2上部チャンバ部材102bに固定される。
第2下部チャンバ部材102a内には、酸化剤ガスが供給される環状の第1酸化剤ガス供給室104aが形成される。第2上部チャンバ部材102b内には、昇温された酸化剤ガスが排出される環状の第1酸化剤ガス排出室104bが形成される。第1熱交換管路100の両端は、第1酸化剤ガス供給室104aと第1酸化剤ガス排出室104bとに開放される。
図4に示すように、第1熱交換管路100は、第1領域R1を中心とする2つの仮想円周上に均等に配列される。内方の仮想円周上の第1熱交換管路100と、外方の仮想円周上の第1熱交換管路100とは、互いにオフセットして(ジグザグ状に)配列される。
図3に示すように、第2下部チャンバ部材102aは、第1下部チャンバ部材80aの小径下端部80auを嵌合する略リング形状を有するとともに、前記第1下部チャンバ部材80aの下方にオフセットした位置に配置される。第2下部チャンバ部材102aの上面、第1下部チャンバ部材80aの下面及び小径下端部80auの周面により空間部106が形成される。第2上部チャンバ部材102bは、略リング形状を有し第1上部チャンバ部材80bの外方に且つ下方にオフセットした位置に配置される。
外周部材58の外周部には、下方にずれて円筒状のカバー部材108が設けられる。カバー部材108は、外周部材58に溶接等により固着されるとともに、前記外周部材58の外周部との間には、空間部110が形成される。
第1酸化剤ガス供給室104aを構成する外周部材58の下端縁部には、孔部(開口部)112が形成され、前記孔部112を介して前記第1酸化剤ガス供給室104aと空間部110とが連通する。カバー部材108には、空間部110に連通する第1酸化剤ガス供給管114が接続される。図1及び図2に示すように、外周部材58には、第3領域R3に連通する排ガス配管115が接続される。
図1及び図3に示すように、第1酸化剤ガス排出室104bには、第1酸化剤ガス流通通路116a一端が配設される。第1酸化剤ガス流通通路116aの他端は、合流部118に接続されるとともに、前記合流部118から酸化剤ガス合流通路120が延在する。酸化剤ガス合流通路120は、燃料電池スタック24の酸化剤ガス入口連通孔42aに接続される(図1参照)。
図3に示すように、第2熱交換器54は、水平方向に延在する軸心を中心とする1つ又は2つの仮想円周上に均等に配列される複数本の第2熱交換管路122を備える。第2熱交換管路122の水平方向一端部は、入口チャンバ部材124aに固定されるとともに、前記第2熱交換管路122の水平方向他端部は、出口チャンバ部材124bに固定される。
入口チャンバ部材124a内には、酸化剤ガスが供給される環状の第2酸化剤ガス供給室126aが形成される。出口チャンバ部材124b内には、必要に応じて昇温された酸化剤ガスが排出される環状の第2酸化剤ガス排出室126bが形成される。第2熱交換管路122の両端は、第2酸化剤ガス供給室126aと第2酸化剤ガス排出室126bとに開放される。
入口チャンバ部材124aには、第2酸化剤ガス供給室126aに連通する第2酸化剤ガス供給管128が接続される。出口チャンバ部材124bを構成する第2酸化剤ガス排出室126bには、第2酸化剤ガス流通通路116bの一端が配設される。第2酸化剤ガス流通通路116bは、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向に延在する積層方向側部に沿って設けられるとともに、その他端は、合流部118に接続されて酸化剤ガス合流通路120に連なる。なお、第1酸化剤ガス流通通路116aは、第2酸化剤ガス流通通路116bに代わって燃料電池スタック24の積層方向側部に沿って設けられてもよい。
起動用燃焼器55は、第2熱交換器54を構成する入口チャンバ部材124aの中央部に固定される。起動用燃焼器55には、空気供給管130及び原燃料供給管132が設けられる。起動用燃焼器55は、エゼクタ機能を有し、空気供給管130から導入される空気流により原燃料供給管132に負圧を発生させて、原燃料を吸引する。
図1に示すように、原燃料供給装置14は、燃料ガスポンプに接続された原燃料通路134を備える。原燃料通路134は、原燃料用調整弁136を介して脱硫器138の入口側に接続される。脱硫器138は、都市ガス(原燃料)中に含まれる硫黄化合物を除去するものであり、前記脱硫器138の出口側には、原燃料供給路94が接続される。原燃料供給装置14は、さらに原燃料供給管132を備え、前記原燃料供給管132は、原燃料通路134に接続された燃料ガスポンプに、又は個別の燃料ガスポンプに接続される。
酸化剤ガス供給装置16は、酸化剤ガス通路140を備える。酸化剤ガス通路140は、酸化剤ガス用調整弁142を介して第1酸化剤ガス供給管114と第2酸化剤ガス供給管128とに分岐する。酸化剤ガス供給装置16は、さらに空気供給管130を備え、前記空気供給管130は、酸化剤ガス通路140に接続された空気ポンプに、又は個別の空気ポンプに接続される。水供給装置18は、水通路98を備える。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
燃料電池システム10の起動時には、空気(酸化剤ガス)及び原燃料が起動用燃焼器55に供給される。具体的には、図1に示すように、酸化剤ガス供給装置16では、空気ポンプの駆動作用下に、空気供給管130に空気が供給されるとともに、酸化剤ガス通路140に空気が供給される。空気供給管130に供給された空気は、起動用燃焼器55内に供給される。
酸化剤ガス通路140に供給された空気は、酸化剤ガス用調整弁142の開度調整作用下に、第2酸化剤ガス供給管128に供給される。空気は、第2酸化剤ガス供給管128から第2熱交換器54を構成する第2酸化剤ガス供給室126aに導入され、各第2熱交換管路122内を流通して出口チャンバ部材124bに排出される。
一方、原燃料供給装置14では、燃料ガスポンプの駆動作用下に、原燃料供給管132に、例えば、都市ガス(CH4、C26、C38、C410を含む)等の原燃料が供給される。原燃料供給管132に供給された原燃料は、起動用燃焼器55内に供給される。
このため、起動用燃焼器55内には、原燃料と空気との混合ガスが供給され、この混合ガスが着火されることにより、燃焼が開始される。従って、燃焼により生成された第2燃焼ガスが、第4領域R4を流通することにより、各第2熱交換管路122を流通する空気は、前記第2燃焼ガスにより加熱(熱交換)される。
加熱された空気は、出口チャンバ部材124bから第2酸化剤ガス流通通路116bに供給され、合流部118及び酸化剤ガス合流通路120を通って燃料電池スタック24の酸化剤ガス入口連通孔42aに導入される(図1参照)。従って、加熱された高温の空気は、燃料電池スタック24を昇温した後、酸化剤ガス出口連通孔42bから酸化剤排ガス通路68に排出される。さらに、図3に示すように、高温の空気は、排ガス燃焼器52を構成する酸化剤排ガス室72に供給され、第1領域R1に吹き出される。
第1領域R1に導入された高温の空気は、第1仕切り板57aに沿って上昇し、第2領域R2に供給される。第2領域R2では、改質器46及び蒸発器48が昇温されるとともに、第2仕切り板57b及び第3仕切り板57c間に沿って前記第2領域R2から第3領域R3に流動する空気により、第1熱交換器50が昇温される。
燃料電池スタック24が設定温度に昇温されると、原燃料供給装置14では、原燃料通路134に原燃料が供給される。図1に示すように、原燃料は、原燃料用調整弁136を介して流量調整された後、脱硫器138を介して脱硫され、原燃料供給路94に送られる。原燃料は、図3に示すように、原燃料供給路94を通って改質器46の原燃料供給室85に供給される。
また、水供給装置18の作用下に、水通路98に導入された水は、蒸発器48に供給される(図1参照)。蒸発器48では、図3に示すように、水が一旦水供給室86aに供給された後、複数本の蒸発管路88内を移動する間、第2領域R2を流通する高温の空気により昇温されて、水蒸気化される。
図5に示すように、水蒸気は、水蒸気排出室86bに一旦導入された後、前記水蒸気排出室86bに連通する蒸発リターン管路90に供給される。これにより、水蒸気は、蒸発リターン管路90内を矢印Ld方向に流通する。一方、原燃料は、原燃料管路92内を矢印Lu方向に流通する。蒸発リターン管路90内には、原燃料管路92が設けられるとともに、原燃料供給口92aは、前記蒸発リターン管路90の先端近傍に開口している。
このため、ベンチュリ効果を利用して、蒸発リターン管路90内を流通する水蒸気に原燃料管路92から原燃料を良好に混合させることができる。原燃料と水蒸気との混合ガスは、蒸発リターン管路90を混合ガス供給室84aに向かって矢印Ld方向に流通し、前記混合ガス供給室84aに一旦供給される。
混合ガスは、複数の改質管路76内を移動する。その間に、混合ガスは、第2領域R2を流通する高温の空気により加熱されて水蒸気改質され、C2+の炭化水素が除去(改質)されてメタンを主成分とする改質ガスが得られる。
この改質ガスは、加熱された燃料ガスとして、一旦燃料ガス排出室84bに供給された後、燃料ガス通路96を介して燃料電池スタック24の燃料ガス入口連通孔44aに供給される(図1参照)。燃料電池スタック24では、加熱された燃料ガスは、アノード電極30に供給される。なお、燃料電池スタック24では、発電が行われていない。
アノード電極30を流通した燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔44bから燃料排ガス通路70に排出される。燃料排ガス通路70は、排ガス燃焼器52を構成する燃料排ガス室74に開口しており、燃料ガスは、前記燃料排ガス室74を通って第1領域R1に導入される。
第1領域R1には、空気が導入されており、前記空気と燃料ガスとが混合する混合排ガスは、点火ヒータ75を介して燃焼される。この燃焼により第1燃焼ガスが生成され、前記第1燃焼ガスは、第1領域R1から第2領域R2及び第3領域R3に流動して上述した各機器類の昇温を行う。第1燃焼ガスは、排ガス配管115から外部に排出される。
第2熱交換器54による昇温作用下に、排ガス燃焼器52内が燃料ガスの自己着火温度を超えると、第1領域R1では、酸化剤排ガスと燃料排ガスとによる燃焼が開始される。一方、起動用燃焼器55による燃焼作業が停止される。
そこで、酸化剤ガス供給装置16では、図1に示すように、酸化剤ガス通路140に空気が導入されるとともに、酸化剤ガス用調整弁142の開度が調整されて、第1酸化剤ガス供給管114への空気供給量が増加される。図3に示すように、空気は、第1酸化剤ガス供給管114から外周部材58の空間部110に供給される。このため、空気は、孔部112を通って第1熱交換器50を構成する第1酸化剤ガス供給室104aに導入される。
従って、第1熱交換器50に導入された空気は、第1酸化剤ガス供給室104aに一旦供給された後、複数の第1熱交換管路100内を移動する間に、第3領域R3に導入された第1燃焼ガスにより加熱(熱交換)される。加熱された空気は、一旦第1酸化剤ガス排出室104bに供給された後、第1酸化剤ガス流通通路116a、合流部118及び酸化剤ガス合流通路120を介して燃料電池スタック24の酸化剤ガス入口連通孔42aに供給される。
燃料電池スタック24では、加熱された空気は、酸化剤ガス流路38に沿って流通し、カソード電極28に供給される一方、燃料ガスは、アノード電極30に供給される。これにより、電解質・電極接合体32により発電が行われる。
この場合、本実施形態では、図3に示すように、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向一端には、第1熱交換器50及び排ガス燃焼器52が配設されている。一方、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向他端には、第2熱交換器54及び起動用燃焼器55が配設されている。このため、燃料電池スタック24の積層方向の温度分布及び電圧差を均一化させることができ、発電効率の向上を図ることが可能になるという効果が得られる。
しかも、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向両端からの放熱を抑制することができる。従って、熱効率の向上が図られて熱自立が良好に促進される。ここで、熱自立とは、外部から熱を加えることなく自ら発生する熱のみで燃料電池22の動作温度を維持することをいう。
また、燃料電池モジュール12は、第1熱交換器50から排出された酸化剤ガスを流通させる第1酸化剤ガス流通通路116aと、第2熱交換器54から排出された酸化剤ガスを流通させる第2酸化剤ガス流通通路116bとを備えている。その際、第1酸化剤ガス流通通路116aと第2酸化剤ガス流通通路116bとは、合流部118により合流されるとともに、前記合流部118は、燃料電池スタック24の上流側に連通している。
これにより、第1酸化剤ガス流通通路116a及び第2酸化剤ガス流通通路116bを流通した各酸化剤ガスに温度差が発生しても、燃料電池スタック24に供給される前に合流させることができる。このため、簡単な構成で、燃料電池スタック24の温度管理を迅速に遂行することが可能になる。
例えば、昇温時には、排ガス燃焼器52と起動用燃焼器55とで昇温されて第1酸化剤ガス流通通路116aと第2酸化剤ガス流通通路116bとを流通した酸化剤ガス(高温の空気)は、合流部118で合流して燃料電池スタック24に供給されている。従って、燃料電池スタック24の起動時間を短縮させることができる。
一方、冷却時には、排ガス燃焼器52で昇温されて第1酸化剤ガス流通通路116aを流通した酸化剤ガスと、起動用燃焼器55で昇温されずに第2酸化剤ガス流通通路116bを流通した酸化剤ガスとは、合流部118で合流されている。これにより、酸化剤ガスは、良好に降温されて燃料電池スタック24に供給され、前記燃料電池スタック24の停止時間を短縮させることが可能になる。
このため、本実施形態では、燃料電池スタック24の積層方向の温度分布及び電圧差を均一化させることができ、発電効率の向上を図ることが可能になるという利点が得られる。
さらに、燃料電池モジュール12では、第2酸化剤ガス流通通路116b(又は第1酸化剤ガス流通通路116a)は、燃料電池スタック24の燃料電池積層方向に延在する積層方向側部に沿って設けられている。従って、第2酸化剤ガス流通通路116b(又は第1酸化剤ガス流通通路116a)を流通する酸化剤ガスの放熱を有効に抑制することができる。
さらにまた、燃料電池モジュール12は、固体酸化物形燃料電池モジュールである。このため、特にSOFC等の高温型燃料電池に最適である。
10…燃料電池システム 12…燃料電池モジュール
14…原燃料供給装置 16…酸化剤ガス供給装置
18…水供給装置 20…制御装置
22…燃料電池 24…燃料電池スタック
26…電解質 28…カソード電極
30…アノード電極 32…電解質・電極接合体
38…酸化剤ガス流路 40…燃料ガス流路
46…改質器 48…蒸発器
50…第1熱交換器 52…排ガス燃焼器
54…第2熱交換器 55…起動用燃焼器
56…FC周辺機器 76…改質管路
80a、102a…下部チャンバ部材 80b、102b…上部チャンバ部材
84a…混合ガス供給室 84b…燃料ガス排出室
85…原燃料供給室 86a…水供給室
86b…水蒸気排出室 88…蒸発管路
100、122…熱交換管路
104a、126a…酸化剤ガス供給室
104b、126b…酸化剤ガス排出室
116a、116b…酸化剤ガス流通通路
118…合流部 120…酸化剤ガス合流通路
124a…入口チャンバ部材 124b…出口チャンバ部材

Claims (4)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する平板積層型の燃料電池を複数積層した燃料電池スタックと、
    第1燃焼ガスとの熱交換により前記酸化剤ガスを昇温させるとともに、前記燃料電池スタックに前記酸化剤ガスを供給する第1熱交換器と、
    前記燃料電池スタックから排出される前記燃料ガスである燃料排ガスと前記酸化剤ガスである酸化剤排ガスとを燃焼させ、前記第1燃焼ガスを発生させるとともに、該第1燃焼ガスを前記第1熱交換器に供給する排ガス燃焼器と
    2燃焼ガスとの熱交換により前記酸化剤ガスを昇温させるとともに、前記燃料電池スタックに前記酸化剤ガスを供給する第2熱交換器と、
    原燃料と前記酸化剤ガスとを燃焼させて前記第2燃焼ガスを発生させるとともに、該第2燃焼ガスを前記第2熱交換器に供給する起動用燃焼器と、
    を備え、
    前記燃料電池スタックの燃料電池積層方向一端には、前記第1熱交換器及び前記排ガス燃焼器が配設される一方、
    前記燃料電池スタックの燃料電池積層方向他端には、前記第2熱交換器及び前記起動用燃焼器が配設されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 請求項1記載の燃料電池モジュールにおいて、前記第1熱交換器から排出された前記酸化剤ガスを流通させる第1酸化剤ガス流通通路と、
    前記第2熱交換器から排出された前記酸化剤ガスを流通させる第2酸化剤ガス流通通路と、
    前記第1酸化剤ガス流通通路と前記第2酸化剤ガス流通通路とを合流させるとともに、前記燃料電池スタックの上流側に連通する合流部と、
    を備えることを特徴とする燃料電池モジュール。
  3. 請求項2記載の燃料電池モジュールにおいて、前記第1酸化剤ガス流通通路又は前記第2酸化剤ガス流通通路は、前記燃料電池スタックの燃料電池積層方向に延在する積層方向側部に沿って設けられることを特徴とする燃料電池モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることを特徴とする燃料電池モジュール。
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