JP2023084334A - オフガス燃焼器、燃料電池システム - Google Patents

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康弘 長田
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Abstract

【課題】熱損失を抑制しつつ、改質器を昇温させることが可能なオフガス燃焼器および燃料電池システムを提供する。【解決手段】オフガス燃焼器60は、燃料電池10から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させる。オフガス燃焼器60は、オフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部63と、改質器34を燃焼部63で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部64と、燃料電池10から排出されるオフ空気が流れるオフ空気流路61と、を備える。オフ空気流路61は、オフ空気の一部を一次空気として燃焼部63に流す一次空気流路611と、オフ空気における一次空気を除く他の空気を二次空気として燃焼部63を迂回して流す二次空気流路612と、を含んでいる。【選択図】図1

Description

本開示は、燃料電池のオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器および当該オフガス燃焼器を含む燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池からオフガスとして排出されるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるオフガス燃焼器を改質器の直下に配置し、オフガスを燃焼させた際に生ずる炎によって直に改質器を加熱する燃料電池モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-93792号公報
ところで、改質器を適切に昇温させるためには、オフガスの燃焼が安定していることが前提となるが、特許文献1には、オフガスの燃焼の安定性について特に考慮されておらず、改善の余地がある。
例えば、特許文献1に記載の燃料電池モジュールの如く、オフ空気の全量がオフガス燃焼器に導入される構成になっていると、オフガス燃焼器における空気比(=実空気量/理論空気量)が大きくなり過ぎる。この場合、燃焼に寄与しないオフ空気が増え、熱損失(すなわち、温度低下)が過大となることで、燃焼器におけるオフガスの燃焼が不安定になってしまう。
本開示は、オフガスの燃焼が不安定となることを抑制しつつ、改質器を昇温させることが可能なオフガス燃焼器および燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
燃料電池(10)から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるオフガス燃焼器であって、
オフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、
燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)を燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、
燃料電池から排出されるオフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を備え、
オフ空気流路は、オフ空気の少なくとも一部を一次空気として燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでおり、
燃焼部は、オフ空気およびオフ燃料を混合して着火させる燃焼室(631)、燃焼室で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路(632)を有し、
一次空気流路は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように燃焼室および燃焼流路の少なくとも一方に対して隣接して配置されている。
請求項9に記載の発明は、
燃料電池システムであって、
燃料電池(10)と、
燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器(60)と、
燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)と、を備え、
オフガス燃焼器は、オフガスであるオフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、改質器を燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、燃料電池から排出されるオフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を含み、
オフ空気流路は、オフ空気の少なくとも一部を一次空気として燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでおり、
燃焼部は、オフ空気およびオフ燃料を混合して着火させる燃焼室(631)、燃焼室で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路(632)を有し、
一次空気流路は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように燃焼室および燃焼流路の少なくとも一方に対して隣接して配置されている。
請求項1および請求項9に記載の発明によれば、オフ燃焼ガスによって昇温されたオフ空気がオフガス燃焼器に導入される。これによると、低温のオフガスがオフガス燃焼器に導入されることが抑制されるので、オフガスの燃焼が不安定となることを抑制して、改質器を適切に昇温させることができる。
請求項2に記載の発明は、
燃料電池(10)から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるオフガス燃焼器であって、
オフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、
燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)を燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、
燃料電池から排出されるオフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を備え、
オフ空気流路は、オフ空気の一部を一次空気として燃焼部に流すことが可能な一次空気流路(611)を含んでいる。
請求項10に記載の発明は、
燃料電池システムであって、
燃料電池(10)と、
燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器(60)と、
燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)と、を備え、
オフガス燃焼器は、オフガスであるオフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、改質器を燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、燃料電池から排出されるオフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を含み、
オフ空気流路は、オフ空気の一部を一次空気として燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでいる。
請求項2および請求項10に記載の発明は、オフ空気の全量ではなく、一部がオフガス燃焼器に導入される構成になっているので、オフガス燃焼器における空気比(=実空気量/理論空気量)が大きくなり過ぎることが抑制される。これにより、オフガス燃焼器における過剰な空気による熱損失(すなわち、温度低下)が抑制されるので、オフガスの燃焼が不安定となることを抑制して、改質器を適切に昇温させることができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
一実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 ホットモジュールの模式的な縦断面図である。 ホットモジュールの容器内でのセルスタックの配置態様を示す模式的な横断面図である。 図2のIV部分の拡大図である。 ホットモジュールの断熱容器内での燃焼部の配置態様を示す模式的な横断面図である。 ホットモジュールの内部構造の一部を示す模式的な斜視図である。 燃焼部の燃焼室の模式的な拡大図である。 一次空気流路と燃焼部の燃焼流路との関係を説明するための説明図である。 複数の燃焼部同士の繋がりを説明するための説明図である。 燃焼部近傍におけるオフガスおよびオフ燃焼ガスの流れを説明するための説明図である。 オフ燃料中の水素濃度、オフ空気の温度、自着火領域との関係を説明するための説明図である。
本開示の一実施形態について図1~図11に基づいて説明する。本実施形態では、図1に示すように、本開示のオフガス燃焼器60を固体酸化物型の燃料電池10を備える燃料電池システム1に適用した例について説明する。
燃料電池システム1は、燃料処理系統および電池系統を断熱要素で覆うことで高温に保持するホットモジュールHMを含んでいる。ホットモジュールHMは、断熱容器IC、固体酸化物型の燃料電池10、空気予熱器22、スタック温調器23、改質器34、水蒸発器42、オフガス燃焼器60を備える。
固体酸化物型の燃料電池10は、一般的にSOFC(Solid Oxide Fuel Cell の略)とも呼ばれ、作動温度が高温(例えば、500℃~1000℃)となるものである。燃料電池10は、燃料ガスおよび酸化剤ガス(本例では空気)の電気化学反応により電気エネルギを出力するセルCを複数備える。セルCは、以下の反応式F1、F2に示す水素および酸素の電気化学反応により外部回路ECに対して電気エネルギを出力する。
(燃料極)2H+2O2-→2HO+4e …(F1)
(空気極)O+4e→2O2- …(F2)
また、セルCは、以下の反応式F3、F4に示す一酸化炭素および酸素の電気化学反応により外部回路ECに対して電気エネルギを出力する。
(燃料極)2CO+2O2-→2CO+4e …(F3)
(空気極)O+4e→2O2- …(F4)
燃料電池10が出力する電力は、インバータINV等の電力変換器を介して負荷機器やバッテリに供給される。本実施形態の燃料電池10は、所定数のセルCを積層して構成されるセルスタックCSを複数備える。セルスタックCSは、平板型のセルCが所定の積層方向に積層されている。セルスタックCSを構成する所定数のセルCは、電気的に直列に接続されている。セルスタックCSは、所定数のセルCを一列に積層した積層体である。セルスタックCSには、セルCの積層方向の端部に燃料ガスの導入口、空気の導入口、オフ燃料の導出口、オフ空気の導出口が形成されている。
このように構成される燃料電池10は、空気予熱器22、スタック温調器23、改質器34、水蒸発器42、オフガス燃焼器60等とともに断熱容器ICの内側に配置されている。断熱容器ICの内側における燃料電池10の配置態様については後述する。
燃料電池10には、空気の流通経路である空気経路20が接続されている。空気経路20は配管等によって構成される。空気経路20には、燃料電池10に空気を圧送する圧送ブロワ21、燃料電池10に供給する空気を加熱する空気予熱器22、スタック温調器23が設けられている。
圧送ブロワ21は、大気中の空気を吸い込んで燃料電池10に供給する酸化剤ポンプである。圧送ブロワ21は、後述の制御装置100からの制御信号によって作動が制御される電動式のブロワで構成されている。
空気予熱器22は、燃料電池10の発電時に、圧送ブロワ21から圧送された空気をオフガス燃焼器60で生成されたオフ燃焼ガスと熱交換させて加熱する熱交換器である。空気予熱器22は、燃料電池10に供給する空気と燃料ガスとの温度差を縮小して、燃料電池10の発電効率の向上を図るために設けられている。
スタック温調器23は、空気予熱器22を通過した空気が流れるように、空気予熱器22と燃料電池10との間に接続されている。これにより、スタック温調器23は、セルスタックCSに供給される前の空気が流れる。
スタック温調器23は、燃料電池10のセルスタックCSと熱交換可能なようにセルスタックCSと所定間隔をあけて対向して配置されている。スタック温調器23およびセルスタックCSは、燃料電池10の起動時にスタック温調器23の熱がセルスタックCS側に伝わる。また、スタック温調器23およびセルスタックCSは、燃料電池10の発電時にセルスタックCSの熱がスタック温調器23側に伝わる。
スタック温調器23は、燃料電池10の起動時に、スタック温調器23を流れる空気と後述の暖機用バーナ50で生成される燃焼ガスとが熱交換可能なように暖機用バーナ50で生成された燃焼ガスが流れる暖機ガス流路51に隣接して設けられている。スタック温調器23は、少なくとも一部が、暖機ガス流路51と燃料電池10のセルスタックCSとの間に配置されている。スタック温調器23は、燃料電池10の起動時に暖機ガス流路51を流れる燃焼ガスから受熱して加熱される。また、燃料電池10の起動時には、スタック温調器23の熱がセルスタックCSに放熱される。なお、スタック温調器23は、燃料電池10の発電時に、発電に伴う自己発熱により昇温したセルスタックCSから吸熱してセルスタックCSの温度を調整する。
上述の暖機用バーナ50は、燃料電池10の起動時にセルスタックCSを暖機するための燃焼ガスを生成する。暖機用バーナ50は、圧送ブロワ21とは別に設けられた起動用ブロワ52から送風される空気および燃料ポンプ31とは別に設けられた起動用ポンプ53から供給される燃料の混合ガスを可燃ガスとして燃焼させる。可燃ガスの燃焼により生成される高温の燃焼ガスは暖機ガス流路51に流れる。
また、燃料電池10は、改質用原料や燃料ガスの流通経路である燃料経路30が接続されている。燃料経路30は配管等によって構成される。燃料経路30には、上流側から順に、燃料ポンプ31、脱硫器32、エジェクタ33、改質器34が設けられている。
燃料ポンプ31は、燃料電池10側に向けて改質用原料を供給するためのポンプである。燃料ポンプ31は、後述の制御装置100からの制御信号によって作動が制御される電動ポンプで構成されている。
脱硫器32は、燃料ポンプ31から供給される改質用原料に含まれる硫黄成分を除去するための装置である。なお、都市ガスには、付臭剤(具体的には硫黄成分)が含まれている。硫黄成分は触媒被毒物質であるため改質器34よりも上流で除去する必要がある。
エジェクタ33は、燃料経路30における脱硫器32と改質器34との間に配置されている。エジェクタ33は、ノズル部331、吸引部332、吐出部333を有する。ノズル部331は、燃料ポンプ31から供給される改質用原料を駆動流として噴射する。吸引部332は、ノズル部331から噴射される駆動流によって吸引部332に接続された流路を流れるガスを吸引流として吸引する。吐出部333は、駆動流と吸引流との混合流を吐出する。ノズル部331は、燃料経路30における脱硫器32の下流に接続されている。吐出部333は、燃料経路30における改質器34の上流に接続されている。吸引部332は、オフ燃料が流れるオフ燃料流路62から分岐された分岐流路66に接続されている。
改質器34は、エジェクタ33の吐出部333の下流に接続されている。改質器34は、エジェクタ33から吐出される改質用原料を、水蒸気を用いて改質して燃料ガスとなる改質ガスを生成する。改質器34は、例えば、ロジウムやルテニウム等の貴金属を含む水蒸気改質触媒を含んで構成されている。
具体的には、改質器34は、改質用原料および水蒸気を混合した混合ガスを燃焼ガスと熱交換させて加熱するとともに、以下の反応式F5に示す改質反応、および反応式F6に示すシフト反応により燃料ガス(水素、一酸化炭素)を生成する。
CH+HO→CO+3H …(F5)
CO+HO→CO+H …(F6)
ここで、改質器34における水蒸気改質は吸熱反応であり、高温となる条件下にて改質率が向上する特性を有している。このため、改質器34は、燃料電池10の発電時に、オフガス燃焼器60で生ずる熱を吸熱できるように、オフガス燃焼器60の近くに配設されている。
燃料経路30には、燃料ポンプ31とエジェクタ33との間に水供給経路40が接続されている。水供給経路40には、水ポンプ41および水蒸発器42が設けられている。水ポンプ41は、水蒸発器42に水を供給するポンプである。水ポンプ41は、後述の制御装置100からの制御信号によって作動が制御される電動ポンプで構成されている。水蒸発器42は、水ポンプ41からの水を水蒸気(すなわち、気体)にする蒸発機能を有する。
また、燃料電池10には、オフガス燃焼器60が接続されている。オフガス燃焼器60は、燃料電池10の発電時等に燃料電池10から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるものである。
オフガス燃焼器60は、オフ空気流路61、オフ燃料流路62、燃焼部63、燃焼部63で生ずる熱を利用して改質器34を昇温させる昇温部64を含んでいる。
オフ空気流路61は、燃料電池10から排出されるオフ空気が流れるオフガス流路である。オフ空気流路61は、燃料電池10のオフ空気の導出口と燃焼部63とを連通させるための流路を含んでいる。オフ空気流路61の詳細は後述する。
オフ燃料流路62は、燃料電池10から排出されるオフ燃料が流れるオフガス流路である。オフ燃料流路62は、燃料電池10のオフ燃料の導出口と燃焼部63とを連通させるための流路を含んでいる。
オフ燃料流路62には、分岐流路66が接続されている。分岐流路66は、エジェクタ33の吸引部332に接続されている。オフ燃料流路62を流れるオフ燃料の一部は、分岐流路66およびエジェクタ33を介して燃料電池10の上流に戻される。これによると、オフ燃料に含まれる未反応の燃料ガスを燃料電池10で消費して、燃料電池10の効率向上を図ることができる。
燃焼部63は、オフ空気およびオフ燃料を燃焼してオフ燃焼ガスを生成する。燃焼部63は、点火プラグが設けられておらず、自着火によりオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるプラグレスのガスバーナで構成されている。燃焼部63の詳細は後述する。
昇温部64は、燃焼部63で生成されたオフ燃焼ガスが流れるガス流路である。昇温部64は、燃焼部63で生ずる炎ではなく、燃焼部63で生成されたオフ燃焼ガスを利用して改質器34を昇温させる。具体的には、昇温部64は、燃焼部63の内部流路を通過後のオフ燃焼ガスを改質器34と熱交換させて改質器34を昇温させる熱交換部として構成されている。
オフガス燃焼器60には、高温のオフ燃焼ガスを流通させる排気経路70が接続されている。排気経路70は、オフ燃焼ガスの熱を有効活用すべく、空気予熱器22等に熱的に接続されている。
ここで、オフガス燃焼器60が自着火型の燃焼器として構成されている場合、オフ燃料およびオフ空気の混合ガスが自着火するまでの期間、水素を含む未反応燃料が排気経路70を介して外部に流れ出てしまうことが懸念される。
このことを考慮し、本実施形態の排気経路70には、オフ燃焼ガスに含まれる未反応燃料を燃焼させるための燃焼触媒71が配置されている。燃焼触媒71は、例えば、未反応燃料を酸化する酸化触媒等が挙げられる。
続いて、断熱容器ICの内側における燃料電池10を含む各種機器の配置態様について図2~図10を参照しつつ説明する。図2等における上下を示す矢印は、ホットモジュールHMを設置した際の鉛直方向DRgを示している。なお、ホットモジュールHMの設置態様は、図2等に示すものに限らず、図2等に示すものと異なっていてもよい。
図2に示すように、断熱容器ICの内側には、燃料電池10、空気予熱器22、スタック温調器23、改質器34、暖機用バーナ50、オフガス燃焼器60、燃焼触媒71等が配置されている。
断熱容器ICは、ホットモジュールHMの外殻を構成する。断熱容器ICは、外形状が略円筒形状になっている。
断熱容器ICは、三重の筒構造になっており、その内部に円柱状の空間とドーナツ状の空間が形成されている。具体的には、断熱容器ICは、略円形状の上壁Wu、略円形状の下壁Wd、筒形状の内筒壁Wi、筒形状の中間筒壁Wm、筒形状の外筒壁Woを有する。上壁Wuは、断熱容器ICにおける天板を構成している。下壁Wdは、断熱容器ICにおける底板を構成している。内筒壁Wi、中間筒壁Wm、外筒壁Woは、断熱容器ICにおける側壁を構成している。内筒壁Wi、中間筒壁Wm、外筒壁Woは、この順序で筒径(すなわち、外径)が大きくなっている。内筒壁Wi、中間筒壁Wm、外筒壁Woは、軸心CLが一致するように配置されている。なお、内筒壁Wiは、暖機用バーナ50を収容可能な筒径になっている。中間筒壁Wmは、内筒壁Wiとの間に空気を流通させる隙間が形成可能なように内筒壁Wiよりも若干大きい筒径になっている。外筒壁Woは、中間筒壁Wmとの間にセルスタックCSを収容可能な筒径になっている。
内筒壁Wiの内側は、暖機用バーナ50が配置されている。そして、内筒壁Wiの内側空間は、暖機ガス流路51として構成されている。なお、暖機用バーナ50は、上壁Wuの略中心部分に固定されている。
内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間に形成される隙間空間は、圧送ブロワ21からの空気が流入する空気流路になっている。上壁Wuには、内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間に形成される隙間空間に対応する位置に、空気経路20を構成する配管が接続されている。なお、内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間には、スペーサやダボ等の間隔規定部が設けられ、当該間隔規定部によって略一定の隙間が形成されている。
内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間に形成される隙間空間は、空気流れ上流側の上方部分が空気予熱器22を構成し、空気流れ下流側の下方部分がスタック温調器23を構成している。なお、内筒壁Wiおよび中間筒壁Wmには、暖機用バーナ50で生成される燃焼ガスを、中間筒壁Wmと外筒壁Woとの間に形成される電池収容空間BSに導くための連通路PGが形成されている。
中間筒壁Wmと外筒壁Woとの間に形成される空間は、下方部分がセルスタックCSを収容する電池収容空間BSを構成し、上方部分が改質器34、オフガス燃焼器60等を収容する機器収容空間DSを構成している。なお、オフガス燃焼器60の熱がセルスタックCSに直接的に伝わるのを抑制するため、電池収容空間BSおよびDSとの間には、仕切板SPおよび断熱材HIが配置されている。
複数のセルスタックCSには、それぞれ、空気経路20を構成する配管、燃料経路30を構成する配管、オフ燃料流路62を構成する配管が接続されている。また、複数のセルスタックCSは、電池収容空間BSにオフ空気を排出するようになっている。このため、電池収容空間BSは、オフ空気流路61の一部を構成している。
図3に示すように、電池収容空間BSには、複数のセルスタックCSが断熱容器ICの軸心CLを中心に放射状に配置されている。複数のセルスタックCSは、電池収容空間BSにおいて、軸心CLの周方向に等間隔あけて配置されている。なお、複数のセルスタックCS同士の間隔は、一致している必要はなく、一部が異なっていてもよい。
図4に示すように、機器収容空間DSには、改質器34、オフガス燃焼器60、燃焼触媒71等が配置されている。機器収容空間DSには、断熱容器ICの軸心CLに近い側に改質器34が配置され、改質器34よりも軸心CLから離れた位置にオフガス燃焼器60が配置されている。
オフガス燃焼器60の燃焼部63には、オフ空気流路61およびオフ燃料流路62を介してオフ空気およびオフ燃料が供給される。オフ燃料流路62は、仕切板SPおよび断熱材HIを貫通する配管によって構成されている。
ここで、オフガス燃焼器60に対してオフ空気の全量が導入される構成は、オフガス燃焼器60における空気比(=実空気量/理論空気量)が大きくなり過ぎることで、燃焼に寄与しないオフ空気が増え、熱損失(すなわち、温度低下)が過大となってしまう。
このことを加味して、オフ空気流路61は、オフ空気の一部を一次空気として燃焼部63に流す一次空気流路611と、オフ空気における一次空気を除く他の空気を二次空気として燃焼部63を迂回して流す二次空気流路612と、を含んでいる。一次空気流路611および二次空気流路612は、仕切板SPおよび断熱材HIを貫通する貫通穴を含んでいる。一次空気流路611および二次空気流路612は、オフガス燃焼器60における空気比が狙いの値(実空気量が理論空気量よりも若干多くなる値)になるように、それぞれの流路断面積が設定されている。なお、一次空気流路611の一部を構成する貫通穴が、一次空気流路611の導入部611aを構成している。
図5に示すように、オフガス燃焼器60には、燃焼部63が複数設けられている。本実施形態のオフガス燃焼器60には、セルスタックCSと同数の燃焼部63が設けられている。複数の燃焼部63は、セルスタックCSと同様に、断熱容器ICの軸心CLを中心に放射状に配置されている。
図6に示すように、複数の燃焼部63は、オフ空気およびオフ燃料を混合して着火させる燃焼室631および当該燃焼室631で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路632を有する。
複数の燃焼室631は、機器収容空間DSにおいて、軸心CLの周方向に等間隔あけて配置されている。なお、複数の燃焼室631同士の間隔は、一致している必要はなく、一部が異なっていてもよい。
具体的には、図7に示すように、燃焼室631には、オフ燃料流路62におけるオフ燃料の導出部を構成する導出配管621が配置されている。導出配管621には、側壁にガス噴射口621a、621bが2箇所形成されている。なお、ガス噴射口621a、621bの数は、2つに限らず、任意に設定可能である。
導出配管621の周囲には、オフ燃料の噴出方向を規定するガイド633が設けられている。このガイド633は、縦にスリット穴が形成されたC字形状の管で構成されている。オフ燃料流路62を流れるオフ燃料は、導出配管621のガス噴射口621a、621bから噴射された後、ガイド633によって軸心CLの周方向に一方に向けて流れる。
また、燃焼室631には、一次空気流路611の導出部611bが開口している。これにより、燃焼室631では、オフ空気およびオフ燃料が混合される。そして、燃焼室631の温度がオフ空気およびオフ燃料の混合ガスが自着火する自着火領域に達すると、混合ガスが燃焼室631で燃焼される。
燃焼室631で生じたオフ燃焼ガスは、燃焼室631に連なる燃焼流路632を流れる。燃焼流路632には、周方向において隣り合う燃焼室631付近に昇温部64に連通する連通穴632aが形成されている。燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスは、連通穴632aを介して昇温部64に流れる。
ここで、燃焼室631におけるオフ燃料が自着火する領域は、図8におけるドット柄で示す自着火領域となる。オフ燃料は、オフ空気(本例では、一次空気)の温度が高いとオフ燃料中の水素濃度が低くても自着火するが、オフ空気の温度が低い場合はオフ燃料中の水素濃度が低いと自着火しない。このため、燃焼部63における自着火領域を拡大する上では、燃焼部63により高い温度のオフ空気を供給することが望ましい。なお、自着火領域は、複数の燃焼室631においてある程度のバラツキがある。
これらを加味して、オフガス燃焼器60は、燃焼部63で生ずる熱を利用して、オフ空気を燃焼室631に流す前に予熱可能に構成されている。図9に示すように、オフガス燃焼器60の一次空気流路611は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように燃焼部63の燃焼流路632に対して隣接して配置されている。なお、一次空気流路611は、燃焼室631の熱が一次空気に伝わるように燃焼室631に対して隣接して配置されるようになっていてもよい。
具体的には、図10に示すように、一次空気流路611は、燃焼部63の燃焼流路632の下方に設定されている。一次空気流路611および燃焼流路632は、オフ燃焼ガスの熱を一次空気に伝える予熱板65によって区画されている。この予熱板65は、断面コの字形の基材の底部に上方に突き出る凸部が形成されたものである。本実施形態の予熱板65は、一枚の金属製の長板を板金曲げ加工等のプレス成形によって短手方向の断面を略M字状に成形した成形材651によって構成されている。予熱板65は、スポット溶接SWによって仕切板SP等の周囲の部材に対して固定されている。これによると、一次空気流路611および燃焼流路632を別個に設ける場合に比べて、一次空気流路611を流れる一次空気および燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスを効率的に熱交換可能な構造を簡易に実現することができる。
ここで、燃焼部63は、セルスタックCSと同数設けられている。このため、オフガス燃焼器60は、複数のセルスタックCSのうち最も近いものから燃焼部63にオフ燃料および一次空気を供給する構成とすることが考えられる。例えば、複数の燃焼部63のうち、所定の一次空気流路611の導入部611aに最も近いものを近接燃焼部としたとする。このとき、近接燃焼部に対して前記所定の一次空気流路611の導入部611aに対応する導出部611bから一次空気を導出することが考えれられる。
しかしながら、このような構成とする場合、セルスタックCSと近接燃焼部とが接近することで、オフ燃焼ガスと一次空気とを熱交換させる区間を確保することが困難となる。また、例えば、一次空気流路611をUターン等により延長して、オフ燃焼ガスと一次空気とを熱交換させる区間を確保すると、一次空気流路611の流路構造が複雑化してしまう。
そこで、本実施形態の一次空気流路611は、近接燃焼部以外の他の燃焼部に導入部611aから導入された一次空気が導出されるように導出部611bの位置が設定されている。
図9に示すように、一次空気流路611は、一次空気流路611を流れる一次空気が近接燃焼部における燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスと熱交換するように、少なくとも一部が近接燃焼部における燃焼流路632に隣接して配置されている。具体的には、一次空気流路611は、近接燃焼部の燃焼流路632から受熱した一次空気が、近接燃焼部に隣り合う燃焼部63の一方に一次空気が導出されるように、近接燃焼部における燃焼流路632に隣接して配置されている。
ここで、一次空気流路611および燃焼流路632は、一次空気とオフ燃焼ガスとが並行流となるように、同じ方向に延在するように設けられている。これによると、一次空気流路611、燃焼室631、燃焼流路632におけるガス流れの向きが揃い易くなるので、燃焼部63におけるオフ燃料ガスの逆流等による圧力損失を抑制することができる。
燃焼流路632を通過したオフ燃焼ガスは、連通穴632aを介して昇温部64に流れる。昇温部64は、燃焼流路632を通過後のオフ燃焼ガスを改質器34と熱交換させて改質器34を昇温させる熱交換部として構成されている。具体的には、この昇温部64は、仕切板SPや断熱材HIと改質器34との間に設けた隙間流路641で構成されている。隙間流路641にオフ燃焼ガスが流れる際に、オフ燃焼ガスの熱が改質器34に伝わることで改質器34が昇温する。
昇温部64には、オフ空気流路61の二次空気流路612が接続されている。換言すれば、二次空気流路612は、二次空気の熱が改質器34に伝わるように昇温部64に接続されている。具体的には、図6および図11に示すように、二次空気流路612は、仕切板SPや断熱材HIのうち、昇温部64を構成するとともに改質器34と対向する部位に、下流側の端部が開口している。
二次空気流路612は、例えば、昇温部64におけるオフ燃焼ガスと二次空気との温度差が所定温度(例えば、10~20℃)以内になると想定される部位に下流側の端部の開口が設定されている。これによると、二次空気とオフ燃焼ガスとの混合に伴う温度変動が抑制され、改質器34の温度ムラの発生を抑制することができる。
昇温部64を通過したオフ燃焼ガスは、排気経路70を介して断熱容器ICの外部に排気される。排気経路70は、中間筒壁Wmと断熱材HIとの間に形成された第1経路701、上壁Wuと断熱材HIとの間に形成された第2経路702を含んでいる。
第1経路701は、内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間に形成される空気流路に隣接して設けられており、オフ燃焼ガスと内筒壁Wiと中間筒壁Wmとの間を流れる空気を熱交換させて当該空気を昇温させる。第1経路701は、空気予熱器22の一部を構成している。
第2経路702には、燃焼触媒71が配置されている。燃焼触媒71における触媒反応は吸熱反応である。このため、燃焼触媒71は、オフ燃焼ガスから吸熱できるように、オフ燃焼ガスが流れる第2経路702に配置されている。なお、燃焼触媒71は、過度に高温度になると触媒の劣化が促進される。このため、高温の燃焼部63の熱が直に作用しないように、燃焼触媒71と燃焼部63との間には、断熱材HIが配置されている。
次に、燃料電池システム1の電子制御部を構成する制御装置100について図1を参照しつつ説明する。制御装置100は、プロセッサ、メモリを含むマイクロコンピュータと、その周辺回路で構成されている。制御装置100は、メモリに記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い出力側に接続された各種制御機器の作動を制御する。
制御装置100の入力側には、電池温度センサ100a、改質温度センサ100b、失火センサ100cを含むセンサ群が接続されており、当該センサ群の検出結果が制御装置100に入力されるようになっている。失火センサ100cは、温度センサや火炎検出器で構成されている。
また、制御装置100には、インバータINVや図示しない操作パネルが接続されている。操作パネルには、燃料電池10の発電をオンオフするためのスタートスイッチ、燃料電池10の作動状態を表示するディスプレイ等が設けられている。
一方、制御装置100の出力側には、制御機器として、圧送ブロワ21、燃料ポンプ31、水ポンプ41、起動用ブロワ52、起動用ポンプ53等が接続されている。これら制御機器は、制御装置100から出力される制御信号に応じて、その作動が制御される。
次に、燃料電池システム1の全体的な作動について説明する。燃料電池10のスタートスイッチがオンされると、制御装置100は、初期暖機処理、CS還元処理、暖機促進処理を含むセルCの起動処理を実行する。
初期暖機処理は、セルスタックCSを含む各種機器を適温に昇温させる処理である。制御装置100は、初期暖機処理時に、起動用ブロワ52および起動用ポンプ53を作動させて、暖機ガス流路51に燃料および空気を供給する。この状態で暖機用バーナ50を点火して高温の燃焼ガスを生成する。
スタック温調器23は、暖機ガス流路51に隣接して設けられている。このため、暖機ガス流路51を流れる燃焼ガスによってスタック温調器23を流れる空気が昇温する。スタック温調器23で昇温した空気はセルスタックCSに供給される。これらにより、セルスタックCSが加熱される。
初期暖機処理の開始後、所定の改質可能条件が成立すると、制御装置100は、セルスタックCSの昇温に伴うセルスタックCSの酸化を抑制するCS還元処理を実行する。なお、改質可能条件は、例えば、水蒸発器42が水蒸気を生成可能な温度(例えば、100℃)に達するとともに、改質器34が燃料ガスを生成可能な温度(例えば、300℃)に達した際に成立する条件になっている。
制御装置100は、CS還元処理時に、水蒸発器42に水が供給されるように水ポンプ41を制御するとともに、改質器34に燃料が供給されるように燃料ポンプ31を制御する。これにより、燃料および水蒸気が改質器34に供給される。改質器34では、燃料および水蒸気の混合ガスが供給されると、前述の反応式F5、F6に示す反応により燃料ガス(水素、一酸化炭素)が生成される。改質器34で生成された燃料ガスは、セルスタックCSに供給される。これにより、セルスタックCSの酸化が抑制される。具体的には、セルCの燃料極に対して燃料ガスが供給されることで、燃料極の酸化劣化が抑制される。
CS還元処理を開始した後、所定の暖機促進条件が成立すると、制御装置100は、セルスタックCSを含む各種機器の暖機を促進させる暖機促進処理を実行する。なお、暖機促進条件は、例えば、セルスタックCSの温度が、セルスタックCSの内部抵抗が低下する温度(例えば、450℃)に達した際に成立する条件になっている。
暖機促進処理を開始した後、所定の発電条件が成立すると、制御装置100は、燃料電池10に発電動作を行わせる発電処理を実行する。なお、発電条件は、例えば、セルCが燃料電池10の発電に適した温度(例えば、500℃以上)に達した際に成立する条件になっている。
制御装置100は、発電処理時に、燃料電池10に対して発電に適した量の空気および燃料ガスが供給されるように圧送ブロワ21、燃料ポンプ31、水ポンプ41を制御する。また、制御装置100は、暖機用バーナ50、起動用ブロワ52、起動用ポンプ53をオフする。
これにより、改質器34で生成された燃料ガスが各セルスタックCSに供給される。また、圧送ブロワ21から吹き出される空気は、空気予熱器22に流入して昇温した後、スタック温調器23に流入する。スタック温調器23に流入した空気は、燃料電池10から吸熱して燃料電池10の温度付近まで昇温した後に各セルスタックCSに供給される。
各セルスタックCSに対して酸化剤ガスおよび燃料ガスが供給されると、セルCは、前述の反応式F1~F4に示す反応により電気エネルギを出力する。そして、セルスタックCSから排出されるオフガスは、オフガス燃焼器60で燃焼される。
具体的には、オフガス燃焼器60では、図11の矢印Fに示すように、オフ燃料がオフ燃料流路62を介して燃焼部63に供給される。オフ燃料は、セルスタックCSから排出されるので、セルスタックCSと同程度の温度(例えば、630℃程度)になっている。
オフ空気は、一次空気が図11の矢印A1に示すように一次空気流路611を介して燃焼部63に供給され、二次空気が図11の矢印A2に示すように二次空気流路612を介して昇温部64に供給される。オフ空気流路61に流入する一次空気および二次空気は、セルスタックCSと同程度の温度(例えば、630℃程度)になっている。
一次空気流路611は、燃焼部63の燃焼流路632と隣接しているので、燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスによって一次空気が予熱される。これにより、一次空気流路611では、導入部611a側の一次空気の温度(例えば、630℃程度)よりも導出部611b側の一次空気の温度(例えば、700℃程度)の方が高くなる。これにより、例えば、図8に示すように、燃焼部63に供給されるオフ空気の温度が高くなることで、燃焼部63でオフ燃料の自着火が生じ易い状況となる。
燃焼部63の燃焼室631では、オフ燃料と一次空気との混合ガスが燃焼し、高温(例えば、900℃程度)のオフ燃焼ガスが生成される。このオフ燃焼ガスは、図11の矢印H1に示すように、燃焼部63の燃焼流路632を通過後に昇温部64に流れる。改質器34は、昇温部64を流れるオフ燃焼ガスから受熱して所定の温度(例えば、620℃程度)まで昇温する。一方、オフ燃焼ガスは、改質器34に放熱することで、所定の温度まで低下する。
昇温部64を通過後のオフ燃焼ガスは、図11の矢印H2に示すように、排気経路70に流入する。排気経路70を流れるオフ燃焼ガスは、セルスタックCSに供給する空気、燃焼触媒71等に放熱した後、断熱容器ICの外部に排気される。
以上説明したオフガス燃焼器60および燃料電池システム1は、オフ空気流路61が、オフ空気の一部を一次空気として燃焼部63に流す一次空気流路611と、オフ空気の残りを二次空気として燃焼部63を迂回して流す二次空気流路612と、を含んでいる。これらによると、オフ空気の全量ではなく、一部がオフガス燃焼器60に導入される構成になっているので、オフガス燃焼器60における空気比(=実空気量/理論空気量)が大きくなり過ぎることが抑制される。これにより、オフガス燃焼器60における過剰な空気による熱損失(すなわち、温度低下)が抑制され、オフガス燃焼器60での燃焼が安定するので、改質器34を適切に昇温させることができる。
また、本実施形態のオフガス燃焼器60は、以下の効果が得られる。
(1)燃焼部63は、オフ空気およびオフ燃料を混合して着火させる燃焼室631、燃焼室631で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路632を有する。そして、一次空気流路611は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように燃焼室631および燃焼流路632の少なくとも一方に対して隣接して配置されている。このように、オフ燃焼ガスの熱により一次空気を昇温させる構成とすれば、オフ燃料を燃焼可能な自着火領域が広がることで、燃焼室631におけるオフ燃料が希薄であっても燃焼させることができる。また、一次空気が受け取る熱は、燃焼部63で循環するだけなので、熱損失を起こすことなく、燃焼室631におけるオフガスの燃焼性の改善を図ることができる。さらに、セルスタックCSのガス消費量を増やしてもオフガス燃焼器60で燃焼させることができるので、燃料電池10の発電効率を向上させることができる。
(2)燃焼部63は、複数設けられている。一次空気流路611は、一次空気の導入部611aおよび導出部611bを含んでいる。複数の燃焼部63における一次空気の導入部611aの最も近くにあるものを近接燃焼部としたとする。このとき、当該近接燃焼部以外の他の燃焼部に一次空気の導入部611aから導入された一次空気が導出されるように一次空気の導出部611bの位置が設定されている。これによれば、一次空気流路611における近接燃焼部側から他の燃焼部に至る区間の一部を近接燃焼部の燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスと一次空気流路611を流れる一次空気とを熱交換させる区間として利用することができる。このため、一次空気流路611の流路構造の簡素化を図ることができる。
(3)一次空気流路611は、一次空気流路611を流れる一次空気が近接燃焼部における燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスと熱交換するように、少なくとも一部が近接燃焼部における燃焼流路632に隣接して配置されている。これによると、一次空気流路611を流れる一次空気を近接燃焼部の燃焼流路632を流れるオフ燃焼ガスと熱交換させて昇温させることができる。また、例えば、他の燃焼部が失火した場合、近接燃焼部の熱によって昇温された一次空気が他の燃焼部に供給されることで、他の燃焼部での再着火を促すことが可能となる。また、例えば、近接燃焼部が恒久的に失火した場合、一次空気が昇温されることなく他の燃焼部に供給され、他の燃焼部が失火し易くなるため、失火センサ100cを一箇所設置しておけば、全ての燃焼部63の失火を判断することが可能となる。
(4)背景技術に挙げた特許文献1では、オフガスを燃焼させた際の炎によって直に改質器34を加熱する構成になっている。このような構成では、改質器34における炎に晒される部分と炎に晒されない部分との温度差に起因して温度ムラが発生してしまう。特に、改質器34における炎に晒される部分は、局所的に高温となることで、改質触媒が劣化し易くなってしまう。
これに対して、本開示のオフガス燃焼器60では、昇温部64にてオフ燃焼ガスと改質器34とを熱交換させて改質器34を昇温させる構成になっているので、炎によって直に改質器34を加熱する構成に比べて、改質器34の温度ムラを抑制することができる。この結果、改質器34における局所的な触媒劣化を抑制することができる。
(5)オフガス燃焼器60のオフ空気流路61は、オフ空気における一次空気を除く他の空気を二次空気として燃焼部63を迂回して流す二次空気流路612を含んでいる。これによると、これにより、オフガス燃焼器60における空気比が大きくなり過ぎることが抑制される。
(6)二次空気流路612は、二次空気の熱が改質器34に伝わるように昇温部64に接続されている。このように、二次空気流路612を流れる二次空気の熱が改質器34に伝わる構成とすれば、改質器34に放熱する流体の流量を確保できるので、改質器34を適切に昇温させることができる。また、燃焼部63における燃焼反応が完了した後のオフ燃焼ガスに二次空気を合流させるので、二次空気の合流によって燃焼部63の燃焼性が悪化することはない。
(実施形態の変形例)
(1)上述の実施形態で示した予熱板65は、一次空気流路611と燃焼流路632とを仕切る部位が平坦になっているが、当該部位が凹凸になっているほうが望ましい。一次空気流路611と燃焼流路632とを仕切る部位が凹凸になっていると、伝熱面積が拡大するだけでなく、ガス流れが乱れることで、ガス流れ表面の温度境界層が小さくなるので、伝熱性を向上させることができる。
(2)上述の実施形態のオフガス燃焼器60は、各燃焼部63からのオフ燃料ガスを一時的に貯めるバッファタンクを設け、当該バッファタンクからオフ燃料ガスを昇温部64に流すようになっていることが望ましい。これは、昇温部64に供給するオフ燃焼ガスの温度が均一になることで、改質器34を均等に加熱できるからである。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態の如く、一次空気流路611は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように燃焼室631および燃焼流路632の少なくとも一方に対して隣接して配置されていることが望ましいが、これに限定されない。一次空気流路611は、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように構成されていなくてもよい。
また、一次空気流路611は、例えば、オフ燃焼ガスの熱が一次空気に伝わるように構成されていれば、オフ空気の一部ではなくオフ空気の全量が流れるように構成されていてもよい。一次空気流路611は、常にオフ空気の一部が流れるのではなく、一時的にオフ空気の一部が流れるようになっていてもよい。
上述の実施形態では、燃焼部63がセルスタックCSと同様に複数設けられているものを例示したがこれに限定されない。燃焼部63は、1つでもよいし、セルスタックCSと異なる数になっていてもよい。
上述の実施形態の如く、オフガス燃焼器60は、昇温部64にてオフ燃焼ガスと改質器34とを熱交換させて改質器34を昇温させる構成になっていることが望ましいが、これに限定されない。オフガス燃焼器60は、例えば、燃焼部63の熱が直に改質器34を作用するように構成されていてもよい。
上述の実施形態の如く、二次空気流路612は、二次空気の熱が改質器34に伝わるように昇温部64に接続されていることが望ましいが、これに限定されない。二次空気流路612は、例えば、排気経路70に接続されていてもよい。なお、二次空気流路612は、必須ではない。
上述の実施形態は、燃料電池システム1は、上記したものと異なる構成になっていてもよい。特に、上述の実施形態では、ホットモジュールHMについて詳細な構成および各種構成の配置態様を説明したが、上記のものに限定されない。例えば、複数のセルスタックCSは、断熱容器ICの内側において所定方向に列をなすように並べられていてもよい。
一次空気流路611と燃焼流路632とが予熱板65とは異なる部材によって仕切られていてもよい。
上述の実施形態では、本開示のオフガス燃焼器60を固体酸化物型の燃料電池10を備える燃料電池システム1に適用した例について説明したが、オフガス燃焼器60の適用対象はこれに限定されない。オフガス燃焼器60は、例えば、固体電解質膜を有する燃料電池(すなわち、PEFC)等の他の燃料電池を備えるシステムに広く適用できる。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
1 燃料電池システム
10 燃料電池
34 改質器
60 オフガス燃焼器
61 オフ空気流路
611 一次空気流路
612 二次空気流路
63 燃焼部
64 昇温部

Claims (10)

  1. 燃料電池(10)から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるオフガス燃焼器であって、
    前記オフ空気および前記オフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、
    前記燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)を前記燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、
    前記燃料電池から排出される前記オフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を備え、
    前記オフ空気流路は、前記オフ空気の少なくとも一部を一次空気として前記燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでおり、
    前記燃焼部は、前記オフ空気および前記オフ燃料を混合して着火させる燃焼室(631)、前記燃焼室で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路(632)を有し、
    前記一次空気流路は、オフ燃焼ガスの熱が前記一次空気に伝わるように前記燃焼室および前記燃焼流路の少なくとも一方に対して隣接して配置されている、オフガス燃焼器。
  2. 燃料電池(10)から排出されるオフガスであるオフ空気およびオフ燃料を燃焼させるオフガス燃焼器であって、
    前記オフ空気および前記オフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、
    前記燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)を前記燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、
    前記燃料電池から排出される前記オフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を備え、
    前記オフ空気流路は、前記オフ空気の一部を一次空気として前記燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでいる、オフガス燃焼器。
  3. 前記燃焼部は、前記オフ空気および前記オフ燃料を混合して着火させる燃焼室(631)、前記燃焼室で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路(632)を有し、
    前記一次空気流路は、オフ燃焼ガスの熱が前記一次空気に伝わるように前記燃焼室および前記燃焼流路の少なくとも一方に対して隣接して配置されている、請求項2に記載のオフガス燃焼器。
  4. 前記燃焼部は、複数設けられ、
    前記一次空気流路は、前記一次空気の導入部(611a)および導出部(611b)を含み、複数の前記燃焼部における前記導入部の最も近くにあるものを近接燃焼部としたとき、当該近接燃焼部以外の他の燃焼部に前記導入部から導入された前記一次空気が導出されるように前記導出部の位置が設定されている、請求項1または3に記載のオフガス燃焼器。
  5. 前記一次空気流路は、前記一次空気流路を流れる前記一次空気が前記近接燃焼部における前記燃焼流路を流れるオフ燃焼ガスと熱交換するように、少なくとも一部が前記近接燃焼部における前記燃焼流路に隣接して配置されている、請求項4に記載のオフガス燃焼器。
  6. 前記昇温部は、前記燃焼部を通過後のオフ燃焼ガスを前記改質器と熱交換させて前記改質器を昇温させる熱交換部として構成されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のオフガス燃焼器。
  7. 前記オフ空気流路は、前記オフ空気における前記一次空気を除く他の空気を二次空気として前記燃焼部を迂回して流す二次空気流路(612)を含んでいる、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のオフガス燃焼器。
  8. 前記二次空気流路は、前記二次空気の熱が前記改質器に伝わるように前記昇温部に接続されている、請求項7に記載のオフガス燃焼器。
  9. 燃料電池システムであって、
    燃料電池(10)と、
    前記燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器(60)と、
    前記燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)と、を備え、
    前記オフガス燃焼器は、オフガスであるオフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、前記改質器を前記燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、前記燃料電池から排出される前記オフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を含み、
    前記オフ空気流路は、前記オフ空気の少なくとも一部を一次空気として前記燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでおり、
    前記燃焼部は、前記オフ空気および前記オフ燃料を混合して着火させる燃焼室(631)、前記燃焼室で生成されるオフ燃焼ガスが流れる燃焼流路(632)を有し、
    前記一次空気流路は、オフ燃焼ガスの熱が前記一次空気に伝わるように前記燃焼室および前記燃焼流路の少なくとも一方に対して隣接して配置されている、燃料電池システム。
  10. 燃料電池システムであって、
    燃料電池(10)と、
    前記燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器(60)と、
    前記燃料電池の燃料となる改質ガスを生成する改質器(34)と、を備え、
    前記オフガス燃焼器は、オフガスであるオフ空気およびオフ燃料を混合して燃焼させる燃焼部(63)と、前記改質器を前記燃焼部で生ずる熱を利用して昇温させる昇温部(64)と、前記燃料電池から排出される前記オフ空気が流れるオフ空気流路(61)と、を含み、
    前記オフ空気流路は、前記オフ空気の一部を一次空気として前記燃焼部に流す一次空気流路(611)を含んでいる、燃料電池システム。
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