JP5116997B2 - 燃料電池の改質装置 - Google Patents

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Description

この発明は燃料電池の改質装置に関し、より詳しくは、燃料電池の改質装置において改質触媒を加熱する加熱部に関する。
従来より、改質用燃料(例えば、メタンを主成分とする都市ガスなど)を改質させて燃料電池のアノード極(燃料極)に供給されるべき水素を含有した改質ガス(アノードガス)を生成する燃料電池の改質装置が種々提案されている。上記した改質装置の多くは、改質用燃料と水蒸気が供給されると、改質用燃料が改質装置内に配置された改質触媒によって水蒸気と反応し、改質ガスが生成されるように構成される。このような改質触媒による反応、即ち、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、改質触媒を外部から連続的に加熱する必要がある。そこで、例えば特許文献1に記載される技術にあっては、加熱用燃料を燃焼バーナで燃焼させて改質触媒を加熱するようにしている。
特開2004−253181号公報(段落0007、図1など)
しかしながら、上記のように構成すると、改質触媒が低温時にあるとき(例えば、燃料電池の始動時など)でも改質触媒を急速に昇温させることはできるものの、燃焼によって発生した燃焼排ガス中に未燃成分、即ち、一酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質が生じてしまうという不都合があった。
また、特許文献1の図2に示される技術にあっては、改質装置の始動時には、改質用燃料が加熱用燃料として燃焼バーナに供給される一方、改質装置において改質ガスが生成された後は、燃料電池に供給された改質ガスの内、使用されなかった改質ガス、即ち、未反応ガスが加熱用燃料として燃焼バーナに供給される。このように、加熱用燃料の種類が改質装置の運転状況によって相違すると、加熱用燃料と空気の空燃比を精密に制御しつつ燃焼バーナを良好に燃焼させることが困難になるという不具合が生じていた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、改質触媒が低温時にあるときでも改質触媒を急速に昇温させることができると共に、改質触媒を加熱する際に発生する有害物質を低減でき、さらに改質触媒を加熱するための加熱用燃料と空気の空燃比の精密な制御を不要にすることができるようにした燃料電池の改質装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、改質用燃料と水蒸気を改質触媒で反応させ、燃料電池の燃料極に供給されるべき水素を含有した改質ガスを生成する燃料電池の改質装置において、前記改質触媒を加熱する加熱部を備えると共に、前記加熱部は、第1の加熱用燃料を燃焼室で燃焼させる燃焼バーナと、前記燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて前記燃焼バーナの下流側に配置されて前記燃焼排ガス中の未燃成分を除去する酸化還元触媒と、前記酸化還元触媒の下流側に配置されて第2の加熱用燃料を前記燃焼室に供給する加熱用燃料供給部と、前記加熱用燃料供給部の下流側に配置されて前記加熱用燃料供給部から供給された前記第2の加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒と、前記燃焼触媒の温度を検出する燃焼触媒温度検出部とからなり、前記燃焼室への前記第1、第2の加熱用燃料の供給を制御する制御ユニットを備えると共に、前記制御ユニットは、前記検出された温度が所定温度未満のときは前記第1の加熱用燃料を前記燃焼バーナに供給する一方、前記検出された温度が所定温度以上のときは前記第2の加熱用燃料として前記改質用燃料を前記加熱用燃料供給部に供給し、次いで前記改質用燃料の供給量を減少させつつ前記改質ガスを供給するように構成した。
また、請求項にあっては、前記燃焼バーナは、前記第1の加熱用燃料と前記第1の加熱用燃料を燃焼させるための空気を流入口を介して流入させて集合させる集合部と、前記集合部に配置されて前記第1の加熱用燃料と前記空気を混合させるスパイラルフィンと、前記集合部の流出口付近に配置される点火部とを備えるように構成した。
請求項1に係る燃料電池の改質装置にあっては、改質触媒を加熱する加熱部を備えると共に、加熱部は、第1の加熱用燃料を燃焼室で燃焼させる燃焼バーナと、燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて燃焼バーナの下流側に配置されて燃焼排ガス中の未燃成分を除去する酸化還元触媒とを備えるように構成したので、第1の加熱用燃料を燃焼バーナで燃焼させることで低温の改質触媒を急速に昇温させることができると共に、その燃焼によって発生した燃焼排ガス中の未燃成分(具体的には、窒素酸化物などの有害物質)は、酸化還元触媒によって除去(低減)することができる。また、加熱部はさらに、酸化還元触媒の下流側に配置されて第2の加熱用燃料を燃焼室に供給する加熱用燃料供給部と、加熱用燃料供給部の下流側に配置されて加熱用燃料供給部から供給された第2の加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒とを備える、即ち、窒素酸化物などの有害物質の発生が比較的少ない燃焼触媒による燃焼によって改質触媒を加熱するように構成したので、燃焼に伴って発生する有害物質の量を低減させることができる。さらに、加熱用燃料供給部から供給された第2の加熱用燃料は燃焼触媒による接触酸化によって燃焼される、即ち、第2の加熱用燃料はその燃焼域内(加熱用燃料が、例えばメタンのとき5〜10vol%)であれば燃焼可能となるように構成したので、第1の加熱用燃料を燃焼バーナで燃焼させるときに比して空燃比を広くとることができ、よって空燃比の精密な制御を不要にすることができる。
また、燃焼室への第1、第2の加熱用燃料の供給を制御する制御ユニットを備えると共に、制御ユニットは、検出された燃焼触媒の温度が所定温度未満のときは第1の加熱用燃料を燃焼バーナに供給する一方、検出された燃焼触媒の温度が所定温度以上のときは第2の加熱用燃料として改質用燃料を加熱用燃料供給部に供給し、次いで改質用燃料の供給量を減少させつつ改質ガス(具体的には、改質装置で生成されて排出される改質ガス、および改質装置から排出されて燃料電池に供給される改質ガスの内、燃料電池で使用されなかった改質ガス(未反応ガス))を供給するように構成したので、上記した効果に加え、加熱用燃料を改質装置の運転状況に応じた最適なものにすることができ、よって改質触媒を効率よく加熱することができる。
また、請求項に係る燃料電池の改質装置にあっては、燃焼バーナが、第1の加熱用燃料と第1の加熱用燃料を燃焼させるための空気を流入口を介して流入させて集合させる集合部と、集合部に配置されて第1の加熱用燃料と空気を混合させるスパイラルフィンと、集合部の流出口付近に配置される点火部とを備えるように構成したので、上記した効果に加え、第1の加熱用燃料とそれを燃焼させるための空気とを集合部のスパイラルフィンによって十分に混合させることができると共に、その混合気を点火部によって着火させることで、低温の改質触媒を燃焼バーナによってより急速に昇温させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る燃料電池の改質装置の最良の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る燃料電池の改質装置を説明するための概略図である。
図1において、符号10は燃料電池(スタック)を示す。燃料電池10は、電解質膜(固体高分子膜)と、それを挟持するカソード極(空気極)とアノード極(燃料極)と、各電極の外側に配置されるセパレータとから構成される単電池を複数個積層して形成された、公知の固体高分子型燃料電池である。
燃料電池10には、カソード極にカソードガス(反応空気)を供給するカソードガス供給系12が接続される。カソードガス供給系12は、大気(空気)の粉塵を除去するエアクリーナ14と、エアクリーナ14を通過した空気をカソードガスとして燃料電池10に圧送するカソードガスポンプ16と、カソードガスポンプ16を燃料電池10のカソード極の入口(図1で図示せず)に接続するカソードガス流路18とを備える。即ち、カソードガスポンプ16は、その吸入口(図1で図示せず)がエアクリーナ14を介して大気と連通されると共に、吐出口(図1で図示せず)がカソードガス流路18を介して燃料電池10のカソード極の入口に接続される。
また、燃料電池10には、アノード極にアノードガス(水素ガス)を供給するアノードガス供給系20が接続される。アノードガス供給系20は、改質用燃料(例えば、脱硫された都市ガス)と水蒸気を改質触媒(図1で図示せず)で反応させ、燃料電池10のアノード極に供給されるべき水素を含有した改質ガス(即ち、アノードガス)を生成する改質装置22と、改質装置22を燃料電池10のアノード極の入口(図1で図示せず)に接続するアノードガス流路24とを備える。尚、この改質装置22については、後に詳説する。
燃料電池10は、燃料電池10で発生した電力を出力する出力端子28を備え、出力端子28には、電力制御系30が接続される。電力制御系30は、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(制御ユニット。Electronic Control Unit。以下「ECU」という)32やインバータ34などを備える。ECU32は、カソードガスポンプ16やインバータ34、後述する電磁弁などの補機類の動作を制御する。
また、燃料電池10には、燃料電池10から排出されたカソードガス(以下「カソードオフガス」という)を排気する排気系36が接続される。排気系36は排気流路38を備え、その排気流路38には、図示しないマフラーなどが接続される。排気流路38の一端は燃料電池10のカソードガス排出口(図1で図示せず)に接続される一方、他端は大気に開放される。従って、排気流路38は、燃料電池10から排出されたカソードオフガスを大気中に排出する。
また、燃料電池10には、燃料電池10から排出されたアノードガス(未反応ガス。以下「アノードオフガス」という)などを燃料電池10や改質装置22に還流させる還流系40が接続される。還流系40は、燃料電池10のアノードガス排出口(図示せず)を前記したアノードガス流路24に接続する第1のアノードオフガス流路42と、第1のアノードオフガス流路42の途中に接続され、第1のアノードオフガス流路42を後述する改質装置22の改質器(正確には、改質器の改質ガス流入口(図1で図示せず))に接続する第2のアノードオフガス流路44とを備える。
さらに、還流系40は、図1に示すように、アノードガス流路24の途中に接続され、アノードガス流路24を第2のアノードオフガス流路44に接続するアノードガス還流路46を備える。また、第2のアノードオフガス流路44において、アノード還流路46の接続部と改質装置22との間には、第2のアノードオフガス流路44を開閉する第1の電磁弁(開閉弁)47が配置される。
尚、燃料電池10には、上記した各構成要素の他に、燃料電池10を冷却する冷却系やカソードガスを加湿する加湿器なども接続されるが、それらは本願の要旨と直接の関係を有しないので、いずれも図示および説明を省略する。
次いで、燃料電池10の動作について概説する。
カソードガスポンプ16で吸引されたカソードガス(大気)は、エアクリーナ14で粉塵が除去される。粉塵が除去されたカソードガスは、燃料電池10のカソード極にカソードガス流路18を介して供給される。
このようにして燃料電池10のカソード極に供給されたカソードガスは、改質装置22によって生成されてアノードガス流路24を介してアノード極に供給されたアノードガスと電気化学反応を生じる。カソード極およびアノード極で生じる電極反応は、具体的には下記の通りである。
アノード極:H→2H+2e
カソード極:1/2O+2H+2e→H
従って、全体の反応は下記となる。
全体:H+1/2O→H
上記の反応によって燃料電池10が発生した電力(直流電流)は、出力端子28から取り出され、その一部がECU32やカソードガスポンプ16などの補機類の電源として使用されると共に、残部がインバータ34によって所定の周波数の交流電流に変換された後、電気負荷(交流電源機器)48に供給される。
燃料電池10から排出されたカソードオフガスは、排気流路38を介して大気中に排出される。また、燃料電池10で使用されずに排出されたアノードオフガスは、第1のアノードオフガス流路42を介してアノードガス流路24に還流され、再度燃料電池10に供給される。アノードオフガスはさらに、第1および第2のアノードオフガス流路42,44、第1の電磁弁47を介して改質装置22の改質器(後述)に供給される。尚、改質装置22において生成されたアノードガスの一部も、アノードガス流路24、アノードガス還流路46、第2のアノードオフガス流路44および第1の電磁弁47を介して改質装置22の改質器に供給される。
次いで、燃料電池10の改質装置22について詳説する。
改質装置22は、都市ガスの付臭剤(具体的には、メルカプタンなどの有機硫黄化合物)を除去する脱硫器50と、脱硫器50を通過した都市ガス(以下「改質用燃料」という)が流入させられる改質器52と、脱硫器50を改質器52に接続する改質用燃料流路54とを備える。改質用燃料流路54は途中で、図1に示す如く、第1から第3の改質用燃料流路54a,54b,54cに分岐される。
第1の改質用燃料流路54aは改質器52の加熱用燃料流入口に、第2の改質用燃料流路54bは改質器52の改質用燃料流入口に、第3の改質用燃料流路54cは改質器52の改質用燃料管(いずれも図1で図示せず。後述)にそれぞれ接続される。また、第1の改質用燃料流路54aと第2の改質用燃料流路54bの分岐部分には、第2の電磁弁(3方弁)55が配置されると共に、第3の改質用燃料流路54cの途中には、第3の改質用燃料流路54cを開閉する第3の電磁弁(開閉弁)56が配置される。尚、上記した第1から第3の電磁弁47,55,56は、ECU32によってその動作が制御されると共に、燃料電池10の始動時には全て閉弁されているものとする。
改質装置22はさらに、改質に使用される水(以下「改質用水」という)を改質器52に圧送する送水ポンプ57と、送水ポンプ57を改質器52の改質用水管(図1で図示せず)に接続する改質用水流路58と、大気(空気)の粉塵を除去するエアクリーナ60と、エアクリーナ60を通過した空気を加熱用燃料(後述)を燃焼させるための空気(以下「燃焼空気」という)として改質器52に圧送する燃焼空気ポンプ62と、燃焼空気ポンプ62を改質器52の燃焼空気流入口(図1で図示せず)に接続する燃焼空気流路64と、改質器52の燃焼排ガス管(図1で図示せず)に接続され、燃焼によって発生した燃焼排ガスを大気中に排出する燃焼排ガス流路66とを備える。
図2は、改質装置22の改質器52の断面を模式的に示す模式断面図である。
改質器52は略円筒状を呈するケース部70を備え、ケース部70には、図2示す如く、改質用燃料と改質用水を改質触媒によって反応させる改質部72と、改質触媒を加熱するための加熱部74が収容される。
改質部72は、前記した第3の改質用燃料流路54cに接続される改質用燃料管76と、改質用水流路58に接続される改質用水管78と、改質触媒80が充填される改質管82と、改質管82に接続される改質ガス管84と、改質ガス管84の途中に配置されると共に、一酸化炭素(CO)を除去するCO除去部86とを備える。
また、加熱部74は、ケース部70の上端70aの近傍に配置される燃焼器90と、燃焼器90に接続される燃焼室92と、燃焼室92に接続され、燃焼室92での燃焼によって発生した燃焼排ガスを排出する燃焼排ガス管94とを備える。
図2に示すように、燃焼器90の下方の位置に燃焼室92が配置される。燃焼室92は、その上部92aがケース部70の上端70aから突出する一方、下部92bがケース部70の下端70b付近となるようにして配置される。燃焼室92は、下部92bにおいて燃焼排ガス管94と連通されると共に、燃焼排ガス管94は、燃焼室92の外壁92cに沿うようにして上方に延設された後、ケース部70の上端70a付近で屈曲し、その後前記した燃焼排ガス流路66に接続される。
改質部72の改質用水管78は、燃焼室92と燃焼排ガス管94などを取り囲むようにして配置されたリング状のCO除去部86の外周86aを、複数回(4回)周回するようにして配置され、その後燃焼排ガス管94の内部94aに配置される。燃焼排ガス管94の内部94aに配置された改質用水管78は、燃焼室92の外壁92cに接触させられつつ、その周りを複数回(4回)周回するようにして配置される。
改質用水管78には、改質用燃料管76が接続部98を介して接続される。以下、改質用水管78の改質用水の流れにおいて接続部98より下流側の改質用水管78を「改質用燃料・水管」と呼び、符号100で示す。改質用燃料・水管100はさらに、燃焼室92の外壁92cを複数回(4回)周回するように配置された後、改質管82に接続される。
改質管82は、その内部に改質触媒80が充填されると共に、外壁82aが燃焼室92の外壁92aに沿って配置された燃焼排ガス管94に接触させられつつ、下方に向けて延設される。また改質管82は、下端82bにおいて改質ガス管84と連通される。
改質ガス管84は、改質管82の外壁82aに沿うようにして上方に延設された後、ケース部70の上端70a付近で屈曲し、その後前記したアノードガス流路24に接続される。また、改質ガス管84の途中には、改質管82で生成された改質ガスに残存するCOを除去するCO除去部86が配置される。尚、改質器52のケース部70の内部において、上記した燃焼室92や改質管82などの各構成要素以外の空間には、断熱材102が配置(充填)される。即ち、燃焼室92や改質管82などは、断熱材102によって被覆される。
次いで、加熱部74の燃焼器90について説明する。
図3は、加熱部74の燃焼器90付近の断面を模式的に示す模式断面図である。
加熱部74の燃焼器90は、燃焼室92の上部92a近傍に取り付けられると共に、加熱用燃料(後述)を燃焼室92で燃焼させる燃焼バーナ104と、燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて燃焼バーナ104の下流側に配置されて燃焼排ガス中の未燃成分を除去する三元触媒(酸化還元触媒)106と、三元触媒106の下流側に配置されて加熱用燃料を燃焼室92に供給する加熱用燃料供給ノズル(加熱用燃料供給部)110と、加熱用燃料供給ノズル110の下流側に配置されて加熱用燃料供給ノズル110から供給された加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒112と、燃焼触媒112の付近に配置されて燃焼触媒112の温度に応じた信号をECU32へ出力する燃焼触媒温度センサ114とを備える。
燃焼バーナ104は、加熱用燃料が流入させられる加熱用燃料流入口(流入口)116と、加熱用燃料を燃焼させるための空気が流入させられる燃焼空気流入口(流入口)118と、加熱用燃料流入口116から流入させられた加熱用燃料と燃焼空気流入口118から流入させられた燃焼空気とを集合させる始動燃焼用ノズル(集合部)120と、始動燃焼用ノズル120の内部に配置されるスパイラルフィン122と、始動燃焼用ノズル120の流出口124付近に配置される点火電極(点火部)126とを備える。
加熱用燃料流入口116には、前記した第1の改質用燃料流路54aが接続されると共に、燃焼空気流入口118には、燃焼空気流路64が接続される。
スパイラルフィン122は、加熱用燃料流入口116から流入させられた加熱用燃料と燃焼空気流入口118から流入させられた燃焼空気とを混合させるような形状、具体的には、螺旋形状を呈する。スパイラルフィン122は、その端部122aが流出口124付近となるようにして配置される。従って、スパイラルフィン122によって混合された加熱用燃料と燃焼空気は流出口124を介して燃焼室92に流出される。
三元触媒106は、円筒ハニカム形状を呈し、燃焼室92の内部に配置される。尚、三元触媒106は、例えば白金(Pt)−ロジウム(Rh)系のものを使用する。
加熱用燃料供給ノズル110は、略リング状を呈し、紙面において三元触媒106より下方の位置において、燃焼室92の上部92aを取り囲むようにして配置される。加熱用燃料供給ノズル110の内周側であって、燃焼室92を臨む位置には、図示しない噴出口が形成されると共に、外周側には、上記した第2の改質用燃料流路54bに接続されて改質用燃料が加熱用燃料として流入させられる改質用燃料流入口130と、第2のアノードオフガス流路44が接続され、アノードガスとアノードオフガス(即ち、改質ガス)が加熱用燃料として流入させられる改質ガス流入口132とが形成される。これら噴出口、改質用燃料流入口130および改質ガス流入口132は、それぞれ連通するように形成される。
燃焼触媒112は、円筒状を呈し、燃焼室92の内部、具体的には、燃焼室92のケース70に埋設された部位の内部であって、図3において加熱用燃料供給ノズル110より下方の位置に配置される。尚、燃焼触媒112は、例えば白金(Pt)系のものを使用する。
また、燃焼室92のケース70に埋設された部位の上端付近、別言すれば、加熱用燃料供給ノズル110と燃焼触媒112の間には、拡散リング136が配置される。拡散リング136は円管136aからなり、その円管136aには複数個の孔136bが穿設される。これにより、加熱用燃料供給ノズル110から噴出された加熱用燃料は、孔136bを介して燃焼室92の内部に拡散するようにして供給される。
次いで、上記の如く構成された改質装置22の動作を、図1から図4を参照して説明する。
図4は、ECU32によって制御される改質装置22の動作の内、燃焼バーナなどに供給される加熱用燃料に関する処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU32において所定の周期(この実施例では100[msec]毎とする)で実行される。
以下説明すると、S10において燃焼触媒温度センサ114から出力される燃焼触媒112の温度Tを読み込む。次いで、S12に進み、S10で読み込んだ燃焼触媒112の温度Tが所定温度(具体的には、400[℃])以上か否かを判断する。改質装置22の始動時における温度Tは、通常、所定温度未満であるため、ここでの判断は否定される。S12で否定されるときはS14に進み、改質用燃料が第1の改質用燃料流路54aを介して燃焼バーナ104に、加熱用燃料として供給されるように第2の電磁弁55を開弁する。
具体的な改質用燃料の流れなどを図1から3を参照して説明すると、第2の電磁弁55が開弁することで都市ガス供給源(図示せず)から供給される都市ガスは脱硫器50に流入させられ、そこで付臭剤などの有機硫黄化合物が除去される。これにより、都市ガスの流れにおいて下流側に配置される改質触媒80などが、硫黄によって被毒するのを防ぐことができる。次いで、付臭剤などの有機硫黄化合物が除去された都市ガス(即ち、改質用燃料)は、第2の電磁弁55、第1の改質用燃料流路54aを介して改質器52の燃焼バーナ104の加熱用燃料流入口116に、加熱用燃料として流入させられる。
また、燃焼空気ポンプ62が作動させられ、それによって吸引された燃焼空気(大気)は、エアクリーナ60で粉塵が除去される。粉塵が除去された燃焼空気は、燃焼空気流路64を介して燃焼バーナ104の燃焼空気流入口118に供給される。
加熱用燃料流入口116に供給された改質用燃料と燃焼空気流入口118を介して供給された燃焼空気は、スパイラルフィン122を通過し、そのときに生じる旋回流によって予混合される。改質用燃料と燃焼空気の混合気は、始動燃焼用ノズル120の流出口124から燃焼室92に向けて流出(吐出)される。
燃焼室92に流出された混合気は、点火電極126によって着火されて燃焼し、その燃焼によって発生した燃焼排ガスは、図3に矢印で示すように、紙面下方に向けて流れる。燃焼バーナ104の下方には、前記した三元触媒106が配置されているため、燃焼排ガス中の未燃成分、即ち、一酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質が除去される。
有害物質が除去された燃焼排ガスは、拡散リング136を通過した後、燃焼室92の内部に配置された燃焼触媒112を昇温させると共に、図2に矢印で示すように、燃焼室92の内部を通過して燃焼排ガス管94に流入させられる。燃焼排ガス管94に流入させられた燃焼排ガスは、燃焼排ガス管94の内部94aや壁面を昇温させつつ図2において上方へ流れる。このとき、改質管82は、前記したように、その外壁82aが燃焼排ガス管94に接触するようにして配置されるため、燃焼排ガス管94の熱が伝達されて加熱され、よって改質管82の内部に充填された改質触媒80も加熱されて昇温される。尚、燃焼排ガス管94の燃焼排ガスはその後、燃焼排ガス管94に接続された燃焼排ガス流路66へ流入させられて大気中に排出される。
このように、燃焼バーナ104の燃焼排ガスによって燃焼触媒112は加熱され、その温度Tが所定温度以上になると、図4のS12において肯定され、S16に進む。S16においては、改質用燃料が第2の改質用燃料流路54bを介して加熱用燃料供給ノズル110に、加熱用燃料として供給されるように第2の電磁弁55を一旦開弁させた後、徐々に閉弁する。即ち、加熱用燃料ノズルには、加熱用燃料として改質用燃料が供給され、次いで改質用燃料の供給量は徐々に減少させられる。尚、第1の改質用燃料流路54aから燃焼バーナ104への改質用燃料の供給は、このとき停止される。
具体的な改質用燃料の流れについて説明すると、加熱用燃料供給ノズル110の改質用燃料流入口130に供給された改質用燃料は、図示しない噴出口から燃焼室92へ噴出される。噴出された改質用燃料は、図3に示す如く、拡散リング136によって燃焼室92の内部に拡散するように供給された後、燃焼触媒112で接触酸化して燃焼させられる。その燃焼によって発生した燃焼排ガスは、燃焼バーナ104の燃焼排ガス同様、燃焼排ガス管94に流入されせらた後、燃焼排ガス流路66へ流入させられて大気中に排出される。
このように、燃焼触媒112の温度Tが所定温度に達すると、加熱用燃料の燃焼バーナ104への供給が停止されてその燃焼動作が停止する一方、加熱用燃料が燃焼触媒112に供給されてその燃焼動作が開始される。
改質装置22は、前記した燃焼触媒112における燃焼動作が開始されると、改質動作も開始される。具体的には、送水ポンプ57が作動させられ、それによって吸引された水供給源(図示せず)の改質用水が、図示しないイオンフィルタなどを通過した後、改質用水流路58を介して改質用水管78に流入させられる。
改質用水管78は、改質装置22が改質動作中に比較的高温となるCO除去部86の外周86aを周回するように配置されると共に、前述した燃焼排ガスによって昇温された燃焼排ガス管94の内部94aに配置されているため、それらによって加熱されることとなる。これにより、改質用水管78に流入させられた改質用水は蒸発して水蒸気となる。
また、第3の電磁弁56が開弁され、改質用燃料が第3の改質用燃料流路54cを介して改質用燃料管76に供給される。改質用燃料管76の改質用燃料は、改質用水管78の水蒸気と接続部98において合流して混合される。
混合された改質用燃料と水蒸気は、改質用燃料・水管100を通過した後、改質管82に流入させられる。改質管82の改質触媒80は、燃焼排ガス管94よって加熱されて改質可能な温度まで昇温されているため、水蒸気改質反応が起こる、即ち、混合された改質用燃料と水蒸気から水素を含有する改質ガスが生成される。
この水蒸気改質反応は、具体的には下記の通りである。
CH+HO→CO+3H
このとき生成される一酸化炭素の一部は、さらに水蒸気と反応して水素と二酸化炭素が生成される(即ち、シフト反応が起こる)。具体的には下記の通りである。
CO+HO→CO+H
改質ガスは、改質管82に接続された改質ガス管84に流入させられた後、その途中に配置されたCO除去部86に流入させられる。ここで、改質ガスは、改質ガスに残存するCOが除去された後、改質ガス管84に接続されたアノードガス流路24に流入させられる。このように、改質器52によって改質動作が行われて改質ガス(アノードガス)が生成される。
図4の説明に戻ると、次いでS18に進み、改質ガス(より具体的には、第2のアノードオフガス流路44を介して流入させられるアノードガスあるいはアノードオフガス)が、加熱用燃料供給ノズル110の改質ガス流入口132に、加熱用燃料として供給されるように第1の電磁弁47を徐々に開弁する。
即ち、S16およびS18に示す如く、改質用燃料流入口130に改質用燃料が流入させられて燃焼触媒112による燃焼動作が開始され、次いで改質用燃料の供給量が徐々に減少させられつつ、改質ガス流入口132に流入させられる改質ガス(アノードガスおよびアノードオフガス)は、所定量に達するまで徐々に増加させられる。従って、加熱用燃料供給ノズル110から燃焼室92に供給される、即ち、加熱用燃料供給ノズル110の噴出口から噴出される加熱用燃料は、改質用燃料から改質ガスに徐々に切り替えられ、最終的には改質ガスのみからなる。
尚、加熱用燃料が改質用燃料から改質ガスに切り替えられた場合であっても、燃焼触媒112による燃焼、燃焼排ガスの流れなどは前述と同じであるため、その説明を省略する。
このように、この発明に係る燃料電池の改質装置22にあっては、改質触媒80を加熱する加熱部74を備えると共に、加熱部74は、第1の加熱用燃料(加熱用燃料流入口116から流入させられる加熱用燃料。具体的には、改質用燃料)を燃焼室92で燃焼させる燃焼バーナ104と、燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて燃焼バーナ104の下流側に配置されて燃焼排ガス中の未燃成分を除去する三元触媒106とを備えるように構成したので、第1の加熱用燃料を燃焼バーナ104で燃焼させることで低温時にある改質触媒80(例えば、改質装置22が始動時にあるときの改質触媒80)を急速に昇温させることができると共に、その燃焼によって発生した燃焼排ガス中の未燃成分(具体的には、窒素酸化物などの有害物質)は、三元触媒106によって除去(低減)することができる。
また、加熱部74はさらに、三元触媒106の下流側に配置されて第2の加熱用燃料(改質用燃料流入口130または改質ガス流入口132から流入させられる加熱用燃料)を燃焼室92に供給する加熱用燃料供給ノズル110と、加熱用燃料供給ノズル110の下流側に配置されて加熱用燃料供給ノズル110の噴出口から供給された第2の加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒112とを備える、即ち、窒素酸化物などの有害物質の発生が比較的少ない燃焼触媒112による燃焼によって改質触媒80を加熱するように構成したので、燃焼に伴って発生する有害物質の量を低減させることができる。
さらに、加熱用燃料供給ノズル110から供給された第2の加熱用燃料は燃焼触媒112による接触酸化によって燃焼される、即ち、第2の加熱用燃料はその燃焼域内(第2の加熱用燃料が、例えばメタンのとき5〜10vol%)であれば燃焼可能となるように構成したので、第1の加熱用燃料を燃焼バーナ104で燃焼させるときに比して空燃比を広くとることができ、よって空燃比の精密な制御を不要にすることができる。
また、燃焼室92への第1、第2の加熱用燃料の供給を制御するECU32を備えると共に、ECU32は、燃焼触媒温度センサ114により検出された燃焼触媒112の温度が所定温度(具体的には、400[℃])未満のときは第1の加熱用燃料を燃焼バーナ104に供給する一方、検出された燃焼触媒112の温度が所定温度以上のときは第2の加熱用燃料として改質用燃料を加熱用燃料供給ノズル110に供給し、次いで改質用燃料の供給量を減少させつつ改質ガス(具体的には、改質装置22で生成されて排出されるアノードガス、および改質装置22から排出されて燃料電池10に供給されるアノードガスの内、燃料電池10で使用されなかったアノードオフガス)を供給するように構成したので、上記した効果に加え、加熱用燃料を改質装置22の運転状況に応じた最適なものにすることができ、よって改質触媒80を効率よく加熱することができる。
また、燃焼バーナ104が、第1の加熱用燃料と第1の加熱用燃料を燃焼させるための空気を流入口、具体的には、加熱用燃料流入口116と燃焼空気流入口118を介して流入させて集合させる始動燃焼用ノズル120と、始動燃焼用ノズル120に配置されて第1の加熱用燃料と空気を混合させるスパイラルフィン122と、始動燃焼用ノズル120の流出口124付近に配置される点火電極126とを備えるように構成したので、第1の加熱用燃料とそれを燃焼させるための空気とを始動燃焼用ノズル120のスパイラルフィン122によって十分に混合させることができると共に、その混合気を点火電極126によって着火させることで、低温時にある改質触媒80を燃焼バーナ104によってより急速に昇温させることができる。
以上のように、この発明の実施例にあっては、改質用燃料と水蒸気を改質触媒(80)で反応させ、燃料電池(10)の燃料極(アノード極)に供給されるべき水素を含有した改質ガスを生成する燃料電池の改質装置(22)において、前記改質触媒を加熱する加熱部(74)を備えると共に、前記加熱部は、第1の加熱用燃料を燃焼室(92)で燃焼させる燃焼バーナ(104)と、前記燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて前記燃焼バーナの下流側に配置されて前記燃焼排ガス中の未燃成分を除去する酸化還元触媒(三元触媒106)と、前記酸化還元触媒の下流側に配置されて第2の加熱用燃料を前記燃焼室に供給する加熱用燃料供給部(加熱用燃料供給ノズル110)と、前記加熱用燃料供給部の下流側に配置されて前記加熱用燃料供給部から供給された前記第2の加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒(112)と、前記燃焼触媒の温度を検出する燃焼触媒温度検出部(燃焼触媒温度センサ114)とからなり、前記燃焼室への前記第1、第2の加熱用燃料の供給を制御する制御ユニット(ECU32)を備えると共に、前記制御ユニットは、前記検出された温度が所定温度未満のときは前記第1の加熱用燃料を前記燃焼バーナに供給する(図4フローチャートのS14)一方、前記検出された温度が所定温度以上のときは前記第2の加熱用燃料として前記改質用燃料を前記加熱用燃料供給部に供給し、次いで前記改質用燃料の供給量を減少させつつ(図4フローチャートのS16)前記改質ガスを供給する(図4フローチャートのS18)ように構成した。
また、前記燃焼バーナ(104)は、前記第1の加熱用燃料と前記第1の加熱用燃料を燃焼させるための空気を流入口(加熱用燃料流入口116、燃焼空気流入口118)を介して流入させて集合させる集合部(始動燃焼用ノズル120)と、前記集合部に配置されて前記第1の加熱用燃料と前記空気を混合させるスパイラルフィン(122)と、前記集合部の流出口(124)付近に配置される点火部(点火電極126)とを備えるように構成した。
尚、上記において、燃料電池10を固体高分子型としたが、それに限られるものではなく、他の形式であってもよい。
また、改質用燃料として都市ガスを使用するよう構成したが、LPガス、灯油、メタノール、ナフサ、バイオマス、ガソリンなどであってもよい。
この発明の実施例に係る燃料電池の改質装置を説明するための概略図である。 図1に示す改質装置の改質器の断面を模式的に示す模式断面図である。 図2に示す加熱部の燃焼器付近の断面を模式的に示す模式断面図である。 図1に示すECUによって制御される改質装置の動作の内、燃焼バーナなどに供給される加熱用燃料に関する処理を表すフローチャートである。
符号の説明
10 燃料電池、22 改質装置、32 ECU(制御ユニット)、74 加熱部、80 改質触媒、92 燃焼室、104 燃焼バーナ、106 三元触媒(酸化還元触媒)、110 加熱用燃料供給ノズル(加熱用燃料供給部)、112 燃焼触媒、116 加熱用燃料流入口(流入口)、118 燃焼空気流入口(流入口)、120 始動燃焼用ノズル(集合部)、122 スパイラルフィン、124 流出口、126 点火電極(点火部)

Claims (2)

  1. 改質用燃料と水蒸気を改質触媒で反応させ、燃料電池の燃料極に供給されるべき水素を含有した改質ガスを生成する燃料電池の改質装置において、前記改質触媒を加熱する加熱部を備えると共に、前記加熱部は、第1の加熱用燃料を燃焼室で燃焼させる燃焼バーナと、前記燃焼によって発生した燃焼排ガスの流れにおいて前記燃焼バーナの下流側に配置されて前記燃焼排ガス中の未燃成分を除去する酸化還元触媒と、前記酸化還元触媒の下流側に配置されて第2の加熱用燃料を前記燃焼室に供給する加熱用燃料供給部と、前記加熱用燃料供給部の下流側に配置されて前記加熱用燃料供給部から供給された前記第2の加熱用燃料を反応によって燃焼させる燃焼触媒と、前記燃焼触媒の温度を検出する燃焼触媒温度検出部とからなり、前記燃焼室への前記第1、第2の加熱用燃料の供給を制御する制御ユニットを備えると共に、前記制御ユニットは、前記検出された温度が所定温度未満のときは前記第1の加熱用燃料を前記燃焼バーナに供給する一方、前記検出された温度が所定温度以上のときは前記第2の加熱用燃料として前記改質用燃料を前記加熱用燃料供給部に供給し、次いで前記改質用燃料の供給量を減少させつつ前記改質ガスを供給することを特徴とする燃料電池の改質装置。
  2. 前記燃焼バーナは、前記第1の加熱用燃料と前記第1の加熱用燃料を燃焼させるための空気を流入口を介して流入させて集合させる集合部と、前記集合部に配置されて前記第1の加熱用燃料と前記空気を混合させるスパイラルフィンと、前記集合部の流出口付近に配置される点火部とを備えることを特徴とする請求項1記載の燃料電池の改質装置。
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