JP3896592B2 - 二段燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1段階目で炎孔面において燃料濃度が過濃な過濃混合気を燃焼させ、この燃焼により生じる未燃成分を多く含む燃焼ガスに対し2段階目において二次空気を吹き出させて完全燃焼させるようにした二段燃焼装置に関し、特に上記過濃混合気による上記炎孔面における炎孔火炎を確実に保炎させることにより可及的な低NOx化を図るための技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブンゼン式バーナでは燃焼振動(燃焼騒音)が発生し難く、又、高いTDR(Turn Down Ratio:ターンダウン比又は絞り比)を実現し得るものの、NOx排出量が多いといわれている。低NOx化のために、ブンゼン火炎の外炎に二次空気を吹き出して外炎温度を下げつつ未燃成分の完全燃焼化を図り、これにより低NOx化を図ることが考えられており、このような二次空気の吹き出しを行う燃焼装置も知られている(例えば特許文献1参照)。このものでは、炎孔面に形成される炎孔火炎に対し平行に二次空気を吹き出させている。
【0003】
他の例として、ボイラ火炉を対象として炎孔火炎から生じる燃焼ガスと二次空気との混合促進を図るために、燃焼空間内の中央に障害物を設置し、この障害物により上記燃焼ガス及び二次空気の双方に渦流を発生させて積極的に乱流化させるようにしている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公平4−32287号公報
【特許文献2】
特開平10−169910号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1で提案の燃焼装置においては、炎孔火炎に二次空気が直接に接触するとNOx発生の増大化を招くという不都合がある上に、未燃成分と二次空気との混合促進は図り得ない。一方、上記の特許文献2で提案の燃焼装置においては、渦流の積極的形成により著しい燃焼騒音が発生することになる。ボイラ火炉であれば問題とはならないものの、このような技術を例えば給湯器等の燃焼騒音を極力抑制すべき燃焼装置に適用することはできない。
【0006】
そこで、本出願人は先に出願した特願2002−253584号において、燃焼ガスの乱流化を極力抑制して燃焼騒音の発生を抑制しつつも、未燃成分と二次空気との混合促進を図り低NOx化を図り得る二段燃焼装置を提案した。
【0007】
そして、本出願人は、上記提案の二段燃焼装置と同等以上の所定の作用・効果を得つつも、さらに低NOx化を図り得る二段燃焼装置の開発・実験を進めてきたところ、次の知見を得るに至った。すなわち、二段燃焼において不完全燃焼火炎である一次火炎を形成するための過濃混合気(一次混合気)の燃料濃度をある所定の高濃度域にすれば、言い換えると空気過剰率をできるだけ低くすれば可及的な低NOx化を図り得ることを見いだした。
【0008】
図15は燃料としてメタンガスを用いた場合の実験結果を示し、この実験結果によれば上記一次混合気の空気過剰率(m値)が0.65付近まではNOxの発生濃度が極めて低い領域で推移するものの、m値が0.65付近よりも大きくなるとNOxの発生濃度はm値の増加と共に高率で増加する。つまり、NOxの発生濃度とm値との関係においてはm値に変曲点(m値=約0.65)が存在し、その変曲点までの低m値域ではNOxの低濃度域であり、変曲点で極小のNOx発生濃度となり、変曲点よりもm値が増大するとNOxの発生濃度は飛躍的に増加する。このような傾向はメタンガス以外の燃料においても同様傾向を示すと考えられる。なお、以上の実験は同じ送風ファンからの空気供給により一次混合気の生成と二次空気の供給との双方を行うようにしている。このため、一次混合気に含まれる空気量と二次空気量との合計値に基づく全体空気過剰率mtは一次混合気の空気過剰率mの増加と共にほぼ線形に増加することになるものの、この全体空気過剰率mtにおいても弱いながらも変曲点が存在していることが図15より把握される。
【0009】
以上より、一次混合気として上記の可燃限界近くの変曲点付近のかなり低いm値を有する過濃混合気とすれば、炎孔火炎の低温化と共に可及的な低NOx化が図られる上に、全体の空気供給必要量も低減化して送風ファンの小型化にも寄与することにもなると考えられる。その反面、このようにかなり低いm値にすると炎孔火炎の燃焼速度が著しく遅くなってしまい、これに伴いリフトや吹き飛び等が生じて保炎が困難になったり、炎孔火炎の長大化が生じて炎孔火炎と二次空気との分離のために二段燃焼装置の大型化を招いたりするという不都合の発生が予想される。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、かなり低い空気過剰率にした過濃混合気を用いつつも、炎孔火炎の保炎を図ることにより可及的な低NOx化を図り得る二段燃焼装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、発明では、二段燃焼装置として、先端が開口し基端が閉塞された筒状内面により区画形成された燃焼空間と、この燃焼空間の基端側に配設され空気量が理論燃焼空気量よりも少なく燃料濃度の高い過濃混合気を上記燃焼空間に向けて燃焼させる炎孔部と、この炎孔部よりも上記燃焼空間の先端開口側に向けて突出するように配設されその突出端部から二次空気を吹き出させる空気噴出部と、上記炎孔部に形成される炎孔火炎から発生する燃焼ガスを上記空気噴出部の突出端部に向けて誘導する誘導手段とを備えたものとする。そして、上記炎孔部に、過濃混合気が噴出される混合気噴出口に相対向して覆うように保炎部材を配設することとした(請求項1)。
【0012】
発明の場合、混合気噴出口から噴出される過濃混合気の燃焼により形成される炎孔火炎が上記保炎部材により確実に保炎されるため、その過濃混合気が極めて低い空気過剰率に設定されていても、炎孔火炎を安定的に保炎して維持させることが可能になる。そして、炎孔火炎から発生する未燃成分を多く含む燃焼ガスが上記誘導手段により誘導されて空気噴出部の突出端部まで誘導され、この突出端部から吹き出される二次空気と混合されて上記の未燃成分が完全燃焼されることになる。以上により、上記炎孔部から噴出させる過濃混合気の空気過剰率を極めて低くしてNOx発生量を低く抑えるようにしたとしても、安定的に二段燃焼を実現させ得ることになる。特に、上記炎孔部から、可燃限界よりも大値側であって可燃限界近傍の空気過剰率を有する過濃混合気が、上記炎孔部を構成する混合気噴出口から噴出される構成を採用することにより、可及的な低NOx化を図ろうとする場合であっても、炎孔火炎を安定的に保炎して二段燃焼を確実に継続させることが可能になる。
【0013】
又、本発明は次の特定事項をも備えたものである。すなわち、上記保炎部材として、Vの字状の断面形状を有する板状部材により形成し、上記混合気噴出口に相対向する尖端を挟んだ両側に上記混合気噴出口からの過濃混合気の噴出流に対し交差して上記過濃混合気の噴出流が衝突することになる衝突壁面と、その噴出流が衝突して強制的に向きを変えた後に一部が巻き込まれて渦流を発生させる端縁とを有するように形成することにより、上記混合気噴出口から噴出された過濃混合気と衝突することにより渦流を発生させ、この渦流状態となった過濃混合気により炎孔火炎の基部が形成される構成とする。この場合、流体中に物体を配置してその物体に衝突させた場合にその物体の後流領域に乱流渦が生じることを利用して、保炎部材の後流領域で生じる過濃混合気の渦流により炎孔火炎の基部が安定的に保炎されることになる。すなわち、衝突壁面に衝突した噴出流が端縁において渦流を生じさせることになる。上記衝突壁面としては噴出流に対し直交する壁面にしてもよいし、傾斜方向に拡がる壁面でもよく、噴出流の流れを非流線型にし得る壁面であればよい。
【0014】
特許請求の範囲には含まれない参考技術としては以下のようなものがある。すなわち、上記保炎部材として、上記混合気噴出口から噴出された過濃混合気により形成される炎孔火炎から生じる燃焼ガスとの接触により加熱されて赤熱し、赤熱することにより上記炎孔火炎の保炎を行う構成とする。この場合には、保炎部材が炎孔火炎から生じる高温の燃焼ガスと接触して加熱されて赤熱し、この赤熱状態を維持するため、この赤熱状態の保炎部材により炎孔火炎が安定的に形成されて維持されることになる。このような構成の保炎部材としては、金属又はセラミックス等の良好な熱伝導性及び耐熱性を有する材質のもので形成すればよいが、上記混合気噴出口から噴出された過濃混合気が通過し得る連続細孔を有する多孔質部材により形成するのが好ましい。この場合には、保炎部材の連続細孔出口から炎孔火炎が形成される一方、その炎孔火炎からの燃焼ガスにより加熱されて保炎部材自体が赤熱することになる。例えば多孔質セラミックスや金属繊維を不織布様に絡み合わせたものなどが該当する。
【0015】
他の参考技術としては、二段燃焼装置として、先端が開口し基端が閉塞された筒状内面により区画形成された燃焼空間と、この燃焼空間の基端側に配設され空気量が理論燃焼空気量よりも少なく燃料濃度の高い過濃混合気を上記燃焼空間に向けて燃焼させる炎孔部と、この炎孔部よりも上記燃焼空間の先端開口側に向けて突出するように配設されその突出端部から二次空気を吹き出させる空気噴出部と、上記炎孔部に形成される炎孔火炎から発生する燃焼ガスを上記空気噴出部の突出端部に向けて誘導する誘導手段とを備えたものとする。そして、上記炎孔部に、過濃混合気が噴出される混合気噴出口を囲む壁部と、この壁部の先端において過濃混合気の渦流を生じさせる凹部とを備えた保炎手段を付設することとした。
【0016】
の場合、混合気噴出口からの過濃混合気の噴出流の外側部分が上記壁部に沿って流れ、その先端において凹部側に巻き込まれて渦流が生じて減速されることになる。このため、この過濃混合気の渦流により炎孔火炎の基部が安定的に保炎されることになる。これにより、過濃混合気が極めて低い空気過剰率に設定されていても、炎孔火炎を安定的に保炎して維持させることが可能になる。そして、炎孔火炎から発生する未燃成分を多く含む燃焼ガスが上記誘導手段により誘導されて空気噴出部の突出端部まで誘導され、この突出端部から吹き出される二次空気と混合されて上記の未燃成分が完全燃焼されることになる。以上により、この第2の発明においても、上記炎孔部から噴出させる過濃混合気の空気過剰率を極めて低くしてNOx発生量を低く抑えるようにしたとしても、安定的に二段燃焼を実現させ得ることになる。
【0017】
さらに他の参考技術としては、二段燃焼装置として、先端が開口し基端が閉塞された筒状内面により区画形成された燃焼空間と、この燃焼空間の基端側に配設され空気量が理論燃焼空気量よりも少なく燃料濃度の高い過濃混合気を上記燃焼空間に向けて燃焼させる炎孔部と、この炎孔部よりも上記燃焼空間の先端開口側に向けて突出するように配設されその突出端部から二次空気を吹き出させる空気噴出部と、上記炎孔部に形成される炎孔火炎から発生する燃焼ガスを上記空気噴出部の突出端部に向けて誘導する誘導手段とを備えたものとする。そして、上記炎孔部に、過濃混合気が噴出される混合気噴出口に隣接して空気供給口を配設し、この空気供給口として上記混合気噴出口からの過濃混合気の噴出流の外表面部近傍に少量の空気を吐出供給する構成とする。
【0018】
の場合、空気供給口において、空気供給口から吐出供給される空気と、過濃混合気の噴出流の外表面部とが拡散混合されながら補炎が形成されることになる。そして、この補炎は空気供給口からの空気の供給を受けながら安定火炎として形成されることになる。このため、この補炎により炎孔部の炎孔火炎を確実に保炎された状態に維持させることが可能になる。これにより、過濃混合気が極めて低い空気過剰率に設定されていても、炎孔火炎を安定的に保炎して維持させることが可能になる。そして、炎孔火炎から発生する未燃成分を多く含む燃焼ガスが上記誘導手段により誘導されて空気噴出部の突出端部まで誘導され、この突出端部から吹き出される二次空気と混合されて上記の未燃成分が完全燃焼されることになる。以上により、この第3の発明においても、上記炎孔部から噴出させる過濃混合気の空気過剰率を極めて低くしてNOx発生量を低く抑えるようにしたとしても、安定的に二段燃焼を実現させ得ることになる。
【0019】
このような場合における空気供給口としては上記混合気噴出口の周囲を囲むように配設することができる。この場合には炎孔火炎の基部周囲を囲むように補炎が形成されるため、炎孔火炎の保炎をより一層安定的かつ確実に維持させ得る。
【0020】
また、上記炎孔部の混合気噴出口から可燃限界近傍の空気過剰率を有する過濃混合気が噴出される構成とし、上記空気供給口から吐出供給される空気量を上記混合気噴出口から噴出される過濃混合気に含まれる空気量の10%程度の少量に設定することができる。この場合には、空気供給口から吐出供給する空気量が特定され、上記参考技術での補炎の形成による炎孔火炎の保炎と、可及的な低NOx化との両立がより確実に実現されることになる。
【0021】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の二段燃焼装置によれば、混合気噴出口から噴出される過濃混合気により炎孔部に形成される炎孔火炎を保炎部材により確実に保炎することができる。このため、過濃混合気の空気過剰率を極めて低く設定してNOx発生量を低く抑えるようにしたとしても、炎孔火炎を安定的に保炎して維持させることができ、安定的に二段燃焼を実現させることができる。
【0022】
、可及的な低NOx化を図ることができると同時に、炎孔火炎を安定的に保炎して二段燃焼を確実に継続させることができる。
【0023】
さらに、保炎部材の後流領域で生じる過濃混合気の渦流により炎孔火炎の基部を安定的に保炎することができる
【0024】
(削除)
【0025】
(削除)
【0026】
(削除)
【0027】
(削除)
【0028】
(削除)
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る二段燃焼装置を示す。図1において、2は先端(同図の上端)が開口21とされ基端(同図の下端)側が閉塞された筒状内面22を有する筒状本体、3はこの筒状本体2の筒状内面22により区画形成された燃焼空間、4はこの燃焼空間3の基端位置であって燃焼空間3の中央軸X寄りの中央範囲から燃焼空間3の先端開口21側に所定量突出させた空気噴出部、5a及び5bは上記燃焼空間3の基端位置であって上記空気噴出部4の外側位置でこの空気噴出部4を取り囲むように配設された炎孔部、6は上記空気噴出部4の先端部(図1の上端部)よりも燃焼空間3の先端開口21側位置の筒状内面22から燃焼空間3の内側に突出された誘導手段としての誘導壁である。上記先端開口21の図1の上方側には図示省略の加熱対象が配設されるようになっており、例えば給湯器の場合であると、内部を通過する水を熱交換加熱するための熱交換器が加熱対象として配設される。
【0031】
なお、二段燃焼装置は円筒状又は角筒状等の種々の筒形状に構成することが可能であり、円筒状の場合であれば上記筒状内面22は円筒内面に、中央軸Xは中心軸に、空気噴出部4は円筒状となって中心範囲に、炎孔部5a,5bは空気噴出部4を取り囲んで外周側位置に、誘導壁6はドーナッツ板状にそれぞれなり、角筒状の場合であれば上記筒状内面22は角筒内面に、空気噴出部4はその幅方向中央位置に、炎孔部5a,5bはこれを挟んで両外側位置に、誘導壁6は両側からの張り出し板状にそれぞれなる。以下、二段燃焼装置が円筒状に構成されているものとして説明する。
【0032】
上記燃焼空間3は、基端側が上記両炎孔部5a,5b及び空気噴出部4により、外周側が上記筒状内面22によりそれぞれ区画されたものである。そして、上記誘導壁6の内端縁61により上記燃焼空間3に狭窄部7が形成されている。この誘導壁6は基端側位置の炎孔部5bよりも燃焼空間3の先端開口21側位置においてその炎孔部5bと相対向するように配設される一方、上記狭窄部7の開口位置に臨んで上記空気噴出部4が配設されている。
【0033】
上記空気噴出部4は、内部に空気が圧送されるようになっており、突出端部40に開けられた空気噴出口41,41,…から上記空気を二次空気として燃焼空間3に噴出させて後述の燃焼ガスに吹き出させるようになっている。上記各空気噴出口41は上記狭窄部7に向けて開口し、二次空気を燃焼空間3の中心軸X寄りの中心領域に対し先端開口21側に向けて吹き出させるようになっている。
【0034】
上記炎孔部5a,5bには所定の過濃混合気が供給されて噴出させることにより炎孔部5a,5bにおいて過濃混合気の一次燃焼により空気不足状態の不完全燃焼火炎である炎孔火炎51,51,…が形成されるようになっている。上記炎孔部5aは燃焼空間3の基端外周側を区画する筒状内面22において空気噴出部4側(内周側)に臨む位置に配設され、上記炎孔部5bは上記燃焼空間3の基端側において燃焼空間3の先端開口21側に臨む位置に配設されたものである。
【0035】
上記過濃混合気とは空気過剰率が1.0(100%)未満に設定された燃料濃度の高い過濃燃料混合気のことであり、空気過剰率を燃料ガスの可燃限界の空気過剰率に近い値(例えば0.6〜0.7)に設定した過濃混合気が望ましい。例えば燃料ガスがメタンガスであれば可燃限界の空気過剰率0.63に対し0.64〜0.70の範囲あるいは0.70を挟んでプラス・マイナス0.05の範囲、好ましくは0.65程度の空気過剰率を有する過濃混合気とする。
【0036】
また、上記誘導壁6の付け根位置近傍であって燃焼空間3の先端開口21側又は基端側の一側又は両側位置(図1には一側位置を例示)には噴出口23が開口し、この各噴出口23から筒状内面22の背後に沿って供給された空気が誘導壁6に沿って燃焼空間3の内側に向けて吹き出されるようになっている。
【0037】
以上の構成に加え、上記炎孔部5a,5bには図2に炎孔部5bの場合の詳細を示すようにこの炎孔部5bを構成する各混合気噴出口51に相対向してこの各混合気噴出口51を覆うように保炎部材8が配設されている。この各保炎部材8はVの字状の断面形状を有する板状部材により形成されており、この下側の尖端80を挟んだ両側に過濃混合気の噴出流が衝突する衝突壁面81,81と、両側端の端縁82,82とを有している。そして、上記各衝突壁面81に過濃混合気の噴出流が衝突して強制的に向きを変えた後、各端縁82において一部が巻き込まれて渦流521を生じさせ、この乱流渦状態の渦流521領域を基部として炎孔火炎52(図1参照)が形成されるようになっている。なお、図1では炎孔部5aに対する上記の保炎部材8の図示を省略しているが、図2に示すものと同様の保炎部材8が配設されている。
【0038】
上記各保炎部材8の好ましい配設状態としては、各混合気噴出口51の幅をP、各混合気噴出口51との距離をHとすると、Vの字状であればHが0以上で4P以下の範囲になるようにする。これは、気体が噴出口から噴出される際に、その噴出エネルギーの及ぶ領域が上記噴出口の直径の数倍の距離までであることを考慮したものである。また、上記各衝突壁面81の傾斜角度αとしては噴出流の方向(図2の上下方向)に対し0°〜45°の範囲に設定する。つまり、Vの字状であっても上記噴出流に対し直交するものであってもよい。
【0039】
図3は炎孔部5bにおける空気噴出口51と保炎部材8との関係における種々の態様を示し、図3(a)はスリット状の空気噴出口51の場合、図3(b)は孔状の空気噴出口51,51,…の場合、図3(c)は孔状の空気噴出口51、51,が円弧状に配置されて円弧状に湾曲した保炎部材8の場合をそれぞれ示している。これらは二段燃焼装置の全体形状等に応じて適宜選択すればよい。
【0040】
この第1実施形態の場合には、保炎部材8により過濃混合気が渦流状態となり、この乱流渦の過濃混合気により炎孔火炎52の基部が形成されるため、その炎孔火炎8を安定的に保炎することができる。このため、炎孔部5a,5bから噴出させる過濃混合気を可燃限界近くの空気過剰率まで極めて低く設定しても、その過濃混合気により形成される炎孔火炎52の燃焼状態を安定的に維持することができ、これにより、可及的な低NOx化を図ることができる。上記炎孔火炎52から発生する未燃成分を多く含む燃焼ガス(図1の一点鎖線の矢印参照)が誘導壁6に誘導されて狭窄部7、すなわち、空気噴出部4の先端部側に流れ、流れてきた燃焼ガスに対し空気噴出部4の各空気噴出口41から二次空気が吹き出され、この二次空気と混合されて燃焼ガス中の未燃成分が完全燃焼(二次燃焼)されることになる。この際、筒状内面22及び誘導壁6に沿って流れる一部の燃焼ガスが噴出口23から吹き出された二次空気によって完全燃焼され、これにより、完全燃焼されずに燃焼ガスのまま先端開口21側に流れることが確実に防止される。これと同時に、噴出口23から噴出する二次空気によって誘導壁6の燃焼空間3に露出している壁面の冷却をも行うことができる。
【0041】
なお、上記の二段燃焼の際の誘導壁6の機能について補足すると、上記誘導壁6が炎孔部5a,5bの先端開口21側を覆っているため炎孔火炎52の伸長が抑制され、空気噴出部4の先端部に対し燃焼ガスのみを誘導させることができ、空気噴出部4からの二次空気を燃焼ガスのみに対して吹き出させることができる。つまり、上記誘導壁6が空気噴出部4からの二次空気と、炎孔火炎52との直接の接触を分離・遮断する機能と、炎孔火炎52から発生する燃焼ガスの流れを空気噴出部4から吹き出される二次空気に対し交差するように誘導する機能とを発揮する。そして、上記分離・遮断機能により二次空気が炎孔火炎52に直接に接触することに起因するNOx増大を確実に回避して過濃混合気の空気過剰率の設定に基づく可及的な低NOx化を実現することができる。また、上記誘導機能により、各空気噴出口41から二次空気を狭窄部7の開口を貫通して燃焼空間3の先端開口21側に向けて吹き出させていることと相俟って、燃焼ガスの乱流化を抑制しつつ燃焼ガスの内部まで二次空気を貫通供給させて燃焼ガスと二次空気との混合促進を図ることができる。
【0042】
なお、本第1実施形態の保炎部材8の他の形態としては、図4(a)に示すように孔状の各混合気噴出口51からの過濃混合気の噴出流に直交する衝突壁面を有し、相隣接する両混合気噴出口51,51間の部分を切り欠いたような保炎部材8aとしてもよく、又、混合気噴出口51内に一部が挿入されて噴出流を分流するようにした挿入片83を一体に有する保炎部材8bとしてもよい。
【0043】
<第1参考形態>
図5は、第1参考形態に係る二段燃焼装置を示す。なお、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0044】
この第1参考形態においては、炎孔部5bを構成する各混合気噴出口51の燃焼空間3側を覆うように保炎部材9を配設している。この保炎部材9は図6に詳細を示すように多数の連続細孔を有する所定厚みの多孔質セラミックス(多孔質部材)により構成されており、二段燃焼装置の燃焼運転中において炎孔火炎52から発生する高温の燃焼ガスにより加熱されて赤熱体となって炎孔火炎52の保炎を行うようになっている。なお、図5では炎孔部5aには保炎部材9が配設されていない状態を図示しているが、炎孔部5aに対しては炎孔部5b側の保炎部材9からその赤熱の影響が及ぶことを期待できるため、保炎部材9を配設しても、配設しなくても、いずれでもよい。
【0045】
この保炎部材9と各混合気噴出口51との間隔Sはゼロ又はなるべく小さくして大きくしすぎないようにするのが好ましい。各混合気噴出口51の幅又は径をLとすると、例えば0<S<Lの範囲に抑えるようにすればよい。上記の間隔Sがあまり大きすぎると、その隙間に過濃混合気が流れ込んでから保炎部材9を通過することになり、通過後の過濃混合気の速度分布が平坦化してしまい、各炎孔火炎52が個々の火炎とはならずに互いの基部で繋がってしまうことになる。この結果、保炎部材9の燃焼ガスに晒される面積が減って燃焼ガスからの受熱が減って赤熱作用が減る結果、保炎効果も低減化してしまうからである。また、上記保炎部材9の厚みTは混合噴出口51の幅又は径Lとの関係では0<T<3Lの範囲に設定すればよい。この厚みTを余りに分厚くすると、保炎部材9を通過する際に過濃混合気の速度分布が各混合気噴出口からの噴出流との間で平坦化されてしまい、上記の間隔Sが大きすぎる場合と同様に保炎効果が低減化してしまうことになる。
【0046】
この第1参考形態の場合、各混合気噴出口51から噴出された過濃混合気はそのまま保炎部材9の連続細孔を通過してその上面において炎孔火炎52を形成する。この過濃混合気が通過して炎孔火炎52を形成する領域を通過領域91と呼び、炎孔火炎52が形成されずに燃焼空間3側に露出する領域を非通過領域92と呼ぶ。この非通過領域92は上記炎孔火炎52から発生する高温の燃焼ガスに晒されて高温に加熱されて赤熱する一方、上記通過領域91は低温の過濃混合気の噴出流が通過し続けるため炎孔火炎52からの輻射熱を受けるもののそれほどには加熱されずに耐熱性に有利となる。そして、上記非通過領域92が赤熱状態になるため、炎孔火炎52が保炎され、この状態が維持される。
【0047】
このため、炎孔部5a,5bから噴出させる過濃混合気を第1実施形態と同様に可燃限界近くの空気過剰率まで極めて低く設定しても、その過濃混合気により形成される炎孔火炎52の燃焼状態を安定的に維持することができ、これにより、可及的な低NOx化を図ることができる。
【0048】
<第2参考形態>
図7は、本発明の第2参考形態に係る二段燃焼装置を示す。なお、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0049】
この第2参考形態においては、炎孔部5bを構成する各混合気噴出口51の燃焼空間3側に対し流路断面積が各混合気噴出口51のそれよりも大きくなるように各混合気噴出口51を囲む突壁部10を付設したものである。各混合気噴出口51が直径L(図8参照)の孔状であれば上記突壁部10は内径D(L<D)の筒状に構成すればよく、又、上記各混合気噴出部51が幅Lのスリット状であれば上記突壁部10は内幅D(L<D)の溝状の両側壁により構成すればよい。
【0050】
この第2参考形態の場合、各混合気噴出口51から過濃混合気が燃焼空間3に向けて噴出される際に、その各混合気噴出口51の流路断面積が突壁部10により急拡大するため、突壁部10内で渦流を生じ、火炎基部がこの渦流により保炎された状態で炎孔火炎52が燃焼空間3に延びることになる。しかも、突壁部10は燃焼空間3に突出しているため、炎孔火炎52から生じた高温の燃焼ガスに晒されて加熱され、この加熱された突壁部10内での渦流により炎孔火炎52の火炎基部での燃焼速度が増大して保炎作用がより増強されることになる。
【0051】
<第3参考形態>
図9は、本発明の第3参考形態に係る二段燃焼装置を示す。なお、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0052】
この第3参考形態においては、図10に示すように炎孔部5bの各混合気噴出口51がこれを囲む壁部11により形成され、この壁部11の背後に凹部12が形成されている。各混合気噴出口51が孔状であれば上記壁部11は管状に構成され凹部12はドーナッツ環状に配置され、又、上記各混合気噴出部51がスリット状であれば上記壁部11は一対のもので構成され凹部12は両外側に形成される。上記壁部11と凹部12とにより保炎手段が構成される。
【0053】
この第3参考形態の場合、各混合気噴出口51から過濃混合気が燃焼空間3に向けて噴出される際に、その噴出流の外側部分が各混合気噴出口51を構成する壁部11に沿って流れ、その先端の各混合気噴出口51を出る際に凹部12側に巻き込まれて渦流を生じ、減速されることになる。そして、この渦流部分により火炎基部が安定的に形成されて炎孔火炎52が保炎されることになる。
【0054】
<第4参考形態>
図11は、本発明の第4参考形態に係る二段燃焼装置を示す。なお、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0055】
この第4参考形態においては、炎孔部5bの各混合気噴出口51に隣接して空気供給管13が配設され、この空気供供給管13の上記各混合気噴出口51から所定量突出した先端開口により空気供給口14が燃焼空間3に臨んで開口されている(図12も併せて参照)。また、上記各空気供給口14は図13に示すように各混合気噴出口51を囲むように周囲に複数個配設されている。そして、この各空気供給口14からは空気供給管13を通して供給される少量の空気が各混合気噴出口51からの過濃混合気の噴出流の外表面近傍に吐出供給されるようになっている。
【0056】
上記炎孔部5bからは第1実施形態で説明したと同様の過濃混合気が噴出される一方、上記各空気供給口14からはその過濃混合気に含まれる空気量の10%近傍の少量の空気量が吐出供給されるように設定され、これにより、混合気噴出口51からの過濃混合気と、空気供給口14からの空気とを合わせた場合の空気過剰率が0.70を挟んでプラス・マイナス0.05の範囲になるようにされている。例えばメタンを燃料ガスとした場合には、上記過濃混合気の空気過剰率を0.60〜0.65に設定し、これの空気量の10%の空気量を空気供給口14から吐出供給させるようにする。
【0057】
この第4参考形態の場合、空気供給口14からの空気と、混合気噴出口51からの噴出流の外側部分の過濃混合気とが拡散混合され、各空気供給口14には比較的小さな補炎15(図12参照)が形成され、この補炎15に囲まれて炎孔火炎52が安定燃焼状態に保炎されることになる。このため、上記過濃混合気の空気過剰率を可燃限界近くまで低く設定したとしても、その炎孔火炎52を確実に保炎することができ、可及的な低NOx化を図ることができる。
【0058】
図14は上記第4参考形態と同じ原理を利用して構成した別の形態を示し、この場合では混合気噴出口51と空気供給口14との間に燃焼空間3側にのみ開口した凹部16を形成している。この場合には、混合気噴出口51からの過濃混合気の噴出及び空気供給口14からの空気の吐出により凹部16内が負圧傾向になり、過濃混合気の噴出の際にその過濃混合気の一部が凹部16側に引き込まれて渦流を生じさせることになる。このため、補炎15の形成に加え、渦流によっても炎孔火炎52の保炎が図られることになる。
【0059】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記各実施形態では誘導手段として誘導壁6を用いているが、この誘導壁6に代えて、誘導のための火炎を別に形成するようにしてもよい。すなわち、上記誘導壁6とほぼ同様位置の筒状内面に噴出口を設け、この噴出口から炎孔部からの過濃混合気と例えば同じ混合気を空気噴出部4の先端部側に向けて噴出させ、これにより、炎孔部の炎孔火炎から生じる燃焼ガスを先端部側に誘導するための誘導火炎を形成するようにする。このような誘導火炎により誘導手段が構成される。
【0060】
さらに、上記の誘導壁6に代えて筒状内面を空気噴出部4の先端部の前方位置で狭窄部を形成するように内断面が徐々に低減する形状にしてもよい。この場合には、かかる筒状内面が誘導手段を構成することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す端面説明図である。
【図2】 図1の保炎部材の拡大図である。
【図3】 図1の混合気噴出口と保炎部材との各種形態の部分斜視図を示し、図3(a)は混合気噴出口がスリット状の場合、図3(b)は混合気噴出口が孔状の場合、図3(c)は混合気噴出口が円弧状配置の場合をそれぞれ示す。
【図4】 図1の保炎部材の他の形態を示し、図4(a)は噴出流に対し直交する場合の部分斜視図を、図4(b)は挿入片を一体に有する場合の端面図をそれぞれ示す。
【図5】 第1参考形態の二段燃焼装置を示す端面説明図である。
【図6】 図5の保炎部材の部分拡大図である。
【図7】 第2参考形態の二段燃焼装置を示す端面説明図である。
【図8】 図7の部分拡大図である。
【図9】 第3参考形態の二段燃焼装置を示す端面説明図である。
【図10】 図9の部分拡大図である。
【図11】 第4参考形態の二段燃焼装置を示す端面説明図である。
【図12】 図11の部分拡大断面図である。
【図13】 図11のA−A線における拡大矢視図である。
【図14】 第4参考形態に属する他の形態を示す部分拡大端面図である。
【図15】 一次混合気の空気過剰率に対するNOx濃度及び全体空気過剰率の関係を示す図である。
【符号の説明】
3 燃焼空間
4 空気噴出部
5a,5b 炎孔部
6 誘導壁(誘導手段)
8,8a,8b 保炎部材
9 保炎部材(多孔質部材)
10 突壁部(壁部)
11 壁部
12 凹部
14 空気供給口
15 補炎
22 筒状内面
52 炎孔火炎
81 衝突壁面
82 端縁

Claims (1)

  1. 先端が開口し基端が閉塞された筒状内面により区画形成された燃焼空間と、この燃焼空間の基端側に配設され空気量が理論燃焼空気量よりも少なく燃料濃度の高い過濃混合気を上記燃焼空間に向けて燃焼させる炎孔部と、この炎孔部よりも上記燃焼空間の先端開口側に向けて突出するように配設されその突出端部から二次空気を吹き出させる空気噴出部と、上記炎孔部に形成される炎孔火炎から発生する燃焼ガスを上記空気噴出部の突出端部に向けて誘導する誘導手段とを備えた二段燃焼装置であって、
    上記炎孔部を構成する混合気噴出口から、可燃限界よりも大値側であって可燃限界近傍の空気過剰率を有する過濃混合気が噴出されるように構成され、
    記炎孔部には過濃混合気が噴出される上記混合気噴出口に相対向して覆うように保炎部材が配設され、
    上記保炎部材は、Vの字状の断面形状を有する板状部材により形成され、上記混合気噴出口に相対向する尖端を挟んだ両側に上記混合気噴出口からの過濃混合気の噴出流に対し交差して上記過濃混合気の噴出流が衝突することになる衝突壁面と、その噴出流が衝突して強制的に向きを変えた後に一部が巻き込まれて渦流を発生させる端縁とを有するように形成されて、上記混合気噴出口から噴出された過濃混合気と衝突することにより渦流を発生させ、この渦流状態となった過濃混合気により炎孔火炎の基部が形成されるように構成されている
    ことを特徴とする二段燃焼装置。
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