JP5582029B2 - 剥離装置及び剥離方法 - Google Patents
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Description
剥離装置1は、ボビン2、ローラ3、搬送ローラ5、回収箱7、支持機構10、センサ40、吸着機構50、コントローラ90を含む。ボビン2は、複数のラベルLが一定間隔に貼り付けされた台紙Bが巻かれている。台紙Bは、帯状である。搬送ローラ5は、図1においては反時計方向に回転して台紙Bを搬送している。搬送ローラ5は、アクチュエータにより回転する。ローラ3は台紙Bを介して搬送ローラ5に連動して回転する。搬送ローラ5により搬送される台紙Bは、支持機構10に沿って移動する。支持機構10は、ラベルLが貼り付けられていない台紙Bの裏面を支持する支持部11を有している。支持部11は、台紙Bの搬送方向に延びるように形成されている。支持部11は、先端部111で台紙Bが湾曲するように台紙Bを支持している。先端部111は、台紙Bの搬送方向下流側の支持部11の端部である。台紙Bが湾曲することにより、ラベルLが部分的に台紙Bから剥離する。
支持機構10は、支持部11、制限部12、13、ローラ18、刃20、30を含む。図2B、3に示すように、支持部11は、台紙Bの搬送方向に延びた平板状である。支持部11には、2つの刃20、30が保持されている。刃20、30は、台紙Bの搬送方向に延びている。刃20、30は、搬送方向でのラベルLの長さよりも長い。刃20、30は、それぞれ刃先22、32を有している。刃先22、32が台紙Bに食込むように、刃20、30は支持部11に保持されている。図3に示すように、刃20、30は、台紙Bに向けて互いに接近するように配置されている。換言すれば、刃20、30は、台紙Bの面に直交する線分(鉛直方向)に対して傾斜した姿勢で配置されている。図2Bに示すように、刃20は、搬送方向下流側の先端部26、搬送方向上流側の基端部27、を有している。先端部26は、先端部111よりも若干突出している。刃30も刃20と同一の形状であり、刃30の先端部も先端部111よりも若干突出している。
刃先22、32は両刃である。刃先22は、刃面23、24を有し、刃先32は、刃面33、34を有している。刃先22、32は互いに向かい合っている。刃先22、32は、台紙Bを切断する。刃先22、32のそれぞれの刃端25、35は、台紙BとラベルLとを接着している接着剤Aにまで延びている。これにより、刃20、30は、台紙Bは切断するがラベルLは切断しない。接着剤Aは、ラベルLの裏面と台紙Bとを剥離可能に接着しているものであり、台紙BからラベルLが剥離された後は、貼付対象物にラベルを接着する。台紙Bは、刃20、30により、台紙片B1〜B3に切断される。台紙片B1は、刃20、30により挟まれる。
支持機構10xは、支持部11xを有している。本実施例と異なり、支持部11xには刃20、30が設けられていない。図5Bは、先端部111x周辺の拡大図である。図5Bに示すように、先端部111xは、鋭角状に形成されている。この理由は、台紙Bが先端部111xの表側から裏側にかけて沿うように搬送することにより、台紙Bが先端部111xで屈曲して台紙BからラベルLが剥離しやすくするためである。しかしながら、図5に示すように、台紙Bに曲がりくせがついている場合や台紙Bの剛性等によっては、台紙Bが屈曲せずに湾曲して先端部111xで浮き上がる恐れがある。従って、台紙Bが支持部11xから浮き上がると、ラベルLについても支持部11xからの高さTだけ浮き上がっている。この状態で吸着ヘッドによりラベルLが吸着されると、吸着ヘッドに対するラベルLの位置が所望の位置からずれた状態で吸着される恐れがある。これにより、吸着ヘッドが貼付対象物にラベルLを貼り付ける際に、ラベルLの貼付位置が所望の位置からずれて貼付される恐れがある。このような問題を回避するために、例えばラベルLを吸着する際の吸着ヘッドの位置の補正や、搬送ローラ5の停止のタイミングの補正等の補正制御を行なう必要がある。
図6A、6Bは、台紙Bが切断されることによりラベルLの剥離が容易になる理由の説明図である。図6Aは、本実施例の支持機構10とは異なる構造を有した支持機構10yを示している。図6Bは、本実施例の支持機構10を示している。図6A、6Bは、台紙BからラベルLが部分的に剥離した状態を示している。図6Cは、台紙BからラベルLが部分的に剥離した状態での台紙B、ラベルLの断面図を示している。
10、10a、10b 支持機構
11、11a、11b 支持部
12、13 制限部
18 ローラ
20〜20b、30〜30b 刃
22、22a、32、32a 刃先
B 台紙
B1〜B3 台紙片
L ラベル
A 接着剤
Claims (6)
- ラベルが貼付けられた台紙を搬送する搬送部と、
前記台紙が湾曲するように支持する支持部と、
前記支持部に設けられ、前記台紙の搬送方向に延び前記台紙の面に対して斜めに食込む刃と、を備えた剥離装置。 - 前記刃は、前記台紙に向けて互いに接近又は離れるように配置された複数の刃を含む、請求項1の剥離装置。
- 前記複数の刃は、前記台紙の面に垂直な線分を介して対称に配置されている、請求項1の剥離装置。
- 前記台紙を前記刃に押しつけるローラを備えた請求項1の剥離装置
- 前記支持部上での前記台紙の搬送方向に直交する方向での前記台紙の移動を制限する制限部を備えた請求項1の剥離装置。
- 搬送部によりラベルが貼付けられた台紙を搬送し、
前記台紙の搬送方向に延びた刃を前記台紙の面に対して斜めに食込ませ、
支持部により前記台紙が湾曲するように支持して前記台紙から前記ラベルを剥離させる、剥離方法。
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