JP5581474B2 - シールディングガスケットの製造方法 - Google Patents

シールディングガスケットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5581474B2
JP5581474B2 JP2010090851A JP2010090851A JP5581474B2 JP 5581474 B2 JP5581474 B2 JP 5581474B2 JP 2010090851 A JP2010090851 A JP 2010090851A JP 2010090851 A JP2010090851 A JP 2010090851A JP 5581474 B2 JP5581474 B2 JP 5581474B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
shielding gasket
conductive
conductive adhesive
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010090851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011205050A (ja
JP2011205050A5 (ja
Inventor
義哲 南達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Original Assignee
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD. filed Critical TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority to JP2010090851A priority Critical patent/JP5581474B2/ja
Publication of JP2011205050A publication Critical patent/JP2011205050A/ja
Publication of JP2011205050A5 publication Critical patent/JP2011205050A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5581474B2 publication Critical patent/JP5581474B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

発明の詳細な説明
本発明は製造コストの安いシールディングガスケットの製造方法に関するものである。なおドライエッジの形成を容易にする点に特徴を有する製造方法でもある。
従来より電磁波を遮蔽して電磁波の侵入や露洩を防止するなどの目的のために、接着性を有するシールディングガスケットが提供されている。例えば軟質ウレタンフォームや発泡ゴム等の弾力性を有する芯材の周りが導電布で被覆されており、この一面の中央部分に帯状の両面粘着テープを設けて、両面粘着テープの両側に導電布が現われる構造としたシールディングガスケットを上げる。また特開2008−294263号の「電磁シールド用ガスケット」は導電性ガスケットの一側面に帯状の両面粘着テープが設けられており、この両面粘着テープに導電部材を露出させる多数の開口部を、ほぼ均等に散在させて成るものである。またこれ等の両面粘着テープの製造方法は、シートの両面に粘着剤を塗布しこの上にセパレータを接着して両面粘着シートと為し、これを所要の幅で切断して、両面粘着テープに加工し、この片側のセパレータを剥離してここからシールディングガスケットに貼付すると言うものである。なお特開2008−294263号では両面粘着テープに更に開口部を設ける工程を経る。
而して上記両面粘着テープの残りのセパレータを剥離して粘着剤を露出させ、この粘着面より電磁波遮蔽対象物にシールディングガスケットを接着させるのである。
なお一般的なシールディングガスケットは、上述のように弾力性を有する芯材の周りを導電布で被覆したり、特開2005−322863の「電磁波遮蔽パッキング」のように芯材の表面に金属蒸着膜を施して成るものである。なお芯材そのものに導電性を有するものを使用する場合がある。
特開2008−294263 特開2005−322863
しかしながらこれ等には次のような欠点があった。即ち一旦両面粘着シートを製造してから、これをカッタを用いて所要幅に切断して、両面粘着テープに加工する必要があったため、ここまでの工程が多く製造コストが高かった。なお両面粘着テープにも安定した導電性能が要求されるが、このためには特開2008−294263のように両面粘着テープに開口部を設けて、ここから芯材の導電性を有する表面が露出するようにするなど、更なる加工工程と製造コストとを必要としていた。
そこでこの発明は、上述したような問題点を解決して、接着性を有するシールディングガスケットをより少ない工程で製造出来るようにして製造コストを下げることを課題とする。
本発明のシールディングガスケットの第1の製造方法は、接着剤に導電性を付与する工程と、導電性を有するシールディングガスケットにノズルを対向させて、このノズルから導電性接着剤の厚さ制御を行いつつ前記導電性接着剤を押し出してシールディングガスケットに導電性接着剤層を形成する工程と、この導電性接着剤層の上にセパレータを接着する工程と、を経ることを特徴とする。
本発明の製造方法によれば、導電性接着剤をダイレクトにシールディングガスケットに塗布するようにしているため、従来のように先ず両面粘着シートを製造し、これを所要幅に切断して両面粘着テープに加工したものを使用する、と言うような煩わしさがなくなっている。後は予め用意したセパレータを被着させるだけで良いのである。このようであるため上述した従来品に比してより少ない工程で製造することが出来るようになり、製造コストもより安価なものとなっている点が重要である。
なお接着剤そのものが導電性を有するため、特開2008−294263号のように両面粘着テープに開口部を設けるような工程が全く不要である。このようにして更なる低コストが実現される。なお開口部がない分だけ強度が強いと言うことが出来る。
なおこの第1の製造方法には、粘着剤とシールディングガスケットとの間の接着性能を強化出来ると言う副次的な作用がある。すなわち従来では、両面粘着テープを後からシールディングガスケットに貼付していたため、経時劣化等々により両面粘着テープがシールディングガスケットから浮いてしまう問題があるが、本発明では導電性接着剤をダイレクトにシールディングガスケットに塗布する製造方法としているため、このような問題が軽減される。また後述する第2の製造方法と異なる点は、導電性接着剤をセパレータ側にではなく、先にシールディングガスケット側に塗布していることにより、シールディングガスケットと導電性接着剤との密着性がより高くなると言う点である。
次に前記導電性接着剤層と前記セパレータとの間にドライエッジを形成するようにすることが出来る。ドライエッジは、接着剤層の一側縁部または両側縁部に於いて接着剤層とセパレータとが接着していない部位を指す。ドライエッジが設けられていない場合では、接着剤層の縁部とセパレータの縁部とが密に接着しているため、接着剤層からセパレータを剥離する端緒が得られ難いことがままあるが、ドライエッジが設けられていれば、セパレータの縁部に指を掛けると簡単にセパレータを剥離することが出来るのである。なお上述した従来品では、両面粘着シートを製造してから、これを所要幅に切断して両面粘着テープに加工しているため、ドライエッジを得ることは大変に難しいことであった。
本発明のシールディングガスケットの第2の製造方法は、接着剤に導電性を付与する工程と、後述のシールディングガスケットに接着するためのセパレータにノズルを対向させて、このノズルから導電性接着剤の厚さ制御を行いつつ且つ前記導電性接着剤層と前記セパレータとの間にドライエッジを形成しつつ前記導電性接着剤を押し出してセパレータに導電性接着剤層を形成する工程と、この導電性接着剤層の上に導電性を有する前記シールディングガスケットを接着する工程とを経ることを特徴とする。
本発明の第2の製造方法によれば、導電性接着剤をダイレクトにセパレータに塗布するようにしているため、従来のように先ず両面粘着シートを製造し、これを所要幅に切断して両面粘着テープに加工したものを使用する、と言うような煩わしさがなくなっている。後は予め用意したシールディングガスケットに被着させるだけで良いのである。このようであるため上述した従来品に比してより少ない工程で製造することが出来るようになり、製造コストもより安価なものとなっている点が重要である。また上述した第1の製造方法と異なる点は、導電性接着剤をシールディングガスケット側にではなく先にセパレータ側に塗布していることにより、導電性接着剤の塗装ムラが殆ど生じないと言う点である。セパレータは厚さが均一なテープ状であるから、シールディングガスケットに比して湾曲や撓みが殆どなく製造が楽である。
特に導電性接着剤層とセパレータとの間にドライエッジを形成しつつノズルから導電性接着剤を押し出してセパレータに導電性接着剤層を形成するようにしているため、セパレータの縁部に指を掛けると簡単にセパレータを剥離することが出来るようになっている。ドライエッジは接着剤層の一側縁部または両側縁部に於いて接着剤層とセパレータとが接着していない部位を指す。ドライエッジが設けられていない従来品では、接着剤層の縁部とセパレータの縁部とが密に接着しているため、接着剤層からセパレータを剥離する端緒が得られ難いことがままあった。それと言うのも従来品では、上述したように両面粘着シートを製造してからこれを所要幅に切断して両面粘着テープに加工していたため、ドライエッジを得ることは大変に難しいことだったのである。
なお接着剤そのものが導電性を有するため、特開2008−294263号のように両面粘着テープに開口部を設けるような工程が全く不要である。このようにして更なる低コストが実現される。なお開口部がない分だけ強度が強いと言うことが出来る。
次に、本発明の第1の製造方法に於いても第2の製造方法に於いても、シールディングガスケットの尺取り変形を防止すべく、前記セパレータにその素材が紙である場合よりも熱変形率の大きな合成樹脂を用いるようにすることが出来る。前記セパレータには紙や合成樹脂が用いられる。紙には湿度の変化で収縮する性質があるが、熱により伸縮して変形する程度は小さい(耐熱性が高いと言うことが出来る)。これに対して合成樹脂シートは湿度の変化により伸縮して、変形する程度は小さいものの、温度の変化には敏感に反応して伸縮するものが多い。例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)とPP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)とでは後の方ほど熱による変形量が大きい。一方シールディングガスケットは例えば、断面形状が方形を呈する長尺のフォームの周りを金属蒸着されたポリエステル製の布材で被覆して成るものであり、断面方形に圧縮して、成型した後に徐々に縮小することが観察される場合がある。
セパレータ付きのシールディングガスケットは、製造後の時間経過によって徐々に冷却されて、上述したようにシールディングガスケット部分が収縮する場合がある。例えばセパレータが紙製のものであると紙はほとんど収縮しないが、シールディングガスケット部分が収縮する際に紙製のセパレータを収縮させるように働らき、この結果特にセパレータ側に尺取虫を類推させるような形態の変形(本発明ではこれを尺取り変形と言う)が生じてしまうようなことが起る。こうなると見た目が大変に悪い。しかも商品として出庫した際には問題がなくとも、納品した先でこの尺取り変形を生じることもあって始末に負えない。当発明者はこの問題の解消には、シールディングガスケット側の収縮に合わせてセパレータ側が収縮するようにすれば良い、と言う知見を得た。そこで前記セパレータにその素材が紙である場合よりも熱変形率の大きな合成樹脂を用いるようにしたのである。こうして製造後の冷却によってシールディングガスケット部分の収縮に合わせてセパレータ部分も収縮するため尺取り変形が起りにくくなった。
次に、本発明の第1の製造方法に於いても第2の製造方法に於いても、シールディングガスケットの尺取り変形を防止すべく、前記セパレータに加湿処理を施した紙を用いるようにすることが出来る。上述したように紙に湿度を与えると僅かに伸長し、逆に乾燥させると僅かに収縮する性質がある。そこでセパレータ付きのシールディングガスケットの製造に際し、この紙製のセパレータを湿らせて伸長させておくのである。これにより製造後の時間経過によってシールディングガスケット部分が徐々に冷却して収縮するも、これに合せるようにしてセパレータ部分も乾燥により収縮するため、結果的に尺取り変形が起りにくくなるのである。なお紙製のセパレータを湿らせるには任意の湿潤化手段を用いる。例えば湿潤ローラを潜らせるようにしてセパレータに湿気を与えたり、霧吹きを以てセパレータに湿気を与えるのである。
なお本発明では、前記導電性接着剤層に導電性の中芯を介在させるようにしても良い。中芯の存在によって導電性接着剤層が強化される。
なお前記シールディングガスケットの複数面に前記導電性接着剤層を形成するようにすることが出来る。本願発明のシールディングガスケットを電磁波遮蔽対象物に対して一面ではなく複数面で接するようにしたい場合に、その各々の面に対して接着させるようにすることが出来るので、電磁波の遮蔽性能が向上すると言う利点がある。
本発明によれば従来品に比してより少ない工程で安価に製造することが出来るようになると言う効果を奏する。更にドライエッジを設けたことによって接着剤層からセパレータを剥離する作業が簡単なものとなっている。また本発明によればこのドライエッジは容易に得られる。
実施例1の製造装置の説明図である。 同実施例のシールディングガスケットを断面視した説明図である。 同実施例の製造方法のフローチャートである。 実施例2の製造装置の説明図である。 同実施例のシールディングガスケットを断面視した説明図である。 同実施例の製造方法のフローチャートである。 実施例3のシールディングガスケットを断面視した説明図である。 実施例4の製造方法のフローチャートである。 実施例5の製造方法のフローチャートである。 実施例6のシールディングガスケットを断面視した説明図である。
図1乃至図3は本実施例を表わしたものである。粘着剤タンク2には導電材が混入されて導電性を獲得したホットメルト粘着剤12が納められており、粘着剤ポンプ20によって押し出し室1の中に供給されるようになっている。一方、押し出し室1では大気圧により押し出し室1の中の前記ホットメルト粘着剤12に押し出しの圧力が加えられるようになっている。なおこの圧力を押し出し室1に空気ポンプを接続するようにして加える構成も可能である。前記粘着剤ポンプ20は図示しない制御装置によって常の如く供給開始・停止や供給スピードなど(ホットメルト粘着剤の厚さ制御に係る)が制御されるようになっている。また前記押し出し室1はその先端部分に設けた押し出しヘッド10が、図1の左方向へ搬送されるシールディングガスケット5に対向して設けられ、押し出しヘッド10から押し出されたホットメルト粘着剤はシールディングガスケット5の表面にダイレクトに被着するようになっている。そしてこの後段にはセパレータ供給装置3がシールディングガスケット5に対向して設けられ、ここから繰り出されるセパレータ30が導電性ホットメルト粘着剤12の表面を被覆するようになっている。
本製造工程をフローチャートで表したものが図3であるが、ステップ100で予めホットメルト粘着剤に導電材としての金属粉末を混入して導電性のホットメルト粘着剤12を用意しておく。ステップ200でシールディングガスケット5を供給しつつ、この表面にステップ201で先に用意した導電性ホットメルト粘着剤12を供給してダイレクトに被着させ、最後にこの表面にステップ202でセパレータ30を供給して表面を被覆する。
このようにして図2に示したシールディングガスケットを得ることが出来る。なおここで用いたシールディングガスケット5は芯材のウレタンフォーム50の周りを炭素繊維の不織布である導電性布51で被覆して成るものであり、断面は略方形を呈し、この一側面に前記導電性ホットメルト粘着剤12の層が形成されており、この表面はセパレータ30に覆われて、セパレータ30を剥離するまでは粘着性を発揮することができないようになっている。
図4乃至図6は本実施例を表わしたものである。セパレータ供給装置3から繰り出されるセパレータ31に対向して押し出しヘッド10が設けられており、ここから押し出されたホットメルト粘着剤12はダイレクトにセパレータ31の表面に被着するようになっている。この際に押し出しヘッド10の横幅をセパレータ31の横幅よりも小さく取っており、セパレータ31の両側部分にはホットメルト粘着剤12の被着がない所謂ドライエッジ32(図5を参照)が形成されている。次に表面側に導電性ホットメルト粘着剤12が被着したセパレータ31が、その背面側から回転ローラ4に供給される。こうして前記セパレータ31が回転ローラ4で加圧されつつ、図4の右方より左方に向け供給されて来たシールディングガスケット5の表面に、導電性ホットメルト粘着剤12の側から被着するのである。
本製造工程をフローチャートで表したものが図6であるが、ステップ300で予めホットメルト粘着剤に導電材としての金属粉末を混入して、導電性のホットメルト粘着剤12を用意しておく。ステップ400でセパレータ30を供給しつつ、この表面にステップ401で先に用意した導電性ホットメルト粘着剤12を供給してダイレクトに被着させ、ステップ402では導電性ホットメルト粘着剤12の側が表側となるようにしてセパレータ30を回転ローラ4に供給し、最後にステップ403でセパレータ30の導電性ホットメルト粘着剤12の面に対してシールディングガスケット5を供給して被覆させる。
このようにして図5に示したシールディングガスケット5を得る。なお芯材のウレタンフォーム50の周りを被覆している導電性布51の幅に合わせて導電性ホットメルト粘着剤12が設けられているが、この幅よりもセパレータ30の幅の方が若干広いものてあることによって、本実施例ではセパレータ30の両側部分にドライエッジ32,32が形成されているのである。しかしながらドライエッジはセパレータ30の何れか一側にのみ形成するようにしても良い。
図7は本実施例のシールディングガスケット6を断面視による説明図で表わしたものであり、芯材の発泡ゴム60の周りを、ポリプロピレンフィルムに銀の金属層を蒸着によって形成した導電性フィルム61で被覆して成るものであって、略方形の隣合う二側面に導電性ホットメルト粘着剤12の層が形成されており、この各々の表面にセパレータ31が被着されている点に特徴を有する。特にセパレータ31の幅を導電性ホットメルト粘着剤12の幅より広く取ったものを用意しておき、導電性ホットメルト粘着剤12の両側部にセパレータ31の両端部が突出するように(ドライエッジ32が形成されるように)、導電性ホットメルト粘着剤12の上にセパレータ31を供給する製造方法とした。こうして二側面にセパレータ31がありその各々の両側にドライエッジ32のあるシールディングガスケット6が得られた。なおセパレータ31の両端部の突出部は導電性ホットメルト粘着剤12に接着していない部位であるため、これをドライエッジと称呼する。
前記ドライエッジ32があると、ここには指が掛かりやすいため、ここを端緒としてセパレータ31を容易に剥離することが出来るようになる効果を奏する。なお本実施例では導電性ホットメルト粘着剤12の両側にセパレータ31の両端部が突出するように製造しているが、これを片側にのみ突出するように製造して良いのは言うまでもない。
本実施例は、シールディングガスケットの上に導電性ホットメルト粘着剤を供給する工程で用いられる導電性ホットメルト粘着剤の製造工程を説明するものである(図8を参照のこと)。この導電性ホットメルト粘着剤は導電性ホットメルト粘着剤の中に中芯材を挟んだ構造とされている。
すなわち本製造工程はステップ500で導電性ホットメルト粘着剤を供給し、この表面にステップ501で炭素繊維の不織布から成る中芯材を供給し、更にこの表面にステップ502で導電性ホットメルト粘着剤を供給し、この表面にステップ503で、ドライエッジを形成するようにして、シールディングガスケットを供給すると言うものである。この製造方法により粘着剤層が強化される。
本実施例は、セパレータの上に導電性ホットメルト粘着剤を供給する工程で用いられる導電性ホットメルト粘着剤の製造工程を説明するものである(図9を参照のこと)。この導電性ホットメルト粘着剤は導電性ホットメルト粘着剤の中に中芯材を挟んだ構造とされている。
すなわち本製造工程はステップ600で導電性ホットメルト粘着剤を供給し、この表面にステップ601で炭素繊維の不織布から成る中芯材を供給し、更にこの表面にステップ602で導電性ホットメルト粘着剤を供給し、この表面にステップ603で、ドライエッジを形成するようにしてセパレータを供給すると言うものである。この製造方法により粘着剤層が強化される。
本実施例では、中芯材13のある導電性ホットメルト粘着剤12の層が形成されたセパレータ31部分を取り上げる。このような導電性ホットメルト粘着剤12が付いたセパレータ31部分は、上述した実施例4の製造方法によっても実施例5の製造方法によっても得ることが出来るものであり、ドライエッジ32を備えるものである(図10)。
本実施例の製造方法は、図面を用いずに説明すると、上述した実施例1の製造方法に倣うものであるが、セパレータに紙製のものを利用してこれに湿潤ローラを介して湿気を付したものをステップ202で供給するようにしている。従ってシールディングガスケット5が収縮する際にはセパレータ30が乾燥して収縮するため尺取り変形が緩和される
本実施例の製造方法は、図面を用いずに説明すると、上述した実施例2の製造方法に倣うものであるが、ステップ400で供給するセパレータにポリエチレン製のものを用いるようにしている。セパレータ30を供給しつつこの表面にステップ401で先に用意した導電性ホットメルト粘着剤12を供給してダイレクトに被着させるに際し、ポリエチレン製のセパレータ30が加熱により伸長する。従ってシールディングガスケット5が収縮する際にセパレータ30も収縮し、この結果尺取り変形が緩和される。
シールディングガスケットの構成や形状は任意であって、被着対象に合わせて製造するようにすれば良い。また導電性接着剤やセパレータなど、各部の素材にどのような構成のものを用いるかは、本発明の思想を実現し得るものである限り全く自由である。なお本発明の製造方法は、電磁的シールドを行うものの製造に限定されることなく、通気、光線、騒音等の遮断のためのシールドの製造方法にも広く適用し得る。
1:押し出し室、10:押し出しヘッド、12:導電性ホットメルト粘着剤、13:中芯材、2:粘着剤タンク、20:粘着剤ポンプ、3:セパレータ供給装置、30:セパレータ、31:セパレータ、32:ドライエッジ、4:回転ローラ、5:シールディングガスケット、50:ウレタンフォーム、51:導電性布、6:シールディングガスケット、60:発泡ゴム、61:導電性フィルム

Claims (3)

  1. 後記セパレータを接着するためのものであり、この接着面の長さが後記セパレータの長さとほぼ同じであり、かつ導電性を有するものであるところの、シールディングガスケットの表面にノズルを対向させて、このノズルの横幅が後記セパレータの横幅より小さくなるようにして、固定的に設けておくと共に、前記シールディングガスケットの供給方向の前記ノズルの後段に、後記1列のテープ状のセパレータを繰り出すセパレータ供給装置を設けておき、接着剤に導電性を付与して導電性接着剤とする工程と、前記ノズルから前記導電性接着剤の厚さ制御を行いつつ前記導電性接着剤を押し出して前記シールディングガスケット上に該シールディングガスケットの供給方向に前記導電性接着剤層を形成する工程と、この導電性接着剤層の上に、シート状のものを裁断して複数列のテープ状にするのではなく初めから1列のテープ状として成る前記セパレータを前記セパレータ供給装置から前記シールディングガスケットの供給方向に繰り出して、前記導電性接着剤層と前記セパレータとの間にドライエッジを形成しつつ接着する工程と、を経ることを特徴とするシールディングガスケットの製造方法。
  2. 後記シールディングガスケットに接着するためのものであり、かつシート状のものを裁断して複数列のテープ状にするのではなく初めから1列のテープ状として成るところの、セパレータを繰り出すセパレータ供給装置の、後記シールディングガスケットの供給方向の後段にノズルを、前記セパレータに対向させて、このノズルの横幅が前記セパレータの横幅より小さくなるようにして、固定的に設けておき、接着剤に導電性を付与して導電性接着剤とする工程と、前記ノズルから前記導電性接着剤の厚さ制御を行いつつ前記導電性接着剤を押し出して、前記セパレータ供給装置から繰り出される前記1列のテープ状のセパレータ上に後記シールディングガスケットの供給方向に前記導電性接着剤層を形成する工程と、この導電性接着剤層の上に、前記セパレータに接着するものであり、この接着面の長さが前記セパレータの長さとほぼ同じであり、かつ導電性を有するものであるところの、前記シールディングガスケットを、前記導電性接着剤層と前記セパレータとの間にドライエッジを形成しつつ接着する工程と、を経ることを特徴とするシールディングガスケットの製造方法。
  3. 前記セパレータにその素材が紙である場合よりも熱変形率の大きな合成樹脂を用いる、請求項1または請求項2に記載のシールディングガスケットの製造方法。
JP2010090851A 2010-03-25 2010-03-25 シールディングガスケットの製造方法 Active JP5581474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010090851A JP5581474B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 シールディングガスケットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010090851A JP5581474B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 シールディングガスケットの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011205050A JP2011205050A (ja) 2011-10-13
JP2011205050A5 JP2011205050A5 (ja) 2012-07-26
JP5581474B2 true JP5581474B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=44881354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010090851A Active JP5581474B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 シールディングガスケットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5581474B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6171271U (ja) * 1984-10-15 1986-05-15
JPH07221482A (ja) * 1994-02-02 1995-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd シールド方法
JPH08113897A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Oji Kako Kk 剥離紙用基材
US6248393B1 (en) * 1998-02-27 2001-06-19 Parker-Hannifin Corporation Flame retardant EMI shielding materials and method of manufacture
JP2002371254A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Oji Paper Co Ltd 粘着シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011205050A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2944586A (en) Extrusion coating apparatus
CN102910473B (zh) 带状粘贴材料的卷绕体
CN103068684B (zh) 片材剥离装置及剥离方法以及片材粘贴装置及粘贴方法
JP2012505930A (ja) 感圧性接着剤を有するテープ材およびロール
US2862846A (en) Method of making plastic strip adhesive bandages
CN108790333B (zh) 一种高剥离强度的纤维复合材料及其生产方法
US20160250834A1 (en) Double-sided adhesive tape
CN109468082B (zh) 一种耐高温复合离型膜
KR20170098523A (ko) 알루미늄 필름 또는 pet 증착 필름 단열시트 제조장치
JP5581474B2 (ja) シールディングガスケットの製造方法
JP4940609B2 (ja) 粘着材層を備えたフィルム材の切断方法
JPH06184502A (ja) 粘着テープ又はシートおよび粘着剤の塗工方法
JP2011205050A5 (ja)
CN101959984A (zh) 粘着片及使用该粘着片的带剥离片粘着片
WO2019188469A1 (ja) タイヤラベル
KR101037910B1 (ko) 방습 포장지 제조장치 및 그 장치에 의해 제조된 방습 포장지
US20020016123A1 (en) Composite fabric with surface and back layers and process for producing the same
CN106536835A (zh) 用于干墙建筑物的分离带
JP3100280B2 (ja) 電磁波シールド性ガスケットの製造法
JPS60175389A (ja) 面状採暖具の製造方法
JPH0711208A (ja) 印刷が施された粘着テープの製造方法
JP3324627B2 (ja) 板材の化粧方法
JP6265081B2 (ja) キャンロール、およびスパッタリング装置
CN208277560U (zh) 一种聚氨酯复合膜
JP4059740B2 (ja) 溶液製膜方法及び溶液製膜設備

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120301

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120510

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131106

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5581474

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250