JP5581429B1 - リングローリングミル - Google Patents

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Abstract

【課題】リングローリングミル1において、比較的簡素な構成でありながら、非対称異形断面リング50を正確に鍛造整形可能とする。
【解決手段】メインドライブロール2の外周面には周溝2aが設けられ、周溝2aの一方内壁面において開口側には斜面2bが設けられている。制御系(21〜26,30)は、マンドレル3をスライドさせることにより非対称異形断面リング50のフランジ部52の外周面をメインドライブロール2の周溝2aの底面に当接させるとともに、上下のエッジロール4,5をスライドさせることにより非対称異形断面リング50の軸方向上端側の小端面54および軸方向下端側の大端面55に当接させておいて、メインドライブロール2を一定速度で回転駆動させるとともに、そのときの非対称異形断面リング50のボス部51の軸方向中央位置400の周速を基準として上下のエッジロール4,5の回転速度を個別に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加工対象としての非対称異形断面リングを鍛造整形するリングローリングミルに関する。
一般に、リングローリングミルは、加工対象としてのリングの径方向厚みを薄くしながら内外径寸法を拡大するように鍛造整形する構成とされている。
このリングローリングミルは、例えば特許文献1の第3図に示されているように、加圧ロール(33)、挿通ロール(35)、上下のエッジロール(36,36)などを備えている。
前記加圧ロールは、リングローリングミルのベッド(第3図の31)の長手方向の一端側に回転駆動されるように取り付けられており、その外周面に加工対象としてのリング(第3図のW)の外周面が当接される。
前記挿通ロールは、前記ベッドの上に長手方向にスライド可能に設けられている移動フレーム(第3図の34)に空転可能に取り付けられており、前記リングの中心孔に挿通される。
前記上下のエッジロールは、円錐形状に形成されており、前記移動フレームにそれぞれ空転可能に取り付けられている。上側のエッジロールは前記リングの軸方向上端側の小端面に当接され、また、下側のエッジロールは前記リングの軸方向下端側の大端面に当接される。
このようなローリングミルの加工動作を簡単に説明する。まず、高温に熱した荒地状態のリングの中心孔に前記挿通ロールを挿通した状態で、この挿通ロールを前記加圧ロール側に近づけることにより、前記リングの外周面を前記加圧ロールの外周面に押し付けるとともに、当該リングの小端面および大端面に前記上側のエッジロールおよび下側のエッジロールを当接させる。
この後、前記加圧ロールを回転駆動することにより前記リングと前記挿通ロールと上下のエッジロールとをそれぞれ従動回転させておいて、前記挿通ロールを前記加圧ロール側に徐々に近づけるようにスライドさせる。これにより、前記リングの径方向厚み(肉厚)が徐々に薄く圧延されるとともに、当該リングの内径寸法および外径寸法が徐々に拡大される。そして、前記上下のエッジロールによって前記リングの小端面および大端面が平に均されるとともに、当該リングの軸方向寸法が調節される。
特許第2808035号公報
上記特許文献1に係る従来例のリングローリングミルは、加工対象が矩形断面リングに限定されるものであって、例えば図13に示されるような非対称異形断面リング50を鍛造整形するようにはなっていない。
非対称異形断面リング50とは、荒地状態において、円筒形のボス部51の軸方向一端側に径方向外向きに張り出すフランジ部52を設けるとともにボス部51からフランジ部52へ向けて外径が漸増する傾斜部53を設けたもののことである。
この非対称異形断面リング50の鍛造整形を可能とするリングローリングミルとして、例えば図13に示されるように、マンドレル(前記挿通ロールに相当)61の中心軸線71を略水平方向とする横軸支持形態になっていて、このマンドレル61の中心軸線71に沿う方向に横並びに配置される左右2つのメインドライブロール62,63を個別に回転駆動する形態になっているものが知られている。
左右2つのメインドライブロール62,63の回転軸線72,73は、マンドレル61の中心軸線71に対してそれぞれ傾斜されており、互いに反対向きになっている。
図中の左側のメインドライブロール62は、非対称異形断面リング50の小端面54と傾斜部53の外周面53aとに当接されるようになっており、図中の右側のメインドライブロール63は、非対称異形断面リング50の大端面55とフランジ部52の平坦な外周面52aとに当接されるようになっている。
このような左右2つのメインドライブロール62,63を用いるリングローリングミルの場合、非対称異形断面リング50の外周面において最小外径位置と最大外径位置とで周速が異なることを考慮し、左側のメインドライブロール62の回転速度と右側のメインドライブロール63の回転速度とを個別に制御できるようにしている。このようなリングローリングミルでは、左右2つのメインドライブロール62,63が必要でメインドライブロールの数が多くなるとともに、その外形形状が非常に複雑になる他、その回転駆動の制御形態が煩雑になるなど、製造コストが嵩むことが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、円筒形のボス部の軸方向一端側に径方向外向きに張り出すフランジ部を設けるとともに前記ボス部から前記フランジ部へ向けて外径が漸増する傾斜部を設けた非対称異形断面リングを鍛造整形するためのリングローリングミルにおいて、比較的簡素な構成でありながら、非対称異形断面リングを正確に鍛造整形可能とすることを目的としている。
本発明は、円筒形のボス部の軸方向一端側に径方向外向きに張り出すフランジ部を設けるとともに前記ボス部から前記フランジ部へ向けて外径が漸増する傾斜部を設けた非対称異形断面リングを鍛造整形するためのリングローリングミルにおいて、次のような構成を有することに特徴を有している。
本発明に係るリングローリングミルは、中心軸線が上下方向に沿う姿勢とされかつ前記非対称異形断面リングの外周面の円周上の1ヶ所が当接されるメインドライブロールと、中心軸線が上下方向に沿う姿勢とされかつ前記非対称異形断面リングの中心孔に挿通された状態で当該非対称異形断面リングの外周面を前記メインドライブロールに押し付けるためのマンドレルと、それぞれ中心軸線が前記メインドライブロールの中心と前記マンドレルの中心とを通過する仮想直線に対して側面視で斜め姿勢とされて平面視で合致する姿勢にされているとともに前記マンドレルを中心として前記メインドライブロールの180度反対側に配置された状態で前記非対称異形断面リングの軸方向上端側の小端面および軸方向下端側の大端面に当接される円錐形のアッパーエッジロールおよびロアーエッジロールと、前記メインドライブロール、前記アッパーエッジロールならびに前記ロアーエッジロールを個別に回転駆動するとともに、前記マンドレル、前記アッパーエッジロールならびに前記ロアーエッジロールを個別にスライドさせるための制御系とを備えた構成になっている。
また、本発明に係るリングローリングミルに備える前記メインドライブロールの外周面には、加工の初期段階から途中段階にかけて、前記非対称異形断面リングの前記フランジ部が嵌り込むとともに当該フランジ部の外周面が当接可能とされる底面を有する周溝が設けられ、かつ前記周溝の一方内壁面において開口側には、前記加工の進展に伴い前記非対称異形断面リングの前記フランジ部から前記傾斜部への材料流動量が増加することにより前記傾斜部が当接される斜面が設けられている。
さらに、本発明に係るリングローリングミルに備える前記制御系は、前記マンドレルをスライドさせることにより前記非対称異形断面リングの前記フランジ部の外周面を前記メインドライブロールの前記周溝底面に当接させるとともに、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールをスライドさせることにより前記非対称異形断面リングの軸方向上端側の小端面および軸方向下端側の大端面に当接させておいて、前記メインドライブロールを一定速度で回転駆動させるとともに、それに伴い従動する前記非対称異形断面リングの前記ボス部の軸方向中央位置の周速を基準として前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に制御するものである。
このような本発明の構成により奏する作用を説明する。
まず、加工の初期段階から途中段階にかけて前記非対称異形断面リングの前記フランジ部のみを前記メインドライブロールの前記周溝底面に当接させるようにして、加工の進展に伴い前記非対称異形断面リングの前記傾斜部をメインドライブロールの斜面に当接させるようにしているから、前記非対称異形断面リングの加工過程において前記フランジ部の外周における周速と前記傾斜部の外周における周速とに差が発生するものの、前記フランジ部の外周面と前記傾斜部の外周面とが同時に前記メインドライブロールに当接する期間が可及的に短くなる。これにより、前記メインドライブロールと前記非対称異形断面リングとの間の広域で滑りが発生することが抑制または防止されるようになる。
しかも、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールを従来のように従動体にせずに駆動体にしたうえで、それらの回転速度を前記非対称異形断面リングの前記ボス部の軸方向中央位置の周速を基準として個別に制御するようにしている。これにより、前記非対称異形断面リングの加工の進展に伴いボス部の軸方向中央位置での周速が逐一変化するものの、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールが前記非対称異形断面リングとの当接部分で滑りが発生することが抑制または防止されるようになる。
これらの相乗作用によって、加工過程における前記非対称異形断面リングの回転変動を可及的に抑制または防止できるようになるので、加工過程において回転している前記非対称異形断面リングの中心が前記仮想直線の左右にずれ動きにくくなる。その結果、加工過程において前記非対称異形断面リングの挙動が安定するようになるので、前記非対称異形断面リングの鍛造整形を正確に行うことが可能になる。しかも、本発明のリングローリングミルでは、図13の従来例で説明したように左右2つのメインドライブロールを用いていないので、構成が比較的簡素になり、製造コストの上昇を抑制できるようになる。
好ましくは、前記制御系は、前記制御系は、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に可変制御するためのデータテーブルを記憶するプログラムメモリを備え、前記データテーブルは、前記非対称異形断面リングにおける前記ボス部の軸方向中央位置の初期外径と、前記非対称異形断面リングの加工終了時における前記ボス部の軸方向中央位置の目標外径とを少なくとも予め決定しておいて、前記メインドライブロールを一定速度で回転駆動させて前記非対称異形断面リングを加工する過程において加工初期から加工終了までの前記軸方向中間位置の周速の時間経過に伴う変化を調べ、その結果に基づいて作成されるものとすることができる。
この構成では、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度の制御形態について、加工過程で例えば前記軸方向中間位置の周速をリアルタイムで逐一検出しながら当該検出結果に応じて制御する形態にせずに、予め作成した前記データテーブルに基づいて制御する形態にしているので、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度の制御形態を比較的簡素化することが可能になる。
好ましくは、前記リングローリングミルは、前記非対称異形断面リングの外周面において前記メインドライブロール寄りの半周領域の左右対称位置にそれぞれ押し付けられるレフトガイドロールおよびライトガイドロールと、先端側に前記レフトガイドロールおよびライトガイドロールが個別に支持されかつ基端側が前記仮想直線の両側に旋回可能に支持されるレフトアームおよびライトアームと、前記レフトアームおよび前記ライトアームを互いに近づける側へ弾性的に付勢する付勢部材とをさらに備え、前記制御系は、加工過程において前記両アームの前記仮想直線に対する傾き角に基づいて前記仮想直線に対する前記非対称異形断面リングの中心のずれを調べるとともに、前記ずれが発生した場合に当該ずれを補正するように前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に制御する、ことを特徴としている。
この構成では、加工過程において非対称異形断面リングが好ましい位置からずれることを抑制するためのガイドロールを設けたうえで、このガイドロールのアームの傾き角に基づいて前記非対称異形断面リングのずれを調べて、当該ずれに応じて補正するようにしている。
これにより、比較的簡易な形態で前記非対称異形断面リングの鍛造整形をより正確に行うことが可能になる。
本発明に係るリングローリングミルは、比較的簡素な構成でありながら、非対称異形断面リングを正確に鍛造整形することが可能になる。
本発明に係るリングローリングミルの一実施形態で、その構成を模式的に示す側面図である。 図1のリングローリングミルの主要部を模式的に示す平面図である。 図1のリングローリングミルの主要部を模式的に示す斜視図である。 図1のリングローリングミルによる加工初期段階の状態を示す斜視図である。 図1のリングローリングミルによる加工終了時の状態を示す斜視図である。 加工対象としての非対称異形断面リングの加工前の荒地状態と加工後の打ち上げ状態とを対比して示す断面図である。 図1のリングローリングミルによる加工の初期段階において、メインドライブロールに対する加工対象としての非対称異形断面リングの当接状態を示す部分的な側面図である。 図7に続く加工途中段階において、メインドライブロールに対する加工対象としての非対称異形断面リングの当接状態を示す部分的な側面図である。 図8の続く加工終了段階において、メインドライブロールに対する加工対象としての非対称異形断面リングの当接状態を示す部分的な側面図である。 図1のリングローリングミルによる加工過程において加工対象としての非対称異形断面リングが仮想直線の左側にずれ動いたときの様子を示す部分的な平面図である。 図1のリングローリングミルによる加工過程において加工対象としての非対称異形断面リングが仮想直線の右側にずれ動いたときの様子を示す部分的な平面図である。 本発明に係るリングローリングミルのメインドライブロールの他実施形態を示す側面図である。 従来例に係るリングローリングミルの構成を模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図11に、本発明の一実施形態を示している。図中、1はリングローリングミルの全体を示している。
リングローリングミル1は、加工対象としての非対称異形断面リング50を鍛造整形するものであって、主として、メインドライブロール2、マンドレル3、アッパーエッジロール4、ロアーエッジロール5、レフトガイドロール6、ライトガイドロール7、第1〜第6駆動装置21〜26、制御装置30などを備えている。
加工対象となる荒地状態の非対称異形断面リング50は、図4および図6の左側に示すように、円筒形のボス部51の軸方向一端側に径方向外向きに張り出すフランジ部52が設けられているとともに、ボス部51からフランジ部52へ向けて外径が漸増する傾斜部53が設けられている。
メインドライブロール2は、その中心軸線101が上下方向に沿う姿勢となるように左右一対のベースフレーム11に相対的にスライド不可能となる状態で搭載されており、その外周面には、非対称異形断面リング50の外周面が当接されるようになっている。
このメインドライブロール2は、第1駆動装置21により回転駆動されるようになっている。この第1駆動装置21は、図示していないが、例えば適宜のモータならびに減速機などを含んでいる。
そして、メインドライブロール2は、図1に示すように、その外周面の軸方向中間領域に周溝2aが設けられている。この周溝2aは、加工の初期段階から途中段階にかけて非対称異形断面リング50のフランジ部52が嵌り込むものであって、その際に周溝2aの底面にフランジ部52の外周面が当接するようになっている。この周溝2aの上側内壁面および下側内壁面は、それらの間隔を径方向外向きに漸次大きくするように傾斜されている。この傾斜は、非対称異形断面リング50のフランジ部52の抜くときの抜き勾配として設けられている。
この周溝2aの上側内壁面(一方内壁面)において開口側には、斜面2bが設けられている。この斜面2bは、加工の進展に伴い非対称異形断面リング50のフランジ部52から傾斜部53への材料流動量が増加することによって傾斜部53が当接されるものである。この斜面2bの外周面において小径側領域には、円筒面2cが設けられている。
マンドレル3は、その中心軸線102が上下方向に沿う姿勢で第1移動フレーム12に相対的にスライド不可能となる状態でかつ空転可能となる状態で取り付けられている。このマンドレル3は、第2駆動装置22によって、その中心軸線102の方向(上下方向)に沿って昇降駆動されるようになっており、必要に応じて非対称異形断面リング50の中心孔に挿通または抜き出しされるようになっている。
第1移動フレーム12は、ベースフレーム11にその長手方向に沿って相対的にスライド可能となるように搭載されている。つまり、第1移動フレーム12を第3駆動装置23によってスライドさせることによってマンドレル3が下記する仮想直線300に沿う方向でメインドライブロール2に対して接近または離隔するように直線的にスライドさせられるようになる。この第2、第3駆動装置22,23は、図示していないが、例えば油圧シリンダなどとされる。
そして、第1移動フレーム12には、加工対象としての非対称異形断面リング50を搭載する搭載台13が一体に取り付けられている。つまり、この搭載台13は第1移動フレーム12と一体になってスライドされるようになっている。
アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5は、共に円錐形に形成されており、アキシャルロールなどとも言われるものである。
アッパーエッジロール4は、その円錐形外周面が非対称異形断面リング50の軸方向上端側の小端面54に当接されるようになっている。一方、ロアーエッジロール5は、その円錐形外周面が非対称異形断面リング50の軸方向下端側の大端面55に当接されるようになっている。
アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5は、その両中心軸線103,104がメインドライブロール2の中心201とマンドレル3の中心202とを通過する仮想直線300に対して側面視で斜め姿勢(図1参照)とされかつ平面視で合致する姿勢(図2参照)にされているとともにマンドレル3を中心としてメインドライブロール2の180度反対側に配置されている。
アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5は、第4、第5駆動装置24,25により個別に回転駆動されるようになっている。この第4、第5駆動装置24,25は、図示していないが、例えば適宜のモータならびに減速機などを含んでいる。
さらに、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5は、第2移動フレーム14に個別に回転可能な状態で搭載されている。第2移動フレーム14は、ベースフレーム11に対してその長手方向に沿って相対的にスライド可能となるように搭載されている。
つまり、第2移動フレーム14を第6駆動装置26によりスライドさせることによってアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5が下記する仮想直線300に沿う方向でマンドレル3に対して接近または離隔するように直線的にスライドさせられるようになっている。この第6駆動装置26は、図示していないが、例えば油圧シリンダなどとされる。
レフトガイドロール6およびライトガイドロール7は、レフトアーム6aおよびライトアーム7aの先端側に相対的にスライド不可能となる状態かつ空転可能となる状態で取り付けられている。このレフトガイドロール6およびライトガイドロール7は、バックアップロールとも言われる。
レフトアーム6aおよびライトアーム7aの基端側は、ベースフレーム11に対してそれぞれ水平方向に旋回可能となるように取り付けられており、非対称異形断面リング50の外周面に付勢部材8,8によってそれぞれ押し付けられるように弾性的に付勢されている。この付勢部材8は、詳細に図示していないが、例えばスプリングあるいは油圧ダンパなどとされる。
レフトガイドロール6およびライトガイドロール7は、平面視で前記仮想直線300の左右両側に当該仮想直線300に対して遠近変位可能に配置されており、仮想直線300に対するレフトアーム6aおよびライトアーム7aの各傾き角は、第1、第2角度センサ27,28により個別に検出されるようになっている。
そして、前記した第1〜第6駆動装置21〜26の動作は制御装置30により個別に制御される。この制御装置30の図示していないプログラムメモリには、非対称異形断面リング50の外形の各部サイズや鍛造整形(打ち上げ)条件に応じて適宜に第1〜第6駆動装置21〜26の動作を制御するためのプログラムが格納されている。つまり、第1〜第6駆動装置21〜26および制御装置30が、特許請求の範囲に記載している制御系に相当する。
具体的に、制御装置30が実行する前記プログラムの一例としては、搭載台13上に搭載される非対称異形断面リング50の中心孔内にマンドレル3を挿通するように下降させる処理と、メインドライブロール2を一定速度で回転駆動させる処理と、マンドレル3をメインドライブロール2側に近づけるように一定速度でスライドさせる処理と、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を非対称異形断面リング50の軸方向上端側の小端面54および軸方向下端側の大端面55に当接させるようにスライドさせる処理と、前記プログラムメモリに格納されているデータテーブル(またはマップ)に基づいてアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度を個別に可変制御する処理と、非対称異形断面リング50の加工の進展に伴いその外径寸法が目標値に到達したときに加工を終了する処理とを適宜に実行するプログラムがある。
なお、前記データテーブルは、予め、非対称異形断面リング50における初期(荒地状態)の各部寸法(内径、フランジ部52の外径、ボス部51の軸方向中央位置400の外径、軸方向幅など)と、当該非対称異形断面リング50における目標(打ち上げ状態)の各部寸法(内径、フランジ部52の外径、ボス部51の軸方向中央位置400の外径、軸方向幅など)とを決定しておき、メインドライブロール2を一定速度で回転駆動させて非対称異形断面リング50を加工する過程において加工初期から加工終了までの時間経過に伴う前記軸方向中間位置400の外径の変化を計測するとともに前記軸方向中間位置400の周速の変化を算出し、その計測結果ならびに算出結果に基づいて適宜に作成される。
つまり、このデータテーブルは、加工開始から加工終了までの時間経過と、加工過程において非対称異形断面リング50におけるボス部51の軸方向中間位置400の周速の変化との相関関係を示すものであって、加工開始から加工終了までにおける前記軸方向中間位置400の周速の変化に対応するアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の各回転速度を抽出するためのデータが書き込まれている。
また、制御装置30が実行する前記プログラムの他例としては、加工過程において、第1、第2角度センサ27,28の各出力に基づいて仮想直線300に対する両アーム6a,7aの傾き角θ1,θ2に基づいて仮想直線300に対する非対称異形断面リング50の中心203のずれの有無ならびにずれ量ΔXを調べるとともに、前記ずれが発生した場合に当該ずれを補正するようにアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度を第4,第5駆動装置24,25により個別に制御するためのプログラムもある。
このような構成のリングローリングミル1の動作を説明する。
概要としては、メインドライブロール2とマンドレル3との間に高温に加熱した荒地状態の非対称異形断面リング50(図6の左側参照)の円周上の所定領域を径方向内外から挟むとともに、その非対称異形断面リング50において前記所定領域の180度対向する所定領域をアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5で軸方向両側から挟んだ状態で、メインドライブロール2を回転駆動させながらマンドレル3をメインドライブロール2側に徐々に近づけるようにスライドさせることにより非対称異形断面リング50の径方向寸法(肉厚)Hを薄くしながら内外径寸法R1,R2を拡大するとともに、軸方向寸法Wを調節し、打ち上げ状態の非対称異形断面リング50(図6の右側参照)を得る。
詳しくは、まず、高温に加熱した非対称異形断面リング50を搭載台13上に配置して、第2駆動装置22によりマンドレル3を下降させることにより非対称異形断面リング50の中心孔に挿通する。
この後、第1駆動装置21によりメインドライブロール2を一定速度で回転駆動させるとともに、第3駆動装置23によりマンドレル3をメインドライブロール2側へスライドさせることにより非対称異形断面リング50の円周上の1ヶ所をメインドライブロール2の外周面に当接させる。
それと同時に、第6駆動装置26によりアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を非対称異形断面リング50に近づけるようにスライドさせることにより、非対称異形断面リング50の軸方向上端側の小端面54および軸方向下端側の大端面55にアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の円錐形外周面をそれぞれ当接させるとともに、第4,第5駆動装置24,25によりアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を個別に回転駆動する。
このようにしておいて、第3駆動装置23によりマンドレル3をメインドライブロール2側に徐々に近づけるようにスライドさせることにより、非対称異形断面リング50の径方向寸法(肉厚)Hを薄く圧延しながら内外径寸法R1,R2を拡大させるとともに、軸方向寸法Wを調節する。
こうして、制御装置30が図示していない非接触式計測センサ(例えばレーザ式測長センサなど)からの検出信号に基づいて、非対称異形断面リング50の径方向寸法(肉厚)Hおよび内外径寸法R1,R2が予め規定した目標値に到達したことを検知すると、加工を終了する。
この加工終了時には、マンドレル3のスライドおよびメインドライブロール2の回転をそれぞれ停止して、第6駆動装置26によりアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を非対称異形断面リング50から引き離す方向にスライドさせるとともに第2駆動装置22によりマンドレル3を非対称異形断面リング50の中心孔から抜き出す方向に上昇させる処理とを適宜に実行する。
このような加工形態において初期段階から途中段階にかけては、非対称異形断面リング50のフランジ部52が、図7に示すように、メインドライブロール2の周溝2a内に嵌り込むとともに、フランジ部52の外周面が周溝2aの底面に当接するようになる。
そして、前記加工の進展に伴い非対称異形断面リング50のフランジ部52から傾斜部53への材料流動量が増加することになるが、それによって非対称異形断面リング50の傾斜部53が塑性変形しながら、図8に示すように、周溝2aの斜面2bに当接することになるので、この斜面2bに非対称異形断面リング50の傾斜部53の形状が倣うように転写されることになる。
さらに、前記加工の終了段階では、非対称異形断面リング50のフランジ部52から傾斜部53へのさらなる材料流動に伴い、図9に示すように、フランジ部52の外周面が周溝2aの底面から離れるようになる(材料の「ひけ」とも言う)とともに、ボス部51の外周面における小径端側領域がメインドライブロール2の円筒面2cに倣うように円筒面56に形成されるようになる。
この実施形態のリングローリングミル1による加工形態では、加工過程において、非対称異形断面リング50の外周形状が逐一変化することによって、当該非対称異形断面リング50のフランジ部52の外周面における周速と傾斜部53の外周面の軸方向各位置における周速との間に大きな差が生じることになる。
この点を考慮し、この実施形態では、非対称異形断面リング50のフランジ部52の外周面と傾斜部53の外周面とが同時にメインドライブロール2の外周面に当接する期間を可及的に短くさせるようにしている。これにより、メインドライブロール2と非対称異形断面リング50との間の広域で滑りが発生することが抑制または防止されるようになる。
しかも、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を従動体にせずに駆動体にしたうえで、それらの回転速度を非対称異形断面リング50のボス部51の軸方向中央位置400の周速を基準として個別に制御するようにしている。これにより、非対称異形断面リング50の加工の進展に伴いボス部51の軸方向中央位置400での周速が逐一変化するものの、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5が非対称異形断面リング50との当接部分で滑りが発生することが抑制または防止されるようになる。
これらの相乗作用によって、加工過程における非対称異形断面リング50の回転変動を可及的に抑制または防止できるようになるので、加工過程において回転している非対称異形断面リング50の中心203が仮想直線300の左右にずれ動きにくくなる。その結果、加工過程において非対称異形断面リング50の挙動が安定するようになるので、非対称異形断面リング50の鍛造整形を正確に行うことが可能になる。
さらに、上記加工過程において、仮に、平面視で非対称異形断面リング50の中心203が仮想直線300の右側(図10参照)または左側(図11参照)にずれたとすると、このずれの発生およびずれ量ΔXを制御装置30が第1、第2角度センサ27,28の各出力に基づいて検知し、この検知したずれを補正するようにアッパーエッジロール4の回転速度とロアーエッジロール5の回転速度とに差をつけることにより、非対称異形断面リング50の中心203を仮想直線300上に戻すように制御するようになっている。なお、図10および図11では前記ずれ量ΔXを誇張して示している。
ちなみに、非対称異形断面リング50の回転方向を平面視で反時計方向(図4の矢印方向)とすると、アッパーエッジロール4の回転速度をロアーエッジロール5の回転速度よりも速くした場合には、非対称異形断面リング50の中心203が図2において仮想直線300の右側へ変位させられることになる一方、例えばアッパーエッジロール4の回転速度をロアーエッジロール5の回転速度よりも遅くした場合には、非対称異形断面リング50の中心203が図2において仮想直線300の左側へ変位させられることになる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態では、メインドライブロール2の外形形状を非対称異形断面リング50の鍛造整形予定となる形状に対応する形状にしているだけであって、図13に示す従来例のように左右2つのメインドライブロール62,63を用いていないから、リングローリングミル1を比較的簡素な構成として製造コストの上昇を抑制しながら、非対称異形断面リング50の鍛造整形を正確に行うことが可能になる。
特に、この実施形態では、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5を従来のように従動体にせずに駆動体にしたうえで、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度の制御形態について、加工過程で例えば軸方向中間位置400の周速をリアルタイムで逐一検出しながら当該検出結果に応じて制御する形態にせずに、予め作成した前記データテーブルに基づいて制御する形態にしているから、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度の制御形態を比較的簡素化することが可能になる。
また、この実施形態では、非対称異形断面リング50の加工過程において中心203が左右方向にずれ動いたときに、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転駆動力を個別に制御するだけで簡単に前記ずれを補正するようにしているから、比較的簡易な形態で非対称異形断面リング50の鍛造整形をより正確に行ううえで有利になる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)図12にメインドライブロール2の外形形状の他例を示している。このメインドライブロール2では、その斜面2bにおいて外径側に、段付き部2dを設けている。この段付き部2dは、加工過程において非対称異形断面リング50のフランジ部52から傾斜部53への流動する材料の範囲を規制するために設けられている。
(2)上記実施形態では、マンドレル3をスライドさせる場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、図示していないが、メインドライブロール2をスライドさせる形態とすることも可能である。
(3)上記実施形態では、アッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度制御を予め作成したデータテーブル(マップ)に基づいて行う場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
本発明は、例えばメインドライブロール2を一定速度で回転駆動させて非対称異形断面リング50を加工する過程において加工初期から加工終了までの前記軸方向中間位置400の周速の時間経過に伴う変化をリアルタイムで検出するとともに、その検出結果に応じてアッパーエッジロール4およびロアーエッジロール5の回転速度を個別に制御するようにしてもよい。
本発明は、中心軸線が上下方向に沿う姿勢のメインドライブロールとマンドレルとの間に加工対象としての非対称異形断面リングの円周上の所定領域を径方向内外から挟むとともに、前記非対称異形断面リングにおいて前記所定領域の180度対向する所定領域を円錐形のアッパーエッジロールおよびロアーエッジロールで軸方向両側から挟んだ状態とし、前記メインドライブロールを一定速度で回転駆動しながら当該メインドライブロールまたは前記マンドレルの少なくともいずれか一方を相手側に徐々に近づけるようにスライドさせることにより前記非対称異形断面リングの径方向肉厚を薄くしながら内外径寸法を拡大するとともに、軸方向寸法を調節するリングローリングミルに好適に利用することが可能である。
1 リングローリングミル
2 メインドライブロール
2a メインドライブロールの周溝
2b メインドライブロールの斜面
3 マンドレル
4 アッパーエッジロール
5 ロアーエッジロール
6 レフトガイドロール
6a レフトアーム
7 ライトガイドロール
7a ライトアーム
8 付勢部材
21 第1駆動装置
22 第2駆動装置
23 第3駆動装置
24 第4駆動装置
25 第5駆動装置
26 第6駆動装置
27 第1角度センサ
28 第2角度センサ
30 制御装置
50 非対称異形断面リング
51 非対称異形断面リングのボス部
52 非対称異形断面リングのフランジ部
53 非対称異形断面リングの傾斜部
101 メインドライブロール2の中心軸線
102 マンドレル3の中心軸線
103 アッパーエッジロール4の中心軸線
104 ロアーエッジロール5の中心軸線
201 メインドライブロール2の中心
202 マンドレル3の中心
203 非対称異形断面リング50の中心
300 仮想直線
400 ボス部51の軸方向中央位置

Claims (3)

  1. 円筒形のボス部の軸方向一端側に径方向外向きに張り出すフランジ部を設けるとともに前記ボス部から前記フランジ部へ向けて外径が漸増する傾斜部を設けた非対称異形断面リングを鍛造整形するためのリングローリングミルであって、
    中心軸線が上下方向に沿う姿勢とされかつ前記非対称異形断面リングの外周面の円周上の1ヶ所が当接されるメインドライブロールと、
    中心軸線が上下方向に沿う姿勢とされかつ前記非対称異形断面リングの中心孔に挿通された状態で当該非対称異形断面リングの外周面を前記メインドライブロールに押し付けるためのマンドレルと、
    それぞれ中心軸線が前記メインドライブロールの中心と前記マンドレルの中心とを通過する仮想直線に対して側面視で斜め姿勢とされて平面視で合致する姿勢にされているとともに前記マンドレルを中心として前記メインドライブロールの180度反対側に配置された状態で前記非対称異形断面リングの軸方向上端側の小端面および軸方向下端側の大端面に当接される円錐形のアッパーエッジロールおよびロアーエッジロールと、
    前記メインドライブロール、前記アッパーエッジロールならびに前記ロアーエッジロールを個別に回転駆動するとともに、前記マンドレル、前記アッパーエッジロールならびに前記ロアーエッジロールを個別にスライドさせるための制御系とを備え、
    前記メインドライブロールの外周面には、加工の初期段階から途中段階にかけて、前記非対称異形断面リングの前記フランジ部が嵌り込むとともに当該フランジ部の外周面が当接可能とされる底面を有する周溝が設けられ、かつ前記周溝の一方内壁面において開口側には、前記加工の進展に伴い前記非対称異形断面リングの前記フランジ部から前記傾斜部への材料流動量が増加することにより前記傾斜部が当接される斜面が設けられ、
    前記制御系は、前記マンドレルをスライドさせることにより前記非対称異形断面リングの前記フランジ部の外周面を前記メインドライブロールの前記周溝底面に当接させるとともに、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールをスライドさせることにより前記非対称異形断面リングの軸方向上端側の小端面および軸方向下端側の大端面に当接させておいて、前記メインドライブロールを一定速度で回転駆動させるとともに、それに伴い従動する前記非対称異形断面リングの前記ボス部の軸方向中央位置の周速を基準として前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に制御する、ことを特徴とするリングローリングミル。
  2. 請求項1に記載のリングローリングミルにおいて、
    前記制御系は、前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に可変制御するためのデータテーブルを記憶するプログラムメモリを備え、
    前記データテーブルは、前記非対称異形断面リングにおける前記ボス部の軸方向中央位置の初期外径と、前記非対称異形断面リングの加工終了時における前記ボス部の軸方向中央位置の目標外径とを少なくとも予め決定しておいて、前記メインドライブロールを一定速度で回転駆動させて前記非対称異形断面リングを加工する過程において加工初期から加工終了までの前記軸方向中間位置の周速の時間経過に伴う変化を調べ、その結果に基づいて作成されるものである、ことを特徴とするリングローリングミル。
  3. 請求項1または2に記載のリングローリングミルは、
    前記非対称異形断面リングの外周面において前記メインドライブロール寄りの半周領域の左右対称位置にそれぞれ押し付けられるレフトガイドロールおよびライトガイドロールと、
    先端側に前記レフトガイドロールおよびライトガイドロールが個別に支持されかつ基端側が前記仮想直線の両側に旋回可能に支持されるレフトアームおよびライトアームと、
    前記レフトアームおよび前記ライトアームを互いに近づける側へ弾性的に付勢する付勢部材とをさらに備え、
    前記制御系は、加工過程において前記両アームの前記仮想直線に対する傾き角に基づいて前記仮想直線に対する前記非対称異形断面リングの中心のずれを調べるとともに、前記ずれが発生した場合に当該ずれを補正するように前記アッパーエッジロールおよび前記ロアーエッジロールの回転速度を個別に制御する、ことを特徴とするリングローリングミル。
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