JP5581352B2 - カーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造 - Google Patents
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Description
図1Aに示すように、従来例に係るカーテンエアバッグ装置101は、エアバッグ本体103と、衝撃の入力時にエアバッグ本体103内に高圧ガスを供給するインフレータ105と、を備える。エアバッグ本体103は、図1Aに示すように、フロントピラー107からルーフサイドレール109を経てリアピラー111にわたって細長い棒状とした折り畳み状態で収容されている。展開前のエアバッグ本体103は、図1Bに示すように、車室内側の表皮材であるルーフライニング113によって覆われている。略円柱形状のインフレータ105は、図1Aに示すように、ルーフサイドレール109における車両の前後方向の略中央付近に、図1Bに示すブラケット115を介して取り付けられる。
本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造の説明に先立って、比較例に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造について、図2を参照して説明する。図2は、比較例に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造を表す説明図である。
比較例に係る取付部23に対するボルト27の固定位置は、従来例に係る取付部116に対するボルト117の固定位置と比べて下方にずらして設定されている。その結果、作業員は、ボルト27の固定位置を下方から臨むことができる。従って、比較例に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造によれば、エアバッグ本体13をわずかに押し避けさえすれば、ルーフサイドレール17における取付部23に対するブラケット21の取り付け作業を円滑に行うことができるため、インフレータ15を車体に取り付ける際の作業性を改善することができる。
そこで、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造では、ルーフサイドレール17は、車両の前後方向に延びるインナーパネル17aおよびアウターパネル17bを接合して形成され、インフレータ15は、インナーパネル17aにブラケット21を介して取り付けられ、インナーパネル17aにおけるブラケット21の取付面23a(図4A参照)は、インナーパネル17a下部の車室内方向下向きに傾斜した面からなる、構成を採用することとした。
次に、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造について、図3、図4A、および、図4Bを参照して説明する。図3は、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータが取り付けられるルーフサイドレール17の外観斜視図である。図4Aは、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造を表す説明図である。図4Bは、図4Aに示すブラケット21に保持されたインフレータ15を表す斜視図である。
なお、インナーパネル17a下部の車室内方向下向きに傾斜した面とは、車室内の作業員がインナーパネル17aを見上げた際に略正対する向きに傾斜した面をいう。
本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造では、図4Bに示すように、インフレータ15は、インナーパネル17aにブラケット21を介して取り付けられる。特に、インナーパネル17aにおけるブラケット21の取付面23aは、図3および図4Aに示すように、インナーパネル17a下部の車室内方向下向きに傾斜した面からなる、構成を採用することとした。
次に、本発明の別の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の別の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造を表す説明図である。
本発明の別の実施形態に係るカーテンエアバッグ装置11のインフレータ取付構造によれば、インフレータ15からルーフパネル31までの距離(図5参照)が、本発明の実施形態に係るインフレータ15からルーフパネル31までの距離(図4A参照)と比べて長く設定されているため、例えば、インフレータ15に対して車室内側から物体が衝突した際に、インフレータ15がルーフパネル31に衝突するまでのストローク長を稼ぐことができる。その結果、前記物体に対する衝撃力を緩和することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の具現化例を示したものである。従って、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
13 エアバッグ本体
15 インフレータ
17 ルーフサイドレール
17a インナーパネル
17b アウターパネル
17c 補強パネル
17c1 屈曲部
19 ルーフライニング
21 ブラケット
22 ルーフサイドレールの一般面
23 取付部
23a 取付面
25 インパクトレンチ
27 ボルト
27a ボルトの頭部
27b ボルトの軸部
29 ナット
31 ルーフパネル
Claims (3)
- 車両のルーフサイドレールに沿って設けられるエアバッグ本体をインフレータの作動により車室内にカーテン状に展開可能なカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造であって、
前記ルーフサイドレールは、車両の前後方向に延びるインナーパネルおよびアウターパネルを接合して形成され、
前記インフレータは、前記インナーパネルにおける平坦な取付部の断面視延長線上にかぶって位置するように該取付部にブラケットを介して取り付けられ、
前記取付部の取付面は、該インナーパネル下部の車室内方向下向きに傾斜した面からなる、
ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造。 - 請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造であって、
前記ブラケットは、前記ルーフサイドレールの前記取付面に対してボルトおよびナットを用いて剛体結合されており、
前記ボルトは、その頭部が前記エアバッグ本体の展開領域から外れて位置している、
ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造。 - 請求項2に記載のカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造であって、
前記ルーフサイドレールは、前記インナーパネルおよび前記アウターパネルの間に補強パネルを挟み込んで接合して形成され、
前記補強パネルは、前記ボルトの軸部が対応する部位に、前記アウターパネルの側を指向して屈曲する屈曲部を有する、
ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置のインフレータ取付構造。
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JP2010202068A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Kanto Auto Works Ltd | インフレータの取付構造 |
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