JP5580101B2 - 閉端接続子防水カバーおよび閉端接続子の防水方法 - Google Patents
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Description
図6は2本の被覆付導線を絶縁された閉端接続子で接続するときの斜視図である。被覆付導線1,2は、それぞれ、芯線1a,2aが露出するように、端部近傍で外被1b,2bが剥離され、外側が樹脂製の絶縁キャップ4で絶縁された閉端接続子6の導体金属製のスリーブ5に、剥離された部分が挿入される。そして閉端接続子6の外側からスリーブ5の部分を圧着工具で押圧することにより2本の導線が確実に導通するようにしている。
一方、特許文献2に記載されるような防水ゴム蓋を用いて防水ジョイント部を形成する方法は、防水作業に時間を要しない点では優れている。しかしながら、防水ゴム蓋には貫通孔が形成されているため、使用するワイヤの本数を貫通孔の数に一致させる必要がある。また、電線の径を貫通孔の径に一致させておく必要もある。そのため、使用するワイヤ本数、ワイヤ外径について変更することができない。したがって使用本数やワイヤ外径が一定である自動車用のワイヤハーネスの用途には適しているが、一般の電気機器類および機具等の電気配線のように電線本数や電線外径が機種により異なる場合には、特許文献2に記載の防水ゴム蓋は利用することができない。
また、別の観点からなされた本発明の他の実施形態である閉端接続子防水カバーは、一端が開口した絶縁キャップ内で外皮が剥離された複数の被覆付導線が電気的に接続される閉端接続子とともに使用され、閉端接続子の絶縁キャップ内を防水するための閉端接続子防水カバーであって、閉端接続子防水カバーは伸縮性材料で形成され、底壁と側壁とを有するカバー本体部、および、カバー本体部の底壁から側壁と反対側に延びる2本の脚部からなり、カバー本体部の側壁は絶縁キャップが側壁の内側に挿入されたときに拡張して絶縁キャップの開口の外周面と密着する内径となるように形成され、各脚部は中空に形成され、底壁側が開口するとともに脚部の内径は先端側が底壁側より細くなるように多段円筒空間に形成されるようにしてある。
この場合、脚部の先端は閉じていてもよいが、必ずしも閉じている必要はなく、使用が想定される最小径の被覆付導線に対し密着させることができる径の孔を設けておくようにすることもできる。
したがって、以下の説明では、図6で説明した閉端接続子6を防水する場合を具体例にして説明する。なお、本発明は必ずしも以下に説明する実施形態のみに特定されるものではなく、本発明の目的が達成され、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更できることは言うまでもない。
脚部15の内径は底壁12に近い側が太く、先端側が細くなるように太さが多段円筒空間にしてある。本実施例では3段の異なる径にしてある。すなわち、大径部15aの径をa、中径部15bの径をb、小径部15cの径をcとして、a>b>cの関係が成り立つようにしてある。大径部15a,中径部15b、小径部15cは、それぞれの内径に対応する被覆付導線を挿入したときに密着できる寸法になっている。
そして、脚部15がゴム材で形成されているので、ハサミやカッタで脚部15を所望の位置で切断することにより、切断位置に形成されている内径(a,b,cのいずれか)の孔が形成されるようにしてある。
そして図2(b)と同様に、閉端接続子6の絶縁キャップ4(図6)を開口18から内空間Uに嵌め込み、圧着工具(不図示)でスリーブ5の外側を圧着する。以上の手順により、閉端接続子6と閉端接続子防水カバー11とは密着され、内部が防水状態になる。
そして図2(b)と同様に、閉端接続子6の絶縁キャップ4(図6)を開口18から内空間Uに嵌め込み、圧着工具(不図示)でスリーブ5の外側を圧着する。以上の手順により、閉端接続子6と閉端接続子防水カバー11とは密着され、内部が防水状態になる。
上述した実施例では2本または3本の導線の電気接続に利用することができる。一方、配線内容によって接続する被覆付導線の径は機種により異なるが、2本ずつしか電気接続を行わない場合が多々ある。その場合には、脚部を2本にした専用の閉端接続子防水カバーを用いることができる。
5 スリーブ
6 閉端接続子
11,11a 閉端接続子用防水カバー
12 底壁
13 側壁
14 カバー本体部
15 脚部
15a 大径部
15b 中径部
15c 小径部
16 開口
17 閉塞部
21,22 被覆付導線
21a,22a 端部
31,32 孔
Claims (4)
- 一端が開口した絶縁キャップ内で外皮が剥離された複数の被覆付導線が電気的に接続される閉端接続子とともに使用され、
前記閉端接続子の絶縁キャップ内を防水するための閉端接続子防水カバーであって、
前記閉端接続子防水カバーは伸縮性材料で形成され、
底壁と側壁とを有するカバー本体部、および、カバー本体部の底壁から側壁と反対側に延びる少なくとも3本の脚部からなり、
前記カバー本体部の側壁は前記絶縁キャップが側壁の内側に挿入されたときに拡張して絶縁キャップの開口の外周面と密着する内径となるように形成され、
各脚部は中空に形成され、底壁側が開口するとともに先端側が閉じてあり、さらに脚部の内径は先端側が底壁側より細くなるように多段円筒空間に形成されることを特徴とする閉端接続子防水カバー。 - 一端が開口した絶縁キャップ内で外皮が剥離された複数の被覆付導線が電気的に接続される閉端接続子とともに使用され、
前記閉端接続子の絶縁キャップ内を防水するための閉端接続子防水カバーであって、
前記閉端接続子防水カバーは伸縮性材料で形成され、
底壁と側壁とを有するカバー本体部、および、カバー本体部の底壁から側壁と反対側に延びる2本の脚部からなり、
前記カバー本体部の側壁は前記絶縁キャップが側壁の内側に挿入されたときに拡張して絶縁キャップの開口の外周面と密着する内径となるように形成され、
各脚部は中空に形成され、底壁側が開口するとともに脚部の内径は先端側が底壁側より細くなるように多段円筒空間に形成されることを特徴とする閉端接続子防水カバー。 - 一端が開口した絶縁キャップ内で外皮が剥離された複数の被覆付導線が電気的に接続される閉端接続子の防水方法であって、
伸縮性材料で形成され、底壁と側壁とを有するカバー本体部、および、カバー本体部の底壁から側壁と反対側に延びる少なくとも3本の脚部とからなり、
各脚部は中空に形成され、底壁側が開口するとともに先端側が閉じてあり、脚部の内径は先端側が底壁側よりも細くなるように多段円筒空間に形成された閉端接続子防水カバーを用意し、
絶縁キャップ内に挿入する被覆付導線の本数および被覆付導線の外皮の外径に応じて、前記脚部の対応する内径位置を切断し、切断した脚部の円筒空間にそれぞれ被覆付導線を密着するようにして貫通させ、
絶縁キャップの開口をカバー本体部の側壁の内側に挿入して側壁を拡張させることで絶縁キャップの開口の外周面と閉端接続子カバーの側壁内周面とを密着させて防水を行う閉端接続子の防水方法。 - 一端が開口した絶縁キャップ内で外皮が剥離された2本の被覆付導線が電気的に接続される閉端接続子の防水方法であって、
伸縮性材料で形成され、底壁と側壁とを有するカバー本体部、および、カバー本体部の底壁から側壁と反対側に延びる2本の脚部とからなり、
各脚部は中空に形成され、底壁側が開口するとともに脚部の内径は先端側が底壁側よりも細くなるように多段円筒空間に形成された閉端接続子防水カバーを用意し、
絶縁キャップ内に挿入する2本の被覆付導線の外皮の外径に応じて、前記脚部の対応する内径位置を切断し、切断した脚部の円筒空間にそれぞれ被覆付導線を密着するようにして貫通させ、
絶縁キャップの開口をカバー本体部の側壁の内側に挿入して側壁を拡張させることで絶縁キャップの開口の外周面と閉端接続子カバーの側壁内周面とを密着させて防水を行う閉端接続子の防水方法。
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JP2010091428A JP5580101B2 (ja) | 2010-04-12 | 2010-04-12 | 閉端接続子防水カバーおよび閉端接続子の防水方法 |
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JP2010091428A JP5580101B2 (ja) | 2010-04-12 | 2010-04-12 | 閉端接続子防水カバーおよび閉端接続子の防水方法 |
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JP2011222357A JP2011222357A (ja) | 2011-11-04 |
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JP2010091428A Active JP5580101B2 (ja) | 2010-04-12 | 2010-04-12 | 閉端接続子防水カバーおよび閉端接続子の防水方法 |
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JPS5220588U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-14 | ||
JP3079288B2 (ja) * | 1999-01-18 | 2000-08-21 | 株式会社ニチフ端子工業 | 閉端子における電線接続方法 |
JP2009146771A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 防水ジョイント部の形成方法および該方法で形成された防水ジョイント部を備えたワイヤハーネス |
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