JP5580087B2 - 締結具、締結方法及びおねじの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、おねじとナットとを備える締結具、締結方法及びおねじの製造方法に関するものである。
従来、右ねじを有するおねじに左ねじを形成して、右ねじナット、左ねじナットを噛み合わせ、右ねじナットの緩み止めをする緩み止め装置があった(例えば特許文献1)。
しかし、従来の緩み止め装置は、緩み止めの効果が十分ではなく、また、右ねじを有するおねじに左ねじを形成すると、おねじの径が小さくなってしまうため、おねじの強度が大幅に低下してしまう場合があった。
また、既に右ねじを有するおねじに対して、左ねじを切削加工により形成する場合、作業者による切削形状の把握が困難であり、作業性が悪かった。
特開2000−82436号公報
本発明の課題は、緩み止めの効果を向上し、また、異なるねじ部を有するおねじの製造の作業性を向上した締結具、締結方法及びおねじの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、第1リード角(θ)と、第1ピッチ(P)とを有する第1ねじ部(21)と、前記第1ねじ部を窪ませるように形成され、前記第1リード角とは反対方向に傾斜する第2リード角(θ)と、前記第1ピッチよりも大きな第2ピッチ(P)とを有する第2ねじ部(22)とを有するおねじ(20)と、前記第1ねじ部に噛み合うねじ部を有する第1ナット(31)と、前記第2ねじ部に噛み合うねじ部を有する第2ナット(32)と、を備える締結具である。
第2の発明は、第1の発明の締結具において、前記第2ねじ部(22)の呼び径(d)は、前記第1ねじ部(21)の呼び径(d)よりも大きく、前記第2ねじ部の谷径(d1L)は、前記第1ねじ部の有効径(d2R)と同一であり、前記第2ピッチ(P)は、前記第1ピッチ(P)の2倍であり、前記第2ねじ部の軸方向(A)の谷幅(W)は、前記第1ねじ部の有効径での軸方向の幅(W)と同一であること、を特徴とする締結具である。
第3の発明は、第1又第2の発明の締結具を用いた締結方法であって、前記第1ねじ部(21)及び前記第1ナット(31)で被締結物(2,3)を締結し、前記第2ねじ部(22)及び前記第2ナット(32)で前記第1ナットを締め付け、前記第1ナットのゆるみ止めをすること、を特徴とする締結方法である。
第4の発明は、第3の発明の締結具のおねじの製造方法であって、軸部材(25)に第2ねじ部(22)を切削加工する第2ねじ部切削工程と、前記第2ねじ部切削工程で切削した前記軸部材に、前記第1ねじ部(21)を切削加工する第1ねじ部切削工程とを備えること、を特徴とするおねじの製造方法である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、おねじが、第2リード角が第1リード角とは反対方向に傾斜し、第2ピッチが第1ピッチよりも大きいので、第1ねじ部及び第1ナットを噛み合わせた後に、第2ナット及び第2ナットをかみ合わせて第1ナットを締め付けることにより、第1ナットのゆるみ止めをできる。つまり、第1ナットと第2ナットとの間には摩擦があるので、第1ナットがゆるもうとすると、第2ナットは、第1ナットのゆるみ方向と同じ方向に回転しようとする。この場合、第1ナットのゆるみ方向は、第2ナットの締め付け方向であるので、第1ナットのゆるみ止めをできる。
また、本発明は、第2ピッチが第1ピッチよりも大きいので、第2ねじ部を設けることに応じて第1ねじ部を窪ませる部分を小さくでき、おねじの強度低下を低減できる。
(2)本発明は、第2ねじ部の呼び径は、第1ねじ部の呼び径より大きいので、軸部材に対して第2ねじ部から第1ねじ部の順で加工した場合に、第2ねじ部を加工した後の状態でも、軸部材の残存する部分をより多くすることができる。これにより、軸部材に対して第2ねじ部を加工した状態でも、例えば、バイトの接触、切削位置を作業者が確認しやすいので、軸部材に対して2つのねじ部を設けても、加工時の作業性を向上できる。
また、本発明は、第2ねじ部の谷径は、第1ねじ部の有効径と同一であり、第2ピッチは、第1ピッチの2倍である(つまり、第2ねじ部の軸方向の谷幅は、第1ねじ部の有効径での軸方向の幅と同一である)ので、第1ねじ部及び第2ねじ部により形成される溝の形状を、ほぼひし形の平行四辺形にすることができ、正しく切削されているか否かを作業者が検査しやすく、加工時の作業性をより向上できる。
(3)本発明は、第1ねじ部及び第1ナットで被締結物を締結し、第2ねじ部及び第2ナットで第1ナットを締め付け、第1ナットのゆるみ止めをするので、上記(1)で説明したように、被締結物を確実に締結できる。
(4)本発明は、軸部材に対して第2おねじを切削加工する第2ねじ部切削工程と、その後、第1ねじ部を切削加工する第1ねじ部切削工程とを備えるので、上記(2)で説明したように、加工時の作業性を向上できる。
第1実施形態の締結具1の断面図である。 第1実施形態の六角ボルト10の一部を示す外観図である。 第1実施形態のおねじ部20を拡大して示す斜視図である。 第1実施形態のおねじ部20の展開図、溝23を拡大して示す図ある。 第1実施形態のおねじ部20と左ナット32との噛み合いを説明する断面図である。 第1実施形態のおねじ部20の製造工程を説明する図である。 第2実施形態の締結具201の断面図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の締結具1の断面図である。
図2は、第1実施形態の六角ボルト10の一部を示す外観図である。
なお、各図において、おねじ部20のねじ山の数を実際よりも少なく示し、図示を簡略している。また、各図において、ピッチP,P等は、説明を分かりやすくするために、実際よりも大きく示す。
図1に示すように、締結具1は、六角ボルト10と、右ナット31(第1ナット)と、左ナット32(第2ナット)とを備えている。
六角ボルト10は、頭部11と、円柱部12と、おねじ部20とを備えている。
頭部11は、右ナット31との間に、板状の被締結物2,3を挟み込んで、被締結物2,3を保持する。
円柱部12は、頭部11に連設された円柱状の部分である。円柱部12の外周面は、ねじ部が設けられていない。
おねじ部20は、円柱部12に連設されている。おねじ部20は、被締結物2,3の貫通孔2a,3aが挿通された後に、右ナット31、左ナット32が順に噛み合っている。おねじ部20は、右ねじ部21(第1ねじ部)と、左ねじ部22(第2ねじ部)とを有する。
図2に示すように、右ねじ部21は、リード角θ(第1リード角)である。
右ねじ部21は、JIS又はISO規格に基づく右ねじに基づいて作製されている。
左ねじ部22は、左ねじであるのでそのリード角θ(第2リード角)は、リード角θとは反対方向の傾斜を有する。
図1に示すように、右ナット31は、右ねじ部21に噛み合うねじ部を有している。
左ナット32は、左ねじ部22に噛み合うねじ部を有している。
次に、右ねじ部21及び左ねじ部22の形状について、詳細に説明する。
図3は、第1実施形態のおねじ部20を拡大して示す斜視図である。
図4は、第1実施形態のおねじ部20の展開図(図4(a))、溝23(切削溝)を拡大して示す図(図4(b))である。
図4(a)では、右ねじ部21での有効径d2Rでの高さを破線21a(図3参照)で示し、左ねじ部22の谷の高さを破線22b(図3参照)で示す。このため、図4(a)示す溝23の形状は、溝23の底部の形状である。
図3、図4に示すように、おねじ部20は、右ねじ部21のねじ山に対して、左ねじ部22の谷形状だけ窪ませて、溝23が形成されたような形状である。
おねじ部20は、以下の条件で製造されている。
右ねじ部21:
外径(呼び径)d
ピッチP(第1ピッチ)
右ねじ有効径幅W(有効径d2Rにおける軸方向Aの幅)=P/2
左ねじ部22:
外径(呼び径)d>d
ピッチP(第2ピッチ)=2×P …式(1)
左ねじ谷幅W(谷径d1Lにおける軸方向Aの幅)=P/4
ここで、式(1)より
左ねじ谷幅W=P/2
つまり、おねじ部20は、左ねじ部22のピッチPが、右ねじ部21のピッチPの2倍であり(P=2×P)、また左ねじ谷幅Wが、右ねじ有効径幅Wに等しくなるように(W=P/2=W)、左ねじ部22を右ねじ部21よりも一回り大きなねじを選択している(d>d)。
例えば、おねじ部20は、右ねじ部21としてM24、ピッチP=1.5mmのものを選択した場合には、左ねじ部21としてM26、ピッチP=3mmのものを選択できる。
このように、おねじ部20は、右ねじ部21及び左ねじ部22の条件を設定することにより、後述するように、製造時の加工性を向上できる。
図4(a)に示すように、おねじ部20は、上記設定にすることにより、1周当たりの右ねじ部21に対して、1.5個の溝23が設けられることになる。
仮に、右ねじ部21のピッチPを維持したまま、左ねじ部22のピッチPをピッチPよりも小さくしてしまうと、1周当たりの右ねじ部21に対する溝23の数が1.5個よりも増えることになる。この場合には、右ねじ部21の強度が低下してしまう。
すなわち、おねじ部20は、「P=2×P」、つまり「P<P」にすることにより、1周当たりの右ねじ部21に対する溝23の数を少なくして、右ねじ部21の強度の低下を低減できるようになっている。
次に、図1、図5を参照して、締結具1の使用方法、締結時の機能について説明する。
被締結物2,3を締結する場合には、以下の順序で行う。
(1)図1に示すように、おねじ部20を被締結物2,3の貫通孔2a,3aに挿入する。
(2)おねじ部20の右ねじ部21に右ナット31を噛み合わせ、右ナット31を規定の締め付けトルクで締め付ける。これにより、おねじ部20に軸力F1が働いて、被締結物2,3が六角ボルト10の頭部11と右ナット31の座31aとの間に挟み込まれて保持される。つまり、締結具1の被締結物2,3を保持する作用は、主に右ねじ部21によるものである。
なお、このねじ止めの際には、六角ボルト10の頭部11と被締結物2との接触部分2bに摩擦力が働き、また、右ナット31の座31aと被締結物3との接触部分に摩擦力が働き、右ナット31が締め付けトルクに達することになる。
(3)おねじ部20の左ねじ部22に左ナット32を噛み合わせ、左ナット32を規定の締め付けトルクで締め付ける。これにより、おねじ部20に軸力F2が働いて、右ナット31の座31bと、左ナット32の座32aとの接触部分に摩擦力が働き、左ナット32が締め付けトルクに達することになる。
締結具1の締結時の機能は、以下のとおりである。
図1に示すように、締結具1の締結状態において、右ナット31がゆるもうとする場合には、左回転θLに回転しようとする。右ナット31の座31bと、左ナット32の座32aとの接触部分には、摩擦力が働いているので、右ナット31が左回転θLに回転しようとすれば、左ナット32も左回転θLに回転しようとする。
ここで、左ナット32のピッチPは、右ナット31のピッチPよりも大きいので、左回転θLに回転する角度が同じであれば、右ナット31がゆるみ方向A2(図中下側)に移動する移動量よりも、左ナット32が締め付け方向A1(図中上側)に移動する移動量が大きい。
これによって、締結具1は、右ナット31が左回転θLに回転してゆるもうとすると、左ナット32が右ナット31を締め付けて、右ナット31のゆるみ止めがされるわけである。
図5は、第1実施形態のおねじ部20と左ナット32との噛み合いを説明する図である。
図5(a)は、溝23において、おねじ部20と左ナット32との噛み合った状態が変化する態様を示す断面図である。なお、断面形状b1〜b5は、図4(b)の切断線b1〜b5に対応する。
図5(b)は、メートルねじ(JIS B 0205−1)の断面を参考として示す図である。
図5に示すように、左ねじ部22及び左ナット32は、溝23において、断面形状b1〜b4において、噛み合い部分B1〜B4(図中太線で示す)で噛み合う。左ねじ部22及び左ナット32は、断面形状B1からB4に至るに従って、噛み合い部分B1〜B4が小さくなり、そして、溝23の中心b5で噛み合わなくなる。
左ねじ部22は、谷径d1Lが、右ねじ部21の有効径d2Rと同一であるので、この噛み合う部分は、噛み合い部分B1で最大となり、その高さが(3/8)×Hになる。左ねじ部22及び左ナット32は、右ナット31のゆるみ止めをできればよいので、通常は、最大の噛み合い高さが(3/8)×Hであれば、左ねじ部22及び左ナット32の強度は、十分である。
図6は、第1実施形態のおねじ部20の製造工程を説明する図である。
作業者は、おねじ部20を以下の手順に従って製造する。
(1)左ねじ部切削工程(第2ねじ部切削工程)
図6(a)に示すように、旋盤等の工作機械を利用して、おねじ部20の素材である軸部材25を回転させて、バイト(切削工具)によって領域25aを切削し、左ねじ部22を形成する。
(2)右ねじ部切削工程(第1ねじ部切削工程)
図6(b)に示すように、左ねじ部切削工程で切削した軸部材25から、バイトによって領域25bを切削して、右ねじ部21を形成する。
これにより、図6(c)に示すように、軸部材25に右ねじ部21及び左ねじ部22が形成され、おねじ部20が製造される。
本実施形態のおねじ部20の製造方法は、上記工程に従うことにより、以下の効果を奏する。
(1)おねじ部20は、右ねじ部21に対して、左ねじ部22を形成したような形状であるので、通常であれば、右ねじ部21を形成してから左ねじ部22を形成する。これに対して、本実施形態では、左ねじ部22を形成してから右ねじ部21を形成している。これは、以下の理由による。
右ねじ部21を左ねじ部22よりも先に形成してしまうと、左ねじ部22を形成する作業は、右ねじ部21に対して小さな溝23(図3参照)を形成するようなものになる。このため、作業者は、右ねじ部21に対してバイトが正確に接触したか否かを確認しにくく、切削位置を確認しにくい。
これに対して、本実施形態では、左ねじ部22を右ねじ部21よりも先に形成することにより、図6(b)に示すように、右ねじ部切削工程での切削領域25bをより大きくすることができる。
つまり、左ねじ部22を加工後の状態において、軸部材25をより多く残存させることができる。このため、右ねじ部切削工程において、バイトの接触、切削形状(実際に切削している形状)を作業者が確認しやすく、加工時の作業性を向上できる。
また、左ねじ部22の外径(呼び径)dは、右ねじ部21の外径(呼び径)dより大きいので、軸部材25の残存する領域25bを、さらに多くでき、加工時の作業性をさらに向上できる。
(2)左ねじ部22の谷径d1Lは、右ねじ部21の有効径d2Rと同一であり、ピッチPは、ピッチPの2倍である。つまり、左ねじ部22の左ねじ谷幅Wは、右ねじ部21の右ねじ有効径幅Wと同一である。このため、右ねじ部21及び左ねじ部22により形成される溝23(図4(a)参照)の形状は、ほぼひし形の平行四辺形になる。これより、作業者は、このほぼひし形の形状を確認することによって正しく切削されているか否かを検査しやすく、加工時の作業性を向上できる。
以上説明したように、締結具1は、ねじのゆるみを防止でき、また、右ねじ部21及び左ねじ部22を備えるおねじ部20の製造時の作業性を向上できる。
(第2実施形態)
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態の締結具201の断面図である。
締結具201は、アンカーボルト210と、右ナット31(第1ナット)と、左ナット32(第2ナット)とを備えている。
アンカーボルト210は、壁202に埋め込まれて使用するものである。
締結具201は、被締結物203を壁面202aと右ナット31との間に挟み込んで保持するようになっている。
この場合にも、第1実施形態と同様に左ナット32を利用して、右ナット31のゆるみ止めをすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態において、おねじ部は、切削により形成した例を説明したが、これに限定されない。おねじ部は、例えば、転造により形成してもよい。
1,201 締結具
2,3 被締結物
10 六角ボルト
20,220 おねじ部
21,221 右ねじ部
22,222 左ねじ部
31 右ナット
32 左ナット
202 壁
202a 壁面
203 被締結物
210 アンカーボルト

Claims (5)

  1. 第1リード角と、第1ピッチとを有する第1ねじ部と、前記第1ねじ部を窪ませるように形成され、前記第1リード角とは反対方向に傾斜する第2リード角と、前記第1ピッチよりも大きな第2ピッチとを有する第2ねじ部とを有するおねじと、
    前記第1ねじ部に噛み合うねじ部を有する第1ナットと、
    前記第2ねじ部に噛み合うねじ部を有する第2ナットと、
    を備え
    前記第2ねじ部の呼び径は、前記第1ねじ部の呼び径よりも大きく、
    前記第2ねじ部の谷径は、前記第1ねじ部の有効径と同一であること、
    を特徴とする締結具。
  2. 請求項1に記載の締結具において
    記第2ねじ部の軸方向の谷幅は、前記第1ねじ部の有効径での軸方向の幅と同一であること、
    を特徴とする締結具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の締結具において、
    前記第2ピッチは、前記第1ピッチの2倍であること、
    を特徴とする締結具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の締結具において、
    前記第1ねじ部は、JIS規格に基づく右ねじであること、
    を特徴とする締結具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の締結具を用いた締結方法であって、
    前記第1ねじ部及び前記第1ナットで被締結物を締結し、
    前記第2ねじ部及び前記第2ナットで前記第1ナットを締め付け、前記第1ナットのゆるみ止めをすること、
    を特徴とする締結方法。
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