JP5569827B2

JP5569827B2 - 車体後部の充電用部品取付構造

Info

Publication number: JP5569827B2
Application number: JP2012517195A
Authority: JP
Inventors: 信彦原; 雅宏麻生
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 2010-05-26
Filing date: 2011-04-11
Publication date: 2014-08-13
Anticipated expiration: 2031-04-11
Also published as: US20130038287A1; CN102858571B; JPWO2011148725A1; WO2011148725A1; US9007021B2; DE112011101769T5; CN102858571A

Description

本発明は、充電器、充電コネクタ、並びに充電器及び充電コネクタを接続する充電ケーブルのような充電用部品を車体後部に取付けるための構造に関する。

近年、地球環境を考慮した環境対応車として特にハイブリッド自動車が普及している。このような環境対応車については、家庭用電源等の外部プラグからバッテリーに充電可能とし、かつこのように蓄電されたバッテリーの電気を用いて駆動するプラグイン・ハイブリッド自動車、及び電気自動車が普及し始めている。

このような環境対応車には、比較的大型のバッテリーが搭載されている。また、プラグイン・ハイブリッド自動車及び電気自動車では、バッテリーに加えて、バッテリーを充電するための充電器、充電コネクタ、充電器及び充電コネクタを接続する充電ケーブル等の充電用部品が搭載されている。そのため、環境対応車では、バッテリー、充電用部品等の配置を考慮して特別な構造が採用されており、環境対応車の車体構造は特別に新規開発されることが多くなっている。しかしながら、特別な車体の新規開発はコストが掛かるので、低コストで環境対応車を開発することが望まれている。

このような要望に応えるため、通常の車両の車体構造を流用した環境対応車が特許文献１にて提案されている。特許文献１では、車体後部のリヤフロアパネルの略中央部に設けられ、かつ車両下方に凹んだ凹形状のスペアタイヤハウスを有する車両にて、当該スペアタイヤハウスの空間全体を占めるようにバッテリーを配置した構造が開示されている。この特許文献１の構造では、比較的大型の部品である充電用部品のうち充電器がスペアタイヤハウスに配置可能であり、さらに、充電器と充電コネクタとを接続する充電ケーブルを短い経路で引き回すために、スペアタイヤハウスに充電ケーブルを通すための孔を設けることも考えられる。

特開２００６− ６２５４８号公報

しかしながら、充電用部品のうち充電コネクタは、充電時に外部のプラグと接続するために車体の外表面近傍に配置されているので、特許文献１の構造では、この充電コネクタとスペアタイヤハウス内に配置される充電器との間の距離が長くなる。特に、スペアタイヤハウスがリヤフロアパネルの縁部から距離を置いて配置されて、スペアタイヤハウスの全周に周壁部が形成されている場合、充電コネクタと充電器とを接続する充電ケーブルを長い経路で引き回す必要がある。この場合、充電ケーブルをスペアタイヤハウスの底部に対応して水平方向に沿わせ、スペアタイヤハウスの周壁部に対応して上下方向に沿わせ、さらにリヤフロアパネルの上面に対応して水平方向に沿わせるように引き回すこととなる。また、リヤフロアパネルの上面側には様々な構造物、例えば、トリム、内装シート等が配置されているので、これらの構造物を避けながら充電ケーブルを引き回すこととなる。
従って、充電ケーブルの引き回し作業等を含む充電用部品の取付作業が煩雑になっている。このような充電ケーブルの引き回しによって充電ケーブルが上下左右に波打った形状となるので、充電ケーブルに大きな負荷が加わることとなる。

また、充電ケーブルは、リヤフロアパネルと車体の外表面近傍に配置される充電コネクタとの間で外部に露出する場合がある。この場合、車体後部には、車両前方から車体底面と路面との間を通った空気がリヤバンパによって上方に向かって流れるので、後輪に跳ね上げられた泥水、石等が、このような空気の流れにより運ばれて充電ケーブルと接触するおそれがある。そのため、充電ケーブルが劣化し易くなる。

そこで、充電ケーブルを短い経路で引き回すためにリヤフロアパネルに孔を空けた場合、リヤフロアパネルの剛性が下がって、車体後部の剛性、特に、車体後方から加えられる荷重に対する車体後部の剛性が下がるという問題がある。さらに、リヤフロアパネルの孔から泥水、石等が侵入して、充電器、充電コネクタ、充電ケーブル等の充電用部品が劣化し易くなる。

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、車体後部の剛性を高め、大きな負荷を加えずに充電ケーブルを引き回し可能とし、外的要因による充電用部品の劣化を防止し、かつ容易に充電用部品を取付けることができる車体後部の充電用部品取付構造を提供することにある。

課題を解決するために、本発明の車体後部の充電用部品取付構造は、車体後部にて水平方向に沿って配置されるリヤフロアパネルと、前記リヤフロアパネルの後縁から車両前方側に間隔を空けた位置で、車両下方に凹む凹形状に形成されたスペアタイヤハウスと、前記スペアタイヤハウス内に配置され、かつ車両に搭載されるバッテリーの充電に用いられる充電器と、前記充電器と充電ケーブルにより接続されて、前記充電器に電力を供給可能に構成される充電コネクタとを備えている車体後部の充電用部品取付構造において、前記充電コネクタを前記スペアタイヤハウスの車両後方に配置し、前記スペアタイヤハウスの周壁部に挿通孔を穿設し、前記リヤフロアパネルとともに閉断面を形成するカバー部材を、前記閉断面から成る空間内に前記挿通孔を配置するように、前記スペアタイヤの周壁部から前記充電コネクタに向かって延設し、前記充電ケーブルを、前記挿通孔と前記閉断面により形成される空間とを通過するように配置している。

本発明の車体後部の充電用部品取付構造では、前記挿通孔が前記スペアタイヤハウスの車両後方側の周壁部に配置されている。

本発明の車体後部の充電用部品取付構造では、前記カバー部材が前記スペアタイヤハウスの周壁部から前記リヤフロアパネルの後縁まで延びている。

本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明の車体後部の充電用部品取付構造は、車体後部にて水平方向に沿って配置されるリヤフロアパネルと、前記リヤフロアパネルの後縁から車両前方側に間隔を空けた位置で、車両下方に凹む凹形状に形成されたスペアタイヤハウスと、前記スペアタイヤハウス内に配置され、かつ車両に搭載されるバッテリーの充電に用いられる充電器と、前記充電器と充電ケーブルにより接続されて、前記充電器に電力を供給可能に構成される充電コネクタとを備えている車体後部の充電用部品取付構造において、前記充電コネクタを前記スペアタイヤハウスの車両後方に配置し、前記スペアタイヤハウスの周壁部に挿通孔を穿設し、前記リヤフロアパネルとともに閉断面を形成するカバー部材を、前記閉断面から成る空間内に前記挿通孔を配置するように、前記スペアタイヤの周壁部から前記充電コネクタに向かって延設し、前記充電ケーブルを、前記挿通孔と前記閉断面により形成される空間とを通過するように配置している。
そのため、前記充電器と前記充電コネクタとを接続する前記充電ケーブルを、前記挿通孔を通過する短い経路で、かつ上下左右方向のうねりを減少させるように引き回すことができる。すなわち、従来のように充電ケーブルを、スペアタイヤハウスの底部に対応して水平方向に沿わせ、前記スペアタイヤハウスの周壁部に対応して上下方向に沿わせ、前記リヤフロアパネルの上面に対応して水平方向に沿わせ、さらに前記リヤフロアパネルの上面側に配置される構造物を避けるように、大きく迂回させて引き回す必要がない。従って、前記充電器、前記充電コネクタ、前記充電ケーブル等の充電用部品を容易に取付けることができる。さらに、前記充電ケーブルの上下左右方向のうねりが減少することによって、充電ケーブルに大きな負荷が加わることを防止できる。
前記充電ケーブルが前記カバー部材によって囲まれ、かつ前記充電ケーブルを通すために前記スペアタイヤハウスに設けられた前記挿通孔もまた前記カバー部材によって囲まれるので、泥水、石等の外的要因による充電用部材の劣化を防止できる。
さらに、前記スペアタイヤハウスに設けられた前記挿通孔が、前記カバー部材によって補強されるので、車体後部の剛性、特に、車体後方から加えられる荷重に対する車体後部の剛性を高めることができる。

本発明の車体後部の充電用部品取付構造では、前記挿通孔が前記スペアタイヤハウスの車両後方側の周壁部に配置されているので、車体後方からの加えられる荷重が前記カバー部材を通って前記スペアタイヤハウスの車両後方側の周壁部に伝えられ易くなる。よって、さらに車体後部の剛性を高めながら、充電用部品の取付けを容易にすることができる。

本発明の車体後部の充電用部品取付構造では、前記カバー部材が前記スペアタイヤハウスの周壁部から前記リヤフロアパネルの後縁まで延びているので、前記カバー部材によって泥水、石等の外的要因による劣化を確実に防止しながら、充電用部品の取付けを容易にすることができる。

本発明の実施形態における車体後部の充電用部品取付構造を、車両前方から後方に向かって車両進行方向左側の斜め上方から見た概略斜視図である。本発明の実施形態における車体後部の外表面に設けられた充電コネクタ接続口の周辺を、充電コネクタ接続口の蓋を閉じた状態で示す概略斜視図である。本発明の実施形態における車体後部の外表面の充電コネクタ接続口を、充電コネクタ接続口の蓋を開いた状態で示す概略斜視図である。本発明の実施形態における車体後部の充電用部品取付構造を、車両後方から前方に向かって車両進行方向右側の斜め下方から見た概略斜視図である。本発明の実施形態における車体後部の充電用部品取付構造について、充電器及び充電コネクタを省略して、充電ケーブルの配線レイアウトを示す概略断面斜視図である。

以下、図１〜図５を参照して、本発明の実施形態に係る車体後部の充電用部品取付構造（以下、「取付構造」という）１について説明する。
車体後部にはリヤフロアパネル２が設けられている。このリヤフロアパネル２には、車両下方に凹んで形成されたスペアタイヤハウス３が設けられている。リヤフロアパネル２の下面２ａにはカバー部材４が取付けられている。スペアタイヤハウス３におけるリヤフロアパネル２の下面２ａ側には、牽引用フック５の取付用のフック補強部材６が取付けられている。リヤフロアパネル２の後縁部には、車幅方向に延びるバックパネル７が取付けられている。バックパネル７の後面７ａにはバンパーメンバ８が取付けられている。さらに、バックパネル７及びバンパーメンバ８の後方にはアウターパネル９が設けられている。このような車体後部に、充電用部品として、バッテリー充電用の充電器１０と、外部プラグ（図示せず）と接続可能な充電コネクタ１１と、充電器１０及び充電コネクタ１１の間を接続する充電ケーブル１２とが搭載されている。充電器１０はスペアタイヤハウス３内に配置されている。充電コネクタ１１は、アウターパネル９の車両進行方向左側寄りに設けられたコネクタ接続口１３に配置されている。

ここで取付構造１の詳細を説明する。図１及び図５を参照すると、リヤフロアパネル２に設けられたスペアタイヤハウス３は、リヤフロアパネル２の車両進行方向左寄りで、かつリヤフロアパネル２の後縁部から車両前後方向に間隔を空けた位置に配置されている。このスペアタイヤハウス３は、スペアタイヤ（図示せず）を水平置きの状態で収納可能とするように形成されている。スペアタイヤハウス３の周壁部３ａの後部の車両進行方向左側部分は、略直線状に形成されている。このような車両後方側の周壁部３ａにおける略直線状の部分に、挿通孔３ｂが穿設されている。

カバー部材４は、図４に示すように、スペアタイヤハウス３の周壁部３ａから充電コネクタ１１に向かってリヤフロアパネル２の後縁部まで延びるように形成されている。また、特に図示しないが、カバー部材４は、下方に突出する横断面ハット形状に形成されており、横断面ハット形状の上側のフランジ部がリヤフロアパネル２の下面２ａに接合されている。そのため、リヤフロアパネル２とカバー部材４とは閉断面を形成しており、この閉断面から成る空間と挿通孔３ｂとが連通している。また、カバー部材４の長手方向の前端４ａにはフランジ部４ｂが設けられ、このフランジ部４ｂがスペアタイヤハウス３の周壁部３ａの外周側と接合されている。一方で、カバー部材４の長手方向の後端４ｃは開口している。

フック補強部材６は、図４に示すように、スペアタイヤハウス３の底部３ｃにおける前方寄りの部分からリヤフロアパネル２の後縁部まで、リヤフロアパネル２の下面２ａ側で突出するスペアタイヤハウス３に対応しながら、車両前後方向に延びるように形成されている。特に図示はしないが、フック補強部材６は、横断面略ハット形状に形成されており、横断面ハット形状の上側のフランジ部は、スペアタイヤハウス３の底部３ｃと、スペアタイヤハウス３の周壁部３ａと、リヤフロアパネル２の後端部分の下面２ａとに接合されている。また、フック補強部材６は、スペアタイヤハウス３の中心に対して車両進行方向右寄り（及び／又は車体の車幅方向中央）に配置されている。フック補強部材６には、スペアタイヤハウス３の底部３ｃに沿った部分と、スペアタイヤハウス３の周壁部３ａに沿った部分とにかけて角部が形成されており、このような角部に牽引用フック５は取付けられている。

バックパネル７の前面７ａは、図４及び図５に示すように、リヤフロアパネル２の後縁にて上方に延びるフランジ部２ｂと接合されている。このバックパネル７の後面７ｂに取付けられたバンパーメンバ８は、スペアタイヤハウス３とほぼ等しい高さに位置している。

アウターパネル９のコネクタ接続口１３について、図２、図３及び図５を参照して説明する。アウターパネル９には充電コネクタ１１を車外に露出可能とするための接続孔９ａが穿設されている。接続孔９ａの周縁部に沿って、略リング状の接続口枠１４が取付けられている。接続口枠１４には、アウターパネル９の前面９ｂ側にて車両前方に向かって突出する突出部１４ａが設けられている。略椀状に形成され、かつ充電コネクタ１１を収納するとともに取付可能に構成したコネクタハウジング１５が設けられており、コネクタハウジング１５は、接続口枠１４の突出部１４ａに取付けられている。接続口枠１４には、アウターパネル９に沿って蓋部材１６が取付けられており、蓋部材１６は、コネクタ接続口１３を、アウターパネル９の後面９ｃ側で開閉可能とするように構成されている。

充電用部品について説明する。図１を参照すると、充電器１０は、スペアタイヤハウス３の底部３ｃの上面側に配置されている。充電コネクタ１１は、特に図示はしないが、コネクタハウジング１５に収納かつ取付けられており、蓋部材１６が開いた状態では、図３に示すように、充電コネクタ１１における外部プラグとの接続部が車外に露出するように構成されている。

図５を参照すると、充電ケーブル１２は、スペアタイヤハウス３の挿通孔３ｂから、リヤフロアパネル２及びカバー部材４から成る閉空間を経由して、カバー部材４の後端４ｃの開口までの区間で水平方向に略直線状に配置されている。さらに、カバー部材４の後端４ｃの開口から出た充電ケーブル１２は、上側に向かって方向転換し、バックパネル７及びアウターパネル９の間の空間にて上側に向かって延び、充電コネクタ１１における充電ケーブル１２との接続部近傍で水平方向に方向転換し、かつ充電コネクタに接続されるように配置されている。

本発明の実施形態における充電用部品の取付手順について説明する。
充電用ケーブル１２を取付けた充電器１０を、スペアタイヤハウス３の底部３ｃの上面側に取付け、充電コネクタ１１をコネクタハウジング１５に収納し、かつ取付ける。充電ケーブル１２を、スペアタイヤハウス３の挿通孔３ｂに挿通し、リヤフロアパネル２及びカバー部材４の閉断面より成る空間内に挿通し、カバー部材４の後端４ｂの開口に挿通する。その後、カバー部材４の後端４ｃの開口から出た充電ケーブル１２を、バックパネル７及びアウターパネル９の間の空間にて延ばして、充電コネクタ１１に接続する。

以上のように本発明の実施形態によれば、充電器１０と充電コネクタ１１とを接続する充電ケーブル１２を、スペアタイヤハウス３の挿通孔３ｂを通過する短い経路で配置することができる。また、例えば、図５で示すように充電ケーブル１２を２回の方向転換のみするように配置すれば、上下左右方向のうねりを減少させるように引き回すことができる。すなわち、従来のように充電ケーブルを、スペアタイヤハウスの底部に対応して水平方向に沿わせ、スペアタイヤハウスの周壁部に対応して上下方向に沿わせ、リヤフロアパネルの上面に対応して水平方向に沿わせ、さらに前記リヤフロアパネルの上面側に配置される構造物を避けるように、大きく迂回させて引き回す必要がない。従って、充電器１０、充電コネクタ１１、充電ケーブル１２等の充電用部品を容易に取付けることができる。さらに、充電ケーブル１２の上下左右方向のうねりが減少することによって、充電ケーブル１２に大きな負荷が加わることを防止できる。
充電ケーブル１２がカバー部材４によって囲まれ、かつ充電ケーブル１２を通すためにスペアタイヤハウス３に設けられた挿通孔３ｂもまたカバー部材４によって囲まれるので、泥水、石等の外的要因による充電用部材の劣化を防止できる。
さらに、スペアタイヤハウス３に設けられた挿通孔３ｂが、カバー部材４によって補強されるので、車体後部の剛性、特に、車体後方から加えられる荷重に対する車体後部の剛性を高めることができる。

本発明の実施形態によれば、挿通孔３ｂがスペアタイヤハウス３の車両後方側の周壁部３ａに配置されているので、車体後方からの加えられる荷重がカバー部材４を通ってスペアタイヤハウス３の車両後方側の周壁部３ａに伝えられ易くなる。よって、さらに車体後部の剛性を高めながら、充電用部品の取付けを容易にすることができる。

本発明の実施形態によれば、カバー部材４がスペアタイヤハウス３の周壁部３ａからリヤフロアパネル２の後縁まで延びているので、カバー部材４によって泥水、石等の外的要因による劣化を確実に防止しながら、充電用部品の取付けを容易にすることができる。

ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。

例えば、本発明の実施形態の第１変形例として、スペアタイヤハウス３の車両後方側の周壁部３ａ以外に、挿通孔３ｂが設けられていてもよい。例えば、スペアタイヤハウス３の車幅方向左右のいずれか一方側の周壁部３ａ、又はスペアタイヤハウス３の車両前方側の周壁部３ａに、挿通孔３ｂが設けられていてもよい。本発明の実施形態と同様に、充電用部品の取付を容易にし、かつ外的要因による充電用部材の劣化を防止できる。

本発明の実施形態の第２変形例として、カバー部材４が車両進行方向右側に設けられていてもよく、この場合、スペアタイヤハウス３が車両進行方向右寄りに配置されているとよく、かつフック補強部材６がスペアタイヤハウス３の中心に対して車両進行方向左寄りに配置されているとよい。本発明の実施形態と同様の効果が得られる。

１車体後部の充電用部品取付構造（取付構造）
２リヤフロアパネル
３スペアタイヤハウス
３ａ周壁部
３ｂ挿通孔
４カバー部材
７バックパネル
１０充電器
１１充電コネクタ
１２充電ケーブル

Claims

車体後部に設けられるリヤフロアパネルと、
前記リヤフロアパネルの縁部から車両前方側に間隔を空けた位置で、車両下方に凹んで形成されたスペアタイヤハウスと、
前記スペアタイヤハウス内に配置される、バッテリー充電用の充電器と、
前記充電器と充電ケーブルにより接続されて、前記充電器に電力を供給可能に構成される充電コネクタと
を備えている車体後部の充電用部品取付構造において、
前記充電コネクタを前記スペアタイヤハウスの車両後方に配置し、
前記スペアタイヤハウスの周壁部に挿通孔を穿設し、
前記リヤフロアパネルに接合されて閉断面を形成するカバー部材を設け、
前記カバー部材を、前記閉断面から成る空間と前記挿通孔とを連通させるように、前記スペアタイヤハウスの周壁部から前記充電コネクタに向かって延設し、
前記充電ケーブルを、前記挿通孔と前記閉断面により形成される空間とに挿通するように配置していることを特徴とする車体後部の充電用部品取付構造。
前記挿通孔が前記スペアタイヤハウスの車両後方側の周壁部に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の車体後部の充電用部品取付構造。
前記カバー部材が前記スペアタイヤハウスの周壁部から前記リヤフロアパネルの後縁まで延びていることを特徴とする請求項１又は２に記載の車体後部の充電用部品取付構造。