JP2019169414A - 車両用電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる車両用電池パックを提供する。【解決手段】車両用電池パックは、複数の電池モジュールが収容される箱状のトレイと、トレイと水密に接合される箱状のカバーと、を含んで構成され、フロアパネルの下方域となる床下に設置される車両用電池パックであって、カバーは、フロアパネルの車幅方向中央を車両前後方向に沿って車室内側に隆起するフロアトンネルによって形成される凹部に収容可能な凸部を有し、凸部の凹部の内壁面に対向する領域に車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を有する。【選択図】 図3
Description
本開示は、車両用電池パックに関する。
特許文献1には、金属製のバッテリトレーと、バッテリトレーに上方から重ね合わされた合成樹脂製のバッテリカバーとを備えるバッテリパックが開示されている。かかるバッテリパックのバッテリトレーの周縁部とバッテリカバーの周縁部とは、シール部材を挟んで多数のボルトで締結されており、従ってバッテリパックの内部は基本的に密閉された空間となる旨が開示されている。また、バッテリケースのバッテリカバーは、その前部から後部にかけて、第1凸部、凹部、第2凸部および第3凸部を備える旨が開示されている。さらに、第1凸部の上面から更に上向きに突出する隆起部の後側の略鉛直に起立する壁面に、複数個の通気孔形成部材が左右方向に並置される旨が開示されている。
特許文献1に開示されたバッテリパックによれば、バッテリケースの内圧が増加すると通気孔形成部材の通気孔を通して空気を排出し、バッテリケースの内圧が減少すると通気孔形成部材の通気孔を通して空気を吸入することで、バッテリケースの内圧を大気圧に維持してシール部材を保護することができる、とされている。また、通気孔形成部材は、バッテリカバーの第1凸部の後方の壁面、つまり冷却空気の流れ方向下流側を向く壁面に設けられるので、冷却空気に含まれる塵や水滴が通気孔形成部材からバッテリケースの内部に侵入し難くすることができる、とされている。
特許文献1が開示するバッテリパックは、第1凸部の上面から更に上向きに突出する隆起部の後側の略鉛直に起立する壁面に、複数個の通気孔形成部材が左右方向に並置されるので、隆起部(凸部)がフロアパネルの車幅方向中央を車両前後方向に沿って車室内側に隆起されるフロアトンネルによって形成される凹部に収容されると、車両の後退時には進行方向と正対する。これにより、車両が冠水道路を走行(後退)する場合には通気孔形成部材(呼吸穴)に水や砂がかかるのを抑制することができない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる車両用電池パックを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る車両用電池パックは、複数の電池モジュールが収容される箱状のトレイと、前記トレイと水密に接合される箱状のカバーと、を含んで構成され、フロアパネルの床下に設置される車両用電池パックであって、前記カバーは、前記フロアパネルの車幅方向中央を車両前後方向に沿って車室内側に隆起するフロアトンネルによって形成される凹部に収容可能な凸部を有し、前記凸部の前記凹部の内壁面に対向する領域に前記車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を有する。
上記(1)の構成によれば、車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を凸部のフロアトンネルによって形成される凹部の内壁面に対向する領域に有するので、車両用電池パックの内部の圧力が増加すると車両用電池パックの内部の空気が呼吸穴を通り車両用電池パックの外部に排出され、車両用電池パックの内部の圧力が減少すると車両用電池パックの外部の空気が呼吸穴を通して車両用電池パックの内部に吸入される。これにより、車両用電池パックの内部の圧力を大気圧に維持することができ、車両用電池パックが膨らんだり、潰れたりするのを防止することができる。また、車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を凸部のフロアトンネルによって形成される凹部の内壁面に対向する領域に有するので、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記カバーは、上面に前記車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口を有し、
前記凸部は、前記開口の上方を覆う被覆部である。
上記(2)の構成によれば、カバーは、上面に車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口を有し、凸部は、開口の上方を覆う被覆部であるから、呼吸穴は、被覆部の凹部の内壁面に対向する領域に設けられる。これにより、車両用電池パックの内部の圧力が増加すると車両用電池パックの内部の空気が被覆部と呼吸穴を通り車両用電池パックの外部に排出され、車両用電池パックの内部の圧力が減少すると車両用電池パックの外部の空気が呼吸穴と被覆部を通り車両用電池パックの内部に吸入される。これにより、車両用電池パックの内部の圧力を大気圧に維持することができ、車両用電池パックが膨らんだり、潰れたりするのを防止することができる。また、車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口の上方を覆う被覆部に有するので、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
前記凸部は、前記開口の上方を覆う被覆部である。
上記(2)の構成によれば、カバーは、上面に車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口を有し、凸部は、開口の上方を覆う被覆部であるから、呼吸穴は、被覆部の凹部の内壁面に対向する領域に設けられる。これにより、車両用電池パックの内部の圧力が増加すると車両用電池パックの内部の空気が被覆部と呼吸穴を通り車両用電池パックの外部に排出され、車両用電池パックの内部の圧力が減少すると車両用電池パックの外部の空気が呼吸穴と被覆部を通り車両用電池パックの内部に吸入される。これにより、車両用電池パックの内部の圧力を大気圧に維持することができ、車両用電池パックが膨らんだり、潰れたりするのを防止することができる。また、車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口の上方を覆う被覆部に有するので、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記カバーの上面に、前記呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に突起が設けられ、前記突起は、上下方向と車幅方向において前記呼吸穴の少なくとも一部に重なるように配置される。
上記(3)の構成によれば、カバーの上面に、呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に突起が設けられ、突起は上下方向と車幅方向において呼吸穴の少なくとも一部に重なるように配置されるので、前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができる。
上記(3)の構成によれば、カバーの上面に、呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に突起が設けられ、突起は上下方向と車幅方向において呼吸穴の少なくとも一部に重なるように配置されるので、前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記被覆部は、前記呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に前記呼吸穴よりも車幅方向外側に突出した突出部を有し、前記突起は、前記突出部である。
上記(4)の構成によれば、突起は、呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に呼吸穴よりも車幅方向外側に突出した突出部であり、突出部は、上下方向と車幅方向において呼吸穴の少なくとも一部と重なり、前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができ、走行風によって巻き上げられた水や砂等が呼吸穴に付着するのを抑制することができる。
上記(4)の構成によれば、突起は、呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に呼吸穴よりも車幅方向外側に突出した突出部であり、突出部は、上下方向と車幅方向において呼吸穴の少なくとも一部と重なり、前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができ、走行風によって巻き上げられた水や砂等が呼吸穴に付着するのを抑制することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記被覆部は、前記カバーと別体の被覆体で構成され、前記突起は、前記被覆体を前記カバーの内側から取り付けるためのナットがインサートされている。
上記(5)の構成によれば、突起は、被覆体をカバーの内側から取り付けるためのナットがインサートされているので、突起は、被覆体をカバーに取り付けるための手段としても機能することができる。
上記(5)の構成によれば、突起は、被覆体をカバーの内側から取り付けるためのナットがインサートされているので、突起は、被覆体をカバーに取り付けるための手段としても機能することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)の何れか一つの構成において、前記カバーは、前記凸部の外側に車両前後方向に沿って上方に突出する堤防を有する。
上記(6)の構成によれば、カバーは、凸部の外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防を有するので、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
上記(6)の構成によれば、カバーは、凸部の外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防を有するので、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(6)の何れか一つの構成において、前記カバーは、前記凸部の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部を有する。
上記(7)の構成によれば、カバーは、凸部の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部を有するので、冠水道路を車両が前方に走行する場合に水や砂が呼吸穴にかかるのを抑制することができる。
上記(7)の構成によれば、カバーは、凸部の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部を有するので、冠水道路を車両が前方に走行する場合に水や砂が呼吸穴にかかるのを抑制することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が搭載される電動車両100を概略的に示す図である。図2は、図1に示した車両用電池パック1の外観を概略的に示す図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が搭載される電動車両100は、電動機(図示せず)を動力源とするものであって、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)又はプラグインハイブリッド自動車であり、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1は、フロアパネル110(図3参照)の床下に設置される。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1は、トレイ2とカバー3とを含んで構成される。トレイ2は、複数の電池モジュール(図示せず)が収容される上面が開口した箱状であって、その開口には水平な接合面を有している。カバー3は、トレイ2と水密に接合される下面が開口した箱状であって、その開口には上述したトレイ2の接合面と接合される、水平な接合面を有している。
図3は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1(1A)とフロアパネル110との関係を示す図である。図4は、電動車両100の走行時における車両用電池パック1と水や砂の流れとの関係を示す図である。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が設置される電動車両100は、フロアパネル110にバックボーン111が設けられている。バックボーン111は、フロアトンネルとも称されるもので、フロアパネル110の車幅方向中央を車両前後方向に沿って車室内側に隆起させることによって、フロアパネル110の下面に車両前後方向に延びる凹部112が形成される。
また、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が設置される電動車両100は、フロアパネル110の床下に車両用電池パック1を設置するための空間を確保すべく、フロアパネル110の車幅方向内側となる領域が外側となる領域よりも高くなるように、フロアパネル110が階段状に形成されている。これにより、フロアパネル110の車幅方向内側となる領域113が高床となり、車幅方向外側となる領域114が低床となる。
また、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が設置される電動車両100は、フロアパネル110の外側にサイドシル120を備えている。サイドシル120は、フロアパネル110の両側に設けられる車体骨格部材であり、フロアパネル110の側縁に沿って設けられている。
また、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1が設置される電動車両100は、低床となる領域の内側境界となる部分の下面にフロアストリンガ130を備えている。フロアストリンガ130は、車両前後方向に沿って延びる車体骨格部材であり、車両用電池パック1を取り付けるための取付部材となる。
本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1は、車両用電池パック1の内外に連通する呼吸穴4を有する。呼吸穴4は、車両用電池パック1の内部の圧力を大気圧に維持するためのものであり、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも水や砂がかからないこと、及び、電動車両100の走行時(前進時及び後退時)に走行風が車両用電池パック1に直接入らないこと、が求められる。
図3に示すように、電動車両100が走行可能な冠水道路の水位は、例えば、フロアパネル110の低床となる領域114の下面の高さであり、電動車両100が冠水道路を走行する場合に水や砂がかかる可能性の高い、トレイ2やカバー3の下方域を避けることが求められる。
また、図4に示すように、電動車両100が冠水道路を走行(前進時及び後退時)にタイヤによって跳ね上げた水や砂がかかる領域、例えば、車両用電池パック1の四隅を避けることが求められる。
また、図4に示すように、電動車両100の走行時(前進時及び後退時)に走行風に正対する領域、例えば、車両前面側及び車両後面側を避けることが求められる。
また、図4に示すように、電動車両100の走行時(前進時及び後退時)に走行風に正対する領域、例えば、車両前面側及び車両後面側を避けることが求められる。
図3及び図4に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Aでは、カバー3Aは、バックボーン111によってフロアパネル110の下面に形成される凹部112に収容可能な凸部31Aを有し、凸部31Aの凹部112の内壁面に対向する領域32A(図4参照)に車両用電池パック1Aの内外に連通する呼吸穴4A(図3参照)を有する。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Aによれば、車両用電池パック1Aの内外に連通する呼吸穴4Aを凸部31Aのバックボーン111によって形成される凹部112の内壁面に対向する領域32Aに有するので、車両用電池パック1Aの内部の圧力が増加すると車両用電池パック1Aの内部の空気が呼吸穴4Aを通り車両用電池パック1Aの外部に排出され、車両用電池パック1Aの内部の圧力が減少すると車両用電池パック1Aの外部の空気が呼吸穴4Aを通して車両用電池パック1Aの内部に吸入される。これにより、車両用電池パック1Aの内部の圧力を大気圧に維持することができ、車両用電池パック1Aが膨らんだり、潰れたりするのを防止することができる。また、車両用電池パック1Aの内外に連通する呼吸穴4Aを凸部31Aのバックボーン111によって形成される凹部112の内壁面に対向する領域32Aに有するので、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴4Aに水や砂がかかるのを抑制することができ、電動車両100の走行時に走行風が車両用電池パック1Aに直接入るのを抑制することもできる。
また、上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Aにおいて、カバー3Aの上面に上下方向と車幅方向において呼吸穴4Aの一部に重なる突起を呼吸穴4Aの前方と後方の少なくとも一方に設けてもよい。
このようにすれば、カバー3Aの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Aの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Aに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
このようにすれば、カバー3Aの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Aの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Aに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bとフロアパネル110との関係を示す図である。図6は、電動車両100の走行時における車両用電池パック1Bと水や砂の流れとの関係を示す図である。
図5及び図6に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bにおいて、カバー3Bは、堤防33Bを有する。堤防33Bは、電動車両100が冠水道路を走行する場合に水や砂が呼吸穴4Bにかかるのを抑制するためのものである。堤防33Bは、凸部31Bの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出するように設けられる。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bによれば、カバー3Bは、凸部31Bの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防33Bを有するので、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴4Bに水や砂がかかるのを抑制することができる。
図5に示すように、本発明の一実施形態において、堤防33Bの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Bの上面との間に形成される隙間よりも低い。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bによれば、堤防33Bの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Bの上面との間に形成される隙間よりも低いので、堤防33Bの上面がフロアパネル110の下面に干渉するのを防ぐことができる。
図6に示すように、本発明の一実施形態において、呼吸穴4Bが設けられる領域32Bは、凸部31Bの凹部112の車両前後方向中央部であって、凹部112の内壁面に対向する領域であり、堤防33Bは、呼吸穴4Bを基準に車両前後方向に沿って設けられる。堤防33Bの長さは、例えば、呼吸穴4Bが設けられる領域32Bの車両前後方向の長さと同一又はそれよりも僅かに長く設定される。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bによれば、堤防33Bの長さは、例えば、呼吸穴4Bが設けられる領域32Bの車両前後方向の長さと同一又はそれよりも僅かに長く設定されるので、呼吸穴4Bに水や砂がかかるのを抑制することができるとともに、凸部31Bと堤防33Bとの間に水が溜まるのを抑制することができる。
また、上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Bにおいて、カバー3Bの上面に上下方向と車幅方向において呼吸穴4Bの一部に重なる突起を呼吸穴4Bの前方と後方の少なくとも一方に設けてもよい。
このようにすれば、カバー3Bの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Bの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Bに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
このようにすれば、カバー3Bの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Bの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Bに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cとフロアパネル110との関係を示す図である。図8は、電動車両100の走行時における車両用電池パック1Cと水や砂の流れとの関係を示す図である。
図7及び図8に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cにおいて、カバー3Cは、上面に車両用電池パック1Cの高電圧を遮断するためのサービスプラグ(図示せず)収容される開口(図示せず)を有し、凸部31Cは、該開口の上方を覆う被覆部34Cである。被覆部34Cは、例えば、車両用電池パック1Cの高電圧を遮断するためのサービスパック(図示せず)が収容される開口に連通する、平面視楕円形の筒状の部材で構成される。したがって、被覆部34Cは、筒状部と称することも可能である。尚、被覆部34Cは、筒状の部材に限られるものではなく、バックボーン111によって形成される凹部112に収容可能な凸部31Cを構成するものであればよい。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cによれば、凸部31Cは、車両用電池パック1Cの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口の上方を覆う被覆部34Cであるから、呼吸穴4Cは、バックボーン111によってフロアパネル110の下面に形成される凹部112の内壁面に対向する領域32Cに設けられる。これにより、車両用電池パック1Cの内部の圧力が増加すると車両用電池パック1Cの内部の空気が被覆部34Cと呼吸穴4Cを通り車両用電池パック1Cの外部に排出され、車両用電池パック1Cの内部の圧力が減少すると車両用電池パック1Cの外部の空気が呼吸穴4Cと被覆部34Cを通り車両用電池パック1Cの内部に吸入される。これにより、車両用電池パック1Cの内部の圧力を大気圧に維持することができ、車両用電池パック1Cが膨らんだり、潰れたりするのを防止することができる。また、車両用電池パック1Cの内外に連通する呼吸穴4Cを車両用電池パック1Cの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口に連通する被覆部34Cに有するので、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴4Cに水や砂がかかるのを抑制することができる。
また、上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cにおいて、カバー3Cの上面に上下方向と車幅方向において呼吸穴4Cの一部に重なる突起を呼吸穴4Cの前方と後方の少なくとも一方に設けてもよい。
このようにすれば、カバー3Cの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Cの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができる。
このようにすれば、カバー3Cの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Cの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴に走行風が直接流入するのを抑制することができる。
図7及び図8に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cにおいて、カバー3Cは、堤防33Cを有する。堤防33Cは、電動車両100が冠水道路を走行する場合に水や砂が呼吸穴にかかるのを抑制するためのものである。堤防33Cは、凸部31Cの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出するように設けられる。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cによれば、カバー3Cは、凸部31Cの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防33Cを有するので、電動車両が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴4Cに水や砂がかかるのを抑制することができる。
図7に示すように、本発明の一実施形態において、堤防33Cの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Cの上面との間に形成される隙間よりも低い。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cによれば、堤防33Cの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Cの上面との間に形成される隙間よりも低いので、堤防33Cの上面がフロアパネル110の下面に干渉するのを防ぐことができる。
図8に示すように、本発明の一実施形態において、呼吸穴4Cが設けられるのは被覆部34Cであり、堤防33Cは呼吸穴4Cを基準に車両前後方向に沿って設けられる。堤防33Cの長さは、例えば、被覆部34Cの車両前後方向の長さの三倍程度に設定される。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Cによれば、堤防33Cの長さは、例えば、被覆部34Cの車両前後方向の長さの三倍程度に設定されるので、呼吸穴4Cに水や砂がかかるのを抑制することができるとともに、被覆部34Cと堤防33Cとの間に水が溜まるのを抑制することができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dを概略的に示す側面図である。図10は、図9に示した車両用電池パック1Dの要部を概略的に示す斜視図である。図11は、図10に示した被覆体35Dを概略的に示す斜視図である。
図9から図11に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、被覆部34Dは、カバー3Dと別体の被覆体35Dで構成される。被覆体35Dは、平面視楕円形の筒状形状を有している。したがって、被覆体35Dは、筒状体と称することも可能である。また、被覆体35Dは、一端(下端)にサービスプラグ(図示せず)が収容される開口縁部に接続されるフランジ35D1を有している。また、被覆体35Dは、他端(上端)に他端開口を開閉可能とする蓋36Dが設けられている。
図10及び図11に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、呼吸穴4Dの数は、一つ又は二つ以上であり、例えば、三つである。呼吸穴4Dの数は、車両用電池パック1Dの大きさに基づいて決定され、車両用電池パック1Dが大きくなる程、多くの呼吸穴4Dを必要とする。
図9に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、カバー3Dは、凸部31D(被覆体35D)の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部37Dを有する。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dによれば、カバー3Dは、凸部31D(被覆体35D)の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部37Dを有するので、冠水道路を電動車両100が前方に走行する場合に水や砂が呼吸穴4Dにかかるのを抑制することができる。
図10に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、カバー3Dは、堤防33Dを有する。堤防33Dは、電動車両100が冠水道路を走行する場合に水や砂が呼吸穴にかかるのを抑制するためのものである。堤防33Dは、被覆体35Dの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出するように設けられる。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dによれば、カバー3Dは、被覆体35Dの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防33Dを有するので、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴に水や砂がかかるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態において、堤防33Dの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Dの上面との間に形成される隙間よりも低い。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dによれば、堤防33Dの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Dの上面との間に形成される隙間よりも低いので、堤防33Dの上面がフロアパネル110の下面に干渉するのを防ぐことができる。
図10に示すように、本発明の一実施形態において、呼吸穴4Dが設けられるのは、被覆部34Dであり、堤防33Dは呼吸穴4Dを基準に車両前後方向に沿って設けられる。堤防33Dの長さは、例えば、被覆部34Dのシャル前後方向の長さの三倍程度に設定される。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dによれば、堤防33Dの長さは、例えば、被覆部34Dの車両残後方向の長さの三倍程度に設定されるので、呼吸穴4Dに水や砂がかかるのを抑制することができるとともに、被覆部34Dと堤防33Dとの間に水が溜まるのを抑制することができる。
図12は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dの被覆体35Dを示す平面図である。
図12に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、被覆体35Dの側面は、バックボーン111によって形成される凹部112に対向する領域において、一部が車幅方向内側に一段凹んだ凹部35D2が形成され、呼吸穴4Dは、凹部35D2に設けられる。これにより、被覆体35D(被覆部34D)の側面に、呼吸穴4Dよりも車幅方向外側に突出した突起部35D3が形成される。
図12に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、被覆体35Dの側面は、バックボーン111によって形成される凹部112に対向する領域において、一部が車幅方向内側に一段凹んだ凹部35D2が形成され、呼吸穴4Dは、凹部35D2に設けられる。これにより、被覆体35D(被覆部34D)の側面に、呼吸穴4Dよりも車幅方向外側に突出した突起部35D3が形成される。
上述した実施形態に係る車両用電池パック1Dによれば、被覆体35Dの側面に、呼吸穴4Dよりも車幅方向外側に突出した突起部35D3が形成されるので、呼吸穴4Dの前方又は後方からの走行風が直接当たるのを抑制することができ、走行風によって巻き上げられた水や砂等が呼吸穴4Dに付着するのを抑制することができる。
上述した実施形態では、被覆体35Dの側面に凹部35D2を形成することによって、呼吸穴4Dよりも車幅方向外側に突出した突起部35D3が形成されるが、凹部35D2を設けることなく突起部を設けても、同様に、走行風に巻き上げられた水や砂等が呼吸穴4Dに付着するのを抑制することができる。
上述した実施形態では、被覆体35Dの側面に凹部35D2を形成することによって、呼吸穴4Dよりも車幅方向外側に突出した突起部35D3が形成されるが、凹部35D2を設けることなく突起部を設けても、同様に、走行風に巻き上げられた水や砂等が呼吸穴4Dに付着するのを抑制することができる。
また、上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、カバー3Dの上面に上下方向と車幅方向において呼吸穴4Dの一部に重なる突起を呼吸穴4Dの前方と後方の少なくとも一方に設けてもよい。
このようにすれば、カバー3Dの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Dの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Dに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
このようにすれば、カバー3Dの上面に設けた突起が上下方向と車幅方向において呼吸穴4Dの一部に重なるので、走行風が突起に遮られ、車両の前進と後退の少なくとも何れかの場合に呼吸穴4Dに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Dにおいて、被覆体35Dの上面には突起38Dが設けられている。突起38Dには、例えば、被覆体35Dをカバー3Dの内側から取り付けるためのナット38D1がインサート成形されており、突起38Dは、カバー3Dに被覆体35Dを取り付けるための取付部を別途設ける必要がない。
図13は、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eを概略的に示す側面図である。図14は、図13に示した車両用電池パック1Eの要部を概略的に示す斜視図である。図15は、図14に示した被覆体35Eを概略的に示す斜視図である。図16は、図15に示した被覆体35Eの平面図である。
図13から図16に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、呼吸穴4Eの前後に呼吸穴4Eに走行風が直接流入するのを抑制するための突起38Eを有する。
図16に示すように、突起38Eには、例えば、被覆体35Eをカバー3Eの内側から取り付けるためのナット38E1がインサート成形されており、突起38Dは、カバー3Dに被覆体35Dを取り付けるための取付部を別途設ける必要がない。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、カバー3Eの上面に上下方向と車幅方向において呼吸穴4Eの少なくとも一部に重なる突起38Eを呼吸穴4Eの前方と後方の両方に設けてもよい。
このようにすれば、カバー3Eの上面に設けた突起38Eが上下方向と車幅方向において呼吸穴4Eの少なくとも一部に重なるので、走行風が突起38Eに遮られ、車両の前進と後退の場合に呼吸穴4Eに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
このようにすれば、カバー3Eの上面に設けた突起38Eが上下方向と車幅方向において呼吸穴4Eの少なくとも一部に重なるので、走行風が突起38Eに遮られ、車両の前進と後退の場合に呼吸穴4Eに走行風が直接流入するのを抑制することができる。
図13から図15に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、被覆部34Eは、カバー3Eと別体の被覆体35Eで構成される。被覆体35Eは、平面視楕円形の筒状形状を有しており、一端(下端)にサービスプラグ(図示せず)が収容される開口縁部に接続されるフランジ35E1を有している。また、被覆体35Eは、他端(上端)に他端開口を開閉可能とする蓋36Eが設けられている。
図14及び図15に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、呼吸穴4Eは、一つ又は二つ以上であり、例えば一つである。呼吸穴4Eの数は、車両用電池パック1Eの大きさに基づいて決定され、車両用電池パック1Eが大きくなる程、多くの呼吸穴4Eを必要とする。
図13に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、カバー3Eは、凸部31E(被覆体35E)の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部37Eを有する。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eによれば、カバー3Eは、凸部31E(被覆体35E)の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部37Eを有するので、冠水道路を電動車両100が前方に走行する場合に水や砂が呼吸穴4Eにかかるのを抑制することができる。
図14に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eにおいて、カバー3Eは、堤防33Eを有する。堤防33Eは、電動車両100が冠水道路を走行する場合に水や砂が呼吸穴4Eにかかるのを抑制するためのものである。堤防33Eは、被覆体35Eの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出するように設けられる。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eによれば、カバー3Eは、被覆体35Eの外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防33Eを有するので、電動車両100が冠水道路を走行する場合にも呼吸穴4Eに水や砂がかかるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態において、堤防33Eの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Eの上面との間に形成される隙間よりも低い。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eによれば、堤防33Eの高さは、フロアパネル110の下面とカバー3Eの上面との間に形成される隙間よりも低いので、堤防の上面がフロアパネル110の下面に干渉するのを防ぐことができる。
図14に示すように、本発明の一実施形態において、堤防33Eの長さは、カバー3Eの上面に水が溜まらない長さである。
上述した本発明の一実施形態に係る車両用電池パック1Eによれば、堤防33Eの長さは、カバー3Eの上面に水が溜まらない長さであるから、カバー3Eの上面に水が溜まるのを防ぐことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1,1A,1B,1C,1D,1E 車両用電池パック
2 トレイ
3,3A,3B,3D、3E カバー
31A,31B,31C,31D,31E 凸部
32A,32C 凹部の内壁面に対向する領域
33B,33C,33D,33E 堤防
34C,34D,34E 被覆部
35D,35E 被覆体
35D1,35E1 フランジ
35D2 凹部
35D3 突起部
36D,36E 蓋
37D,37E 隆起部
38D,38E 突起
38D1,38E1 ナット
4,4A,4B,4C,4D,4E 呼吸穴
100 電動車両
110 フロアパネル
111 バックボーン(フロアトンネル)
112 凹部
113 車幅方向内側となる領域(高床となる領域)
114 車幅方向外側となる領域(低床となる領域)
120 サイドシル
130 フラストリンガ
2 トレイ
3,3A,3B,3D、3E カバー
31A,31B,31C,31D,31E 凸部
32A,32C 凹部の内壁面に対向する領域
33B,33C,33D,33E 堤防
34C,34D,34E 被覆部
35D,35E 被覆体
35D1,35E1 フランジ
35D2 凹部
35D3 突起部
36D,36E 蓋
37D,37E 隆起部
38D,38E 突起
38D1,38E1 ナット
4,4A,4B,4C,4D,4E 呼吸穴
100 電動車両
110 フロアパネル
111 バックボーン(フロアトンネル)
112 凹部
113 車幅方向内側となる領域(高床となる領域)
114 車幅方向外側となる領域(低床となる領域)
120 サイドシル
130 フラストリンガ
Claims (7)
- 複数の電池モジュールが収容される箱状のトレイと、前記トレイと水密に接合される箱状のカバーと、を含んで構成され、フロアパネルの床下に設置される車両用電池パックであって、
前記カバーは、前記フロアパネルの車幅方向中央を車両前後方向に沿って車室内側に隆起するフロアトンネルによって形成される凹部に収容可能な凸部を有し、
前記凸部の前記凹部の内壁面に対向する領域に前記車両用電池パックの内外に連通する呼吸穴を有すること、
を特徴とする車両用電池パック。 - 前記カバーは、上面に前記車両用電池パックの高電圧を遮断するためのサービスプラグが収容される開口を有し、
前記凸部は、前記開口の上方を覆う被覆部であること、
を特徴とする請求項1に記載の車両用電池パック。 - 前記カバーの上面に、前記呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に突起が設けられ、
前記突起は、上下方向と車幅方向において前記呼吸穴の少なくとも一部に重なるように配置されること、
を特徴とする請求項2に記載の車両用電池パック。 - 前記被覆部は、前記呼吸穴の前方と後方の少なくとも一方に前記呼吸穴よりも車幅方向外側に突出した突出部を有し、
前記突起は、前記突出部であることを特徴とする請求項3に記載の車両用電池パック。 - 前記被覆部は、前記カバーと別体の被覆体で構成され、
前記突起は、前記被覆体を前記カバーの内側から取り付けるためのナットがインサートされていること、
を特徴とする請求項3に記載の車両用電池パック。 - 前記カバーは、前記凸部の外側に車両前後方向に沿って上面から上方に突出する堤防を有すること、を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の車両用電池パック。
- 前記カバーは、前記凸部の車両前後方向前方に上方に向けて隆起する隆起部を有することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の車両用電池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018057728A JP2019169414A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 車両用電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018057728A JP2019169414A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 車両用電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019169414A true JP2019169414A (ja) | 2019-10-03 |
Family
ID=68108462
Family Applications (1)
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JP2018057728A Pending JP2019169414A (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 車両用電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019169414A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020179724A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | マツダ株式会社 | 車両用バッテリ装置 |
-
2018
- 2018-03-26 JP JP2018057728A patent/JP2019169414A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020179724A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | マツダ株式会社 | 車両用バッテリ装置 |
JP7256450B2 (ja) | 2019-04-24 | 2023-04-12 | マツダ株式会社 | 車両用バッテリ装置 |
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