JP2018111354A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両において、電池パック周辺における車外騒音の透過を抑制することである。【解決手段】電動車両10は、車両の骨格を形成し、車外の振動及び騒音を車室内に伝達することを抑制するアンダーボデー20を備える。また、アンダーボデー20と空間的に離隔して配置される蓄電装置50、蓄電装置50を保持するロアーケース42、及び、ロアーケース42を介しまたは直接的に蓄電装置50が固定されるアッパーケース44を含む電池パック40を備える。そして、アッパーケース44とアンダーボデー20とがシール部材60を介して固定される。【選択図】図2

Description

本開示は、電動車両に係り、特に、蓄電装置を含む電池パックを備える電動車両に関する。
昨今の車両には、車室内静粛性が商品性として重要になってきている。そのために、車外の排気音やロードノイズ等の車外騒音を車室内に透過させないように、車外と車室の間のボデーの剛性を上げあるいは質量を増やして振動しにくいボデー構造とし、制振材や吸音材を配置することが行われる。
また、車両が電動車両であって、電池パックが車室床面上や床面の下部等に配置される場合には、車室にこぼれた水や、車外からの水で電池パックが被水することを防止する必要がある。例えば、特許文献1には、電池パックを搭載した自動車として、フロアパネル上で車幅方向に延びる2つのクロスメンバーの間の凹部に防水トレイを配置し、クロスメンバーに差し渡されたフランジ板を介して電池パックを吊下げた構造が開示されている。
特開2015−137009号公報
電池パックが搭載される電動車両においては、車室床面上や床面の下部等に電池パックが配置される場合には、これらの被水対策を含め、電池パックの厚さの分だけ車室内の空間が制限される。したがって、車室内静粛性のための手段が手薄になり、電池パック周辺で車外騒音が車両の床面側の骨格を形作るアンダーボデーを透過する恐れがある。そこで、電池パック周辺における車外騒音の透過を抑制できる電動車両が要望される。
本開示に係る電動車両は、車両の骨格を形成し、車外の振動及び騒音を車室内に伝達することを抑制するアンダーボデーと、アンダーボデーと空間的に離隔して配置される蓄電装置、蓄電装置を保持するロアーケース、及び、ロアーケースを介しまたは直接的に蓄電装置が固定されるアッパーケースを含む電池パックと、を備え、アッパーケースとアンダーボデーとがシール部材を介して固定される。
上記構成によれば、重量物である蓄電装置がアッパーケースに固定されるので、アッパーケースの振動伝達係数が低下し、アンダーボデーを透過した車外騒音を効率よく減衰でき、車室内への騒音の透過を抑制できる。さらに、アッパーケースはアンダーボデーにシール部材を介して固定されるので、アンダーボデーを透過した車外騒音がアッパーケースとアンダーボデーとの固定箇所から車室内に漏れることを防止できる。また、シール部材によって、車室内からの水や異物の電池パックへの侵入も防止される。
上記構成に係る電動車両によれば、電池パック周辺における車外騒音の透過を抑制できる。
実施の形態の電動車両において、アンダーボデーに電池パックが固定される図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 実施の形態の電動車両に用いられる電池パックの分解図である。図3(a)はロアーケースを示す図であり、(b)は蓄電装置を示す図であり、(c)はアッパーケースを示す図である。 図2の構成の作用効果を従来技術と比較する図である。図4(a)は、図2の構成の車外騒音の遮断性を示す図で、(b)は、従来技術において車外騒音の透過性を示す図である。 他の実施形態について、アンダーボデーに電池パックが固定される図である。
以下に図面を用いて実施の形態の電動車両につき、詳細に説明する。以下では、電動車両として、エンジンを搭載するハイブリッド車両を述べるが、これは説明のための例示であって、蓄電装置の電力を用いる車両であればよく、エンジンを備えない電気自動車であってもよい。以下では、電池パックがアンダーボデーに固定される配置位置として、アンダーボデーを構成するフロアパネル上で車幅方向に延びる2つのクロスメンバーに跨る位置を述べるが、これは説明のための例示であって、電動車両の構造等に応じて適宜変更が可能である。
以下で述べる形状、材質等は説明のための例示であり、電動車両の仕様等に応じて適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、電動車両としてのハイブリッド車両10を分解したときのアンダーボデー20と電池パック40とを示す図である。以下では、特に断らない限り、ハイブリッド車両10を、車両10と呼ぶ。車両10は、図示しないエンジンと回転電機とを搭載し、電池パック40に内蔵される蓄電装置50が回転電機の駆動回路に駆動電力を供給する。
図1において、車両10についての前後方向、幅方向、上下方向を示す。前後方向は、車両10の運転席等が設けられるフロント側が前方側で、ラゲージ室等が設けられるリア側が後方側である。幅方向は、車両10の前方側に向かっての左右方向である。上下方向は、車両10の天井であるルーフ側が上方側で、路面側が下方側である。
車両10の骨格を形成するものとしては、床面側の骨格を形作るアンダーボデー20の他に、アンダーボデー20の上に配置され天井側と側壁側とを形作るアッパーボデーがある。アンダーボデー20は、ロードノイズ等の車外騒音が車室内に透過するのを抑制する働きを有する。アンダーボデー20は、鋼板やアルミニウム板等の金属材料を所定の形状に成形した部品を溶接等の接合手段によって一体化し、車両10の車体を構成する。図1に、車両10のエンジンや回転電機が配置されるエンジンルームの空間部22、ラゲージ室を形作る空間部24を示す。また、電池パック40が固定されるアンダーボデー20の要素として、フロアパネル26、第1のクロスメンバー28、第2のクロスメンバー30を示す。フロアパネル26は、アンダーボデー20の最も下方側に配置されるパネル材で、第1のクロスメンバー28と第2のクロスメンバー30とは、車両10の幅方向に延びて配置される部材である。第1のクロスメンバー28は、第2のクロスメンバー30よりも後方側に配置される。
電池パック40は、第1のクロスメンバー28と第2のクロスメンバー30の間の凹部空間を利用して配置され、固定ボルト32によって、アンダーボデー20であるフロアパネル26、第1のクロスメンバー28、第2のクロスメンバー30に固定される。この配置位置は、車両10のリアシートの下部側に相当する。
図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。電池パック40は、ロアーケース42と、アッパーケース44と、蓄電装置50とを含む。
ロアーケース42は、蓄電装置50をその下方側の底面で保持する下ケース体で、アッパーケース44は、蓄電装置50の上方側を覆う上ケース体である。図2に示す接続固定部46は、ロアーケース42とアッパーケース44とを接続する固定手段で、ボルトとナットとが用いられる。接続固定部46によって一体化されたロアーケース42とアッパーケース44とは、内部に蓄電装置50を収納する電池保護ケースに相当する。
蓄電装置50は、複数の電池セルを組み合わせた組電池モジュールである。電池セルとしては、リチウムイオン電池セルが用いられる。1つのリチウムイオン電池セルの端子間電圧であるセル電圧は、約3〜4V程度で、蓄電装置50は、これを複数個組み合わせて、所定の高電圧、大電流を出力可能にした高電圧電池である。蓄電装置50の端子間電圧の一例は、約200〜300Vである。リチウムイオン電池セルに代えて、端子間電圧が約1Vのニッケル水素電池セルを用いてもよい。
蓄電装置50は、下方側の底面に取付ねじ部86が設けられ、ロアーケース42に設けたねじ通し穴84(後述する図3(b),(c)参照)を用いて、電池固定手段52によってロアーケース42に固定される。電池固定手段52としては、ボルトを用いる。ロアーケース42は接続固定部46によってアッパーケース44と一体化されるので、蓄電装置50は、ロアーケース42を介してアッパーケース44に固定されることになる。図2に示す隙間54は、ロアーケース42の底面と、アンダーボデー20を構成するフロアパネル26の上面との間に設けられる離間空間である。隙間54を設けることで、蓄電装置50の配置空間に水が侵入した場合でも、ロアーケース42に溜まることなくアンダーボデー20側に排出できる。アンダーボデー20には適当な排水機構を設けることが好ましい。
アッパーケース44の外周縁は、固定ボルト32によってアンダーボデー20に固定されるが、図2の場合は、車両10の前後方向に沿った断面図であるので、アンダーボデー20を構成する第1のクロスメンバー28と第2のクロスメンバー30についての固定が示される。
シール部材60は、アッパーケース44とアンダーボデー20との間に配置され、アッパーケース44の外部空間である車室側空間と、アッパーケース44の内部空間である蓄電装置50の配置空間をつなぐ箇所における隙間を埋める部材である。電池パック40が配置されるアンダーボデー20に車外につながる開口部がなく、アッパーケース44が車室内につながる開口部がないときには、固定ボルト32によって締結固定されたアッパーケース44とアンダーボデー20とで囲まれた空間は密閉空間となる。シール部材60を用いることで、アッパーケース44とアンダーボデー20とが向かい合う面が気密かつ液密になり、異物等の侵入も防止される。
これにより、アンダーボデー20を通して蓄電装置50の配置空間に外部騒音が透過してきても、アッパーケース44を通らないと車室内に外部騒音は伝達されず、また、固定ボルト32による締結固定箇所から車室内に漏れることがない。また、車室内からの水や異物が蓄電装置50の配置空間に侵入することが防止される。かかるシール部材60としては、プラスチックゴムを適当に成形したものが用いられる。プラスチックゴムに代えて、金属材料からなるシール部品を用いてもよい。
図3は、電池パック40の分解図である。図3は、ロアーケース42と蓄電装置50とアッパーケース44とに分解し、それぞれを下方側から見た斜視図である。図3(a)はロアーケース42を示す図であり、(b)は蓄電装置50を示す図であり、(c)はアッパーケース44を示す図である。蓄電装置50が配置される位置関係は一点鎖線で示す。なお、下方側から見た斜視図においては、前後方向と幅方向とがやや分かりにくいので、(a),(b),(c)にもそれぞれ前方側と後方側、左側と右側を付記した。
ロアーケース42の底板部70は、蓄電装置50の下方側の底面を保持する部材である。蓄電装置50はかなりの質量を有する重量物であるので、単なる平板状ではなく、下方側に凸部を設けたビーム状の補強板72,74を、幅方向と前後方向に配置する。幅方向に凸部が延びる2本の補強板72は、底板部70からそのままロアーケース42の左側と右側とに引き出され、上方側に曲げられて、アッパーケース44への取付部76となる。取付部76の所に、下方側を向く凸部が略U字形の溝形状78として現れる。前後方向に延びる凸部が設けられた1枚板の補強板74は、底板部70から上方側に曲げられ、そのままロアーケース42の前方側と後方側とに引き出され、アッパーケース44への取付部80となる。取付部80の所に、下方側を向く凸部が略U字形の溝形状82として現れる。底板部70に幅方向に沿って一列に設けられる複数の穴は、蓄電装置50を固定するためのねじ通し穴84である。これに対応し、蓄電装置50の底面には、取付ねじ部86が幅方向に沿って一列に設けられる。
アッパーケース44は、蓄電装置50を覆うカップ状部分88と、カップ状部分88の開口部の周縁にフランジ状に設けられる縁部90F,90B,90R,90Lを含む蓋状部材である。縁部90F,90B,90R,90Lは連続した外周縁で、アンダーボデー20に取り付けられる部分である。
アンダーボデー20は、図1で述べたように、フロアパネル26、第1のクロスメンバー28、第2のクロスメンバー30で構成される。これに対応し、縁部90Fは第2のクロスメンバー30に重ね合わされる部分であり、縁部90Bは第1のクロスメンバー28に重ね合わされる部分であり、縁部90L,90Rはフロアパネル26に重ね合わされる部分である。フロアパネル26の上下方向の高さ位置は第1のクロスメンバー28、第2のクロスメンバー30の上下方向の高さ位置よりも下方側であるので、縁部90L,90Rは、縁部90F,90Bよりも下方側に下がった形状となる。電池パック40がアンダーボデー20の平坦部に固定されるときは、縁部90F,90B,90R,90Lも平坦な形状となる。縁部90F,90B,90R,90Lには、図2で述べた固定ボルト32を通す取付穴92が設けられる。
アッパーケース44のカップ状部分88の内部空間には、取付部材94が階段状に設けられる。取付部材94に設けられる取付ねじ部96,98は、ロアーケース42における取付部76,80にそれぞれ対応するめねじ穴である。これらの取付ねじ部96,98と、ロアーケース42の取付部76,80に設けられた取付穴との位置を合わせ、締結手段によって締結することで、ロアーケース42がアッパーケース44に固定される。締結手段としてはボルトが用いられる。取付部材94は、めねじ穴が設けられるので、アッパーケース44と車室側空間との間に貫通部を作らないように、カップ状部分88とは別部材として、溶接等の適当な取付固定手段によってカップ状部分88と一体化することがよい。
アッパーケース44の縁部90F,90B,90R,90Lに設けられるシール溝100は、図2で述べたシール部材60が嵌め込まれる環状溝である。シール溝100は、それぞれ異なる上下方向の高さ位置を有する縁部90F,90B,90R,90Lをつなぎながら連続した外周縁となるフランジ状の周縁に沿って設けられる。
かかるアッパーケース44としては、車室側空間との間に貫通部を作らないように、取付部材94を除いて、一体成形で形成した部材を用いることが好ましい。車両10の構造等の制約からアッパーケース44が複雑な形状となるときは、複数の部材に分割して成形し、その後、溶接等の一体化手段によって一体化してもよい。
上記構成の作用効果について、図4を用いて説明する。図4(a)は、図2の構成の車外騒音の遮断性を示す図で、(b)は、従来技術において車外騒音の透過性を示す図である。
車両10において、アンダーボデー20が車外の騒音を車室内に伝達するときの一定の遮音性を有する。アンダーボデー20単独では車外騒音を十分に遮断できないときは、透過してくる車外騒音を吸収する材料をアンダーボデー20に配置し、また、アンダーボデー20が振動しにくい構造とする。振動しにくい構造としては、アンダーボデー20の剛性や質量を大きくすることが考えられる。電池パック40を車室側に配置すると、電池パック40の容積のために、騒音吸収材を配置し、あるいは、その部分のアンダーボデー20を強化する方策を取ると、電池パック40の容積のために、車室側空間が狭くなる。例えば、リアシートの下部に電池パック40を配置する場合等においては、リアシートの着座位置が高くなることになる。
図2の構成によれば、ロアーケース42を介してアッパーケース44に重量物である蓄電装置50が固定されることにより、アッパーケース44の振動伝達係数が低下し、アンダーボデー20を透過した車外騒音を効率よく減衰できる。その場合でも、図4(a)において実線で示すように、アンダーボデー20を透過して蓄電装置50の配置空間に侵入する侵入騒音があり得る。アッパーケース44は、図3で述べたように、車室側への貫通部を有しない一体化構造である。また、アッパーケース44とアンダーボデー20とはシール部材60を介して締結固定される。したがって、侵入騒音は、アッパーケース44を通ってのみ、車室内に伝達されることになるので、破線で示すように、騒音レベルが低下する。
なお、車室内でこぼれた水や異物等は、シール部材60の作用によって、蓄電装置50の配置空間に侵入することが防止される。
図4(b)は、蓄電装置50が保持部材110によってアンダーボデー20から離隔されて配置される従来技術の構成を示す図である。保持部材110の例としては、アンダーボデー20を構成するクロスメンバー等に取付けた取付板等である。保持部材110を用いると、蓄電装置50が直接的にアンダーボデー20に固定されない。なお、蓄電装置50がアンダーボデー20から離隔されるのは、車室側においてこぼれた水による蓄電装置50の浸水防止のためである。この構成においては、アンダーボデー20の遮音性のみで車外騒音に対し防御するので、車室内への透過音が大きくなり、車室の静粛性が低下する。これに対し、図2の構成は、重量物である蓄電装置50がアッパーケース44に固定されることによる振動伝達係数の低下、アッパーケース44の一体化構造、シール部材60等の作用によって、図4(a)に示すように、車外騒音に対する遮断性が確保される。
上記では、蓄電装置50はロアーケース42を介してアッパーケース44に固定されるものとしたが、これは、蓄電装置50が車両10に搭載されるとき、蓄電装置50を外部に取り付ける取付部が下方側にある例の場合である。蓄電装置50の取付部が上方側にある場合には、蓄電装置50を直接的にアッパーケース44に固定してよい。
また、上記では、ロアーケース42の下部にアンダーボデー20があるものとしたが、ロアーケース42の下部にアンダーボデー20がなくてもよい。図5は、ロアーケース43の下部にアンダーボデー20がない実施の形態を示す図である。この場合の電池パック41は、そのまま車外に露出するので、ロアーケース43は密閉構造とする。図2の構成においては、図3(a)で示すように、幅方向に凸部が延びる補強板72は互いに離れて配置された2本の部材で構成されており、密閉構造でない。この部分を前後方向に凸部が延びる補強板74のように、1つの板材に凸部を形成した構成とすることで、ロアーケース43を密閉構造とできる。
図5の構成によっても、重量物である蓄電装置50がアッパーケース44に固定されることによる振動伝達係数の低下、アッパーケース44の一体化構造、シール部材60等の作用は図4(a)と同様であるので、車外騒音に対する遮断性が確保される。なお、シール部材60があるにもかかわらず、仮に、車室内でこぼれた水等が蓄電装置50側に侵入してきても、蓄電装置50はアンダーボデー20と空間的に離隔して配置され、ロアーケース43の下方側は車外であるので、蓄電装置50が浸水することがない。
本実施の形態に係る電動車両10は、車両の骨格を形成し、車外の振動及び騒音を車室内に伝達することを抑制するアンダーボデー20を備える。また、アンダーボデー20と空間的に離隔して配置される蓄電装置50、蓄電装置50を保持するロアーケース42、及び、ロアーケース42を介しまたは直接的に蓄電装置50が固定されるアッパーケース44を含む電池パック40を備える。そして、アッパーケース44とアンダーボデー20とがシール部材60を介して固定される。上記構成に係る電動車両10によれば、電池パック40周辺における車外騒音の透過を抑制できる。
10 (ハイブリッド)車両(電動車両)、20 アンダーボデー、22,24 空間部、26 フロアパネル、28 第1のクロスメンバー、30 第2のクロスメンバー、32 固定ボルト、40,41 電池パック、42,43 ロアーケース、44 アッパーケース、46 接続固定部、50 蓄電装置、52 電池固定手段、54 隙間、60 シール部材、64,84 ねじ通し穴、70 底板部,72,74 補強板、76,80 取付部、78,82 溝形状、88 カップ状部分、90F,90B,90R,90L 縁部、92 取付穴、94 取付部材、86,96,98 取付ねじ部、100 シール溝、110 保持部材。

Claims (1)

  1. 車両の骨格を形成し、車外の振動及び騒音を車室内に伝達することを抑制するアンダーボデーと、
    前記アンダーボデーと空間的に離隔して配置される蓄電装置、前記蓄電装置を保持するロアーケース、及び、前記ロアーケースを介しまたは直接的に前記蓄電装置が固定されるアッパーケースを含む電池パックと、
    を備え、
    前記アッパーケースと前記アンダーボデーとがシール部材を介して固定される、電動車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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