JP5567291B2 - シートパッド - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートパッドとして好適なシートパッドに係り、特に、軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材とを備えてなるシートパッドに関する。
自動車等に用いられる車両用シートパッドは、通常ポリウレタンフォーム等の軟質発泡樹脂にて構成されているが、特許文献1にはポリウレタンフォームよりなるシートパッド本体部のサイドサポート部の裏面に、ポリウレタンフォームより軽量な発泡スチロールの成形体(別部材)を嵌着したウレタンシートパッドが記載されている。特許文献2には、ポリエチレン発泡体(別部材)を金型内部にインサート材として保持させておき、ポリウレタンフォームを発泡させて異硬度パッドを成形したクッションパッドが記載されている。
特許文献1のように別部材を裏面に嵌着したシートパッドにあっては、別部材がシートフレーム等と摺接した際に異音が発生する。なお、別部材となる発泡スチロールや発泡ポリエチレンは、軟質発泡樹脂に比べて摺接による異音が発生し易い。
特許文献2に記載されたシートパッドにあっては、別部材が軟質発泡樹脂で囲まれた断面図が開示されており、別部材とシートフレーム等とが摺接せず異音が発生しないようになっているが、別部材をどのように金型内部に保持して軟質発泡樹脂の発泡成形を行うかについての記載はない。
また、別部材と軟質発泡樹脂との接着性は弱く、従来のシートパッドでは別部材の形状によっては、別部材が軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体から外れ易いという問題があった。
特開平5−57069号公報 特開平1−249312号公報
本発明は、軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材とを備えるシートパッドであって、別部材とシートフレーム等との摺接で異音が発生せず、シートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実にしたシートパッドを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するためシートパッドの構造について鋭意検討した。その結果、従来は別部材とシートフレーム等とが摺接していた部分にサポータ材を備えることで異音が発生しなくなること、そして、軟質発泡樹脂に対して浸透性を有する布状介装材をあらかじめ別部材に貼り付けておき、その布状介装材が貼り付けられた別部材をインサート材として軟質発泡樹脂を発泡成形することにより、シートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実にすることを見出した。
本発明は、上記の知見に基づき、さらに改良を重ねてなされたもので、その要旨構成は、次の通りである。
(1)軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、
該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材と、
を備えてなるシートパッドにおいて、
前記別部材の外周面の少なくとも前記シートパッド本体と接する部分に、前記軟質発泡樹脂が浸透可能な布状介装材貼り付け、該布状介装材が貼り付けられた別部材の少なくとも前記シートパッド本体と接しない部分およびシートパッド本体の裏面側の少なくとも一部サポータ材で覆い、前記別部材の外周全面は外周に接する前記布状介装材及び前記サポータ材により覆われていることを特徴とするシートパッド。
(2)軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材と、を備えてなるシートパッドにおいて、前記別部材の外周面の少なくとも一部に、前記軟質発泡樹脂が浸透可能な布状介装材が貼り付けられ、該布状介装材が貼り付けられた別部材の少なくとも一部およびシートパッド本体の裏面側の少なくとも一部がサポータ材で覆われ、記軟質発泡樹脂が流れ込んで形成され、前記布状介装材の少なくとも1箇所で局所的に前記布状介装材と前記サポータ材との両方に接する第2種軟質発泡樹脂導入部分を有することを特徴とするシートパッド。
(3)前記サポータ材が前記第1種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積と、前記サポータ材が前記第2種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積との合計面積S1の、前記別部材の、前記サポータ材に臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が、5〜95%であることを特徴とする上記(2)記載のシートパッド。
(4)前記布状介装材が、接着剤付き不織布であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のシートパッド。
(5)前記別部材が、前記シートパッド本体の裏面側に凹部を有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のシートパッド。
(6)前記別部材が、前記凹部の底面に、前記シートパッドの成形型に設けた突起が差し込まれる係止穴を有することを特徴とする上記(5)記載のシートパッド。
(7)前記サポータ材が、前記突起を挿通する貫通穴を有し、前記凹部の側面および底面のいずれにも沿っていることを特徴とする上記(6)記載のシートパッド。
(8)上記(6)または(7)に記載のシートパッドを成形する成形型において、
前記別部材の、前記シートパッド本体の裏面側に設けた凹部に対応し、該凹部を前記成形型のキャビティ面にはめ込む台座部と、
前記台座部から前記成形型のキャビティ方向へさらに突設される、前記別部材を前記成形型内面に係止する突起と、
を前記成形型内面に有することを特徴とするシートパッド成形型。
上記(1)の発明によれば、別部材とシートフレーム等とが、サポータ材を介して摺接するために異音の発生を防止することができ、そして、布状介装材を別部材に貼り付けることにより布状介装材と別部材との接着を確保し、かつ軟質発泡樹脂が布状介装材に浸透することにより軟質発泡樹脂と布状介装材との接着を確保する部分を、別部材の外周面少なくとも前記シートパッド本体と接する部分に設けていることで、シートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実にすることができ、また、別部材が散布した離型剤により溶けてしまうことがない。特に、別部材がシートパッド本体に対して強干渉しない形状である場合であっても、シートパッド本体と別部材とを確実に固定することができる。
上記(2)の発明によれば、別部材とシートフレーム等とが、サポータ材を介して摺接するために異音の発生を防止することができ、そして、布状介装材を別部材に貼り付けることにより布状介装材と別部材との接着を確保し、かつ軟質発泡樹脂が布状介装材に浸透することにより軟質発泡樹脂と布状介装材との接着を確保する部分を、別部材の外周面に少なくとも一部設けていることで、シートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実にすることができる。特に、別部材がシートパッド本体に対して強干渉しない形状である場合であっても、シートパッド本体と別部材とを確実に固定することができる。また、布状介装材とは接着しないサポータ材について、軟質発泡樹脂が流れ込んで形成され布状介装材とサポータ材との両方に接する第2種軟質発泡樹脂導入部分を、布状介装材の少なくとも1箇所に局所的に設けることによって、この第2種軟質発泡樹脂導入部分でサポータ材を接着・固定することができるので、別部材がサポータ材に臨む面およびその周辺で、サポータ材の端部が波打ったりサポータ材が袋状に垂れ下がったりして、シートパッドをシートフレームに取り付ける作業等を行う際にサポータ材の波打ち部分や袋状に垂れ下がった部分をシートフレームの部品等にひっかけてサポータ材を破損してしまうことを防止することができる。また、第2種軟質発泡樹脂導入部分を局所的に設けるようにしたことで、シートパッドを成形する際に別部材の、第2種軟質発泡樹脂導入部分を設けなかった部位が、シートパッド成形用金型の表面にサポータ材を介して当接するので、別部材を成形用金型の内部で位置決めすることができ、布状介装材を貼り付けた別部材をシートパッド本体の裏面側に精度よく埋設することができる。
上記(3)の発明によれば、別部材とは接着しないサポータ材について、軟質発泡樹脂が流れ込んで形成され別部材とサポータ材との両方に接する第1種軟質発泡樹脂導入部分を、別部材の少なくとも一箇所に局所的に設けることによって、この第1種軟質発泡樹脂導入部分でサポータ材を接着・固定することができる。また、別部材の、サポータ材に臨む面の面積が広い仕様のシートパッドが要求される場合であっても、サポータ材の垂れ下がりを防止するのに特に有利である。この場合、サポータ材が第1種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積と、サポータ材が第2種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積との合計面積S1の、別部材の、サポータ材に臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が95%を超えると、シートパッド成形型に別部材を配置して発泡成形する際に、別部材と直接または布状介装材を介して間接にシートパッド成形型の表面と接触する面積が小さくなり別部材の位置決め精度が低下し、その結果、成形したシートパッドに配設された別部材の埋設位置精度が低下する。また、割合S1/S2が95%を超える場合には、第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分が別部材中に占める部分が多いため、別部材の肉厚が部位によっては薄くなり別部材の耐久性が低下し、その傾向は別部材を折れ易い発泡スチレンとした場合に特に顕著となり好ましくない。一方、前記割合S1/S2が5%未満であると、サポータ材が第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分で別部材に固定されていない部分が広くなり、サポータ材の端部の波打ちやサポータ材の袋状の垂れ下がりが発生し易くなり好ましくない。従って、前記割合S1/S2は5〜95%の範囲であることが好ましい。より好ましくは20〜60%で
ある。
上記(4)の発明によれば、布状介装材を接着剤付き不織布とすることで、接着剤付きであるゆえ別部材への布状介装材の貼り付けが容易になるとともに、不織布であるゆえ軟質発泡樹脂の布状介装材への浸透性が増すことで軟質発泡樹脂と布状介装材との接着がより高まり、その結果、シートパッド本体と別部材との固定をより確実にものとすることができる。
上記(5)の発明によれば、別部材の、シートパッド本体の裏面側に設けた凹部を、シートパッドの成形型に設けたその凹部に対応する部分に係合させて軟質発泡樹脂を発泡成形させることにより、発泡成形中における別部材の位置ズレを防止することができる。
上記(6)の発明によれば、凹部の底面に設けた係止穴に、シートパッド成形型に設けた突起を差し込むことにより、別部材をシートパッド成形型にしっかりと保持させることができ、別部材のシートパッド本体に対する位置精度をより向上させることができる。
上記(7)の発明によれば、シートパッド成形型に設けた突起を、サポータ材が有する貫通穴に挿通させることができるため、別部材のシートパッド本体に対する位置精度を向上させることでき、そして、凹部の側面および底面のいずれにもサポータ材が沿っていることにより、シートフレーム等にナット等の突起物がありその突起物が凹部に接するような場合であっても、別部材と突起物がサポータ材を介して摺接するため異音の発生を防止することができる。
上記(8)の発明によれば、別部材とシートフレーム等との摺接で発生する異音を防止し、シートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実なものとし、そしてシートパッド本体に対する別部材の位置精度が高く、その上、金型に別部材を取り付けた状態で離型剤を散布しても別部材が溶けてしまうことがないシートパッドを発泡成形することができる。
本発明の第1実施形態に係るシートクッションパッドの平面図である。 図1のI−I線に沿う断面図である。 図2における右側のサイドサポート部の拡大図である。 図2の右側のサイドサポート部において、サポータ材を省略してシートクッションパッドの裏側から眺めた第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分の配置間隔を示す説明図である。 図2における左側のサイドサポート部の拡大図である。 図2の左側のサイドサポート部において、サポータ材を省略してシートクッションパッドの裏側から眺めた第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分の配置間隔を示す説明図である。 第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分を階段形状にした場合の、図2における左側のサイドサポート部の拡大図である。 上記シートクッションパッドを成形する、本発明の第1実施形態に係る成形型の横断面図である。 図8に示す成形型の右側のサイドサポート部周辺の拡大図である。 図8に示す成形型の左側のサイドサポート部周辺の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るシートバックパッドの正面図である。 図11のII−II線に沿う断面図である。 図12の上部の拡大図である。 サポータ材を省略してシートバックパッドの空洞部側から眺めた軟質発泡樹脂導入部分の配置間隔を示す説明図である。 図11のIII−III線に沿う断面図である。 図11のIV−IV線に沿う断面図である。 上記シートバックパッドの成形用の、本発明の第2実施形態に係る金型の縦断面図である。 上記シートバックパッドの成形用の、本発明の第2実施形態に係る図11のV−V線に沿う金型の横断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のシートパッドの第1実施形態であるシートクッションパッドの平面図である。なお、図中の符号1は、第1実施形態のシートクッションパッドを示す。図2は、図1のI−I線に沿う断面図である。なお、図2において下側が、シートクッションパッドの裏側を示す。図3は、図2における右側のサイドサポート部の拡大図である。図4は、第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分の配置間隔を説明するために、図3のサイドサポート部を、サポータ材を省略してシートクッションパッド1の裏側から眺めた説明図である。図5は、図2における左側のサイドサポート部の拡大図である。図6は、第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分の配置間隔を説明するために、図5のサイドサポート部をサポータ材を省略してシートクッションパッド1の裏側から眺めた説明図である。図7は、第1種軟質発泡樹脂導入部分および第2種軟質発泡樹脂導入部分を階段形状にした場合の、図2における左側のサイドサポート部の拡大図である。
シートクッションパッド1は、腿下部2、尻下部3、左右のサイドサポート部4を有する。シートクッションパッド1の上面には、表皮材(図示せず)を吊り込むための、前後方向の吊込溝5と横幅方向の吊込溝6とがH字形状を呈するように設けられている。
このシートクッションパッド1は、シートクッションパッド本体10と、シートクッションパッド本体10の右側のサイドサポート部4の裏面に設けられた別部材20と、シートクッションパッド本体10の左側のサイドサポート部4の裏面に設けられた別部材25とを備える。
シートクッションパッド本体10は、軟質発泡樹脂製であれば素材はいずれでもよいが、本実施形態ではポリウレタンフォームよりなる。別部材20および別部材25は、発泡ポリスチレン(発泡スチロール)よりなるが、発泡ポリエチレン等とすることもできる。
図3、図5に示した通り、別部材20および別部材25の外周面には、布状介装材35が貼り付けられている。布状介装材35は、シートクッションパッド本体10の材料である軟質発泡樹脂が浸透し得るものであればいずれも使用することができるが、目付:10〜300g/mのポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、ウール、レーヨン、ポリエステルおよびナイロンから選ばれた少なくとも1種の原材料からなる不織布が好適である。布状介装材35の厚さは、0.2〜1.0mmの範囲が好ましく、0.4〜0.6mmの範囲がより好ましい。布状介装材35の、別部材20および25の外周面への貼り付けは、接着剤を用いて行われる。接着剤は、アクリル系ポリマーが好適である。また、接着剤付き不織布も使用することができ、例えば、(株)ブリヂストンのYN−40A,YN−70Aが好適である。なお、本実施形態の布状介装材35は、厚さ0.6mmのYN−40A,YN−70Aである。
このように別部材20および別部材25の外周部に布状介装材35を貼り付けることで、布状介装材35と別部材20および別部材25との接着を確保し、さらにシートクッションパッド本体10の材料である軟質発泡樹脂を発泡成形時に布状介装材35に浸透させて軟質発泡樹脂と布状介装材35との接着を確保することで、シートクッションパッド本体10と別部材25との固定を、従来の布状介装材が貼り付けられていない場合よりも確実なものとすることができる。なお、布状介装材35は、別部材20および別部材25の外周部のできるだけ広い面に貼り付けた方が、シートクッションパッド本体10と別部材20および25との固定を確実にする上で好ましい。
布状介装材35を貼り付けた別部材20、25の裏面側は、シート状の不織布よりなるサポータ材30によって覆われている。また、このサポータ材30は、シートパッド本体10の裏面のうち、布状介装材35を貼り付けた別部材20、25に隣接する部分も覆っている。このように、シートフレーム等が配設される、布状介装材35を貼り付けた別部材20、25の裏面側はサポータ材で覆われるため、別部材20および別部材25とシートフレーム等が直接摺接することなくサポータ材30を介して摺接するので、異音の発生を防止することができる。なお、サポータ材30は、目付:10〜300g/mのポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル系樹脂、ウール、レーヨンおよびポリエステルから選ばれた少なくとも1種の原材料からなる不織布が好適である。サポータ材30の厚さは、0.2〜1.0mmの範囲が好ましく、0.4〜0.6mmの範囲がより好ましい。
図3に示した通り、布状介装材35を貼り付けた別部材20の裏面側には凹部21が設けられており、サポータ材30はこの凹部21の表面に沿っている。すなわち、サポータ材30は、凹部21の側面および底面のいずれにも重なっている。凹部21の底面には、後述する突起57を差し込むための、係止穴を設けておいてもよい。なお、この係止穴を設けず、突起57を、布状介装材35を貼り付けた別部材20に差し込んでもよい。
また、図5に示した通り、布状介装材35を貼り付けた別部材25の裏面側には凹部26が設けられており、サポータ材30はこの凹部26の表面に沿っている。すなわち、サポータ材30は、凹部26の側面および底面のいずれにも重なっている。凹部26の底面には、後述する突起59を差し込むための穴を設けておいてもよい。なお、穴を設けず、突起59を、布状介装材35を貼り付けた別部材25に差し込んでもよい。
ここで、別部材20、サポータ材30、布状介装材35を上記の材料とした場合、別部材20とサポータ材30との間および、サポータ材30と布状介装材35との間とは接着しない。そこで、図3および図4に示すように、各々別部材20に局所的に導入したポリウレタンフォームからなる、布状介装材35が貼り付けられていない部分用の第1種軟質発泡樹脂導入部分40および、布状介装材35が貼り付けられた部分用の第2種軟質発泡樹脂導入部分41を設ける。これにより、別部材20おいて、布状介装材35が貼り付けられていない部分では、別部材20と第1種軟質発泡樹脂導入部分40とが接着されるとともに第1種軟質発泡樹脂導入部分40とサポータ材30とが接着されることで、サポータ材30が別部材20に固定され、また、布状介装材35が貼り付けられている部分では、別部材20と第2種軟質発泡樹脂導入部分41とが布状介装材35を介して接着されるとともに第2種軟質発泡樹脂導入部分41とサポータ材30とが接着されることで、サポータ材30が別部材20に布状介装材35を介して固定される。仮に、第1種軟質発泡樹脂導入部分40および第2種軟質発泡樹脂導入部分41のいずれもが存在しない場合、サポータ材30における、シートクッションパッド本体10から離れる部位31aと末端の部位31bとの間は、別部材20にサポート材30を固定する手段がないため、サポータ材30は、部位31aと部位31bとの間で袋状に垂れ下がる。
第1種軟質発泡樹脂導入部分40および第2種軟質発泡樹脂導入部分41は、布状介装材35を貼り付けた別部材20にサポータ材30を固定する働きをするものであるから、布状介装材35を貼り付けた別部材20とサポータ材30との間の全面に設ける必要はなく局所的に設ければ良い。また、第1種軟質発泡樹脂導入部分40および第2種軟質発泡樹脂導入部分41を、布状介装材35を貼り付けた別部材20とサポータ材30との間に局所的に設けることは、シートクッションパッド1を成形する際に、第1種軟質発泡樹脂導入部分40および軟質発泡樹脂導入部分41を設けない面をサポータ材30を介して成形用金型の表面に当接させることで、布状介装材35を貼り付けた別部材20を成形用金型に位置決めして配設するために、好ましい。
次に、第1種軟質発泡樹脂導入部分40および第2種軟質発泡樹脂導入部分41の配設間隔と大きさについて、図4に基づき説明する。図4では、3個の第1種軟質発泡樹脂導入部分40a、40b、40cと、3個の第2種軟質発泡樹脂導入部分41a、41b、41cを示したが、これら個数に限られるものではない。第1種軟質発泡樹脂導入部分40a〜40cは、別部材20とサポータ材30との両方に接するように棒状に形成される。第2種軟質発泡樹脂導入部分41a〜41cは、布状介装材35とサポータ材30との両方に接するように棒状に形成される。第1種軟質発泡樹脂導入部分40a〜40cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分41a〜41cの個々の大きさは、1辺の長さが10mm以上である立方体または直方体が好ましいが、各辺が必ずしも直線である必要はなく、各角度も必ずしも直角である必要はない。
また、第2種軟質発泡樹脂導入部分41は、図4中の第2種軟質発泡樹脂導入部分41aおよび41bに示すように凹部21aおよび21cを取り囲むように形成してもよいし、第2種軟質発泡樹脂導入部分40cに示すように凹部21を含まずに形成してもよい。ここで、例えば凹部21aは、第2種軟質発泡樹脂導入部分41aで取り囲まれているため、凹部21aの側面でサポータ材30が第2種軟質発泡樹脂導入部分41aすなわちポリウレタンフォームの一部と接着されるので、かような凹部21aは、第2種軟質発泡樹脂導入部分41で取り囲まれない凹部21bと比べて凹部21aにおいてサポータ材30が剥離しない点で好ましい。なお、本実施形態では、第1種軟質発泡樹脂導入部分40が凹部21を取り囲むように形成する例は示していないが、第2種軟質発泡樹脂導入部分41の場合と同様に、第1種軟質発泡樹脂導入部分40が凹部20を取り囲むように形成することで、凹部20におけるサポータ材30の剥離を防止することもできる。
そして、第1種軟質発泡樹脂導入部分40a〜40cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分41a〜41cは、例えば、図4中の距離L1の間隔で配置される。距離L1については、第1種軟質発泡樹脂導入部分40a〜40cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分41a〜41cそれぞれについてのサポータ材30と接する部分の面積の合計S1の、別部材20のサポータ材30を臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が5〜95%の範囲となるように決定すれば良い。また、距離L1は、一定である必要はない。例えば、第1種軟質発泡樹脂導入部分40aと第1種軟質発泡樹脂導入部分40bとの間隔と、第1種軟質発泡樹脂導入部分40bと第1種軟質発泡樹脂導入部分40cとの間隔が異なっていても良い。本実施形態においては、割合S1/S2は20%である。なお、割合S1/S2が5%未満ではサポータ材30の垂れ下がりが発生し、一方、割合S1/S2が95%を超えると布状介装材35を貼り付けた別部材20のシートクッションパッド本体10に対する位置精度が低くなる傾向がある。
また、左側のサイドサポート部4についても同様で、別部材25、サポータ材30、布状介装材35を上記の材料とした場合、別部材25とサポータ材30との間および、サポータ材30と布状介装材35との間は接着しない。そこで、図5および図6に示すように、各々別部材25に局所的に導入したポリウレタンフォームからなる、布状介装材35が貼り付けられていない部分用の第1種軟質発泡樹脂導入部分42および、布状介装材35が貼り付けられた部分用の第2種軟質発泡樹脂導入部分43を設ける。これにより、別部材25おいて、布状介装材35が貼り付けられていない部分では別部材25と第1種軟質発泡樹脂導入部分42とが接着されるとともに第1種軟質発泡樹脂導入部分42とサポータ材30とが接着されることで、サポータ材30が別部材25に固定され、また、布状介装材35が貼り付けられている部分では別部材25と第2種軟質発泡樹脂導入部分43とが布状介装材35を介して接着されるとともに第2種軟質発泡樹脂導入部分43とサポータ材30とが接着されることで、サポータ材30が別部材25に布状介装材35を介して固定される。第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43のいずれもが存在しない場合、サポータ材30における、シートクッションパッド本体10から離れる部位32bと末端の部位32aとの間は、布状介装材35を貼り付けた別部材25にサポート材30を固定する手段がないため、サポータ材30は、部位32aと部位32bとの間で袋状に垂れ下がる。
第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43は、布状介装材35を貼り付けた別部材25にサポータ材30を固定する働きをするものであるから、布状介装材35を貼り付けた別部材25とサポータ材30との間の全面に設ける必要はなく局所的に設ければ良い。また、第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43を、布状介装材35を貼り付けた別部材25とサポータ材30との間に局所的に設けることは、シートクッションパッド1を成形する際に、第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43を設けない面をサポータ材30を介して成形用金型の表面に当接させることで、布状介装材35を貼り付けた別部材25を成形用金型に位置決めして配設するために、好ましい。
次に、第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43の配設間隔と大きさについて、図6に基づき説明する。図6では、3個の第1種軟質発泡樹脂導入部分42a、42b、42cと、3個の第2種軟質発泡樹脂導入部分43a、43b、43cを示したが、これら個数に限られるものではない。第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cは、別部材25の裏側端面の、シートパッド本体10の中央に対して外側で、別部材25とサポータ材30との両方に接するように、別部材25の内側に向かう楔状に形成される。第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cは、別部材25の裏側端面の、シートパッド本体10の中央に対して内側で、布状介装材35とサポータ材30との両方に接するように、別部材25の内側に向かう楔状に形成される。第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cの個々の大きさは、1辺の長さが10mm以上である楔形状が好ましいが、各辺が必ずしも直線である必要はない。また、第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cは、楔形状以外に図7に示すような階段形状としてもよい。
また、第1種軟質発泡樹脂導入部分42および第2種軟質発泡樹脂導入部分43は、例えば、図6中の第1種軟質発泡樹脂導入部分42a,42bおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a,43bに示すように凹部26a,26bと接するように形成してもよいし、第1種軟質発泡樹脂導入部分42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43cに示すように凹部26cと接しないように形成してもよい。ここで、凹部26a,26bは、第1種軟質発泡樹脂導入部分42a,42bおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a,43bと接しているため、凹部26a,26bの側面でサポータ材30が第1種軟質発泡樹脂導入部分42a,42bおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a,43bすなわちポリウレタンフォームの一部と接着されるので、かような凹部26a,26bは、第1種軟質発泡樹脂導入部分42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43cと接しない凹部26cと比べて、凹部26a,26bにおいてサポータ材30が剥離しない点で好ましい。
そして、第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cは、例えば図6中の距離L2の間隔で配置される。距離L2については、第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cそれぞれについてのサポータ材30と接する部分の面積の合計S1の、別部材25のサポータ材30を臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が5〜95%の範囲となるように決定すれば良い。また、距離L2は、一定である必要はない。例えば、第1種軟質発泡樹脂導入部分42aと第1種軟質発泡樹脂導入部分42bとの間隔と、第1種軟質発泡樹脂導入部分42bと第1種軟質発泡樹脂導入部分42cとの間隔が異なっていても良い。本実施形態においては、割合S1/S2は20%である。なお、割合S1/S2が5%未満ではサポータ材30の垂れ下がりが発生し、一方、割合S1/S2が95%を超えると布状介装材35を貼り付けた別部材25のシートクッションパッド本体10に対する位置精度が低くなる傾向がある。
次に、シートクッションパッド1を成形する方法について説明する。図8は、シートクッションパッド1を成形する、本発明の第1実施形態に係る成形型としての金型の断面図、図9は、図8に示す金型の右側のサイドサポート部周辺の拡大図である。図10は、図8に示す金型の左側のサイドサポート部周辺の拡大図である。図中の符号50は、上記第1実施形態の金型を示す。
金型50は、上型51と下型52とを有する。下型52からは、吊込溝5を成形するための凸条53と、吊込溝6を形成するための凸条(図示せず)とが立設されている。この凸条53同士の間が腿下部2および尻下部3を形成するためのキャビティ部54であり、凸条53よりも外側がサイドサポート部4を形成するためのキャビティ部55である。
別部材20を保持するための保持手段として、図9に示すように、上型51のうちキャビティ部55に臨む金型天井面に台座部56が設けられており、この台座部56から下方に突起57が突設されている。突起57は、基端側(台座部56側)に細径のネック部を有し、このネック部から下側は次第に径が大きくなって最大径部となり、この最大径部から下側は先端(下端)に向かって径が小さくなる尖頭形状となっている。
別部材25を保持するための保持手段として、同様に、図10に示すように、上型51のうちキャビティ部55に臨む金型天井面に台座部58が設けられており、この台座部58から下方に突起59が突設されている。突起59は、基端側(台座部58側)に細径のネック部を有し、このネック部から下側は次第に径が大きくなって最大径部となり、この最大径部から下側は先端(下端)に向かって径が小さくなる尖頭形状となっている。
シートクッションパッド1の発泡成形を行うには、まずサポータ材30を上型51の下面に沿って配設して、両面テープ等によって仮固定し、次いで金型50内に離型剤を散布する。なお、サポータ材30に磁性繊維を混入させたり、サポータ材30に針金等の磁性片をテープ等で留め付けておくと共に、上型51にマグネットを設けておき、サポータ材30の周縁部等を上型51に磁気的に吸着保持させてもよい。
別部材20および別部材25には、あらかじめその外周部に布状介装材35を貼り付けておく。貼り付けは、別部材20および25に接着剤を塗布して布状介装材35を貼り付けても良いし、接着剤付きの布状介装材35を貼り付けてもよい。なお、本実施形態では、接着剤付きの布状介装材35の貼り付けである。また、別部材20および別部材25は溶剤を含んだ離型剤で溶けてしまう材料であるが、布状介装材35は離型剤に対して不溶性であることから、布状介装材35を別部材20および別部材25の外周全面に貼り付けた場合には、金型50に別部材を取り付けた状態で離型剤を散布しても別部材20および別部材25が溶けてしまうことがなく、何らかの理由で発泡成形されずに金型50を開き、再び離型剤を散布した場合でも正常に発泡成形することができる。
第1種軟質発泡樹脂導入部分40および42を形成するためには、別部材20および25に棒状溝および楔状溝を設けるが、これら棒状溝および楔状溝を別部材20および25に設けた後、これらの棒状溝および楔状溝の部分を避けて布状介装材35を貼り付けてもよいし、棒状溝および楔状溝の設置を予定している部位にもあらかじめ布状介装材35を貼り付けた後、棒状溝および楔状溝を設ける際に貼り付けられた布状介装材35を同時に除去してもよい。第2種軟質発泡樹脂導入部分41および43を形成するためには、棒状溝および楔状溝を設けた後、それら棒状溝および楔状溝内に布状介装材35を貼り付ける。
次いで、上記のように布状介装材35を貼り付けた別部材20を上型51に取り付ける。この際、台座部56を凹部21に嵌合させると共に、突起57を、布状介装材35を貼り付けた別部材20に差し込む。また、同様に、布状介装材35を貼り付けた別部材25を上型51に取り付ける。この際、台座部58を凹部21に嵌合させると共に、突起59を、布状介装材35を貼り付けた別部材25に差し込む。前述の通り、凹部21の底面に突起57の係合用、凹部26の底面に突起59の係合用の穴を設けてもよく、また、このような穴を設けることなく、突起57を別部材20に、突起59を別部材25に、それぞれ差し込んでもよい。なお、突起59を差し込む部分には布状介装材35を貼り付けないようにしてもよいし、突起57および突起59を別部材20および25に差し込む際に、突起57および突起59で突き刺して、貼り付けられた布状介装材35を貫通させてもよい。また、サポータ材30についても、突起57および突起59が挿通する部分にあらかじめ貫通穴を設けておいてもよいし、突起57および突起59の突き刺しにより貫通穴を設けても良い。
その後、下型52内にウレタン原液を供給し、型閉めし、ウレタンを加熱発泡させる。
ウレタン原液は、図9に示す部位44aおよび45aから別部材20に設けた溝や貫通孔内に流れ込み、第1種軟質発泡樹脂導入部分40aおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分41aを形成する。第1種軟質発泡樹脂導入部分40b、40cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分41b、41cについても同様である。また、ウレタン原液は、図10に示す部位46aおよび部位47aから別部材25に設けた面取り部に流れ込み、第1種軟質発泡樹脂導入部分42aおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43aを形成する。第1種軟質発泡樹脂導入部分42b、42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43b、43cについても同様である。そして、発泡後、ウレタンをキュアさせ、型開きし、脱型する。布状介装材35を貼り付けた別部材20、布状介装材35を貼り付けた別部材25およびサポータ材30は発泡成形品よりなるシートパッド本体10と一体になっており、上型51からスムーズに離型する。脱型後、真空クラッシュ処理を施してもよい。
本実施形態では、サポータ材30として不織布などシート状のものを用いているので、サポータ材30を上型51に沿って容易に配置することができる。また、シートパッド本体10の発泡成形時にサポータ材30が別部材20と上型51との間で挟持されるので、サポータ材30のズレが防止される。同様に、シートパッド本体10の発泡成形時にサポータ材30が別部材25と上型51との間で挟持されるので、サポータ材30のズレが防止される。
本実施形態では、図2に示すように、クッションパッド1の裏面側に、別部材20が臨む凹陥形状部7を設けて、そこにシートフレームを嵌め合わせるようにしているので、別部材20とシートフレーム等との位置ズレが防止される。そして、この別部材20の凹部21を上型51の台座部56と係合させることにより、成形途中での別部材20の位置ズレが防止される。同様に、クッションパッド1の裏面側に、別部材25が臨む凹陥形状部8を設けて、そこにシートフレームを嵌め合わせるようにしているので、別部材25とシートフレーム等との位置ズレが防止される。そして、この別部材25の凹部26を上型51の台座部58と係合させることにより、成形途中での別部材25の位置ズレが防止される。
本実施形態では、凹部21の底面に対し、突起57を押し込んで係合させることにより、別部材20を上型51にしっかりと保持させることができる。同様に、凹部26の底面に対し、突起59を押し込んで係合させることにより、別部材25を上型51にしっかりと保持させることができる。
次に本発明のシートパッドの第2実施形態について説明する。図11は、第2実施形態に係るシートバックパッドの正面図である。図中の符号60は、第2実施形態のシートバックパッドである。図12は、図11のII−II線に沿う断面図、図13は、図12の上部の拡大図である。
シートバックパッド60は、図11に示すように、背もたれ部63および左右のサイドサポート部62を有する。シートバックパッド60の表面には、表皮材(図示せず)を吊り込むための吊り込み溝64が、サイドサポート部62に沿うように設けられている。
このシートバックパッド60は、シートバックパッド本体61と、シートバックパットの上縁部側の裏面に設けられた別部材65と、シートバックパッド本体61の左右のサイドサポート部4の裏面に設けられた別部材66とを備える。
シートバックパッド本体61は、軟質発泡樹脂製であれば素材はいずれでもよいが、本実施形態ではポリウレタンフォームよりなる。別部材65および別部材66は、発泡ポリスチレン(発泡スチロール)よりなるが、発泡ポリエチレン等とすることもできる。
このシートバックパッド本体61は、図12に示すように、表面76aと裏面76bとを有するとともに、正面側部分77aと背面側部分77bとを有し、背面側部分77bが、上縁部と左右の側縁部とを持ち、該上縁部および該左右の側縁部が、該背面側の中央へ向かって張り出して、シートバックパッド本体61の背面側にその中央へ向かって開放される袋状の空洞部(凹陥形状部)73を形成している。別部材65は、この空洞部73に臨み、かつ該空洞部73を回り込む略逆J字形断面形状となっている。
図13に示した通り、別部材65の外周面には、布状介装材35が貼り付けられている。布状介装材35は、第1実施形態のシートクッションパッド1と同様の材料よりなり、また、布状介装材35の別部材65の外周面への貼り付けには、第1実施形態のシートクッションパッド1の場合と同様の接着剤または接着剤付き不織布を用いることができる。
このように別部材65の外周部に布状介装材35を貼り付けることで布状介装材35と別部材65との接着を確保し、シートバックパッド本体61の材料である軟質発泡樹脂を発泡成形時に布状介装材35に浸透させて軟質発泡樹脂と布状介装材35との接着を確保することで、シートバックパッド本体61と別部材65との固定を、従来の布状介装材35が貼り付けられない場合よりも確実なものとすることができる。なお、布状介装材35は、別部材65の外周面のできるだけ広い面に貼り付けた方が、シートバックパッド本体61と別部材65との固定を確実にする上で好ましい。
この布状介装材35を貼り付けた別部材65の、空洞部73に臨む面はサポータ材30(図13参照)で覆われている。このサポータ材30はシートバックパッド本体61の、サポータ材30に隣接する部分も覆っている。これにより、第1実施形態のシートクッションパット1と同様に異音の発生を防止することができる。なお、サポータ材30は、第1実施形態のシートクッションパッド1と同様のものを用いることができる。
シートバックパッド60の本体61と布状介装材35を貼り付けた別部材65とは、空洞部73の奥に位置する屈曲部78を有することから、この屈曲部78ではサポータ材を布状介装材35を貼り付けた別部材65に固定しないと、特にこのサポータ材30が袋状に垂れ下がり易くなる。そこで、布状介装材を貼り付けた別部材65の屈曲部78には、ポリウレタンフォームよりなる第1種軟質発泡樹脂導入部分75が設けられている。第1種軟質発泡樹脂導入部分75は、サポータ材30を布状介装材35を貼り付けた別部材62に固定する働きをするものであるから、布状介装材35を貼り付けた別部材65の屈曲部78とサポータ材30との間の全面に設ける必要はなく局所的に設ければ良い。また、第1種軟質発泡樹脂導入部分75を、布状介装材35を貼り付けた別部材65の屈曲部78とサポータ材30との間に局所的に設けることは、シートバックパッド60を成形する際に、第1種軟質発泡樹脂導入部分75を設けない面をサポータ材30を介して後述の成形用金型(中子)の表面に当接させることで布状介装材35を貼り付けた別部材62を成形用金型に位置決めして配設するために好ましい。
ここで、ポリウレタンフォームよりなる第1種軟質発泡樹脂導入部分75の形状、大きさおよび配設間隔について説明する。図14は、第1種軟質発泡樹脂導入部分75の配置間隔を説明するために、サポータ材30を省略してシートバックパッド60をその空洞部73側から眺めた説明図である。
図14では、円柱状の3個の第1種軟質発泡樹脂導入部分75a、75b、75cを示したが、この数に限られるものではない。第1種軟質発泡樹脂導入部分75a〜75cの個々の大きさは、円柱の底面の直径が10mm以上であることが好ましく、四角柱等、底面が円形でない場合には、底面の面積が、直径が10mmの円の面積以上であることが好ましい。なお、第1種軟質発泡樹脂導入部分75のように別部材65を貫通する形状とする場合、別部材65とサポータ材30が布状介装材35を介して接着される第2種軟質発泡樹脂導入部分となることはないが、その理由については、シートバックパッド60の成形する方法についての説明で後述する。
第1種軟質発泡樹脂導入部分75a〜75cは、例えば図14中の距離L3の間隔で配置される。距離L3は、第1種軟質発泡樹脂導入部分75a〜75cそれぞれについてのサポータ材30と接する部分の面積の合計S1の、別部材65のサポータ材30を臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が5〜95%の範囲となるように決定すれば良い。なお、本実施形態のように、第2種軟質発泡樹脂導入部分がない場合、第1種軟質発泡樹脂導入部分それぞれについてのサポータ材30と接する部分の面積の合計をS1とする。なお、本実施形態において、割合S1/S2は20%である。また、割合S1/S2が5%未満ではサポータ材30の垂れ下がりが発生し、一方、割合S1/S2が95%を超えると布状介装材35を貼り付けた別部材65のシートクッションパッド本体10に対する位置精度が低かった。
また、距離L3は、一定である必要はない。例えば、第1種軟質発泡樹脂導入部分75aと第1種軟質発泡樹脂導入部分75bとの間隔と、第1種軟質発泡樹脂導入部分75bと第1種軟質発泡樹脂導入部分75cとの間隔が異なっていても良い。
次に、シートバックパッド60の別の断面について説明する。図15は、図11のIII−III線に沿う断面図、図16は、図11のIV−IV線に沿う断面図を示す。なお、図15において上側がシートバックパッド60の表面76aである。
図15に示すように、シートバックパッド本体61の右側のサイドサポート部62の裏面に設けられた別部材66と、シートバックパッド本体61の左側のサイドサポート部62の裏面に設けられた別部材66とを備えるが、左右対称であり、以下、左側のサイドサポート部62について説明するが、右側のサイドサポート部62も同様とする。
別部材66の外周面には、第1実施形態のシートクッションパッド1の別部材25と同様に布状介装材35が貼り付けられ、これにより、シートバックパッド本体61と別部材66との固定は従来の布状介装材35が貼り付けられていない場合よりも確実なものとなっている。なお、本実施形態では、後述する第1種軟質発泡樹脂導入部分80と接する部分以外は別部材66のすべての外周面に布状介装材35を貼り付け、シートバックパッド本体61と別部材66との固定を一層確実なものとしている。
また、布状介装材35を貼り付けた別部材66の裏面側は、第1実施形態のシートクッションパッド1の布状介装材35を貼り付けた別部材25の場合と同様に、シート状の不織布よりなるサポータ材30により覆われ、このサポータ材30は布状介装材35を貼り付けた別部材65に隣接する部分も覆っており、布状介装材35を貼り付けた別部材66とシートフレーム等が直接摺接することなくサポータ材30を介して摺接するため異音の発生を防止することができる。
図15に示した通り、布状介装材35を貼り付けた別部材66の裏面側には、第1実施形態のシートクッションパッド1の凹部21と同様に、凹部68が設けられている。本実施形態では、図16に示すように、シートバックパッド60の上下方向の上部、中央、下部の3箇所に凹部68a、68b、68cを設けたが、3箇所に限られるものではない。また、凹部68の底面にはシートバックパッド60の成形型が有する突起を差し込むための係止穴を設けておいてもよい。
また、布状介装材35を貼り付けた別部材65には、第1実施形態のシートクッションパッド1の、第1種軟質発泡樹脂導入部分42a〜42cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分43a〜43cと同様に、第1種軟質発泡樹脂導入部分80a〜80cおよび第2種軟質発泡樹脂導入部分81a〜81cを設け、布状介装材35を貼り付けた別部材66の裏面側でサポータ材30の垂れ下がりを防止している。なお、上記割合S1/S2については、第1実施形態のシートクッションパッド1の場合と同様に5%である。
次にシートバックパッド60を成形する方法について説明する。図17は、シートバックパッド60の成形用の、本発明の第2実施形態に係る成形型としての金型の断面図であり、図18は、図11のV−V線に沿う金型の横断面図である。図中符号90は、その第2実施形態の金型を示す。このシートバックパッド60を成形するための金型90は、上型91と、下型92と、中子93とを有する。中子93は上型91に取り付けられている。中子93の周縁部は、キャビティ部94内において、シートバックパッド60に空洞部73を形成するように張り出しており、この張り出した部分を強く挟持するようにして別部材65が中子93に保持されている。
シートバックパッド60の発泡成形を行うには、まずサポータ材30を中子93に沿って配設して、仮固定した後、金型90内に離型剤を散布する。なお、サポータ材30の仮固定方法は、第1実施形態の場合と同様とすることができる。
別部材65には、あらかじめその外周部に布状介装材35を貼り付ける。別部材65には、図13に示すように、第1種軟質発泡樹脂導入部分75を形成するために貫通穴を設けるが、布状介装材35は、この貫通穴を別部材65に設けた後、この貫通穴の両端部を避けて貼り付けた。なお、別部材65の、貫通穴の設置を予定している部位にもあらかじめ布状介装材35を貼り付けておき、貫通穴を設けるときに同時に布状介装材35を除去してもよい。また、貫通穴によって軟質発泡樹脂導入部分を設ける場合には、図13からも分かるように、サポータ材30が布状介装材35を介して別部材65に固定される第2種軟質発泡樹脂導入部分とはならず、第1種軟質発泡樹脂導入部分75となる。
次いで、布状介装材35を貼り付けた別部材65を中子93に取り付ける。この際、布状介装材35を貼り付けた別部材65は、それ自身の弾性力によって中子93の周縁部を挟持し、中子93に保持される。また、サイドサポート部62の別部材66については、第1実施形態と同様の方法で布状介装材35の貼り付け、そして金型90への取り付けが行われる。
その後、下型92内にウレタン原液を供給し、型閉めし、ウレタンを加熱発泡させる。ウレタン原液は、図13に示す部位69から第1種軟質発泡樹脂導入部分75を形成するため、布状介装材35を貼り付けた別部材65に形成した貫通孔内に流れ込む。発泡後、ウレタンをキュアさせ、型開きし、脱型する。布状介装材35を貼り付けた別部材65およびサポータ材30は、発泡成形品よりなるシートバックパッド本体61と一体になっており、中子73からスムーズに離型する。サイドサポート部62の布状介装材35を貼り付けた別部材66については第1実施形態の場合と同様である。離型されたシートバックパッド60は、真空クラッシュ処理を施してもよい。
このようにして製造されたシートバックパッド60にあっては、シートバックパッド本体61の発泡成形時にサポータ材30が布状介装材35を貼り付けた別部材65と中子73との間で挟持されるので、サポータ材30のズレが防止される。
また、サポータ材30の端部の波打ちや、サポータ材30の袋状の垂れ下がりが特に発生しやすい袋状の空洞部73、とりわけ屈曲部78の近傍においても、第1種軟質発泡樹脂導入部分75でサポータ材30が別部材65に固定されているため、サポータ材30が袋状に垂れ下がったり波打ったりすることはない。また、サイドサポート部62の布状介装材35を貼り付けた別部材66についても、第1実施形態と同様に、第1種軟質発泡樹脂導入部分80または第2種軟質発泡樹脂導入部分81でサポータ材30が別部材66に固定され、別部材66の周辺部でサポータ材30が袋状に垂れ下がったり波打ったりすることはない。
本実施形態において、布状介装材35を貼り付けた別部材65については中子73に強干渉させることにより、容易に保持させることができるので成形作業が容易である。また、サイドサポート部62の布状介装材35を貼り付けた別部材66については、第1実施形態と同様の成形作業性が得られる。
なお、上述したところは、本発明の実施形態を例示したにすぎず、本発明は、特許請求の範囲の記載範囲内において種々変更を加えることができる。
本発明によれば、別部材とシートフレーム等とが、サポータ材を介して摺接するために異音の発生を防止することができ、そして、布状介装材を別部材に貼り付けることにより布状介装材と別部材との接着を確保し、かつ軟質発泡樹脂が布状介装材に浸透することにより軟質発泡樹脂と布状介装材との接着を確保する部分を少なくとも一部設けることでシートパッド本体と別部材との固定を従来よりも確実にすることができる。特に、別部材がシートパッド本体に対して強干渉しない形状である場合であっても、シートパッド本体と別部材とを確実に固定することができる。
1 シートクッションパッド
2 腿下部
3 尻下部
4 サイドサポート部
5 前後方向の吊込溝
6 横幅方向の吊込溝
7,8 凹陥形状部
10 シートクッションパッド本体
20,25 別部材
21,21a,21b,21c,21d 凹部
26,26a,26b,26c 凹部
30 サポータ材
31a,31b,32a,32b 部位
35 布状介装材
40,40a,40b,40c,42,42a,42b,42c 第1種軟質発泡樹脂導入部分
41,41a,41b,41c,43,43a,43b,43c 第2種軟質発泡樹脂導入部分
44a,45b,46a,47b 部位
50 金型
51 上型
52 下型
53 凸条
54,55 キャビティ部
56,58 台座部
57,59 突起
60 シートバックパッド
61 シートバックパッド本体
62 サイドサポート部
63 背もたれ部
64 吊り込み溝
65,66 別部材
68,68a,68b,68c 凹部
69 部位
75,75a,75b,75c 第1種軟質発泡樹脂導入部分
76a 表面
76b 裏面
77a 正面側部分
77b 背面側部分
78 屈曲部
80,80a,80b,80c 第1種軟質発泡樹脂導入部分
81,81a,81b,81c 第2種軟質発泡樹脂導入部分
90 金型
91 上型
92 下型
93 中子

Claims (8)

  1. 軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、
    該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材と、
    を備えてなるシートパッドにおいて、
    前記別部材の外周面の少なくとも前記シートパッド本体と接する部分に、前記軟質発泡樹脂が浸透可能な布状介装材を貼り付け、該布状介装材が貼り付けられた別部材の少なくとも前記シートパッド本体と接しない部分およびシートパッド本体の裏面側の少なくとも一部をサポータ材で覆い、前記別部材の外周全面は外周に接する前記布状介装材及び前記サポータ材により覆われていることを特徴とするシートパッド。
  2. 軟質発泡樹脂よりなるシートパッド本体と、該シートパッド本体の裏面側に配設する別部材と、を備えてなるシートパッドにおいて、
    前記別部材の外周面の少なくとも一部に、前記軟質発泡樹脂が浸透可能な布状介装材が貼り付けられ、該布状介装材が貼り付けられた別部材の少なくとも一部およびシートパッド本体の裏面側の少なくとも一部がサポータ材で覆われ、
    記軟質発泡樹脂が流れ込んで形成され、前記布状介装材の少なくとも1箇所で局所的に前記布状介装材と前記サポータ材との両方に接する第2種軟質発泡樹脂導入部分を有することを特徴とするシートパッド。
  3. 前記軟質発泡樹脂が流れ込んで形成され、前記別部材の少なくとも1箇所で局所的に前記別部材と前記サポータ材との両方に接する第1種軟質発泡樹脂導入部分を有し、
    前記サポータ材が前記第1種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積と、前記サポータ材が前記第2種軟質発泡樹脂導入部分と接する部分の面積との合計面積S1の、前記別部材の、前記サポータ材に臨む面の面積S2に対する割合S1/S2が、5〜95%であることを特徴とする請求項2に記載のシートパッド。
  4. 前記布状介装材が、接着剤付き不織布であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシートパッド。
  5. 前記別部材が、前記シートパッド本体の裏面側に凹部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシートパッド。
  6. 前記別部材が、前記凹部の底面に、前記シートパッドの成形型に設けた突起が差し込まれる係止穴を有することを特徴とする請求項5に記載のシートパッド。
  7. 前記サポータ材が、前記突起を挿通する貫通穴を有し、前記凹部の側面および底面のいずれにも沿っていることを特徴とする請求項6に記載のシートパッド。
  8. 請求項6または7に記載のシートパッドを成形する成形型において、
    前記別部材の、前記シートパッド本体の裏面側に設けた凹部に対応し、該凹部を前記成形型のキャビティ面にはめ込む台座部と、
    前記台座部から前記成形型のキャビティ方向へさらに突設される、前記別部材を前記成形型内面に係止する突起と、
    を前記成形型内面に有することを特徴とするシートパッド成形型。
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