JP5189298B2 - シート用パッド及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、車両用や家具用のシートに用いられるクッションパッドの製造方法に関するものである。
従来、例えば自動車用シートのためのクッションパッドにおいては、シートフレームとの摩擦による破損や異音発生を抑制するために、パッドの裏面にフェルトや粗毛布などの補強布を裏打ち材として一体的に積層する場合が多い(例えば、下記特許文献1参照)。かかる補強布は、一般に、上型に設けた装着ピンを介して上型に装着され、下型に発泡原料を注入して発泡させることにより、発泡体であるパッド本体の裏面に積層一体化されている。
上記装着ピンを用いて補強布を発泡成形型に装着する場合、製品形状によっては装着作業時に作業者が目視で確認しにくい部位があり、その場合、手探りで装着する必要がある。そのため、装着時に位置ずれが生じたり、また装着後に外れや位置ずれが発生する場合がある。あるいはまた、発泡成形後に上型を開いたり、製品を脱型する際に、装着ピンに補強布が引っ掛かって破れるといった場合もある。
そこで、下記特許文献2では、発泡成形型に永久磁石を設け、補強布に磁性体部材を設けて、該磁性体部材を発泡成形型の永久磁石に磁気吸着させることにより、補強布を発泡成形型に装着するという技術が提案されている。この文献では、前記磁性体部材として、ステープラーの止め針などの小型の金属片や、金属粉末を塗布した接着シート片などが用いられているが、これらの磁性体部材で補強布を発泡成形型にしっかりと保持するためには、相当数の磁性体部材を使用する必要があり、コストが高くなるという問題がある。
一方、シート用パッドは、シートフレーム上でパッド表面に織編物や皮革などの表皮を被せて構成されるが、かかる表皮側の係止具を係止するためのワイヤがシート用パッドに埋設される場合がある(下記特許文献3〜5参照)。従来、このような表皮係止用ワイヤは、補強布とは別に発泡成形型に装着されているが、製品形状によっては作業者が目視で確認しにくい部位にワイヤを装着しなければならない場合があり、ワイヤが取り付けにくいという問題がある。また、その場合、発泡成形後の脱型時において、ワイヤが発泡成形型から外れにくかったり、補強布との間で干渉して補強布が破れるなどの不具合が生じることがある。
特開2005−319123号公報 特開2004−358916号公報 特開2005−000453号公報 特開2005−095267号公報 特開2006−020735号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、第1の課題は、補強布を発泡成形型に装着しやすく、かつ安定に保持して脱型性にも優れたものでありながら、コストを抑えてシート用パッドを製造することを可能にする点にある。
また、第2の課題は、表皮係止用ワイヤを用いて補強布を発泡成形型に保持させることにより、発泡成形型への部品の取付工数を減らすとともに、脱型時における表皮係止用ワイヤによる補強布の破損などの不具合を防止する点にある。
本発明に係るシート用パッドの製造方法は、発泡樹脂成形体からなるパッド本体の裏面に補強布が一体化されたシート用パッドを製造する方法であって、前記補強布に金属製のワイヤを取り付け、前記ワイヤを取り付けた補強布を、発泡成形型に設けられた永久磁石に前記ワイヤを磁気吸着させて、前記発泡成形型内に装着し、前記発泡成形型を型閉めしてパッド本体を発泡成形することで、前記補強布を前記ワイヤとともに前記パッド本体の裏面に一体化させる、というものである。また、該製造方法において、前記ワイヤがパッド表面を覆う表皮側の係止具を係止するための表皮係止用ワイヤを兼ねており、前記ワイヤの1又は複数の被係止部を各別に露出させる1又は複数の係止具取り付け操作用穴を前記補強布に設け、前記補強布の前記ワイヤが固定された側の面を前記パッド本体に一体化させることを特徴とする。
また、本発明のシート用パッドは、発泡樹脂成形体からなるパッド本体と、前記パッド本体の裏面に一体化された補強布と、を備えてなるシート用パッドにおいて、前記補強布に金属製のワイヤが取り付けられ、前記補強布が前記ワイヤとともに前記パッド本体の発泡成形により当該パッド本体の裏面に一体化されたものであり、更に、前記ワイヤがパッド表面を覆う表皮側の係止具を係止するための表皮係止用ワイヤを兼ねており、前記ワイヤの1又は複数の被係止部を各別に露出させる1又は複数の係止具取り付け操作用穴が前記補強布に設けられ、前記補強布の前記ワイヤが固定された側の面が、前記パッド本体に一体化されたことを特徴とする。
上記本発明によれば、補強布に取り付けた金属製のワイヤを、発泡成形型の永久磁石に磁気吸着させて、補強布を発泡成形型に装着するので、補強布を発泡成形型に装着しやすく、かつ安定に保持することができ、しかも脱型性にも優れる。また、金属製のワイヤは、それ自体安価であり、また、ステープラーの止め針や金属粉末シート片などを用いる場合に比べて、取付点数を大幅に削減することができるので、製造コストを低減することができる。
本発明においては、前記ワイヤがパッド表面を覆う表皮側の係止具を係止するための表皮係止用ワイヤを兼ねているこのように表皮係止用ワイヤを用いて補強布を発泡成形型に保持させることにより、表皮係止用ワイヤと補強布を別々に発泡成形型に装着する場合に比べて、発泡成形型への部品の取付工数を減らすことができる。また、表皮係止用ワイヤは補強布と一体化されており、発泡成形型の永久磁石に対する磁気吸着により発泡成形型に装着されるので、脱型時に表皮係止用ワイヤによって補強布が破損することがなくなり、脱型時の不具合を解消することができる。よって、上記第2の課題が解決される。
このように前記ワイヤが表皮係止用ワイヤを兼ねる場合において、前記ワイヤの1又は複数の被係止部を各別に露出させる1又は複数の係止具取り付け操作用穴を前記補強布に設け、前記補強布の前記ワイヤが固定された側の面を前記パッド本体に一体化させるようにすると、次の作用効果が奏される。
すなわち、この場合、前記ワイヤはパッド本体と補強布との間に挟まれた状態となるので、ワイヤがシート用パッド表面に完全に露出することがなくなり、成形後の取り扱い時におけるワイヤの脱落や、露出したワイヤ端部による周辺部材の損傷などの不具合を回避することができる。また、補強布の係止具取り付け操作用穴において露出したワイヤの被係止部により、表皮側の係止具を係止することができるとともに、係止後には、ワイヤは被係止部の両側が補強布の上記操作用穴周りで覆われていることにより、被係止部でのワイヤの浮き上がりが防止されて、高い係止効果を発揮することができる。
上記本発明において、前記ワイヤを接着テープで前記補強布に取り付け固定するようにすれば、ワイヤを容易かつ低コストに補強布に取り付けることができる。
また、上記本発明において、前記補強布に舌状部を設け、前記舌状部を折り返して前記ワイヤの一部を包み込んだ状態で前記舌状部を補強布本体に樹脂製タグピンで固定して、前記ワイヤを前記補強布に取り付け固定するようにすれば、ワイヤを容易かつ確実に補強布に取り付けることができる。
本発明によれば、補強布を発泡成形型に装着しやすく、かつ安定に保持して脱型性にも優れたものでありながら、低コストにシート用パッドを製造することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート用パッド10の裏面側の斜視図、図2は、その断面図である。このシート用パッド10は、自動車シートにおいて、乗員の臀部を支持するためのシートクッションに用いられるパッドである。シート用パッド10は、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を持つ発泡成形体からなるパッド本体12と、該パッド本体12の裏面(下面)の略全体にわたって一体成形された裏打ち材としての補強布14とからなる。補強布14としては、粗毛布、フェルト、不織布などが挙げられる。
シート用パッド10の表面(上面)には、布地(編物、織物または不織布)、人工皮革、レザーなどの表皮9が被せられるようになっており、シート用パッド10には、上記表皮9に設けられた係止具8を係止するための表皮係止用ワイヤ16が設けられている。表皮係止用ワイヤ16は、シート用パッド10の前縁部における下方に突出した垂れ部18の裏面側に設けられて、表皮9の前縁部9Aを係止する金属製の線状部材であり、上記垂れ部18の幅方向に延び、かつこの例では該幅方向の全体にわたって設けられている。
シート用パッド10を製造するに際しては、まず、補強布14を、シート用パッド10の裏面に対応した所定形状に裁断し、裁断したシート用パッド10に上記ワイヤ16を取り付ける。
図3は、ワイヤ16の取付部周辺を拡大した補強布14の斜視図である。図示するように、ワイヤ16は、補強布14の前縁部14Aにおいて、その幅方向の全体にわたって設けられており、ワイヤ16の長手方向の複数の箇所で紙テープなどの接着テープ20により取り付け固定されている。また、補強布14には、ワイヤ16の複数の被係止部22を各別に露出させる複数の係止具取り付け操作用穴24が設けられている。ここで、被係止部22は、表皮9側の係止具8により係止されるワイヤ部分である。
より詳細には、ワイヤ16は、補強布14の前縁部14Aに沿って直線状に延びており、その両端16AがU字状に折り返されている。係止具取り付け操作用穴24は、ワイヤ16の長手方向における両端部と中央部の計3箇所において、各被係止部22を露出させるように矩形状の開口として設けられている。また、接着テープ20は、中央の係止具取り付け操作用穴24の左右両側と、両端の係止具取り付け操作用穴24よりも先端側のU字状に折り返されたワイヤ16の両端16Aとの計4箇所にて、ワイヤ16を覆うように貼り付けられている。
次いで、このワイヤ16を取り付けた補強布14を、図4に示すように、発泡成形型40内に装着する。
発泡成形型40は、上方に開口する下型42と、下型42の一辺側に配されたヒンジ部44を介して回動可能に設けられて下型42の上面開口を開閉する上型46とを備えてなる。下型42は、パッド10の表面(上面)側を成形する型であり、それに対応した凹部48を有する。上型46は、パッド10の裏面(下面)側を成形する型であり、上記凹部48を閉じることにより、すり合わせ面(PL部)50の内側において、下型42との間にパッド形状に対応する発泡空間であるキャビティ52を形成する(図5参照)。キャビティ52は、上記垂れ部18を持つパッド10の前縁部をヒンジ部44側で形成し、薄肉状の後縁部をヒンジ部44と反対側で成形するように構成されており、そのため、ヒンジ部44側の方が凹部48の深さが大きく形成されている。
キャビティ52に面する上型46の下面には、補強布14をキャビティ52内に装着するための装着ピン54が所定箇所に複数個設けられている。装着ピン54は、上型46の型内面からキャビティ52内に垂直に突出した状態に設けられており、補強布14の所定箇所に突き刺して貫通させることで、補強布14をキャビティ52内の上型46表面に着脱可能に係止する。装着ピン54は、作業者が目視で確認しやすい部位、すなわち、図4に示す型開きした状態において、垂れ部18を成形する上型46の下端壁46Aを除く領域に設けられている。
そして、垂れ部18の裏面側を成形する上型46の下端壁46Aには、上記ワイヤ16を磁気吸着するための永久磁石56が埋め込まれている。永久磁石56は、1本のワイヤ16を複数の永久磁石56で保持するように、ワイヤ16の長手方向における複数箇所に対応させて設けられている。この例では、永久磁石56は、補強布14の複数の係止具取り付け操作用穴24に各別に対応するように、上型46の幅方向における複数箇所に設けられている。
補強布14を発泡成形型40の上型46に装着する際には、図4に示すように、補強布14の下端部を除く部分では、装着ピン54で係止させるとともに、作業者が目視で見えにくい補強布14の下端部については、ワイヤ16、特にその被係止部22を永久磁石56に磁気吸着させる。その際、補強布14における上記ワイヤ16が固定された側の面14B(図3参照)をパッド本体12に一体化させるように、当該面14Bをキャビティ52側に向け、また、該面14Bと反対側の面14C(図1参照)を上型46の型表面に向けて、補強布14をセットする。
このようにして補強布14を上型46に装着した後、不図示の注入装置から下型42の凹部48に発泡原料26を注入し(図4参照)、発泡成形型40を型閉めして、図5に示すように、キャビティ52内でパッド本体12を発泡成形させる。これにより、パッド本体12の裏面に補強布14がワイヤ16とともに一体化される。その後、上型46を開いて、脱型することにより、シート用パッド10が得られる。
以上よりなる本実施形態であると、表皮係止用ワイヤ16を補強布14に予め取り付けて一体化し、該ワイヤ16で補強布14を発泡成形型40の所定箇所に保持するようにしたので、作業者が目視で確認しにくい位置でありながら補強布14を装着しやすく、また、部品点数を減らして取り付け工数を低減することができる。また、表皮係止用ワイヤ16であると、1本でも永久磁石56との間で高い吸着効果が得られるので、発泡成形型40に安定に保持することができるとともに、ステープラーの止め針や金属粉末シート片などを用いる場合に比べて、コストを大幅に低減することができる。しかも、脱型時にも、磁力による吸着保持であるので脱型しやすく、また、表皮係止用ワイヤ16によって補強布14が破損する不具合を回避することができる。
また、本実施形態であると、表皮係止用ワイヤ16がパッド本体12と補強布14との間に挟まれた状態となるので、ワイヤ16がシート用パッド10表面に完全に露出することがなくなり、成形後の取り扱い時におけるワイヤ16の脱落などの不具合を回避することができる。また、このようにワイヤ16をパッド本体12と補強布14との間に挟むものでありながら、補強布14の発泡成形型40への装着時には、係止具取り付け操作用穴24から露出するワイヤ16の被係止部22を直接(即ち、補強布14を介在させることなく)永久磁石56に磁気吸着させることができるので、補強布14の保持効果が高い。しかも、ワイヤ16と永久磁石56が直接密着していることから、両者の間に発泡原料が回り込むのを防止することができ、ワイヤ16の被係止部22をより確実に露出させることができる。
また、本実施形態であると、補強布14の係止具取り付け操作用穴24において露出したワイヤ16の被係止部22により、表皮9側の係止具8を係止することができる。そして、係止した後には、ワイヤ16は被係止部22の両側が補強布14の上記操作用穴24周りで覆われていることにより、被係止部22でのワイヤ16の浮き上がりが防止されて、高い係止効果を発揮することができる。
図6は、第2の実施形態に係るシート用パッド30の底面図である。このシート用パッド30は、自動車のリアシートのシートクッションに用いられるパッドであり、基本的には第1の実施形態と同様の構成を持つ。以下、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
第2の実施形態では、シート用パッド30の前縁部30Aだけでなく、側縁部30B、及び後縁部30Cにも、表皮係止用ワイヤ16が設けられている。前縁部30A及び側縁部30Bに設けられた表皮係止用ワイヤ16は、一体に連なって全体として略L字状をなしており、第1の実施形態と同様に接着テープ20を用いて補強布14に取り付け固定されている。
後縁部30Cに設けられた表皮係止用ワイヤ16は、図7に拡大して示すように、接着テープ20とともに、樹脂製タグピン32を用いて補強布14に取り付け固定されている。
詳細には、表皮係止用ワイヤ16は、両端16Aが補強布14の中央部側に向かって垂直に折曲されるとともに、その先端がそれぞれU字状に折り返されており、該折り返し部が接着テープ20により固定されている。係止具取り付け操作用穴24は、ワイヤ16の長手方向における両端部の2箇所において円形状に設けられている。
ワイヤ16の長手方向における中央部には、補強布14に切込みを設けることで舌状部34が設けられている。舌状部34は、図8に示すように、ワイヤ16の長手方向における中央部を包み込むように折り返されて、補強布本体15上に重ねられており、この重ね合わせ部で、舌状部34が補強布本体15に樹脂製タグピン32により固定されている。樹脂製タグピン32は、一般に、商品に値札を取り付けるために用いられる係止片であり、タグガンと称されるタグ取付機により打ち付けられる。この例では、樹脂製タグピン32は、図8に示すように、舌状部34及び補強布本体15を貫通する軸部36と、該軸部36の両端においてT字状になるように軸部36と直交して延びる一対の係止頭部38とからなるH字状をなしている。
このように補強布16に舌状部34を設けて樹脂製タグピン32によりワイヤ16を固定することで、ワイヤ16を容易かつ確実に補強布14に取り付けることができる。その他の構成及び製造方法については、第1の実施形態と同様であり、上記と同様の作用効果が奏される。
本発明の第1の実施形態に係るシート用パッドの斜視図。 図1のII−II線断面図。 同シート用パッドに用いる補強布の要部拡大斜視図。 同実施形態における発泡成形型の型開き状態での断面図。 同実施形態における発泡成形時の断面図。 第2の実施形態のシート用パッドの底面図。 第2の実施形態で用いる補強布の要部拡大斜視図。 図7のVIII−VIII線断面図。
符号の説明
8…係止具
9…表皮
10,30…シート用パッド
12…パッド本体
14…補強布、14B…ワイヤが固定された側の面
15…補強布本体
16…表皮係止用ワイヤ(ワイヤ)
20…接着テープ
22…被係止部
24…係止具取り付け操作用穴
32…樹脂製タグピン
34…舌状部
40…発泡成形型
56…永久磁石

Claims (5)

  1. 発泡樹脂成形体からなるパッド本体の裏面に補強布が一体化されたシート用パッドを製造する方法であって、
    前記補強布に金属製のワイヤを取り付け、
    前記ワイヤを取り付けた補強布を、発泡成形型に設けられた永久磁石に前記ワイヤを磁気吸着させて、前記発泡成形型内に装着し、
    前記発泡成形型を型閉めしてパッド本体を発泡成形することで、前記補強布を前記ワイヤとともに前記パッド本体の裏面に一体化させる方法において、
    前記ワイヤがパッド表面を覆う表皮側の係止具を係止するための表皮係止用ワイヤを兼ねており、前記ワイヤの1又は複数の被係止部を各別に露出させる1又は複数の係止具取り付け操作用穴を前記補強布に設け、前記補強布の前記ワイヤが固定された側の面を前記パッド本体に一体化させる
    ことを特徴とするシート用パッドの製造方法。
  2. 前記ワイヤを接着テープで前記補強布に取り付け固定する請求項1記載のシート用パッドの製造方法。
  3. 前記補強布に舌状部を設け、前記舌状部を折り返して前記ワイヤの一部を包み込んだ状態で前記舌状部を補強布本体に樹脂製タグピンで固定して、前記ワイヤを前記補強布に取り付け固定する請求項1又は2記載のシート用パッドの製造方法。
  4. 発泡樹脂成形体からなるパッド本体と、前記パッド本体の裏面に一体化された補強布と、を備えてなるシート用パッドにおいて、
    前記補強布に金属製のワイヤが取り付けられ、前記補強布が前記ワイヤとともに前記パッド本体の発泡成形により当該パッド本体の裏面に一体化され
    前記ワイヤがパッド表面を覆う表皮側の係止具を係止するための表皮係止用ワイヤを兼ねており、前記ワイヤの1又は複数の被係止部を各別に露出させる1又は複数の係止具取り付け操作用穴が前記補強布に設けられ、前記補強布の前記ワイヤが固定された側の面が、前記パッド本体に一体化された
    ことを特徴とするシート用パッド。
  5. 前記補強布に舌状部が設けられ、前記舌状部は、前記ワイヤの一部を包み込むように折り返されて補強布本体に樹脂製タグピンで固定されたことを特徴とする請求項4記載のシート用パッド。
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