JP5566362B2 - タイヤ - Google Patents

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この発明は、サイド部の外表面にタイヤの製造上ないし構造上発生し得る凹凸を目立たなくする新規な技術に関するものである。
タイヤのサイド部の外表面には、カーカス層のタイヤ周方向の端部同士を重ね合わせたジョイント部やタイヤ径方向の折返し端部が局所的な凹凸となって表れ、とくにこのような凹凸は、タイヤの内圧が高い場合やサイドゴムの厚みが薄い場合に目立ち易くなりタイヤの外観を損なわせる原因になっていた。従来、このような局部的な凹凸を目立たなくすることを目的の一つとして、タイヤのサイド部の外表面に、通常リッジと呼ばれる微小な突条を多数配列することによって、帯状の装飾部を形成するようにしたものがあり(例えば、特許文献1参照)、これによれば、リッジの表面による光の反射等により、凹凸を目立ち難くすることができる。
特開2004−299662号公報
しかしながら、上記リッジは、走行中のサイド部の繰り返し変形に伴い、リッジないしリッジ相互間の部分に応力が集中してクラックが発生し易く、また、リッジはサイド部表面に対して高さを有しているため走行時の空気抵抗が増大するという問題があった。
それゆえ、この発明の目的は、多数のリッジの配設に代えて、タイヤのサイド部外表面に生じる凹凸を目立たなくすることができる新規な技術を提案することにある。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、この発明のタイヤは、タイヤの少なくとも一方のサイド部の外表面の少なくも一部に、印刷により形成された平滑な装飾部を備え、該装飾部が、タイヤ周方向に沿って延びるとともに色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つがタイヤ周方向に除々に変化する短冊状のグラデーション部分を複数有し、前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ周方向に色の濃淡が繰り返されるようタイヤ周方向に連続的に配置されるとともにタイヤ径方向に隣接して2段以上配置され、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分の濃淡の位相はタイヤ周方向に相互にずれ、且つ該タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差は、0%を同位相とした場合に25%〜75%であることを特徴とするものである。
かかる構成になるタイヤによれば、タイヤのサイド部に形成したグラデーション部分の色の濃淡によって、サイド部外表面にタイヤの製造上ないし構造上生じる局所的な凹凸(段差)をカモフラージュすることができるので、該凹凸を目立ち難くすることができる。また、グラデーション部分は印刷により形成された平滑面であり、従来技術のように上記リッジで装飾部を形成した場合に比べて、タイヤ転動時の装飾部による空気抵抗を大幅に低減することができるとともに上述したようなリッジに起因したクラックがサイド部に発生することもない。なお、この明細書において「色の濃淡」とは、色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つに差(変化)があることを意味するものとする。
また、かかる構成になるタイヤによれば、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分の色の濃淡に位相差を設けたことで、タイヤ径方向に色の濃淡が交互に表れるため、サイド部外表面の凹凸(段差)をより一層目立ち難くすることができる。また、インクジェット印刷によって印刷ヘッドの幅を超える装飾部を形成する場合、タイヤ径方向に複数回に分けて印刷を行わなければならないが、その際に、印刷の境目をタイヤ径方向に隣り合う短冊状のグラデーション部分の境目に合わせることで、印刷の境目を目立たなくすることができる。
さらに、かかる構成になるタイヤでは、タイヤ径方向に隣り合う前記グラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相差を、0%を同位相とした場合に25%〜75%とすることによって、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分を確実に識別することができる。すなわち、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分間の濃淡の位相の差が25%未満または75%を超える場合には、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分が視覚的に一体化してしまい、サイド部外表面に生じるタイヤ径方向の凹凸(段差)を目立ち難くする効果が低下するおそれがある。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記短冊状のグラデーション部分の各々は、タイヤ周方向の長さが5mm〜300mm、タイヤ径方向の長さが2mm〜15mmであることが好ましい。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ径方向に3段以上配置されるとともに、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分を挟んで隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相が同位相となるよう配置されることが好ましく、これによれば、色の統一感、一体感を表現することができる。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ径方向に3段以上配置されるとともに、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分を挟んで隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差が、0%を同位相とした場合に、0%〜30%となるよう配置されることが好ましく、これによれば、装飾部全体として「流れ」や「スピード感」を表現できるとともに、デザイン的な統一性を創出することができる。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記グラデーション部分の明度差(明度の最小値と最大値の差)は30%以上であることが好ましく、これによれば、グラデーション部分のグラデーションを視覚的に確実に認識できるので、凹凸を目立ち難くする効果を確実に得ることができる。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記グラデーション部分の色相差(色相の最小値と最大値の差)は30度以上であることが好ましく、これによれば、グラデーション部分のグラデーションを視覚的に確実に認識できるので、凹凸を目立ち難くする効果を確実に得ることができる。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記グラデーション部分の彩度差(彩度の最小値と最大値の差)は30%以上であることが好ましく、これによれば、グラデーション部分のグラデーションを視覚的に確実に認識できるので、凹凸を目立ち難くする効果を確実に得ることができる。
さらに、この発明のタイヤにあっては、前記グラデーション部分の色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つを、該グラデーション部分のタイヤ周方向の一端から他端に向けて装飾部周辺色(例えば、黒色(明度0%))に近づくよう変化させてなることが好ましく、このようにすれば、グラデーション部分をタイヤのサイド部の地色に近づけて視覚的にタイヤに馴染ませることができる。
しかも、この発明のタイヤにあっては、前記装飾部を、リムラインからタイヤ径方向外側に15mm以上離間して配設してなることが好ましく、これによれば、リムラインのタイヤ径方向外側に隣接して設けられる法規上必要とされる各種表示の視認性を確保することができる。
この発明によれば、装飾部のグラデーション部分によりサイド部外表面の凹凸をカモフラージュできるので、該凹凸を目立たなくすることができる。
この発明にしたがう第1の実施形態の空気入りタイヤをリム組みした状態で示すタイヤ幅方向断面図(半図)である。 図1のタイヤのサイド部を示す部分側面図である。 図2におけるグラデーション部分の一つを拡大して示す図である。 参考例の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す部分側面図である。 (a)は、第1の実施形態にしたがう実施例1の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、第1の実施形態にしたがう実施例2の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、第1の実施形態にしたがう実施例3の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、第1の実施形態にしたがう実施例4の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、第1の実施形態にしたがう実施例5の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、第1の実施形態にしたがう実施例6の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例1の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例2の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、第1の実施形態にしたがう実施例9の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、第1の実施形態にしたがう実施例10の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、第1の実施形態にしたがう実施例11の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、比較例1の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例3の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例4の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例5の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例6の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例7の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例8の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例9の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例10の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 (a)は、参考例11の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図であり、(b)は、参考例12の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す側面図である。 従来技術にしたがう従来例1の空気入りタイヤをリム組みした状態で示す部分側面図である。
以下、この発明にしたがう実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
この発明は、図1に示すような、一対のビード部3と、該ビード部3のタイヤ径方向に延びる一対のサイドウォール部5と、これらのサイドウォール部5間を跨るトレッド部7とを備えるとともに、タイヤ内部に、これらビード部3、サイドウォール部5及びトレッド部7に亘ってトロイド状に延びるとともに、その端部がそれぞれ各ビード部3に埋設したビードコア9の周りに折り返されたカーカス層11と、カーカス層11のタイヤ径方向外側に配置されたベルト層13とを備えることができる空気入りタイヤに適用することができるが、勿論中実構造のソリッドタイヤ(図示省略)に対しても適用できるものである。また、この発明が対象とするサイド部外表面の凹凸は、カーカス層のジョイント部やタイヤ径方向の折返し端部によって形成されるものに限定されず、タイヤ製造上ないし構造上生じ得る例えば加硫時の不均一なゴム流れによって生じる凹凸等も対象とすることができる。以下、この発明を空気入りタイヤに適用した例を説明する。
図1に示すように、サイド部15は、上記サイドウォール部5及び上記ビード部3を含み、より詳細には、トレッド踏面のタイヤ幅方向外側端縁からビード部3のリム嵌合部に至る範囲をいうものとする。ここで「トレッド踏面」とは、タイヤが空気入りタイヤであるときは、空気入りタイヤを、正規リムに組み付け、正規内圧を充填し、正規荷重を加えて平坦な面に押し付けたときのトレッド部が上記平坦な面に接触する面を指すものとする。そして、正規リムとは、JATMAに規定される「標準リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、正規内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、正規荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。なお、図中符号Rはリムである。また、この明細書において、グラデーション部分の「タイヤ周方向長さ」、「タイヤ径方向長さ」というときには、空気入りタイヤを、正規リムに組み付け、正規内圧を充填し、無負荷状態において測定した長さを指すものとする。
図2に示すように、タイヤは、少なくとも一方(この例では一方)のサイド部15の外表面の少なくも一部の領域に、印刷により形成された環状の平滑な装飾部17を備える。なお、装飾部17は必ずしもサイド部15の全周にわたっていなくてもよく、タイヤ周方向に断続的または一部に設けてもよい。装飾部17は、リムラインmのタイヤ径方向外側に隣接して設けられる法規上必要とされる各種表示(図示省略)の視認性を確保する上で、リムラインmから少なくとも15mmタイヤ径方向外側に離間させて設けることが好ましい。装飾部17は、図3に拡大して示す印刷により形成されたグラデーション部分19を複数有し、各グラデーション部分19は、タイヤ周方向に沿って延び、かつ、色相、彩度及び明度(以下、「色相等」という。)のうちの少なくとも一つがタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けてタイヤ周方向に徐々に変化するものである。なお、装飾部17は、タイヤの両方のサイド部15に形成してもよい。また、装飾部17を形成するにあっては、インクジェット印刷、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷等の既知の印刷技法を用いることができる。
以下、装飾部17の詳細を具体例に基づき説明するに、装飾部17は、上記グラデーション部分19を複数有し、各グラデーション部分19は、タイヤ周方向に細長い短冊状であり、該短冊状のグラデーション部分19は、図2に示すように、タイヤ周方向に色の濃淡が繰り返されるようタイヤ周方向に連続的に配置されている。また、グラデーション部分は、タイヤ径方向に互いに隣接して2段以上(ここでは12段)配置されている。また、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分19の濃淡の位相はタイヤ周方向に相互にずれて配置されている。
また、短冊状のグラデーション部分19は、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分19を挟んで隣り合うグラデーション部分19間の濃淡の位相が、比較的小さな位相差をもってタイヤ周方向の一方側にずれるよう配置されている。
各グラデーション部分19において、グラデーションを表現するにあたっては、色相、彩度及び明度のうちの何れか1つを一定とし、残りの2つをタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けて徐々に変化させてもよく、あるいは、色相、彩度及び明度のうちの何れか2つを一定とし、残りの1つをタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けて徐々に変化させてもよい。また、色相、彩度及び明度全てをタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けて徐々に変化させることによりグラデーション部分19のグラデーションを表現してもよい。この例では、各グラデーション部分19は、色相240度、彩度80%で一定の下、明度をタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けて80%から30%(明度差50%)に徐々に(滑らかに)変化するグラデーションによって構成されている。また、この実施形態では、上記グラデーション部分19の色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つ(ここでは明度)を、該グラデーション部分19のタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けて黒色(明度0%)、すなわちタイヤのサイド部15の地色に近づくよう変化させている。なお、明度、彩度及び色相は、HSVモデル(HSV色空間ともいう。)において定義される。また、明度、彩度及び色相は、以下の方法で測定することができる。すなわち、分光測色計(例えば、コニカミノルタ社製)を用いて、グラデーション部分19の明度、彩度及び色相を他系統(例えばLab色空間)で測定した後、必要なソフトウエア(例えば、photoshop(登録商標))を用いてHSV系統に変換することである。なお、色見本を用意あるいは作成して同定することによって明度、彩度及び色相を測定してもよく、すなわち、パーソナルコンピュータ等からプリンタへ紙出力することにより、近しい色見本を多数作成しこの色見本とグラデーション部分19と比較することで簡易的な同定を行ってもよい。
また、この実施形態では、各グラデーション部分19は、タイヤ周方向に加えてタイヤ径方向にも一端(内端)から他端(外端)に色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つが変化している。この例では、各グラデーション部分19は、HSVモデルにおいて、色相、彩度及び明度のうちの2つを240%(度)、80%で一定の下、残りの明度をタイヤ径方向の内端から外端に向けて80%(度)から30(度)%に徐々に(滑らかに)変化するグラデーションによって構成される。
なお、図2において符号21は、グラデーション部分19を背景部としてグラデーション部分19とは異なる色(ここでは白色)で印刷された文字や記号等で構成される標章であり、このようにグラデーション部分19に重ねるようにして標章21を設けることにより、該標章21の視認性を高めることができる。
かかる構成になるタイヤによれば、タイヤのサイド部15に形成したグラデーション部分19の色の濃淡によって、サイド部15に生じる、カーカス層11のタイヤ周方向の端部同士を重ね合わせたジョイント部やタイヤ径方向の折返し端部等による局所的な凹凸(段差)をカモフラージュすることができるので、該凹凸を目立ち難くすることができる(以下、「カモフラージュ効果」という。)。また、グラデーション部分19は印刷により形成された平滑面であり、従来技術のように上記リッジで装飾部を形成した場合に比べて、タイヤ転動時の装飾部による空気抵抗を大幅に低減することができるとともに上述したようなリッジに起因したクラックがサイド部15に発生することもない。
また、上記実施形態のタイヤによれば、上記グラデーション部分19の色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つを、該グラデーション部分19のタイヤ周方向の一端19aから他端19bに向けてタイヤのサイド部15の地色に近づくよう変化させたことから、グラデーション部分19を視覚的にタイヤに馴染ませることができる。
さらに、上記実施形態によれば、上記グラデーション部分19の色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つを、タイヤ径方向にも徐々に変化させたことから、とくにカーカス層11の折返し端部等によって生じるタイヤ径方向の凹凸(段差)に対しても視覚的に目立たなくすることができる。
さらに、上記実施形態では、各グラデーション部分19を短冊状としたことから、タイヤ周方向に繰り返しのグラデーション模様を形成することができる。また、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分19間の色の濃淡に位相差(タイヤ周方向の位相差)を設けたことで、タイヤ径方向に色の濃淡が交互に表れるため、カーカス層11の折返し端部等によって生じる凹凸(段差)をより一層目立ち難くすることができる。また、インクジェット印刷によって印刷ヘッドの幅を超える装飾部17を形成する場合、タイヤ径方向に複数回に分けて印刷を行わなければならないが、その際に、印刷の境目をタイヤ径方向に隣り合う短冊状のグラデーション部分19の境目に合わせることで、印刷の境目を目立たなくすることができる。
なお、この発明において、タイヤ径方向に隣り合う上記グラデーション部分19間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差は、0%を同位相とした場合に25%〜75%であり(上記実施形態では50%)、これによれば、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分19を確実に識別することができる。すなわち、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分19間の濃淡の位相の差が25%未満または75%を超える場合には、タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分19が視覚的に一体化してしまい、カーカス層11の折返し端部等によって生じるタイヤ径方向の凹凸(段差)を目立ち難くする効果が低下するおそれがある。
また、この発明において、短冊状のグラデーション部分19は、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分19を挟んで隣り合うグラデーション部分19間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差が、0%を同位相とした場合に、位相差0%〜30%をもってタイヤ周方向の一方側に若干ずれるよう配置することが好ましく(上記実施形態では位相差25%)、これによれば、装飾部17全体として「流れ」や「スピード感」を表現できるとともに、デザイン的な統一性を創出することができる。これに代えて、短冊状のグラデーション部分19は、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分19を挟んで隣り合うグラデーション部分19間の濃淡の位相が同位相となるよう配置してもよく(図示省略)、これによれば、色の統一感、一体感を表現することができる。
また、この発明において、グラデーション部分19は、タイヤ周方向の長さLが5mm〜300mmであることが好ましい。なぜなら、グラデーション部分19のタイヤ周方向の長さLが5mm未満では、グラデーション部分19のグラデーション効果を十分に発揮させることができず、サイド部15表面の凹凸を十分にカモフラージュすることができないおそれがあり、一方、300mmを超えると単位長さあたりの色相等の変化が小さくなる結果、グラデーション効果を十分に発揮させることができず、サイド部15表面の凹凸を十分にカモフラージュすることができないおそれがあるからである。
また、グラデーション部分19は、タイヤ径方向の長さが5mm〜100mmであることが好ましい。なぜなら、グラデーション部分19のタイヤ径方向の長さが5mm未満では、グラデーション部分19のグラデーション効果を十分に発揮させることができず、サイド部表面の凹凸を十分にカモフラージュすることができないおそれがあり、一方、100mmを超えると単位長さあたりの色相等の変化が小さくなる結果、グラデーション効果を十分に発揮させることができず、サイド部15表面の凹凸を十分にカモフラージュすることができないおそれがあるからである。なお、グラデーション部分19の、タイヤ周方向の長さの最大値を300mmとしているのに対し、タイヤ径方向の長さの最大値を100mmとしている理由、空気入りタイヤは、タイヤ径方向の断面において形状の変化が大きいため、タイヤ径方向の距離があまり長いと効果が薄くなるためである。
また、この発明において、明度及び彩度を一定とし、色相を変化させる場合には、HSVモデルにおいて、色相差(色相の最小値と最大値の差)を30度以上とすることが好ましい。なぜなら、グラデーション部分19における色相差が30度未満の場合には、グラデーションによる上記カモフラージュ効果が不十分となるおそれがあるからである。
同様に、色相及び彩度を一定とし、明度を変化させる場合には、HSVモデルにおいて、明度差(明度の最小値と最大値の差)を30%以上とすることが好ましい。なぜなら、グラデーション部分19における明度差が30%未満の場合には、グラデーションによる上記カモフラージュ効果が不十分となるおそれがあるからである。
同様に、色相及び明度を一定とし、彩度を変化させる場合には、HSVモデルにおいて、彩度差(彩度の最小値と最大値の差)を30%以上とすることが好ましい。なぜなら、グラデーション部分19における彩度差が30%未満の場合には、グラデーションによる上記カモフラージュ効果が不十分となるおそれがあるからである。
また、この発明において、装飾部17はサイド部15の少なくともトレッドパターン端からリムライン部(リムフランジ部にほぼ対応する部分)の外側10〜15mmまでの範囲に設けることが好ましい。なぜなら、サイド部の凹凸はプライ折り返し端付近に発生しやすく、折り返し端は、トレッドパターン端からリムライン位置の間に配置される場合が多く、最大幅付近が最も多いからである。一方、リムライン付近には各規格(JATMA、ETRTOなど)に定められた表示(タイヤサイズなど)を設ける必要があるが、各規格で指定された位置があり、最大幅より内側に表示を求められるケースが多いため、リムライン外側10〜15mm程度には表示用のスペースが必要となる。従ってその範囲には上記装飾を設けない方が表示が読みやすく好ましい。
図4は、参考例のタイヤのサイド部を示す部分側面図である。
このタイヤは、サイド部15の外表面の少なくとも一部に、印刷により形成された平滑な装飾部25を備え、該装飾部25が、タイヤ周方向に沿って延びるとともに色相、彩度及び明度のうちの少なくとも1つがタイヤ周方向に徐々に変化するグラデーション部分27を有する点では、先の実施形態のタイヤと同じであるが、各グラデーション部分27の構成が異なる。すなわち、この実施形態のタイヤでは、装飾部25は、タイヤ径方向内端から外端に向けてタイヤ径方向に対してタイヤ周方向の一方側に傾斜しながらタイヤ周方向に延びる複数のグラデーション部分27を、タイヤ周方向に所定の間隔を空けて複数配置してなるものである。図示例では、各グラデーション部分27は、HSVモデルにおいて、色相240度、彩度80%で一定の下、明度をタイヤ周方向の一端27aから他端27bに向けて80%から30%(明度差50%)に徐々(連続的)に変化するグラデーションによって構成される。勿論、この実施形態においても、グラデーション部分27におけるグラデーションは図示例に限定されず、色相、彩度及び明度のうちの2つあるいは全てを徐々に変化させて表現することができる。また、この実施形態においても、文字等からなる標章29(白色)をグラデーション部分27に重ねるようにして印刷により設けている。
かかる実施形態のタイヤによれば、先の実施形態のタイヤと同様、タイヤのサイド部15に形成したグラデーション部分27の色の濃淡によって、サイド部15に生じる、カーカス層11のタイヤ周方向の端部同士を重ね合わせたジョイント部やタイヤ径方向の折返し端部による局所的な凹凸(段差)をカモフラージュすることができるので、該凹凸を目立ち難くすることができる。また、グラデーション部分27は印刷により形成された平滑面であり、従来技術のように上記リッジで装飾部を形成した場合に比べて、タイヤ転動時の装飾部による空気抵抗を大幅に低減することができるとともに上述したようなリッジに起因したクラックがサイド部に発生することもない。また、図2に示した装飾では、グラデーション部分が短冊状にタイヤ径方向に分割されているため、印刷範囲を区切り易く、特にタイヤ径方向の印刷幅を広くすることが要求去れる場合に好適な例であるのに対し、図4に示した本実施形態では、図2の装飾とは反対にグラデーション部分がタイヤ径方向に延びることからダイナミックな印象を与えることができる。
なお、上述したところは、この発明の一部に過ぎず、この発明は種々の変更、改良が可能である。例えば、グラデーション部の色(色相)は、例えば、タイヤを装着する車体の色にほぼ合わせてもよく、これによれば、車体と一体的なデザインを創出することができる。
この発明にしたがう実施例のタイヤにおいて、グラデーション部分の明度差、彩度差及び色相差を変化させ、それぞれのタイヤのサイド部に生じる凹凸についての目視確認を行い、凹凸の目立ち難さについて実験を行ったので以下説明する。
ここで、実施例1〜11及び参考例1、2のタイヤは、それぞれサイズが195/65R15であり、図5〜図10(a)に示した装飾部をサイド部に備えるものである。実施例1〜11及び参考例1、2のタイヤにおいて、装飾部の配設範囲は、リムラインからタイヤ径方向外側に15mmの位置からタイヤ径方向でみて55mmに亘る環状領域である。短冊状のグラデーション部分のタイヤ周方向長さ及びタイヤ径方向長さ、並びに該グラデーション部分のHSVモデルにしたがうタイヤ周方向の明度差(%)、彩度差(%)及び色相差(度)は、表1に示すとおりである。
比較例1のタイヤは、サイズが195/65R15であり、図10(b)に示した装飾部をサイド部に備えるものである。比較例1のタイヤにおいて、装飾部の配設範囲は、リムラインからタイヤ径方向外側に15mmの位置からタイヤ径方向でみて55mmに亘る環状領域である。短冊状のグラデーション部分のタイヤ周方向長さ及びタイヤ径方向長さ、並びに該グラデーション部分のHSVモデルにしたがうタイヤ周方向の明度差(%)、彩度差(%)及び色相差(度)は、表1に示すとおりである。
また、参考例3〜12のタイヤは、それぞれサイズが195/65R15であり、図11〜図15に示した装飾部をサイド部に備えるものである。参考例3〜12のタイヤにおいて、装飾部の配設範囲は、リムラインからタイヤ径方向外側に15mmの位置からタイヤ径方向でみて55mmに亘る環状領域である。グラデーション部分のタイヤ周方向長さ及びタイヤ径方向長さ、並びに該グラデーション部分のHSVモデルにしたがうタイヤ周方向及びタイヤ径方向の明度差(%)、彩度差(%)及び色相差(度)は、表2に示すとおりである。
従来例のタイヤは、サイズが195/65R15であり、図16に示すようにサイド部にリッジによって装飾部が形成されたものである。
凹凸の目立ち難さは、上記各供試タイヤをサイズ6J×15のリムに装着し、内部にJATMA規格に準拠した最大内圧(240kPa)を充填した上で目視により判断した。評価結果を表1、2に示す。なお、表1、2の結果は、30人の看者が目視によって3段階に評価を行ったものであり、凹凸が目立つという意見が得られたのが10人未満の場合には、「3」とし、凹凸が目立つという意見が得られたのが10人以上20人未満の場合には「2」とし、凹凸が目立つという意見が得られたのが20人以上の場合には「1」としている。
表1、2の結果からも分かるように、この発明を適用した実施例1〜11のタイヤによれば、リッジによって装飾部を形成した場合とほぼ同等レベルで、タイヤのサイド部外表面に生じる凹凸を目立たなくすることができることが分かる。
かくして、この発明により、多数のリッジの配設に代えて、タイヤのサイド部外表面に生じる凹凸を目立たなくすることができる新規な技術を提案することが可能となった。
3 ビード部
5 サイドウォール部
7 トレッド部
9 ビードコア
11 カーカス層
13 ベルト層
15 サイド部
17 装飾部
19 グラデーション部分
25 装飾部
27 グラデーション部分
m リムライン
R リム

Claims (9)

  1. タイヤの少なくとも一方のサイド部の外表面の少なくも一部に、印刷により形成された平滑な装飾部を備え、該装飾部が、タイヤ周方向に沿って延びるとともに色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つがタイヤ周方向に除々に変化する短冊状のグラデーション部分を複数有し、
    前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ周方向に色の濃淡が繰り返されるようタイヤ周方向に連続的に配置されるとともにタイヤ径方向に隣接して2段以上配置され、
    タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分の濃淡の位相はタイヤ周方向に相互にずれ、
    且つ該タイヤ径方向に隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差は、0%を同位相とした場合に25%〜75%であることを特徴とするタイヤ。
  2. 前記短冊状のグラデーション部分の各々は、タイヤ周方向の長さが5mm〜300mm、タイヤ径方向の長さが2mm〜15mmである、請求項に記載のタイヤ。
  3. 前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ径方向に3段以上配置されるとともに、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分を挟んで隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相が同位相となるよう配置される、請求項又はに記載
    のタイヤ。
  4. 前記短冊状のグラデーション部分は、タイヤ径方向に3段以上配置されるとともに、タイヤ径方向に一つのグラデーション部分を挟んで隣り合うグラデーション部分間の、タイヤ周方向にみたときの濃淡の位相の差が、0%を同位相とした場合に、0%〜30%となるよう配置される、請求項又はに記載のタイヤ。
  5. 前記グラデーション部分の明度差は30%以上である、請求項1〜の何れか一項に記載のタイヤ。
  6. 前記グラデーション部分の色相差は30度以上である、請求項1〜の何れか一項に記載のタイヤ。
  7. 前記グラデーション部分の彩度差は30%以上である、請求項1〜の何れか一項に記載のタイヤ。
  8. 前記グラデーション部分の色相、彩度及び明度のうちの少なくとも一つを、該グラデーション部分のタイヤ周方向の一端から他端に向けて装飾部周辺色に近づくよう変化させてなる、請求項1〜に記載のタイヤ。
  9. 前記装飾部を、リムラインからタイヤ径方向外側に15mm以上離間して配設してなる、請求項1〜に記載のタイヤ。
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