JP2000088061A - ベルト - Google Patents

ベルト

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JP2000088061A
JP2000088061A JP10255029A JP25502998A JP2000088061A JP 2000088061 A JP2000088061 A JP 2000088061A JP 10255029 A JP10255029 A JP 10255029A JP 25502998 A JP25502998 A JP 25502998A JP 2000088061 A JP2000088061 A JP 2000088061A
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JP10255029A
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Koji Watanabe
幸二 渡邉
Takehiro Hayashi
丈浩 林
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトのいずれの位置を手で掴んでも、ベル
トサイズ、仕様、取付方向などの必要最小限の情報を表
示した表示部を一見して確認可能で、ベルトの取付作業
をサイズや向きなどを間違うことなくスムーズに遂行で
き、作業性を向上出来るベルトを提供する。 【解決手段】 本マーク2は背面1aの全周(長さ)の
一部分(1/3前後)で、残りの部分(2/3前後)に
は副マーク3が設けられている。本マーク2はアルファ
ベット文字と数字からなり、ベルト本体1Aの幅方向に
上下2列に設けられ、本マーク2の文字の向きで、ベル
ト本体1Aの方向を示している。一方、副マーク3は広
い幅の連続したラインからなり、本マーク2を挟んで両
側に狭いスペース(空白部)を残して長さ方向に設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動用や搬送用
のベルトに関するもので、詳しくは、ベルトの背面、底
面又は側面の少なくとも一方にベルトを識別可能な表示
部を設けたベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の一般的な伝動ベルトで
は、ベルトの背面にその品種(製造メーカー名、ベルト
の種類、サイズ、用途など)を詳しく表した本マークが
表示されている。また、その本マークはベルトの円周方
向の一部設けられており、アルファベットおよび数字な
どの文字からなっている。詳しくは、図9に示すよう
に、ベルト背面の所定の位置に本マーク12を表示し、
それに付加して識別用の副マーク13を付している。識
別マーク(副マーク)13は、ベルトの長さ方向に沿っ
て一定の長さを有する幅太く短寸のラインであって、ベ
ルトの品種に応じて色彩や長さを変えている。伝動ベル
ト11の長さ応じて、マーク幅、表示数を調整し、例え
ば、次のように表示している。
【0003】 ベルト長さ 735〜1200mm 1900〜2300mm 識別マーク数 3ケ所 6ケ所 識別マーク幅 5〜10mm 8mm 識別マーク最小間隔 245mm 317mm 識別マーク占有長さ率 4.08% 2.53% なお、上記識別マークは、その色彩を白、赤、黄などに
変えたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、自動車のファ
ンベルトなどに用いられる伝動ベルトは、近年に厚みが
薄くなってきており、逆に長さは長くなってきているた
めに、ベルトが非常に撓みやすくなっている。そこで、
例えば、組み立てラインで作業者がベルトを片手にもっ
てその品種を確認しようとすると、ベルトが垂れ下がっ
て本マークを見ることができないことが多い。このた
め、作業者はベルトを両手でもって回しながら本マーク
を見て確認することがあるが、作業時間が短く区切られ
ているために、そうしたベルトの品種等を確認する作業
は非常に手間で煩わしい。そのうえ、本マークは一見し
ただけでは分かりにくいので、確認に時間がかかった
り、間違って認識したりするおそれがある。特に、自動
車組み立てラインでは、使用されるベルトの種類は限定
されており、複数種類のベルトのうちから、主にベルト
サイズ、仕様を確認すれば済むが、このような場合に本
マークでは確認するには、手間がかかり過ぎる。しか
も、ベルトを掛ける(取付)方向が決まっている場合に
は、本マークでは向きを同時に確認しにくく、間違いが
起こりやすい。
【0005】また上記した伝動ベルト11に付されてい
る従来の識別マーク12は、短寸のラインマークであ
り、その長さあるいは色彩が異なる単純な構成に過ぎ
ず、このために作業者に必要な情報を十分に織り込むこ
とができないという問題がある。
【0006】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、伝動ベルトのいずれの位置を手で掴んでも、ベルト
サイズ、仕様、取付方向などの必要最小限の情報を表示
した表示部を一見して確認可能で、ベルトの取付作業を
サイズや向きなどを間違うことなくスムーズに遂行で
き、作業性を向上出来るベルトを提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の請求項1に係るベルトは、ベルトの背面、
底面又は側面の少なくとも一方にベルトを識別可能な表
示部を設けた伝動ベルトであって、前記表示部をベルト
のほぼ全周にわたって設けている。
【0008】上記の構成を有する請求項1に係るベルト
によれば、表示部をベルトの背面、底面あるいは側面に
設けるているので、ベルトのいずれの位置を把持した状
態においても、表示部の内容を認識することができる。
【0009】請求項2に係るベルトは、ベルトの背面、
底面又は側面の少なくとも一方にベルトを識別可能な表
示部を設けた伝動ベルトであって、前記ベルトのいずれ
の位置を把持した状態でも、前記表示部を見えるように
設けている。
【0010】上記の構成を有する請求項2に係るベルト
によっても、請求項1に記載のベルトとほぼ同様な作用
を奏する。
【0011】請求項3に記載のように、請求項1又は2
記載のベルトにおいて、前記表示部がベルトの品種を詳
しく表す本マークと、特定の複数種類のベルトを識別す
るための副マークとからなる構成するとよい。
【0012】請求項3に記載のベルトによれば、本マー
クには、商標など組み込みに直接意味の少ない表示を含
み、自動車等製造ラインに搬入されるまでにのみ必要な
表示も含んでいるため、作業者が一見して判断できない
ことがある。しかし、ベルトの取付作業に必要な情報の
みを副マークとして本マークとは区分して設けたことに
より、作業者の判断を容易にかつ誤認の起こらないよう
にする。
【0013】請求項4に記載のように、請求項3記載の
ベルトにおいて、前記副マークが、ライン、記号、絵模
様のいずれか一つまたはその組み合わせからなる構成す
るとよい。なお、記号には、文字、数字、ロッド等を含
むものである。
【0014】請求項4に記載のベルトによれば、副マー
クをライン、記号、絵模様等にすることにより、作業者
は一見してベルトの種別・取付方向・仕様等を認識でき
るので、判断が瞬時にかつ極めて簡単に行い得る。
【0015】請求項5に記載のように、請求項1又は2
記載のベルトにおいて、前記表示部をベルトのほぼ全周
にわたり連続的に設けることができる。
【0016】請求項5に記載のベルトによれば、ベルト
のいずれの箇所を把持してもベルトの種別・方向などを
簡単に認識できる。
【0017】請求項6に記載のように、請求項1又は2
記載のベルトにおいて、前記表示部をベルトのほぼ全周
にわたり断続的に設けることができる。
【0018】請求項6に記載のベルトによれば、表示部
を断続的に設けるので、例えばその設け方の差異によっ
て表示内容を変更でき、一見してベルトの識別が鮮明と
なり、作業者の認識を容易にする。これに加えて、ベル
ト取付後にベルトの走行試験をする場合に、ベルト走行
時には断続的に設けた表示部が連続して見えることか
ら、一見してベルトの走行状態を確認でき、作業の安全
性が向上する。
【0019】請求項7に記載のように、請求項3又は4
記載のベルトにおいて、前記副マークの位置を、ベルト
の種類に応じてベルトの幅方向において変更することが
できる。
【0020】請求項7に記載のベルトによれば、表示部
のベルト幅方向の位置の差異は作業者とベルトとの位置
関係により、ベルトの取付方向を確実かつ瞬時に判定す
ることが容易になる。
【0021】請求項8に記載のように、請求項3又は4
記載のベルトにおいて、前記副マークの色又は濃淡度
を、ベルトの種類に応じて変更することができる。
【0022】請求項8記載の伝動ベルトによれば、同一
の副マークを用いてもベルトの種別が可能になる。
【0023】請求項9に記載のように、請求項3〜8の
いずれかに記載のベルトにおいて、前記本マークと前記
副マークとを、相互に重なり合わないように位置を変え
て設けることが好ましい。
【0024】請求項9に記載のベルトによれば、本マー
クと副マークが重複していないので、両マークが相殺さ
れてどちらも判別が難しくなることがない。
【0025】請求項10に記載のように、請求項1〜9
のいずれかに記載のベルトにおいて前記表示部をインク
ジェット方式により印刷することが好ましい。
【0026】請求項10記載の伝動ベルトは、副マーク
として図形マーク、さらに動物などを象形したマークを
使用した場合には印刷が複雑になりやすいが、インクジ
ェット方式によりこれらを鮮明に表示できる。しかも、
印刷部分のインクがベルトの帆布等に凹凸を形成するこ
とが防止されるために、ベルトの走行性能、例えば音の
発生などに悪影響を与えることがない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の伝動ベルトの実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】図1に示すように、第1実施例に係る伝動
ベルト1-1は、リング状のベルト本体1Aの背面1a
に、ベルトの品種を詳しく表示する本マーク2と、特定
のベルト取付作業において最低限必要な情報からなるベ
ルトのサイズ、仕様および向きなどの特定の複数種類の
ベルトを識別するための副マーク3との2種類の表示部
が表示されている。図2の伝動ベルト1-1の背面1aの
展開図に示すように、本マーク2は背面1aの全周(長
さ)の一部分(1/3前後)で、残りの部分(2/3前
後)には副マーク3が設けられている。本マーク2はア
ルファベット文字と数字からなり、ベルト本体1Aの幅
方向に上下2列に設けられ、本マーク2の文字の向き
で、ベルト本体1Aの方向を示している。一方、副マー
ク3は広い幅の連続したラインからなり、本マーク2を
挟んで両側に狭いスペース(空白部)を残して長さ方向
に設けられている。本例の伝動ベルト1-1は、ベルトの
取付方向に制約がない場合の実施例で、正規の向きは本
マーク2で識別されるが、ベルトの取付作業ではベルト
の向きはどちらでもよい。しかし、ベルトの取付方向が
決まっている場合には、例えば図3に第2の実施例に係
る伝動ベルト1-2を示すように、副マーク3のラインの
一方(図の上方)を他方よりも濃くして濃淡をつけ、濃
淡の向きによりベルト取付方向を指示するようにするこ
とができる。なお、図1中の符号1cはベルト1-1の底
面を示し、この底面1cに表示部2・3(特に副マーク
3)を設けてもよい。
【0029】図4は第3実施例に係る伝動ベルト1-3の
背面を示す展開図である。本例の伝動ベルト1-3は、副
マーク3の広幅のラインを一定の間隔をあけて断続的に
設けているところが、上記2つの実施例と相違してい
る。本例では、伝動ベルト1-3の全長が1000mmで
あり、断続的な一つのラインマーク3aの長さLを12
0mm、ラインマーク3a間の間隔Sを80mmにして
いるが、ラインマーク3aの長さは少なくとも50mm
以上必要であるが、80mm以上にするのが望ましい。
また、ラインマーク3a間の間隔Sは、少なくとも20
0mm以下にする必要があるが、100mm以下にする
とさらに好ましい。その理由は、ベルトを片方の手で掴
んだとき、手の幅が70〜90mmであることから、ベ
ルト上の手の部分が隠れ、マーク3aが見えなくなるこ
とを考慮したものである。本例の場合にもベルトの取付
方向もラインマーク3aで示唆する必要があれば、マー
クの上下で濃淡を変えたり、色彩を変えたりすればよ
い。
【0030】図5は第4実施例に係る伝動ベルト1-4の
背面を示す展開図である。本マーク2と副マーク3の位
置をベルト本体1Aの幅方向においてずらせることによ
り重ならないようにする一方、副マーク3を星の図形3
bで構成し、ベルト本体1Aの全周にわたり一定の間隔
をあけて設けている。図形3bの位置がベルト幅方向に
おいて中央位置より一方に偏って設けているので、ベル
トの取付方向も副マーク3で確認できる。その他の構成
については、本マーク2を一段(一行)にした点を除き
共通している。
【0031】図6は第5実施例に係る伝動ベルト1-5の
背面を示す展開図である。本マーク2と副マーク3の位
置をベルト本体1Aの幅方向においてずらせることによ
り重ならないようにする一方、副マーク3を連続した波
状のラインマーク3cで構成し、ベルト本体1Aの全周
にわたり設けている。ラインマーク3cの位置がベルト
幅方向において中央位置より一方に偏って設けているの
で、ベルトの取付方向も副マーク3で確認できる。その
他の構成については、本マーク2を一段(一行)にした
点を除き共通している。
【0032】図7は第6実施例に係る伝動ベルト1-6の
背面を示す展開図である。本マーク2と副マーク3の位
置をベルト本体1Aの幅方向において同一位置にする一
方、副マーク3を菱形マーク3dで構成し、ベルト本体
1Aの全周にわたり一定の間隔をあけて断続的に設けて
いる。また、菱形マーク3dの位置がベルト幅方向にお
いて中央位置より一方に偏って設けられているので、ベ
ルトの取付方向も副マーク3で確認できる。ところで、
本マーク2と副マーク3が重なり合うが、図7のように
本マーク2に比べて副マーク3の印刷濃度を薄くしてい
るので、本マーク2を十分に確認できる。
【0033】図8は第7実施例に係る伝動ベルト1-7の
背面を示す展開図である。本マーク2と副マーク3の位
置をベルト本体1Aの幅方向において同一位置にする一
方、副マーク3を連続するやや広幅のラインマーク3e
で構成し、ベルト本体1Aの全周にわたり設けている。
また、ラインマーク3eの位置をベルト幅方向において
中央位置より一方に偏らせて設けているので、ベルトの
取付方向も副マーク3で確認できる。ところで、本例の
場合にも、本マーク2と副マーク3が重なり合うが、図
8のように副マーク3上で本マーク2と重なり合う位置
は白抜きにして本マーク2を印刷しているので、本マー
ク2をはっきりと確認できる。
【0034】ところで、上記した7つの実施例に係る伝
動べルト1-1〜1-7においては、ベルト本体1Aの背面
1aに対してくインクジェット方式のプリンタにより表
示部2・3を印刷している。これは、副マークとして図
形マーク、さらに動物などを象形したマークなどの複雑
な形状のマークを使用した場合にも鮮明な印刷が可能
で、鮮明に表示できるとともに、印刷部分のインクがベ
ルトの帆布等に凹凸を形成するのが防止されるために、
ベルトの走行性能に、例えば音の発生などの影響を与え
ることがないという利点があるからです。しかし、スク
リーン印刷、オフセット印刷、レーザ印刷、パッド印刷
などによって表示部2・3を設けてもよいことは言うま
でもない。
【0035】また、副マーク3は正三角形や丸や動物の
図形など、一見して識別可能なものであれば、特に限定
されない。
【0036】さらに、上記各実施例では、ベルト本体1
Aの背面1aにだけ表示部2・3を設けているが、特に
副マーク3はベルト本体1Aの側面1b(図1)あるい
は底面1c(図1)に設けてもよく、背面1aと側面1
bの両面あるいは背面1aと側面1bまたは側面1bと
底面1cに設けてもよい。
【0037】さらにまた、上記実施例では、伝動ベルト
を例に挙げて説明したが、搬送用ベルトなどにも本発明
を同様に適用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る伝動ベルトには、次のよな優れた効果があ
る。
【0039】(1) 請求項1および請求項2に係る伝動ベ
ルトでは、表示部をベルトの背面あるいは側面に設ける
ているので、ベルトのいずれの位置を把持した状態にお
いても、表示部の内容を認識することができる。
【0040】(2) 請求項3に係る伝動ベルトでは、ベル
トの取付作業に必要な情報のみを副マークとして本マー
クとは区分して設けることにより、作業者の判断を容易
かつ誤認の起こらないようにでき、作業能率が極めて向
上する。
【0041】(3) 請求項4に係る伝動ベルトは、副マー
クをライン、記号、絵模様等にすることにより、作業者
は一見してベルトの種別・取付方向・仕様等を認識でき
るので、ベルト取付作業上の判断を瞬時にかつ極めて容
易に行うことが出来る。またそれらのマークによって
も、請求項6のベルトと同様にベルト取付後にベルトを
走行させる場合に、ベルト走行時には断続的に設けた表
示部が連続して見えることから、一見してベルトの走行
状態を確認でき、作業の安全性が向上する。
【0042】(4) 請求項5に係る伝動ベルトは、ベルト
のいずれの箇所を把持してもベルトの種別・方向などを
簡単に認識できる。
【0043】(5) 請求項6に係る伝動ベルトは、表示部
を断続的に設けるので、例えばその設け方の差異によっ
て表示内容を変更でき、一見してベルトの識別が鮮明と
なり、作業者の認識を容易にする。これに加えて、ベル
ト取付後にベルトを走行する場合に、ベルト走行時には
断続的に設けた表示部が連続して見えることから、一見
してベルトの走行状態を確認でき、作業の安全性が向上
する。
【0044】(6) 請求項7に係る伝動ベルトでは、表示
部のベルト幅方向の位置の差異は作業者とベルトとの位
置関係により、ベルトの取付方向を確実かつ瞬時に判定
することが容易になる。
【0045】(7) 請求項8に係る伝動ベルトでは、同一
の副マークを用いてもベルトの種別が可能になる。
【0046】(8) 請求項9に係る伝動ベルトでは、本マ
ークと副マークが重複していないので、両マークが相殺
されてどちらも判別が難しくなることがない。
【0047】(9) 請求項10記載の伝動ベルトは、副マ
ークとして図形マーク、さらに動物などを象形したマー
クを使用した場合には印刷が複雑になりやすいが、イン
クジェット方式によりこれらを鮮明に表示できる。しか
も、印刷部分のインクがベルトの帆布等に凹凸を形成す
るのが防止されるために、ベルトの走行性能(例えば、
音の発生など)に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る伝動ベルト1-1を示
す斜視図である。
【図2】図1の伝動ベルト1-1の背面を長さ方向に展開
して示す展開図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る伝動ベルト1-2を
示す展開図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る伝動ベルト1-3を
示す展開図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る伝動ベルト1-4を
示す展開図である。
【図6】本発明の第5の実施例に係る伝動ベルト1-5を
示す展開図である。
【図7】本発明の第6の実施例に係る伝動ベルト1-6を
示す展開図である。
【図8】本発明の第7の実施例に係る伝動ベルト1-7を
示す展開図である。
【図9】従来の一般的な伝動ベルトを示す展開図であ
る。
【符号の説明】
1-1〜1-7 伝動ベルト(ベルト) 1A ベルト本体 1a ベルトの背面 1b ベルトの側面 2 本マーク 3 副マーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトの背面、底面又は側面の少なくと
    も一方にベルトを識別可能な表示部を設けたベルトであ
    って、 前記表示部をベルトのほぼ全周にわたって設けたことを
    特徴とするベルト。
  2. 【請求項2】 ベルトの背面、底面又は側面の少なくと
    も一方にベルトを識別可能な表示部を設けたベルトであ
    って、 前記ベルトのいずれの位置を把持した状態でも、前記表
    示部を見えるように設けたことを特徴とするベルト。
  3. 【請求項3】 前記表示部がベルトの品種を詳しく表す
    本マークと、特定の複数種類のベルトを識別するための
    副マークとからなる請求項1又は2記載のベルト。
  4. 【請求項4】 前記副マークが、ライン、記号、絵模様
    のいずれか一つまたはその組み合わせからなる請求項3
    記載のベルト。
  5. 【請求項5】 前記表示部がベルトのほぼ全周にわたり
    連続的に設けられている請求項1又は2記載のベルト。
  6. 【請求項6】 前記表示部がベルトのほぼ全周にわたり
    断続的に設けられている請求項1又は2記載のベルト。
  7. 【請求項7】 前記副マークの位置を、ベルトの種類に
    応じてベルトの幅方向において変更した請求項3又は4
    記載のベルト。
  8. 【請求項8】 前記副マークの色又は濃淡度を、ベルト
    の種類に応じて変更した請求項3又は4記載のベルト。
  9. 【請求項9】 前記本マークと前記副マークとを、相互
    に重なり合わないように位置を変えて設けた請求項3〜
    8のいずれかに記載のベルト。
  10. 【請求項10】 前記表示部をインクジェット方式によ
    り印刷した請求項1〜9のいずれかに記載のベルト。
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Cited By (5)

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