JP2634551B2 - 識別表示の印刷体 - Google Patents
識別表示の印刷体Info
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- JP2634551B2 JP2634551B2 JP5074188A JP7418893A JP2634551B2 JP 2634551 B2 JP2634551 B2 JP 2634551B2 JP 5074188 A JP5074188 A JP 5074188A JP 7418893 A JP7418893 A JP 7418893A JP 2634551 B2 JP2634551 B2 JP 2634551B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、商品の包装などに印
刷されるバーコード等の機械用識別表示および包装商品
名などの人用標識が、印刷時の手違いで一致しない場合
に誤印刷を直ちに発見できる、誤印刷防止方法を採用し
た印刷体に関する。
刷されるバーコード等の機械用識別表示および包装商品
名などの人用標識が、印刷時の手違いで一致しない場合
に誤印刷を直ちに発見できる、誤印刷防止方法を採用し
た印刷体に関する。
【０００２】
【従来の技術】段ボール箱などの商品の包装の表面に
は、該包装内部の商品を機械的に読み取るため例えばバ
ーコードが黒色など反射率の高い色で小さく印刷され
る。また前記包装には、このバーコードとともに、出荷
業者、物流業者、顧客などの取引者が判読可能な文字、
記号、図形等からなり、包装内に内容物を表示する人用
標識が、通常デザインを考慮して赤色等の別色で大きく
印刷される。
は、該包装内部の商品を機械的に読み取るため例えばバ
ーコードが黒色など反射率の高い色で小さく印刷され
る。また前記包装には、このバーコードとともに、出荷
業者、物流業者、顧客などの取引者が判読可能な文字、
記号、図形等からなり、包装内に内容物を表示する人用
標識が、通常デザインを考慮して赤色等の別色で大きく
印刷される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】黒色のバーコードおよ
び赤色の人用標識の印刷は２工程となるため、間違って
人用標識とは別のバーコードが印刷される場合がある。
この場合、取引者の人用標識からの商品の判断と、バー
コードリーダーによる機械的判断とが相違するため、商
取引上の混乱が生じる。しかるに取引者は、バーコード
リーダーを用いずバーコード自体を視認して正誤を判断
することが困難であるため誤印刷をチェックすることが
困難であった。この発明の目的は、バーコード等の機械
用識別表示および人用標識を２工程で印刷する場合、機
械用識別表示および人用標識の内容が相違するという印
刷のミスを容易に発見できる印刷体の提供にある。
び赤色の人用標識の印刷は２工程となるため、間違って
人用標識とは別のバーコードが印刷される場合がある。
この場合、取引者の人用標識からの商品の判断と、バー
コードリーダーによる機械的判断とが相違するため、商
取引上の混乱が生じる。しかるに取引者は、バーコード
リーダーを用いずバーコード自体を視認して正誤を判断
することが困難であるため誤印刷をチェックすることが
困難であった。この発明の目的は、バーコード等の機械
用識別表示および人用標識を２工程で印刷する場合、機
械用識別表示および人用標識の内容が相違するという印
刷のミスを容易に発見できる印刷体の提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、機械用識別
表示と、該機械用識別表示の内容を意味した人用標識と
をそれぞれ別工程で印刷した印刷体において、前記機械
用識別表示と同時に印刷される同時印刷部分と、前記機
械用識別表示と別工程である人用標識と同時に印刷され
た別印刷部分とからなり、前記同時印刷部分と前記別印
刷部分とが合わさって完成される誤印刷防止標識を設け
たことを特徴とする。
表示と、該機械用識別表示の内容を意味した人用標識と
をそれぞれ別工程で印刷した印刷体において、前記機械
用識別表示と同時に印刷される同時印刷部分と、前記機
械用識別表示と別工程である人用標識と同時に印刷され
た別印刷部分とからなり、前記同時印刷部分と前記別印
刷部分とが合わさって完成される誤印刷防止標識を設け
たことを特徴とする。
【０００５】
【発明の作用・効果】この発明では、誤印刷防止標識
が、機械用識別表示と同時印刷された同時印刷部分と、
別印刷部分とが合わさって完成された標識となる。この
ため、人用標識と機械用識別表示とが不一致となる誤印
刷がなされたときは誤印刷防止標識が不完全となる。よ
って取引者は一見して誤印刷が発見でき、誤った機械用
識別表示の使用が確実に防止できる。
が、機械用識別表示と同時印刷された同時印刷部分と、
別印刷部分とが合わさって完成された標識となる。この
ため、人用標識と機械用識別表示とが不一致となる誤印
刷がなされたときは誤印刷防止標識が不完全となる。よ
って取引者は一見して誤印刷が発見でき、誤った機械用
識別表示の使用が確実に防止できる。
【０００６】
【実施例】図１は、この発明の第１実施例にかかる印刷
体としての段ボール箱１（図２に示す）の印刷工程を示
す。段ボール箱１の側面１１に包装製品の内容を記載し
たバーコード２が黒色で印刷されるとともに、下蓋１２
となる部分を含む所定の面に、該バーコード２の内容を
取引者が理解できるようにアルファベットおよび数字を
組み合わせた包装製品の型式番号が人用標識３として印
刷されている。バーコード２はバーコードリーダーで光
学的に読み込む規定の小さな寸法であるのに対し、人用
標識３はデザイン、美観、視認性などを考慮して目立つ
赤色で大きい寸法となっている。
体としての段ボール箱１（図２に示す）の印刷工程を示
す。段ボール箱１の側面１１に包装製品の内容を記載し
たバーコード２が黒色で印刷されるとともに、下蓋１２
となる部分を含む所定の面に、該バーコード２の内容を
取引者が理解できるようにアルファベットおよび数字を
組み合わせた包装製品の型式番号が人用標識３として印
刷されている。バーコード２はバーコードリーダーで光
学的に読み込む規定の小さな寸法であるのに対し、人用
標識３はデザイン、美観、視認性などを考慮して目立つ
赤色で大きい寸法となっている。
【０００７】バーコード２および人用標識３の印刷は、
同時に２色を印刷することが困難であり２工程の印刷作
業となる。人用標識３の内、図１の（ハ）に示す如く、
下蓋１２に印刷された誤印刷防止標識３０は、図１の
（イ）に示す工程で前記バーコード２と同時に印刷され
る黒色の枠内部分（同時印刷部分）３１と、図１の
（ロ）に示す別工程、すなわち人用標識３と同時に印刷
される赤色の外形枠（別印刷部分）３２とからなる。印
刷が正常になされた場合は、図１の（ハ）に示す如く、
誤印刷防止標識３０は黒色の枠内部分（同時印刷部分）
３１と赤色の外形枠（別印刷部分）３２とは完全に一致
し、完成された標識となっている。なお、この実施例で
は、誤印刷防止標識３０を下蓋１２に印刷することによ
り、段ボールを組み立てた状態では他の人用標識３はバ
ーコード２とともに表に現れているが、誤印刷防止標識
３０は隠れるようしてあり、デザイン上の違和感を低減
させている。
同時に２色を印刷することが困難であり２工程の印刷作
業となる。人用標識３の内、図１の（ハ）に示す如く、
下蓋１２に印刷された誤印刷防止標識３０は、図１の
（イ）に示す工程で前記バーコード２と同時に印刷され
る黒色の枠内部分（同時印刷部分）３１と、図１の
（ロ）に示す別工程、すなわち人用標識３と同時に印刷
される赤色の外形枠（別印刷部分）３２とからなる。印
刷が正常になされた場合は、図１の（ハ）に示す如く、
誤印刷防止標識３０は黒色の枠内部分（同時印刷部分）
３１と赤色の外形枠（別印刷部分）３２とは完全に一致
し、完成された標識となっている。なお、この実施例で
は、誤印刷防止標識３０を下蓋１２に印刷することによ
り、段ボールを組み立てた状態では他の人用標識３はバ
ーコード２とともに表に現れているが、誤印刷防止標識
３０は隠れるようしてあり、デザイン上の違和感を低減
させている。
【０００８】この印刷作業において、別工程となる赤色
印刷でのミスによりバーコード２の意味する内容と異な
る内容の人用標識３を印刷した誤印刷は、段ボール箱１
の包装製品と、バーコード２の表示内容とが相違するこ
ととなり、商取引の混乱を引き起こす。この発明では、
もし黒色のバーコード２の内容と赤色の人用標識３とが
一致しない場合は、誤印刷防止標識３０は黒色の枠内部
分３１が赤色の外形枠３２からはみ出したり、赤色の外
形枠３２内に無印刷部分が生じるため、取引者は直ちに
誤印刷を発見できる。これにより、包装に印刷されたバ
ーコード２および人用標識３とを確実に一致させること
が可能であり、商取引の混乱を防止できる。
印刷でのミスによりバーコード２の意味する内容と異な
る内容の人用標識３を印刷した誤印刷は、段ボール箱１
の包装製品と、バーコード２の表示内容とが相違するこ
ととなり、商取引の混乱を引き起こす。この発明では、
もし黒色のバーコード２の内容と赤色の人用標識３とが
一致しない場合は、誤印刷防止標識３０は黒色の枠内部
分３１が赤色の外形枠３２からはみ出したり、赤色の外
形枠３２内に無印刷部分が生じるため、取引者は直ちに
誤印刷を発見できる。これにより、包装に印刷されたバ
ーコード２および人用標識３とを確実に一致させること
が可能であり、商取引の混乱を防止できる。
【０００９】誤印刷防止標識３０は、黒色の外形枠（同
時印刷部分）と赤色の枠内部分（別印刷部分）との組合
せなど任意の色、模様の組合せが選択できる。また、本
実施例のように誤印刷防止標識３０と他の人用標識３と
が内容、形状、大きさなどで同等の場合には、誤印刷防
止標識３０を側面１１に印刷してもよい。
時印刷部分）と赤色の枠内部分（別印刷部分）との組合
せなど任意の色、模様の組合せが選択できる。また、本
実施例のように誤印刷防止標識３０と他の人用標識３と
が内容、形状、大きさなどで同等の場合には、誤印刷防
止標識３０を側面１１に印刷してもよい。
【００１０】図３の（イ）のＡ、Ｂ、Ｃは第２実施例を
示す。この実施例では誤印刷防止標識３０は、２つない
し３つの円からなる黒色の枠内部分（同時印刷部分）３
１と前記円と対応する円環状の赤色の外形枠（別印刷部
分）３２とからなる。図３の（ロ）は第３実施例を示
す。この実施例では誤印刷防止標識３０は黒色の複数の
平行線（同時印刷部分）３１と、これら複数の平行線と
対応した赤色の複数の平行線（別印刷部分）３２とから
なる。図３の（ハ）のＡ、Ｂは第４実施例を示す。この
実施例では誤印刷防止標識３０は黒色の数字またはアル
ファベット（同時印刷部分）３１と、赤色の同じ数字ま
たはアルファベット（別印刷部分）３２とを並べて構成
している。
示す。この実施例では誤印刷防止標識３０は、２つない
し３つの円からなる黒色の枠内部分（同時印刷部分）３
１と前記円と対応する円環状の赤色の外形枠（別印刷部
分）３２とからなる。図３の（ロ）は第３実施例を示
す。この実施例では誤印刷防止標識３０は黒色の複数の
平行線（同時印刷部分）３１と、これら複数の平行線と
対応した赤色の複数の平行線（別印刷部分）３２とから
なる。図３の（ハ）のＡ、Ｂは第４実施例を示す。この
実施例では誤印刷防止標識３０は黒色の数字またはアル
ファベット（同時印刷部分）３１と、赤色の同じ数字ま
たはアルファベット（別印刷部分）３２とを並べて構成
している。
【００１１】なお、機械用識別表示としてバーコードを
用いたが、この発明は、これに限らず点状の記号、その
他の幾何学的な模様など、他の機械的に判読可能な表示
にも適用できる。また印刷体は２色刷りの段ボールに限
らず、多色刷りの包装、物品自体であってもよい。
用いたが、この発明は、これに限らず点状の記号、その
他の幾何学的な模様など、他の機械的に判読可能な表示
にも適用できる。また印刷体は２色刷りの段ボールに限
らず、多色刷りの包装、物品自体であってもよい。
【図１】バーコードの誤印刷発見方法を採用した段ボー
ル箱の印刷工程図である。
ル箱の印刷工程図である。
【図２】図１の段ボール箱の組立状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】第２、第３および第４実施例の誤印刷防止標識
を示す正面図である。
を示す正面図である。
１ 段ボール箱（印刷体） ２ バーコード（機械用識別表示） ３ 人用標識 ３０ 誤印刷防止標識 ３１ 黒色の枠内部分、平行線、数字、アルファベット
（同時印刷部分） ３２ 赤色の外形枠、平行線、数字、アルファベット
（別印刷部分）
（同時印刷部分） ３２ 赤色の外形枠、平行線、数字、アルファベット
（別印刷部分）
Claims (3)
- 【請求項１】 機械用識別表示と、該機械用識別表示の
内容を意味した人用標識とをそれぞれ別工程で印刷した
印刷体において、前 記機械用識別表示と同時に印刷される同時印刷部分
と、前記機械用識別表示と別工程である人用標識と同時
に印刷された別印刷部分とからなり、前記同時印刷部分
と前記別印刷部分とが合わさって完成される誤印刷防止
標識を設けたことを特徴とする印刷体。 - 【請求項２】 請求項１において、前記誤印刷防止標識
の別印刷部分は、前記機械用識別表示および前記同時印
刷部分と別色であるとともに、前記別印刷部分と同時印
刷部分のうち一方が前記誤印刷防止標識の外形枠であ
り、他方が該外形枠内を埋める枠内部分であることを特
徴とする印刷体。 - 【請求項３】 請求項１において、誤印刷防止標識は商
品名であることを特徴とする印刷体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5074188A JP2634551B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 識別表示の印刷体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5074188A JP2634551B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 識別表示の印刷体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06290315A JPH06290315A (ja) | 1994-10-18 |
| JP2634551B2 true JP2634551B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13539953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5074188A Expired - Fee Related JP2634551B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 識別表示の印刷体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2634551B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007043338A1 (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Pioneer Corporation | 操作入力機構、入力キー片およびキーベース |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5074188A patent/JP2634551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06290315A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |