JP5187960B2 - 価格変更ラベルおよびその貼付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は価格変更ラベルおよびその貼付け方法にかかるもので、とくに商品に表示されているその価格を変更するための価格変更ラベルおよびその貼付け方法に関するものである。
従来の価格変更ラベルおよびその貼付け方法について、図7および図8にもとづき概説する。
図7は、従来の価格表示ラベル1および価格変更ラベル2の平面図である。
価格表示ラベル1は、その表面の表示部3に、品名表示部4と、価格表示部5と、バーコード表示部6(光学読取り表示部、価格関連情報表示部)と、ヒューマン表示部7(価格関連情報表部)と、を画成しており、それぞれ必要な情報を印字表示している。
なお、これらの表示情報は、商品の種類によっては、価格表示ラベル1を用いて、あるいは用いずに、その包装容器などの表面に直接印刷されている場合もある。
バーコード表示部6は、バーコードや二次元コードその他の光学読み取り可能な記号を表示した光学読取り表示部であって、具体的には商品およびその価格に関する管理番号や、その他の価格関連情報を表示する価格関連情報表示部である。
ヒューマン表示部7は、一般的には価格表示ラベル1の下方部に形成されていることが多く、バーコード以外の文字や記号であって、人が視認可能な文字や記号により、たとえば小売り店の店名やその住所および商品の内容その他、消費期限、加工日、内容量、加工者、販売店など、必要に応じて各種の価格関連情報を表示する価格関連情報表示部である。
価格変更ラベル2は、上記価格表示ラベル1により商品に表示されているその価格を変更するためにこの商品に貼り付ける、通常は値下げラベルである。
すなわち価格変更ラベル2は、値下げ価格表示部8と、バーコード表示部6の表示内容に変更がある場合にその変更内容に対応するバーコードを表示した変更バーコード表示部9と、を画成しており、それぞれ必要な情報を印字表示している。なお、値下げ価格表示部8は、図示している例以外にも、いくら値下げするかの情報を表示することもある。
図8は、価格変更ラベル2を価格表示ラベル1の一部に貼り付けた状態を示す平面図であって、価格変更ラベル2により価格表示ラベル1の価格表示部5を変更することを表示している状態を示している。
しかしながら、どの程度の値下げであるかを明示するために価格表示部5の表示内容は顧客が目視可能なように、価格変更ラベル2によりこれを覆うことなく残存させることが必要である。
また、レジにおいて担当者がバーコード表示部6の内容を読み取らないように、すなわち、変更バーコード表示部9の内容を読み取るように、一般的には、バーコード表示部6の少なくともそのバーコードの一部を隠蔽するように価格変更ラベル2を貼り付けることが望ましい。
この価格変更ラベル2を貼り付ける際に、図示のように、価格表示ラベル1の下方部に位置するヒューマン表示部7の部分まで被覆されてしまって、その表示内容を確認することが困難な場合があるという問題がある。
とくに、食品関係の商品については、JAS法によりヒューマン表示部7の表示が義務付けられていて、価格変更ラベル2を貼り付けてもヒューマン表示部7の表示内容を目視可能に残存させる必要がある。
しかして、価格表示ラベル1に価格変更ラベル2を貼り付けるために十分な面積を有する領域を特別に設けることは、価格表示ラベル1の大型化を招き、コストアップになりかねないという別の問題がある。さらに、ヒューマン表示部7が表示する小売り店の店名やその住所および商品の内容その他、消費期限、加工日、内容量、加工者、販売店など各種の価格関連情報を価格表示ラベル1の上方部に位置させることも考えられるが、価格表示ラベル1としては、品名表示部4および価格表示部5を顧客の目に付く上方部に位置させることが望ましく、なによりも品名表示部4あるいは価格表示部5が価格変更ラベル2により覆われることは論外である。
また、価格が値下げされていることを顧客にアピールするために、値下げ価格表示部8を価格表示部5に隣接した位置に並列させる必要があり、価格表示部5に対して斜めに貼り付けることは避けなければならず、バーコード表示部6を隠すように貼り付けると、ヒューマン表示部7の一部を隠さざるを得ないという問題がある。
一方、価格変更ラベル2を価格表示ラベル1に貼り付けた際にも、価格変更ラベル2のラベル基材を透明基材から構成することにより、ヒューマン表示部7を透視可能なようにすることも考えられる。
しかしながら、価格変更ラベル2の変更バーコード表示部9のバーコードを読み取るために、当該透明基材の表面に光に対する反射率の高い地色(通常は白インキによる白色印刷)を形成する必要があるため、製造工程が複雑化し、製造コストが上昇してしまうという問題がある。
すなわち、価格変更ラベル2のラベル基材を透明基材から構成するような場合であっても、この透明基材の表面に特別な白色印刷処理などを行うことなく、簡単かつ低コストで価格変更後の変更バーコード表示部9の内容を適確に読み取り可能とすることが必要であるという問題がある。
特開2007−240890号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、価格表示ラベルの必要な表示部は目視可能に残しつつ、必要な値下げ表示などを行うことができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格変更ラベルを価格表示ラベルに貼り付けても、この価格変更ラベルを剥がすことなく、価格表示ラベルの必要な表示部分は視認可能とすることができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格表示ラベルのバーコード表示部と価格変更ラベルの変更バーコード表示部とを混同しないようにすることができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格表示ラベルの価格関連情報表示部(バーコード表示部)におけるバーコードなどの光学的読取りを不可能とし、他の価格関連情報表示部(ヒューマン表示部)の目視による確認は可能とする価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格変更後の価格変更ラベルにおける変更バーコード表示部の内容を適確に読み取り可能とすることができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格変更ラベルのラベル基材を透明な材料から構成した場合であっても、簡単かつ低コストの構成により変更バーコード表示部のバーコードや二次元コードを適確に読み取り可能とすることができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
また本発明は、価格変更ラベルのラベル基材を透明な材料から構成した場合であっても、裏面に位置する台紙を活用して、変更バーコード表示部のバーコードや二次元コードを適確に読み取り可能とすることができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、ラベル本体を透明な基材から構成すること、価格表示ラベルのバーコード表示部などの価格関連情報表示部に被覆する価格変更ラベルに網点を設けて光学的読取りは不可能とする一方、この網点を透過して人間の目視による必要な表示部(ヒューマン表示部など)の読取りは可能とすること、およびラベル本体の裏面に仮着可能な台紙を、上記変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、上記透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、に分割可能とすることに着目したもので、第一の発明は、透明な基材から構成したラベル本体と、このラベル本体の裏面に形成した粘着剤層と、この粘着剤層の裏面に仮着可能な台紙と、を有し、商品に表示されているその価格を変更するためにこの商品に貼り付ける価格変更ラベルであって、前記ラベル本体の表面領域を所定割合に分割して形成した変更表示領域および透視領域を有し、この変更表示領域の表面には、前記価格の前記変更を表示可能とするとともに、前記透視領域には、所定透視度の網点を形成し、前記網点は、前記商品に表示されている前記価格に関連した光学読取り表示部の読取りを不可能とする一方、前記商品に表示されている前記価格に関連した、人間の目視による必要なヒューマン表示部の読取りを可能とし、さらに、前記台紙は、前記変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、前記透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、にこれを分割可能としてあることを特徴とする価格変更ラベルである。
上記透明領域用台紙を上記ラベル本体から剥離して上記粘着剤層により当該価格変更ラベルを貼り付け可能としていることができる。
第二の発明は、透明な基材から構成したラベル本体と、このラベル本体の裏面に形成した粘着剤層と、この粘着剤層の裏面に仮着可能な台紙と、を有し、商品に表示されているその価格を変更するためにこの商品に貼り付ける価格変更ラベルの貼付け方法であって、前記価格変更ラベルは、前記ラベル本体の表面領域を所定割合に分割して形成した変更表示領域および透視領域を有し、この変更表示領域の表面には、前記価格の前記変更を表示可能とするとともに、前記透視領域には、所定透視度の網点を形成し、前記網点は、前記商品に表示されている前記価格に関連した光学読取り表示部の読取りを不可能とする一方、前記商品に表示されている前記価格に関連した、人間の目視による必要なヒューマン表示部の読取りを可能とし、さらに、前記台紙は、前記変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、前記透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、にこれを分割可能としてあり、前記透明領域用台紙を前記ラベル本体から剥離して前記粘着剤層により当該価格変更ラベルを貼り付け可能としていることを特徴とする価格変更ラベルの貼付け方法である。

上記変更表示領域には、上記変更表示領域用台紙が裏打ちされていることになるので、上記変更表示領域にバーコードや二次元コードなどによる価格関連情報(変更バーコード表示部)を表示することができる。
上記粘着剤層の粘着剤は、これを強粘着剤とすることが望ましく、上記変更表示領域用台紙から透明領域用台紙を分離して、この領域の粘着剤により当該価格変更ラベルを貼り付ける際の粘着力を確保する。
また、上記変更表示領域を剥ぎ取って、値下げ状態を示した価格変更ラベルを他の商品に貼り付ける行為(いわゆる不正貼替え行為)を行おうとした場合であっても、上記変更表示領域と上記透明領域との間にミシン目などを形成しておけば、両領域が互いに破けてしまって、不正貼替え行為を無効にすることができる。
上記変更表示領域および上記透視領域には、同一のラベル個別情報をそれぞれ表示しておき、上記変更表示領域と上記透視領域との分離を識別可能として、不正貼替え操作を防止可能とすることができる。
本発明による価格変更ラベルおよびその貼付け方法においては、価格表示ラベルにおけるバーコード表示部などの価格関連情報表示部に被覆する価格変更ラベルに所定透視度の網点を設けて、バーコードなどにおけるとくに白バー(スペース)に対するレーザー光の反射率のコントラストを黒バーに比較して相対的に低下させて光学的読取りは不可能とし、人間の目視による読取りは可能としたので、価格表示ラベルのバーコード表示部あるいはヒューマン表示部などの部分に価格変更ラベルを貼り付けても、バーコード表示部あるいはヒューマン表示部などの価格関連情報表示部を人間は読み取ることができるとともに、バーコードとして目視はできても光学的な読取りは行うことができず、レジにおいてバーコードスキャナーなどにより光学読取り操作を行う際に、価格表示ラベルのバーコード表示部と価格変更ラベルの変更バーコード表示部とを混同することはなく、値下げ処分の勘定を円滑に行うことができる。
さらに、ラベル本体の裏面に仮着可能な台紙を、変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、に分割可能としたので、透明基材による価格変更ラベルにおける変更表示領域にバーコードや二次元コードなどによる価格関連情報(変更バーコード表示部)を表示した場合であっても、一般的には白色系の地色を構成可能な台紙が裏打ちとなってこれらの光学的読取りを確実に行うことができる。
とくに第一の発明の価格変更ラベルによれば、変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙をはがすことなく、透明基材による価格変更ラベルにおける変更表示領域に変更バーコード表示部による価格関連情報を表示した場合であっても、一般的には白色系の地色を構成可能な台紙が裏打ちとなるため、この変更表示領域に白色インキなどを塗布処理する必要がなく、従来からの台紙を活用して、低コストかつ簡単にこれらの光学的読取りを確実に行うことができる。
とくに第二の発明の価格変更ラベルの貼付け方法によれば、変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙をラベル本体からはがすことなく、透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙のみをはがすことによって、この透視領域の部分のラベル本体のみを粘着剤層により価格変更ラベルを貼り付けることができる。
また、網点を形成した透視領域の部分を商品に表示されている表示部に重ね合わせるように貼り付けることとしたので、価格表示ラベルのヒューマン表示部にそれほど注意を払うことなく、バーコード表示部に注意を集中して価格変更ラベルを貼り付けることができ、値下げ作業を円滑に行うことができる。
本発明は、透明な基材から構成した価格変更ラベルの透視領域の裏面側の透明領域用台紙のみをはがすことによって、ラベル本体の貼付け機能を保証するとともに、変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙をはがすことなく、変更表示領域にバーコードや二次元コードなどによる価格関連情報を表示した場合であっても、一般的には白色系の地色を構成可能な台紙が裏打ちとなってこれらの光学的読取りを確実に行うことができる価格変更ラベルおよびその貼付け方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による価格変更ラベルおよびその貼付け方法を図1ないし図6にもとづき説明する。ただし、図7および図8と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、価格変更ラベル10の平面図、図2は、図1のII−II線断面図、図3は、価格変更ラベル10の裏面図であって、価格変更ラベル10は、透明なPETその他の透明基材から構成したラベル本体11と、ラベル本体11の裏面側に形成した透明な粘着剤層12と、粘着剤層12の裏面に仮着可能な剥離剤層を有する台紙13と、を有する。
ラベル本体11の表面側の表面領域14は、これを所定割合に分割し、ミシン目15を介して互いに隣り合うとともに互いに分離可能な変更表示領域16および透視領域17を形成している。この分割の割合は、図示の例ではほぼ半分としているが、変更表示領域16および透視領域17の表示内容量および透視領域17の貼付け機能を考慮して選択可能である。
なお、図示の例では、変更表示領域16および透視領域17が互いに横並びになっている構成を示したが、価格表示ラベル1あるいは価格変更ラベル10の表示レイアウトに応じて、変更表示領域16および透視領域17を縦並びに隣接させるようにすることもできる。
変更表示領域16には、値下げ価格(値下げ価格表示部8)およびバーコード(変更バーコード表示部9)など価格の変更を表示可能とする。
さらに、変更表示領域16および透視領域17には、同一のラベル個別情報18をそれぞれ表示して、不正貼替え行為(後述)による変更表示領域16と透視領域17との分離を識別可能とすることができる。
このラベル個別情報18としては、価格変更ラベル10すなわちこの価格変更ラベル10を貼り付ける商品それぞれに固有のもので、価格変更ラベル10を管理者が目視により識別可能であれば任意の表現形態を採用可能であって、価格変更ラベル10を印字する任意のプリンター(図示せず)のカレンダー機能あるいは連続番号印字機能などによりこれを表示する。たとえば図示の例では、「17日の05時」に準備した(あるいは貼り付けた)価格変更ラベル10であることを示している。
透視領域17には、透視度が15〜35%の網点19(たとえば30%の網点)を形成して半透明とする。
なお、網点19とは、細かい点を所定密度で印刷することにより、その下層側に積層位置する表示内容について、これを透かしてみることができるような、逆に言えばこれを透かして見にくくするような所定の透視度ないしは被覆効果を得るようにするものである。
図7に示すように、商品には、価格表示部5とともに、商品に関する価格関連情報を表示する光学読み取り可能なバーコード表示部6(光学読取り表示部)を表示しており、透視領域17は、このバーコード表示部6の少なくとも一部を被覆可能として、レジにおいてバーコード表示部6のバーコードを読み取ることによる値下げ処理の誤りを回避可能とする。
透視領域17の網点19は、波長が400〜600nmの色(紫、紺や青、緑など)によりこれを形成することが望ましい。
すなわち、一般的にバーコードの光学読取りに使用されている半導体レーザーは、波長650nmの可視光が使用されており、たとえば価格表示ラベル1(図7)として地色が反射率の高い白色が一般的であるとき、そのバーコード表示部6におけるバーコードは、一般的に、白と反射率のコントラストが大きな黒、あるいは波長が400〜600nmの色である紫、青や紺あるいは緑などで印刷されていることが多く、波長が470〜600nm近傍の黄、橙、赤などの色は使用されていない。
換言すれば、紫、青や紺あるいは緑などの色は、白地に対して黒と同様にバー(黒バー)としてみなされ、一方、黄、橙、赤などの色は、白地に対してスペース(白バー)としてみなされることになる(特許文献1の図3を参照)。
したがって、透視領域17の網点19を波長が400〜600nmの色によりこれを形成し、その透視度を15〜35%とすれば、価格表示ラベル1のバーコード表示部6は光学的には白地の反射率が15〜35%分だけ低下し、バーコードにおけるバーとスペースとの間のコントラストが低下する結果、PCS(Print Contrast Signal)値が相対的に低下する。
なお、PCS=(スペースの反射率−バーの反射率)/スペースの反射率、であって、この値が70%を下回るとバーコードとしての光学読取りが不可能となる。
このPCS値の低下によってバーコードを光学的に読み取ることが不可能となる一方、網点19の透視度が15〜35%であるので、人間の目にはバーコード表示部6およびその近傍のヒューマン表示部7を十分に読み取ることができる。
もちろん、バーコードなど光学読取り記号については、その地色、読取りレーザー光の波長に応じて、透視領域17の網点19の色を選択することができる。
かくして、網点19は、商品に表示されている価格に関連した光学読取り表示部6の読取りを不可能とする一方、商品に表示されている価格に関連した、人間の目視による必要なヒューマン表示部7の読取りを可能とする。
台紙13は、上記ミシン目15(図1、図2)に対応する部位に形成した分離切取り線20により、変更表示領域16の裏面に積層する変更表示領域用台紙21と、透視領域16の裏面に積層する透明領域用台紙22と、にこれを分割分離可能としてある。
なお、台紙13(変更表示領域用台紙21、透明領域用台紙22)の地色は、これを白色とすることが望ましい。
図4は、図2と同様の断面図であって、変更表示領域用台紙21をはがさずにラベル本体11に残したままで、透明領域用台紙22をラベル本体11から剥離し、露出した粘着剤層12により当該価格変更ラベル10を前記価格表示ラベル1(図7)に貼り付け可能としている。
こうした構成の価格変更ラベル10を使用するにあたっては、図4に示したように、変更表示領域用台紙21をはがさずにラベル本体11の裏面に残したままで、透明領域用台紙22をラベル本体11から剥離し、露出した粘着剤層12により、その透視領域17の部分を商品に表示されている前記価格表示ラベル1(図7)の表示部(バーコード表示部6)に重ね合わせるように貼り付ける。
すなわち図5は、価格変更ラベル10を価格表示ラベル1に貼り付けた状態を示す平面図であって、とくに価格変更ラベル10の透視領域17を価格表示ラベル1の少なくともバーコード表示部6におけるバーコードや二次コードの少なくとも一部あるいは全部、およびヒューマン表示部7の部分を覆うように貼り付けている。
なお、価格変更ラベル10は、価格表示ラベル1の価格表示部5の価格表示を変更することがその第一義的な機能であり、したがって、その値下げ価格表示部8を価格表示部5に隣接した位置に並列させて、価格が値下げされていることを顧客が簡単に視認することができるように貼り付ける必要がある。とくに値下げ価格表示部8のヒューマン文字が価格表示部5の表示内容に対して逆さまであったり、90度回転して貼り付けることがないようにする。
透視領域17は、人の目による目視では半透明であり、ヒューマン表示部7に表示されている、たとえば店名やその住所および商品の内容その他の価格関連情報を確認することができる。
一方、バーコード表示部6のバーコードなどをバーコードスキャナーなどの光学読取り器(図示せず)により読み取る際には、網点19を施された透視領域17がバーコードの上に被覆されているため、この部分のPCS値が相対的に低下し、レジにおいては、価格表示ラベル1のバーコード表示部6におけるバーコードを読み取ることができず、すなわち変更前のバーコードなどを誤って読み取ることなく、価格変更ラベル10の変更表示領域16におけるバーコード(変更バーコード表示部9)を読み取り、適正な値下げ処理を行うことができる。
ただし、変更表示領域16に表示した変更バーコード表示部9を機械的に読み取る際にも、変更表示領域16には白色ラベルの変更表示領域用台紙21が裏打ちされているので、PCS値を必要なレベルで得ることが可能であってその読取り操作に支障はない。
なお、商品の顧客に対しては、価格表示ラベル1が表示する、バーコード表示部6およびヒューマン表示部7の部分を含む全体の表示部分を目視可能として隠蔽する部分がないので、値下げ処理を目立たせることができる。
さらに、価格変更ラベル10の変更表示領域16を取り去って、他の商品に貼り付けて不正に廉価の商品に見せかけようとする、いわゆる不正貼替え行為をある顧客が行おうとして、通常はこの変更表示領域16を引っ張ると、価格変更ラベル10を貼り付けている粘着剤層12の粘着剤が強粘着性であるため、ミシン目15の部分が破れて変更表示領域16と透明領域17とが分離して分かれてしまう。しかしながら、変更表示領域16および透明領域17には、同一のラベル個別情報18が表示されているので、レジにおける精算の際に変更表示領域16および透明領域17それぞれにラベル個別情報18がない場合、あるいはこのラベル個別情報18が異なる場合には、この不正貼替え行為があったことと推測し、当該不正貼替え行為を防止することができる。
また、価格変更ラベル10における変更表示領域16には、変更表示領域用台紙21が裏打ちされたまま残っているので、不正貼替え行為者は、この変更表示領域16をまずつまんでこれを取り去ろうとすることになり、上述のように、変更表示領域16部分のみを破いてしまうことになりかねないので、不正貼替え行為を行うためには、ミシン目15が破れないように注意する必要があり、かえってこの不正貼替え行為を敢えて実行することをためらう可能性もあるという不正貼替え行為の抑止効果もある。
なお、価格変更ラベル10の値下げ価格表示部8(変更バーコード表示部9)を再度変更する際に、変更表示領域16の部分の裏面は、粘着剤層12が変更表示領域用台紙21により被覆されているので、ミシン目15における変更表示領域16の切り取り除去が容易である。
すなわち図6は、価格の再度変更にともなう、さらなる価格変更ラベル10Aの貼付け状態を示す平面図であり、価格変更ラベル10Aは価格変更ラベル10とは値下げ価格表示部8および変更バーコード表示部9における表示内容が異なっているもので、ミシン目15において切り取り除去した当初の価格変更ラベル10の変更表示領域16の代わりに、まだ残っている透明領域17に価格変更ラベル10Aの透明領域17Aを貼り付けることができる。
かくして、新たな価格変更ラベル10Aにおける変更表示領域16Aに値下げ価格表示部8Aおよび変更バーコード表示部9Aを表示しているとともに、透明領域17Aに網点19Aを表示し、さらに、ラベル個別情報18Aを表示しておくことができ、既述の価格変更ラベル10と同様に、値下げ情報を表示するとともに、不正貼替え行為を防止することができる。
本発明の実施例による価格変更ラベル10の平面図である。 同、図1のII−II線断面図である。 同、価格変更ラベル10の裏面図である。 同、透明領域用台紙22をラベル本体11から剥離した状態の、図2と同様の断面図である。 同、価格変更ラベル10を価格表示ラベル1に貼り付けた状態を示す平面図である。 同、価格の再度変更にともなう、さらなる価格変更ラベル10Aの貼付け状態を示す平面図である。 従来の価格表示ラベル1および価格変更ラベル2の平面図である。 同、価格変更ラベル2を価格表示ラベル1の一部に貼り付けた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 価格表示ラベル(図7)
2 価格変更ラベル(値下げラベル)
3 表示部
4 品名表示部
5 価格表示部
6 バーコード表示部(光学読取り表示部、価格関連情報表示部)
7 ヒューマン表示部(価格関連情報表部)
8 値下げ価格表示部
8A 値下げ価格表示部(図6)
9 変更バーコード表示部
9A 変更バーコード表示部(図6)
10 価格変更ラベル(実施例、図1)
10A 価格変更ラベル(図6)
11 ラベル本体
12 粘着剤層
13 地色が白色の台紙
14 ラベル本体11の表面領域
15 ミシン目
15A ミシン目(図6)
16 表面領域14の変更表示領域
16A 変更表示領域(図6)
17 表面領域14の透明領域
17A 透明領域(図6)
18 ラベル個別情報
18A ラベル個別情報(図6)
19 網点
19A 網点(図6)
20 分離切取り線
21 台紙13の変更表示領域用台紙
22 台紙13の透明領域用台紙

Claims (3)

  1. 透明な基材から構成したラベル本体と、このラベル本体の裏面に形成した粘着剤層と、
    この粘着剤層の裏面に仮着可能な台紙と、を有し、商品に表示されているその価格を変更するためにこの商品に貼り付ける価格変更ラベルであって、
    前記ラベル本体の表面領域を所定割合に分割して形成した変更表示領域および透視領域を有し、この変更表示領域の表面には、前記価格の前記変更を表示可能とするとともに、前記透視領域には、所定透視度の網点を形成し、前記網点は、前記商品に表示されている前記価格に関連した光学読取り表示部の読取りを不可能とする一方、前記商品に表示されている前記価格に関連した、人間の目視による必要なヒューマン表示部の読取りを可能とし、さらに、前記台紙は、前記変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、前記透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、にこれを分割可能としてあることを特徴とする価格変更ラベル。
  2. 前記透明領域用台紙を前記ラベル本体から剥離して前記粘着剤層により当該価格変更ラベ
    ルを貼り付け可能としていることを特徴とする請求項1記載の価格変更ラベル。
  3. 透明な基材から構成したラベル本体と、このラベル本体の裏面に形成した粘着剤層と、
    この粘着剤層の裏面に仮着可能な台紙と、を有し、商品に表示されているその価格を変更するためにこの商品に貼り付ける価格変更ラベルの貼付け方法であって、
    前記価格変更ラベルは、前記ラベル本体の表面領域を所定割合に分割して形成した変更表示領域および透視領域を有し、この変更表示領域の表面には、前記価格の前記変更を表示可能とするとともに、前記透視領域には、所定透視度の網点を形成し、前記網点は、前記商品に表示されている前記価格に関連した光学読取り表示部の読取りを不可能とする一方、前記商品に表示されている前記価格に関連した、人間の目視による必要なヒューマン表示部の読取りを可能とし、さらに、前記台紙は、前記変更表示領域の裏面に積層する変更表示領域用台紙と、前記透視領域の裏面に積層する透明領域用台紙と、にこれを分割可能としてあり、前記透明領域用台紙を前記ラベル本体から剥離して前記粘着剤層により当該価格変更ラベルを貼り付け可能としていることを特徴とする価格変更ラベルの貼付け方法。
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