JP5566202B2 - ガラスセラミックスおよびその製造方法並びにそれを用いた配線基板 - Google Patents
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することにある。
以下の式により求められる前記2つの測定面でのp値、p1、p2
p=I(00l)/(I(hk0)+I(00l))
の比(p1/p2、但しp1>p2)が2以上であり、かつ前記2つの測定面のうちの一方の測定面から0.1mm研磨した研磨面におけるX線回折ピークから求められるp’値との比(p’/p)が0.8以上であることを特徴とするものである。
p=I(00l)/(I(hk0)+I(00l))の比(p1/p2、但しp1>p2)が2以上であり、特に5以上、さらに10以上、さらには20以上であることが望ましい。また、前記2つの測定面のうちの一方の測定面から0.1mm研磨した研磨面におけるX線回折ピークから求められるp’値との比(p’/p)は0.8以上であり、特に0.90以上、さらに0.95以上であることが望ましい。
スが望ましい。
次に、本発明におけるガラスセラミックスを製造する方法について説明する。
00sec−1での粘度は0.3〜0.7Pa・s、特に0.4〜0.6Pa・sであることが望ましい。
本発明のガラスセラミックスの好適例であるこれを絶縁基板として用いた配線基板の一例について、その概略断面図である図1を基に説明する。
らには金属箔からなることが望ましい。さらに、図1によれば、絶縁層2aおよび絶縁層2bの上下面に形成される配線層3、3間がビアホール導体4によって電気的に接続されている。
また、上述した配線層を具備する配線基板を作製するには、前記混合粉末に、適当な有機溶剤、溶媒を用い混合してスラリーを調製し、これに上述した平行磁場を印加しつつ、従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法、あるいは押出成形法、鋳込成形法によりシート状の成形体、いわゆるグリーンシートを作製する。
伝達が可能なように接続される。接続方法としては、配線層上に直接搭載させて接続させたり、あるいは樹脂、Ag−エポキシ、Ag−ガラス、Au−Si等の樹脂、金属、セラミックス等の厚み50μm程度の接着剤によりチップ部品を絶縁基板表面に固着し、ワイヤーボンディング、TABテープなどにより配線層と半導体素子等とを接続させたりする。
平均粒径2μmのディオプサイド結晶を析出可能なガラス70重量%と、セラミックフィラーとしてAl2O3粉末30重量%との比率で混合し、有機バインダ、可塑剤、トルエンを添加、混合して、スラリーを調製した。なお、Al2O3粉末の平均粒径は1.8μm、平均アスペクト比は1.3、スラリーの粘度は100sec−1において0.4Pa・sであった。
実施例1のガラスセラミックスに対して、磁場を印加しない以外は実施例1と同様にガラスセラミックスを作製した。
実施例1のスラリーを用いて、ドクターブレード法によりテープ状にスラリーを成形しつつ、実施例1の超伝導マグネットを用いて該テープ状のスラリーの厚み方向に平行に10Tの平行磁場を印加して成形を行い、厚み250μmのグリーンシートを作製した。該グリーンシートの所定位置にビアホールを形成し、該ビアホール内にスクリーン印刷法により銅粉末を主成分とする導体ペーストを充填した。
配線層を形成し、実施例1と同様に積層した後、アルミナ粉末を主成分としてガラス粉末と有機バインダと可塑剤と溶剤とを含有する無機組成物グリーンシートを前記積層体の両面に積層し、圧着して、実施例1と同様に焼成した後、絶縁基板の両面のアルミナ粉末を除去して配線基板を作製した。
2 絶縁基板
2a、2b 絶縁層
3 配線層
4 ビアホール導体
5 素子
6 サーマルビア
Claims (10)
- ガラスおよび/またはそれが結晶化したマトリックス中に、平均アスペクト比が3以下のアルミナ、ムライト、フォルステライト、エンスタタイト、ディオプサイド、コージエライト、アノーサイト、スライソナイト、セルシアン、スピネル、ガーナイト、シリカ、ジルコニア、チタニア、MgTiO 3 、(MgZn)TiO 3 、Mg 2 TiO 4 、Zn 2 TiO 4 、CaTiO 3 、SrTiO 3 、Si 3 N 4 、SiCおよびAlNの群から選ばれる少なくとも1種のセラミックフィラーを分散したガラスセラミックスであって、該ガラスセラミックス中の前記セラミックフィラーが特定の結晶面方向に配向し、該配向方向と垂直な面で測定されるX線回折ピークと前記配向方向と平行な面で測定されるX線回折ピークとを比較したとき、前記セラミックフィラーに基づく(hk0)結晶面および(00l)結晶面(ただし、h≧0、k≧0で、hまたはkのいずれか一方が1以上の整数、lは1以上の整数)のピークのうち、前記2つの測定面でのピーク強度の変化が最も大きい特定の(hk0)結晶面のピーク強度I(hk0)、および前記2つの測定面でのピーク強度の変化が最も大きい特定の(00l)結晶面のピーク強度I(00l)から、以下の式により求められる前記2つの測定面でのp値、p1、p2
p=I(00l)/(I(hk0)+I(00l))
の比(p1/p2、但しp1>p2)が2以上であり、かつ前記2つの測定面のうちの一方の測定面から0.1mm研磨した研磨面におけるX線回折ピークから求められるp’値との比(p’/p)が0.8以上であることを特徴とするガラスセラミックス。 - 開気孔率が5%以下であることを特徴とする請求項1に記載のガラスセラミックス。
- 60GHzにおける誘電損失が10×10−4以下、熱伝導率が3W/m・K以上、強度250MPa以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスセラミックス。
- 前記セラミックフィラーの配向方向と、該配向方向と垂直な方向における誘電率および/または熱膨張係数が異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のガラスセラミックス。
- 前記マトリックス中に存在する前記セラミックフィラーの比率が30〜80重量%であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のガラスセラミックス。
- 請求項1乃至5のうちいずれかに記載のガラスセラミックスの製造方法であって、
ガラス粉末と、平均アスペクト比が3以下のセラミックフィラー粉末を含有するスラリーを作製した後、該スラリーに1テスラ以上の磁場を印加しつつ成形体を作製し、焼成することを特徴とするガラスセラミックスの製造方法。 - 絶縁基板の表面および/または内部に配線層を形成した配線基板であって、前記絶縁基板が請求項1乃至5のいずれか記載のガラスセラミックスからなることを特徴とする配線基板。
- 前記絶縁基板の厚みが1mm以下であることを特徴とする請求項7記載の配線基板。
- 前記絶縁基板の表面および/または内部に、前記セラミックフィラーの配向面と直交する方向にサーマルビアを形成することを特徴とする請求項7または8記載の配線基板。
- 前記配線層が純度99%以上の高純度金属からなることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか記載の配線基板。
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