JP5566151B2 - 発光素子点灯装置及びこれを用いた灯具並びに照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子を点灯させる発光素子点灯装置、及びこれを用いた灯具並びに照明器具に関する。
複数の灯具を駆動して発光させる駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この灯具は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子などの発光素子を複数有する。この駆動装置は、各灯具にそれぞれ対応する複数の電流制御回路を備え、灯具内で発光素子同士が並列に電気的に接続されるので、発光素子の接続の自由度が高い。ところが発光素子が1つでも短絡故障すると、駆動装置は、灯具内の他の発光素子に電流を供給することができず、灯具を発光させることができない。
また、発光素子同士が直列に電気的に接続され、発光素子が短絡故障したとしても灯具を発光させることのできる駆動装置が考えられる。この駆動装置は、発光素子が短絡故障すると、故障した素子の分だけ光束が減少するので、灯具の全光束が減少する。
特開2006−324208号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、短絡故障した発光素子を再生させて発光させることができる発光素子点灯装置、及びこれを用いた灯具並びに照明器具を提供することを目的とする。
本発明の発光素子点灯装置は、発光素子を点灯させる発光素子点灯装置において、発光素子に印加される電圧を検出する電圧検出部と、発光素子に電流を出力する定電流出力部と、を備え、前記定電流出力部は、前記電圧検出部で検出された電圧値が予め定められた値より小さくなると、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも大きくするステップを含む再生モードで電流を調整し、前記再生モードを一定期間実施した後に、前記電圧検出部で検出された値が予め定められた値より小さい状態であるとき、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも小さくする休止モードで電流を調整することを特徴とする
この発光素子点灯装置において、前記定電流出力部は、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも大きくするステップに加えて、定格値よりも小さくするステップを含む再生モードで電流を調整することが好ましい。
この発光素子点灯装置において、前記定電流出力部は、再生モードでの該定電流出力部の出力する電流値の平均値が定格値を超えないように電流を調整することが好ましい。
この発光素子点灯装置において、前記定電流出力部は、前記電圧検出部で検出された値が予め定められた値より小さい状態である間、再生モードと休止モードを繰り返して電流を調整することが好ましい。
この発光素子点灯装置において、前記発光素子電圧の予め定められた値は、ヒステリシスを持つことが好ましい。
本発明の灯具は、発光素子と、上記発光素子点灯装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の照明器具は、電源ユニットと、上記灯具とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、発光素子に印加される電圧値が予め定められた値より小さくなったなら、発光素子が短絡故障しているとして、発光素子に定格値よりも大きい電流を流すので、発光素子の短絡部分を焼き切ってその部分を開放し、発光素子を再生させることができる。これにより、再生した発光素子は、焼き切れた部分以外の箇所に電流が流れて発光する。
本発明の一実施形態に係る発光素子点灯装置の電気回路図。 (a)は上記点灯装置の定電流出力部におけるマイコンの2番ピンの出力波形図、(b)は同定電流出力部における比較器OP2のマイナス端子の入力波形図、(c)は同比較器OP2のプラス端子の入力波形図、(d)は同比較器OP2の出力波形図。 (a)は上記点灯装置の電圧検出部の出力波形図、(b)は同点灯装置に電気的に接続される発光素子の短絡故障の状態を示す図、(c)は同発光素子に流れる電流値を示す図。 (a)は上記点灯装置の変形例の電圧検出部の出力波形図、(b)は同変形例に電気的に接続される発光素子の短絡故障の状態を示す図、(c)は同発光素子に流れる電流値を示す図。 同点灯装置を用いた照明器具の斜視図。 同照明器具のブロック図。 同照明器具に係る他の態様のブロック図。 同照明器具の電源ユニットの電気回路図。
本発明の一実施形態に係る発光素子点灯装置について、図1乃至図3を参照して説明する。図1に示されるように、発光素子点灯装置(以下、点灯装置という)1は、有機EL素子から成る発光素子2に電力を供給して点灯させるものである。この点灯装置1は、供給電力をもとに制御用直流電源を生成する制御電源回路4と、発光素子2へ供給される電圧を検出する電圧検出部5と、制御電源回路4からの電源をもとに発光素子2へ供給される電流を制御する定電流出力部6とを備える。なお、発光素子2は、有機EL素子から成るものではなく、発光ダイオード素子(LED素子)等から成るものであってもよい。
定電流出力部6は、降圧チョッパ回路7と、制御回路8と、発光素子2へ供給する電流を制御するための指令信号を制御回路8に発する電流指令回路9と、発光素子2へ供給される電流を検出する電流検出部10とを有する。
この定電流出力部6は、発光素子2が短絡故障していると見做されるとき、その発光素子2を再生させるために用意された再生モードで発光素子2に流れる電流を調整して、発光素子2を再生させる。具体的には、定電流出力部6は、電圧検出部5で検出された値が予め定められた値(以下、再生開始値という)より小さくなると、再生モードで電流を調整する。この再生モードは、定電流出力部6の出力する電流値を定格値よりも大きくするステップ(以下、第1ステップという)と、定電流出力部6の出力する電流値を定格値よりも小さくするステップ(以下、第2ステップという)を含む。なお、再生モードは、第1ステップのみから成るものであってもよい。
制御電源回路4は、後述する電源ユニットから電力が供給され、分圧用の抵抗R1、R2と、定電圧発生用のツェナーダイオードZD1とを有し、電圧Vccを制御回路8等に供給する回路である。ツェナーダイオードZD1は、ツェナー電圧特性がVccであり、抵抗R1、R2の接続点と接地間に逆接続され、抵抗R1、R2の接続点から定電圧の電源電圧Vccが取り出される。
電圧検出部5は、点灯電圧と接地間に直列に接続される点灯電圧検出用の抵抗R4、R5を備える。抵抗R4、R5の接続点における点灯電圧の分圧電圧は、電流指令回路9に伝達され、この分圧電圧から点灯電圧が検知される。電流検出部10は、発光素子2の出力側と接地間に直列に接続される電流検出抵抗R3を備える。電流検出抵抗R3の両端電圧は、発光素子2に流れる電流に比例しており、電流検出電圧として制御回路8に伝達される。
降圧チョッパ回路7は、電解コンデンサC1と、FET等からなるスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1を駆動する駆動回路7aとを有する。また、降圧チョッパ回路7は、スイッチング素子Q1のオフ時に発生する回生電流を流すための回生用ダイオードD1と、スイッチング素子Q1の出力波形電圧を濾過するためのインダクタL1及びコンデンサC2とを有する。スイッチング素子Q1の出力側は、直列にインダクタL1が接続され、インダクタL1の出力側はコンデンサC2で接地され、このコンデンサC2の両端の電圧が点灯電圧として発光素子2に印加される。
降圧チョッパ回路7の電解コンデンサC1には、直流電圧が印加される。この直流電圧は、発光素子2を点灯維持するのに必要な電圧であって、降圧チョッパ回路7では例えば24Vで一定に保たれている。なお、5V〜10Vの駆動電圧が必要な発光素子2を1個又は直列に2個接続したとき、降圧チョッパ回路7から発光素子2へ必要な直流電圧は5〜20V程度となる。また、電解コンデンサC1は、電池で構成されてもよい。
この降圧チョッパ回路7は、駆動回路7aでスイッチング素子Q1を高周波でスイッチングすることにより、電解コンデンサC1に蓄積されている直流電圧を発光素子2の点灯に必要な電圧に変換する。駆動回路7aは、制御回路8からの駆動制御信号に基いてスイッチング素子Q1をスイッチング駆動する。
制御回路8は、電流指令回路9と電流検出部10からの信号を受けて、駆動回路7aへ駆動制御信号を出す回路であり、降圧チョッパ回路7のスイッチング素子Q1のオン・オフ動作を制御することにより発光素子2に所望の電力を供給する。具体的には制御回路8は、2つの入力端子における電圧差により誤差信号を出力する誤差アンプOP1と、誤差アンプOP1の出力電圧と三角波状信号とを比較して駆動回路7aへの駆動制御信号を生成する比較器OP2とを有している。誤差アンプOP1と比較器OP2は、それぞれオペアンプで構成され、これらの回路は、電源電圧Vccから電源供給される。また、誤差アンプOP1と比較器OP2は、1パッケージに2つのオペアンプを内蔵したICなどで安価に構成できる。
誤差アンプOP1は、そのマイナス入力端子に、電流検出抵抗R3からの電流検出電圧が抵抗R6と入力抵抗R10を介して印加される。抵抗R6と入力抵抗R10との接続点は、フィルタ用のコンデンサC3で接地される。誤差アンプOP1の出力端子とマイナス入力端子とは、利得調整用の抵抗R11で接続される。
また、誤差アンプOP1は、そのプラス入力端子に、電源電圧Vccと接地間に直列に接続された抵抗R7、R8、R9のうちの抵抗R7、R8の接続点に接続される抵抗R12が接続される。抵抗R12と誤差アンプOP1のプラス入力端子との接続点は、抵抗R13で接地される。スイッチング素子Q2(FET)は、ドレインが抵抗R8、R9の接続点に接続され、ゲートがIC1の4番ピンに接続され、ソースが接地される。また、スイッチング素子Q3(FET)は、ドレインが抵抗R7、R8の接続点に接続され、ゲートがIC1の3番ピンに接続され、ソースが接地される。誤差アンプOP1は、プラス入力端子に入力される基準電圧Veと、電流検出抵抗R3からの電流検出電圧との差の誤差信号を増幅し、これを比較器OP2の基準電圧Vrとして比較器OP2のプラス入力端子に出力する。
比較器OP2は、そのマイナス入力端子に、ソースが接地されたスイッチング素子Q4(FET)のドレインが接続される。また、スイッチング素子Q4のドレインは、電源電圧Vccと接地間に直列に接続された抵抗R14とコンデンサC4との接続点に接続され、スイッチング素子Q4のゲート端子はIC1の2番ピンに接続される。
スイッチング素子Q4は、ゲートにIC1から「ハイ」のパルス信号Vpが印加されるとオンとなってドレイン、ソース間が短絡され、コンデンサC4も短絡されて、コンデンサC4の電圧がローレベルとなる。また、ゲート端子に「ロー」のパルス信号Vpが印加されると、スイッチング素子Q4がオフとなり、コンデンサC4は、電源電圧Vccから抵抗R14を介してコンデンサC4に充電される。このスイッチング素子Q4のオン・オフ動作によりコンデンサC4の両端電圧は、三角波状波形となり三角波状信号Vqが形成される。比較器OP2は、マイナス端子の三角波状信号Vqとプラス端子の基準電圧Vrを比較して、駆動回路7aに出力信号Vsを出力する。
電流指令回路9は、発光素子ピーク電流値指令値や、発光素子電流デューティーを決定しており、汎用マイコンIC1(A/D変換機能・フラッシュメモリ付8ビットマイコン)で構成される。この電流指令回路9は、抵抗R4、R5の接続点の電圧を監視することにより、発光素子2の点灯電圧を検出し、点灯電圧が再生開始値より小さくなると、発光素子2を再生するための再生モードを開始する。また、電流指令回路9は、再生モード中に点灯電圧が予め定められた値(以下、再生終了値という)より大きくなると再生モードを終了する。コンデンサC2の両端電圧から得られる発光素子2の電圧値を読み取るために、IC1の7番ピンは、A/D変換入力に設定される。また、IC1の2番、3番、4番ピンは2値出力に設定され、1番ピンは電源電圧が印加される電源端子であり、8番ピンは接地されるグランド端子である。また、5番ピンは、後述する調光信号受信部16に接続され、調光信号が入力される。
電流指令回路9のIC1は、電流検出抵抗R3からの電流検出電圧に応じて、3番ピン及び4番ピンから出力する電圧を変化させて、基準電圧Veを可変することで(定電流制御)、駆動制御信号は、電流検出抵抗R3の電流検出電圧によるフィードバックがなされる。
次に、基準電圧Veの設定について説明する。定格値の発光素子電流値を定電流出力部6から出力させるとき、マイコンIC1の3番ピンの出力を「ロー」、4番ピンの出力を「ハイ」にする。制御回路8は、マイコンIC1からの出力によってR9端を短絡させ、R7、R8の抵抗比で誤差アンプOP1のプラス端子に入力する基準電圧Veを設定する。この基準電圧Veは、次の式により表わされる。
Ve=Vcc×(R7×R13)/((R7+R8)×(R12+R13))
再生モードの第1ステップのとき、マイコンIC1の3番ピンの出力を「ロー」、4番ピンの出力を「ロー」にする。制御回路8は、マイコンIC1からの出力によってR7、R8、R9の抵抗比で誤差アンプOP1のプラス端子に入力する基準電圧Veを設定する。この基準電圧Veは、上記式と異なる次の式により表わされる。
Ve=Vcc×((R7+R8)×R13)/((R7+R8+R9)×(R12+R13))
再生モードの第2ステップのとき、マイコンIC1の3番ピンの出力を「ハイ」、4番ピンの出力を「ハイ」又は「ロー」にする。制御回路8は、マイコンIC1からの出力によってR8、R9端を短絡させ、誤差アンプOP1のプラス端子に入力する基準電圧Veを0Vに設定する。なお、スイッチング素子Q2、Q3とマイコンIC1のディジタル出力によって発光素子電流値を制御することを示したが、D/A変換機能の内蔵したマイコンではアナログ出力して直接発光素子電流値を制御することもできる。
ここで、制御回路8のスイッチング素子Q1を駆動させる駆動制御信号の生成について図2を参照して説明する。図2(a)はIC1の2番ピンから出力されるハイ・ロー出力状態を取る一定周期幅のパルス信号Vpを示し、図2(b)は比較器OP2のマイナス端子に印加されるコンデンサC4の両端電圧の三角波状信号Vqを示す。図2(c)は比較器OP2のプラス端子に印加される基準電圧Vr(実線部分)と、比較例として上記コンデンサC4の三角波状信号Vq(一点鎖線部分)とを重畳して示し、図2(d)は比較器OP2からの出力信号Vsを示す。
図2(a)に示すパルス信号Vpがスイッチング素子Q4に印加されてオン・オフされると、上述のようにコンデンサC4の両端の電圧は、図2(b)に示すような三角波状信号Vqとなる。図2(c)に示すように、比較器OP2において、三角波状信号Vqと基準電圧Vrとが比較される。このとき、図2(d)に示すように、三角波状信号Vqが基準電圧Vrよりも低いときに「ハイ」のパルス信号が、出力信号Vsとして比較器OP2から出力される。従って、基準電圧Vrを可変することで、出力信号Vsのパルス幅が変動し、発光素子2への供給電流の大きさを調整することが可能となる。
出力信号Vsは出力信号Vsのパルス幅が基準電圧Vrのレベルにより変化し、基準電圧VrはOP1に入力される基準電圧Veによって変化する。これにより、出力信号Vsは、基準電圧Veによってパルス幅が制御された後にOP2から出力され、駆動制御信号となって駆動回路7aに入力される。
発光素子2が短絡故障したときの点灯装置1の動作について図3を参照して説明する。図3(a)は電圧検出部5から出力される発光素子2の点灯電圧を示し、図3(b)は発光素子2が短絡故障しているか否かの状態を示し、図3(c)は点灯装置1で制御されて発光素子2に流れる電流値を示す。
発光素子2の短絡故障は、発光素子電圧が低下して、再生開始値(TH1)を下回ることで検出される。点灯装置1は、短絡故障を検出すると再生モードに入り、定格値よりも電流値の大きい第1ステップと、定格値よりも電流値の小さい第2ステップを繰り返す。
短絡故障している発光素子2は、電流が流されると短絡している微小面積の部分に電流が集中する。第1ステップにおいて定格値より大きい電流値の電流が流されると、発光素子2の短絡部分は焼き切れて開放され、電流が流れなくなる。これにより、発光素子2は、焼き切れた部分以外の箇所に電流が流れるようになり再生するので、正常に点灯する。発光素子2の短絡故障が直って再生されると、発光素子電圧が上昇して再生終了値(TH2)を上回ることで再生モードが終了する。この再生終了値(TH2)は、ヒステリシスを有しているので、発光素子電圧の変動やノイズによる誤動作やチャタリングを減少させることができる。
再生モードの定電流出力部6から出力する電流値の平均値は、定格値を超えないように設定され、例えば定格の1.2倍の電流を流すステップ(第1ステップ)と0Aのステップ(第2ステップ)を、同じ時間で繰り返す。第1ステップと第2ステップの時間は、それぞれ数msから数10sである。なお、第2ステップは、0A以外にも、例えば定格値の半分の電流値の電流を流してもよい。また、定格値の2倍の電流値の電流を流すステップ(第1ステップ)と0Aのステップ(第2ステップ)を1対1の割合の時間で繰り返してもよいし(ON DUTY50%)、定格値の4倍の電流値の電流を流すステップ(第1ステップ)と0Aのステップ(第2ステップ)を1対3の割合の時間で繰り返してもよい(ON DUTY25%)。
上記のように構成された点灯装置1においては、電圧検出部5で検出した電圧値から発光素子2が短絡故障しているものと見做して、定電流出力部6は、定格値よりも大きい電流値で発光素子2に電流を流すので、発光素子2の短絡部分を焼き切ってその部分を開放し、発光素子2を再生させることができる。これにより、再生した発光素子2は、焼き切れた部分以外の箇所に電流が流れて発光する。
また、点灯装置1は、再生モード中の第2ステップにおいて定格値より小さい電流値の電流を流すことで、発光素子2の短絡していない部分に加わるストレスを軽減させることができる。また、定電流出力部6は、電流値の平均値が定格値を超えないように設定しているので、発光素子2の短絡していない部分に加わるストレスをより軽減させることができる。
(変形例)
図4は、本実施形態の変形例に係る点灯装置1の動作を示す。この変形例の点灯装置1は、再生モードに加えて、再生モードを一定期間実施した後に定格値よりも小さい電流値の休止モードを有するものである。この休止モードは、再生モードの第2ステップと同様にして発光素子2への供給電流の大きさを調整する。再生モードと休止モードは、発光素子電圧が上昇して再生終了値(TH2)を上回るまでの間、同じ時間で繰り返して行われる。再生モードと休止モードの時間は、それぞれ数sから数10sである。なお、再生モードと休止モードの時間は異なっていてもよい。
上記のように構成された点灯装置1においては、定格値より小さい電流値の電流を流す休止モードを有しているので、再生するまでの時間が長期化したときに発光素子2の短絡していない部分に加わるストレスを、軽減させることができる。また、定電流出力部6は、再生モードと休止モードを繰り返して電流を調整するので、再生するまでの時間が長期化したときに発光素子2の短絡していない部分に加わるストレスを、より軽減させることができる。
上記点灯装置1が適用される灯具及び照明器具の構成について図5乃至図8を参照して説明する。図5及び図6に示されるように、照明器具11は、天井吊り下げ型の照明器具であって、上記点灯装置1及び発光素子2を有する略方形の灯具12と、灯具12に電力を供給する電源コード13と、電源コード13を介して灯具12を天井に吊り下げ支持する吊具14とを備える。
吊具14は、リモコン(図示せず)から送信される赤外線信号を受信するための受光部15と、直流電圧Vと調光信号Sと接地電位GNDを出力する3線を持ち受光部15と電気的に接続される電源ユニット3とを備える。
灯具12は、電源ユニット3から出力される直流電圧Vと調光信号Sと接地電位GNDの3線と電気的に接続され、調光信号Sの線と接地電位GNDの線に電気的に接続される調光信号受信部16を有する。なお、図では、灯具12は、点灯装置1、発光素子2、調光信号受信部16をそれぞれ3個ずつ備えているが、その数は任意である。また、図7に示されるように、照明器具11は複数の灯具12を備えていてもよい。
点灯装置1は直流電圧Vの線と接地電位GNDの線と調光信号受信部16に電気的に接続され、発光素子2は点灯装置1と接地電位GNDの線に電気的に接続される。受光部15で受信した信号は、電源ユニット3と調光信号Sの線と調光信号受信部16を介して点灯装置1に送信される。点灯装置1は、この調光信号受信部16から出力された信号や、電圧検出部5で検出された発光素子2の電圧値などに基いて、発光素子2の電流値を制御する。
次に、電源ユニット3の構成について詳しく説明する。図8に示されるように、電源ユニット3は、入力部17、AC/DC部18、制御電源回路19、DC/DC部20、定電圧制御部21、出力電流検出部22、調光信号送信部23、調光部24、及び出力部25を備える。入力部17は、ノイズ除去用のインダクタやコンデンサから成る入力フィルタやサージアブソーバーで構成され、入力側が商用交流電源に、出力側がAC/DC部18に接続される。
AC/DC部18は、整流ダイオードや力率改善機能を持つ昇圧チョッパ回路で構成され、商用交流電源からの50Hz又は60Hzの交流をDC電圧に変換し、電解コンデンサC5に直流電圧を印加する。また、AC/DC部18の電圧値は、例えば数100Vで一定に保たれており、商用交流電源の電圧を考慮して設定される。
制御電源回路19は、分圧用の抵抗R15、R16とツェナーダイオードZD2から成り、制御回路に供給する電圧Vccを生成する回路である。DC/DC部20は、降圧チョッパ回路であり、スイッチング素子Q5、回生用ダイオードD2、インダクタL2、コンデンサC6から成る。このDC/DC部20は、スイッチング素子Q5が高周波でスイッチングすることにより、電解コンデンサC5に蓄積されている直流電圧を、負荷に必要な電力に変換して出力部25に出力する。DC/DC部20の出力する電圧は、例えば24Vで一定に保たれており、抵抗R17と抵抗R18の分圧が一定となるように、定電圧制御部21がスイッチング素子Q5のオン・オフを制御する。スイッチングの周波数は数10kHzから数MHzである。
出力電流検出部22は、抵抗R19と増幅回路21aとから構成され、抵抗R19に流れる電流により発生する電圧を検出し、この電圧を電圧振幅信号として調光信号送信部23に伝える。調光信号送信部23は、汎用ICの組合せやマイコンなどで構成され、調光部24からの指令値や出力電流検出部22からの検出値により出力部にPWM信号などの調光信号を送信する。PWM信号は、12Vの振幅であって1kHzでオン時間が少ないほど調光率が高くなり、定格値で出力すると調光率100%となる。なお、調光信号は振幅信号であってもよい。
調光部24は、受光部15と電気的に接続され、受光部15から伝えられた調光要求を、これに対応する変換機能で調光指令値に変換し、調光指令値を調光信号送信部23に伝える。調光信号送信部23は、調光指令値を調光信号に変換して出力部25に送信する。出力部25は、DC/DC部20から出力される一定に制御された直流電圧V、調光信号送信部23からの調光信号S、接地電位GNDを3線で出力する。このような構成の照明器具11及び灯具12によれば、電圧検出部5で検出した電圧値から短絡故障を検知して再生モードに入り、発光素子2を再生させることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、再生開始値と再生終了値が異なる値のものを示したが、再生開始値と再生終了値が異なる値のものであっても構わない。また、第1ステップと第2ステップの電流値が漸増又は漸減するものであっても構わない。
1 点灯装置(発光素子点灯装置)
2 発光素子
3 電源ユニット
5 電圧検出部
6 定電流出力部
11 照明器具
12 灯具

Claims (7)

  1. 発光素子を点灯させる発光素子点灯装置において、
    発光素子に印加される電圧を検出する電圧検出部と、
    発光素子に電流を出力する定電流出力部と、を備え、
    前記定電流出力部は、前記電圧検出部で検出された電圧値が予め定められた値より小さくなると、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも大きくするステップを含む再生モードで電流を調整し、前記再生モードを一定期間実施した後に、前記電圧検出部で検出された値が予め定められた値より小さい状態であるとき、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも小さくする休止モードで電流を調整することを特徴とする発光素子点灯装置。
  2. 前記定電流出力部は、該定電流出力部の出力する電流値を定格値よりも大きくするステップに加えて、定格値よりも小さくするステップを含む再生モードで電流を調整することを特徴とする請求項1に記載の発光素子点灯装置。
  3. 前記定電流出力部は、再生モードでの該定電流出力部の出力する電流値の平均値が定格値を超えないように電流を調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光素子点灯装置。
  4. 前記定電流出力部は、前記電圧検出部で検出された値が予め定められた値より小さい状態である間、再生モードと休止モードを繰り返して電流を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光素子点灯装置。
  5. 前記発光素子電圧の予め定められた値は、ヒステリシスを持つことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光素子点灯装置。
  6. 発光素子と、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の発光素子点灯装置とを備えたことを特徴とする灯具。
  7. 電源ユニットと、請求項に記載の灯具とを備えたことを特徴とする照明器具。
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