JP5442505B2 - 電源ユニット及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、電源ユニット及びそれを用いた照明器具に関する。
従来から、有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)を発光素子として用いた灯具は、発光面積を広くしたり、所望の光束を確保する等のため、複数の有機EL素子を設けることが一般的である。このような灯具を駆動する駆動装置として、灯具の台数に対応した電流制御回路を有し、複数台の灯具に電流を供給する電源ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電源ユニットは、複数台の灯具に電流を供給して複数の有機ELを点灯させる。このような電源ユニットを用いて複数の有機ELを点灯させると、一部の有機ELが故障した場合、故障していない有機EL素子が点灯を継続するが、故障した有機EL素子の分の光束が減少し、灯具としての全光束が減少する。
特開2006−324208号公報
本発明は、上記問題を解決するものであり、灯具内の一部の発光素子が故障しても灯具としての全光束の減少を抑制する電源ユニット、及びそれを用いた照明器具を提供することを目的とする。
本発明の電源ユニットは、一部の発光素子が故障した場合に故障していない発光素子が点灯を継続するように、複数の発光素子が接続されている灯具に、一定の電圧を供給する電源ユニットであって、出力電圧を一定にする定電圧部と、前記灯具への出力電流を検出する出力電流検出部と、調光指令値に対応する調光率で前記発光素子を調光するための調光信号を前記灯具に送信する調光信号送信部と、を備え、前記調光信号送信部は、前記出力電流検出部によって検出された出力電流をほぼ一定に制御するように前記調光率を変えることを特徴とする。
この電源ユニットにおいて、前記調光信号は、信号として調光率を含み、前記調光信号送信部は、前記出力電流が減少しようとしたらこの調光率を上げ、出力電流が増加しようとしたらこの調光率を下げることによって出力電流を略一定に制御することが好ましい。
前記調光信号は、所定の調光率の上限値を有することが好ましい。
前記調光信号送信部は、点灯初期の出力電流を一定に制御するように前記調光信号を可変にすることが好ましい。
この電源ユニットは、調光要求を前記調光信号送信部に伝える調光部を備え、前記調光信号送信部は、前記調光部から調光変更の要求を受けた場合、調光変更時の出力電流を一定に制御するように前記調光信号を可変にすることが好ましい。
また、本発明の照明器具は、前記電源ユニットと、この電源ユニットから電圧が供給される灯具と、を備えたものであって、前記灯具は、発光素子と、前記電源ユニットから送信される調光信号を受信する調光信号受信部と、前記調光信号受信部が受信した調光信号に基づいて前記発光素子を調光する点灯装置と、を有することを特徴とする。
前記発光素子は、有機EL素子であることが好ましい。
本発明の電源ユニットによれば、灯具内の複数の発光素子のうち一部の発光素子が故障しても、灯具への出力電流を一定に制御するので、故障していない発光素子の光出力が増大し、灯具としての全光束の減少を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る照明器具の構成図。 同照明器具における電源ユニットの構成図。 (a)は同電源ユニットの出力電流の時間変化例を示す図、(b)は同電源ユニットが送信する調光信号における調光率の時間変化例を示す図。 (a)は同電源ユニットの出力電流の別の時間変化例を示す図、(b)は同電源ユニットにおける調光部からの調光要求の時間変化例を示す図、(c)は同電源ユニットが送信する調光信号における調光率の時間変化例を示す図。 本発明の実施形態に係る照明器具の変形例の構成図。 同照明器具の斜視図。
本発明の一実施形態に係る電源ユニット及びそれを用いた照明器具を、図1乃至図4を参照して説明する。図1に示されるように、照明器具1は、電源ユニット2と、灯具3とを備え、電源ユニット2及び灯具3が配線によって相互に接続される。電源ユニット2は、電圧Vを灯具3に供給すると共に、調光信号Sを灯具3に送信する。灯具3に供給される電圧Vは、一定とされる。灯具3は、複数の発光素子31と、各々の発光素子31に対応して設けられた調光信号受信部32及び点灯装置33と、入出力部34とを有する。調光信号受信部32は、電源ユニット2から送信される調光信号Sを受信する。点灯装置33は、調光信号受信部32が受信した調光信号Sに基づいて発光素子31を調光する。
照明器具1は、電源ユニット2が灯具3に出力する出力電流Iを一定に制御する。このため、灯具3としての全光束がほぼ一定となる。なお、出力電流Iが一定であるとは、照明器具として実用上支障のない程度の一定、すなわち略一定である。
灯具3に用いられる発光素子31は、入力電流と光出力がほぼ比例の関係にある素子であり、例えば有機EL素子やLED(発光ダイオード)等の固体発光素子である。調光信号受信部32は、電源ユニット2から受信した調光信号Sを指令値に変換し、点灯装置33に伝える。点灯装置33は、発光素子31を定電流制御して点灯させるものである。点灯装置33は、電源ユニット2からの出力電圧Vと発光素子31の動作電圧との関係に応じて、降圧チョッパ回路、昇圧チョッパ回路、又は昇降圧回路等で構成される。点灯装置33は、調光機能を有し、調光信号受信部32からの指令値を受け、発光素子31をPWM調光又は振幅調光する。入出力部34は、灯具3を電源ユニット2や他の灯具3に接続する3線式のソケットやコネクタ等である。照明器具1は、2台の灯具3を有し、各々の灯具3が、3つの発光素子31、調光信号受信部32、及び点灯装置33を有するものを例示しているが、灯具3及び発光素子31等の数はこれに限定されない。
図2に示されるように、電源ユニット2は、出力電流検出部21と、調光信号送信部22と、入力部23と、AC/DC部24と、制御電源回路25と、定電圧部26と、調光部27と、出力部28とを備える。定電圧部26は、DC/DC部26a及び定電圧制御部26bを有する。出力電流検出部21は、灯具3への出力電流Iを検出する。調光信号送信部22は、調光信号Sを生成し、生成した調光信号Sを灯具3に送信する。調光信号送信部22は、出力電流検出部21によって検出された出力電流Iを一定に制御するように調光信号Sを可変にする。
電源ユニット2の入力部23は、商用交流電源に接続される。商用交流電源から供給される交流には、ノイズやサージ電圧が含まれることがある。電源ユニット2をノイズ等から保護するため、入力部23は、ノイズ除去用のインダクタやコンデンサ等からなる入力フィルタやサージアブソーバを有する(図示せず)。入力部23の出力側は、AC/DC部24に接続される。
AC/DC部24は、整流ダイオード及び昇圧チョッパ回路を有する。昇圧チョッパ回路は、力率改善機能を有する。AC/DC部24は、商用交流電源から供給される商用電源周波数(50Hz又は60Hz)の交流(AC)電圧を直流(DC)電圧に変換する。変換された直流電圧は、制御電源回路25及びDC/DC部26aの入力側に供給される。DC/DC部26aに供給されたDC電圧は、電解コンデンサC1に印加される。AC/DC部24が供給する直流電圧の値は、商用交流電源の電圧を考慮して設定され、例えば数100Vの一定値に保たれる。
制御電源回路25は、制御回路である出力電流検出部21、調光信号送信部22、定電圧制御部26b、及び調光部27に供給する電圧Vccを生成する回路である。制御電源回路25は、分圧用の抵抗R1、R2とツェナーダイオードZD1を有し、電圧Vccを一定に保つ。
DC/DC部26aは、降圧チョッパ回路であり、スイッチング素子Q1、回生用ダイオードD1、インダクタL1、及びコンデンサC2等を有する。DC/DC部26aは、スイッチング素子Q1が高周波でスイッチングすることにより、電解コンデンサC1に蓄積された直流電圧を負荷に必要な電力に変換し、出力部28に出力する。出力電圧Vは、例えば24Vの一定値に保たれる。出力電圧Vは、抵抗R4、R5によって分圧され、定電圧制御部26bに検出される。定電圧制御部26bは、検出した出力電圧Vを一定にするようにスイッチング素子Q1をQ1駆動回路を介してスイッチングする。スイッチング周波数は、数10kHzから数MHzである。
出力電流検出部21は、増幅回路等を有し、抵抗R6によって出力電流Iを検出するものである。抵抗R6は、DC/DC部26aの出力側に挿入されており、出力電流Iに比例する電圧を発生する。出力電流検出部21は、抵抗R6に発生した電圧によって出力電流Iを検出し、検出値を電圧振幅信号として調光信号送信部22に伝える。
調光部27は、外部からの調光要求を調光指令値に変換し、その調光指令値を調光信号送信部22に伝える。調光部27は、例えば抵抗ボリューム(可変抵抗器)を有し、抵抗ボリュームが回されることによって調光要求を受ける。調光部27は、抵抗ボリュームの抵抗値に対応する電圧を調光指令値として調光信号送信部22に伝える。なお、調光部27は、調光指令値を通信信号に変換し、有線又は無線の通信手段によって調光信号送信部22に伝えるように構成してもよい。
調光信号送信部22は、マイクロコントローラ又は汎用ICの組み合わせ等により構成される。調光信号送信部22は、出力電流検出部21から伝えられる検出値、及び調光部27から伝えられる調光指令値に基づいて調光信号Sを生成し、調光信号Sを灯具3に送信する。調光信号Sは、例えばPWM(パルス幅変調)信号であり、信号として調光率を含む。PWM信号は、例えば振幅が12V、PWM周波数が1kHzであり、パルスのオン時間が長いほど調光率が高く、定格出力における調光率が100%とされる。調光信号Sは、PWM信号に替えて、振幅信号等を用いてもよい。
出力部28は、定電圧部26によって一定にされた出力電圧Vと、調光信号送信部22によって生成された調光信号Sとを出力する。出力部28は、出力電圧V及び調光信号SのGND(グランド線)を共通とし、3線(V、S、GND)で出力する。出力部28は、出力電圧Vに調光信号Sを重畳し、2線(V+S、GND)で出力してもよい。
上記のように構成された電源ユニット2における出力電流Iの制御について説明する。図3(a)は電源ユニット2の出力電流I、図3(b)はそれに対応する調光率Mを示す。電源ユニット2は、調光率Mが高いほど出力電流Iが大きくなる。M0は、定格の調光率、すなわち調光率100%である。I0は、定格の出力電流、すなわち発光素子31の光出力が定格となる出力電流である。I0fは、発光素子31が故障したときに出力電流を制御しない場合の電流値である。I0に付けた添字のfは、故障(failure)を表す。M0aは、発光素子31が故障したときに増加させた調光率である。M0に付けた添字のaは、増加(augmentation)を表す。図3(a)(b)の横軸は時間軸である。
照明器具1が時刻t1に点灯される。点灯直後の調光率Mは、M0(100%)である。調光信号送信部22は、点灯直後の出力電流I0を出力電流Iの基準とし、出力電流Iを一定に制御するように(I=I0)、調光信号に含まれる調光率Mを可変にする。すなわち、調光信号送信部22における制御は、フィードバック制御であり、出力電流Iを制御量、I0を目標値、調光信号を操作信号としている。調光信号送信部22は、出力電流IがI0よりも減少しようとしたら調光信号に含まれる調光率Mを上げ、出力電流IがI0よりも増加しようとしたら調光率Mを下げ、出力電流Iを一定に制御する。
複数の発光素子31のうち一部の発光素子31が時刻t2に故障した場合、出力電流IがI0f(破線)に減少しようとする。調光信号送信部22は、出力電流Iの減少を補うにように、調光信号に含まれる調光率MをM0からM0aに上げ、出力電流IがI0となるように制御する。
従来の照明器具では、発光素子が故障しても、調光率が一定(M=M0)であり、故障した発光素子の分の光束が減少し、灯具としての全光束が減少する。これに対し、本実施形態の照明器具1では、電源ユニット2が調光率Mを可変にし、出力電流Iを一定に制御するので、灯具3内の一部の発光素子31が故障すると、故障していない発光素子31の光出力が増加し、灯具3としての全光束の減少が抑制される。このように、電源ユニット2は、灯具3内の一部の発光素子31が故障しても灯具3としての全光束の減少を抑制することができる。
調光信号送信部22が送信する調光信号は、所定の調光率の上限値Mmaxを有する。上限値Mmaxは、発光素子31の劣化を抑えるために予め定められ、例えば、定格の調光率M0の数10%上の値とされる。調光信号送信部22は、調光信号に含まれる調光率Mを上限値Mmax以下の範囲で可変にする。
このように、発光素子31は、調光率Mが上限値Mmaxを超えないように調光されるので、灯具3としての全光束の減少を抑制するために調光率Mが上がっても、光出力が過大にならず、発光素子31の劣化が抑えられる。従って、電源ユニット2は、調光率Mを上げるような制御をしても、発光素子31の寿命に影響し難くなる。
調光信号送信部22は、発光素子31が故障していない場合における点灯初期の出力電流、すなわち正常な点灯初期値を、基準値I0として有することが好ましい。調光信号送信部22は、この基準値I0を出力電流Iの基準とし、点灯初期の出力電流Iを一定(I=I0)に制御するように調光信号Sを可変にする。このため、一部の発光素子31が点灯時に既に故障している場合であっても(t2≦t1の場合)、点灯初期の出力電流Iは、発光素子31が故障していない場合と同じ値(I0)に制御される。
このように、調光信号送信部22は、発光素子31の故障に起因する出力電流Iの変化に、点灯時を含む点灯初期から対応するので、電源ユニット2は、点灯初期に灯具3内の発光素子31が故障していても、点灯初期の灯具3としての全光束の減少を抑制することができる。
次に、調光部27が調光変更の要求を調光信号送信部22に伝えた場合の電源ユニット2における出力電流Iの制御について説明する。図4(a)は電源ユニット2の出力電流I、図4(b)は調光部から伝えられる調光要求としての調光指令値K、図4(c)はそれらに対応する調光率Mを示す。調光信号送信部22は、調光部27から調光変更の要求を受けた場合、調光変更時の出力電流Iを一定に制御するように調光信号を可変にする。
照明器具1が時刻t3に点灯される。例えば、点灯直後の調光指令値K1は定格出力の要求であり、その時の調光率M1は100%である。調光信号送信部22は、点灯直後の出力電流I1を出力電流Iの基準として、出力電流Iを一定に制御するように(I=I1)、調光率Mを可変にする。
時刻t4に調光指令値KがK1からK2に変更される。調光信号送信部22は、調光部27から調光変更の要求を受ける。調光信号送信部22は、調光変更時の出力電流I2を出力電流Iの基準として、出力電流Iを一定に制御するように(I=I2)、調光率Mを可変にする。
一部の発光素子31が時刻t5に故障した場合、出力電流IがI2からI2fに減少しようとする。調光信号送信部22は、出力電流Iの減少を補うにように、調光率MをM2からM2aに上げ、出力電流IがI2になるように制御する。
調光信号送信部22は、発光素子31が故障していない場合における調光指令値Kに対応する出力電流Iを基準値として有することが好ましい。例えば、調光指令値K1、K2、K3に各々対応する出力電流Iの基準値I1、I2、I3は、テーブル、又は調光指令値Kに対する出力電流Iの関数として、調光信号送信部22内のメモリに予め記憶される。
時刻t6に調光指令値KがK2からK3に変更される。調光信号送信部22は、調光部27から調光変更の要求を受ける。調光信号送信部22は、出力電流Iを制御し、調光指令値K3に対応するI3に変える。調光信号送信部22は、調光変更時の出力電流I3を出力電流Iの基準として、出力電流Iを一定に制御するように(I=I3)、調光率Mを可変にする。この時、発光素子31が既に故障している。このため、調光率Mを発光素子31が故障していない場合の調光率M3にすると、出力電流Iが基準値I3にならず、I3よりも小さいI3fに減少することになる。調光信号送信部22は、調光率MをM3よりも大きい調光率M3aに上げ、出力電流Iが基準値I3になるように制御する。
このように、調光信号送信部22は、発光素子31の故障に起因する出力電流Iの変化に、調光変更時から対応するので、電源ユニット2は、調光変更時に灯具3内の一部の発光素子31が故障していても、灯具3としての全光束の減少を抑制することができる。
照明器具1は、発光素子31が複数あればよく、灯具3及び発光素子31の数は限定されない。例えば、図5に示されるように、照明器具1は、1台の灯具3が9つの発光素子31を有するものであってもよい。灯具3内の1つの発光素子31が故障した場合、電源ユニット2は、故障前後で出力電流Iが一定となるように制御するので、故障していない8つの発光素子31の光出力がほぼ9/8倍となり、灯具3としての全光束の減少が抑制される。また、灯具3内の複数の発光素子31が故障しても、故障していない発光素子31は、調光率が上限値を超えないように調光されるので、灯具3としての全光束の減少を抑制するために調光率が上がっても、光出力が過大にならず、発光素子31の劣化が抑えられる。
照明器具1は、図6に示されるように、例えばペンダントライトとして構成され、天井に設置される。照明器具1は、灯具3と、灯具3をリモコン制御するリモコン4とを備える。灯具3は、複数の発光素子31、調光信号受信部32、及び点灯装置33と、灯具ケース35と、吊具36と、電源コード37とを有する。発光素子31は、有機EL素子である。発光素子31、調光信号受信部32、及び点灯装置33は、灯具ケース35に収容されて保護される。灯具ケース35は、発光素子31の発光面側に開口を有する。吊具36は、天井面に取り付けられる。灯具ケース35は、電源コード37によって吊具36から吊下される。吊具36は、その表面にリモコン受光部38を有する。また、吊具36は、電源ユニット2の構成のうち、調光部27以外の部分、すなわち出力電流検出部21、調光信号送信部22、入力部23、AC/DC部24、制御電源回路25、定電圧部26、及び出力部28を内蔵する。
リモコン4は、調光部27及びリモコン発光部41を有する。調光部27は、調光要求を受ける入力手段として抵抗ボリューム42を有する。調光部27は、入力手段として抵抗ボリューム42に替えて、押しボタンスイッチ等を有してもよい。調光部27は、抵抗ボリューム42の抵抗値に対応する電圧を調光指令値として電気的信号に変換する。リモコン発光部41は、この電気的信号を赤外線によるリモコン信号にして灯具3に送信する。リモコン信号は、赤外線をパルス変調した信号であり、赤外線に替えて電波を用いてもよい。
灯具3のリモコン受光部38は、リモコン信号を受信する。リモコン信号に含まれる調光指令値は、吊具36内にある調光信号送信部22に伝えられる。調光信号送信部22は、調光指令値に応じて調光信号を生成し、電源ユニット2の出力電流を一定に制御するように調光信号を可変にする。調光信号送信部22は、電源コード37を介して、灯具ケース35内にある調光信号受信部32に調光信号を送信する。点灯装置33は、調光信号受信部32が受信した調光信号に基づいて発光素子31を調光する。
この照明器具1は、電源ユニット2の出力電流が一定に制御されるので、灯具3内の一部の発光素子31が故障しても、灯具3としての全光束の減少が抑制される。また、発光素子31を面状発光素子である有機EL素子としたので、灯具3を面状薄型にすることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本発明の照明器具1は、ペンダントライトに限定されるものではなく、例えば、ベースライト、シーリングライト、ブラケット等であってもよい。
1 照明器具
2 電源ユニット
21 出力電流検出部
22 調光信号送信部
3 灯具
31 発光素子
32 調光信号受信部
33 点灯装置
I 出力電流
M 調光率
S 調光信号
V 電圧

Claims (7)

  1. 一部の発光素子が故障した場合に故障していない発光素子が点灯を継続するように、複数の発光素子が接続されている灯具に、一定の電圧を供給する電源ユニットであって、
    出力電圧を一定にする定電圧部と、
    前記灯具への出力電流を検出する出力電流検出部と、
    調光指令値に対応する調光率で前記発光素子を調光するための調光信号を前記灯具に送信する調光信号送信部と、を備え、
    前記調光信号送信部は、前記出力電流検出部によって検出された出力電流をほぼ一定に制御するように前記調光率を変えることを特徴とする電源ユニット。
  2. 前記調光信号は、信号として調光率を含み、
    前記調光信号送信部は、前記出力電流が減少しようとしたらこの調光率を上げ、出力電流が増加しようとしたらこの調光率を下げることによって出力電流を略一定に制御することを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット。
  3. 前記調光信号は、所定の調光率の上限値を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源ユニット。
  4. 前記調光信号送信部は、点灯初期の出力電流を一定に制御するように前記調光信号を可変にすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電源ユニット。
  5. 調光要求を前記調光信号送信部に伝える調光部を備え、
    前記調光信号送信部は、前記調光部から調光変更の要求を受けた場合、調光変更時の出力電流を一定に制御するように前記調光信号を可変にすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電源ユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電源ユニットと、この電源ユニットから電圧が供給される灯具と、を備えた照明器具であって、
    前記灯具は、発光素子と、前記電源ユニットから送信される調光信号を受信する調光信号受信部と、前記調光信号受信部が受信した調光信号に基づいて前記発光素子を調光する点灯装置と、を有することを特徴とする照明器具。
  7. 前記発光素子は、有機EL素子であることを特徴とする請求項6に記載の照明器具。
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