JP5564750B2 - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リードフレームなどの配線部材と回路基板に形成された回路配線とを電気的に接続したのち、リードフレームおよび回路基板を樹脂にて封止する樹脂封止型半導体装置に関するものである。
従来、半導体基板等の回路基板を樹脂封止する場合、封止樹脂の成形後の硬化収縮や製品使用時の冷熱ストレス環境により、回路基板あるいは回路基板上実装部品と封止樹脂の線膨張差により界面に応力が発生し、それに伴って、基板上保護ガラスの割れ、あるいは、界面剥離進行によりボンディングの断線、実装部品の破壊、実装部品と回路基板を接続しているはんだ等の接合剤の断線などの問題がある。
このため、例えば、回路基板上の素子に保護ガラスをコーティングし、その保護ガラスの外表面に剥離材を塗布した後、樹脂封止を行う構成、あるいは、封止樹脂との密着強度の低い保護ガラスを使用し樹脂封止を行う構成を採用している。このような構成とすることにより、保護ガラスと封止樹脂の界面において剥離を起こし、応力が作用しなくなるため、保護ガラスの割れという問題を防止することが可能となる。
また、回路基板上の素子に保護ガラスをコーティングし、その保護ガラスの外側にシリコーン樹脂などのヤング率の低い部材を塗布した後、樹脂封止を行う構成を採用することもできる。このような構成を採用すると、保護ガラスと封止樹脂の間に、シリコーン樹脂が介在し、シリコーン樹脂が変形することにより、保護ガラスと封止樹脂間に応力が伝達され難くなり、上記一つ目の構成と同様、保護ガラスの割れという問題を防止することが可能となる。
特開平01−261850号公報
しかしながら、上述した一つ目の構成では、保護ガラスの割れという問題は防止できるものの、封止樹脂との密着強度が高い箇所、例えば基板の端面付近に応力が集中するため、そこに意図しない剥離が発生し、進展してボンディング断線や実装部品の損傷に至るという問題がある。
また、上述した二つ目の構成では、温度環境、基板サイズ、素子サイズなどの条件によっては、搭載部品と基板の熱膨張差により半田クラックが発生し、上記と同様、ボンディング断線や実装部品の損傷に至るという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、ボンディング断線や実装部品の損傷を防止できる構造の樹脂封止型半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、回路基板(3)に対して、回路基板(3)が構成する四角形の各辺を構成する各端面から第1距離(L1)内側、かつ、回路基板(3)の四隅において該回路基板(3)の角部から第1距離(L1)よりも長い第2距離(L2)内側となるように、回路配線を保護するための保護ガラス(8)を配置し、回路基板(3)の基板素地の外縁部であって保護ガラス(8)よりも外側の領域において樹脂部(4)が回路基板(3)に直接接合されるようにすることを特徴としている。
このように、回路基板(3)の四隅において、回路基板(3)の各角部から保護ガラス(8)までの距離となる第2距離(L2)が回路基板(3)の各端面から保護ガラス(8)までの距離となる第1距離(L1)よりも大きくされているため、回路基板(3)と樹脂部(4)とが密着して強度が高くされた領域が広範囲にわたって形成されるようにできる。この回路基板(3)の四隅では、特に応力が集中しやすく、回路基板(3)と樹脂部(4)との剥離が生じ易いが、この部分において密着強度が高くされた領域を広範囲にわたって形成しているため、この部分で回路基板(3)と樹脂部(4)とが剥離し難くなるようにできる。
そして、このように回路基板(3)の四隅での回路基板(3)と樹脂部(4)の剥離を防止できるため、最大応力が掛かる部分を回路基板(3)の四隅に留めることが可能となり、最大応力が掛かる部分が四隅より内側に移動することを防止することが可能となる。このため、結果的に、保護ガラス(8)側に掛かる応力を小さくすることが可能となる。したがって、保護ガラス(8)が破壊されることにより保護ガラス(8)の上下に配置された樹脂部(4)と回路基板(3)とが剥離することを防止することが可能となり、ボンディング断線や実装部品(5)および実装部品(5)と回路基板(3)との接合部材(11)の損傷を防止することが可能となる。
また、請求項1に記載の発明では、保護ガラス(8)および実装部品(5)を覆うように形成したコーティング樹脂(9)を備えるようにしている。そして、この場合において、該コーティング樹脂(9)の端部が保護ガラス(8)の端部から回路基板(3)の各辺までの間に位置するように配置されていると共に、回路基板(3)が構成する四角形の各辺を構成する各端面から第3距離(L3)内側、かつ、回路基板(3)の四隅において該回路基板(3)の角部から第3距離(L3)よりも長い第4距離(L4)内側となるようにコーティング樹脂(9)を配置されるようにしている。
これにより、回路基板(3)の外縁部であってコーティング樹脂(9)よりも外側の領域において樹脂部(4)が回路基板(3)に直接接合されることになり、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、請求項1に記載の発明では回路基板(3)を四角形にしている場合を例に挙げて説明したが、請求項2に記載の発明のように、回路基板(3)を四隅が切り欠かれた四角形としても構わない。このような四隅が面取りされた四角形にて回路基板(3)を構成する場合、請求項2に記載したように、回路基板(3)の外形形状である四隅を切り欠いた四角形の各辺を構成する各端面から第1距離(L1)内側、かつ、回路基板(3)の切り欠かれた四隅において回路基板(3)の各辺の延長線の交点を回路基板(3)の角部と仮定し、回路基板(3)の角部から第1距離(L1)よりも長い第2距離(L2)内側となるように、回路配線を保護するための保護ガラス(8)が配置されるようにすることができる。
例えば、請求項3に記載したように、回路基板(3)が構成する四角形の各辺と対向する辺を有する四角形の四隅において角部を切り欠いた形状として保護ガラス(8)を構成することができる。また、例えば、請求項4に記載したように、回路基板(3)が構成する四角形の各辺と対向する辺を有する四角形の四隅を面取りした形状にて保護ガラス(8)を構成しても良い。
この場合、請求項5に記載したように、第1距離(L1)を0.2mm以上にすると好ましい。また、請求項6に記載したように、第2距離(L2)を0.35mm以上にすると好ましい。
また、請求項に記載したように、第3距離(L3)を0.1mm以上とすると好まし、請求項に記載したように、第4距離(L4)を0.15mm以上とすると好ましい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について参考例と共に図に基づいて説明する。なお、以下の参考例および各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
第1参考例
図1は、本参考例にかかる樹脂封止型半導体装置1の全体のレイアウト図を示したものであり、図2は、図1のA−A線において樹脂封止型半導体装置1を切断したときの断面図である。以下、これら図1、図2を用いて、本参考例の樹脂封止型半導体装置1の構成について説明する。
参考例の樹脂封止型半導体装置1は、例えば、車両の内燃機関用点火装置として用いられ、図示しないエンジンに対して直付け搭載されて使用される。図1および図2に示すように、樹脂封止型半導体装置1は、金属などの導体にて構成された配線部材を構成するリードフレーム2と、リードフレーム2の上に接着剤10にて固定された状態で搭載された回路基板3とを有し、回路基板3およびリードフレーム2が樹脂部4にて封止されることにより構成されている。外部接続用端子2a〜2fは樹脂部4から露出させられており、各外部接続用端子2a〜2fを通じて外部の電子機器と電気的に接続できる構造となっている。
回路基板3は、例えばセラミック基板にて構成され、セラミック基板の表面に回路配線をパターンニングすると共に、回路基板上の所望場所または、フレーム上の所望場所に内燃機関用点火装置を構成するための半導体スイッチング素子が形成された半導体チップや各種電子部品等の実装部品5を接合部材11を介して実装することにより構成されている。また、回路基板3の回路配線にはパッド部6が備えられており、このパッド部6と外部接続用端子2a〜2fとがボンディングワイヤ7にて電気的に接続されることにより、回路配線の各部に対して外部から電源電圧の印加や電気信号の入力、各部から外部への電気信号の出力等が行われる。
このような回路基板3の表面には、回路基板3に形成された回路配線を保護するために保護ガラス8が形成されている。保護ガラス8は、回路基板3のうち実装部品5が搭載された領域やパッド部および回路基板3の外縁部を除く領域を覆うように配置され、その領域に配置された回路配線を覆っている。
図3は、図1における領域R1を拡大した部分拡大図である。また、図4は、図2における領域R2を拡大した部分拡大断面図である。
図3に示すように、回路基板3は、上面形状が長方形(四角形)を為した板状部材とされているが、保護ガラス8の端部から回路基板3の各辺(各端面)までの距離(第1距離)L1が所定距離以上離れるようにすることで、保護ガラス8が回路基板3の内側に形成されるようにしている。すなわち、回路基板3の外縁部の一周全域、保護ガラス8が形成されておらず、外縁部において回路基板3が露出し、この領域において回路基板3と樹脂部4とが直接接合されるようにしている。距離L1は、回路基板3の外縁部と樹脂部4との接合強度が十分に得られる程度の接合距離に設定され、例えば0.2mm以上とされるのが好ましい。
また、回路基板3の四隅においては、回路基板3の各角部から保護ガラス8の距離L2が距離L1よりも大きくなるように、保護ガラス8の形状が決められている。本参考例の場合、回路基板3の四隅において、保護ガラス8の角部を面取りした形状、つまり保護ガラス8のうち回路基板3の各辺と対向する各辺に対して傾斜する辺を備えた形状としている。このようにすることで、回路基板3の四隅において、回路基板3の角部から保護ガラス8のうち最も近い場所までの距離(第2距離)L2、つまり回路基板3が露出して樹脂部4と直接接合される部分の長さが距離L1よりも長くなる。例えば、距離L2は距離L1よりも0.05mm以上長くなる。このため、回路基板3の外縁部のうち四隅以外の部分(回路基板3の露出部分が距離L1の部分)と比べて、より広範囲で接合強度が高い部分を得ることが可能となる。このような距離L2は、例えば0.35mm以上とされるのが好ましい。
このように構成された樹脂封止型半導体装置1では、各部の強度(接合強度、密着強度もしくは破壊強度)が後述する関係となるように各部の材料が選択されている。
すなわち、図4に示したように、樹脂部4と保護ガラス8の密着強度をA、保護ガラス8と回路基板3の基板素地との密着強度をB、保護ガラス8の母材破壊強度をC、樹脂部4と回路基板3の基板素地の密着強度をDとした場合において、各強度A〜DがC<A、C<BかつC<Dの関係を満たすように各部の材料が選択されている。
このような材料としては、例えば、回路基板3をセラミック、樹脂部4をエポキシ樹脂、保護ガラス8を保護ガラス樹脂とすれば良い。
続いて、以上のように構成された本参考例の樹脂封止型半導体装置1の作用および効果について説明する。
参考例の樹脂封止型半導体装置1では、保護ガラス8の端部から回路基板3の各辺までの距離L1が所定距離以上離され、かつ、回路基板3の各角部から保護ガラス8の距離L2が距離L1よりも大きくなるようにしている。このため、回路基板3の外縁部が保護ガラス8によって覆われていない状態となり、回路基板3の外縁部と樹脂部4とが直接接合された構造となる。このときの樹脂部4と回路基板3の基板素地との密着強度Dは保護ガラス8の母材破壊強度Cよりも大きくされており、強い強度となっている。このため、回路基板3と樹脂部4との剥離を防止することが可能となる。
そして、回路基板3の四隅において、回路基板3の各角部から保護ガラス8の距離L2が距離L1よりも大きくされているため、回路基板3と樹脂部4とが密着して強度が高くされた領域が広範囲にわたって形成されるようにできる。この回路基板3の四隅では、特に応力が集中しやすく、回路基板3と樹脂部4との剥離が生じ易いが、この部分において密着強度が高くされた領域を広範囲にわたって形成しているため、この部分で回路基板3と樹脂部4とが剥離し難くなるようにできる。
さらに、このように回路基板3の四隅での回路基板3と樹脂部4の剥離を防止できるため、最大応力が掛かる部分を回路基板3の四隅に留めることが可能となり、最大応力が掛かる部分が四隅より内側に移動することを防止することが可能となる。このため、結果的に、保護ガラス8側に掛かる応力を小さくすることが可能となる。このため、保護ガラス8の母材破壊強度Cが他の部分の密着強度A、B、Dよりも小さくても、保護ガラス8に掛かる応力を小さくできることで保護ガラス8が破壊されることを防止することが可能となる。
これにより、保護ガラス8が破壊されることにより保護ガラス8の上下に配置された樹脂部4と回路基板3とが剥離することを防止することが可能となり、ボンディング断線や実装部品5の損傷を防止することが可能となる。
また、保護ガラス8の母材破壊強度Cと比べて、樹脂部4と保護ガラス8の密着強度Aや保護ガラス8と回路基板3の基板素地との密着強度Bの方が大きくなるようにしている。このため、保護ガラス8が破壊されるよりも前に、樹脂部4と保護ガラス8とが剥離したり、保護ガラス8と回路基板3とが剥離したりすることを防止できる。このため、保護ガラス8の母材破壊強度Cに至るまでは、少なくとも他の部位の剥離によってボンディング断線や実装部品5の損傷が生じることを防止することができる。
なお、保護ガラス8の母材破壊強度Cの方が樹脂部4と保護ガラス8との密着強度Aよりも大きくなる(C>A)という上記と不等号が逆の関係になると、保護ガラス8が破壊する前に樹脂部4と保護ガラス8との界面が剥離することで、ボンディング断線などに至るという問題が生じる可能性がある、上記関係とすることで、そのような問題も生じない。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。本実施形態の樹脂封止型半導体装置1は、第1参考例に対して回路部全体をコーティング樹脂でコーティングする構成を加えたものであり、その他に関しては第1参考例と同様であるため、第1参考例と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態にかかる樹脂封止型半導体装置1の全体のレイアウト図を示したものであり、図6は、図5のB−B線において樹脂封止型半導体装置1を切断したときの断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態では、回路部全体、つまり回路基板3の上に搭載された実装部品5および保護ガラス8を覆うように、例えば、ポリアミド、ポリアミドイミドもしくはポリイミドにて構成されたコーティング樹脂9が備えられている。
図7は、図5における領域R3を拡大した部分拡大図である。また、図8は、図6における領域R4を拡大した部分拡大断面図である。
図7に示すように、コーティング樹脂9は、該コーティング樹脂9の端部が保護ガラス8の端部から回路基板3の各辺(各端面)までの間に位置するように配置されている。そして、コーティング樹脂9の端部から回路基板3の各辺(各端面)までの距離L3が所定距離以上離れるようにすることで、コーティング樹脂9が回路基板3の内側に形成されるようにしている。すなわち、回路基板3の外縁部の一周全域、保護ガラス8だけでなくコーティング樹脂9も形成されておらず、外縁部において回路基板3が露出し、この領域において回路基板3と樹脂部4とが直接接合されるようにしている。距離L3は、コーティング樹脂9を形成した場合において、回路基板3の外縁部と樹脂部4との接合強度が十分に得られる程度の接合距離に設定され、例えば0.1mm以上とされるのが好ましい。
また、回路基板3の四隅においては、回路基板3の各角部からコーティング樹脂9の距離L4が距離L3よりも大きくなるように、コーティング樹脂9の形状が決められている。本実施形態の場合、回路基板3の四隅において、コーティング樹脂9の角部をR形状(湾曲形状)としている。このようにすることで、回路基板3の四隅において、回路基板3の角部からコーティング樹脂9のうち最も近い場所までの距離L4、つまり回路基板3が露出して樹脂部4と直接接合される部分の長さが距離L3よりも長くなる。このため、回路基板3の外縁部のうち四隅以外の部分(回路基板3の露出部分が距離L3の部分)と比べて、より広範囲で接合強度が高い部分を得ることが可能となる。このような距離L4は、例えば0.15mm以上とされるのが好ましい。
そして、本実施形態の樹脂封止型半導体装置1に関しても、各部の強度(接合強度、密着強度もしくは破壊強度)が後述する関係となるように各部の材料が選択されている。
すなわち、図8に示したように、樹脂部4とコーティング樹脂9の密着強度をE、コーティング樹脂9と保護ガラス8との密着強度をF、コーティング樹脂9と回路基板3の基板素地の密着強度をGとし、保護ガラス8と回路基板3の基板素地との密着強度をB、保護ガラス8の母材破壊強度をCとした場合において、各強度B、C、E〜GがC<E、C<F、C<BかつC<Gの関係を満たすように各部の材料を選択している。この場合において、コーティング樹脂9の母材破壊強度をHとし、樹脂部4と回路基板3の基板素地の密着強度をDとした場合において、D<H、D<EかつD<Gの関係を満たすようにしている。
このような材料としては、例えば、回路基板3をセラミックス、樹脂部4をエポキシ樹脂、保護ガラス8を保護ガラス樹脂、コーティング樹脂9をポリアミドやポリアミドイミドもしくはポリイミドとすれば良い。
例えば、コーティング樹脂9をポリアミド樹脂で構成した場合には、樹脂部4と回路基板3の素地とが直接接合されている箇所におけるせん断強度が20N/mm2になる。これは、コーティング樹脂9を塗布していない場合のせん断強度(5N/mm2)と比較して、平均値で約4倍であり、大幅にせん断強度を向上させることが可能になっていることが判る。
このような構成の樹脂封止型半導体装置1では、コーティング樹脂9の端部から回路基板3の各辺までの距離L3が所定距離以上離され、かつ、回路基板3の各角部からコーティング樹脂9の距離L4が距離L3よりも大きくなるようにしている。このため、回路基板3の外縁部がコーティング樹脂9によって覆われていない状態となるため、回路基板3の外縁部と樹脂部4とが直接接合された構造となる。このときの樹脂部4と回路基板3の基板素地との密着強度Dは保護ガラス8の母材破壊強度Cよりも大きくされており、強い強度となっている。このため、回路基板3と樹脂部4との剥離を防止することが可能となる。
なお、本実施形態の場合、保護ガラス8の母材破壊強度Cと比較して、樹脂部4とコーティング樹脂9の密着強度Eやコーティング樹脂9と回路基板3の基板素地の密着強度Gの方が大きくなるようにしている。このため、コーティング樹脂9と樹脂部4もしくは回路基板3との界面やコーティング樹脂9自体の破壊による剥離を防止できるため、回路基板3の角部からコーティング樹脂9までの距離L4が第1参考例で示した回路基板3の角部から保護ガラス8までの距離L2よりも短くても良い。
そして、回路基板3の四隅において、回路基板3の各角部からコーティング樹脂9の距離L4が距離L3よりも大きくされているため、回路基板3と樹脂部4とが密着して強度が高くされた領域が広範囲にわたって形成されるようにできる。この回路基板3の四隅では、特に応力が集中しやすく、回路基板3と樹脂部4との剥離が生じ易いが、この部分において密着強度が高くされた領域を広範囲にわたって形成しているため、この部分で回路基板3と樹脂部4とが剥離し難くなるようにできる。
さらに、このように回路基板3の四隅での回路基板3と樹脂部4の剥離を防止できるため、最大応力が掛かる部分を回路基板3の四隅に留めることが可能となり、最大応力が掛かる部分が四隅より内側に移動することを防止することが可能となる。このため、結果的に、保護ガラス8側に掛かる応力を小さくすることが可能となる。このため、保護ガラス8に掛かる応力を小さくできることで保護ガラス8が破壊されることを防止することが可能となる。
これにより、保護ガラス8が破壊されることにより保護ガラス8の上下に配置された樹脂部4と回路基板3とが剥離することを防止することが可能となり、ボンディング断線や実装部品5の損傷を防止することが可能となる。
また、保護ガラス8の母材破壊強度Cと比べて、保護ガラス8と回路基板3の基板素地との密着強度B、樹脂部4とコーティング樹脂9の密着強度E、さらにはコーティング樹脂9と保護ガラス8との密着強度F、さらにはコーティング樹脂9と回路基板3の基板素地の密着強度Gの方が大きくなるようにしている。このため、保護ガラス8が破壊されるよりも前に、樹脂部4と保護ガラス8とが剥離したり、保護ガラス8と回路基板3とが剥離したりすることを防止できる。このため、保護ガラス8の母材破壊強度Cに至るまでは、少なくとも他の部位の剥離によってボンディング断線や実装部品5の損傷が生じることを防止することができる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。本実施形態の樹脂封止型半導体装置1は、第実施形態に対してコーティング樹脂および保護ガラス双方の端部(端面)の配置関係を規定したものであり、その他に関しては第実施形態と同様であるため、第実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本実施形態にかかる樹脂封止型半導体装置1の部分拡大図である。この図は、図5の領域R3を拡大した図に相当する。
図9に示すように、コーティング樹脂9は、該コーティング樹脂9の端部が保護ガラス8の端部から回路基板3の各辺(各端面)までの間に位置するように配置されている。そして、コーティング樹脂9の各辺から保護ガラス8の各辺(各端面)までの距離L5が所定距離以上離れるようにすることで、コーティング樹脂9と回路基板3の素地とが直接接合される部分を確保している。この距離L5は、コーティング樹脂9と回路基板3の素地とを十分に接触させ、これらコーティング樹脂9および回路基板3の素地の間の接合強度が十分に得られる程度の接合距離に設定されている。例えば、距離L5は0.1mm以上とされるのが好ましい。
また、回路基板3の四隅においては、コーティング樹脂9の端部(回路基板3の各角部に対応する場所)から保護ガラス8までの距離L6も、距離L5と等しいもしくはそれよりも大きくなるように、コーティング樹脂9の形状が決められている。本実施形態の場合も、第実施形態と同様、回路基板3の四隅において、コーティング樹脂9の角部をR形状(湾曲形状)としている。
このため、回路基板3の四隅において、コーティング樹脂9の端部から保護ガラス8のうち最も近い場所までの距離L6、つまりコーティング樹脂9が回路基板3の素地と直接接合される部分の長さが距離L5よりも長くなるが、コーティング樹脂9と保護ガラス8の外縁形状を同じ形にすれば、距離L5と距離L6を等しくすることもできる。このような距離L6としては、例えば0.1mm以上とされるのが好ましい。
このような構成の樹脂封止型半導体装置1では、コーティング樹脂9の外縁部全域において、コーティング樹脂9を回路基板3の素地に直接接合することができ、高い接合強度を得ることが可能となる。つまり、コーティング樹脂9と回路基板3の素地とが直接接合される部分の面積を確保することが可能となり、強い密着強度を得る事が可能となる。このため、回路基板3からコーティング樹脂9および保護ガラス8が剥離することを防止できる。
さらに、距離L6が距離L5よりも長くなるようにコーティング樹脂9における外縁部の端部の配置場所を設定するようにすれば、コーティング樹脂9の外縁部のうち四隅以外の部分(コーティング樹脂9の各辺から保護ガラス8の各辺までの距離が距離L5となる部分)と比べて、回路基板3の角部においてより接合強度が高い部分を得ることが可能となる。
また、このような構成とすれば、コーティング樹脂9の各辺から保護ガラス8の各辺までの距離L5が所定距離以上離され、かつ、コーティング樹脂9の各端部から保護ガラス8の各端部までの距離L6が距離L5よりも大きくなる。このため、上記のように、コーティング樹脂9と回路基板3の素地とが直接接合される部分の面積を確保しつつ、さらに回路基板3の四隅においてよりコーティング樹脂9と回路基板3の素地とが直接接合される部分の面積を大きく取れるようにできる。このため、より応力が集中しやすい回路基板3の四隅においてコーティング樹脂9と回路基板3との接合強度を高めることが可能となり、より回路基板3からコーティング樹脂9および保護ガラス8が剥離することを防止できる。
なお、この効果を検証するために、距離L5を0.1mm、距離L6を0.10mmとした試料を作製し、内燃機関用点火装置として点火コイルにポッティングした状態で気相冷熱試験を行った。具体的には、試料を−30℃から130℃に加熱したのち、再び−30℃に戻すという冷却過熱のサイクルを繰り返す冷熱サイクル試験を3000サイクル行った。そして、この気相冷熱試験が終了したのちに、超音波探傷試験機にて試料の確認を行った。その結果、コーティング樹脂9と回路基板3との間に剥離の進展は見られなかった。この結果からも、上記したように、回路基板3からコーティング樹脂9および保護ガラス8が剥離することを防止できるという効果が得られているということを確認することができた。
(第2参考例
本発明の第2参考例について説明する。本実施形態の樹脂封止型半導体装置1は、第1参考例に対して回路基板3の形状を変更したものであり、その他の構造に関しては第1参考例と同様であるため、第1参考例と異なる部分についてのみ説明する。
図10は、本参考例にかかる樹脂封止型半導体装置1の全体のレイアウト図を示したものであり、図11は、図10における領域R5を拡大した図である。
図10および図11に示すように、本参考例では、回路基板3を四角形ではなく多角形状としている。具体的には、回路基板3の形状が四隅を面取りした四角形となるようにしている。
このような形状とした場合、回路基板3の四隅に角部が存在しないことになる。このため、距離L2を回路基板3の角部から保護ガラス8の端部までの距離と定義することができなくなるが、回路基板3のうち面取り部以外の各辺から図中破線に示したような延長線を引き、各延長線の交点を回路基板3の四隅における角部と仮定して、この仮定した各角部から保護ガラス8の端部までを距離L2とし、この距離L2が上述した第1参考例に示したような関係となるようにすれば良い。すなわち、この距離L2が距離L1よりも大きくなるように、保護ガラス8の形状が決めれば良く、例えば、距離L2が距離L1よりも0.05mm以上長くなるようにすれば良い。
また、本参考例のように、回路基板3の四隅を面取りした形状とした場合、回路基板3の四隅に加えられる応力を回路基板3の四隅の形状によって分散することが可能になる。このため、回路基板3の四隅に加わる応力を低減することが可能になり、より回路基板3からコーティング樹脂9および保護ガラス8が剥離することを防止することが可能となる。
(第実施形態)
上記第2参考例では第1参考例に対して回路基板3の形状を変えた場合について説明したが、本実施形態では、第、第実施形態に関して、回路基板3の形状を変更する場合について説明する。
図12は、第、第実施形態の樹脂封止型半導体装置1に対して回路基板3の形状を変更した場合の全体のレイアウト図を示したものであり、図13は、図12における領域R6を拡大した図である。
図12および図13に示すように、本実施形態でも、第2参考例と同様に回路基板3を四角形ではなく多角形状としている。具体的には、回路基板3の形状が四隅を面取りした四角形となるようにしている。
この場合にも、上記第2参考例と同様、回路基板3の四隅において角部が存在しないことになるため、距離L4を回路基板3の角部から保護ガラス8の端部までの距離と定義することができなくなるが、回路基板3のうち面取り部以外の各辺から図中破線に示したような延長線を引き、各延長線の交点を回路基板3の角部と仮定して、この仮定した角部から保護ガラス8の端部までを距離L4とし、この距離L4が上述した第1参考例に示したような関係となるようにすれば良い。すなわち、この距離L4が距離L3よりも大きくなるように、保護ガラス8やコーティング樹脂9の形状が決めれば良く、例えば、距離L4が距離L3よりも0.05mm以上長くなるようにすれば良い。
また、本実施形態においても、回路基板3の四隅を面取りした形状としているため、回路基板3の四隅に加えられる応力を回路基板3の四隅の形状によって分散することが可能になる。このため、回路基板3の四隅に加わる応力を低減することが可能になり、より回路基板3からコーティング樹脂9および保護ガラス8が剥離することを防止することが可能となる。
(他の実施形態)
上記第実施形態では、保護ガラス8の四隅を面取りした形状としたが、回路基板3の角部から保護ガラス8までの距離L2が所定距離以上となるように、保護ガラス8の四隅の形状を切り欠いたものであれば、形状は問わない。例えばR形状としても構わない。同様に、第実施形態では、コーティング樹脂9の四隅をR形状としたが、回路基板3の角部からコーティング樹脂9までの距離L4が所定距離以上であれば、コーティング樹脂9の四隅の形状は問わない。例えば面取りした形状としても構わない。
また、上記第実施形態では、回路基板3が四隅を面取りした四角形としたが、この場合にも、回路基板3の四隅を切り欠いたものであれば形状は問わない。例えばR形状としても構わない。
また、上記各実施形態において、回路基板3、保護ガラス8およびコーティング樹脂9を構成する各種材料について説明したが、ここで挙げている材料などは単なる一例であり、上記した配置関係さらには接合強度の関係を満たす限り、他の材料を適用することが可能である。
参考例にかかる樹脂封止型半導体装置の全体のレイアウト図である。 図1のA−A線において樹脂封止型半導体装置を切断したときの断面図である。 図1における領域R1を拡大した部分拡大図である。 図2における領域R2を拡大した部分拡大断面図である。 本発明の第実施形態にかかる樹脂封止型半導体装置の全体のレイアウト図である。 図5のB−B線において樹脂封止型半導体装置を切断したときの断面図である。 図5における領域R3を拡大した部分拡大図である。 図6における領域R4を拡大した部分拡大断面図である。 本発明の第実施形態にかかる樹脂封止型半導体装置の部分拡大図である。 第2参考例にかかる樹脂封止型半導体装置の全体のレイアウト図である。 図10における領域R5を拡大した図である。 本発明の第実施形態の他の例にかかる樹脂封止型半導体装置の全体のレイアウト図である。 図12における領域R6を拡大した図である。
符号の説明
1…樹脂封止型半導体装置、2…リードフレーム、2a〜2f…外部接続用端子、3…回路基板、4…樹脂部、5…実装部品、6…パッド部、7…ボンディングワイヤ、8…保護ガラス、9…コーティング樹脂、10…接着剤、11…接合部材

Claims (8)

  1. 半導体素子を含む実装部品(5)が搭載され、該実装部品(5)に電気的に接続される回路配線および該回路配線に繋がるパッド部(6)が形成された四角形の板状部材からなる回路基板(3)と、
    前記回路基板(3)に対して接着剤(10)を介して固定された配線部材(2)と、
    前記回路基板(3)のパッド部(6)と電気的に接続された外部接続用端子(2a〜2e)と、
    前記配線部材(2)の一部が露出するようにしつつ、前記配線部材(2)と前記回路基板(3)とを封止する樹脂部(4)とを備えてなる樹脂封止型半導体装置において、
    前記回路基板(3)には、前記回路基板(3)が構成する四角形の各辺を構成する各端面から第1距離(L1)内側、かつ、前記回路基板(3)の四隅において該回路基板(3)の角部から前記第1距離(L1)よりも長い第2距離(L2)内側となるように、前記回路配線を保護するための保護ガラス(8)が配置され
    らに、前記保護ガラス(8)および前記実装部品(5)を覆うように形成したコーティング樹脂(9)を備え、
    前記コーティング樹脂(9)は、該コーティング樹脂(9)の端部が前記保護ガラス(8)の端部から前記回路基板(3)の各辺までの間に位置するように配置されていると共に、前記回路基板(3)が構成する四角形の各辺を構成する各端面から第3距離(L3)内側、かつ、前記回路基板(3)の四隅において該回路基板(3)の角部から前記第3距離(L3)よりも長い第4距離(L4)内側となるように配置され、
    前記回路基板(3)の外縁部であって前記コーティング樹脂(9)よりも外側の領域において前記樹脂部(4)が前記回路基板(3)に直接接合されていることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  2. 半導体素子を含む実装部品(5)が搭載され、該実装部品(5)に電気的に接続される回路配線および該回路配線に繋がるパッド部(6)が形成された四角形の四隅を面取りした板状部材からなる回路基板(3)と、
    前記回路基板(3)に対して接着剤(10)を介して固定された配線部材(2)と、
    前記回路基板(3)のパッド部(6)と電気的に接続された外部接続用端子(2a〜2e)と、
    前記配線部材(2)の一部が露出するようにしつつ、前記配線部材(2)と前記回路基板(3)とを封止する樹脂部(4)とを備えてなる樹脂封止型半導体装置において、
    前記回路基板(3)には、前記回路基板(3)が構成する四隅を切り欠いた四角形の各辺を構成する各端面から第1距離(L1)内側、かつ、前記回路基板(3)の切り欠かれた前記四隅において該回路基板(3)の前記各辺の延長線の交点を該回路基板(3)の角部と仮定した場合に、該回路基板(3)の角部から前記第1距離(L1)よりも長い第2距離(L2)内側となるように前記回路配線を保護するための保護ガラス(8)が配置され
    らに、前記保護ガラス(8)および前記実装部品(5)を覆うように形成したコーティング樹脂(9)を備え、
    前記コーティング樹脂(9)は、該コーティング樹脂(9)の端部が前記保護ガラス(8)の端部から前記回路基板(3)の各辺までの間に位置するように配置されていると共に、前記回路基板(3)が構成する四角形の各辺を構成する各端面から第3距離(L3)内側、かつ、前記回路基板(3)の四隅において該回路基板(3)の角部から前記第3距離(L3)よりも長い第4距離(L4)内側となるように配置され、
    前記回路基板(3)の外縁部であって前記コーティング樹脂(9)よりも外側の領域において前記樹脂部(4)が前記回路基板(3)に直接接合されていることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  3. 前記保護ガラス(8)は、前記回路基板(3)が構成する四角形の各辺と対向する辺を有する四角形の四隅において角部を切り欠いた形状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂封止型半導体装置。
  4. 前記保護ガラス(8)は、前記回路基板(3)が構成する四角形の各辺と対向する辺を有する四角形の四隅が面取りされた形状とされていることを特徴とする請求項3に記載の樹脂封止型半導体装置。
  5. 前記第1距離(L1)が0.2mm以上とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の樹脂封止型半導体装置。
  6. 前記第2距離(L2)が0.35mm以上とされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の樹脂封止型半導体装置。
  7. 前記第3距離(L3)が0.1mm以上とされていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の樹脂封止型半導体装置。
  8. 前記第4距離(L4)が0.15mm以上とされていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の樹脂封止型半導体装置。
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