JP5564064B2 - ガスコンロ - Google Patents

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本発明は、環状のコンロバーナで囲われるバーナ内方空間に挿通される上下方向に長手の支持パイプの上端部に上方に付勢して支持される、感熱素子を内蔵する感熱ヘッドを有する鍋底温度センサを備え、天板上の五徳に調理容器を載置したときに、感熱ヘッドが調理容器の底面に当接して押し下げられるようにしたガスコンロに関する。
従来、この種のガスコンロとして、五徳に調理容器が載置されているか否かを検出するために、感熱ヘッドが押し下げられたときにオンする検出スイッチを備え、コンロバーナの点火操作時に検出スイッチがオフであるときは、コンロバーナの点火を禁止する点火制限制御を行い、点火後に検出スイッチがオフしたときは、コンロバーナの火力を弱めることと消火することとの少なくとも一方を含む燃焼制限制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1に記載のものでは、支持パイプの外部の定位置に検出スイッチたるマイクロスイッチを固定し、感熱ヘッドが押し下げられたときにその下端部に固定したドグがマイクロスイッチのレバーを押して、マイクロスイッチがオンされるようにしている。
また、支持パイプの外部の定位置に検出スイッチたるリードスイッチとこれに対向する永久磁石とを固定すると共に、感熱ヘッドと一緒に上下動し、感熱ヘッドの上動位置でリードスイッチと永久磁石との間に挿入される磁性体を設けて、感熱ヘッドが押し下げられたとき、磁性体がリードスイッチと永久磁石との間から下方に離脱して、永久磁石の磁界がリードスイッチに伝わり、リードスイッチがオンするようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、特許文献1に記載のものでは、調理容器からの煮こぼれを生じたとき、マイクロスイッチに煮こぼれ汁がかかると、マイクロスイッチが故障することがある。そのため、マイクロスイッチに煮こぼれ汁がかからないようにカバーを設けることが必要になり、構造が複雑になってコストが高くなる不具合がある。また、特許文献2に記載のものも、リードスイッチ、永久磁石及び磁性体が必要で、コストが高くなる不具合がある。
また、五徳に調理容器を載置しない状態でコンロバーナに点火されたときの使用者の着衣への引火等の危険性を考慮して、従来は、調理容器の底面が五徳に着座するまで感熱ヘッドが押し下げられたときに、検出スイッチがオンするようにしている。そのため、調理容器を五徳から浮かせる炒め物等の鍋振り調理を行う場合、検出スイッチがオフして燃焼制限制御が実行されてしまい、調理性が悪くなる。
特開2010−139189号公報 特開2010−25420号公報
本発明は、以上の点に鑑み、煮こぼれ汁による検出スイッチの故障を生じず、鍋振り調理の調理性も向上できるようにした低コストのガスコンロを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、環状のコンロバーナで囲われるバーナ内方空間に挿通される上下方向に長手の支持パイプの上端部に上方に付勢して支持される、感熱素子を内蔵する感熱ヘッドを有する鍋底温度センサを備え、天板上の五徳に調理容器を載置したときに、感熱ヘッドが調理容器の底面に当接して押し下げられるようにしたガスコンロであって、五徳に調理容器が載置されているか否かを検出するために、感熱ヘッドが押し下げられたときにオンする検出スイッチを備え、コンロバーナの点火操作時に検出スイッチがオフであるときは、コンロバーナの点火を禁止する点火制限制御を行い、点火後に検出スイッチがオフしたときは、コンロバーナの火力を弱めることと消火することとの少なくとも一方を含む燃焼制限制御を行うものにおいて、感熱ヘッドに、支持パイプに対し感熱ヘッドを上方に付勢するばねと、検出スイッチとが収納され、検出スイッチは、ばねを挟んで上下方向に対峙する接点部材と導体部材とを有し、接点部材と導体部材は互いに嵌合可能な形状に形成され、接点部材に、第1の検出スイッチとして機能する互いに電気的に絶縁された一対の第1接点と、第2の検出スイッチとして機能する互いに電気的に絶縁された一対の第2接点とが上下方向に位置をずらして設けられ、ばねの圧縮量が、五徳に調理容器を載置して感熱ヘッドが押し下げられたときのばねの圧縮量と同等に設定される第1の所定量になったときに、両第1接点が導体部材の接触で電気的に接続されて、第1の検出スイッチがオンし、ばねの圧縮量が第1の所定量とそれより小さな第2の所定量との間の範囲に存するときに、両第2接点が導体部材の接触で電気的に接続されて、第2の検出スイッチがオンするようにし、点火制限制御は、第1の検出スイッチがオフであるときに行い、燃焼制限制御は、第2の検出スイッチがオフしたときに行うことを特徴とする。
本発明によれば、調理容器が五徳に載置されていない状態では、ばねの圧縮量が第1の所定量を下回って両第1接点に導体部材が接触せず、第1の検出スイッチがオフとなって、点火操作時に点火制限制御が行われ安全である。また、点火後、鍋振り調理で調理容器を五徳から浮かせると、第1の検出スイッチはオフするが、第2の検出スイッチは、ばねの圧縮量が第2の所定量を下回るまで調理容器を五徳からかなり浮かせない限りオンしたままになり、燃焼制限制御は実行されず、鍋振り調理の調理性が向上する。
更に、本発明では、感熱ヘッドに検出スイッチが収納されるため、検出スイッチに煮こぼれ汁がかかることはなく、煮こぼれ汁による検出スイッチの故障を特別のカバーを設けずに防止できる。また、ばねを挟んで上下方向に対峙する接点部材と導体部材を設けるだけで検出スイッチを構成できるため、構造が簡単でコストダウンを図ることができる。
また、本発明においては、感熱ヘッドに、これを上方に付勢するばねとしてばね定数の異なる上下2個のばねが収納され、これら2個のばねのうちばね定数の小さなものを第1ばね、ばね定数の大きなものを第2ばねとして、接点部材と導体部材は、第1ばねを挟んで上下方向に対峙するようにしてもよい。この場合、第1の検出スイッチがオンする上記第1の所定量は、五徳に調理容器を載置して感熱ヘッドが押し下げられたときの第1ばねの圧縮量と同等に設定される。
ところで、接点部材の導体部材が嵌合する周面に、一対の第1接点と一対の第2接点とを上下方向に位置をずらして設けてもよいが、接点部材と導体部材が、接点部材と導体部材の嵌合状態で上下方向に近接対向する端面を有するものであれば、接点部材の端面に一対の第1接点を設けると共に、接点部材の導体部材が嵌合する周面に一対の第2接点を設け、ばねの圧縮量が第1の所定量になったときに、両第1接点に導体部材の端面が接触するように構成してもよい。
但し、感熱ヘッドにこれを上方に付勢する単一のばねを収納した場合には、接点部材の端面に第1接点を設けると、第1接点に導体部材の端面が接触したところでそれ以上感熱ヘッドを押し下げられなくなる。そのため、底面が下方に丸く窪む中華鍋を五徳に載置する際、中華鍋の底面が五徳に着座する前に、感熱ヘッドが押し下げ不能となって、中華鍋を五徳に安定して載置できなくなる。一方、接点部材の導体部材が嵌合する周面に第1の接点と第2の接点を設けておけば、第1接点に導体部材が接触した後も感熱ヘッドの押し下げが許容され、上記の不具合を生じない。
尚、感熱ヘッドに上記第1と第2の2個のばねを収納し、接点部材と導体部材を第1ばねを挟んで上下方向に対峙させた場合には、接点部材の端面に第1接点を設けても、第1接点に導体部材の端面が接触した後の感熱ヘッドの押し下げが第2ばねの圧縮で許容され、上記の不具合を生じない。
本発明の実施形態のガスコンロを示す断面図。 (a)図1のコンロに設けられる鍋底温度センサの第1実施形態の断面図、(b)感熱ヘッドを押し下げた状態の第1実施形態の断面図。 実施形態のガスコンロのコントローラが行う点火制限制御と燃焼制限制御の制御内容を示すフロー図。 (a)図1のコンロに設けられる鍋底温度センサの第2実施形態の断面図、(b)感熱ヘッドを押し下げた状態の第2実施形態の断面図。
図1を参照して、1は、図示省略したコンロ本体の上面を覆う天板を示している。天板1には、バーナ用開口1aが開設されており、コンロ本体に、バーナ用開口1aに臨むようにコンロバーナ2を設置している。天板1上には、環状の五徳枠31に放射状に複数の五徳爪32を取り付けて成る五徳3がコンロバーナ2を囲うようにして設置されており、五徳3に載置する鍋等の調理容器がコンロバーナ2で加熱される。
コンロバーナ2は、混合管21に連なる環状のバーナボディ22と、バーナボディ22上に載置され、バーナボディ22との間に炎口23aを画成する環状のバーナキャップ23と、バーナキャップ23上に載置され、バーナキャップ23との間に二次空気通路を画成する環状の二次空気ガイド板24とを備える公知の環状バーナで構成されている。また、コンロバーナ2の外周には、点火電極25と火炎検知のための熱電対26とが付設されている。
コンロバーナ2に対するガス供給路27には、上流側から順に、常閉型の第1電磁弁271と、コンロ本体前面の図示省略した操作ボタンによる点火操作で開弁され消火操作で閉弁される手動の主弁272と、コンロ本体前面の図示省略した火力調節レバーに連動する手動の流量調節弁273と、常開型の第2電磁弁274と、第2電磁弁274に並列のオリフィス275とが介設されている。そして、第1電磁弁271の閉弁でコンロバーナ2へのガス供給が停止され、第2電磁弁274の閉弁で、コンロバーナ2への供給ガス量がオリフィス275で規定される少量に制限されて、コンロバーナ2の火力が弱められるようにしている。
また、コンロバーナ2で囲われるバーナ内方空間を通してコンロバーナ2の上方に突出する鍋底温度センサ4が設置されている。鍋底温度センサ4は、バーナ内方空間に挿通される上下方向に長手の支持パイプ41と、支持パイプ41の上端部に支持される感熱ヘッド42とを備えている。支持パイプ41は、図示省略した固定具でコンロバーナ2に対し固定される。感熱ヘッド42は、図2に示す如く、調理容器の底面に当接する集熱板42aと、集熱板42aで上端が閉塞される内筒42bと、内筒42bを囲う遮熱用の外筒42cとを備え、集熱板42aの下面に、集熱板42aを介して調理容器の温度を検出するサーミスタ等の感熱素子43が取り付けられている。
内筒42bは、支持パイプ41の上端に固定したばね受け44aに上下動自在に外挿されており、このばね受け44aと集熱板42aとの間に介設されるばね44を感熱ヘッド42に収納して、支持パイプ41に対し感熱ヘッド42をばね44により上方に付勢している。また、内筒42bの下端部には縮径した段差部42dが形成されており、五徳3に調理容器を載せない自由状態では、感熱ヘッド42がばね受け44aの下面への段差部42dの当接で規制される上動端位置に保持される。この上動端位置では、感熱ヘッド42が五徳3よりも上方に突出している。そして、五徳3に調理容器を載置したとき、感熱ヘッド42が調理容器の底面に当接してばね44の付勢力に抗して押し下げられ、集熱板42aがばね44の圧縮反力で調理容器の底面に確実に当接するようにしている。
感熱素子43からのびるリード線43aは、支持パイプ41に挿通され、その下端から外部に引き出されて制御手段たるコントローラ5に接続される(図1参照)。コントローラ5は、感熱素子43で検出した調理容器の温度が所定の過熱温度に上昇したとき、第2電磁弁274を閉弁してコンロバーナ2の火力を弱め、その後も調理容器の温度が過熱温度を下回らないときに第1電磁弁271を閉弁してコンロバーナ2を消火する過熱防止制御を行う。尚、リード線43aには比較的剛性の高い被覆43bが外挿されており、感熱ヘッド42の上下動に追従してリード線43aが支持パイプ41内で撓むことなく上下動する。
また、感熱ヘッド42には、五徳3に調理容器が載置されているか否かを検出するために、感熱ヘッド42が押し下げられたときにオンする検出スイッチ6が収納されている。そして、コンロバーナ2の点火操作時に検出スイッチ6がオフであるときは、コンロバーナ2の点火を禁止する点火制限制御を行い、点火後に検出スイッチ6がオフしたときは、コンロバーナ2の火力を弱めることと消火することとの少なくとも一方を含む燃焼制限制御を行うようにしている。具体的な制御内容は後述する。
検出スイッチ6は、ばね44を挟んで上下方向に対峙するセラミックス等の絶縁材料製の接点部材6aと金属等の導電材料製の導体部材6bを有している。本実施形態では、接点部材6aを、ばね44の下端を受ける、支持パイプ41に対し固定の上記ばね受け44aで構成し、導体部材6bを、ばね44の上端を受ける感熱ヘッド42の上端部、即ち、集熱板42aに固定している。また、接点部材6aと導体部材6bは互いに嵌合可能な形状に形成されている。即ち、接点部材6aは、上方にのびる筒状に形成され、導体部材6bは、接点部材61の内周面に嵌合可能な下方にのびる筒状に形成されている。
接点部材6aの導体部材6bが嵌合する周面である内周面には、第1の検出スイッチ61として機能する一対の第1接点61a,61aが互いに電気的に絶縁した状態で設けられ、接点部材6aの内周面の第1接点61a,61aよりも上方部分には、第2の検出スイッチ62として機能する一対の第2接点62a,62aが互いに電気的に絶縁した状態で設けられている。そして、ばね44の圧縮量が第1の所定量になったときに、図2(b)に示す如く、両第1接点61a,61aに導体部材6bが接触し、両第1接点61a,61aが導体部材6bを介して電気的に接続されて第1の検出スイッチ61がオンし、ばね44の圧縮量が第1の所定量とそれより小さな第2の所定量との間の範囲に存するときに、両第2接点62b,62bに導体部材6bが接触し、両第2接点6b,6bが導体部材6bを介して電気的に接続されて第2の検出スイッチ62がオンするようにしている。尚、上記第1の所定量は、五徳3に調理容器を載置して感熱ヘッド42が押し下げられたとき(正確には、底の平らな調理容器の底面が五徳3に着座するまで感熱ヘッド42を押し下げたとき)のばね44の圧縮量と同等に設定される。
第1接点61aに接続される第1の検出スイッチ61用のリード線61bと、第2接点62aに接続される第2の検出スイッチ62用のリード線62bは、夫々支持パイプ41に挿通され、その下端から外部に引き出されてコントローラ5に接続される(図1参照)。そして、コントローラ5は、点火操作時に第1の検出スイッチ61がオフであるとき点火制限制御を行い、コンロバーナ2の燃焼中に第2の検出スイッチ62がオフしたとき燃焼制限制御を行う。尚、図示しないが、コントローラ5には、操作ボタンによる点火操作でオンし、消火操作でオフする点消火スイッチからの信号と、熱電対26からの出力信号も入力される。以下、図3を参照して、点火制限制御と燃焼制限制御について詳述する。
先ず、STEP1で主弁272を開弁する点火操作が行われたか否か、即ち、点消火スイッチがオンされた否かを判別し、オンされたときは、STEP2で第1の検出スイッチ61がオンであるか否かを判別する。第1の検出スイッチ61がオフであれば、五徳3に調理容器が載置されていないと判断し、STEP3に進んで調理容器が載置されていない旨を表示するエラー表示を行い、STEP1に戻る。この場合、常閉型の第1電磁弁271は閉弁されたままであり、コンロバーナ2にガスは供給されず、点火を禁止する点火制限制御が行われることになる。
一方、STEP2で第1の検出スイッチ61がオンであると判別されたときは、STEP4に進み、図示省略したイグナイタに通電して点火電極25でスパークさせると共に、STEP5で第1電磁弁271を開弁させて、コンロバーナ2に点火する。次に、STEP6に進み、点火確認のために、熱電対26の起電圧Vtcが所定の閾値YV以上になったか否かを判別し、Vtc<YVであれば、STEP7でスパーク開始から所定時間経過したか否かを判別し、Vtc<YVのまま所定時間経過したときは、点火ミスを生じたと判断し、STEP14に進んで第1電磁弁271を閉弁させる。
一方、所定時間経過前にVtc≧YVになったときは、STEP8に進んで第2の検出スイッチ62がオンであるか否かを判別し、オンであれば、STEP9に進んでVtc≧YVであるか否かを判別する。そして、Vtc≧YVであればSTEP8に戻るが、コンロバーナ2の失火でVtc<YVになったときは、STEP14に進んで第1電磁弁271を閉弁させる。また、図示しないが、鍋底温度センサ4で検出した調理容器の温度が所定の過熱温度に上昇したときは上述した過熱防止制御を行う。
STEP8で第2の検出スイッチ62がオフであると判別されたときは、STEP10に進んで第2電磁弁274を閉弁させ、コンロバーナ2の火力を弱める燃焼制限制御を行う。その後、STEP11で第2の検出スイッチ62がオンしているか否かを再度判別し、オンしたときは、STEP12で第2電磁弁274を開弁させた後、STEP8に戻る。一方、第2の検出スイッチ62がオフのままであれば、STEP13に進み、第2の検出スイッチ62がオフのまま所定時間経過したか否かを判別する。そして、所定時間経過したときは、STEP14に進んで第1電磁弁271を閉弁し、コンロバーナ2を消火する第2の燃焼制限制御を行う。尚、第2の検出スイッチ62がオフしたときの燃焼制限制御として、コンロバーナ2の火力を弱めることと消火することとの何れか一方を行うようにしてもよい。
ここで、一対の第1接点61a,61aに導体部材6bが接触するときのばね44の圧縮量である上記第1の所定量は、五徳3に調理容器を載置して感熱ヘッド42が押し下げられたときのばね44の圧縮量と同等に設定されている。そのため、調理容器が五徳3に載置されていない状態では、両第1接点61a,61aに導体部材6bが接触せず、第1の検出スイッチ61がオフとなって、点火操作時に点火制限制御が行われ安全である。また、点火後、鍋振り調理で調理容器を五徳3から浮かせると、第1の検出スイッチ61はオフするが、第2の検出スイッチ62は、ばね44の圧縮量が第2の所定量を下回るまで調理容器を五徳3からかなり浮かせない限りオンしたままになり、燃焼制限制御は実行されず、鍋振り調理の調理性が向上する。
更に、本発明では、感熱ヘッド42に検出スイッチ6が収納されるため、検出スイッチ6に煮こぼれ汁がかかることはなく、煮こぼれ汁による検出スイッチ6の故障を特別のカバーを設けずに防止できる。また、ばね44を挟んで上下方向に対峙する接点部材6aと導体部材6bを設けるだけで検出スイッチ6を構成できるため、構造が簡単でコストダウンを図ることができる。
次に、図4に示す第2実施形態について説明する。第2実施形態では、感熱ヘッド42に、これを上方に付勢するばねとしてばね定数が比較的小さな第1ばね44と、ばね定数が比較的大きな第2ばね44との上下2個のばねを収納しており、検出スイッチ6を構成する接点部材6aと導体部材6bが、感熱ヘッド42の押し下げで最初に圧縮される第1ばね44を挟んで上下方向に対峙するようにしている。
ここで、第1ばね441は、第2ばね442の下側に配置されている。そして、第1ばね441の下端を受ける、支持パイプ41に対し固定の絶縁材料製のばね受け44aで接点部材6aを構成し、第1ばね441とその上側の第2ばね442との間に介設する導電材料製の中間ばね受け44bで導体部材6bを構成している。接点部材6aは、上方にのびる筒状に形成され、導体部材6bは、接点部材6aの内周面に嵌合する下方にのびる筒部と、筒部の上端から径方向外方に張出す下向きの端面とを有し、接点部材6aに導体部材6bの筒部がその上端部に亘って嵌合したとき、接点部材6aの上端面と導体部材6bの下向きの端面とが上下方向に近接対向する。
接点部材61の上端面には、第1の検出スイッチ61用の一対のリード線61b,61bに接続される一対の第1接点61a,61aが電気的に絶縁した状態で設けられ、接点部材61の内周面の上部には、第2の検出スイッチ62用の一対のリード線62b,62bに接続される一対の第2接点62a,62aが電気的に絶縁した状態で設けられている。そして、第1ばね44の圧縮量が第1の所定量になったときに、図4(b)に示す如く、両第1接点61a,61aに導体部材6bの端面が接触し、両第1接点61a,61aが導体部材6bを介して電気的に接続されて第1の検出スイッチ61がオンし、第1ばね44の圧縮量が第1の所定量とそれより小さな第2の所定量との間の範囲に存するときに両第2接点62b,62bに導体部材6bの筒部が接触し、両第2接点6b,6bが導体部材6bを介して電気的に接続されて第2の検出スイッチ62がオンするようにしている。尚、上記第1の所定量は、五徳3に調理容器を載置して感熱ヘッド42が押し下げられたとき(正確には、底の平らな調理容器の底面が五徳3に着座するまで感熱ヘッド42を押し下げたとき)の第1ばね44の圧縮量と同等に設定される。
第2実施形態においても、上述した図3に示す制御を行う。これによれば、調理容器が五徳3に載置されていない状態では、点火操作時に点火制限制御が行われて安全であり、また、点火後、鍋振り調理で調理容器を五徳3から多少浮かせても、燃焼制限制御は実行されず、鍋振り調理の調理性が向上する。
ところで、上記第1実施形態において、第2実施形態と同様に、一対の第1接点61a,61aを接点部材6aの上端面に設けると共に、導体部材6bに接点部材6aの上端面に対向する端面を形成し、ばね44の圧縮量が第1の所定量になったときに、両第1接点61a,61aに導体部材6bの端面が接触して第1の検出スイッチ61がオンするように構成することも可能である。然し、この場合には、導体部材6bの端面が第1接点61a,61aに接触すると、感熱ヘッド42をそれ以上押し下げられなくなる。そのため、底面が下方に丸く窪む中華鍋を五徳3に載置する際、中華鍋の底面が五徳3に着座する前に、感熱ヘッド42が押し下げ不能となって、中華鍋を五徳3に安定して載置できなくなる。そこで、第1実施形態では、接点部材6aの内周面に第2接点62a,62aに加えて第1接点61a,61aを設け、導体部材6bが第1接点61a,61aに接触した後も、感熱ヘッド42を押し下げられるようにしているのである。
尚、第2実施形態では、第1ばね44の圧縮で導体部材6bの端面が接点部材6aの上端面の第1接点61a,61aに接触した後も、第2ばね44の圧縮で感熱ヘッド42の押し下げが許容される。そのため、中華鍋を五徳3に安定して載置することができる。
また、第2実施形態の変形例として、導体部材6bを接点部材6aの外周面に嵌合可能な形状に形成し、接点部材6aの外周面に第2接点62a,62aを設けると共に、接点部材6aの下端部の上向きの端面に第1接点61a,61aを設けて、第1ばね44の圧縮量が第1の所定量になったときに、導体部材6bの下端面が第1接点61a,61aに接触するように構成することも可能である。更に、第2実施形態の変形例として、接点部材6aの導体部材6bが嵌合する周面に、上記第1実施形態と同様に、第1接点61a,61aと第2接点62a,62aとを上下方向に位置をずらして設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記第1、第2実施形態では、接点部材6aを絶縁材料製としているが、これを金属製とし、各第1接点61a及び各第2接点62aを絶縁材を介して接点部材6aに固定してもよい。また、導体部材6bの表面に両第1接点61a,61a及び両第2接点62a,62aに跨って接触可能な導体を取り付ければ、導体部材6bを絶縁材料製とすることも可能である。
また、上記第2実施形態では、上下2個のばねのうち下側のばねをばね定数の小さな第1ばね44としているが、第1ばね44を上側のばねとすることも可能である。更に、上記第1、第2実施形態では、ばね44や第1ばね44の下側に接点部材6a、上側に導体部材6bを配置しているが、接点部材6aと導体部材6bを上下逆に配置することも可能である。
1…天板、2…コンロバーナ、3…五徳、4…鍋底温度センサ、41…支持パイプ、42…感熱ヘッド、43…感熱素子、44…ばね、44…第1ばね、44…第2ばね、6…検出スイッチ、6a…接点部材、6b…導体部材、61…第1の検出スイッチ、61a…第1接点、62…第2の検出スイッチ、62a…第2接点。

Claims (5)

  1. 環状のコンロバーナで囲われるバーナ内方空間に挿通される上下方向に長手の支持パイプの上端部に上方に付勢して支持される、感熱素子を内蔵する感熱ヘッドを有する鍋底温度センサを備え、天板上の五徳に調理容器を載置したときに、感熱ヘッドが調理容器の底面に当接して押し下げられるようにしたガスコンロであって、
    五徳に調理容器が載置されているか否かを検出するために、感熱ヘッドが押し下げられたときにオンする検出スイッチを備え、コンロバーナの点火操作時に検出スイッチがオフであるときは、コンロバーナの点火を禁止する点火制限制御を行い、コンロバーナの燃焼中に検出スイッチがオフしたときは、コンロバーナの火力を弱めることと消火することとの少なくとも一方を含む燃焼制限制御を行うものにおいて、
    感熱ヘッドに、支持パイプに対し感熱ヘッドを上方に付勢するばねと、検出スイッチとが収納され、
    検出スイッチは、ばねを挟んで上下方向に対峙する接点部材と導体部材とを有し、接点部材と導体部材は互いに嵌合可能な形状に形成され、接点部材に、第1の検出スイッチとして機能する互いに電気的に絶縁された一対の第1接点と、第2の検出スイッチとして機能する互いに電気的に絶縁された一対の第2接点とが上下方向に位置をずらして設けられ、
    ばねの圧縮量が、五徳に調理容器を載置して感熱ヘッドが押し下げられたときのばねの圧縮量と同等に設定される第1の所定量になったときに、両第1接点が導体部材の接触で電気的に接続されて、第1の検出スイッチがオンし、ばねの圧縮量が第1の所定量とそれより小さな第2の所定量との間の範囲に存するときに、両第2接点が導体部材の接触で電気的に接続されて、第2の検出スイッチがオンするようにし、
    点火制限制御は、第1の検出スイッチがオフであるときに行い、燃焼制限制御は、第2の検出スイッチがオフしたときに行うことを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記感熱ヘッドに、前記ばねとしてばね定数の異なる上下2個のばねが収納され、これら2個のばねのうちばね定数の小さなものを第1ばね、ばね定数の大きなものを第2ばねとして、前記接点部材と前記導体部材は、第1ばねを挟んで上下方向に対峙し、前記第1の検出スイッチがオンする前記第1の所定量は、前記五徳に調理容器を載置して感熱ヘッドが押し下げられたときの第1ばねの圧縮量と同等に設定されることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記感熱ヘッドに、当該感熱ヘッドを上方に付勢する単一のばねを収納した請求項1記載のガスコンロであって、前記接点部材の前記導体部材が嵌合する周面に、前記一対の第1接点と前記一対の第2接点とが上下方向に位置をずらして設けられることを特徴とするガスコンロ。
  4. 請求項2記載のガスコンロであって、前記接点部材と前記導体部材は、接点部材と導体部材の嵌合状態で上下方向に近接対向する端面を有し、接点部材の端面に前記一対の第1接点が設けられ、接点部材の導体部材が嵌合する周面に前記一対の第2接点が設けられ、前記第1ばねの圧縮量が前記第1の所定量になったときに、両第1接点に導体部材の端面が接触するように構成されることを特徴とするガスコンロ。
  5. 請求項2記載のガスコンロであって、前記接点部材の前記導体部材が嵌合する周面に、前記一対の第1接点と前記一対の第2接点とが上下方向に位置をずらして設けられることを特徴とするガスコンロ。
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