JP5563863B2 - 減衰力可変式ダンパ - Google Patents
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Description
さらに、開閉部及び支持部は、ピストンの直径を通る直線を挟んでこの直線の両側に設けられている。また、環状の段部は、開閉部との干渉を避けるように設けられている。すなわち、支持部と開閉部との間隔が離れており、かつ、開閉部とポート孔との間に隙間を形成するための障害物が一切存在しない。そのため、開閉部がポート孔を確実に閉塞することができる。その結果、開弁圧を高めることができるため、衝撃が生じた際の減衰力を増加させることができると共に、減衰力の可変幅を広げることができる。
前記開閉部が前記ポート孔を閉じた際に、前記傾斜面は、前記バルブと面接触することが好ましい。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る減衰力可変式ダンパを備えたダンパユニットの断面図を示す。ダンパユニット10は、減衰力可変式ダンパ(ショックアブソーバ)1と、コイルスプリング11とからなっている。ダンパユニット10は、下端が車両の車輪側のサスペンションアーム(図示省略)に固定し、上端が車両の車体側のアッパマウントに固定することができる。
図10に、本発明の第2の実施形態に係る減衰力可変式ダンパのピストン上部周りの拡大図を示す。図10(a)は、電磁ソレノイド9(9a、9b)に通電されておらず、かつ、上室2aと下室2b間に差圧が生じていない状態を示し、図10(b)は、電磁ソレノイド9(9a、9b)に通電され、及び又は、上室2aと下室2b間に差圧が生じ上室2aの圧力が下室2bより高くなっている状態を示している。第2の実施形態は、第1の実施形態に比べて、バルブ7(7a)は、開閉部22aと支持部21との間で屈曲し、開閉部22aは、上端面3aから離れる方向に角度θ1だけ反っている点が異なっている。この相違点により、開閉部22aは、ポート孔6aを閉じた際に、ポート孔6a周辺の上端面3aとより一層容易に面接触することができる。確実にポート孔6aを閉塞でき、開弁圧を高め、減衰力を増加させることができる。そして、減衰力の可変幅を広げることができる。
図11に、本発明の第3の実施形態に係る減衰力可変式ダンパのピストン上部周りの拡大図を示す。図11(a)は、電磁ソレノイド9(9a、9b)に通電されておらず、かつ、上室2aと下室2b間に差圧が生じていない状態を示し、図11(b)は、電磁ソレノイド9(9a、9b)に通電され、及び又は、上室2aと下室2b間に差圧が生じ上室2aの圧力が下室2bより高くなっている状態を示している。第3の実施形態は、第1の実施形態に比べて、ポート孔6a周辺の上端面3aは、支持部21周辺の上端面3aに対して角度θ2だけ傾斜している点が異なっている。この相違点により、開閉部22aは、ポート孔6aを閉じた際に、傾斜面であるポート孔6a周辺の上端面3aと、より一層容易に面接触することができる。確実にポート孔6aを閉塞でき、開弁圧を高め、減衰力を増加させることができる。そして、減衰力の可変幅を広げることができる。
2 シリンダ
2a 上室
2b 下室
3 ピストン
3a 上端面(弁座、弁体に対向する対向面)
3b 下端面(弁座、弁体に対向する対向面)
3c ピストン本体
5 ダンパオイル
6、6a、6b ポート孔
7、7a、7b バルブ(バルブ本体、弁体)
8、8a、8b シム(段部、バルブの一部)
9、9a、9b 電磁ソレノイド
16 隙間
21 支持部
21a 外周固定部
22 可動部
22a 開閉部
23 ヒンジ部
24 オイル流入孔
25 オイル流出孔
26 ロッド貫通孔
Claims (3)
- 筒状のシリンダと、前記シリンダにスライド可能に取付けられ前記シリンダを二つの室に区画するピストンと、前記ピストンに設けられ前記二つの室を連通させるポート孔と、前記ポート孔を開閉し流動するダンパオイルの流れを制御する板状のバルブと、前記バルブの開弁圧を可変する電磁ソレノイドとを備えた減衰力可変式ダンパにおいて、
前記バルブは、
前記ピストンに接することで前記ポート孔を閉じ、前記ピストンから離れることで前記ポート孔を開ける開閉部と、
前記開閉部を開閉自在に支持する支持部と、
前記開閉部の外周を囲むように当該開閉部から独立して設けられて前記支持部に連なる環状の外周固定部と、
前記ピストンと前記外周固定部との間に介在させて前記開閉部との干渉を避けるように設けられ、前記ピストンと前記開閉部との間に隙間を形成するための環状の段部とを有し、
前記開閉部及び支持部は、前記ピストンの直径を通る直線を挟んでこの直線の両側に設けられ、
前記開閉部は、前記電磁ソレノイドに通電されておらず、かつ、前記二つの室の間に差圧が生じていない状態では、前記ポート孔を開けていることを特徴とする減衰力可変式ダンパ。 - 前記バルブは、
前記開閉部と前記支持部との間で屈曲し、
前記開閉部が前記ポート孔を閉じた際に、前記ポート孔周辺の前記ピストンの端面と面接触することを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変式ダンパ。 - 前記ポート孔周辺の前記ピストンの端面は、前記支持部周辺の前記ピストンの端面に対して傾斜した傾斜面であり、
前記開閉部が前記ポート孔を閉じた際に、前記傾斜面は、前記バルブと面接触することを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変式ダンパ。
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JP2010076835A JP5563863B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 減衰力可変式ダンパ |
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JP2010076835A JP5563863B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 減衰力可変式ダンパ |
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JP2011208721A JP2011208721A (ja) | 2011-10-20 |
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Family Applications (1)
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2010
- 2010-03-30 JP JP2010076835A patent/JP5563863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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